October 26, 2007 21:17

キーン、衝撃の勧告! 吾郎、ノーヒットで失意の自主降板! / 今週の「MAJOR」 2

 一死満塁のピンチでシリードの打ち損じのレフトフライでスタートを切った三塁走者・ギャメロンだが、ダンストンからの素晴らしい返球を見て、すかさず三塁へ逆戻りし、間一髪セーフ。かくして、ノーヒットノーラン続行中ながらも、二死満塁の大ピンチで難敵・コジローを迎える事となった。しかし、吾郎は初球、いきなりショートバウンドのボール球。TVで見ているギブソンも、ブルペンのワッツも、何より、ステーシー監督もここは交代させた方がいいと分かっていながらも、オーナー命令で動けない。快挙達成を願ってやまないオーナーはたとえ打たれても、吾郎にはいい経験になるなどと綺麗事をぬかしつつ、交代させれば監督はクビだと息巻いていた。体は鉛の様に重くなっていく一方で、コジローに逆転グランドスラムを被弾するイメージまで思い浮かべてしまうなど、すっかり心あらずの吾郎がセットポジションの儘、なかなか投げられずにいた事に焦れたコジローが一旦、タイムを取ると、これ幸いとキーンがマウンドへ。記録がかかっている所為か、ベンチから吾郎を交代させられない事を察知したキーンは吾郎に対して、記録に拘らず、ここでワッツに代われば、逃げ切れる試合だとして、自らマウンドを降りる様に進言。球が走らず、制球も定まらないばかりか、集中力すら途切れてしまっている今の状態では確実に打たれると言う指摘に返す言葉のない吾郎はうなだれる様に自ら降板するのだった。TVで見ていた寿也は初めて見る吾郎の小さな背中にショックを受け、今、吾郎に起きている異変に大きな不安を覚えるのだった。

 あそこで三塁走者が逆戻りなんて展開、読める訳ゃない。ひねくれていると言うか何と言うか、無理矢理、読者の予想を外そうとしている印象を受けたのだが、コジローと決着をつけるまでもなく自ら降板と言うのは、いい意味で裏をかかれた格好だ。勝負にビビる吾郎の姿と言うのは対海堂一軍での千石相手以来な気がするが、寿也が感じた様に、事態はこちらの方が遙かに深刻だろう。とりあえず、これで首脳陣はお咎めなしの可能性が高まったが、吾郎ばかりか、降板を進言したキーンまでがオーナーの怒りを買ってしまいそうで少々心配だ。さて、気になるのは、果たして、吾郎の復活に沢村の伏線が絡むのか否かだが…

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