August 13, 2007 22:32

吾郎、ふて寝モード! 帰国寸前の清水と対面なるか!? / 今週の「MAJOR」 2

 アメリカの優勝でW杯が幕を閉じてから一夜明け、ギブソンの元に、Jr.が優勝報告に訪れていた。ギブソンは開胸しないカテーテル手術で済み、2,3日中にも退院出来るとあって、明るい表情を見せるJr.。劇的なサヨナラアーチにより、堂々のMVPに輝いたJr.だが、自分の中でのMVPは間違いなく父・ギブソンだと、獲得したトロフィーを献上しようとする。結局、共に戦った最初で最後の舞台での栄誉は大切に持っていろと、突っ返されてしまうのだが、ぶつくさと文句を言いながらも、まんざらでもないJr.だった。一方、日本ナインの帰国組は早くもホテルを立とうとしていたが、吾郎はバツが悪いのか、ふて寝したまま、見送りにも来ない。楽観視する眉村とは対照的に、寿也は何やら気がかりな様子を見せていた。背を向けたまま、ベッドでふとんをかぶっている吾郎の部屋にやってきた茂野は吾郎の返事がはないにも拘わらず、、102マイルを打たれた吾郎の事を誰も責めはしないし、今回の敗戦を変に引きずらなければ、メジャーのマウンドが約束されていると一方的に激励。左腕転向以来、左肩を下にして寝たりしない事を分かっていた茂野は吾郎の狸寝入りを当然の様に気付いていたのだった。茂野が去った後、吾郎の部屋の電話が鳴る。一方、清水は吾郎が今の落ち込んでいる姿を見られたくないと思っているだろうし、自分もかける言葉がないと、美穂と共に黙って帰国すべく空港に向かっていた。美穂から、傷ついた吾郎を癒してあげられるのは清水だけだと諭されるが、乗る飛行機は変更出来ないし、もう間に合わないと落胆するが、美穂は機転を利かせて、吾郎へ電話で搭乗便の時刻を知らせていたのだった。出発ギリギリまで吾郎が来る事を信じて空港で待つ清水だが…。

 吾郎の異変話はどうなったんじゃ〜。いや、そんな事よりも沢村の伏線は!? ストーリー上、さして重要とも思えない沢村の伏線の方が吾郎の異変なんぞより、遙かに気になる…なんて人は、果たして、日本に何人いるのかね?(一応、先日「沢村の伏線」って検索ワードでウチに来た人がいたけど…)。大概の人は、「一体、沢村の伏線って何の事だ?」と、伏線が張られている事自体、気付いてすらいない気がするのだが…。自分で張った伏線を忘れてしまったり、他のネタに夢中になっているうちに伏線が劣化し、今更、回収してもしょうがなくなったりして、スカシネタと化す水島氏の様な展開だけは避けて欲しいものだ。それにしても、Jr.のツンデレぶりが相変わらず、ラブリーだね。ツンデレっつーか、もう殆どデレデレだよな。ギブソンは大仰に倒れた割には、かなり元気そうで何だか拍子抜け。勿論、試合中は決死の覚悟だったのは分かってるけどさ。茂野がとりあえず、父親らしい所を見せてくれたのには満足。W杯中は全く冴えない役どころだったけど、この人は吾郎が打ちのめされている状態になると、結構、カッコいいよな。一方、決勝戦の間はただの観客の一人と化し、マウンドの吾郎にプラスになる事は何一つもたらさないなど、存在感がかなり希薄になってしまっていた清水。寿也との一件の借りを返さんとばかりに奮戦する美穂が健気だね。学生時代はこういう時に強気な発言で吾郎を叱咤するのが清水だったんだが、最近、すっかり弱気キャラになっちまってるので、そろそろ一発かまして貰いたい。しかし、清水によって、吾郎が完全に立ち直ってしまったら、例の異変とやらは消化されない気もするし、清水効果が何もないと言うのでは、あまりにも清水が不憫過ぎるのだが…。

MAJOR 64 (64)

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