June 26, 2007 06:48
桑田、5戦連続無失点! 破戒僧・清原にエール!
桑田がエンゼルス戦で6度目の登板。2−3と1点ビハインドで迎えた7回にマウンドに上がった桑田だが、この日の主審はストライクゾーンが狭い事に定評のあるマルクスとあって、得意のコーナーワークを駆使しきれず、またデビュー戦以来となるデーゲームに苦しんだ。前回のデーゲームは曇天だったが、この日は晴天。「光の関係か、練習の時から高めにしかいかなくて、アジャストするのに時間がかかった」と言う桑田はいきなり先頭のフィギンズを歩かせると、続くカブレラにはセンター前へ弾き返された。ゲレロをサードへのファールフライに打ち取った後、クインランに対しては0−2とボールが先行し、この間に二盗を許して、一塁が空いた為に敬遠を指示され、一死満塁の大ピンチ。しかし、ここからが逆境に強い桑田の真骨頂。敬遠を指示された際に投げた2球のボールに「感覚を取り戻そうと、凄く集中した」と、フォームや制球をアジャストさせた桑田は「コーナーは取ってくれないから、スピードの変化しかない」と、奥行きを使った揺さぶりでケンドリックをあっさり2−0と追い込み、最後はツーシームで空振りの三球三振。続くモラレスも低めに決まるカーブでセカンドゴロに打ち取り、見事にピンチを切り抜けた。続く8回も簡単に二死を取り、お役御免。敬遠のボールすら無駄にしない仕事人ぶりを見せつけ、5試合連続の無失点投球だ。盟友の破戒僧・清原が左膝の検査の為、渡米したばかりだが、桑田の投球に励まされたと言う破戒僧・清原に対して、桑田は「青春時代の楽しい時、辛い時を共に過ごした仲間。僕が頑張ってる限り、彼は大丈夫。苦しんでいると思うが、いい方向に進んでいて貰いたい。とにかくもう一度だけ背に立つ姿を見たい。頑張って欲しい」と熱いエールを送った。ところで、桑田のカーブは虹の様な軌道を描くとして「レインボーボール」→「レインボール」と呼ばれていた筈だが、地元紙ピッツバーグ・ポストガゼットのデジャン・コパセビック記者が「どう見てもあれは普通のカーブじゃない。鈴木一朗が三振した特別な球。名前が必要だ」として、何を血迷ったか「スシ・ボール」などと命名。26日付の紙面で特集記事を組み、これを発表する意向を示したとか…。アメリカ人の日本人に対するこういう発想は何とかならんものか…。寿司とあのカーブの関連性が一体どこにあるのやら…。「レインボール」だと「虹球」ではなく「雨球」じゃないのか?といつもひっかかるので、普通に「レインボーカーブ」とかでいいと思うのだがなぁ…。あるいは「レインボースパークボール」でも可…って、童夢くんか!
桑田真澄―ピッチャーズバイブル18
ランキング投票にご協力下さい→ 人気blogランキング