June 23, 2007 10:08
桑田、2回無失点の好投! 鈴木一朗との初対決は空振り三振!
桑田が前回に続いて、マリナーズ戦に中継ぎ登板。0−3と3点ビハインドで迎えた6回、2番手としてマウンドに上がった桑田はまずは先頭のベルトレからメジャー初の空振り三振を奪うと、続くセクソンも簡単に2−0と追い込んだ末にショートゴロに打ち取る。ピドロにはショートへの内野安打を許したものの、続きベタンコートは低めに集める丁寧な投球でまたも空振り三振。そして、2イニング目となった7回、前回はお預けとなった鈴木一朗とのメジャー初対決がいよいよ実現。95年のオープン戦以来、実に12年ぶりの対戦だ。「色々駆使しないと打ち取れないですよ。一番いいバッターだから」と鈴木一朗を警戒する桑田は、幸いにも6回を9番で終わらせた事により、7回の攻撃中に捕手のドーミットと配球の打ち合わせを済ませ、ポンポンと小気味良く投げ込んだ。初球は内角高めのボールで体を起こすと、2球目はチェンジアップを対角線上の外角低めに決める。3球目はきわどく内に外れるスライダーで空振りを奪い、2−1と追い込むと、4球目は得意のカーブを外角低めへ。大きく緩急をつけられた鈴木一朗はボールコースに外れるこの球に振らされ、そのバットは空を切った。「(前回は抑えて欲しいと言う気持ちがどこかにあったが)打ち取って頂こうなんて全く思っていない。打つ気満々でいった」と感傷を捨てて勝負に臨んだ鈴木一朗だが、巧みなコーナーワークに翻弄され、ボール球を立て続けに振らされての完敗。「参りました。どのボールにも意図がある。それは感じました。昔の(全盛期の)自分ではない受け入れている。それはなかなか出来る事ではない」と、桑田の投球に脱帽した。桑田はこの後、ロペスを外角低めのスライダーで見逃し三振に斬ってとり、これで3者連続三振。そして、続くイパネスをピッチャーゴロに仕留めて、2回を4三振無失点の好投でお役御免。全26球中21球がストライクと、「ストライク・スローイングマシーン」の異名に恥じない素晴らしい制球力だった。コルボーン投手コーチも「今後、投球機会は増えていくだろう」と桑田の評価は高まる一方で、状況次第では先発登板のチャンスもあるのではないかと囁かれているとの事だ。
こぼれ落ちた一球―桑田真澄、明日へのダイビング
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