May 23, 2007 23:18
カリメロ、6回無失点で移籍初勝利! 田中幸、会心2ランで金刃にプロ初黒星! / 今日のプロ野球
◆F4−2G◆
交流戦黒星スタートで昨年の悪夢を思い出しつつある巨人だが、この日は初回からエース・ダルビッシュを相手に、移籍1年目でジンクスに対する不安のないガッツのタイムリー二塁打等で2点を先制する上々の滑り出し。しかし、その裏、先発のルーキー・金刃が簡単に二死を取った後に2人の走者を背負うと、小谷野に走者一掃のタイムリー二塁打を浴びて、あっさり振り出しに。更に、2000本安打はまだまだ通過点に過ぎないとばかりに田中幸にレフトスタンドへ勝ち越し5号2ランを放り込まれて、この回、悪夢の4失点。巨人は立ち直ったダルビッシュの前にマッスル千代の富士が猛打賞と一人気を吐いたものの、松田記者が悉くゲッツーで潰すなど、チグハグな攻撃を展開。結局、2回以降、追加点を奪えずにダルビッシュに完投を許し、交流戦2連敗で首位転落。昨年同様、大転落の気配が現実味を帯びてくる不吉な展開だ。金刃も2回以降は立ち直りを見せたものの、初回の4点が最後まで響き、ついにプロ初黒星。勝った日本ハムは4連勝でついに借金を完済した。
◆M2−5D◆
ロッテは初回、堀,フクーラの連続二塁打で1点を先制。以降も再三チャンスを作りながら、攻めあぐねていると、4回、荒木が足を痛めて登録抹消となった中日はT.ウッズの犠飛で同点に。その後、膠着状態となったが、7回にロッテがTSUYOSHIのタイムリーでついに勝ち越しに成功。しかし、直後の8回、先発・小野からマウンドを引き継いだ藤田が無死一、二塁のピンチを作ってKOされると、代わった薮田も井端に同点タイムリー二塁打を許し、更に、堀のタイムリーエラーで勝ち越し点を献上。中日は9回には中村紀,李のタイムリーでダメ押しの2点を追加すると、最後は守護神・岩瀬が締めて、逃げ切りに成功。これで中日は巨人と入れ替わりて、首位に返り咲き。敗れたロッテの連勝は3でストップ。
◆H1−3T◆
セ・リーグではなく水島の呪いと言う強大な敵と戦い続けているソフトバンクだが、先発・和田が立ち上がりからピリッとせず、初回からキュラソ星人のタイムリー二塁打で先制を許すと、2回には林にタイムリーを浴びて、2点目を献上。2回で早くも4残塁と拙攻モードのソフトバンクは4回にアダムの一発で応戦するも、後が続かない。中盤から立ち直りつつあった和田だが、7回に一死三塁のピンチを背負ってKO。2番手・佐藤は二死まで持ち込んだものの、シーツにタイムリーを許し、痛恨の3点目を献上。阪神は6回途中から早くも久保田を投入。7回途中からはウィリアムス,8回途中からは藤川と早めに繋ぐJFKリレーでソフトバンクの反撃を断ちきった。
◆Bs7−7C◆
序盤は点の取り合い。初回に求道者・前田の2点タイムリーで先制した広島は2回には梵がタイムリー,3回にもエラー絡みで2点を追加し、偽バファローズ先発・吉井をKO。一方、偽バファローズも2回に的山が2点タイムリー,4回にも内野ゴロの間に1点を加え、2点差と詰め寄る。中盤は両軍攻めあぐねていたが、広島は8回に代打・緒方のタイムリー等で貴重な2点を追加。しかし、粘る偽バファローズはその裏、代打・後藤のタイムリー二塁打で2点を返すと、土壇場9回には抑えの永川の制球難をついて、3四球で満塁とすると、ラロッカが2点タイムリー二塁打を浴びせて、延長に持ち込んだ。前回のプロ初勝利でようやく勝ち運を掴んだかに思われた広島先発・青木高だが、今度はリリーフ陣に足を引っ張られて、白星を粉砕される事となった。10回一死一、二塁の大ピンチを逃れた広島は直後の11回に二死満塁とするも、ルパン広瀬が凡退し、三者残塁。偽バファローズもその裏、無死一、二塁と絶好のサヨナラにローズがゲッツーを食らうなど、あとが続かず、結局、両軍決め手に欠き、試合は12回規定でドロー。
◆E5−4S◆
セ・リーグ相手に初めての投球となるルーキー・田中は初回に寿司職人ラミレスのタイムリーで先制されると、2回にも併殺崩れの間に1失点。その裏、フェルナンデスの一発で追い上げて貰ったのも束の間、3回に一死満塁のピンチを迎えた所であえなくKO。しかし、代わった朝井が宮本をゲッツーに仕留めて、このピンチを切り抜けると、その裏、礒部にタイムリー二塁打が飛び出して、試合は振り出しに。2−2の儘、迎えた8回、悪の温床・楽天は代打・憲史のタイムリーでついに勝ち越しに成功。あとはクローザー・福盛投入で逃げ切り…と行きたい所だったが、二死から真中に内野安打を許すと、続く寿司職人ラミレスに痛恨の2ランを被弾し、一気に形勢逆転。今度はヤクルトが守護神・高津投入で逃げ切りを図ったが、こちらも草野に同点タイムリーを浴びて、試合は延長に突入した。迎えた10回、2イニング目となる高津に対して、悪の温床・楽天は二死二塁の場面で途中から守備に入っていた高須がセンター前へタイムリーを浴びせて、サヨナラ勝ち。土壇場で一度は引っ繰り返しながら、逆転負けのヤクルトはこれで3連敗となった。
◆L1−2YB◆
大ベテラン・カリメロとルーキー・岸の対決となったこの試合、先手を取ったのは横浜。2回に古木,金城,吉村の3連打で先制すると、4回には藤田のタイムリー二塁打で2点目を追加。移籍後、投げる度にオヤジ狩りの悲劇に遭っていたカリメロだが、この日は久々の古巣相手に立ち上がりから持ち味のコーナーワークが冴え渡り、6回まで無失点の好投でお役御免。8回に3番手・木塚がカブレラにタイムリーを浴びたものの、最後はクルーンが無難に抑え、実に20日ぶりのセーブ。これで横浜の連敗はようやく8でストップ。カリメロは6試合目にして、移籍初勝利をマークした。23年連続の白星は日本新記録。
ランキング投票にご協力下さい→ 人気blogランキング
トラックバックURL
トラックバック一覧


コメント一覧
1回は犠打が決まりましたが、2度目はバント失敗の結果の強攻策の併殺打だったようです。3度目も結局強攻策で併殺打。谷選手はもっと巨人時代の川相さんを見習って欲しいです。
確実にバントを決めてくれましたが、1994年の開幕戦の1回裏にバスターエンドランを決めて、1塁ランナーグラッデンがホームイン。あれは今でも覚えていますよ。
94年の川相のエンドランは鮮烈でしたねぇ。
やはり、バントもエンドランも自在に出来て
最悪でも進塁打を打てる男が2番にいる
と言う安心感は絶大なものがあります。
松田記者は本来、2番タイプではないので
仕方のない部分はあるのでしょうが
シーズン通して2番を任されている以上
求められている役割をこなせる様
修練を積んで貰いたいものですね。