February 25, 2007 15:17

不登校児を救え! 山田、怒濤の物量作戦! / 今週の「ドカパロSS 地獄変」 1

 孤高の天才・殿馬がストーカー八百長女に拉致監禁され、強制入籍にまで追い込まれていると言う絶体絶命の危機に見舞われている中、2007年のシーズンに向け、一人ランニングをしていた山田は長屋へ帰ってきた所で見知らぬ女性に声をかけられる。女性はあけぼの幼稚園の木ノ内彩子と名乗り、自分の教え子の事で相談があると言うのだ。太っていながら、運動神経がいい事でやっかまれ、デブだのブタだのといじめられていた子・哲也に対して、彩子は同じく太っていながら、プロで活躍している山田の事を例に挙げ、「ドカベン」のあだ名を授ける事で庇おうとした。しかし、交流戦で地元・横浜相手に山田が打ちまくった事により、郷土愛あふれる園児達から更なるバッシングを浴びる結果になってしまった。リーグが違うので山田を引き合いに出しても何ら問題はないと思っていた彩子だが、交流戦の存在を知らなかったのだ。哲也はついに登校拒否状態になってしまった為、手紙を出して励まして貰えないかと頼む彩子。「ドカベンと呼ばれている兄貴が一番責任があるんだから書くべきよ」などと、サチ子の理不尽なツッコミにより、渋々ながら依頼を受ける事にした山田は、頼まれたのは手紙を書いてやる事だけだと言うのに、筆無精の為、手紙を書くのが面倒くさかったのか、何故かユニフォーム姿で哲也宅を強襲。必死こいて説得を図るも、なかなか手応えがなく、埒があかないと察知した山田はついに最終手段としてグラブ,ボール,チケットと怒濤の物量作戦を敢行。サッカー少年の哲也に対し、的外れかと思われたこの安い作戦だったが、いともあっさりと哲也の籠絡に成功。哲也は調子ぶっこいて明日から野球をやるだのとぬかす始末で、何はともあれ登校拒否症は治った模様。物量作戦と言う短絡な方法ながらも、問題が片付いて安堵する彩子と山田は何やらいい雰囲気で帰路に就くのだった。

 今週から始まった「ドカパロ」第3シリーズの「地獄変」だが、新連載早々、色恋沙汰で唯一、ハブにされていた山田の話かよ…。しかも、お相手はポッと出キャラとは、実に残念な展開である。「ドカパロSS」の最終回での山田の発言により、遥(夏子はんの娘にあらず)は完全に忘れ去られている事が明らかになった訳だが、遙どころか、山田の最初のライバルである小林真司を忘れてしまう様な水島氏に小林稔子を思い出せと言うのは、やはり無茶だった様だ。3年夏の甲子園でプラカードを持った明子とか突然現れんかなぁなんて希望は無謀そのもの。山田にはこういう母性豊かな女性が似合うっちゃ似合う気はするが、主役の相手がこんなとってつけた様なポッと出キャラでいいのかね? まぁ、まだそういう仲になると決まった訳でもなし、彩子とやらも、遥同様に水島氏の記憶から消え去る可能性もある訳だが…。それにしても、山田の新しい出会いって、不可抗力ながらも誰かの心身を傷つけた事による尻拭い的なものばかりだな…。中学時代に小林真司の目をスパイクして、小林稔子と出会い、高校時代はマー坊にホームランボールをぶつけて徹夜で見舞いをし、プロに入ってからはまたも子供にホームランボールをぶつけて見舞いに行って、姉の遙と出会い、今度はいじめられっ子訪問で彩子と…。あえて責任を感じるとすれば、小林の時くらいで、今回に関しては言いがかり以外の何物でもないよなぁ。こんな事でいちいち訪問してたら(頼まれたのは手紙を書く事だけだったが)、キリがない。万一、こういうエピソードが全国紙に報道されたりしたら、山田の所には山の様に訪問依頼がやって来そうだ。実は今回の話は山田を騙してプラチナチケットをゲットするべく、彩子と哲也の間で交わされた巧妙な作戦だったりしたら嫌だなぁ…。こういうの悉く引っかかりそうだよ、山田…。そもそも、「ドカベン」の由来は「でかい弁当箱」であって、本人がデブである事は一切関係ないのだ(土門は何故「ドカベン」なのかは不明だが、こちらもデブである事など全く関係ないのは見ての通り)。にも拘わらず、彩子は暗に山田を(運動神経はいいが)デブでブタの様な男と思っているかの様な発言を連発。山田は山田で自分のあだ名の由来を忘れているらしく、彩子の発言を全て肯定してしまってるし、哲也との説得成功後も「(すごいお腹だ、と言われて)そうだよ、だからぼくはドカベンなんだ」とかぬかしてるし、もうすっかりデブだから「ドカベン」なのだと思い込んでしまっている様子。さておき、山田の説得術は酷い安直なものだったなぁ。結局、有名人効果&物量作戦じゃないか。この儘では、哲也がこの後、幼稚園に通い出しても、結局、いじめは続くと思うのだが…。説得すべきは哲也よりもむしろ、いじめっ子達の方だろう。哲也がいじめられている所に山田が登場し、デブにも人権はある事を説き、横浜をカモにする事に対してもそれなりの釈明をする事によって、いじめっ子達の哲也に対する敵愾心をなくさせる手段を取るべきではなかろうか。それにしても、あけぼの幼稚園生の郷土愛の過激さは凄まじいね。山田だって、地元の星の筈なのに、たかだか年に6試合しかない横浜戦でパカパカ打っただけで、怨敵呼ばわりされてしまうとは、何て不憫なんだ…

不登校から脱出する方法
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コメント一覧

1. Posted by こーいち   February 25, 2007 18:48
3 初めまして(≧▼≦)
明訓の連中に続々と恋話が出てきてますが、三太郎はどうなってるんですか?もう結婚してるんですか?それとも水島氏は三太郎をはぶきたいんですかね?笑
2. Posted by かしわぎ   February 25, 2007 19:05
3 確かにサチ子もものすごいいいがかりですよねw
あの殿馬ですらプロに入ってから「太ってるからドカベンで痩せたらトカヘンづら」とか言ってますし完全に忘れられてるようですね。。。
3. Posted by ギア   February 27, 2007 21:28
>たかだか年に6試合しかない横浜戦でパカパカ打っただけで

セリーグの首位いじめとかはしなかったんですかね、スターズ。どうせ全球団に勝ち越してるんでしょうし。まあ、横浜相手に打率と打点を稼いだ、ってことが気に食わないんでしょうが、園児たちは。

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