December 20, 2006 22:10
眉村、あっさり完全復活! Jr.、痛恨のチャンスブレイク! / 今週の「MAJOR」
「海堂の誇りを胸に───、俺はまだまだ強くなる」
寿也の言葉で目が覚めた眉村はカウント0−2からの3球目を外角一杯に決まる変化球でストライクを取る。ボールにさっきまでの怯えがなくなっている事を察知したJr.は父・ギブソンがいない今、打ち勝つしかないと意気込むも、甘く入ってきた4球目を打ち損じてファール。吾郎はこの球場の雰囲気にプレッシャーを感じているのは眉村だけでなく、Jr.も同じなのだと感じていた。しかし、Jr.は続く5球目の低めのフォークに辛うじてバットを止めて、フルカウント。鳴り止まぬ大USAコールに包まれながら、マウンド上の眉村はこの雑音が自分の好きなドヴォルザークの交響曲第9番に聴こえると感じる程にコンセントレーションが高まっていた。かくして投じられた6球目は滑り落ちるースライダーが膝元に見事に決まり、Jr.は無念の空振り三振。主砲・バーンズも今の球は自分達でも打てなかった、と眉村が立ち直った事を確信。3点ビハインドでの眉村の復活はこの先、厄介だと憂うのだった。
眉村はドヴォルザーク好きだったのか。まぁ、それはともかく、Jr.の方もある程度、プレッシャーを感じていた事が追い風となり、眉村は大ピンチを脱出。3点差が微塵も縮まらなかった事で、いよいよ吾郎への繋ぎ方が難しくなってきた。この後、立ち直ったにも拘わらず、打たれてしまう眉村の姿を見せられる可能性が高まった事に一抹の不安を覚えるばかり。やはり、キーマンは未だにヘタレモードが続いているアレックスだろうか。中盤を過ぎても、一向に点差が縮まらぬ膠着状態に陥り、焦燥感に駆られるアメリカ陣営において、唯一、本気で勝とうと言う気のないアレックスのヘタレぶりに業を煮やしたギブソンが病院を抜け出して…なんて展開になりそうな予感…。2戦続けてギブソンによる「喝!」に頼るのもどうかと思うが、アレックスがヘタレ脱却を図れる要素はギブソンの病状を知る事以外になさそうだよなぁ。「メジャー」吾郎・寿也激闘編 4th.Inning
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