October 15, 2006 09:01
各紙の川相引退発表記事
【中日スポーツ】
川相、引退 来季、1軍内野守備走塁コーチに
中日の川相昌弘内野手(42)が今季限りで現役を退き、来季から中日の1軍内野守備走塁コーチに就任することが14日、分かった。今季のナゴヤドーム最終戦となる15日の横浜戦後に、引退セレモニーと本人からファンへのあいさつがある。
「(引退することへの)迷いはまったくなかった。シーズン途中から何となく、考えていたこと。もうぼくがいなくなっても、うちの内野陣は大丈夫だと思ったから」と、川相は引退に至った心境を語った。
現役野手最年長の川相は、今季からメンタルアドバイザーという肩書が加わった。シーズン途中に日本ハムから奈良原が加入したこともあり、04年に巨人から移籍して以来、3年間で最低の出場試合数となった。
7月6日に三塁の守備についたのを最後に、同20日に出場選手登録を抹消され、この日まで1軍には同行したが、選手としての出番はなくなった。この日、球団は川相と話し合いを持ち、選手としては来季の契約はしない旨を通告、あらためて来季の1軍内野守備走塁コーチへの就任を打診した。本人も要請を快諾した。
「リーグ戦は終わるけど、日本シリーズがある。ドラゴンズの選手として日本一になるラストチャンス。がんばりたい」と、川相は21日に開幕する日本シリーズへの意欲を見せた。
15日のナゴヤドーム最終戦では、サードでスタメン出場する。守備の名手であり、犠打の世界記録保持者としてギネスブックにも名前が刻まれている「世界の職人」が、リーグ戦最後の勇姿をドラゴンズファンと駆けつけた家族に見せる。
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【スポーツ報知】
世界一532犠打“バントの神様”川相引退…来季から中日の内野守備走塁コーチに
中日・川相昌弘内野手(42)は14日、今季限りで現役引退することを発表した。球団はバントの名手として、世界記録の532犠打を樹立するなど、プロ24年間で培った実績と、指導力を高く評価。西川順之助球団社長(74)が、来季からのコーチ就任を打診し、本人が快諾した。ポストは1軍の内野守備走塁コーチで、高代野手総合チーフコーチに代わり、三塁ベースコーチも担当することが濃厚だ。
バントの職人がついに、ユニホームを脱ぐ。「迷いはなかった。踏ん切りはついてました」と川相は時折、笑みさえ浮かべた。巨人から移籍して3年目の今季、奈良原の加入や、若手の台頭などで出場機会は49試合と激減。打率2割2分2厘(18打数4安打)、1打点の数字しか残せず、7月20日に出場選手登録から外れて以降、1軍復帰を果たせないままだった。
だが、大ベテランに悔いはない。「野手も育って来てるし、自分がいなくても、大丈夫」若手らの指導役であるメンタルアドバイザーとして1年中、1軍に帯同。落合監督、球団の信頼も厚く、V奪回の陰の功労者でもあった。
「今、こういうチームになっているのは、川相なしでは語れない。いいコーチにもなると思うし、一緒に選手をやってきただけに、パイプ役にもなってくれる」と、落合監督は球団初のリーグ連覇を狙う来季に向け、今度は本当の指導者となる右腕のひとりに、大きな期待を寄せた。
川相はきょう15日、ナゴヤドームでの今季最終戦の横浜戦に三塁で先発出場。試合後、家族も同席し、引退セレモニーに臨む。「(日本シリーズの)40人枠の戦力として考えている」と強調したオレ流監督。本人も「現役で力を貸せるのは、今回がラストチャンス」と力を込めた。悲願である52年ぶりの日本一に力を尽くし、花道を飾る覚悟だ。
◆川相 昌弘(かわい・まさひろ)1964年9月27日、岡山県生まれ。42歳。岡山南高から1982年のドラフト4位で巨人入団。2003年に巨人を退団し、テストを経て中日入り。532犠打の世界記録のほか、ベストナインを1回、ゴールデングラブを6回獲得。つなぎ役に徹した攻撃だけでなく、堅実な遊撃守備でも活躍。24年間の通算成績は1907試合に出場、打率2割6分6厘、43本塁打、322打点(10月14日現在)。176センチ、74キロ。右投右打。推定年俸5000万円。家族は夫人と3男2女。
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【スポニチ】
「バント王」川相が現役引退 コーチに
中日の川相昌弘内野手(42)が今季限りで現役を引退し、来季から内野守備走塁コーチに就任することが14日、球団から発表された。15日にナゴヤドームで引退会見を行い、試合後に引退セレモニーが行われる。532犠打の世界記録を持つ現役最年長野手は、日本シリーズを花道に24年間の現役生活にピリオドを打つ。
世界の「バント王」がついにユニホームを脱ぐ。川相は巨人時代の03年に1度は現役引退を表明したが、そのオフに撤回。21年間在籍した巨人を自由契約となり、中日にテスト入団した。中日では現役最年長野手として活躍を続け、今季は球界初の「メンタルアドバイザー」の肩書でコーチを兼任。7月20日に出場選手登録を抹消された後も1軍に帯同していたが、今季は49試合と出場機会が減っていた。
川相は「決断に迷いはなかった。若手もしっかり育ってくれたし、チームの中でオレの出る状況もなくなった。自分がいなくても大丈夫だと思う」と引退を決断した理由を説明。本拠地最終戦となる、15日に1軍登録され先発出場、16日の広島戦(広島)にも出場する予定だ。
03年8月20日の横浜戦で大リーグ、エディ・コリンズ(アスレチックス)の記録を抜く通算512犠打を達成し、現在は532犠打と世界記録を更新中。今後は日本シリーズの40人枠入りを目指しており、この日も「いつでも試合に出られるように準備はしてかないといけない」と黙々とバント練習をこなした。
21日から始まる日本シリーズでは、新庄との“引退対決”で24年間の現役生活に別れを告げる。堅実な守備と巧みなバントで“職人”と呼ばれた男は「引き続き常勝軍団にしていく手伝いができれば」と話し、来季から1軍の守備走塁コーチとして中日を支える。
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【スポニチ大阪】
川相、今季限りで「現役引退」日本S出場へ意欲
◆ 24年間で532犠打の"世界記録"球史に刻み… ◆
532犠打の“世界記録”を持つ中日・川相昌弘内野手(42)の今季限りの現役引退が14日、球団から発表された。来季は内野守備走塁コーチに就任する。きょう15日にナゴヤドームで引退会見、試合後に引退セレモニーを行う。
ついに、この時が来た。03年10月に21年間在籍した巨人を自由契約となり、11月に中日の秋季キャンプにテスト生として参加し合格。現役最年長野手として活躍を続けてきたが、7月20日に登録抹消されて以来、昇格の機会はなかった。今季は日本野球では初となるメンタルアドバイザー兼任という立場でプレー。野手だけではなく若手投手陣の良き相談相手として“裏方業”にも徹してきた。
引退を決意した理由について川相は「若手もしっかり育ってくれたし、チームの中でオレの出る状況もなくなった」と話した。本拠地リーグ最終戦となる、きょう15日に出場選手登録され先発出場。あす16日の広島戦(広島)にも出場する予定だ。落合監督は日本シリーズの40人枠入りを明言しており「いつでも試合に出られるように準備はしておかないといけない」とこの日も普段と同じ練習メニューをこなした。チーム52年ぶりの日本一を“置き土産”にすべく、大ベテランは残り少ない現役生活を完全燃焼する。
▼落合監督 このチームでの役割は十分に果たしてくれた。今のチーム状況をアイツ無しでは語れない。よく3年間、頑張ってくれた。この先、別の仕事で球団に残る。いいコーチになるだろうし、(選手との)いいパイプ役になってくれるだろう。3年間、お疲れさんと言ってやりたい。日本シリーズは40人枠に入っている。戦力と考えている。
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【日刊スポーツ】
川相の現役引退を発表
中日は14日、川相昌弘内野手(42)の今季限りでの現役引退を発表した。同選手は7月20日に出場選手登録を抹消。その後は川相のために特設された「メンタルアドバイザー」としてチームに帯同、リーグ優勝に貢献した。引退後は1軍守備走塁コーチに就任する。今季の本拠地ナゴヤドームでの最終戦となる今日15日の横浜戦で出場選手登録され、引退試合が行われるが、21日からの日本シリーズでの出場選手40人枠入りが決まっている。
通算532犠打の世界記録を持つ職人が日本シリーズを花道に現役を退く。この日、川相はナゴヤドーム内の球団事務所で西川球団社長から来季の1軍守備走塁コーチ就任を要請され受諾。来季からはコーチとして後進の指導に当たることが決まった。川相は「決断に迷いはなかった。若い子も育ってきたし、今後は常勝軍団になる手助けができればいい。(シリーズ要員のため)自分が戦力として入っていけるため、試合にはあすもあさっても出させていただく」と話した。
川相は03年オフに巨人を自由契約となり、中日監督に就任した落合監督の誘いを受けてテスト入団。巨人時代に培ったバントや守備の技術を荒木、井端らに伝授してチーム強化に貢献した。落合監督は「このチームで十分、役割を果たしてくれた。いいコーチになるんじゃないか」と話した。
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【デイリースポーツ】
川相が引退…来季は1軍コーチに
職人がバットを置く。中日・川相昌弘内野手(42)が今季限りで24年の現役生活に別れを告げる。本拠地最終戦となる15日の横浜戦後にセレモニーが行われ、通算532犠打の世界記録保持者は来季から、1軍の守備・走塁コーチとして後進の指導にあたる。
不死鳥がついにその翼を休める時が来た。巨人時代の03年にコーチ就任を前提に引退試合を行ったが、不可解な原監督の解任に納得がいかず現役続行を希望し、落合竜にテスト入団した。縁の下の力持ちとして技術の継承に携わり、今季からはメンタルアドバイザーを兼任して、2年ぶりのリーグ優勝に貢献した。
「一度は野球をあきらめた人間にチャンスを与えてくれた落合監督には感謝が尽きません。僕の野球人生に悔いはありません」。24年を振り返る川相の胸に未練はない。万感の思いを抱き、現役最後のユニホームに袖を通す。
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【毎日新聞】
中日:「バントの名手」川相引退 15日にセレモニー
「バントの名手」としてプロ野球の最多犠打記録を持つ中日・川相昌弘内野手(42)が今季限りで現役を引退することが14日、明らかになった。西川順之助球団社長によると、来季は中日の1軍守備・走塁コーチに就任する。ナゴヤでの今季最終戦となる15日の横浜戦前に記者会見し、試合終了後セレモニーを行う。
この日、西川社長と川相が話し合い、決まったという。選手兼任でメンタルアドバイザーを務めていたが、7月6日の巨人戦を最後に出場機会がなく、現在は1軍選手登録を抹消されている。
川相は岡山南高から投手としてドラフト4位で指名され、83年巨人に入団した。しかし堅実な守備が評価され、主に遊撃手として活躍した。巨人時代は4度の日本一に貢献。03年に自由契約となり、落合監督1年目の04年、中日に移籍した。
03年に米大リーグを上回る512犠打を記録。プロ24年目の今季も5犠打を決め、最多犠打記録を532に更新した。通算1907試合出場、1197安打、43本塁打、322打点(14日現在)。ゴールデングラブ賞6回、94年ベストナイン。90、93年オールスター。176センチ、75キロ。右投げ右打ち
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