September 15, 2006 01:16
ギブソン、事実上の引退マウンド!? ついに目覚めたアメリカナイン! / 今週の「MAJOR」
8回一死二、三塁のピンチでついにマウンドに上がったギブソン。アメリカベンチでは批判的な声も挙がったが、アメリカのエースに全て責任を負うと言われてはこうするしかないと監督は覚悟を決めていた。しかし、ブルペンで肩を作っていた訳でもなく、実質的には緊急登板のギブソンがカウント0−2から投じた初球はストライクながら、僅かに89マイル(143km)。事情を知らないコジローは、本来なら150km前後は出せるギブソンの球威不足はシーズン前の春先である所為かと的はずれな予想を展開。先程、マウンドで起こった事も、ギブソンの病状も知らないアレックスはギブソンを衰えきったロートル呼ばわりし、シルヴァには打たれるなどと軽口を叩くばかり。一方、Jr.はこの回を投げるだけなら命に関わる事はないだろうし、打たれても抑えてもこれが事実上の引退試合だと、父の姿を静かに見守っていた。気合は十分でも、球威不足は如何ともしがたいギブソンは続く4球目をポーラに痛打される。センター前へ抜けようかと言う打球だったが、絶妙のポジショングを取っていたショート・シーザーがこれに追いつき、素早く本塁へ送球。三塁走者の体当たりに対して、キャッチャー・ボルテックは一歩も退かない堅いブロックで跳ね返し、追加点を阻止。ギブソンにああまで言われて、無様なアメリカは見せられないと野手陣は全員目が覚めた様だ。しかし、二死とは言え、なおも一、三塁のピンチ。ここで打席に難敵・シルヴァを迎えるのだが…。
ギブソンの病状の事は、もしかしてバレてないのか? 病状を厭わずに投げようとする姿………は、あまり関係なく、ギブソンの言葉そのものがナインの目を覚まさせている様に見える。ともあれ、目覚めたアメリカナインのプレーは熱かった。何も知らないとは言え、相も変わらずのヘタレっぷりを見せているアレックスとは大違いだ。一方、Jr.は先週は結構、熱い事を言っていた割に、1イニングだけなら死にはしないだろうし、この試合投げるだけでギブソンが満足してくれるなら、まぁいいか…程度の意識しか持っていない模様。最早、試合の行く末などどうでもいいらしく、ギブソンの花道を飾るべく、是が非でも勝ちたい訳でもない所を見ると、やはり、試合を決めるのは改心したアレックスなのだろうか? あと、やたらとこの試合がギブソンにとって最後である様な事を強調しているが、この期に及んで、決勝がギブソン不在って言うのは考えられないと思うのだが…。さて、次回はいよいよシルヴァとの対決。ここでシルヴァが打ったら試合が決してしまう為、シルヴァが凡退するのはほぼ100%間違いないと言っていいだろう。とは言え、ここから突然、ギブソンの球威が復活すると言うのは虫が良過ぎる話。球威でなく、投球術で翻弄する展開になるのか、目覚めた野手陣がまた好守を見せるのか…。あだち充だと、ここは牽制刺の可能性が高いのだが…。
Major―Dramatic baseball comic (50)
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コメント一覧
シルヴァをたてつつ、かつ点はとられない、と
いうパターン(ランナーの暴走など)はMAJORだとあり得ない気がします

あだち充なら牽制刺。。相変わらず鋭すぎです(笑
クロスゲームのレビューもお願いします。
あおい坂高校は..読んでてムカムカしてくるので早く終わって欲しいです。
二死一、三塁ですからねぇ。シルヴァを立てつつ、無得点と言うのは、流石に難しいでしょう。
意表をついてタイムリーを打たせて、点差を3点に広げるが
アレックスが逆転満塁弾とか言う可能性は僅かにある………かも…。
>ドラファンさん
東が将来的に敵になるのか味方になるのかが気になって仕方ない「クロスゲーム」。
あだち漫画は間が多いので、レビューするのって、結構、難しいんですよね。
感想だけなら出来なくはないものの、立ち読みで週3本のレビューはちょっとキツいです(^^;)。
「あおい坂」も私は結構、好きなんですが、ダメですか?