September 07, 2006 06:53

やる気ゼロのナインに喝! ギブソン、怒りの雄叫び! / 今週の「MAJOR」 3

「ふざけるな! ファンだけでなくすべての参加国に失礼だ!
ベースボールに最も真摯でない国を、
このアメリカにしたい奴は
たった今、ユニフォームを脱いで消え失せろ!」

 7回を終わって依然2点ビハインドと劣勢のアメリカに苛立つ吾郎。8回表、メジャー屈指のセットアッパー・スタークがヒットと四球で走者を許した挙げ句、暴投で一死二、三塁のピンチを作ってしまい、監督は急遽、マウンドへ。窮地に陥っているにも拘わらず、ベンチに悠然と座っているチャンスブレイカー・アレックスが準決勝まで来たんだから、とりあえず面目は保ったなどと、ヘラヘラほたえているのを後目に、業を煮やしたギブソンがついにマウンドへ。交代も告げていないのにやって来たギブソンに監督を初め、ナインは仰天。明らかに不調のスタークに対して、預かっている選手だからとプライドを優先して交代させられない監督,スタークの暴投に体を張って止めにいかない捕手,ベネズエラの先発・モンタナに対して、全くの無策で得点を奪えない打撃陣など、この試合を絶対に落とさないと言う気迫ややる気の感じられない面々を叱咤。こんな大会などやらなくても、アメリカは世界一であり、この大会は出場辞退者も多く本気でやっている訳ではないと勝利に邁進しない態度に怒声を上げる。ギブソンの言いたい事は理解しながらも、監督はギブソンの病状を考えれば、人道的にも登板させられないと制止する。しかし、父の覚悟に観念したのか、Jr.は最後の登板になるかもしれないから、やりたい様にして花道を飾らせてやってくれと、ギブソンの登板を進言するのだった。

 負けた時の逃げ道を用意しながら、真剣に戦おうとしないアメリカチームに喝! ギブソン、怒りの見開き大ゴマはなかなかのド迫力。単に、吾郎との対決に拘るが故に勝ちたいのではなく、野球に対して、誰よりも真摯に取り組みたいと言う信念が伝わってきた。現実のWBCにおけるアメリカへのアンチテーゼなんだろうなぁ。Jr.よりも、アレックスの改心が先と予想していたが、逆だったか…。目の前であんなの見せつけられちゃ、観念せざるを得ないよな。これでJr.はこの後、バッティング面でも期待出来そうだ。一方、DHの為、マウンド上にはいなかったアレックスだが、病状がナインにもバレた以上、こいつに伝わるのも時間の問題。それでも改心しない様なら、単なるクズ野郎だが、流石にそうはなるまいて…。さて、登板する事が濃厚になってきたギブソン。Jr.の言う通り、ここが最後の花道となって、決勝には出られない…なんて事はないと思うのだが、果たして…。ともあれ、一死二、三塁で打順が2番って事は、案の定、シルヴァがシメられて、チャンスを逃す事になりそう…

Major―Dramatic baseball comic (49)

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