August 30, 2006 19:53
清水、待望の完全復活! ヘタレスラッガー・アレックス、怒濤のチャンスブレイク! / 今週の「MAJOR」
2点のビハインドに危機感を覚え、ブルペンへ向かおうとするギブソン。ギブソンの病状を知るアメリカ代表の監督は決勝で登板する予定であり、他の投手との兼ね合いもあるのだから、勝手な真似は困ると、これを制止するが、ギブソンは釈然としない様子。国の権威も懸かっている訳でもない大会だと言うのに、ムキになるギブソンに対して、皮肉を浴びせるアレックスだっだか、さして痛くもない足を理由にDHに収まっているのだから、打ってくれなくては困ると逆にやり込められてしまう。とりあえず、この場は引いたギブソンだが、これ以上点差が開けば、登板も辞さない意思を表明する。一方、ギブソンと投げ合う事をゴールに目指してやっていたのに、そのゴールを見失ってしまったとうなだれる吾郎。しかし、清水はギブソンとの対決がゴールだとしたら、その先はどうなってしまうのかと問いかける。三船リトル時代からその瞬間瞬間に命懸けで取り組んできた吾郎の姿を見てきた清水は、吾郎が決してギブソンとのゴールの為だけに野球をやっていた訳ではない事をよく分かっていた。たとえギブソンが投げられなくても、吾郎は自分の成長した姿をギブソンに見せつければいい。本田吾郎のゴールは変わってしまったかもしれないが、茂野吾郎のゴールはまだこれからだと言う清水の言葉に吾郎は精気を取り戻す。こうしてはいられないと、すかさず準決勝のスタジアムに走り出す吾郎。しかし、スタジアムに到着するや、依然として2点ビハインドのアメリカが、7回に一死満塁と言う絶好の場面を作りながら、アレックスのゲッツーでチャンスを潰した瞬間を目の当たりにするのだった。
吾郎…と言うより、清水、完全復活! 吾郎とくっついてから、ダメキャラ路線まっしぐらだったし、渡米してきた意義も寿也と美穂を引き合わせる為だけに来たみたいな感じになりそうだったからなぁ。本牧リトル戦でのダイビングキャッチに始まり、清水が吾郎を引き上げ、背中を押してやるシーンは毎度熱いものがある。やはり、清水の役どころと言うのはこうでなくては! この役目は相対する存在として、吾郎を客観視する立場にいた事も多い寿也ではダメなのだ。思えば、吾郎がヘタレている時に寿也って、さほど役に立ってないよなぁ…。あれだけどん底の精神状態だった吾郎の復活がいささか早過ぎる感も受けないではないが、ずっと間近で吾郎を見てきた清水の言葉には、やはり、説得力があった(…と言うか、清水の言葉ではないが、吾郎がギブソンの事だけ考えて野球をやってきた…みたいな事を言ってるのがそもそもおかしいよな)。今回は、久々の清水大活躍と言うだけでお腹一杯だ。ところで、吾郎が清水を抱擁するのって、もしかして初めて…? さて、一方、アメリカ戦だが、とりあえず、監督は病状の事には触れず、投手の登板スケジュールを持ち出して、うまく誤魔化した様だが、その割には、あまりにも必死な形相なもんだから、病状の事はバレてるとギブソンに悟られてるかもしれんなぁ。ポッと出スラッガーのアレックスはヘタレっぷり全開だが、この展開からすると、やはり、ギブソンの病状は試合中にバレそうな気配。この後、大ピンチを迎え、再びマウンドに上がろうとするギブソンがJr.ないしは監督とモメて、そんな体でも投げなければならない理由が伝わって意気に感じたアレックスが逆転アーチでヘタレ脱却とかそんな感じではなかろうか…。父が死ぬくらいなら、負けてもいいとすら思っているかもしれないJr.は勝利に貢献しないと予想してみる。それにしても、最早、ギブソンと投げ合うと言う拘りを捨て去った吾郎は普通〜にギブソンの登板を抑止する筈だが、果たして、ギブソンはそれに応じてくれるのかね? 共に投げ合う事は吾郎にとってゴールではなくなったにしても、ギブソンにとっては紛れもなく現役生活のゴールになる訳だからなぁ。
Major―Dramatic baseball comic (47)
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