July 24, 2006 22:37
「しおんの王」 4巻
「しおんの王」の4巻が出たので買ってきた。つい最近、ウチのAmazonから全巻購入された有難い方がいらっしゃったのだが、まさか3巻購入時のレビューを参考にしてたりはしないよな? 私が騙されたとか延々そんな話ばっかりで全然参考にならなかった筈だし…(^^;)。あまり訳の分からない話ばかりだと怒られそうなので、今回はちょっとはまともなレビューをしよう。
今回は超渋い表紙! 本格将棋漫画みたいだぜ!
↓しおんの王 4 (4)
何せ、前巻がこれ…(^^;)。
↓しおんの王 3 (3)
とても同じ作品とは思えないこの凄まじいギャップは何だ! まぁ、3巻の表紙は作為500%だしな…。今巻はトーナメントも3回戦まで進み、紫音の両親殺害事件もジワジワと真相に向かいつつある緊迫した展開。悟があまりにもアヤしさ大爆発なんだが、こいつをクロだとするのは芸がなさ過ぎるし、幸子の弟の一美なんて顔も出てきてないヤツもピンと来ない訳で、真犯人は羽仁名人と予想してみる(今の所、そんなにアヤしくもないのだが)。小林も思いっきり内海課長((C)パトレイバー)していて、アヤしさ大爆発だが、現段階であの事件絡みの人物と見るのは少々突飛な印象を受けるし…。これで久谷がクロだったりしたら、かなり衝撃的展開だが、この人には幸せになって欲しいなぁ。
今回のメインの対局は紫音 vs 素生。最初は天才肌な所を感じさせていた素生だが、徐々に劣勢に…。紫音を動揺させるおまじないをして見せたまでは妙に不敵でカッコ良かったのだが、おまじないは、また聞き情報だった上、その真意も知らないと言う事がすぐに判明するや、所詮、ネット打ち専門で直接、人と打った経験が殆どないと言う弱さを露呈するだけのダメキャラへ転落の一途…。一方、涙を堪えながらも、悪夢の夜の苦しさに立ち向かい、素生が気圧される程の表情を浮かべて、勝利を掴む紫音がカッコいい。沙織 vs 神園九段もなかなか熱かった。神園九段、ぶっ倒れるまでやるんじゃないかと思ったが、意外と引き際良かったなぁ。退会届提出と言う事で、今回で退場なんだろうか。もう少し歩絡みで出てきて欲しい人である。
3回戦では、主要キャラ同士の戦いが続発。しかも、小林の商用的な陰謀で紫音,歩,沙織の3人が同時対局でネット公開と言う展開に…。対局中に抜け出して、他の対局見ながら、様々な想いを錯綜させているのも面白い。もう本誌では結果が出ているのか分からないが、3人娘(?)、全員負けたりしないかね…。まだ沙織が名人に勝つのは早過ぎると思うし、この流れだと悟と名人の兄弟対決をやりそうな気がするんだが…。その展開で歩だけ勝ち進むと言うのもないだろうし…。これで全員勝ってたりしたら、どうしよう(^^;)。ところで、前回、この作品を「女流棋士漫画」と評した訳だが、実は男性キャラの比率がかなり高くて、「本当の」女流棋士はたった2人なんだよなぁ…。
【今回のツボ】
「斉藤さん、かわいいからずいぶん問い合わせが来てるし…」
「そういうのは苦手なんです」
何故、そこで顔を赤らめる!? 何だ、その女の子みたいな反応は〜っ!?
【今回のツボ2】
「斉藤さん……、間違いなくあなたが一番の衣装持ちよ!」
確かに…(笑)。この人、衣装なんかに金をかけられる余裕はない筈なんだがなぁ…。
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