February 15, 2006 22:44
名手・川相、職人技を直伝! バント王国確立へ4ヵ所同時特訓!
「中日スポーツ」辺りでリアルタイムに紹介されていたのか分からないが、今週の「週ベ」にこんな記事が載っていたので、抜粋しよう。
中日が”バント王国”確立へ、特別練習を編み出した。通常の本塁だけでなく、一、二、三の各塁にも打撃ケージを設置。4ヵ所一斉のバント練習を行った。打撃投手やマシンの球をあっちでコツン、こっちもコロリ…。地味ながら効率よい”特バン”だった。「個別じゃなくみんなでやると、他の選手のやり方を見られるからね」と発案者の高代野手総合チーフコーチ。4ヵ所を巡回して指導した世界記録保持者の川相昌弘内野手は「時間を割いてやるって事は、監督、コーチがバントの重要性を考えているってことだと思います」。昨年の85犠打はリーグ5位。数はともかく、質(成功率)を追求する。
流石に、川相を擁するチームはひと味違うぜ!…って、昨年、チーム犠打数が5位だったとは驚きだ。それもこれも落合監督が川相を無為に干すオレ流大チョンボ采配を連発したからに他ならない訳だが…。ホント、川相をピンチバンターとして使わず、その儘、打席に送られた選手にヘッポコバントを見せられる事ほど腸の煮えくり返る事はないので、しっかり技術向上を図って欲しいものだ。しかし、いかに川相が職人技のコツを直伝してくれた所で、バント技術は一朝一夕に掴めるものではない。名手・川相とて、若い頃にあくなき努力を重ねた事で技を磨き続けたのだし、世界のトップレベルに君臨した今もなお、毎日欠かさずバント練習を続けているくらいなのだから…。地味なバント練習をコツコツと積み重ねるのは精神的な強さも求められる気がする。一過性の特訓に終わらない様、頑張って貰いたい。まぁ、実の所、要所で川相を徹底して使いまくれば、こうも大がかりなバント特訓は必要ないんだけどなぁ………などと言うと、身も蓋もないか。だが、特訓効果により、いかにチーム全体の成功率が上がったとしても、川相以上に成功を期待出来る選手がいないのは、紛れもない事実だ。文字通り、世界で最も信頼出来る職人技を身につけ、バントだけでなく多彩な作戦に対応出来る適応力の高さも持ち、バントを成功しただけで球場全体をヒートアップさせる唯一と言ってもいい存在である上、同時にナインの士気をも大いに高める男・川相はここぞと言う場面でもっと使われて然るべきだと思う。2年ぶりのV奪回へ最大のキーマンたる川相だが、果たして、落合監督はどれだけ使いこなしてくれるのか、気になる所である。
明日への送りバント―一つ一つの積み重ねが人生の宝物になる
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