February 01, 2006 19:30

イ・スンナム、試合中の電撃トレード!? / 今週の「MAJOR」 3

 自らの足で打球を止め、降板を余儀なくされた天童は入れ替わりでマウンドに向かおうとする吾郎に対して、「高卒即渡米する様なアメリカかぶれの自己中小僧」と毒づく。しかし、今の時代に自分がルーキーだったら、吾郎の様に世界へ飛び出していたかもしれないと、メジャー挑戦も当たり前になった時代の変化に羨ましさを覚えつつ、大木ジャパンの勝利を願って、吾郎に檄を飛ばすのだった。かくして、マウンドに上がった吾郎に対し、韓国は太腿痛でスタメンを外れていた左キラー・イ・スンナムを代打に投入する。東京シャイアンズに所属しているイ・スンナムは日本野球を熟知し、まっすぐにも滅法強い。しかも、ベネズエラ戦とは違い、フォークがあると言う情報も事前にバレているとあって、警戒する寿也だが、「俺は日本人ピッチャーだが、日本のピッチャーじゃない。まっすぐに強いと言って、まともに打ち返したヤツは数える程しかいねぇ」と不適な笑みを浮かべる。韓国側は暴投の許されない場面とあって、フォークの連投ではなくストレート主体の投球と睨み、二塁走者が寿也の構えたミットの位置をサインで送る作戦を敢行するも、イ・スンナムは初球、外角のストレートを空振り。すぐさま韓国の動きに気付いた大木監督だが、コースが分かっていながら空振りした上、寿也もそれを気付いている事を察し、まるで問題視せず。続く2球目も内角のストレートと言うサインを受けながらファールとなかなか捉えきれないイ・スンナム。追い込まれた事でフォークに怯えるイ・スンナムだったが、吾郎の握りは二塁走者に丸見えのストレート。ストレートと分かり、浮かれ気味の二塁走者は内角のストレートとサインを送るが、寿也はすかさず外角に移動。まんまとフェイクにひっかかったイ・スンナムはあえなく見逃し三振に倒れ、三者残塁。相手の策を逆手に取って、苦もなく大ピンチを切り抜けた若きバッテリーに天童は目を見張るのだった。

 イ・スンナムの所属球団が東京シャイアンズな事に苦笑。ロッテもどきにいた…と言う記述はなかったと思うが、こいつ、この試合の開始時には絶対、ロッテもどき所属だったよ(笑)。試合中にトレードされたんだ、凄ぇ〜!これは明らかに、先日の李の巨人電撃移籍の影響に他ならないだろう。移籍発表が先月の20日だった事を考えると、凄いスピード対応だ。それにしても、このイ・スンナムも実在モデルなだけに案の定、ヘタレキャラ(しかも、シャイアンズ入りした事でアンチ巨人の満田氏から怒りを買った可能性大)。まっすぐだけではいくら四隅を自在につける制球力を持っていてもダメ…と言う結論にようやく達したこの作品だが、フォークを持っていると言う先入観を抱かせる事は、打者の迷いを誘い、まっすぐをより速く思わせる効果に繋がるとは思う。しかし、球種もコースも分かってて、あのザマじゃなぁ。全然まっすぐに強くないやんか…。シャイアンズと言えば、今夜の松井さんモデルと思われる松居(松尾は、はなわモデルなので別人)はどうなったのか気になるなぁ。

Major―Dramatic baseball comic (4)

ランキング投票にご協力下さい→ 人気blogランキング



トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
Amazon Search
サーチ:
キーワード:
Amazon.co.jp のロゴ
Clock Link
プロ野球Freak
Recent Comments
Amazon.co.jpロゴ
  • ライブドアブログ