January 27, 2006 21:16
桜木、サルからレギュラー奪取宣言! / 今週の「ドカパロSS」
友人と一緒に来ると言っていたサチ子に同伴していたのが、ルーキー・桜木とあって、里中ばかりか、岩鬼までがこの二人の仲を勘繰る始末。しかし、実際にサチ子と来る友人・礼子は単に遅れているのであって、岩鬼のおっかけとして、この合宿に飛び入り参加を目論んでいた桜木はたまたまサチ子と同じ電車に乗っていて、タクシー乗り場で一緒になっただけの事だった。実際のプレーを見もせず、直感だけで指名してしまった事で桜木の力を計りかねている土井垣は桜木の同行を了承。ここで桜木は岩鬼と三遊間を組むのが目標だと語る。ショートには岩鬼曰く守備だけで食っているサルがおり、山田によると、昨年は600守備機会で10失策の守備率.983と安定した守備力を見せている。桜木は10失策は多いと苦言を呈するが、高校時代、主に試合終盤の守備固めで使われていた桜木は3年間で106回しか守備機会がなく、しかも、そのうち、30個もエラーしていたとの事(これまた山田情報)。こんな男を獲ってきた土井垣を批判する岩鬼だが、土井垣はビビビーッと来たらしい。年俸240万なら、ハズレでも支障はないと開き直る岩鬼だったが、桜木は最大5000万円の出来高契約を結んでいた。そのノルマとは100試合出場で打率.330,盗塁率.800,守備率.950と言うもので、絶対に達成無理と見た微笑はこれなら1億円でもいいと呆れ果てるのだった。練習後、里中はちゃっかりサチ子がいつまでいるかを聞き出し、最終日までいる事を掴むと、二人きりになれる可能性が高まった事に安堵する。翌朝、桜木はルーキーでバスなど10年早いと、単身、走ってグラウンドへ向かい、準備を整えて、先輩を出迎える殊勝ぶり。気を良くした土井垣は桜木に直接ノックを見舞う事に…。ゴロを捕る際、両足が揃っている事を指摘する岩鬼だったが、桜木は「これでうまくなったから…」と譲らない。これでは左右の打球に対処しきれないと睨んだ土井垣は三遊間の深い所へ打ち込むと、桜木はグラブに当てるのが精一杯。それ見ろと言わんばかりの岩鬼に、桜木は「今のはヒットでしょ?」と主張するが、「プロならエラー」と突っぱねる岩鬼。これを見ていた土井垣と山田は桜木の守備に関して、何かを掴んだらしく、ほくそ笑むのだった。
桜木は守備範囲が広過ぎて、普通の選手なら追いつけない様な打球にグラブを当ててしまう為、エラーと記録されまくっていた…とか言うオチか? 土井垣や山田の態度を見るに、桜木の守備は使える…と見るのが普通だ。守備力は数字では計れないと言う典型的なパターンだが、そうだとしても、誰も高校時代の桜木を生で見ていないのだから、気付かなくても仕方ない。と言っても、高校の監督は気付けよ! …って、まがりなりにも終盤の守備要員で使っていたのだから、一応、気付いてるのかだろうか? しかし、スタメンで使わなかった事に関しては、まだ秘密がある筈だ。そう、打率5割の件。出塁数=盗塁数の実績なんだから、足は速い筈だが…。ところで、出来高のノルマだが、盗塁率(ってのは盗塁成功率だよな?)ってのが変。普通、盗塁のノルマは成功率でなく個数だろ。1回走って、それが成功だったら、以降2度と走らなくてもノルマ達成やんか…。実績ゼロの選手に5000万円の出来高だったら、最低でも30盗塁は強いて欲しい。あと守備率.950もかなり疑問。ショートでこんな数字じゃ、とても褒められるものではない。昨年、規定守備機会を数えたショートの中でワーストの中島(西武)でさえ、.977だ。.950と言うと、昨年のサルなら30失策にもなる。上記の予想通り、ヒット性の打球を止めまくって、悉くエラーと判定される事を考慮しているとしても、それならば、守備率にノルマを設ける事自体がナンセンスである。それはともあれ、チーム結成時、土井垣が最も期待していた筈なのに、特別、見せ場も貰えずにいる守備だけの男に成り下がっていたサルは、果たして、この儘、桜木に食われてしまうのだろうか…。「誰も相手にしない様な成績の自分の力を見抜いた眼力」などと、桜木におだてられて、すっかり舞い上がっている土井垣だが、あのキャンプ時のやり取りだけで眼力もクソもないだろ。里中とサチ子の件は……………、もう少し桜木相手に慌てふためく様子を見てみたかった気もするが、基本的にどうでもいい話。早く玉砕すれ!
Story
水島新司原作の国民的人気を誇るスポ根TVアニメシリーズの第6巻。無事に高校に進学したドカベンとライバルたちは、夏の大会に向けて特訓を開始する。第26話「山田!高校野球へ来い」から第30話「初登板!小さな巨人...(詳細こちら)
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