January 23, 2006 21:19
恋人はスナイパー 劇場版
昨日、「恋人はスナイパー 劇場版」がテレビでやっていた。チェン繋がりで、上映間近の「ピーナッツ」の宣伝も兼ねるのか思ったら、「サイレン」ばかり…。えっ、阿部寛繋がり? 結構、重要な所がカットされまくりだったなぁ。女スナイパーが知らん間にやられてたり、初見の人は訳分からんぞ…。劇場で見に行ったクチなので、新鮮味はないのだが、やっぱり、このシリーズ、好きなんだなぁと改めて思った。とは言え、3部作の中では、劇場版の満足度が一番低かったりはするのだが…。どうしても、無理矢理、完結に持っていった感が否めないので…。完結した割には、コー・村木はピンピンしてるし…。それにコー・村木的にホイさんがああいう末路を辿ってしまう事は看過出来ない気がしてならないのだが…。あと、きなこの殺しはどう見ても正当防衛なのに、そういう解釈が誰からも出てこないのが不思議。最前線で刑事やってる以上、犯人を射殺する可能性は今後もつきまとうし、それをホイさんが背負って、しかも自ら警官隊に乱射される様にし向けるのは、イマイチ釈然としないのだ。格闘メインだった過去2作から、今回は狙撃戦が実現したのは良いのだが、コー・村木の援護の後、背後から不意打ちみたいな感じで撃ってるので、ホイさんが神宮児にスナイパーとして勝った感がゼロなのも不満。神宮児をも圧倒的に上回る技術を持ちながら、何らかのハンデ(きなこが足手纏いになるとか)を背負って苦戦するが、最終的にはスナイパーとしての格の違いを見せつける…みたいな感じにして欲しかったのだが…。
色々、不満はあるものの、総じて言えば、満足度の高い作品なのは間違いない。チェンの演技と水野美紀のアクションだけでも、お腹一杯なのだが、これが遺作となったいかりや長介も、とにかく渋くてカッコ良かったり、竹中直人はひたすらおいしかったり、脇を固めるベテランがいい味を出している。それにしても、水野美紀の蹴りは相変わらず、美しいねぇ。「千里眼」以来、「アクションスター・水野美紀」(女優・水野美紀にあらず)に魅了されてやまないのだが、今回もキレのある動きは健在。チェンもかなり頑張ってアクションしているのだが、何せ水野美紀が凄過ぎるんで、どうしても霞んでしまうわな。これだけ動けて、演技も出来るのに、こういう仕事が全然来ないなんて、まったくもって宝の持ち腐れである(本人がどれくらいやりたがってるかは分からないけど)。日本のドラマだと女性にアクションなんて求められてない気もするので(「ごくせん」の仲間由紀恵程度の代物でいいのか?)、仕方ないのだろうか。こうなったら、ハリウッドとかで使ってくれないかなぁ…などと、思ってしまうのだが…。
ああ、買いそびれていた劇場版のDVD、何だか欲しくなってきたよ。いい機会だから、そろそろ買ってしまおうか…。「ピーナッツ」も楽しみだなぁ。
恋人はスナイパー ディレクターズカット完全版 Long version
恋人はスナイパー EPISODE2 ディレクターズカット完全版 Long Version
恋人はスナイパー 劇場版 プレミアム・エディション
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