December 14, 2005 21:56
シルヴァ、日本バッテリーの前に形無し! / 今週の「MAJOR」
吾郎曰く世界一のバッターらしい寿也の既定路線のグランドスラムで逆転を喫したベネズエラベンチは重苦しい空気に包まれる。吾郎に目をかけていた筈のサンチェスもコジローと松尾くらいしか眼中になかった様で、3回以降の雑な攻めによる拙攻や追い込んでおきながら単調な攻めで寿也に返り討ちを食らった事など、日本に対する油断があった事を認める。いきり立つシルヴァは残り3イニングでの再逆転を誓うが、速球とジャイロフォークが冴え渡る吾郎の前にベネズエラ打線は三振の山を築いていき、ついに1点差の儘、土壇場9回へ突入。再び吾郎と対峙したシルヴァはジャイロフォークは分かっていてもヒットにするのは難しいと察知し、追い込まれる前のストレートに狙いを絞る。しかし、初球ファールの後、2球目は160kmのストレートに空振り。剛速球で厳しいコースをつかれまくったシルヴァはヒットにするのは難しい筈のジャイロフォークの方がまだ勝機があると、すっかり及び腰。当然、ジャイロフォークで勝負に来ると睨んだ3球目は低めのボール。ここから落ちるとなれば、ボール球になる…と見送ったシルヴァだが、その狙いを読み切っていた寿也の要求したボールはストレートで、シルヴァはあえなく三球三振。吾郎は後続も無難に締めて、日本は強敵・ベネズエラ相手に白星を飾るのだった。
ライバル的存在になるどころか、終わってみれば、全く吾郎に特別視されていなかったシルヴァがいと哀れ。結果も2打席連続三振と吾郎の完勝であった。サンチェスもかつての威光は完全に消え失せており、吾郎と面識があった事も全く生かされる事はなく、サンチェスである必要は微塵も感じられなかった。結局、この試合が無駄に接戦となったのは、霊感投手・松若,渡部のヘタレっぷりに尽きる訳だ。可哀想に…。
Story
「週刊少年サンデー」で連載中、満田拓也原作によるスポ根TVアニメシリーズ第7巻。本牧リトルとの試合、4回の表で吾郎は岡村3兄弟の巧妙な作戦によって1点を失ってしまう。第18話「目指せ、初勝利!」から第20話「吾...(詳細こちら)
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コメント一覧
自動的に吾郎がメジャーでも上位の存在になりましたね。
それによってこのシリーズが終わっても、
もとのメジャーリーグ編には戻れなくなってきたような・・・。
最後はギブソン率いるアメリカチームに勝って、
数年後にメジャーに君臨している吾郎というエンディングが
見えてきたような気がします。
私も今回のシリーズで完結するかと思います。
まぁ、エピローグ的なネタはあるかもしれませんが…。
清水と結婚し、息子が生まれるが、清水は間もなく死亡。
息子は吾郎の背を見て、野球に夢中になるが
その矢先、吾郎はメジャー屈指の大物スラッガーの打球を
頭に食らって死亡。息子はそのスラッガーとの対決すべく
メジャーを目指す…なんて無限ループな展開にはならんよなぁ(^^;)。
>REDさん
選手はシメまくられている「MAJOR」ですが
監督の大木さんは出来た人物として描かれていますよね。
今回の不幸が劇中に影響をもたらす可能性は、あまり考えられないかと…。