November 25, 2005 23:05
岩鬼、既定路線のサヨナラ弾で「野球狂」完結! / 今週の「ドカパロSS」
同点で迎えた9回裏、二死走者なし。「EVE〜new generation〜」発売決定記念マルチサイトシステム企画は今回が最終回、そして、水島氏は岩鬼を溺愛している。これだけ条件が整っていて、岩鬼のサヨナラ弾以外での決着を誰が予想出来ようか。まだシリーズの第1戦が始まったばかりだと言うのに、鉄五郎がこれで引退とか言い出したもんだから、メッツベンチはこれがまるで最終戦の様な雰囲気。てっきり山田が最後の相手とすると思っていた水原は岩鬼の打席で登板した鉄五郎を意外がる。五利は先の満塁の場面で迎えた山田の打席で鉄五郎が登板するのはあまりにもリスクが大きい為、水原を投入したが結局、同点弾を浴びた事で、これなら鉄五郎が投げても一緒だった…と水原の不甲斐ない投球をチクリ。まだ第1戦なのだし、そんなに山田と対決したいなら、その機会は残りの試合で幾らでもあるだろうに、「EVE〜new generation〜」発売決定記念マルチサイトシステム企画は今回で最後なのでそんなつもりは全くないらしい。こんな不自然な展開にするなら、最初から第7戦をやればいいものを…。一人、テンションが最高潮の鉄五郎の初球はど真ん中に決まるも、ハエが止まるヒョロヒョロ球。鉄五郎は岩鬼の見送り方でど真ん中がボール球に見えていると確信し、勝機を見出す。一方、岩鬼はあまりにもなさけないスローボールに思わず打席を外して涙を流す始末。ここで打ち砕くのは簡単だが、ここで引退すると言う鉄五郎に花を持たせるべく、わざと三振する事を決意する。ここで凡退しても延長になるだけなので、延長に入ってから打てばいいと言う事らしい。見逃し三振ではウソくさいと言う事ででたらめなスイングで空振りしようと目論む岩鬼だが、これは白血病からの復活登板となったオリックス・岩下と相対した時とまるっきり同じ展開であり、この後、どうなるかはもうミエミエ。結果自体は先週からミエミエだっただけに、そこに至る経緯くらいは工夫して欲しかったものを、よりにもよって、こんな使い回しネタで(自称)「夢の企画」とやらを締めてしまうとは…。鉄五郎は鉄五郎でただど真ん中を投げるだけと言う駆け引きも何もない全く無策な状態であり、鉄五郎が投げる必然性は皆無。言うまでもなく、悪球打ちの岩鬼がでたらめに振ったつもりのスイングは逆にまともなスイングとなって、鉄五郎のボールを打ち砕き、打球はレフトスタンドに飛び込むサヨナラ弾に。サチ子の2匹のサンマ効果はソロと満塁弾などではなく、幻のプレイボールアーチと使い回しサヨナラ弾と言う形で現実のものとなったそうな。打つつもりなど毛頭なかった岩鬼は鉄五郎の花道を粉砕してしまった事に茫然自失としていたが、鉄五郎は悔いが残ったから引退を辞めると宣言。これを聞いた岩鬼は逆に鉄五郎の現役を伸ばす事になったと大喜び。岩鬼を三振に斬ってとるまで現役を続けると言う鉄五郎に対して、「それなら死ぬまで現役や」とバカにしながらベースを一周するのだった。引退を取り消した鉄五郎に呆れ果てる五利は新旧交代をしなければならないからと引退撤回を撤回する様に促すか「野球狂を『詩』う者には新旧交代はない」らしく、鉄五郎は来年も現役続行が確定。里中はまだ第1戦が終わったばかりだと言うのに、「シリーズが終わったらサッちゃんと…」と、プロポーズ大作戦を練っている模様。案の定、第2戦以降はカスリとも描かれず、第7戦までもつれた末に東京が初の日本一に。MVPには7戦7ホーマーと言う無茶苦茶な活躍をしたらしい岩鬼が選ばれるのだった。結局、「野球狂の詩 平成変」は今回で終わりらしい。水原,鉄五郎が別作品キャラに一方的に打ち込まれる最悪のシリーズであったが、本当にこんな形で終わっていいのか?
PS.岩鬼が高速道路でパンクしたネタには一体、何の意味が?
野球狂の詩 (9)
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