November 16, 2005 19:47
忘却の魔球・ジャイロフォーク炸裂! / 今週の「MAJOR」
気力充実の吾郎とようやく落ち着きを取り戻した寿也のバッテリー。3球目もストレートが決まり、カウント2−1とシルヴァを追い込む(どうやら、重盗された初球はボールだった様だ)。大口を叩くだけの球は持っていると吾郎の速球を認めながらも、3Aのストッパーだった吾郎のデータから、ストレートしか持っていないと言う情報を得ているシルヴァは、犠飛狙いのミートバッティングに徹すれば、170kmでも出さない限り、ストレートだけでは三振にとる事は不可能と余裕綽々。その言葉通り、徐々にアジャストし、いい当たりのファールを飛ばし始める。依然として、吾郎の起用に納得のいかないコーチはウダウダと言っていたが、ここで吾郎はすっかり忘れ去られていたジャイロフォークを投げ込み、完全にストレートしか頭になかったシルヴァを空振り三振に斬ってとる。合宿時、野呂が指摘していたジャイロフォークの欠点は落ち始めが早過ぎる為に打者に落ちるボールである事を見極められてしまう、と言うものだった事がようやく判明。しかし、密かにこの欠点を克服し、打者の見極められない所から落ち始めるボールへと発展させていた事を大木さんと寿也だけは知っていたのだ。まだ制球に自信が持てていなかった為にジャイロフォークに関して、大っぴらにアピールしていなかった吾郎だが、三船リトル時代のチェンジアップ同様、練習で決められなかったボールを、ぶっつけ本番で確実に決めてくるポテンシャルの高さを発揮。また、それを信じてジャイロフォークを要求した寿也のリードと、強かさなバッテリーの様子に大木さんは目を見張る。屈辱の三振を喫したシルヴァはベンチでほぞを噛むのだった。
シルヴァが「ストレートのみ」とやたら強調するもんだから、ジャイロフォークオチはバレバレ。その欠点はフォークとしては、至極スタンダードな代物だった。実際、これが克服出来なくて大成出来ないフォークピッチャーはウヨウヨいる訳だが、こんな簡単に修正してしまうとは…。いつの間にか克服している事でサプライズを起こしたかったのだろうが、もう少し苦悩,努力する吾郎が見たかったなぁ…。
Story
「週刊少年サンデー」で連載中、満田拓也原作によるスポ根TVアニメシリーズ第4巻。練習も満足にできないまま、三船ドルフィンズにチームの存続を賭けた試合の日が訪れる。第9話「一人ぼっちのマウンド」から第11話「...(詳細こちら)
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