November 03, 2005 17:36

里中、長期リハビリモードフラグ成立か!? / 今週の「ドカパロSS」 2

 左手首の関節が外れてプランプランとなり、鹿島に悪夢の満塁弾を浴びたと言うのに、プロになってからも、無駄にプライドばかりが高く、殆ど精神面の成長が見られない里中はケガをしていようが、他の連中は自分以下と思っているのか、はたまた出来もしないサチ子との結婚に未練があるのか、マウンドを降りる気など毛頭ない様子。大量4点ビハインドとなった東京だが、先の事を考えずに飛ばしまくる青田の快投の前に2,3回と6者連続三振。しかし、飛ばし過ぎの影響で青田は早くもバテ始め、4回には山田,星王がヒットを放つなど、東京打線は徐々に捉え始める(そんな中、きっちり凡退する土井垣が素敵だ)。一方、メッツは里中の手首がプランプランでまともなフォームで投げられない事に気付いている鉄五郎の指示により、徹底してカットしまくり、球数を投げさせる作戦で里中の疲労蓄積を図る。既に、肩で息をしているにも拘わらず、「4回で降りたらナインに申し訳ない(などと言うのは建前で、明訓に負けた奴らばかりで構成されたリリーフ陣など、到底アテにならない)」と、左肘がぶっ壊れるのを覚悟でマウンドに上ろうとする里中。ぶっ壊れてもいいなどと言うのは里中の勝手だが、負けたら後がない訳でもないにも拘わらず、何億も払っている選手に故障悪化の道をあえて進まれては、球団側にとって傍迷惑この上ないだろう。まして里中は一度ぶっ壊れると、長々と尾を引く男だけに厄介だ。しかし、里中の無駄に固い決意に根負けした下田トレーナーはとりあえず、まともなフォームで投げられる様にする事を提案。プランプランになっている手首の関節をはめ込んで、痛み止めの注射を打つ事により、左肘が上がる様にし、更に、笑顔で振る舞う事により、鉄五郎にケガが治った様に見せ、球数を投げさせる作戦を辞めさせようと言うのだ。言うまでもなく、これは信濃川高校戦の二番煎じ。二番煎じついでに、肘が痛くない様な投げ方をする事により、新たな変化球でも生み出したら笑えるが、流石に、左肘の故障で新球誕生はあるまい。かくして、戻ったフォームと里中の笑顔に鉄五郎はまんまと騙されてしまう。50年以上野球やっている球聖がこんな簡単にひっかかるか、普通? 完治しようがするまいが、ここまで70球投げさせてスタミナを奪っている事実に変わりはないと言うのに、完治を理由に作戦を辞めると言うのもまったくもって訳が分からないが、何はともあれ耄碌指揮官の大チョンボで5回表のメッツの攻撃はあえなく三者凡退に終わる。その裏、東京は二死走者なしから、悪球打ちの岩鬼が何故かつま先に死球を食らうと、続く殿馬が何の前振りもなく新秘打「こんぺい糖の踊り(チャイコフスキー)」をかまして、内野安打。「皇帝円舞曲」を名前だけ使い回した事への批判を受け止めての新曲披露かどうかは定かではないが、こんな有難みのない描き方をするくらいならば、こっちを「皇帝円舞曲」にして、初回のバントを「こんぺい糖の踊り」にすりゃいいのに…。ところで、私は再三、殿馬の恋人はショパンと言うイメージを抱いていると言っているのだが、水島氏的にはチャイコフスキーなんだろうか。単に、水島氏の音楽知識がチャイコフスキーに偏っているだけの様な気もするが…。さて、話は戻るが、続く微笑も四球を選び、満塁で山田を迎えると言う場面で鉄五郎は飛ばし過ぎた青田を引っ込め、四十路過ぎたおばさんを投入するのだった。どうせドリームボールが来ると言う山田のヤマが当たり、同点満塁弾を放つジャンケン野球炸裂オチになりそうな気がしてならず、非常に鬱な展開である。

野球狂の詩 (2)

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コメント一覧

1. Posted by midareuti   November 03, 2005 18:43
ドカベンも、なんだか荒唐無稽になってきましたね。

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