September 09, 2005 20:10
ストーカー女、惜しくも永久追放ならず! / 今週の「ドカパロSS」
160kmはともかく、150km台前半の速球など、今までに散々打ち砕いてきたと言うのに、今更、リズムが取れないからヤマカンで打つしかないなどと、訳の分からない事をほたえる殿馬。結局、セーフティバント特訓を生かした秘打を見せるかの様な先週の北の前振りはただのスカシネタでしかなかった。そのヤマカン打法で僅かにこすった打球は三塁線へのボテボテのゴロ。ここでストーカー女は意図的にスタートを遅らせて内野安打にさせようとする八百長行為を敢行するも(これが「愛の美技」とやららしい。どこが美技なんだ!?)、ストーカー女のやり口などお見通しとばかりに不知火は自ら捕りに行くと、素早い処理で見事に殿馬を刺す好守を見せる。フルスイングに騙されて、スタートが遅れたとかミエミエの言い訳をぬかすストーカー女に不知火は呆れて物も言えない様子だ。三太郎も倒れて、結局、この回も東京は三者凡退。ここまでストーカー女の暴挙を看過してきた四国の面々だったが、ベンチへの戻り際、ついに一人の男が立ち上がった。その男の名は左貫。勝敗度外視で試合を私物化する事をやめる様、促されただけでなく、自分が殿馬を八百長行為によるヒットで喜ぶ様な底の浅い男にまで貶めていた事を指摘され、流石の厚顔無恥なストーカー女もようやく改心。残念ながら八百長による永久追放は免れたものの、改心したからと言って、ストーカー行為をやめるつもりは毛頭ないらしい。そんなどうでもいいやり取りはさておき、5回も山田の打席すら一コマも描かれず、三者凡退に倒れた東京は6回もあえなく3人で打ち取られ、依然として、不知火はパーフェクト続行中。一方、サチ子ショックがスカシネタだった事で里中も四国に付け入る隙を許さない好投を展開し、7回表まで両軍ゼロ行進。迎えた7回裏、岩鬼はまたもど真ん中3つを立て続けに空振りし、開幕直前のど真ん中開眼ネタがスカシネタでしかなかった事を改めて立証。そして、殿馬の第3打席。例によって、150km台ごときで弱音を吐きまくりの殿馬は最早、球速と球種を絞り、外れたら三振もやむなしと言う無茶苦茶な賭けに出る。高二の頃から人間スピードガンと言っても過言ではない驚異の速度認識能力を見せてきた殿馬は狙うボールを153kmに設定。1km単位の速度認識が出来る殿馬ならこういう芸当もアリだろうが、逆にそこまで速度を見極められるにも拘わらず、1kmでもズレたら当てる事すら出来ないと言うのも訳が分からない。大体、そこまで厳密に的中させなければならない賭けなど、分が悪いのも程があるだろう。初球、不知火の140kmに対して、13kmも上回る速度を設定していた殿馬はあまりにも早く振りすぎて、当然、空振り。しかし、殿馬との壊滅的な相性の悪さか、単なるジャンケン野球ワールドのご都合主義か、2球目に早くも153kmを投げてしまう。待ってましたとばかりにフルスイングした殿馬の打球はレフトスタンド中段へグサリ。チーム初安打が会心の一発となり、ついに東京が均衡を破って1点を先制。ストーカー女は自軍にとって、計り知れないダメージとなる鮮やかな敵軍・殿馬の一打に不謹慎にも内心は大喜び。殿馬が三塁ベース上へ近付いてくる待ち焦がれた瞬間が迫ってきたが、改心した手前、打たれた不知火の前で表立って喜ぶ訳にも、殿馬に近付く訳にもいかず、お預けを食らうのだった。結局、里中は四国を完封。殿馬の一発が大きく物を言う形で東京が日本シリーズ進出へ王手をかけた。試合後、応援に来ていたサチ子は里中と熱い抱擁。これで里中が再びプロポーズする気を取り戻したか否かは不明だが、一方、岩鬼はサンマ3本のせいで3三振したと理不尽な言がかりを。因みに、サチ子曰く、3安打のつもりだったらしい。そして、翌日の試合前にもサチ子は嫌がらせの様にサンマ3本を届けるのだった。
元刑事が教える完全ストーカー対策―犯罪捜査の現場から
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