August 31, 2005 19:52

王者達の真の実力が発覚 / 今週の「はじめの一歩」

 今回、森川ジョージ氏が急死でもしたのかとマジでドキッとしてしまった。毎度恒例の尻切れトンボな終わり方の後、次のページで黒バックに机の前に立つ寂しげな一歩の後ろ姿の一コマだけが載っており、まるで訃報の様な雰囲気で編集部のコメントが載っていたものだから、焦った焦った…。よく読んでみれば、体調不良でここまでしか描けなかったと言うお詫びに過ぎず、しばらく休載する訳でもなく、次週は普通にやるらしい。「一歩」が中途半端な所までしか描ききれずに次回に続くのは毎度の事なのに、何で今週に限って、こんなに仰々しいのやら…。何はともあれ、森川氏が無事(?)で良かった良かった。
 
 で、本編だが、再三再四に渡る板垣(サード)の好守に、このチームは青木と木村だけではないと焦る清田達。新人王でこの運動能力なら、日本王者(=一歩・レフト)や世界王者(=鷹村・ショート)はもっと凄いに違いない、「ボクサー恐るべし!」と勝手に買い被られる一歩達。しかし、2−0の儘、迎えた最終回、青木は先頭打者を三遊間へのゴロに打ち取るも、自分の前の打球を悉く板垣に捕られていた事で、これまで手持ち無沙汰だった鷹村がでしゃばり、板垣を制止してまで捕りに行った挙げ句、見事にトンネル。更に、バックアップに入った一歩までが大トンネルをかまし、二人のザル守備が発覚。さっきまで、三塁方向には打つな!と悲鳴を上げていたくせに、「ボクサー恐るるに足らず!」と一転してレフトへ集中攻撃を開始する清田達。一歩は目を覆うばかりの拙守を連発。自分の事は棚上げして、「ボクシング以外能がねぇな!」と罵倒する鷹村をよそに、最早、三振に取るしかないと察知した青木は全力投球モードに突入。「こんな速球は甲子園でもお目にかかった事がない」と凄まじい青木の球威に追い込まれる清田だが、内野を抜こうとか外野を越えようとか欲張っては打てないと謙虚に軽く当てるだけのバッティングでレフトへの凡フライを打ち上げる。一歩はアテにならないと板垣が必死にフォローに回ろうとするも、何とワンポ(犬)がジャンピングキャッチ。「捕りました〜っ!」と大喜びの一歩だったが、勿論、認められる訳がなく、しかも、ワンポはボールを銜えた儘、持ち逃げ。結局、一気に3点を返され、逆転を許してしまうのだった。
 
 甲子園でもお目にかからない速球を持ちながら、ボクサーとして日本ランキングをウロウロするばかりと言う中途半端なポジションで幾年月。全く持って才能の無駄使いの青木(木村もだが)である。それにしても、ここまで打ちたくない方向に打たされまくっていた清田達が、何故か、レフトを狙い打てるのが不思議。ショートの鷹村狙いなら、まだ分かるが、甲子園でもお目にかからないレベルの速球をそんな簡単にレフトまで運べる訳? 狙えるなら、最初っから、商店街のオヤジばかりの右方向を攻めまくれば良かったのに…。さて、これで負けではなく、裏の攻撃がある以上、何かが起こる筈だが、誰から始まるのかがさっぱり分からないので予想が難しい。1番から始まって、板垣凡退、青木・木村が敬遠されて、鷹村はまたまた口だけの空振り三振で一歩に全てを託される…と予想してみるの事。


はじめの一歩 (73)

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