August 28, 2005 10:16
川相不在のヘッポコ内野陣に愕然! 桑田、失意の3回KO!
前回、5回1失点の好投を展開し、次の登板へ大きな期待を抱かせた桑田。しかし、折角の勝てるチャンスを悪太郎の嫌がらせの様な采配で叩き潰されて、どうにも未練の残る形で降板を余儀なくされたのがまずかったのか…。聖地・甲子園で今季初マウンドとなった桑田は、初回から先制点を貰いながら、その裏、シーツ,キュラソ星人に連続アーチを叩き込まれて、あっと言う間に3失点。更に、連打でピンチを迎えるも、ズルズルといかずに後続を断ちきり、2回も三者凡退と尻上がりに調子を上げていくかの様に見えた。しかし、3回に悪夢が訪れる。先頭のシーツに痛打されるも、続くキュラソ星人をセカンドゴロゲッツーに打ち取る巧みな投球を展開し、ピンチ脱出…と誰もが思った。ところが、ガッツな貴公子・仁志とニックンの呼吸が合わなかったのか、ニックンが例によって緩慢な動きだったのか、迂闊にもキュラソ星人の全力疾走を侮っていたのか…、完全な併殺コースでありながら、一塁をセーフとしてしまったのだ。逆境に強い桑田と言えども、これにはガックリきた筈だ。もしも、名手・川相がショートだったら…、自分と同じく造反五人衆の一角として、長年、共に戦ってきた頼りになる盟友の不在と言う巨人没落の最大要因を思い返してしまったであろう事は想像に難くない。そして、この痛恨の併殺崩れがこの日の桑田の命運を決める結果となった。続くゼブラ今岡に右中間を深々と破られ、キュラソ星人に4点目の生還を許してしまったのだ。二死走者なしならば、ただのピンチで済んだものを…。結局、桑田はここで交代を告げられ、無念にもマウンドを降りる事となった。やはり、造反五人衆の桑田と、川相幽閉策筆頭刺客のニックンの相性は最悪なのではなかろうか。前回の登板時のブレーキぶりは言わずもがな、4敗目の時も嫌がらせの様にチャンスブレイク。5敗目の時は桑田の降板後、あてつけるかの様に全く勝敗に関係ない焼け石に水の一発をかましているし…って、冷静に考えてみたら、ニックンのチャンスブレイクは別に桑田に限らず、誰が投げていてもやっている事だったっけ…。
で、翌日のスポーツ新聞にはいつもの様に限界説,引退説等が飛び交うのだった。ブログの巡回していても、桑田に対しては冷ややかなコメントばかりで悲しくなってくる。日刊スポーツでは西本聖氏が一旦、二軍で調整した方がいいなどと簡単に言ってくれた。そりゃ、確かにそうかもしれんのだが、今の桑田は二軍に落とされたら、2度とお呼びがかからないかもしれないだけに、そう易々と同意する訳にもいかない。報知では日程の都合上、次回がラストチャンスなどと書いてあった。もう何回ラストチャンス報道をされたか分からないくらいだが、そういう意味では桑田は結構、チャンスを貰っている事になる。ローテ通りなら、次の登板は広島戦。前回の広島戦は黒田とぶつかる不運もあったが、この儘いけば、少なくとも黒田との直接対決は回避出来る筈。少なくとも、巨人においての正真正銘のラストチャンスの時が近付いている事は否定出来ない訳で、次回は何としてでも結果を残して欲しいものだ。
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