July 29, 2005 21:00

ごはん vs 野球 四回戦(その4) / 「中井正広のブラックバラエティ」

 子供味覚の小学生にタバスコの味を嫌われ、一時はベンチに落とされる屈辱を味わわされたが、中学生ならいけると睨む勝俣コーチは意気揚々。知ちゃんも「これ、勝俣コーチ、ちゃんとね、覆したのがえらいわ」と、勝俣コーチの執念を称えていたが、中井監督は…
 
「これで無理だったら、コーチの意見、もう聞かなくなりますからね、僕」
 
 などと、無体な事を言っている。前回、修復されかに見えた二人の関係は依然として崩壊寸前の薄っぺらく脆いものの様だ。しかし、勝俣コーチが何を言おうが、スタメン入りを最終決定しているのは中井監督自身であり、試食の際に美味いと評価したのも中井監督。それでいて全面的に勝俣コーチに責任を押しつけようとするのは、指揮官としては最低だよなぁ。必死こいて4番に留めている「お酢ごはん」はあの体たらくなのにさ…。明らかに4番にふさわしい若き主砲がいるにも拘わらず、自分が金満補強で獲得してきた選手を執拗に4番に置き続けて失敗したり、自分の継投ミスを投手コーチのせいにしたりして、ロクに勝てなかったどこぞの終身名誉監督を彷彿とさせるわさ。中井監督の非情な態度に対して…
 
「いや、まぁ結果を見て下さい」
 
 と自信満々な勝俣コーチ。食べ始めはタバスコの辛さに拒否反応を示していた選手達も食べていく毎に好反応を見せだし、手応えを感じていた勝俣コーチだったが、結果は4人「○」判定で惜しくも凡退。「嘘だ〜」と愕然とする勝俣コーチとは対照的に、中井監督は何とも嬉しそうに大笑い。こいつ、この展開を期待してやがったな…。酷い、酷過ぎる、十万石饅頭!
 
「足が遅いのかなぁ。三遊間の深い所までいくんだけどもねぇ、足が遅い」
 
 などと訳の分からない分析をする中井監督だが、当初はこういう話にもノリを合わせていた勝俣コーチはショックの為か、一向に食いついてこない。それでも策略家の勝俣コーチは「(タバスコが)ケチャップと全然合ってないからすごいまずい」と言う選手の批判に対して「基本だな、基本に戻ろう」と自分を戒めるかの様に見せつつ、戦力外通告はさせまいとさり気なくポツリと呟くのだった。
 
「あれ?(スタメンから)降ろす気ゼロや、あの人…。全然続けていく気満々」
 
 と、知ちゃんにはツッコまれてしまうのだが、あえてリアクションは取らずにVTRに集中している様に見せて、その場をやり過ごす勝俣コーチの知謀たるや恐るべし。さて、二死三塁と後がなくなった所で打席にはハイレグさん(もうこのネタはいい加減、辞めてやれ)開発の「ゴマ」。ここまで2打数2安打1本塁打と結果を残してきた「ゴマ」は数々の文句を浴びながらも、何だかんだで6人「○」判定のタイムリー二塁打を放ち、4点目をゲット。ここで前回、奇跡の初安打を放った「水かけごはん」が登場するも、「ゴマ」を食べた箸についたごま油が水に浮いてくるマイナス効果が発生するなど、「ごはんを台無しにしている」と厳しい評価の末、僅か3人からしか「○」判定を貰えず、無念の凡退。対中学生の初戦は打者8人で4点を獲得するも、打者一巡とはいかず、黒星に終わるのだった。
 今回の対戦相手は女子ソフトか男子中学生の2択だったのに、次回の相手は何故か、女子小学生野球チームに勝手に決められていた模様。いつものごとく、新オーダー会議が開かれるのだが、無知なナイジェリア人を調子ぶっこいていじり倒すと言う国際問題に発展しそうなシーンに長らく時間を割かれたせいで詳細は全てカットされてしまった。結局、勝俣コーチ子飼いの「タバスコチャップ」「梅干し残り汁かけごはん」は、再び「トチジ」「モモ缶詰残り汁かけごはん」にスタメンを奪い返される憂き目に遭わされる始末。「なめ茸空きビンごはん」が7番に昇格したのが、唯一の救いだろうか…。
 
 
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