July 17, 2005 23:21

桑田、失意の3回KO! 最後通告へカウントダウン!?

 造反五人衆最後の一角として、巨人を支えてきた桑田が絶体絶命の崖っぷちに立たされている。先々週は茂雄復帰暗黒Xデーと言う異常な状況に巻き込まれた挙げ句、ナベツネごときからダメ出しを食らい、先週は雨で試合が流れると、その儘、この日まで登板機会を貰えず、中13日での先発登板となるなど、無体な扱いを受け続けている桑田だが、この日は初回、簡単に3人でなで斬ると、続く2回には先頭のメカゴジラを四球で歩かせるも、素早いクイックモーションで二盗を阻止するなど、結局、3人で打ち取る上々の滑り出しを見せた。
 その裏、阿部の2ランで先制後、二死二塁の場面で打席が回ってきた桑田は持ち前の食らいつくバッティングで三遊間を痛烈に破る会心のヒットを放つも、レフトが浅めに守っていた事で二塁走者のガッツな貴公子・仁志は三塁止まり。ここで清水はショートへのポップフライを打ち上げてしまい、結局、二者残塁。ここで塁上に留まってしまった事が果たして、投球のリズムを崩す一端となってしまったのか否かは分からないが、直後の3回、いきなり、先頭の村田に被弾した桑田は二死走者なしから連打と四球で満塁のピンチを迎えると、メカゴジラに走者一掃のタイムリー二塁打を浴びて、逆転を許してしまう。悪太郎・堀内監督は早くもこの回で桑田を見限り、4回からは岡島にスイッチ。精神的支柱を失った巨人に逆転する余力はなく、結局、4−7でゲームセット。
 悪太郎・堀内監督は球宴明けの起用法については明言を避けたが、6週連続6連戦と言うハード日程の為、桑田には次の先発機会は与えられる模様だ。しかし、この登板がラストチャンスになる可能性が高いと言うのが大方の予想らしい。本当に桑田はもうダメなのか? 今季のこれまでの投球内容を見ると、好投していて、突然、1イニングたけ崩れる傾向にある印象が強いのだが、これは起用法次第でフォローしえないものだろうか…。どうあろうと桑田自身が先発完投に拘る様では如何ともしがたいのだが…。
 また、投手としては、衰えが隠せない桑田だが、野球選手としては、まだまだいける様に思う。そう、野手としてなら…。この日も会心のヒットを放っている様に、バッティングやフィールディングを見る限り、桑田のプレーはひときわ光るセンスを感じさせるものであり、また、あの全力プレーはナインの士気を大いに高めうる。少なくとも、チャンスでゲッツーを量産し、ヘッポコバントを連発する「あの男」よりは頼りになりそうな気がしてならない。ここまで20年間、投手一筋で172もの白星を積み上げてきた男が、今更になって野手転向…なんて事は極めて異例であり、恐らく、実現どころか話にすら挙がらないと思うのだが、現実問題、そんなに無茶な提案でもないのではなかろうか。投手として、限界を感じた時ないしは球団から見限られた時、現役を続ける事を諦める前に野手転向と言う選択肢を少しは考えてみて欲しいものである。流石に、今の年俸は貰えないだろうけど、同じく造反五人衆の一角だった名手・川相の生き様を目の当たりにしているだけに、桑田にも徹底して足掻いて欲しいと思う次第である。

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1. 桑田投手・・・  [ _____________いぬわし組 背番号10 ]   July 18, 2005 11:26
すっかりイーグルスファンとなった私ですが、桑田投手だけは今でも応援しています。前にも書いたかもしれませんが私にとって野球=桑田真澄、といっても過言ではないほど、PL学園の頃から桑田投手を応援していました。決して恵まれた体型ではないのに工夫を重ねている姿、...

コメント一覧

1. Posted by じまぁ   July 18, 2005 11:32
はじめまして。TBさせていただきました。
桑田投手の野手転向は面白そうですね。本人はさすがに承諾しないと
思いますが、たまに代打で使ったり、サードで起用するなど投手との兼業なら
プレーしてくれるように思います。
このまま引退してしまうのはもったいないですよね。

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