June 08, 2005 21:02

新球伝授は意外な男から… / 今週の「MAJOR」

 吾郎のにわか変化球を甘く見て、あえなく空振り三振に倒れた寿也。その新球とはホームベース手前でワンバウンドする程、落差のあるフォークボールだった。寿也のスイングからして、フォークではないっぽいとか言ってたのに、思いっきりフォークやがな。ただ、落ちる事を予期してしなかった上、あれ程、落ちたボールならば、もっと腰砕けでヘッドアップした空振りになって良さそうなものなのだが…。まぁ、それはそれとして、前にヘナチョコフォークを見ていただけに、たった一週間の特訓でこれ程、落差のあるフォークを会得した事に驚く寿也に対して、吾郎はある人に手ほどきを受けたと言う。
 時は一週間前に遡る。ジャイロボールの切り方を覚えてしまっている為、支障の少ない変化球としてチェンジアップとフォークと2つの選択肢しか残されていない吾郎は必死の特訓を開始するも、いつまで経っても一向にモノに出来ない。利き腕でない左で変化球を操る事の限界を感じ苛立つ吾郎だったが、そこへ代表捕手のD.マッケンジーと野呂が投げ込みの為にやってきた。日本人メジャーの先駆者であり、今なお、黙々と投げ続ける孤高の男・野呂(吾郎って、おバカな割には結構、詩的表現には妙に優れているは何故だろう)の代名詞とも言えるフォークに興味津々の吾郎はマジマジと投球練習を見学するも、第一クールだから、まだ投げるつもりはないとの事。「なんか変化球でも覚えたい」などと言う軽いノリの吾郎に、フォークを投げるには素質と相応の努力が必要な上、肩や肘に負担のかかるリスクをはらんでおり、「なんか変化球でも」程度の気持ちなら辞めた方がいいと叱咤する野呂。
 しかし、軽いノリは単なる照れ隠しであり、実際には相当な決意をもって変化球習得に賭けている吾郎。リスクなど気にしないし、「野呂さんもフォークを投げた事を後悔していないでしょう?」と言う答えが琴線に触れたのか、野呂はフォークの形で握ったボールを突き出し、力ずくで抜いてみろと持ちかける。必死にボールを抜き取ろうとする吾郎だが、野呂のボールを挟む力は驚異的で一向に抜けない。フォークを会得するには、まずこれくらい出来なくてはダメだと言うのだ。野呂の握力は70kg。フォークで有名なササキ…、もとい、ササモト様は80kgの握力を誇ると言う。ところが、吾郎の挟んだボールを抜き取る事が出来ず、予想以上に吾郎の挟む力が強い事に驚きを隠せない野呂。吾郎の握力は右が70kg,左に至っては何と90kgもあったのだ。右から左に転向した際に、左を徹底的に鍛え上げたが故の成果だった。
 リスクを厭わない吾郎のスピリットと素養を認識した野呂は吾郎にフォークの伝授を約束。しかも、吾郎ならコツさえ掴めば、すぐにでも投げられる上、野呂自身が会得出来なかったと言う「あのフォーク」が投げられるかもしれないと言うのだ。果たして、「あのフォーク」とは一体!?
 それにしても、吾郎に変化球を教えるのはてっきり根本さんかと思っていたのだが、野茂…、いや、野呂とは意表をつかれたな。日本人メジャーもOKな日本代表が結成されるとして、鈴木一郎や今夜の松井さんは当確にしても、果たして、野茂が選ばれるかどうかと言うと、ちょっとアヤしい気がする。格で言えば、入って然るべき所はあるけど、流石に全盛期はとうに過ぎているからのぅ。そんな感じで野呂が代表にいると言う前提がまるで欠けておったわぃ。ただのフォークでは拍子抜け所だったが、やはり、1ランク上のフォークの様で、そのボールの質よりも名前が気になって仕方ない。「スカイフォーク」とかだったら、凄ぇ嫌(^^;)。どうせなら「ブルースカイフォーク」に…(笑)。


Major―Dramatic baseball comic (1)

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コメント一覧

1. Posted by haru-haru   June 08, 2005 23:09
今週の「MAJOR」ではお初です。

野呂とは、ほんと予想外ですね。
親父さんの所属からいくと、
子宝大明神からの伝授もあったのに。

>「スカイフォーク」とかだったら、凄ぇ嫌

ハエが止まる球じゃなくてよかったですよね。

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