May 18, 2005 21:43

直球史上主義もそろそろ限界か!? / 今週の「MAJOR」

 コジローに打ちのめされ、父・茂野に変化球習得に走る時期にきた事を痛感させられたと漏らす吾郎。しかし、茂野はメジャーで4割近い打率を残したコジローに打たれた事イコール、メジャーに通用しない事にはならない,一人の打者に打たれただけで自分のスタイルを簡単に変えてしまおうとするのは結論を急ぎ過ぎていると諭す。何より、簡単にモノに出来る変化球があるなら、今までとっくにやっていただろうと…。そうか? 今まで何度か投げた即興ナマクラ変化球はモノに出来なかったから…とかそういう次元の問題で投げなくなったのとは違う様に思えるのだが…。
 ツーシーム,フォーシーム,カットボールと速球に近い変化球も武器として使える程にはマスター出来なかったと言う吾郎。ジャイロ回転でボールを切る事を体が覚えてしまっている事が、真逆の切り方になる変化球習得の足かせになっており、覚えようとするなら、抜くフォークかチェンジアップ,それ以外はジャイロボールに支障が出てしまうと、マイナーのコーチに言われたとか、右では投げられたチェンジアップが左では全くダメだと癇癪を起こしたり、今までのストーリーを忘れた訳じゃないんだよと言わんばかりのネタが続いた所で根本が登場。松尾さんのフリー打撃に投げろとの事だが、コジローとの敗戦ショックが癒えない吾郎はどうせ打たれるからと、これを拒否。しかし、打たせる為のバッティングピッチャーの名目で来ている吾郎のそんな言い分を根本が認める筈もなかった。落胆の色を隠せない吾郎に対して、根本はコジローをいきなりねじ伏せようとしたのが誤りで、打たれる事で分かる事もあるのだと踏まえた上で松尾さんに投げてみろ、とアドバイスする。
 コジローと比べると、どうにもオーラが足りない松尾さん。終始一貫して、コジローより格下感が拭えない松尾さんの描写にはいたく不満である。150kmの速球は投げるなと早々、茂野に釘を刺されてしまった吾郎は、力をセーブした球でひたすら打ち込まれまくるバッティングピッチャーの仕事をストレスを溜めながらも渋々全うする。そんな中、外角高めの際どい球をボール球と感じて何気なく見送った松尾さんの様子に吾郎は根本のアドバイスから何かを掴みかけるのだった。
 打者の主観による(正規のものとは違う)ストライクゾーンの感覚やコースの好き嫌いを踏まえた上で投げるとかそういう事? コジローの研究をせずに、ただ漠然と際どいコースに投げただけとは言え、完璧に打ち込まれたものが、その程度で立場が逆転する程の切り札にはなりえないよなぁ。この流れでいくと、あくまで緩急を使わずに直球至上主義を貫く雰囲気だけど、それ程の説得力を持たせる答えが果たして、導き出せるのか!?


メジャー 2st.Inning

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