May 12, 2005 22:42
謎のメガネ男の正体がついに発覚! / 今週の「ドカパロSS」
二塁ベースを踏み忘れたと言う殿馬のアピールでアウトを宣告された一球だったが、猛然と二塁塁審の元へ駆け寄ると、二塁ベースについた黒い染みを指摘。ベース際が速くて踏んでいないと錯覚される為、スパイクの先端に墨のついた袋をつけており、それが証拠に全てのベースに黒い染みが付いていると言う一球の抗議により、再度判定は覆り、ランニングホームランが認められる事に…。おのれはそんな理由で共有物にいちいち染みを付けるのかよ! ボールと違って、ホイホイと取り替える様ものでもないベースを塁に出る度に故意に汚すなんて行為は許される事なのだろうか…などと心配してしまう辺り、私はつくづく貧乏性だな。それにしても、あの説明からすると、一球はベースを踏んでいるのではなく、足を蹴り上げてから踏み込むまでの動作中にベースの隅に先端を掠らせて走っていると言う事になる。全ての塁でそんな事をスピードを落とさずにやるなんてのは超人的な所業だ。もう片方の足の踏み場所も限定されるし、自然な足の運びで確実に掠らせるのは、たとえ、歩きながらやったとしても、かなり難しい。まぁ、どうせ、一球は常人じゃないから…と言う事で全て片付けられてしまうのだろうな…。しかし、そんな事よりも、一球のプレーに殿馬がまるで気付けていなかった事の方が大ショックだ。
殿馬ショックは更に続く。直後の4回、スーパースターズの先頭打者は奇しくも殿馬から。これに対して、一球はヘルメットを目深に被って左目を隠し、白新高校の不知火投法を宣言。アイアンドッグスではなく、あえて白新時代にした必然性を勘繰った山田達だが、既に、左目を隠す事を忘れてしまっている一球が投げたのは、白新時代である根拠は何一つもないただの超遅球。大体、白新時代の不知火は殿馬にはしてやられまくってる訳で、あえて選ぶ理由が全く感じられない。もうこの訳の分からない影武者戦法は終わりにしてくれないものか…。さて、この超遅球に対して、殿馬はグリップエンドでのセーフティバントを試みるも、これを完全に読んでいた一球は鋭いダッシュでスライディングキャッチし、一塁で刺すのだった。ああ、いよいよ殿馬までがシメられ始めたよ。滞空時間の長い超遅球の間に、一球の猛ダッシュしてくる動きに気付きもせずに無為にバントしてしまうなんて、一体どうしちまったんだ、殿馬!? 続く微笑に対しては、南海権佐投法を宣言する一球。真似する価値のないモチーフに呆れ返る微笑だったが、一球の投じた大リーグボール1号によって、よけたバットに当てられてしまい、ピッチャーフライ。権佐はああ見えても制球力はあるんだよな。ストライクはきっちり入れられるし、ビーンボールもよけなければ確実に当たる所へ投げ込めるし…。無手勝流とうそぶく一球だったが、当然、これもビーンボールだった訳だ。「巨人の星」理論で言えば、バットを狙っているのでビーンボールでない事になるのだが、水島新司は「巨人の星」否定論者だった筈だ。いいのか!? もうこの訳の分からない影武者戦法は終わりにしてくれないものか…。
山田に対しては、これまたアイアンドッグスではなく、江川学院時代の中。岩鬼の「また左か!」と言うツッコミに対して、「左の中じゃない。5打席連続敬遠の中だ」などと、訳の分からない事をぬかした一球は二死走者なしで山田を敬遠。5打席連続敬遠の中だと、何故、右投げでいいのか、全く意味が分からない。もうこの訳の分からない影武者戦法は終わりにしてくれないものか…。
目の前で無為に敬遠されて燃える土井垣に対して、一球はついに真田一球として勝負する事を宣言。いよいよベールを脱ごうと言う相手が何故、山田ではなく、土井垣なのかが、さっぱり分からない。警戒しているのは岩鬼だけ…とか言う伏線もすっかり忘れ去られているし…。まぁ、とりあえず、訳の分からない影武者戦法はこれで打ち止めの様だ。一球の真価と言うと、個人的には「一球さん」の南波戦での初回の投球に尽きる。あの一球の迫力は凄かった。いちいち誰かに「凄い」などと言わせなくても、凄いと思わせる球を描けたんだよな、あの頃は…。次回、どれ程、「劇中で凄いらしい球」を投げても、きっとそうは見えないんだろうなぁ(T_T)。
そういえば、悪の温床・楽天ベンチにいる謎のメガネ男だが、山下コーチが彼に対して「監督…」と漏らした事により、どうやら田尾らしい事が判明。な、なにぃ〜っ、まさか田尾だったとは〜っ!? てっきりオリジナルキャラだとばかり…。
【謎のメガネ男編】 完
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