November 2009

November 29, 2009 21:16

 9回裏二死一、二塁と一打サヨナラの場面。Jr.が放った痛烈なピッチャー返しのライナーは、目にゴミが入ってしまった事で反応の遅れた吾郎の頭部を直撃。吾郎は跳ねたボールをすかさず拾って一塁へ送球するもセーフ。直後、吾郎は昏倒し、意識不明で担架で運ばれる事態に…。ギブソンが茂治の命を奪ってしまったのに続き、親子二代に渡っての悲劇などあってたまるかと言うJr.の祈りが通じたか、病院に担ぎ込まれた吾郎は無事に意識を取り戻し、CT検査の結果、頭蓋骨骨折や脳内出血等の症状は見られない事が判明。ワールドシリーズの方は吾郎の退場後、二死満塁からキーンのタイムリーでレイダースがサヨナラ勝ちを収め、3勝3敗のタイで最終第7戦へもつれ込む事に。そして、レイダースの先発には眉村が起用される事が発表されるのだった。

 やはり、あの状態から打球を回避する事は無理だった様で頭部直撃の憂き目に…。「何故、反応出来なかった!?」と言う眉村のリアクションに何だか笑ってしまった。何せ「目にゴミが入ったから」だしなぁ。こんな重要な場面でそんなショボい理由とは眉村も思うまいよ。とりあえず、死の淵で見た夢で再会したおとさんがまだ生きろと言わんばかりに去って行ったので、何とか一命は取り留めた吾郎だが、骨折も内出血もなかったと言うのは果たして安心していいんだか悪いんだが…。眉村相手の最終戦とあっては、また医師の制止を振り切って強行登板しそうな予感がありありだが、その所為で脳に何らかの悪影響が起きてしまい、再び生死の危機に立たされる様な事になりはしまいな…。そもそも、8年前、無茶を繰り返す吾郎に対して、ああいう管理体制を敷いた球団側が、ここで吾郎の登板を許可する様では問題があると思うのだが、だからと言って、このまま、病院のベッドで最終戦を見守って終わる様ではあまりにも寒い展開だしなぁ…。で、小森の現況はどうなってんのさ?

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November 22, 2009 22:02

11/22 斎藤vs新井◆U−26NPB選抜−9大学日本代表◆
セ・パ誕生60周年記念として行われる事となったプロアマ交流戦。鳩山首相が見事にストライクを決めた始球式の後、NPBの先発に起用された前田健(広島)が伸びのあるストレートで大学日本代表を簡単に3人で退ける静かな立ち上がり。その裏、東京六大学現役最多勝を誇る「赤くないハンカチ王子」斎藤(早稲田大)に対し、同期の坂本(巨人)がアウトローのスライダーをうまく拾って三遊間を真っ二つに破ると、セ・リーグ新人王の松本(巨人)が粘った末に四球を選んで、無死一、二塁。ここで天谷(広島)が初球に簡単に手を出して、セカンドゴロゲッツーに倒れる最悪の展開となったが、オーバーエージ枠で4番に座った新井(阪神)がライト前へしぶとく弾き返して、1点を先制。2回からは大嶺(ロッテ)が三者三振の快投を見せると、平野(偽バファローズ)−金刃(巨人)−久米(ソフトバンク)と繋いで、僅か1安打と大学日本代表に付け入る隙を許さない。しかし、打線は塁上を賑わせながら追加点を奪えない。5回には「和製ウィリアムス」の異名をとる中後(近畿大)に対し、一死からイースタン二冠王に輝いたトンガ(日本ハム)が左中間フェンスまで達する打球を放ちながら、二塁を奪えない大チョンボ。更に、トンガは続く銀仁朗(西武)のライト前ヒットの際、二塁を回った所で一瞬、躊躇した上で三塁を狙って憤死とプロとして恥ずかしい相次ぐ走塁ミスをかまし、結局、無得点。直後の6回、大学日本代表はNPB6番手・大隣(ソフトバンク)から小林(同志社大)がセンター前に弾き返すと、林崎(東洋大)が送った後、伊志嶺(東海大)がピッチャー強襲ヒットを浴びせて、一、三塁。ここで多木(法政大)の打球はショート後方へのどん詰まりのフライ。しかし、背走した坂本のグラブに当てながら落球するまずいプレー(記録はヒット)の間に小林が同点のホームイン。更に、土生(早稲田大)が死球を食らって満塁とチャンスを広げたが、若松(近畿大),越前(立正大)と打ち上げて、勝ち越しならず。追い付かれたNPB選抜は7回以降、唐川(ロッテ)−由規(ヤクルト)−山口(横浜)と繋いで、1失点で凌ぎきったが、打線の方は7回一死一、二塁,8回無死一、二塁のチャンスを作るなど、毎回走者を出しながら、あと一本が出ず、9残塁1併殺2盗塁死の拙攻でスミ1に終わり、1−1のドローとなった。

 両軍共に9投手を繰り出す小刻みな継投の所為で打者の的が絞りきれないうちに終わったと言う印象の試合。大学選抜8番手の西嶋(明治大)が無死一、二塁のピンチを作ってKOされた為に前倒しで登板した菅野(東海大)が2イニング投げた以外は全員1イニングぽっきり。注目の斎藤も初回のみで降板とあっては流石に物足りない。やはり、2〜3イニングは見てみたかったものだ。大体、延長なしの一発勝負で24人のベンチ入りは多過ぎるだろう。しかも、全員出場前提だし…。それにしても、トンガの走塁と坂本の落球はプロとしてはいただけないプレーだった。いずれも白星を逃すに到った致命的なミスと言えるだろう。

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November 19, 2009 22:25

 同点で迎えた9回裏二死一、二塁と一打サヨナラの場面で6年連続3割30本100打点をクリアしているメジャー屈指の強打者・Jr.が打席に入る。頂点を決める大一番で、再び因縁の対決を迎えた二人はいずれも同じ想いを抱いていた。新婚旅行で来日した際、茂治の墓前を訪れたJr.に対し、墓の場所を教えたから、必ずJr.が行く筈だとギブソンから連絡を受けていた吾郎が待ち伏せていた。いよいよ衰えを隠せなくなり、引退を決意したギブソンはワールドシリーズで吾郎と投げ合う事が出来なかった事を心残りにしていた様だが、二人はもう自分達の世代が争う番だと、近い将来のワールドシリーズでの対決を誓い合っていたのだ。吾郎の渾身の投球を弾き返したJr.の打球はピッチャー返しの痛烈なライナー。しかし、吾郎は投げた際に目にゴミが入ってしまった事で反応が遅れてしまう。打球は吾郎の脳天を直撃してしまうのか!?

 墓参りに来て「いい奴」呼ばわりされてデレるJr.が相変わらず、可愛い…なんて話はさておき、もうエンディングに向かっての既定路線の展開になりつつある…みたいな事を書いてて、その予想に沿うかの様にまたまた回想モードなんか始まったりして油断していたら、最後の最後でとんでもない事に! 相変わらず、満田氏は捻くれてるよなぁ。予想を裏切りゃいいってモンじゃないだろう。果たして、好捕して延長に突入する単なる脅かしのフェイクなのか、よもやの吾郎死亡オチなのか? 後者だとすると、既定路線どころではない超展開である意味、敬意を評するが、誰も喜ばないよなぁ。んでもって、今度は薫の腹の中にいる子供が、Jr.の子供に殺されてしまうと言う無間地獄が続いてしまうのか? この期に及んで、そんなオチではあまりにも酷過ぎる。とは言え、流石に、あの距離まで額に近付いた打球が頭部のどこにも当たらないってのは説得力がない訳だが、どうなる事やら…。そんな事より、小森の所在はどうなってるんだよ!?

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November 17, 2009 20:41

  8回にようやく同点に追いついたホーネッツだが、9回に勝ち越す事は出来ず、延長に持ち込むべく9回裏の守備につく。先頭打者をヒットで出すと、犠打を許した後、敬遠で塁を埋めて、一死一、二塁のピンチ。ここで満を持してクローザーの吾郎がマウンドへ。W杯でもバッテリーを組んだとは言え、同じ球団の一員としての公式戦では初めてとあって感慨を深める吾郎と寿也だった。一方、レイダースベンチではギブソンが、先発として最多勝2回,防御率1位3回,サイ・ヤング賞2回を受賞、3年前に血行障害を再発して球数の少ないクローザーに転向後は2年連続で最多セーブと吾郎メジャーでの輝かしい記録を振り返りながら、因縁の相手が偉大な投手として成長し、自分の前に立ちはだかっている事に感慨を抱いていた。プレイ前の打ち合わせではゲッツー狙いを示唆していた寿也だったが、そんな気など毛頭ない様子の吾郎は代わりばなペイトンを空振り三振に斬って取り、二死。ここでギブソンが最も期待を寄せるJr.が打席に向かうのだった。

 どいつもこいつも、走馬燈の様に過去を振り返りまくり。みんな、もうすぐ力尽きて死んじまうのか?(笑)。もう完全にエピローグモードの様相を呈してきているので、最早、吾郎がJr.を仕留め、寿也が眉村を打ち砕いて、ワールドシリーズを制覇すると言う展開が既定路線にしか見えなくなってきた。故に、まるで緊張感が感じられないのには困りものだ。あとは薫が出産して、生まれた息子がメジャーで投げ続ける吾郎の背中を追いかける流れで、いよいよ終幕と言う所だろうか。それにしても、小森が出る気配が全くないのが、寂しくて仕方ない。顔見せ程度に出てくるのではなく、小森にはそれなりの成果を見せて欲しかったのだがなぁ…。 

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November 14, 2009 17:14

11/14 阿部◆KIA4−9巨人◆(日韓クラブチャンピオンシップ)
不況の影響でスポンサーが降りまくった煽りを受け、休止となったアジアシリーズに代わって開催される事となった日韓クラブチャンピオンシップ。WBC制覇,リーグ3連覇,日本シリーズ制覇と次々に成し遂げてきた栄光が、一発勝負であるこの試合に敗れただけで全て瓦解しかねないと言う嫌なプレッシャーがかかる中、若大将・原監督は調子ぶっこいてゴンザレスを予告先発させるが、初回、いきなり韓国の鈴木一朗石毛宏典こと李ボンジョムを歩かせ、二盗を許すと、一死後、羅志完にタイムリーを浴びて、先制点を献上。4回から登板となった2番手・内海も5回、一死から4連打を浴びて、2失点。若大将の挑発じみた予告先発の所為で隠しておきたかったのに、渋々予告させられてしまったKIA先発・梁弦種の前に巨人打線は5回までゼロ行進と苦しい展開だったが、6回、二死走者なしからガッツがソロアーチを放り込み、ようやく1点。続く7回にはこの回から代わった3番手・郭正哲に対し、亀井のヒット,代打・工藤の四球で無死一、二塁とした所で日本シリーズMVPの阿部がライトスタンドへ3ランを叩き込み、一気に逆転に成功。更に、この後、李の二塁打と2四球で二死満塁とした所で寿司職人ラミレス,亀井,工藤と3連続タイムリーが飛び出して、この回大量7点のビッグイニングを形成。9回には代打で登場したルーキー・大田が三振を喫するなど、簡単に二死を取られたものの、ここから脇谷が四球を選ぶと、亀井がこの日4本目のヒットを放った所で工藤が2打席連続のタイムリーを放ち、ダメ押しの9点目。その裏、7回から登板していたオビスポが李賢坤にタイムリー二塁打を浴びたものの、後続を断ち、逃げ切った。

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November 07, 2009 23:45

11/6 巨人日本一◆F0−2G◆
王手をかけて再び札幌に乗り込んだ巨人。この試合にダルビッシュが投げない事が決まり、何とか第7戦まで持ち込みたい日本ハムは初回、第2戦の好リリーフが評価されて先発に抜擢された東野に対し、初回、先頭の田中がヒットで出るも、続く劇団ひちょりがキャッチャー小フライを上げてしまうヘッポコバント。稲葉も三振に倒れて二死となった所で高橋の殺人X打法が炸裂。右手甲に打球直撃を食らい、昏倒した東野はベンチに下がり、そのまま、僅か14球での降板を余儀なくされた。二死一、二塁のピンチでの緊急登板となった内海は第2戦で3回KOとなった為に先発枠から外された悔しさをバネに難敵・スレッジをファーストゴロに仕留めて、1球でこのピンチを脱出。直後の2回、日本ハム先発・武田勝に対し、巨人は一死から亀井が左中間を破る二塁打を浴びせると、二死後、阿部がフェンス直撃の先制タイムリー二塁打。1点を追う日本ハムはその裏、一死から糸井がヒットで出塁。二死後、あの男がセンター前へのライナーを放つが、松本のダイビングキャッチに阻まれ、無得点。4回には一死から小谷野が四球,糸井がヒットで出ると、鶴岡の犠打で二、三塁となった所でまたも打席には残塁量産マシンの名を欲しいままにするあの男が登場。あの男はまんまと泳がされてどん詰まりのセカンドゴロに打ち取られる本領発揮のチャンスブレイクで二者残塁。続く5回にはヒットの田中を劇団ひちょりが今度はきっちり送って、一死二塁とするも、稲葉,高橋の3,4番が連続三振に斬って取られて、またも無得点。3回以降、走者を出せずにいた巨人だが、6回、二死走者なしから松本がレフト前ヒットで出塁。続くガッツがライト線へ弾き返すと、稲葉が足を滑らせている隙に松本が俊足を飛ばして、一気に本塁を陥れ、待望の2点目を追加。その裏、一死から若大将・原監督は何か予感があったのか、好投の内海から豊田にスイッチ。代わりばな小谷野に痛打された豊田は二死後、鶴岡にもヒットを浴び、一、二塁のピンチ。しかし、ここで打席が回ってきたのはまたもやあの男。怒濤のチャンスブレイカーの名を欲しいままにするあの男はここでもどん詰まりのセカンドゴロに倒れて、二者残塁。続く7回にはこの回から代わった3番手・山口に対し、四たび先頭打者として打席に入った田中がこの日3本目のヒットで出るも、続く劇団ひちょりがファーストゴロゲッツーに倒れる最悪の展開。稲葉も倒れて、結局3人で攻撃終了。直後の8回、巨人は一死から坂本がセンター前に弾き返すと、松本が送って二死二塁。ここでガッツを敬遠して塁を埋めた日本ハムは武田勝から江尻にスイッチ。江尻は寿司職人ラミレスを空振り三振に仕留めて、見事にピンチを脱出。その裏からマウンドに上がった4番手・越智に対し、日本ハムは先頭の高橋がセンター前ヒット。スレッジ,小谷野と連続三振に倒れるが、糸井が四球を選び、一、二塁。こごて鶴岡に代えて、ミスタースナイパー・坪井を起用すると、巨人も越智を下げ、早くも守護神・クルーンを投入。逆転の走者を出す事になっても、あえて敬遠し、あの男にチャンスを潰して貰う作戦も考えられたが、万一、代打を出される様な事があってはまずいと勝負に出たクルーンの前にミスタースナイパー・坪井はセカンドゴロに打ち取られ、二者残塁。土壇場9回、日本ハム3番手・林が3人でピシャリと締める好投を見せ、その裏の攻撃に望みを繋ぐと、殺す走者も残す走者もいない先頭打者として打席に入ったあの男がここまで再三チャンスを潰しまくった事により充電しきったインケツパワーを開放し、レフト線へ二塁打。田中のファーストゴロで一死三塁となった所で代打・稲田が四球を選び、代走・紺田がすかさず二盗。ワンヒットで同点、一発が出れば、一気に逆転サヨナラの大チャンスとなったが、稲葉,高橋と連続三振に倒れて、万事休す。完封リレーで逃げ切った巨人は4勝2敗で7年ぶり21度目の日本一に輝いた。第3戦で同点弾含む3打点、第5戦ではサヨナラ弾を叩き込み、この試合でも決勝二塁打を放った阿部がMVPを受賞。完投選手は高橋,優秀選手には亀井,ゴンザレス,小谷野が選ばれた。

 ところで、歓喜の優勝の陰でキムタクが今季限りでの現役引退を発表。全く予期していなかったニュースにショックを隠せない。全てがうまくいった様でまだまだほころびの多い巨人において、様々な穴を埋める事の出来るユーティリティープレイヤー・キムタクの力は来季も十分に必要だと思うのだが…。

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November 06, 2009 23:27

 8回一死一、二塁のチャンスを迎え、バトラーが打席に入ると、レイダースはリリーフに左のビンセントを投入。特に、左に弱いデータがある訳でもない右のバトラーにあえて左腕を投入してきたレイダースの意図をいぶかしんでいたホーネッツベンチだが、一昨年、バッツ時代にバトラーは対ビンセント16の1とカモにされていた事が明らかになる。メジャーに定着してから2年が経ち、今までの自分ではないと意気込むバトラーは激振するが、ピッチャーのグラブを弾いた打球はセカンド正面へ。最悪のゲッツーかと思いきや、一塁走者・寿也がタイミングを見計らってこの打球にわざと当たり、オールセーフの満塁。ここで打席に入ったオブライエンが犠飛を打ち上げ、三塁走者・マードックが同点のホームイン。二塁走者・寿也も三塁へ進んだが、二塁を欲張ったバトラーが一、二塁間で挟まれてしまう。この隙に寿也は果敢に本塁へ突入。アウトのタイミングながら、キーンにぶちかましを仕掛けるが、キーンはボールを離さず、同点止まりに終わるのだった。

 寿也が打球に当たった瞬間、すかさず思ったのが、使い回しだと言う事だったが、その直後、使い回された当人である大河が自ら使い回しネタである事を暴露すると言うのは満田氏の自虐ネタなのか? 使い回しの権化・水島氏にもこれくらいやって貰いたいものだが、水島氏の場合は使い回している自覚がなく、使った事を完全に忘れているんだから、こういう仕込みは期待するだけ無駄か…。それにしても、バトラー、懐かしいね。あれからメジャー定着まで6年もかかるとは苦労したもんだなぁ。

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November 05, 2009 22:43

11/5 阿部◆G3−2F◆
どちらが勝っても王手をかける事になる第5戦、先手を取ったの日本ハム。2回、先頭のスレッジはセカンドゴロに倒れるも、古城のエラーで出塁。小谷野がヒットで続いた所でゲッツー量産マシンの名を球界に轟かせるあの男が本領発揮のショートゴロに倒れるが、辛くも一塁はセーフとなり、一、三塁。大野が三振を喫し、二死となった所で藤井はサードゴロに倒れるが、今度はガッツがエラーを犯し、タナボタの先制点をゲット。1点を追う巨人は日本ハム先発・藤井の打たせて取る投球に翻弄され、走者は出しても後が続かず、7回までゼロ行進。援護が貰えない中、巨人先発・ゴンザレスも日本ハム打線に付け入る隙を許さず、7回まで追加点を許さない。8回からは登板の2番手・山口も3人でピシャリと抑える好投を見せる。その裏、攻めあぐねていた藤井から建山にスイッチするや、代打・李が死球で出ると、代走・鈴木がすかさず二盗。一死後、3番手・林の牽制悪送球で鈴木が三進すると、代打・大道がセカンドの頭を越えるタイムリーを放ち、ついに同点。1−1で迎えた土壇場9回、4回一死から14人連続凡退とすっかり沈黙していた日本ハムだが、ここまでノーヒットだった高橋がライトスタンドへソロアーチを叩き込み、再び勝ち越しに成功。リードを奪った事でその裏から守護神・武田久を投入する逃げ切り体勢に入った。しかし、巨人はいきなり先頭の亀井が初球を右中間スタンドへソロアーチをぶち込み、あっさり追い付くと、一死後、今度は阿部が右中間スタンドへ2号ソロを放り込み、得意の一発攻勢で劇的なサヨナラ勝ち。巨人が日本一へ王手をかける形で舞台は再び札幌へ移る事となった。

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November 04, 2009 22:55

11/4 高橋◆G4−8F◆
一気に王手かけたい巨人は先発・春風亭半ケツがいきなり三者三振と最高の滑り出しを見せると、その裏、日本ハム先発・八木に対し、坂本の四球の後、松本がバントを2度失敗した末にヒットを放ち、無死一、二塁と絶好の先制チャンス。しかし、ここからガッツ,寿司職人ラミレス,亀井のクリーンアップがあえなく凡退し、二人の走者は釘付け。続く2回にも先頭の松田記者がセンターオーバーの二塁打を放つも、後続3人が倒れて、またも先制ならず。すると、日本ハムは3回、一死から田中,劇団ひちょりの連打,稲葉の四球で満塁とすると、高橋がレフト前へ痛烈なタイムリーを放ち、2点を先制。更に、二死後、小谷野が右中間を破る走者一掃のタイムリー二塁打を浴びせて、この回大量4点を獲得。その裏、巨人は二塁打の坂本が暴投で三進すると、松本のタイムリーで生還。なおも無死一塁のチャンスだったが、ガッツはサードゴロ,寿司職人ラミレスはセカンドゴロゲッツーに倒れる体たらくで1点止まり。4回にも先頭の亀井がヒットで出るも、松田記者がセカンドゴロ,阿部がピッチャーゴロゲッツーを食らう最悪の展開で無得点。巨人が攻めあぐねているのを尻目に日本ハムは5回、高橋がレフトスタンドギリギリに飛び込むソロアーチを放ち、5点目をゲット。再び4点差と広げられた巨人はその裏、先頭のキムタクがヒットを放った所で代打の切り札・大道が登場。しかし、ここでキムタクが八木の牽制に引っかかって、刺される大チョンボ。大道も倒れた後、坂本が四球、松本がヒットで望みを繋いだものの、昨日の爆発ぶりがすっかり影を潜めているガッツがファーストゴロとまたもブレーキで二者残塁。日本ハムは7回、巨人3番手・金刃に対し、一死から田中がライト線へ三塁打。劇団ひちょりは2球目にスクイズを仕掛けてファールとしてしまうが、続く3球目にもスクイズを仕掛けると、今度はきっちり決めて、6点目。その裏から登板の3番手・宮西に対し、巨人は先頭の阿部がライト前に弾き返すも、続くキムタクは三振。ここで左対左ながらあえて起用された李がセカンドゴロゲッツーに倒れて、結局、3人で攻撃終了。8回、高橋,スレッジ,小谷野の3連打で2点を失い、大量7点ビハインドとなった巨人はその裏、一死から飯山のエラー,ガッツのヒットで一、二塁とした所で寿司職人ラミレスにようやく待望の一発が飛び出すと、更に、亀井の四球,松田記者のヒットでチャンスを広げるが、阿部,キムタクと打ち取られ、3点止まり。9回には守護神・武田久から先頭の代打・古城がヒットで出るも、ここまで再三チャンスを作ってきた坂本,松本が凡退。ガッツはライトフェンス直撃の一打を放つが、4点差あるにも拘わらず、強引に二塁を狙って憤死し、万事休す。7度も先頭打者を出しながら、3併殺を食らうなど、チグハグな攻撃が目立った巨人とは対照的にチャンスを確実にものにした日本ハムは2勝2敗の五分に戻し、札幌への帰還を確定させた。

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November 03, 2009 23:13

 落合監督の陰謀により、とうとう今季も現役復帰をさせて貰えなかった名手・川相だが、何と来季から総合コーチとなる辻二軍監督の後任として、二軍監督に就任する事が決まったそうだ。これで来季の現役復帰はほぼ絶望的にになったばかりか、一塁ベースコーチとして姿を拝む事すら出来ない訳で、関東圏の地上波で川相の映像を見る事は殆ど叶わぬ夢と化してしまったと言っても過言ではなくなり、非常に残念だ。この人事はどういう意図なのかね? 辻が二軍監督として結果を出せていない(ファーム日本一になっても、一軍に定着出来る選手が出ていない)事で失格の烙印を押されて、結果の出せる二軍監督として川相が抜擢されたのか、単に、辻を総合コーチにしたいから、とりあえず川相で穴を埋めるだけなのか? とにもかくにも、決まってしまったものは仕方ない訳で、荒木,井端を球界屈指のコンビに仕上げた手腕を発揮し、二軍の若手を主力に育て上げて貰いたいものである。このポストを踏み台にして、立浪監督への繋ぎとして、一軍監督就任…なんて展開にならんものかね。

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11/3 小笠原◆G7−4F◆
東京ドームに舞台を移し、1勝1敗の五分で迎えた第3戦。ダルビッシュに使えるメドが立った事で何とか決着を札幌まで持ち込みたい日本ハムは初回、巨人先発・オビスポに対し、二死走者なしから稲葉がライトスタンドへ2戦連発となる先制アーチ。続く2回には一死から小谷野がソロアーチを叩き込み、2点目をゲット。しかし、その裏、巨人は日本ハム先発・糸数に対し、李,阿部と連続アーチをぶち込んで、あっさり追い付くと、続く3回には札幌では不振だったガッツにも一発が飛び出し、勝ち越しに成功。1点を追う日本ハムは5回、今季僅か3ホーマーの田中がライトスタンドへ放り込み、試合は振り出しに。追い付かれた巨人はその裏、二死走者なしから坂本が四球を選ぶと、松本がレフト前に弾き返して、一、二塁となった所でまたもガッツが走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、2点を勝ち越し。7回から継投策に切り替えた巨人は2番手・越智が1回をきっちり抑え、8回から3番手・山口を投入。しかし、山口はいきなり先頭の田中に死球を食らわせると、牽制悪送球で二進を許す一人相撲。更に、代打・劇団ひちょりをショートゴロに打ち取りながら、坂本からの送球を李が落球する間に田中の生還を許す体たらく。続く稲葉が歩いて、無死一、二塁とチャンスが拡大し、一気に畳み掛けたい日本ハムだったが、ここで高橋が最悪のセカンドゴロゲッツーを食らうと、スレッジもセカンドゴロに終わり、同点ならず。ピンチを逃れた巨人はその裏、一死からガッツの四球,寿司職人ラミレスの内野安打で一、二塁。二死後、松田記者が歩いて、満塁となった所で阿部がライト前へタイムリーを放ち、ダメ押しの2点を追加。9回から登板の守護神・クルーンは簡単に二死を取ると、代打・稲田のピッチャーゴロを処理して、一塁へ悪送球する粗相を犯したものの、最後は代打・トンガを空振り三振に斬って取り、事なきを得た。これで巨人は2勝1敗と一歩リード。これで史上初となる日本シリーズ通算100勝目をマーク。日本ハムは4点を奪ったものの、僅か4安打で3本がソロアーチと淡泊な攻めに終わったのが痛かった。

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November 02, 2009 21:38

 1点を先制されたホーネッツは8回、先頭の4番・ダンストンが凡退し、まず一死。ここで移籍してきてから8年間、主力打者としてチームを引っ張ってきたマードックが登場。今年でユニフォームを脱ぐと噂され、今シリーズに懸けているマードックはここで会心の二塁打を放ち、途中出場の寿也に打順が回ってくる。寿也は10ヶ月前、ホーネッツ入りを決めた事を吾郎に告げた時の事を思い出していた。ホーネッツ以上の条件でタイタンズからもオファーを受けていた寿也だが、自分を野球に巡り合わせてくれた吾郎と同じチームで一度は優勝したいと言う気持ちから吾郎と対決する道より、吾郎の球を受ける道を選んだのだった。FA移籍したキーンの穴を埋めるのは簡単な事ではないと言う吾郎の言葉に、それでこそやり甲斐があると決意を固めた寿也は万感の思いを込めて、打席に入るが、開幕2戦でリタイアし、メジャーでは殆ど実績がないにも拘わらず、執拗に警戒され、敬遠気味に歩かされてしまう。ギブソン監督はW杯で目の当たりにした寿也の勝負強さを忘れてはいなかったのだ。そして、レイダースベンチの奧には自分がマウンドにいても同じ選択をしたと答える眉村の姿が…。

 キーンが抜け、寿也は殆どレギュラーシーズンは役立たずだった上、ダンストンごときが4番を打っているホーネッツがまぁ、よくも優勝出来たもんだなぁと思わずにはいられない。マードックはすっかり大人しくなってしまい、キャラ的にも弱くなっちまったなぁ。寿也が一度くらいは吾郎と一緒に優勝したいとかぬかしている辺り、つまり、あれ以降も日本はW杯で優勝出来てないって事になるのか。いや、現実と違って、あれっきりW杯自体が開催されていない可能性もなくはないが…。さて、今回出オチだった眉村。寿也と同期なんだから、普通に考えりゃ、同じタイミングでメジャー行きを果たしていてもおかしくない訳でさほどの衝撃はなし。この二人に同時に抜けられた日本球界は大ダメージだろうなぁ…。出来レース的なワールドシリーズよりも、今、日本球界を誰が盛り上げているのかの方が気になるよ。特に、小森が果たしてプロに行けたのかどうか…。突然、キーンがリタイアし、眉村の球を受けるべく登場するのが小森だったりする超展開は………ないない。

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November 01, 2009 23:21

11/1 ダルビッシュ◆F4−2G◆
9月20日以降、戦線を離脱したままで、一時は日本シリーズの登板も絶望視されていたダルビッシュだが、初戦を落とした影響か、強行先発登板。コンディションが万全でない中での投球が不安視されながらも、緩いボールを積極的に使っていく技の投球で初回を3人で抑える無難な立ち上がり。一方、日韓クラブチャンピオンシップで出番がなかった為、こちらも20日ぶりの実戦と登板間隔の空いている巨人先発・内海はその裏、二死から稲葉,高橋と連打を浴びて、一、三塁のピンチを背負ったが、好調・スレッジを三振に斬って取り、先制点を阻止。巨人は2回、先頭の寿司職人ラミレスが二塁打を浴びせるも、亀井がバントを決められずに三振。松田記者,阿部も打ち取られ、寿司職人ラミレスは二塁に釘付け。続く3回には先頭の李がヒットで出るも、バントエンドランのサインを古城が見落としたのか、バットを引いてしまい、単独スチールとなってしまった李が楽々タッチアウトとなるまずい攻めでまたも無得点。すると、その裏、日本ハムは二死走者なしから稲葉の先制アーチを皮切りに、高橋,スレッジ,小谷野,糸井と怒濤の5連打で4点を奪い、内海を早々とKO。追いかける巨人は直後の4回、二死からまたも寿司職人ラミレスが二塁打を浴びせると、続く亀井がレフトポールを直撃する2ランを放ち、2点差と詰め寄った。その裏、一死一、二塁のピンチを切り抜けた巨人は直後の5回、二死走者なしから、古城,坂本,松本の3連打で満塁と一打同点のチャンス。しかし、ここで頼みのガッツが空振り三振に倒れて、三者残塁。続く6回には一死から振り逃げで出た亀井が続く松田記者の2球目を鶴岡が弾いた隙に二塁を陥れたかに見えたが、スライディングの勢いでベースから足が離れてタッチアウトとなる大チョンボ。松田記者も凡退し、結局、この回3人で攻撃終了ダルビッシュはこの回限りでお役御免となった。その裏、日本ハムは鶴岡が内野安打で出るも、金子誠がバントをピッチャー正面にまともに転がしてしまい、鶴岡は二塁で封殺。この後、田中がヒットで繋ぐも、続く劇団ひちょりが最悪のピッチャーゴロゲッツーを食らい、追加点ならず。両軍必死の継投で4−2の儘、土壇場9回へ突入。満を持して登板の守護神・武田久に対し、巨人は一死から亀井がバットを折られながらも、ライト前に弾き返すが、松田記者,阿部と凡退し、ゲームセット。ダルビッシュの強行登板が報われた日本ハムは1勝1敗と星を五分に戻し、東京ドームへ乗り込む事となった。

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