January 2009
January 23, 2009 06:59
第3戦の東京の先発は何と義経。実況アナが「明訓に唯一黒星をつけた伝説の投手」などと持てはやすのに対し、四国ベンチは所詮、20年近くも前の話で、以来、1度も投げていない…などと、ストッパーをやっていた事実などなかった事の様にナメきっていた。一方、四国の先発は土門。しかし、土門はいきなり初回から岩鬼,殿馬と立て続けに歩かせると、微笑に犠打を許して、二、三塁のピンチ。この日の指揮は知三郎ではなく小次郎とあって、山田を敬遠する事なく真っ向勝負を選んだが、ドンピシャで読まれて、先制3ランを叩き込まれる体たらく。その裏、四国は二死から坂田,武蔵の連続二塁打で1点を返すと、5回には今季ノーアーチのトカヘンに一発が飛び出して、1点差。リードも冴えるトカヘンは2回以降は追加点を許さなかったが、初回の3点が重くのしかかり、結局、トリオ・ザ・ブルペンのリレーで逃げ切られてしまう。2勝2敗のタイに持ち込んだ東京は第4戦をでかせぎ君の好投で制して、王手をかけると、第5戦には里中が鬼気迫る投球を展開。対する不知火も踏ん張っていたが、殿馬にグランドスラムを被弾し、轟沈。結局、東京が第2戦から4連勝を飾り、アジアシリーズ出場権争奪戦への進出を決めるのだった。その後、殿馬は正岡家に強制拉致され、ストーカー女の母親の下手なピアノを聞かされてうんざり。たまりかねた殿馬は自ら見事な演奏を披露するが、ストーカー女は義母への愛の力などと訳の分からない事をぬかして、世界屈指の演奏技術をないがしろにされた殿馬はますますげんなりさせられるのだった。そして迎えた巨人とのアジアシリーズ出場権争奪戦。里中以外の投手をまるで信用していない土井垣だけに、どうせ里中が初戦から投げるに違いないと睨んでいた若大将・原監督はブレイク中の坂本や松田記者を外して、小坂や亀井を起用。先発も上原ではなく、春風亭半ケツを使い、スタメン全員が全て左打者と言う極左打線を展開するのだった。
このペースだと、アジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦を引っ張って、アジアシリーズ出場権争奪戦は1ページで終了して、来季に移るかと思っていたのだが、まさかこの期に及んでアジアシリーズ出場権争奪戦が始まるとは予想外の展開だ。結局、指揮が小次郎に戻った途端に全敗を喫してしまうと言う四国にとってこの上なく悲惨な結果となり、知三郎の山田徹底敬遠作戦がいかに効果的である事をまざまざと思い知らされる事となった。折角、一塁が空いているのに、わざわざ山田と勝負して3ラン浴びるなんて愚の骨頂だ。それ以前に試合開始早々に岩鬼が四球で歩く(=悪球を4球も見逃す)なんて言う異常事態があっさりスルーされているのは何事かね。それにしても、土井垣の投手起用は本当にイカれている。最近はでかせぎ君も信用に足る存在になってきたのかもしれないが、3戦目に義経を持って来てしまう程、他の本職の先発投手に対して、信用が絶無。その義経は例によって伝説呼ばわれされているが、たかだか最速140kmで山田には2発含む3安打され、殿馬を歩かせまくって、岩鬼からど真ん中攻めで4三振奪っただけの義経のどこが伝説級なのかさっぱり分からない。伝説に値するのは武蔵坊の存在に尽きるだろうが! しかも、以来、一度も投げてないってどういう事よ!? 本領が(待遇は酷いとは言え)ストッパーに収まっているのは、義経をストッパー起用した事実が完全に忘却の彼方へ飛んでいるからなのだなぁ。で、前振りはあんなだったにも拘わらず、投手・義経である必要が全く感じられない試合内容のスカシまくりには愕然とするしかない。流石に、第2戦で使ったばかりの里中は引っ張り出されなかった様だが、王手をかけられた訳でもない第5戦で早くも先発させられるなど、相変わらずの登板過多ぶり。でかせぎ君も第2戦で8回まで投げてるのに、第4戦で先発起用ってのも訳が分からない。このチームの先発はどれだけ層が薄いんだよ! 土井垣のイカレ采配には呆れるしかない訳だが、今回の最大の不満はやはり、殿馬の扱いだ。グランドスラムぶち込んだから許されると思ったら大間違いだ。あれの一体どこが「秘打・皇帝円舞曲」なのか? 使い回すなら、ちゃんと同じ内容のバッティングにしろよな! 違うバッティングなら、ちゃんと違う曲を使え! まったく水島氏は20年以上経っても、クラシックのストックを増やす気などまるでないらしい。クラシックなんて山程、在庫あるんだから、ちょっと調べれば、幾らでも未使用の曲を拾って来られるだろうに! 挙げ句の果てに、正岡家に拉致されて、あの扱い。早くこの一家とは縁を切ってくれ! 正岡家は水島氏お得意の倒産ネタで路頭に迷ってくれんかな…。倒産と言えば、岩鬼がプロで大金を稼いで、かつての豪邸を取り戻すと誓った話はどこへ行っちまったのか。もうあの家を取り返すくらいは十分稼いでると思うのだが…。木之下家でも母親のオカルトパワーがまだ生きているから、これは運命だ、結婚だなどと訳の分からない話になっていたが、こちらにもうんざり。早く小林稔子を思い出せ! それから、山田家では、サチ子が「お母さん、智さんが2勝しました〜」とか言って、はしゃいでいたが、1勝しかしてないだろ! 第1戦は黒星,第2戦はセーブで、第5戦でようやく初白星やんけ! 頼むから、担当の人、しっかりチェックしてやってくれ! 耄碌してる水島氏の自己チェックなど到底アテにはならん以上、編集側が最大限のフォローして然るべきだろうが! さて、話は戻るが、アジアシリーズ出場権争奪戦の件。実際の日本シリーズでもパ・リーグが勝っている上、相手が巨人とあっては東京の勝利は100%揺らがないと見ていいだろう。案の定、MVPの寿司職人ラミレスも李も存在を抹殺されてしまった上、松田記者や坂本が外されても、それなりの打線を築ける巨人の層の厚さって、やっぱり凄いやね。殆ど二軍暮らしだった小坂がスタメンだったり、ケガでスタメン外されまくりのマッスル千代の富士が4番だったりするのは現実的には違和感バリバリだけどさ。
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January 21, 2009 22:15
手の痺れをチームドクターに知られたくない吾郎はオリバーから紹介して貰った女医・ファーガソンの元を訪れる。検診の結果、胸郭出口症候群と言う血行障害の一種であると診断される。安静にして抗炎症剤を投与しながら様子を見る必要があり、今季の登板は諦める様に告げられた吾郎は、細かい検査の準備の為にファーガソンが一時、離席した隙に治療費を置いて、逃亡を図るのだった。一気にコヨーテスを3タテし、単独首位浮上を狙いたいホーネッツだったが、その日の第3戦は雨で流れてしまい、シーズン最終戦へ順延する事となった。その後、ロードに出たホーネッツは3連勝でホームへ凱旋。一方、コヨーテスも負けじと3連勝を飾り、両軍同率首位の儘、あと4試合を残すのみとなった。幸いな事に3戦共、ワンサイドゲームだった為、お鉢が回ってくる事がなかった吾郎はストッパーとしての登板へ向けて、ブルペンで調整。20〜30球程投げても、全く左手に影響が感じられず、安堵する吾郎に対し、ある女性ファンがサインを求めて声をかけてきた。ボールを受けとろうとした吾郎だったが、いきなりその手を掴んだ女性の正体はファーガソン。あの時、置いていった金だけでは不足している診療費の徴収にやってきたとうそぶくファーガソンは取り立てを終えると、本当にそれだけで立ち去ろうとする。勝手に帰った事に後ろめたさを覚える吾郎はストッパーに任命された事を告げ、20〜30球なら大丈夫だろう?と確認を求めるが、ファーガソンは治療放棄した者にこちらから何も言う事はないから好きにしろと冷ややかな反応を見せるのだった。その日のタイタンズ戦、ホーネッツは1点リードの儘、8回を終え、9回からはいよいよ吾郎が登板する事になるのだが…。
ここに来て、覚醒アレックス&今夜の松尾さんを擁するタイタンズ戦が実現。この展開なら、吾郎の血行障害が再発するのが自然な流れな訳で、ハンデ付きとは言え、覚醒アレックスや松尾さんが活躍する可能性が高まってきた事はなかなか楽しみだ。しかし、満田氏の事だから、覚醒アレックスには打たせても、松尾さんだけはきっちりシメ倒すと言う可能性も大いに考えられるだけに、あまり楽観もしていられない。吾郎の血行障害は安静にして、手術をすれば、きっちり治る程度の代物と予想外の軽症の様だが、無茶をして悪化させ、投手生命に響かせる事になってしまうのか? 三船ドルフィンズや聖秀高校時代と違い、いかに優勝目前とは言え、投手生命を犠牲にしてまで今季に全てを懸けなくてはならない程のかけがえのない要素はない様に思うのだが、それでもやっちまうのが吾郎だからなぁ…。ファーガソンは当初のミーハーぶりが嘘の様な、なかなかの食わせ者の様子で、吾郎に対する抑止力にはなりえそうな気配だが、今季を棒に振らせる展開はちょっと予想出来ない。ポストシーズンでギブソンかJr.が絡んでくる様だと、尚更な訳だが、果たして、来季の吾郎は無事に投げられるのか?
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9回表二死満塁と言う敬遠すれば同点の場面で山田を迎え、知三郎からのサインを受けた不知火の投球は1,2球と立て続けに大きく外れるボール球。この期に及んで敬遠かとざわつく周囲をよそに、明らかに勝負に来ている球と感じていた山田はストライクゾーンに入ってきた3球目を激振。打球はライトのポールを僅かに切れる大ファール。山田に敬遠ではなく勝負だと読まれている事を察知しながら、知三郎は作戦を切り替える事なく、不知火は4球目も勝負に出る。外角へ切れるシュートを巧みに拾った山田の打球はサード後方へ。ストーキング行為にご執心で野球の練習を疎かにしているストーカー女は鈍い反応でこの打球に届く事が出来ずにレフト前ヒットとしてしまう。三塁走者に続いて、二塁走者・サルも一気に三塁を蹴って生還し、ついに東京が逆転。その裏、土井垣は抑えの本領ではなく、前日、完投したばかりの里中を起用し、逃げ切りに成功。小次郎はこの2試合で知三郎の役目は終わったと感じ、第3戦からは指揮を執る方針を固めるのだった。
先週、書いた通り、山田との勝負を選ぶと言う愚策を選んでしまった知三郎には幻滅するしかない。「大甲子園」の時の様な犬飼家の血が勝負に走ってしまった…と言う感性的理由でもなく、勝てる根拠があると言う理性的な理由でもなく、ただ漠然と勝負してしまった感がありありで、散々敬遠させられた挙げ句にこんな目に遭わされた不知火には同情するしかない。今回の山田は球種や配球ではなく、勝負か敬遠かと言う読みがポイントで、勝負と読みきられた段階でもう四国の負けは決まっていたも同然だった。折角、3球目を打ち損じてくれる僥倖に恵まれたと言うのに、再び敬遠に切り替えなかったのは愚の骨頂だ。知三郎はこの試合、引き分けで十分と言うアジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦におけるレギュラーシーズン優勝チームの有利さを全く頭に入れていない事が明白で、これではプロ野球の監督としては失格の烙印を押されても仕方がない。やんわりとした態度ではあったが、3戦目以降から知三郎に指揮を執らせない様に図った小次郎の腸は煮えくり返っていたのかもしれない。知三郎を監督に任命したのが自分自身だから、知三郎を責めようもないのだが…。結局、知三郎がこの2試合でやった事は山田を敬遠しまくっただけの事だったか…。一方の土井垣も相変わらず、里中以外の投手は全く信用していない非道ぶりを露呈。この展開で抑えのエースより、前日に完投した投手を選ぶなんて、ありえないだろう。そもそも前日に完投した投手が翌日のブルペンに入っている事自体が異常極まりない。信用度ゼロの本領には同情するしかない。まだ義経とかがマウンドに上がった方が納得がいくと言うものだ。この流れだと、このシリーズ、里中は再び先発させられる可能性は十分に考えられるし、このシリーズで潰されかねないな。まぁ、当の里中本人は今回のリリーフにノリノリで、土井垣イカレ采配に殉じる気満々らしいが…。とにもかくにも、ダメ指揮官同士の寒い第2戦であった。
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January 18, 2009 21:29
左手が謎の痛みに苛まれた翌朝、痺れも痛みも引いている事に安堵する吾郎。球場で監督に呼び出されると、逆転優勝を懸けた残り8試合を他の4人の先発で回し、吾郎には不振のワッツに代わってクローザーを務めて欲しいと告げられる。その後、キーンから左手を気にしていた事を聞かされていたトレーナーから様子を窺われながら、何事もなかった様に振る舞う吾郎。完投したばかりとあって、その日はあがりの吾郎だったが、ホーネッツは打線爆発で首位・コヨーテスに連勝。試合後、吾郎はオリバーに電話し、口の固い医師の紹介を依頼する。チームドクターに状態を知られてしまうとまずい事になるのではないかと予感していたのだ。翌日、病院を訪れた吾郎は結果は恐れていた通りのものだった。
結局、今回も血行障害かどうかなのは確定せず仕舞い。チームドクターに診て貰わなくて正解…と言っても、残り試合で投球許可が出ないだろう…程度の事なのか、今後の投手生命に関わるものなのかも分からない。吾郎の様子からすると、後者の可能性が感じられる程には深刻にも見えないのだが、果たして、一時的な故障でカタがつくのか否か…。オリバー推奨でホーネッツファンのメガネな女医はファーストコンタクトのミーハーぶりが無意味に感じられる程の変わり身の早さで、話の分かる対応を見せてあっさり診察が終わってしまったが、詳細は次回かな。それにしても、シルヴァはホント、ヤムチャロード一直線だな…。
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January 14, 2009 06:38
山田敬遠に対する報復紛いの武蔵敬遠策に、スタンドは大ブーイング。無駄に熱いスタンドとは対照的に小次郎は落ちる球が弱い武蔵にはでかせぎ君のフォークと対戦しなくて済むのは、むしろ助かるとほくそ笑んでいた。しかし、でかせぎ君の3球目はウエストし損ねて、ストライクゾーンへ。立ち上がっていた山田は慌てる様に飛びついて捕球。武蔵も見送って事なきを得たが、これで妙な雰囲気を感じ取った知三郎は4球目のモーション中に東京バッテリーの策が敬遠ではなく勝負である事を察知。武蔵にその事を知らせるが、時既に遅し。突然投じられたインコースの球に慌てて手を出してしまった武蔵はあえなく凡退してしまう。敬遠と見せかける事で集中力を削ぎ、タイミングを狂わせる事が狙いだったのかと小次郎は愕然とするのだった。しかし、東京が武蔵と勝負しようとも、知三郎は山田を全打席敬遠する方針を崩さない。それでも、スタンドから暴動が起こらなかったのは、大エース・不知火が黙々と投げ続ける姿を見せていたからだった。0−0の儘、迎えた6回裏、ストーカー女がレフト線のライン上にポトリと落とすと、二塁を狙うストーカー女を刺そうと慌てた微笑が打球を弾いてしまう大チョンボで、ストーカー女は一気に三塁へ。続く犬神は意表をつく初球スクイズを決めて、ついに四国が1点を先制。山田が歩かされまくって、如何ともしがたい東京はとにかく山田の前で満塁とするしか手がなくなっていた。かくして迎えた9回、フルカウントから見送り三振と思われたチョロへの球がボールと判定され、ついに東京は二死満塁で山田を迎える理想的な場面を作り上げる。不知火は歩かせれば押し出し同点となるこの場面で敬遠のサインが出ても従う覚悟が出来ていたが、果たして、知三郎の出したサインとは…!?
またやっちまった〜。敬遠と見せかけて、実は勝負…なネタはもう飽き飽きだ。大体、武蔵ごときの分際で、二死一塁などと言う訳の分からない場面で敬遠して貰えると思うのが自惚れ過ぎである。ましてでかせぎ君には分が悪いなんてデータがあるのなら、尚更だろう。だが、武蔵って、落ちる球に弱かったか? 土佐丸高校時代に里中に引導を渡した一発など、とてもそうは思えないが、きっとプロに入ってから殆どのキャラが総じて陥った極度のスケールダウンにより、その辺のスキルも失ってしまったのか…。このバターンは山田が打者の場合は必ず見抜かれて一発と言うオチになるが、これは後続打者における信頼度の差も大きいだろう。山田は自分以外まるで信用していない為、自分で決めるしかないと言う思いが強く、駆け引きにしろコントロールミスにしろ、常にストライクゾーンに来る可能性を考えながら、構えているに違いない。読みが当たれば100%近くスタンドに放り込めるとあれば、これは当然の姿勢だろう。読みが外れても、単なるボール球なので、見送れば済む話だ。なまじ後続打者を信じてしまった武蔵は歩かれる事に対しての諦めの気持ちが生まれていたとしても不思議ではない。まぁ、あの程度で集中力を削がれるなどプロの4番としては失格だが…。1ストライクから慌てふためいて手を出してしまう辺りも、不用意極まりない。その後も執拗に敬遠され続ける山田だが、後ろが微笑やら星王などの雑魚キャラならともかく、今回は殿馬だと言うのに、全くチャンスを広げられないと言うのは納得出来ないにも程がある。やはり、ストーカー女のさげまん効果の影響が大きいのだろうか。家族総ぐるみでストーキングされては気が重くなるのも仕方ない。とにもかくにも一刻も早く離婚を決意し、正岡家とは一切縁を切って貰いたいものだ。さて、そのストーカー女は今回も殿馬ファンを無駄に挑発。偶然でしかないレフト線上に落とした打球で「秘打 G線上のアリア」などと調子ぶっこいてほたえる様には怒りの感情しか湧いて来ない。偶然としか思えない様な事を計算して実行出来る天才的な殿馬の神業を愚弄している。そんなストーカー女を刺すどころか、ヘッポコエラーで足を引っ張ってしまった微笑のチョンボで先制を許してしまったでかせぎ君は非常に可哀想。たった一人敬遠されまくるだけで得点の可能性を完全に断たれると言うプロ球団とは思えない貧弱な攻撃力しか持たない東京打線だが、満塁にして敬遠させない状況を作ろうと言う目標を立てると必ず成功してしまうのが水島イズム。そこまで他の打者をまるで相手にしてなかった不知火がここであっさり満塁を許してしまう不可解さも水島イズム。しかも、必死こいて満塁にした筈なのに、そこまでの経過がほぼ省かれて満塁になっている辺りも拍子抜けだが、かと言って、予定調和的な満塁状況の構築を見せられるのもうんざりか。まぁ、この場面は当然、敬遠だろう。一発で1点取られる事を恐れて敬遠し続けてきた事を考えれば、ここで勝負する事は4失点を意味する。ただで1点をくれてやる事になっても、勝ち越される訳ではない。まして、アジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦において、1位チームの引き分けが勝利に匹敵する価値を持つ事を考えれば、四国は引き分けで終わっても何も痛くはないのだから…。万一、ここで勝負してしまう様なら、知三郎には幻滅するしかない。
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January 12, 2009 14:13
完投勝利を目前にしながら、指先に謎の鈍痛が走り、不安を隠せない吾郎。一死一塁で迎えたジョーンズに対しても、指の痛みの影響で甘いボールを投げ込んでしまい、一、二塁間へ痛打される。これをマードックがダイビングキャッチし、ベースカバーに入った吾郎へトスして、二死。更に、二塁走者がオーバーランした所で足を滑らせ、これで一気にゲームセット…と思いきや、吾郎は指の痛みからボールを握り損ねて、殺し損ねてしまう。二死二塁と一打同点の場面で打席にはシルヴァ。最悪、歩かせてもいいと言うキーンの言葉に頷く吾郎だったが、投げる度に痺れと共に伴う痛みの事が気になって仕方ない。初球のボール球は93マイルと球速もガタ落ちで、既に、吾郎はヘロヘロだ…と精神的優位に立ったシルヴァは続く2球目を激振。しかし、少しでもズレていたら抜けていたと思われる痛烈な打球は幸いにも外野手の守備範囲で、吾郎は辛くも完封勝利を果たす。試合後、マッサージを終え、一人、黙々と夕食をとりながらも、吾郎は指の痺れに対する不安で頭が一杯で、サンダースのねぎらいの言葉も頭には入って来ない。帰ってから、投手の手の痺れに関する故障をインターネット検索してみた吾郎が見つけたのは「手指血行障害」のページだった。
血行障害疑惑が一気に高まると言う、危惧した通りの最悪な展開に発展。順風満帆過ぎては、ドラマにならないとは言え、イップスを克服してから、まだ数ヶ月しか経っておらず、W杯からも半年ちょっと。どれだけ濃い人生送ってるんだよ、吾郎…。それにしても、よりにもよって、血行障害とはタチの悪い事に…。これなら、肩痛や肘痛の方がよっぽどマシだったのではなかろうか。努力や根性だけじゃ、何とかしきれず、投手であり続ける限り、最後までつきまといかねない故障だ。ましてや、ジャイロ回転を与えるボールの切り方や、精密な制球力など、吾郎のポテンシャルを維持しているのは、肩や肘よりも、指先による比重が極めて高い気がするしなぁ…。この期に及んで、こんな投手生命に関わるかもしれない故障に見舞われて、一体、この作品の終着点はどこに至るのか。まだ疑惑の段階で血行障害と決まった訳ではないけれど、むしろ、スカシネタであってくれと思わなくもない。それにしても、こんな状態の吾郎相手ですら、打ち崩せないシルヴァがヘタレ過ぎる。最後の一打はてっきり逆転2ランかと思ったのに…。もう本当にダメだ、こいつは…。シルヴァなんぞ出す暇があったら、覚醒アレックスとか、ナイスガイ・チャベスとか、アメリカの主砲・ボルテックとか出してくれよ! 今夜の松尾さんは出てきてもシメられるのがオチなので、出さなくていいです。
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January 09, 2009 07:04
声優・市川治氏が2日に心不全で亡くなっていたとの事。
livedoor ニュース
市川氏と言えば、「ドカベン」の実況アナウンサー役………………………もとい、不知火役の他、長浜ロボットアニメでの数々の名敵役で知られる名優。最近の「スパロボ」シリーズでも、すっかりおっさん声になってしまった里中(=神谷明氏)とは対照的に、当時と殆ど変わらぬ美声を披露するなど、健在ぶりを感じていただけに、突然の訃報はショックだった。ご冥福をお祈りします。
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January 06, 2009 23:15
大場つぐみ&小畑健コンビの「DEATH NOTE」以来となる新作「バクマン。」のコミックス1巻がいよいよ発売。ネット界では最早、周知の事実と言って過言ではない「大場つぐみ=ガモウひろし」説だが、そんな事など露知らずにいた読者でも、今巻を読む事でそれが紛れもない事実であると気付くだろう。話と話の間に大場つぐみのネーム→小畑健のネーム→完成原稿…と言ったものが紹介されているのだが、大場つぐみのネームはもう誰がどう見ても、あのガモウひろしの絵そのものなのだから…。主人公・真城最高の叔父で漫画家の川口たろう(故人)は完全にガモウひろしがモデル。画力のなさに苦労し続けた末に一発当てて、アニメ化までされたものの、以後は2作だけ連載された作品がいずれもすぐに打ち切られるなど、一体どこまでが事実でどこまでが虚構なのか分からないくらいリアルなガモウひろし的エピソードの怒濤のラッシュ。結局、一発屋に終わった川口たろうはひたすらに(モノになる事はなかった)ネームを大量に描き続けた挙げ句に過労死と言う悲劇を迎える自虐ぶりには、ガモウひろしファンでなくとも、泣けてくるだろう。「とっても!ラッキーマン」すら知らない最近の読者には全然グッと来ない要素かもしれないが…。ガモウひろしは過労死する事なく、原作者・大場つぐみとして「ジャンプ」に返り咲いた訳だが、本音は漫画家として成功したかったのかもしれない。劇中でも「原作・秋人/漫画・最高」の組み合わせは一見、「秋人=大場つぐみ/最高=小畑健」の様に映るかもしれないが、川口たろうの魂を受け継いでいるのは明らかに最高であり、大場…いや、ガモウひろしの魂は最高に託されているのは間違いないだろう。「バクマン。」はガモウひろしの願望と復讐心、どちらを投影しているのか…。とにもかくにもガモウ的視点で見ずにはいられない「バクマン。」なのである。まぁ、ガモウ度が凄まじいのは1巻くらいで、2巻以降はさほどでもなくなる筈なので、別に、ガモウひろしの事を全然知らなくても、安心して手を出せる作品である。度々、実在の作品名が出てきたり、リアルなジャンプ編集部システムの内情(どこまで事実かは分からない辺りの微妙さがいい)が次々に明かされたりする辺りも面白い。「『デスノート』の原作の人だって、どこかで書いてたぜ。何か仕事しないと5年後には飢えて死にますって」なんて台詞が出てきたりするくらいで、これはもう思いっきり本人のコメントで事実だろと…。ただ、1巻をより楽しむ為には、ガモウ作品を軽〜く読んでみる事をお勧めしたい。「とっても!ラッキーマン」は「男のロ・マン」が出てくる回くらいは見ておくと吉か…。
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著者:大場 つぐみ
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