October 2008
October 03, 2008 23:54
◆YB2−7D◆
地獄の連敗ロードが止まらない横浜はこの日も序盤から大苦戦。先発・真田が2回に中村紀のタイムリーで先制を許すと、3回にはベンちゃんのタイムリーで2点目を献上。4回に村田のタイムリーで1点差として貰ったのも束の間、直後の5回、一死一、三塁のピンチを作ってあえなくKO。更に、2番手・高宮が森野にタイムリーを浴びると、3番手・牛田はT.ウッズに川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに35号3ランを被弾し、この回4失点。続く6回には4番手・横山が谷繁に川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに2号ソロを叩き込まれて、試合を決定付けられた。
横浜が投打に精彩を欠き、53年ぶりとなる球団ワーストタイの14連敗。そのどん底状態の横浜にこのタイミングで当たると言う僥倖に恵まれた中日は余裕の3タテで6連勝を飾り、Aクラス確保へ王手をかけた。先発・吉見は2失点完投で10勝目をマーク。大混戦の新人王レースで大きく前進した。
◆S7−5T◆
3回二死満塁のピンチを切り抜けた阪神は直後の4回、鳥谷のタイムリーで先制すると、続く5回には二死満塁からゴンザレスの暴投,ゼブラ今岡の2点タイムリーで3点を追加。更に、6回にはシャア少佐にタイムリーが飛び出して、5点目。岡田監督は6回まで3安打無失点の好投を展開していた安藤を下げ、7回から万全を期して継投モードに入るが、これが裏目に出る。まず、2番手・久保田がいきなり3連打で満塁のピンチを作ると、一死後、3番手・ウィリアムスが代打・志田の併殺崩れの間にまず1点。さらに、青木にタイムリー,川島慶には走者一掃のタイムリー三塁打を浴びて、あっと言う間に1点差。8回には4番手・アッチソンが一死満塁のピンチを作ると、たまらず登板した守護神・藤川もいきなりの暴投で同点とされた上、川本に2点タイムリー二塁打を浴びて、勝ち越し点を献上する始末。土壇場9回、先頭の新井がヒットで出たものの、続くキュラソ星人は最悪のセカンドゴロゲッツー。代打・葛城イクローもあえなく凡退し、痛恨の逆転負けを喫した。
完封ペースの安藤を中4日で巨人戦に投げさせたいが為に引っ込めた岡田監督の余計な手出しで5点差を引っ繰り返された阪神は7度目のマジック消滅で再び巨人と同率で並ばれてしまった。余計な手出しであった事は間違いないにしても、完全に勝ちパターンのリリーフ4枚がここまで揃いも揃って炎上する事を予想しろと言うのは無理と言うものだろう。
◆M7−3E◆
小野,片山の両先発がいずれも序盤を無失点で切り抜ける上々の立ち上がり。0−0の均衡が崩れたのは5回。楽天は先頭の鉄平がヒットで出ると、渡辺直が送った所で2年5ヶ月ぶりのスタメンとなった平石が先制のタイムリー二塁打。更に、嶋が歩くと、二死後、内村が2点タイムリーを放ち、この回3点。しかし、その裏、突然、制球を乱した片山相手にロッテが猛反撃。一死満塁から連続押し出し四球で1点差とすると、竹原の2点タイムリー二塁打で逆転。続く堀も2点タイムリーを放って、この回、一挙6点のビッグイニングを形成。更に、6回には代打・神戸の2号ソロでダメを押した。
片山の突如の大乱調で逆転負けを喫した楽天は3連敗。最下位脱出は5日からの対ソフトバンク3連戦で勝ち越せば済む話とは言え、この日の黒星により、リードした状態でソフトバンクにプレッシャーをかける事は出来なくなった。ロッテは3つの貯金を稼ぎながらも、日本ハムに0.5差及ばない4位で今季の全日程を終了した。
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October 02, 2008 23:23
◆S0−1C◆
Aクラスへ最後の望みを繋ぎたい広島は先発・大竹が8回まで散発4安打無失点の好投を展開。しかし、この期に及んで、求道者・前田をシメ倒す事しか考えていないブラウン暗黒采配により、ルーキー・由規の前に2,4回と先頭打者を出しながらゲッツーで潰すわ、7回には三者三振を食らうわで、一向に均衡を破れない。0−0の儘、迎えた土壇場9回、代打を出された由規に代わってマウンドに上がった五十嵐に対して、広島は先頭の東出がレフト前に弾き返すと、川本の捕逸の間に二進。ここで赤松はスリーバントに失敗するが、オチョアのサードゴロを処理した畠山が一塁へ送球する間に三塁を狙った東出がこれを刺そうとしたユウイチの悪送球を誘い、ボールが転々とする間についに先制のホームイン。最後は守護神・永川がきっちり締めて、完封リレーを達成した。
相変わらず、1点を争うゲームになればなる程、求道者・前田を幽閉しようとするブラウン暗黒采配が大炸裂。危うく大竹を見殺しにして、5割復帰のチャンスを逃す所だったが、勝手にドタバタやってくれたヤクルト内野陣の自滅で辛くも白星を拾った。一方、由規はプロ入り最高の投球を展開しながら、最後まで援護を貰えなかった。
◆YB4−6D◆
連敗地獄に喘ぐ横浜は初回、四球の下園を藤田が送った所で、内川が先制のタイムリーを放つと、続く村田が寿司職人ラミレスに並ぶ42号2ランを叩き込み、3点目。更に、二死後、金城,相川と連打を浴びせると、石川もレフト前へ弾き返すが、本塁を狙った金城が憤死し、3点止まり。横浜は2回二死一、二塁,4回には無死三塁のチャンスを逃すなど、追加点を奪えない。一方、ハマのチンピラの前に4回まで0点と沈黙していた中日は5回、先頭のT.ウッズが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに34号ソロをぶち込んで、ようやく1点。8回には二死から代打・中村紀がヒットで出ると、続く李が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに15号2ランを放ち、ついに同点。試合はその儘、延長に突入した。迎えた10回、この回からマウンドに上がったはーちゅんに対して、中日は井端,中村紀のヒットで一死一、二塁とすると、李が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに2打席連続の16号3ランを叩き込み、一気に3点を勝ち越し。その裏、10年連続50試合登板を樹立した岩瀬が石川にタイムリーを浴び、なおも一発が出ればサヨナラと言うピンチを背負いながらも、何とか凌ぎきった。
またまた川相不在の弊害を露呈し、タイムリー欠乏症に苛まれた中日がやぶれかぶれの一発依存野球で逆転の5連勝。横浜は久々に飛び出した村田の一発等で初回から3点を先制する幸先のいいスタートとなったが、以降は拙攻続きでゼロ行進。ハマのチンピラも堪えきれずに追い付かれ、地獄の連敗ロードで全く出番が回ってこずに登板間隔の空き過ぎてしまったはーちゅんが炎上する形で6年ぶりの13連敗を喫し、90敗目となった。
◆M2−1E◆
楽天先発・青山に対して、ロッテは3回、一死から根元が二塁打で出ると、続く早川が先制タイムリー三塁打。更に、フクーラがセンターへ犠飛を打ち上げ、2点目を追加。初回に先頭の中村がヒットで出て以来、6回までノーヒットに抑え込まれていた楽天だが、7回、先頭の鉄平が二塁打を浴びせると、代打・平石のファーストゴロの間に三進,代打・フェルナンデスのセカンドゴロの間に生還し、1点差。しかし、8回からは川崎−荻野のリレーの前に3人ずつで打ち取られ、ゲームセット。
最下位回避と言う目標がある楽天に対して、4位が確定して目標を失ったロッテが辛くも逃げ切り。久保は制球に苦しみながらも7回を1失点で切り抜け、4勝目。楽天は散発2安打と打線沈黙で好投の青山を見殺し。試合のなかったソフトバンクと入れ替わりで最下位に転落した。
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October 01, 2008 23:58
◆Bs4−1H◆
ソフトバンクは1,2,3回と3イニング連続でゲッツーを食らう拙攻三昧。3回まで1安打無失点の好投を見せていた杉内だったが、4回二死一塁からローズに40号2ランを叩き込まれて、先制点を献上。直後の5回、2四球で二死一、二塁としたソフトバンクは高谷のタイムリーで1点差。なおも一、二塁のチャンスだったが、大村はファーストゴロに倒れて、1点止まり。偽バファローズは6回、内野安打の坂口を後藤が送った所で阿部がタイムリーを放つと、この日が引退試合と言う事で4番DHでスタメン出場していた破戒僧・清原が右中間を破るプロ最後のタイムリー二塁打を浴びせて、4点目。先発・近藤は今季2度目の完投で初の2桁勝利をマークした。
4併殺の大拙攻を展開してしまったソフトバンクが大惨敗で最下位脱出のチャンスをむざむざ逃してしまった。杉内も13三振奪って完投したものの、王さんのホークス1000勝,最下位脱出がかかっていると言うのに、悠長に破戒僧・清原相手にストレート一本勝負などと余裕ぶっこいている場合ではない筈なのだが…。破戒僧・清原に華を持たせる前に、まず王さんに華を持たせろよ!…って、やっぱり王さんの指示なのかなぁ。王さんは自分の1000勝より、破戒僧・清原の引退試合を優先しそうだよ…。そんなハンデを与える以上、それを上回る猛攻で打ち勝つしかなかったものを…。これで王さんのホークス1000勝を達成するには残り3戦全勝するしかなくなってしまった。うち1試合に岩隈が立ちはだかる事が予想されるだけに非常に苦しい展開だが、最後の最後に何とか意地を見せて貰いたいものだ。さて、アジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦の不出場を決め、この日が正真正銘、ラストゲームとなった破戒僧・清原だが、タイムリー1本を含む4打数1安打。最後は空振り三振で通算三振の日本記録を更新する形で締め括った。引退セレモニーだが、スペシャルゲストとやらはナレーションの内容からして、てっきり桑田かと思いきや(清原を弟の様に…とか言う辺りだけは違和感があったが)、長渕剛。「言うまでもなく」って、全然言うまでもなくじゃないよ! いや、長渕が来る事は知ってたけど、かなり桑田を連想させる様な紹介だったぞ。その長渕、「とんぼ」熱唱はいいのだが、あまりにもエキサイトし過ぎて、しんみりムードに水を差したと言うか、何だか一気に白けてしまった印象。これで終わりか?今度こそ終わりか?と思う度にまだ続くのかよ!と散々焦らされる超ロングバージョンで、サッサと破戒僧・清原の挨拶を聞かせてくれよ!と思わずにはいられなかった。ようやく始まった挨拶で、破戒僧・清原はこれまで関わってきた野球人やファンに感謝の気持ちを述べるのだが、花束贈呈に来たキュラソ星人はともかく、見届けにきただけの鈴木一朗の事まで触れておきながら、同じく球場に来ていた盟友・桑田の「く」の字すら触れないってのはどういう事よ! スペシャルゲストが桑田じゃなかっただけでも拍子抜けだった上、挨拶でも完全にシカトぶっこかれたのは、かなりガックリさせられたなぁ。まぁ、セレモニー自体には色々不満はあるけれど、ともあれ、23年間、お疲れさん。
◆S13−3C◆
2回に一死満塁から内野ゴロの間に先制点を貰った偽ハンカチ王子・斉藤だったが、3回に青木の14号同点アーチを被弾。続く4回には4連続四球で押し出しの勝ち越し点を献上し、あえなくKO。代わった上野も田中,川本,青木とタイムリーを浴びる大炎上。更に、満塁の場面で代わった青木もいきなり畠山に押し出し死球を食らわせると、飯原,梶本と連続タイムリーを許して、この回、悪夢の9失点。直後の5回、広島はオチョアのタイムリー二塁打,嶋の犠飛で2点を返し、応戦するも、その裏、代打・ガイエルの犠飛で突き放したヤクルトは6回にも川本の2号2ランで10点差をつけ、快勝を収めた。
無傷の3連勝中の偽ハンカチ王子を投入して、連敗阻止を図った広島だったが、4回もたずに5失点KOの背信投球。リリーフ陣も次々と打ち込まれて、3連敗で借金生活に逆戻り。これで3位中日との差は2と開き、Aクラス浮上へ赤信号。それもこれもこの期に及んで求道者・前田をスタメンは勿論の事、代打ですら起用しないブラウン監督の嫌がらせ采配が問題だ。本当にこの男は3位や5割の可能性を投げ打ってでも、求道者・前田をシメ倒す事しか頭にない様だ。これでAクラスも5割もあと僅かだったから…などと温情で続投が決まってしまうのが一番最悪なパターン。3位も5割も成し遂げられなかった時にはきっちり解雇して貰いたいものである。それが嫌なら、求道者・前田を使いまくって、3位に浮上してみせろ!
◆YB1−3D◆
2回二死満塁のチャンスを逃すなど、相変わらず、タイムリー欠乏症に苛まれる中日だったが、5回、一死二塁から川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに李が14号先制2ランを叩き込むと、二死後、ベンちゃんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに16号ソロを放って、この回3点。先発・人斬り抜刀斎は6回を無失点で切り抜けると、浅尾−高橋−清水昭と繋いで、最後は守護神・岩瀬を投入。岩瀬は石川にタイムリーを浴びて、完封リレーは成立させられなかったが、後続を断ち切り、中日は4連勝となった。
相変わらず、タイムリーの出ない中日がやぶれかぶれの一発依存野球で辛くも白星を拾い、Aクラスへ大きく前進した。人斬り抜刀斎は7月25日以来の先発で約3ヶ月ぶりの先発白星を掴んだ。一方、横浜はまたも打線沈黙で泥沼の12連敗。村田も内川もすっかり当たりが止まってしまっており、完封を逃れるのが精一杯だった。
◆E0−17F◆
Aクラスを狙う日本ハムに対して、田中を初の中4日で起用する嫌がらせで上位いじめを図ったノムさんだったが、これが大誤算。初回からスレッジのタイムリーで先制した日本ハムは続く2回には二死一、二塁から劇団ひちょり,稲葉の連続タイムリーの後、スレッジが16号3ランを叩き込み、この回5点。3回には金子誠がタイムリー二塁打を浴びせて、田中は失意の7失点KO。勢いづく日本ハムは5回には7長短打を集中して、一気に6点を追加。終盤にも着々と加点し、大量リードを広げると、投げては4投手で完封リレーを収め、今季最終戦を圧勝で締め括った。
日本ハム・ビッグステーキ打線(若大将・原辰徳命名)が5回にして早くも先発全員安打を達成するなど、計28安打17得点の大爆発。投げては先発・武田勝が5回を零封すると、先発要員のグリンが2回をピシャリ。更に、エース・ダルビッシュまで登場し、2回無失点で200イニングに到達すると、最後は守護神・MICHEALが締めると言う超豪華完封リレーで大勝を収め、3位を確定させた。楽天は田中の中4日起用が完全に裏目。ノムさんも2番手に一場を投入した辺り、もう完全に試合を投げていた模様だ。こういう楽な場面くらい栄養費パワーで何とか結果を出したい一場だったが、2回6失点の大炎上で傷口を広げる一方だった。
◆M5−9L◆
優勝しても一向に連敗が止まらない西武だったが、この日は2回に中村の46号2ランで先制。更に、一死満塁のチャンスに片岡がタイムリーを浴びせると、続く栗山が11号グランドスラムを叩き込み、渡辺俊はあえなくKO。その裏、大松のタイムリー二塁打で1点を返されるも、4回、細川の16号ソロ,中島のタイムリーで2点を追加。3位浮上へ負けられないロッテはその裏、橋本,サブローの連続アーチで2点を返すと、続く5回には4連打で2点を奪い、4点差まで詰め寄るが、反撃もここまでだった。
西武が苦手・渡辺俊を完全攻略し、シーズン終了ギリギリで何とか連敗を止める事が出来た。この所、不振に陥っている涌井は5回5失点とこの日もピリッとしなかったが、大量リードに守られて、3年連続の10勝目。2回の7点が重くのしかかったロッテは反撃及ばず、2試合を残して4位が確定してしまった。
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