September 2008
September 07, 2008 13:38
マードックから報復死球を要求されたが、茂治を頭部死球で亡くしている上、そういった暗黙のルールの事もバカバカしいと思っている吾郎は聞く耳を持たず、いきなり初球からストライクを投げ込む。これを見たマードックから、日本人はただの腰抜け民族だの、新しく入った仲間に歓迎の意も示さないのかだのと嫌みを言われ、集中力を乱された吾郎はスコットに2球目を痛打されると、続くバンドラスには四球を許して、無死一、二塁のピンチ。ここでマウンドに駆け寄ったキーンから、報復行為が嫌いなら無理にやる必要はなく、強いる方がどうかしているとなだめられ、ひとまず落ち着きを取り戻した吾郎。しかし、ここでウェルズに一塁線への送りバントを仕掛けられると、これを処理したマードックは何と一、二塁間真っ二つのとんでもない悪送球。指に引っかかったと白々しく言ってのけるマードックだが…。
報復死球を拒否した吾郎に対して、マードックはバント処理で過失を装ってタックルでも仕掛けるのかと思ったが、あからさまな悪送球とはまたセコい嫌がらせをかますもんだ。とは言え、ファーストにこんなのがいるんじゃ、全て送球を落球される危険性があるだけに迂闊に内野ゴロを打たせる事すら許されないとあって、たまったものではないな。打ってもわざと凡退とか平気でやりそうだ。だからと言って、吾郎が今更、改めて報復死球を投げる様な真似はしないだろう。キーンはすんなり擁護してくれたが、ベンチやフロントはどちらの肩を持つのかも気になる所だ。これで吾郎が報復死球を上から指示されたりしたら、また一悶着起こる事になるだろうし…。
メジャーの掟―大リーグの暗黙のルール
暗黙のルール
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September 06, 2008 22:03
◆S7−4G◆
2回、ヤクルトは先頭の飯原が二塁打で出ると、田中が送って、一死三塁。ここで川島慶が先制タイムリーを浴びせると、続く福川がレフトスタンドへ6号2ランを放り込み、3点のリード。ヤクルト先発のルーキー・由規は4回までパーフェクトの好投。5回、一死からマッスル千代の富士が15号ソロを被弾するも、落ち着きを失わず、あの男と阿部を連続三振に斬って取る。しかし、続く6回には一死満塁のピンチを迎えると、ガッツに痛恨の押し出し死球。更に、寿司職人ラミレスにはライトへ弾き返され、逆転タイムリーとなるかと思われたが、これを福地がダイビングキャッチ。犠飛とはなったものの、何とか同点止まりで切り抜けた。ヤクルトはその裏、二死一、二塁のチャンスを作って、内海をKOすると、代わった越智から福川がこの日 2本目となる7号3ランをぶち込んで、一気に3点のリード。続く7回にはよもやのリリーフ登板となった春風亭半ケツから先頭の福地があの男のヘッポコエラーで出ると、一死三塁となった所で青木がタイムリーを浴びせてダメ押し。9回にセーブのつかない場面ながら登板した林が寿司職人ラミレスに被弾したものの、後続を断ち、対巨人の連敗を8で止めた。
高校BIG3で唯一、水島の呪いを回避している由規がプロ2度目の先発登板。前回は2回もたずにKOの屈辱を味わったが、今回は6回3失点と先発の責任を果たし、福川の2発と福地のファインプレーにも救われながら、悲願のプロ初勝利。巨人は内海の交代機を誤り、先発要員の春風亭半ケツの投入も裏目に出るなど、継投策失敗で痛恨の黒星を喫し、再び自力Vが消滅。打線も僅かに3安打と沈黙。特に、下位打線はあの男が3三振に倒れるなど、ノーヒットに抑え込まれる体たらくだった。
◆D6−1YB◆
中日は初回、2本の内野安打で二死一、三塁とすると、ベンちゃんが左中間突破の走者一掃タイムリー二塁打を放ち、2点を先制。更に、続く中村紀が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに23号2ランを叩き込み、この回、4点。4回にはデラロサが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに6号ソロを放ち、横浜先発・桑原謙をKO。6回に村田のタイムリーで1点を返されるが、その裏、連続四球で貰ったチャンスに森野がタイムリーを浴びせて、再び5点差。先発・清水昭は終盤も球威が衰えず、完投で2勝目をマークした。
相手が阪神でなくなった途端に弱体化が目立つ横浜はこの日も5安打で僅かに1得点と沈黙。投げては先発・桑原謙が4回もたずにKOで完敗。そんな横浜が相手とは言え、清水昭はプロ初完投勝利。中日は一発依存野球で突き放し、5割に復帰した。
◆C3−5T◆
何とか連敗を止めたい阪神は初回、四球のシャア少佐を平野が送ると、二死後、キュラソ星人がレフト前へ先制のタイムリー。続く2回には先頭の関本が7号ソロを叩き込み、2点目。3回にも一死満塁と絶好のチャンスで前の打席で一発を放っている関本に回るが、ショートゴロゲッツーに倒れて、得点ならず。これで流れが変わったか、その裏、広島はヒットの梵が斉藤の犠打,東出のライトフライで三塁まで進むと、赤松がライト前へ弾き返して、1点差。5回には一死から東出,赤松と連打を浴びせると、二死後、栗原がライト前へ同点タイムリー。更に、これが桜井の悪送球を誘って、赤松が勝ち越しのホームイン。1点を追う阪神は6回、二死二塁から矢野がタイムリーを放って、すかさず同点。7,8回に続いて,9回も3人ずつで打ち取られた阪神はその裏、同点の場面ながらも早くも守護神・藤川を投入し、延長に持ち込んだ。ラストイニングとなった12回、広島7番手・大島に対して、阪神は先頭のシャア少佐がヒットで出ると、平野の犠打,桜井のライトフライで三進。ここで敬遠されたキュラソ星人が二盗を決めると、鳥谷がレフト前へタイムリーを放ち、2点を勝ち越し。その裏、広島は先頭の天谷がエラーで出るも、続く栗原がサードゴロゲッツーに倒れる最悪の展開。最後は末永が空振り三振に倒れ、阪神の連敗は5でストップした。
阪神が総力戦で延長戦を制し、ようやく連敗を脱出し、5度目のマジック22を点灯させた。10回に目の前でキュラソ星人が敬遠気味に歩かされての満塁のチャンスに凡退した鳥谷が12回も同じ様にキュラソ星人が歩かされた事で意地を見せた。それにしても、広島の12回のマウンドが何故、大島なのか。いや、ブラウワーとの2択では大島にせざるを得ないのだが、結局、そこに至るまでに投手陣を使い過ぎて選択肢がなくなっていたのが大きな問題だった。あの試合展開で安定感のある梅津や永川を何故たった1イニングで下ろしてしまったのか理解に苦しむ。阪神がアッチソン,藤川,久保田と2イニングずつ繋いでいったのとは対照的だ。求道者・前田は8回に代打起用されたが、一発出れば勝利の立役者になりかねない状況であった事を考えると、コンディションが低下している事をブラウン監督は見破っていたと見ていいだろう。一発の出ない可能性の高さを見破った上で、下位打線の前座的起用でプライドを踏みにじる二段構えの嫌がらせ。ブラウン監督にとって、求道者・前田をシメ倒す事に比べれば、3位に浮上する事などどうでもいい様だ。
◆H4−5M◆
ロッテ先発・成瀬に対して、ソフトバンクは3回、先頭の大村が二塁打で出るも、高谷のヘッポコバントで三塁でタッチアウト。続く本多がレフト前に弾き返すと、二死後、この日から復帰したハマのスペランカーが内野安打を放って、満塁とするも、松中は空振り三振に倒れて、三者残塁。4回まで1安打と好投していたホールトンは5回も連続三振で二死を取るが、ここからオーティズ,ベニー松山,早川と3連打を浴びて先制点を献上。その裏、内野ゴロの間に追い着いたソフトバンクだが、直後の6回、今江のタイムリー三塁打で勝ち越し点を献上。しかし、その裏、二死から小久保,田上,松田,大村と4連打を浴びせて逆転に成功。それも束の間、ロッテは7回、オーティズの10号ソロで追い着くと、続く8回には二死二、三塁からまたもオーティズがタイムリーを放って、2点を勝ち越し。土壇場9回、ソフトバンクは抑えの荻野から城所のタイムリー二塁打で1点差とし、なおも無死二塁と一打同点のチャンスだったが、高谷,本多と連続三振。代打・本間もセカンドゴロに倒れて、あと一歩及ばなかった。
ソフトバンクがチャンスを生かし切れずに痛恨の連敗で貯金が消滅。4位で並ぶ日本ハム,ロッテとの差は僅かに0.5で明日にも5位転落の危機に陥った。ようやくハマのスペランカーが帰ってきたが、内野安打1本に三振にゲッツーとパッとしない復帰戦となった。ロッテは成瀬が7回途中でKOされたものの、オーティズの3安打3打点の活躍で逆転勝ちを果たした。
◆F4−1E◆
楽天は2回、連続四死球で一、二塁のチャンス。ここから中島,鉄平と打ち上げて二死となるが、中谷のセカンドへの内野安打に田中のエラーが重なり、1点を先制。先発・片山は3回まで6三振のノーヒットピッチングと素晴らしい立ち上がりを見せていたが、4回、 一死から稲葉に痛打されると、二死後、小谷野,高橋と連続タイムリーを許して、形勢逆転。リードした日本ハムは続く5回にも二死一、二塁からスレッジが走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、2点を追加。土壇場9回、楽天は日本ハム守護神・MICHEALに対して、代打・草野の四球,鉄平のヒットで無死一、二塁と一発で同点のチャンスを作るが、高須,渡辺直,代打・中村と後続3人であえなく凡退し、ゲームセット。
ロッテにまで追い着かれ、5位転落の危機に陥った日本ハムが逆転勝ちで辛くも4位の座を死守。藤井は7回で7四死球と制球に苦しんだが、荒れ球が逆に奏功して的を絞らせなかったのか、打たれたヒットは僅か2本の自責点0で3ヶ月ぶりの3勝目。昨日、打たれたMICHEALは今日も冷や汗モノの投球だったが、何とか凌ぎきった。敗れた楽天は立ち上がりこそ良かった片山が中盤で崩壊。打線も10残塁の拙攻が響いた。
◆Bs1−7L◆
西武は2回、一死から中村がヒットで出るも、続く佐藤が最悪のショートゴロゲッツー…と思いきや、これを大引がお手玉し、オールセーフ。すると細川,赤田が連続タイムリーを浴びせて、2点を先制。3,4回と一、二塁のチャンスを潰してしまうが、5回、中村の36号ソロを叩き込み、偽バファローズ先発・山本はこの回限りで降板。続く6回には一死二、三塁から栗山,中島が連続タイムリーを浴びせると、7回には佐藤,赤田にタイムリーが飛び出し、7点目。偽バファローズは9回にカブレラの33号ソロで完封を免れるのが精一杯で破竹の連勝は7でストップした。
偽バファローズの連勝がついにストップ。7試合連続で白星がついていた様に快進撃を支えていた先発陣だが、この日の先発・山本は序盤から常に走者を背負う苦しい投球で5回KO。2番手・山口の炎上で完全に試合を決められてしまった。一方、西武は次々に大砲が消えたとあって、小刻みに単打を連ねて、終わってみれば16安打の猛攻。最後の大砲・中村はきっちりアーチを放つなど、それぞれの役割を果たしての快勝となった。
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September 05, 2008 23:56
◆S0−8G◆
5連勝と勢いに乗るヤクルトに対して、巨人は初回、一死三塁からガッツのタイムリー二塁打で先制。更に、寿司職人ラミレス,マッスル千代の富士と連続四球で満塁となった所で昨日のチャンスブレイクでインケツパワーを充電させたあの男がタイムリーを放ち、この回、2点。ヤクルトは2回、二死走者なしから田中の死球,川島慶のヒット,坂本のエラーで満塁とするも、ここで回ってきたのが川島亮と言うツキのなさで、三者残塁。3回には福地が歩いた後、宮本の犠打をグライシンガーがエラーし、ノーヒットで一、二塁のチャンスを掴むが、青木がショートゴロに倒れると、続く畠山はセカンドゴロゲッツーに倒れる最悪の展開でまたも無得点。0−2の儘、迎えた5回、巨人は二死から寿司職人ラミレスが歩くと、続くマッスル千代の富士が14号2ランを放ち、2点を追加。続く6回には一死一、二塁から亀井が走者一掃のタイムリー二塁打を浴びせると、二死後、ガッツ,寿司職人ラミレスの連続タイムリーが飛び出し、この回4点。グライシンガーは好調・ヤクルト打線を8回まで無失点に抑えると、9回は東野が3人で締め括る完封リレーを達成。これで巨人は3連勝。ヤクルトは連勝が5で止まり、5位転落となった。
グライシンガーが5戦連続2桁安打と波に乗るヤクルトを抑え込み、ハーラー単独トップの14勝目。打ってはまたまたガッツが決勝点を叩き出すなど、11安打8点の猛攻で完勝。巨人は阪神との差を3.5にまで縮め、自力優勝も復活。最早、逆転優勝は絵空事でも何でもなくなってきた。一気に3位の座を狙ったヤクルトだが、川島亮が8失点KOの背信投球で勢いを止めてしまった。追い打ちをかけるかの様に、村中が左肘側副靭帯損傷で今季絶望と言う暗いニュースが飛び込んできた。
◆D6−1YB◆
初回から無死一、二塁のチャンスをゲッツーで潰すと言ういきなりの拙攻で始まった中日だが、続く2回、一死一塁からデラロサが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに5号2ランを叩き込み、先制。4回にはデラロサ,山本昌のタイムリー二塁打の後、森野が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに15号2ランをぶち込んで、この回、4点。5回まで無失点と好投を見せていた山本昌は6回、大西のタイムリー二塁打で1点を失うと、続く7回に二死二塁のピンチを迎えた所でKO。代わった浅尾はいきなりガッツな貴公子・仁志を歩かせて、ピンチを広げるが、ここまで3安打と当たっている内川をショートゴロに仕留め、無失点で切り抜けた。その裏、満塁のチャンスを潰すなど、相変わらずのタイムリー欠乏症を露呈したものの、8,9回とリリーフ陣が踏ん張って、連敗を3でストップさせた。
阪神相手にはやたらと強かった横浜が、相手が変わった途端に一気に弱体化。単に相性の問題なのか、打線が爆発した試合をノーゲームにされて勢いが止まったのか、あるいは優勝争いを混沌とさせる役目を全うした事で燃え尽きてしまったのか? そんな横浜相手に山本昌がまたまた好投し、11勝目。打線は相変わらずのタイムリー欠乏症,一発依存症を露呈したが、何とか単独3位の座を死守した。
◆C6−3T◆
昨夜、恵みの雨で劣勢がノーゲームと化し、流れを変わったのか、阪神は初回、いきなりの5連打で2点を先制。しかし、それも束の間、その裏、広島は負けじと4連打であっと言う間に追い着くと、更に、関本のタイムリーエラーで2点を勝ち越し。3回には嶋のタイムリーで1点を追加。7回には栗原が18号ソロを叩き込み、ダメ押し。阪神は8回に1点を返したものの、最後は永川に締められ、今季2度目の5連敗となった。勝った広島は4位に再浮上。
怒濤の5連打で2点を先制した時にはいよいよ連敗脱出かと思われた阪神だが、その期待はあっさり覆されてしまった。5連打の後、後続があえなく凡退し、攻めきれなかった事と関本のエラーが痛かった。これで阪神はマジックが4たび消滅。果たして、5度目の点灯はなるのか。広島はまたもや求道者・前田がフル欠場に追い込まれたが、タナボタの逆転劇の後、ルーキー・篠田が踏ん張って2勝目。一夜で4位に返り咲いた。
◆F3−5E◆
楽天先発・田中は2回までに早くも6三振を奪う力投を展開。3回も先頭の劇団ひちょりを三振に斬って取るが、続く田中にセンター前へ弾き返されると、稲葉にはライトスタンドへ17号2ランを放り込まれて、2点を献上。日本ハムは5回にはヒットの劇団ひちょりを田中が送った所でまたも稲葉がタイムリーを放ち、3点目。楽天は6回、二死走者なしから連打と四球で満塁とするも、鉄平がショートゴロに倒れて、三者残塁。7回にも二死一、二塁のチャンスを掴みながら、ショートが凡退と一向に得点を奪えない。しかし、8回、日本ハムがグリンから武田久にスイッチするや、先頭の青波の長瀬がヒットで出ると、フェルナンデス,山崎武と連続アーチを叩き込み、一気に同点。土壇場9回、日本ハムは二死満塁と2試合連続サヨナラのチャンス。しかし、小谷野のライナーはセカンド・高須の守備範囲で三者残塁。試合は延長にもつれ込んだ。日本ハムは10回から守護神・MICHEALを早くも投入するが、一死一、三塁のピンチを背負った所で中村に走者一掃のタイムリー二塁打を浴び、これが決勝点となった。
楽天が粘りに粘り、延長を制して、泥沼の連敗をようやく7でストップさせた。田中は3回まで全てのアウトを三振で奪う驚異のハイペースで新記録達成も期待させたが、4回以降は急激にペースダウンし、結局、6回で降板。しかし、降板後とは言え、その力投に打線が応えた格好だ。日本ハムはここ3試合無失点と復調の気配を見せていた武田久が連続被弾で追い着かれる背信投球。MICHEALも攻略されて、先発・グリンの好投を台無しに…。これでロッテと同率で並ばれてしまった。
◆Bs8−3L◆
連勝街道を驀進する偽バファローズは初回に大島の2号ソロで先手を許すが、2回、大引のタイムリー二塁打で追い着くと、大島のタイムリーエラー,カブレラのタイムリー二塁打で2点を勝ち越し。続く3回には北川の11号ソロ,日高のタイムリー二塁打,下山の犠飛で3点を追加。大量5点を追う西武は5回、二死走者なしから片岡,栗山の連打でまず1点を返すと、続く6回には江藤の4号ソロで3点目。しかし、その裏からマウンドに上がったミッチーが追い上げムードに水を差す様に3四球で二死満塁のピンチを作った挙げ句、後藤に2点タイムリーを浴びて、またも5点差に逆戻り。西武は8回、一死満塁としたものの、中村,礒?と打ち取られると、息の根を止められた。
偽バファローズの破竹の連勝が止まらない。先制されても、打線全体がまんべんなく打つ繋がりの良さで、あっさり逆転勝利。特に、4安打1打点2得点の大引の活躍が光った。一方、後藤,ブラゼル,ボカチカと3日連続で大砲が登録抹消となるなど、長打力低下が著しい西武だが、この日はG.G.佐藤が左足首痛を再発させ、3回の守備からベンチへ退いた。結局、この儘、登録抹消となる模様。首位躍進を支えてきた打線の弱体化は偽バファローズの猛追を許してしまうのか? こういう時に投手陣に踏ん張って欲しいと言うのに、勝ち頭の帆足が3回6失点KOでは如何ともし難い。
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September 04, 2008 23:37
◆G6−2C◆
広島は初回、ヒットの赤松を天谷が送った後、オチョアのタイムリーであっと言う間に先制。更に、栗原がヒットで続くと、二死後、石原もタイムリーを浴びせて、2点目。その裏、巨人は一死一、二塁からシーボルのタイムリーエラーで1点を返すと、6試合ぶりのスタメンとなったマッスル千代の富士のタイムリー二塁打で同点。更に、阿部が歩いて満塁とチャンスを広げたが、あの男があえなく三振と怒濤のチャンスブレイカーぶりを遺憾なく発揮すると、これに愕然とした坂本も三振に倒れて、三者残塁。2回以降、両軍共に残塁を積み重ねながら、スコアボードはゼロを積み重ね、2−2の儘、8回へ突入。巨人は先頭のガッツが2試合連続となる28号ソロを叩き込み、ついに均衡を破る3点目。続く寿司職人ラミレスが二塁打を浴びせて、大竹をKOすると、代わったブラウワーから代打・大持ち,キムタクのタイムリーで3点を追加し、試合を決定付けた。
1点を争うゲームだと、迂闊に起用すれば、勝利の立役者になりかねないと言うブラウン監督の歪んだ思考により、求道者・前田はまたもやフル欠場に追い込まれ、好投の大竹を見殺し。これで広島はまたもや3位浮上のチャンスを逃したばかりか、5位へ転落してしまった。巨人はガッツが昨日に続いての一発でまたまた決勝点を叩き出し、阪神に4.5差と接近。金刃は今季初白星コソのが下ものの、7回2失点と次回に希望を持たせる内容だった。3番手・山口にはまたも白星が転がり込み、何と2桁勝利へリーチとなった。
◆S5−3D◆
打線好調のヤクルトは3回、先頭の福川が5号ソロを叩き込み、先制。更に、二死二塁のチャンスに青木がタイムリー二塁打を放つと、畠山が歩いた後、飯原もタイムリーを浴びせて、この回3点。続く4回には一死一、三塁から福地のサードゴロが野選を誘い、1点を追加すると、5回には福川の犠飛で5点目。先発の出戻り助っ人・ダグラスは川相不在の中日相手に8回まで内野安打1本を許しただけの完璧な投球を展開。完封ペースのダグラスだったが、9回からは木田画伯がマウンドへ。これ幸いと中日は川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに森野14号ソロ,T.ウッズの30号2ランで2点差にまで詰め寄り、守護神・林を引きずり出したが、反撃もここまで。
ヤクルトが5戦連続2桁安打で今季初の5連勝を果たし、広島と入れ替わりで4位浮上。この日は何と言っても、ダグラスの快投に尽きるだろう。ここまでとは行かないまでも、ダグラスが安定した投球でローテを守る様だと、Aクラス浮上へ大きな力になりそうだ。明日から好調・巨人との3連戦が始まるが、この勢いを持続出来るか!? 一方、3連敗の中日は先発・ウッチャンが5回もたずに5失点KO。打ってはダグラスの前に完璧に抑え込まれる有様。木田画伯から苦し紛れの2ホーマーで無理矢理叩き出した3点など明日に何も繋がりそうもない。広島が敗れた事で3位転落は免れたが、最早、5位転落すら時間の問題だ。
◆YB6−3T◆(降雨ノーゲーム)
連敗に喘ぐ阪神はこの日も大苦戦。先発・福原が初回から4連打を浴びて3失点。直後の2回に自らのタイムリーとシャア少佐の2点二塁打で追い着いたのも束の間、3回、吉村に勝ち越し3ランをぶち込まれるが、3回終了時に強くなった雨で試合が中断し、その儘、ノーゲームとなった。
対横浜7連敗は濃厚か…と思われる展開だった阪神だが、局地的なゲリラ豪雨に救われ、5連敗とマジック消滅を免れた。3回6失点の福原にとっては正に恵みの雨だった。対照的に肩を落としたのは横浜。クリーンアップトリオが6打数6安打と大爆発。先発の吉原もいい立ち上がりとは言えなかったが、プロ初勝利を掴めそうな展開だっただけに、全て台無しになってしまったのは残念だ。
◆F4−3H◆
0−0で迎えた4回、日本ハムは二塁打の田中が稲葉のファーストゴロで三塁へ進むと、スレッジが歩いた後、小谷野が犠飛を打ち上げ、田中が先制のホームイン。直後の5回、ソフトバンクは二死一、二塁から松田が同点タイムリー。7回には二死一、二塁から大村,荒金の連続タイムリーで2点を勝ち越し。しかし、粘る日本ハムはその裏、呪われた助っ人・ボッツの5号ソロで1点を返すと、続く8回には二死二塁からスレッジのタイムリーでついに同点。土壇場9回、フトバンクは二死から辻が二塁打で出るも、荒金が打ち上げて、勝ち越しならず。すると、その裏、日本ハムは四球のボッツを高橋が送った所で金子誠がレフト前へ弾き返して、代走・紺田がサヨナラのホームを陥れた。
相変わらず、西武の援護ばかりしている日本ハムがしぶとく粘ってサヨナラ勝ちを果たし、5位転落の危機を回避。ソフトバンクは折角、西武が敗れたと言うのに、またもお付き合いで3位転落。これで日本ハム相手に8つの負け越しと相性の悪さが出てしまった。先発・杉内はまずまずの内容だったが、毎回の13残塁と言う拙攻が大きく響いた。
◆E4−6Bs◆
何とか連敗を脱したい楽天は3回、一死から嶋,聖沢,渡辺直の3連打で先制すると、続く内村がスクイズを決めて、2点目。先発・木谷は4回まで4四死球を与えながらも、ノーヒットと好投していたが、5回、先頭の北川に初安打を許すと、一死後、坂口,下山に連打を浴びて、満塁のピンチ。ここでカブレラを三振に斬って取ったものの、続くローズに34号グランドスラムをぶち込まれ、一気に形勢逆転。偽バファローズは7回にもカブレラの32号2ランで6点目。楽天はその裏、代打・山崎武のタイムリーで1点を返すと、9回には守護神・加藤から先頭の中村がプロ初アーチを叩き込んだが、後が続かなかった。
絶好調の偽バファローズと絶不調の楽天の対決は下馬評通り、偽バファローズの3タテで終了。楽天が今季初の7連敗となったのに対し、ローズ,カブレラのアベックアーチで逆転した偽バファローズは今季初の6連勝でとうとう2位にまで浮上。100試合以上消化しての2位は何と10年ぶりだそうだ。明日から始まる首位・西武との3連戦でこの好調をキープして3タテする様な事があると、波乱が起きる可能性も生まれるだけに大いに期待したい。
◆M4−3L◆
初回に橋本の犠飛で先制したロッテは続く2回には早川のタイムリー,3回には今江のスクイズで着々と加点。5回まで無失点の好投を見せていた清水だが、6回二死走者なしから佐藤をインターフェアーで出してからリズムを狂わせ、栗山のヒット,中島の四球で満塁とすると、礒?にタイムリー二塁打を浴びて、2失点。続く7回には一死三塁のピンチを作ってKOとなると、2番手・シコースキーが二死後、片岡に同点タイムリーを浴びて、清水の白星は消滅。追い着かれたロッテはその裏、二死から今江が12号ソロを叩き込み、勝ち越しに成功。最後は守護神・荻野が締めて、逃げ切った。
一度は追い着いた西武だが、涌井が踏ん張りきれずに6カードぶりの負け越しを喫した。ロッテは今江がスクイズに決勝アーチと活躍。先発・清水は3点のリードを守りきれなかったが、川崎の好リリーフが光った。水島の呪いに取り憑かれている根元は(全く得点には絡んでいないが)18打席ぶりにヒットが飛び出し、辛くも3割陥落を免れた。
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September 03, 2008 23:42
◆G10−9C◆
若大将・原監督は何を血迷ったのか、李をスタメンから外し、ガッツをファーストへ回し、あの男をサードに起用。すると、初回から上原が二死満塁のピンチを迎えた所で、あの男がヘッポコタイムリーエラーをかまし、先制点を献上。しかし、2回、一死から先のエラーでインケツパワーが充電されたあの男がヒットで出ると、続く阿部のタイムリー二塁打で同点のホームイン。4回にはヒットの坂本を三塁へ進めた所でキムタクのタイムリーで勝ち越すと、続くガッツが27号2ランを叩き込み、3点のリード。しかし、直後の5回、広島は一死から東出,天谷と連打を浴びせると、続くオチョアが13号3ランをぶち込んで、あっさり同点。4−4の儘、迎えた6回、巨人は先頭の代打・大道が二塁打で出塁。亀井,代打・李と立て続けにセカンドゴロに打ち取られたが、ガッツがセンターオーバーのタイムリー三塁打を放ち、勝ち越しに成功。更に、ガッツは倉の捕逸で生還し、6点目。粘る広島は直後の7回、この回から代わった山口に対して、代打・緒方のタイムリー二塁打と栗原のゲッツーの間に三たび同点。追い着かれた巨人はその裏、二死一、二塁から寺内のタイムリー二塁打で四たび勝ち越すと、続く8回には代打・古城が岸本のエラーで出た後、ガッツが二塁打を放って、史上62人目(66度目)のサイクルヒットを達成。無死二、三塁のチャンスに寿司職人ラミレスの35号3ランを叩き込み、ダメ押し。9回はセーブのつかない場面ながら登板したクルーンが四球を連発し、1点差まで詰め寄られるが、辛くも逃げ切った。
あの男が早速、タイムリーエラーをやらかした時にはどうなる事かと思ったが、しぶとく追いすがる広島を何とか突き放した巨人は阪神との差を5ゲームにまで縮め、逆転優勝の可能性が視界に入ってきた。ガッツがサイクルヒットを達成するなど、15安打10得点と打線は爆発したが、投手陣は大いに反省の余地あり。先発・上原は6回4失点と今日も冴えない投球。山口もリードを守れず、クルーンに至っては4点もリードがあると言うのにバタバタとした投球であわや逆転負けのピンチを作る有様だった。広島はまたもや求道者・前田の使い方を誤り(シメ倒す事が目的のブラウン監督的には正しいのだろうが)、3位浮上のチャンスを逃してしまった。
◆S7−3D◆
中日は初回から連続四球で拾った無死一、二塁のチャンスにクリーンアップが悉く打ち上げる体たらくで無得点に終わる拙攻を展開すると、落胆の色を隠せない先発・小笠原がその裏、畠山の犠飛で先制点を献上。3回までノーヒットと沈黙していた中日は4回、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに李が12号ソロを叩き込み、同点とするが、5回、小笠原が一死一、二塁から飯原に勝ち越し8号3ランを被弾。更に、田中を歩かせた後、川島慶にタイムリー三塁打を浴びた所で失意のKO。2番手・斉藤も代わりばな福川に4号2ランを浴び、この回、悪夢の6失点。6回にT.ウッズ,代打・立浪のタイムリーで2点を返した中日は8回から川井を投入。川井は3人で打ち取り、最後の攻撃に望みを繋いだものの、所詮、カワイであって川相ではない川井ではチームの空気を変える事は出来ず、9回、中日はあえなく3人で攻撃終了となり、ついに借金生活に突入した。
打線好調のヤクルトが5回に打者一巡の集中攻撃で突き放し、今季2度目の4連勝。連勝中の4試合はいずれも2桁安打をマーク。パンチ力はないものの、1〜5番まで3割打者が居並ぶ打線は脅威だ。一方、小笠原が突如の乱調でKOされるなど、投打に精彩を欠いた中日は借金生活に突入。広島が敗れた為、4位転落は何とか免れた。8回に川井投入で活路を見出そうとした様だが、川相投入によって生まれる様な効果を期待するなど虫のいい話であり、首脳陣には川相を現役復帰させなかった事を心底悔やんで貰いたい。
◆YB8−0T◆
横浜は2回、先頭のメカゴジラが四球で歩くと、金城,相川と連続アーチを叩き込み、3点を先制。5回には一死一、二塁から吉村のタイムリー二塁打,メカゴジラの犠飛で2点を加えると、7回には内川の内野安打の後、村田,吉村が連続アーチを放ち、8点目。大量援護を貰ったハマのチンピラはヒットは浴びても連打を許さない安定した投球で阪神に反撃の隙を与えず、今季初完封で7勝目を飾った。
前半戦とは打って変わって、後半戦からすっかり阪神をカモにしている横浜が投打に圧倒する完勝で対阪神6連勝。ハマのチンピラは今季3度目の完投を1年2ヶ月ぶりの完封で飾って、7勝目。阪神は昨日の岩田に続いて、今度は杉山が4回KO。2番手・橋本健も火だるまに遭って4連敗。巨人の足音が不気味に迫っており、うかうかしていられなくなってきた。
◆F3−4H◆
日本ハムは初回、稲葉の3戦連続16号ソロで1点を先制すると、続く2回には糸井が4号ソロを叩き込み、2点目。先発・武田勝は5回まで散発2安打無失点の好投を展開していたが、6回、一死から松中に24号ソロを被弾し、1点差。ソフトバンクは続く7回、田上,荒金の連打で一、三塁とすると、一死後、高谷が走者一掃の逆転タイムリー二塁打を放ち、武田勝をKO。更に、代わった宮西から二死後、仲沢がタイムリー二塁打を浴びせて、この回3点。日本ハムは8回、金子誠のタイムリーで1点差と詰め寄り、なおも二死一、二塁と同点のチャンスを作ったが、劇団ひちょりが三振に倒れて、二者残塁。9回も守護神・馬原から2つの四球を選んで、長打が出れば、逆転サヨナラの場面だったが、最後は呪われた助っ人・ボッツがセカンドゴロに倒れて、あと一歩及ばなかった。
32イニング連続無得点と苦しみ続けたソフトバンクがダルビッシュにぶつけられた膝の痛みを堪えて出場した主砲・松中の一発による久々の得点で息を吹き返し、逆転勝利で3位転落の危機を免れた。先発・新垣は(失点にこそ結びつかなかったとは言え)伝家の宝刀・ワイルドピッチをまたも炸裂させるわ、四球を連発するわと、不安定な投球で6回途中で降板となったが、リリーフ陣が踏ん張った。
◆E2−4Bs◆
連勝街道を驀進する偽バファローズは2回、一死一塁から後藤,下山,日高と3連打を浴びせて、2点を先制。続く3回にはローズが33号ソロを叩き込むと、6回には後藤の10号ソロで4点目。4点を追う楽天は7回、先頭のショートが死球を食らうと、続くフェルナンデスが13号2ランを放り込み、2点差。続く8回には二死から草野の四球,青波の長瀬のヒットで一、二塁とするも、ショートがセカンドゴロに倒れて、二者残塁。9回は守護神・加藤の前に3人で締められ、6連敗となった。
序盤から主導権を握り、一発攻勢で突き放した偽バファローズが今季初の5連勝。先発・小松は7回2失点の好投で11勝目。スーパーさぶ・多田野や水島の呪いに取り憑かれている唐川が足踏みをしている間に新人王レースの独走体勢に入ってきた。加藤は30セーブ目をマークし、初のタイトル獲りも見えてきた。一方、楽天は先発・朝井が5回もたずにKOされ、打線も散発5安打と沈黙し、泥沼の連敗は6にまで伸びてしまった。
◆M0−2L◆
西武先発・オツに対して、ロッテは初回二死一、二塁,2回二死一、二塁,3回無死一、二塁と攻め立てながら、そのチャンスを悉く逃す拙攻三昧。一方、ロッテ先発・久保の前に3回まで1安打と抑え込まれていた西武は4回、先頭の片岡が二塁打で出ると、栗山が送って、一死三塁となった所で中島がタイムリーを放ち、ついに均衡を破る先制点をゲット。1点を追うロッテは7回、二死走者なしから西岡が二塁打を浴びせると、オーティズ,今江と連続四球を選んで満塁とし、オツをKO。しかし、一打逆転のチャンスで2番手・星野の前に橋本がサードフライに倒れて、三者残塁。すると、直後の8回、西武は江藤のタイムリーで貴重な2点目を追加。あとは小野寺−グラマンと繋いで完封リレーを達成した。
ロッテ打線が散発4安打ながら11個もの残塁を量産する拙攻で今季12度目の完封を食らい、好投の久保を見殺し。連勝は4でストップし、4位浮上のチャンスを逃してしまった。一方、粘り強く投げたオツは4連勝で8勝目。西武のマジックは1つ減って17となった。
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September 02, 2008 22:55
◆G2−5C◆
逆転優勝へ負けられない試合が続く巨人だが、先発の春風亭半ケツが乱調。2回に嶋,シーボル,石原の3連打で先制を許すと、小窪を歩かせた後、投手のルイスに犠飛を打ち上げられ、2失点。5回には一死から連打と四球で満塁とすると、二死後、嶋に2点タイムリーを浴びて、あえなくKO。巨人はその裏、2本のヒットで一死一、三塁と初のチャンスを作ったが、李,亀井と連続三振に倒れて、二者残塁。巨人は6回、キムタク,ガッツの連打で一、三塁とするも、寿司職人ラミレスのゲッツーの間に1点を返すのが精一杯。広島は9回、押し出し四球でダメ押しの5点目。その裏、巨人は寿司職人ラミレス,李の連打で守護神・永川を引っ張り出すも、ここで代打・大道が最悪のショートゴロゲッツー。この間に寿司職人ラミレスが生還するが、反撃もここまでだった。
ルイスが投打に渡る活躍でハーラートップタイの13勝目をマーク。終始リードを保っていた事で求道者・前田はまたもやフル欠場に追い込まれ、コンディションを落とす事になってしまった。巨人は打線が噛み合わず、チャンスを作ってはゲッツーの間に得点し、走者を全滅させてしまうばかりでは後が続かない。5番に浮上した李は3打席連続三振。最終打席でどん詰まりのヒットを放ち、帳尻は合わせたものの、近日中にバーンサイドとの入れ替えは避けられないか?
◆S12−6D◆
中日は初回、森野,荒木の連打であっと言う間に先制。なおも無死一塁のチャンスだったが、ここからクリーンアップトリオが3連続三振に倒れて、1点止まり。その裏、先発・佐藤充が連打を浴び、青木の併殺の間に同点とされると、続く畠山に9号ソロを被弾し、勝ち越し点を献上。4回、中日は川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに13号ソロを叩き込み、追い着くが、それも束の間、その裏、ヤクルトは一死二、三塁から川島慶のタイムリーで2点を勝ち越し。続く5回には中日投手陣の制球難をつき、僅か3安打で大量6点をもぎ取った。中日は終盤、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにT.ウッズ,森野のアーチで4点を返したものの、時既に遅かった。
川相不在が故のタイムリー欠乏症,一発依存症が炸裂し、投げては出る投手出る投手、悉く火だるまに遭って、惨敗を喫した中日はまたまた借金が消滅。ヤクルトは2戦連続の2桁得点と打線が爆発し、3連勝。先発・ゴンザレスは7回2失点の好投で2年ぶりの白星をマークした。
◆YB5−3T◆
初回に鳥谷のタイムリーで先制され横浜だが、2回、金城の2点タイムリー二塁打で逆転すると、続く3回には大西のタイムリーで3点目。2点を追う阪神は4回、二塁打の関本が2つの内野ゴロの間に生還すると、更に、林,高橋光,バルディリスの3連打で同点。しかし、その裏、横浜は一死一、三塁のチャンスを作って岩田をKOすると、代わった渡辺からガッツな貴公子・仁志が走者一掃のタイムリー二塁打を浴びせて、2点を勝ち越し。6回からは牛田−石井裕−はーちゅんと繋いで、阪神の反撃を断ちきった。
この所、何故か、阪神と相性のいい横浜が小刻みな継投で逃げ切り、対阪神5連勝。ウィリアムスが登録抹消となるなど、リリーフ陣に不安を抱え、先発陣にかかるプレッシャーが増している阪神は期待の岩田が今季最短の3回1/3でKOとなる大誤算。岩田の残した走者を、渡辺が返され、決勝点を許してしまうなど、リリーフ陣の不安もまたもや露呈してしまい、3連敗。
◆F2−0H◆
日本ハム先発・ダルビッシュが5回までノーヒットの快投。約2ヶ月ぶりの登板となったソフトバンク先発・ガトームソンも走者を出しながら、無失点と粘っていたが、4回、稲葉に15号ソロを被弾し、先制点を献上。6回には二死走者なしからまたも稲葉に二塁打を浴びると、スレッジを敬遠した後、小谷野にタイムリー二塁打を浴び、2点目を許してしまう。だが、この日のダルビッシュにはこの2点目すら不要。6回に本多に初安打を浴びたものの、結局、許したヒットはこれが最初で最後。8回まで無失点に抑えると、9回からは守護神・MICHEALが3人で締めて、完封リレーを達成した。
五輪組の活躍で日本ハムが連敗を4でストップ。星野監督にプライドをズタズタにされたダルビッシュはその鬱憤を晴らすがごとく8回1安打無失点と付け入る隙を許さない快投を見せた。ソフトバンクは松中が第2打席で右膝に死球を食らわされ、退場してしまった事もあったが、あまりにも手が出ず、好投のガトームソンを見殺しにしてしまった。
◆E3−10Bs◆
初回、偽バファローズは一死満塁から北川のファーストゴロの間に先制。その裏、楽天は二死二塁から青波の長瀬が通算150号となる5号2ランをぶち込んで、一気に逆転。2回以降、オルティズ,岩隈の投げ合いでゼロ行進が続き、2−1の儘、終盤へ突入。迎えた7回、岩隈が突如、降板し、永井がマウンドへ上がると、これで流れは一気に偽バファローズへ。まず、小瀬のタイムリー二塁打で同点とすると、坂口の四球,塩崎の犠打で一死二、三塁となった所でカブレラが勝ち越しタイムリーを浴びせて、永井をKO。更に、3番手・有銘からローズがタイムリー,北川が犠飛を放って、この回、4点。続く8回には塩崎のタイムリー三塁打等で3点を追加すると、9回には代打で登場した破戒僧・清原の2点タイムリーで試合を決定付けた。
偽バファローズが終盤の猛攻で4連勝を飾り、3月26日以来となる貯金1をマーク。破戒僧・清原はダメ押しとなるタイムリーを放ち、今季初打点。一方、敗れた楽天は5連敗。6回まで1失点に抑えていた岩隈が腰に痛みを訴えて、急遽降板となった事が大きく響いた。岩隈は20勝が懸かっているだけに故障の程度が気になる所だ。
◆M8−5L◆
西武先発・石井一に対して、ロッテは初回、いきなり西岡,オーティズと連打を浴びせると、一死後、サブローが死球を食らって満塁となった所で大松が先制犠飛。続く2回には一死二、三塁から西岡が走者一掃のタイムリー二塁打を浴びせると、オーティズが歩いた後、今江にもタイムリー二塁打が飛び出し、この回3点。4点を追う西武は直後の3回、栗山のタイムリー二塁打で1点を返すと、5回には無死一、三塁から栗山がショートゴロゲッツーに倒れる間に1点を追加。しかし、ロッテは7回、大塚の3号2ラン等、5連打を浴びせて、一気に4点を追加。西武は8回に1点,9回に2点を加え、渡辺俊を引きずり下ろしたものの、最後は荻野の前に後続を断たれた。
ロッテが西岡の4安打を初めとする17安打の猛攻で4連勝。渡辺俊は終盤、疲れが出たのか、完投目前で息切れのKOとなったが、対西武7連勝と相性の良さを見せつけた。これでパ・リーグは2〜5位までが1.5差の間にひしめく大混戦。石井一が今季最短タイの1回2/3KOとなった事が響き、敗れた西武だが、首位独走である事に変わりはなく、マジックは1つ減って18となった。
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September 01, 2008 21:52
唐川と山田の3度目の対決が楽しみだ…とかぬかしていた当の球道が唐川をさしおいて登板し、3度目の対決を奪ってしまうとは…。あまりにも酷いスカシっぷりに空いた口が塞がらない。これはもうミスリードを誘う…なんて言う高尚な仕掛けなどでは断じてない。ただの「スカシネタ」と言う言葉以外見つからない裏切りの展開である。「期待は裏切り予想は裏切らない」のキャッチコピーで酷評され続ける水島氏だが、もしかしてこれで予想を裏切り、期待に応えたつもりなのだろうか…。まぁ、別に唐川と山田の3度目の対決に特別期待していた訳でも何でもないし、またまた山田にシメられるくらいなら、これで良かったのかもしれないが、ああいう引きで先週を終えておいて、幾ら何でもこれはないだろうと…。大体、球道は予告先発を回避したんじゃないの? 前日、じっちゃんが明日の先発は球道と言っていた訳で、パ・リーグは予告先発なのだから、あれはじっちゃんの単なる予想ではなく、公式に発表された情報だった筈。それを回避となれば、この試合に球道が投げると言う事はルール的に許されないのではないか? メンバー交換後の変更でなかったから、いいのか? 詳しい人、情報求む! ともかく意表をつくならつくで、それに伴う下ごしらえをちゃんとやって欲しいものである。ところで、代打・桜木の意図は何だったのか? 球数投げさせて、唐川のスタミナを奪おうとしたのだとしたら、球道の登板を早める事になっただけ余計な事をしてしまった結果に…。流石、インケツ采配の土井垣である。それにしても、短距離打者の根元が2打席連発などと理不尽な持ち上げられ方をしているが、リアル根元はあれ以来、極度の不振に陥り、.335→.301と急降下。4戦連続KOの唐川と言い、根元と言い、相変わらず、水島の呪いは猛威を振るうばかりである。
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