August 2008

August 12, 2008 23:28

◆G7−0T◆
巨人は初回、一死からキムタクが四球を選ぶと、続くガッツが22号2ランを叩き込み、2点を先制。二死後、連打と四球で満塁とチャンスを広げたが、坂本が三振に倒れて、三者残塁。巨人先発・グライシンガーに対して、阪神は毎回走者を出しながら、あと一本が出ない拙攻続き。6回にはキュラソ星人,林の連打の後、葛城イクローがきっちり送って、二、三塁とするも、関本は空振り三振。ジュビロ野口のセンター前へのライナーも鈴木尚に好捕され、またも無得点。7回には2四球で二死一、二塁とし、ついにグライシンガーをKOするも、代わった山口の前にキュラソ星人がショートゴロに倒れて、二者残塁。何とか突き放したい巨人はその裏、鶴岡の四球,鳥谷の野選の後、山口がスリーバントを決めて、二、三塁。鈴木尚は三振に倒れるが、続くキムタクがレフト線にタイムリー二塁打を浴びせて、二者生還。更に、ガッツが内野安打で繋いだ後、寿司職人ラミレスが右中間スタンドへ31号3ランを叩き込み、この回、一挙5点。最後は久々に一軍に昇格した金刃が3人で締めて、完封リレーを達成。

五輪休みが明けても、阪神に好転の気配は見えず、とうとう5連敗。打線も11残塁の拙攻で完封を食らい、投げては先発・安藤はよく粘っていたものの、渡辺,江草,アポリー中尉とリリーフ陣が崩壊。ここに来て、勝ちゲームでのリリーフ要員が悉く炎上しているのは深刻だ。一方、7ゲーム差まで詰めてきた巨人はグライシンガーが粘りの投球でハーラー単独トップとの12勝目。二軍で防御率1位と結果を出し、満を持しての昇格となった金刃は3ヶ月ぶりの登板できっちり抑えたのも明るい材料だ。しばらくリリーフで使うのか、先発に戻すのかが気になる所だが、果たして…!?

◆C4−5D
初回から2四球で貰ったチャンスを潰し、2回もゲッツーを食らうなど、相変わらずの拙攻三昧を繰り広げていた中日だが、3回、連続四球でタナボタのチャンスを掴むと、一死後、李が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに9号3ランを叩き込み、3点を先制。二死後、またも連続四球で前田健をKOすると、ピンキー井上のタイムリー二塁打でこの回4点。前回200勝を達成し、この日も3回一死までパーフェクトに抑えていた山本昌だが、そこから石原に被弾すると、連打でピンチを作った末に自らエラーを犯して、2失点。5回にはベンちゃんのエラーに足を引っ張られ、一死三塁のピンチを作ると、小窪に犠飛を許して、1点差。押せ押せの広島は8回、二死走者なしから栗原が15号ソロを放り込み、ついに同点。追い着かれた中日は土壇場9回、二死走者なしから川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに李がこの日2本目となる10号ソロを放ち、再び勝ち越し。その裏、高橋が3人でピシャリと抑え、プロ初セーブをマークした。

久々に一軍に戻ってきた李が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに2発4打点の大活躍でチームを救った。とは言え、川相不在のタイムリー欠乏症,一発依存症ぶりを露呈しただけの試合展開に、とても喜んではいられない状況だ。山本昌は不甲斐ない打線に苛立ちを隠せず、じわじわと追い上げられたが、辛くも白星を拾って201勝目。2年ぶりの2桁勝利も十分視野に入って来た。広島は相変わらず、求道者・前田がフル欠場に追い込まれるブラウン暗黒采配に苛まれ、むざむざ1点差ゲームを落として、連勝がストップ。9回二死走者なしで、求道者・前田がベンチにいながら、出てくる代打が倉…ってのは、もう訳が分からない。いや、高橋が左だから…と言う建て前なんだろうけど、求道者・前田が左相手で使えない理論自体がでっち上げだし、ここで求道者・前田を残してまで倉を使って失敗した場合、一体誰が納得するのか?と言った事を考えても、この采配はイカれているとしか言いようがない。

◆YB2−3S◆
福地の先頭打者アーチで先制したヤクルトは更に、一死一、二塁からユウイチがタイムリーを放って、2点目。2回二死二塁,3回二死一、二塁のピンチを凌いだ横浜はその裏、先頭の石井タクローが二塁打を放つと、相川のセカンドゴロで三進。ここで投手のウッドが自らタイムリーを放って、1点差。4,5,6回と3人ずつで打ち取られ、7回も無死一、二塁のチャンスを逸した横浜だったが、8回から先発・川島亮に代わり、押本がマウンドに上がると、先頭の相川がいきなり同点3号ソロをぶち込んで、試合は延長に突入。迎えた10回、この回からマウンドに上がったはーちゅんが2四死球で二死二、三塁のピンチを背負うと、武内に対する4球目に痛恨の暴投を犯して、勝ち越し点を献上。その裏、横浜は一死から石井タクローがヒットで出ると、相川が送って、二死二塁と一打同点のチャンスを作ったが、最後は大西が打ち上げて、あと一歩及ばなかった。

初回から重くのしかかっていた2点をやっとの事で追い着いた横浜だが、はーちゅんの暴投で全て台無しに…。出した走者も2四死球で完全にはーちゅんの独り相撲だった。こんな結末では横浜も粘った甲斐がないと言うものだ。タナボタの勝利を掴んだヤクルトは4位タイに浮上。2回以降もずっと押せ押せの展開だっただけに、負けたら大きなダメージが残った事だろう。

◆L8−4F
初回からボカチカの16号2ランで先制された日本ハムだが、2回、一死一、三塁から金子誠が犠飛を打ち上げ、まず1点。5回には二死一、三塁から小谷野がタイムリーを放ち、同点。そして、7回にはヒットの劇団ひちょりを紺田が送ると、田中が敬遠された所でまたも小谷野がタイムリー二塁打を浴びせて、ついに勝ち越し。更に、続く代打・陽が犠飛を放って、4点目。2点を追う西鉄は8回、この回から代わった武田久に対して、先頭のボカチカが四球を選ぶと、一死後、佐藤がタイムリー二塁打を放って、1点差。続く中村が歩いた後、礒?が同点タイムリーを浴びせると、更に、代打・江藤が3号3ランをぶち込んで、一気に勝ち越し。更に、この後、ボカチカもタイムリーを放って、大量6点をゲット。最後はグラマンが締めて、逃げ切った西鉄は4連勝。

今日こそは一矢報いて3タテ阻止…と思われた日本ハムだが、武田久が自己ワーストの5失点とよもやの大炎上。追い着かれた段階で武田久を交代させる選択肢はなかったのか? いや、それ以前に礒?の所でMICHEAL投入ではダメだったのか? 3タテだけは絶対に食らってはいけない状況でMICHEAL投入を勿体ぶっている余裕などあるまいに…。その最悪の3タテを食らってしまった日本ハムは3位転落で西鉄との差は7にまで拡大し、自力Vが消滅。西鉄は明日にもマジックが点灯するそうだ。日本ハムは西鉄相手に5球団最多の借金8。しかも、ソフトバンクからは6つも勝ち越すと言うタチの悪さで正に、西鉄独走体勢のA級戦犯的戦いぶりを見せつけている。

◆Bs5−8M◆
来日2度目の登板となる謎の新助っ人・コロンカに対して、ロッテは初回、一死二、三塁からサブローの犠飛,橋本のタイムリーで2点を先制。2回に後藤のタイムリーで1点を返されるが、直後の3回、一死満塁から竹原が押し出し四球を選んで、コロンカをKO。更に、フクーラの内野ゴロの間に1点を追加。偽バファローズもその裏、カブレラの23号ソロで応戦するが、ロッテは5回、今江が8号2ランを叩き込むと、6回にはサブローが走者一掃の2点二塁打を浴びせて、8点目。偽バファローズはその裏、1点を返すと、7回にはカブレラにこの日2発目となる24号2ランが飛び出し、3点差まで追い上げたが、反撃もここまでだった。

前回、悲願のプロ初勝利をあげた大嶺が6回途中3失点で危険球退場となりながらも、打線の援護に恵まれて2連勝。偽バファローズは先発・コロンカが誤算。右打者をズラリと8人も並べたロッテ極右打線の前に3回もたずにKOで、3番手・清水の乱調も痛かった。9回に代打で登場した破戒僧・清原は二塁打を放ったものの、後が続かず、4位再浮上のチャンスが遠のいてしまった。

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August 11, 2008 22:09

◆H6−2E◆
楽天先発・長谷部は立ち上がりから全く制球が定まらず、1安打2四球で二死満塁のピンチを背負うと、中西に押し出し四球を許して、先制点を献上。なおも満塁の場面で辻には2点タイムリーを浴びて、早くもKO。ソフトバンクは3回にも松田の12号ソロで1点を追加。4点を追う楽天は4回、フェルナンデスのタイムリーで1点を返すと、続く5回には四球と連打で無死満塁のチャンス。しかし、代打の代打・横川は空振り三振。続く渡辺直のファーストゴロの間に1点を返したものの、ショートはサードゴロに倒れて、二者残塁。ソフトバンクは6回に荒金の犠飛で1点を加えると、7回には松田のタイムリーでダメ押しの6点目。最後はセーブのつかない場面ながらも登板した馬原が2人の走者を出しながらも、無失点で切り抜けた。

前回、打球を食らった影響があった訳ではなかろうが、長谷部がまたまた背信投球で1回もたずにKO。これで6試合連続KO。最近4試合では5回どころか、4回すら投げきれない有様だが、ノムさんはどこまで我慢して使い続けるのだろうか? 負けても負けてもシーズン終了まで使いきると言う選択肢もあるにはあるだろうが、チーム事情を考えると、そんな余裕もないだろうに…。一方、今季初登板となったソフトバンク先発・星野も5回もたずに降板。後を継いだリリーフ陣が揃いも揃って危なっかしい内容だったが、楽天の拙攻に救われた。

◆L4−0F
日本ハム先発・武田勝に対して、西鉄は2回、先頭の後藤がヒットで出ると、続く中村がバックスクリーンへ2試合連続28号2ランを叩き込み、先制。更に、ヒットで出た佐藤が犠打と盗塁で三塁へ進むと、黒瀬がスクイズを決めて、この回3点。直後の3回、日本ハムは先頭の金子誠が内野安打で出ると、一死後、劇団ひちょりがライトフェンス直撃の二塁打。一気に本塁を狙った金子誠だが、西鉄の中継プレーの前に憤死。続く工藤も倒れて、結局、無得点。西鉄先発・岸は以降、日本ハム打線に二塁も踏ませず、8回まで投げきると、最後はグラマンがピシャリと締めて、完封リレーを達成した。

この3連戦、最悪でも勝ち越し、あわよくば3タテといきたかった筈の日本ハムだが、勝ち越しどころか、あっさり連敗しての負け越しは痛過ぎる。これで西鉄との差は6にまで開いてしまった。武田勝は3回以降立ち直っただけに、2回の乱調が悔やまれる。呪われた助っ人・ボッツは土壇場9回に代打で登場したが、あえなく三振と相変わらずの呪われぶりだった。西鉄はこれで球団通算4000勝となった。

◆Bs2−4M◆
2回に橋本のタイムリー三塁打で先制された偽バファローズだが、その裏、前田のタイムリー二塁打ですかさず同点。1−1の儘、迎えた5回、ロッテは二死満塁からベニー松山が走者一掃のタイムリー三塁打を放ち、一気に3点を勝ち越し。毎回安打を浴びせながら、一向に追加点が奪えないでいた偽バファローズは8回、先頭のカブレラが22号ソロを叩き込み、ようやく渡辺俊をKO。土壇場9回には抑えの荻野に対して、一死満塁と一打同点のチャンスを作るが、森山,カブレラと立て続けにファーストフライに倒れて、ゲームセット。

折角、4位に浮上した偽バファローズだが、一夜で5位に転落。毎回の13安打を放ちながら、僅か2点しか取れない拙攻が大きく響いた。一方、ロッテは6安打で4点と効率のいい攻撃を展開。先発・渡辺俊は粘りの投球が実って、3年ぶりの2桁勝利をマークした。

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 沢村や父親の言葉に動揺しながらも、チームに迷惑をかけられない事を言い訳にして、今日にも退部届を出す事を決意する清水だが、バイトに向かおうとした際、母親から、行けるなら大河の2回戦の応援に行ってやってくれと声をかけられる。父親も試合の時間だけ仕事を抜け出して駆けつける事を聞かされ、意外に思う清水だったが、実は高校時代の清水のソフトの試合にも密かに応援に来ていたのだと言う。清水と吾郎の仲を反対しているのではなく、10年も頑張って続けてきた野球やソフトをこんな形で辞めてしまうのは勿体ないではないか…と言う父親の本音や、無心に部活に打ち込めるのは嫌でもあと僅かしかないと言う母親の言葉に心を揺らす清水。その後、バイト先に突然、訪ねてきた部活の同輩・麻美からは、練習もキツいし、清水がこの儘、辞める様なら、もう一人の友人と共に退部届を出すつもりだと聞かされる。自分はバイトとの両立に悩んで辞めるかもしれないだけだし、2年生が3人も抜けたら、3年が困るだろうと慌てる清水だったが、麻美からは本当に抜けられて困るのは清水だけだと返される。田丸主将は清水を次期キャプテン候補として期待していたからこそ厳しい言葉をかけたのだと言う。清水に誘われて、ソフト部に入った麻美は練習こそキツいが今や部活なしではいられないと、ソフト部に誘って貰った事を感謝していた。吾郎はまたオフになれば帰ってくるのだし、才能もない自分達が続けているのに、才能も根性もある清水が辞める事はないと説得される。その後、清水は大河の試合を観戦。惜しくも2−3で敗れ、人目もはばからずに大泣きする姿を見て、大河も海堂戦に向けて必死で頑張っていた事を感じた清水は帰り道で父親に渡米を諦め、部活を続ける事を宣言するのだった。

 何じゃ、こりゃ〜! 沢村の伏線、全然役に立ってねぇ〜! 更に、小森に至っては完全に無視されちまった〜。清水が三船リトルの面々でなく、家族や女友達によって救われる話があってもいいとは思うので、沢村の伏線さえなければ、今回の話に不満は全くなかったのだろうが、折角、沢村ネタを振っておきながら、スルーってどういう事よ!? これじゃまるで伏線を消化する為だけに消化した様で、何だか余計に消化不良な気分だよ。こんな事なら、吾郎のイップス克服の為に使うか、もう少し温存しておいて欲しかったもんだ…。清水は社会人でやっていける程の実力がない様な自己評価だったが、インカレに出られる大学の次期主将ならそれなりの力はあるんじゃないのかねぇ? 将来、吾郎と共に五輪に出るとかそういう展開はないんだろうか。でも、メジャーは五輪派遣は認めてないから吾郎が出られないか…。っつーか、五輪から野球消えちまうしなぁ…。

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August 10, 2008 22:40

◆H4−5E◆
0−0で迎えた4回、楽天はショート,フェルナンデスの連打で一、二塁とすると、山崎武の16号3ランで一気に3点を先制。岩隈の前に5回まで二塁も踏めずにいたソフトバンクだが、6回、中西の四球,塩川のエラーで無死一、二塁のチャンス。ここから本多,仲沢と倒れて、二死と追い込まれたが、松中がタイムリーを放って、中西が生還。なおも一、二塁のチャンスだったが、小久保はライトフライに倒れて、1点止まり。楽天は8回、4安打を集中し、2点を追加。土壇場9回、この回から来日初登板となった謎の新助っ人・グウィンに対して、ソフトバンクは二死走者なしから、長谷川のヒット,代打・明石の死球で一、二塁とした所で高谷,本多,代打・金子と3連続タイムリーで1点差と詰め寄り、グウィンをKO。代わった佐竹から松中が歩いて、満塁と一打サヨナラのチャンス。しかし、最後は6番手・木谷の前に小久保がショートゴロに終わり、万事休す。

最後の最後で粘りに粘ったソフトバンクだったが、あと一歩及ばず。満塁で小久保凡退なら、仕方ないと言うしかないが、それにしても、下位相手に痛い連敗だ。大隣も悪い内容ではなかったが、4回の対クリーンアップだけが悔やまれる。楽天は岩隈が7回1失点の好投でハーラー独走の15勝目をマークしたのは流石として、問題はストッパー候補として期待されていたグウィンだろう。簡単に二死を取ったまでは良かったが、そこから大炎上でKOと、今後に不安を残してしまった。

◆L11−2F
日本ハム先発のスーパーさぶ・多田野は初回は三者凡退に斬って取り、続く2回も簡単に二死を取ったが、ここから中村,礒?の連打で先制を許すと、3回には栗山に7号ソロを被弾。そして5回にはいきなり先頭の黒瀬にプロ初アーチを浴びると、一死後、栗山の二塁打と連続四球で満塁のピンチ。二死後、中村に27号グランドスラムを叩き込まれて、この回限りで失意のKO。止まらぬ西鉄打線は6回にはボカチカのタイムリー,7回には後藤の5号ソロ等で2点を加えると、更に、8回には松坂のタイムリー二塁打でダメ押しの11点目。投げては先発・帆足が8回を投げて、金子誠のタイムーによる1点のみに抑え、3年ぶりの2桁勝利をマークした。

西鉄が投打噛み合う万全の試合運びで眼下の敵・日本ハムを下し、着々と独走体勢を整えつつある。中島,G.G.佐藤の不在を全く感じさせない打線の爆発ぶりには恐れ入る。唐川が水島の呪いに苛まれている隙に新人王レースを優位に運びたい多田野だが、7失点の炎上で前回に続いて5回KO。呪われた助っ人・ボッツはよりにもよってスタメンで起用され、3度走者のいる場面で悉くチャンスを潰すなど、3三振を含む4タコの体たらく。折角、唐川が呪われていても、身内に呪われた存在がいては、優位になりようもないと言うものだ。

◆Bs6−0M◆
1,2回とゲッツーを食らうなど、攻めあぐねていた偽バファローズだが、4回、渡辺正のエラーとローズの四球で二死一、二塁とした所で日高が先制タイムリー。続く5回には二死二塁から塩崎,カブレラの連続タイムリーで2点を追加。更に、6回には坂口の2点タイムリー二塁打,7回には下山のタイムリーで6点目。先発・山本は中盤こそピンチを背負ったが、崩れる事なく、ロッテの反撃を断ちきり、8勝目を飾った。

序盤こそ手こずった偽バファローズだが、中盤以降は、作ったチャンスをきっちり生かして、着々と加点。投げては山本がロッテ打線を4安打に抑え込んでの今季2度目の完封勝利を果たし、偽バファローズはロッテと入れ替わりで4位に浮上。ロッテ先発・小林宏は制球に安定を欠き、6回途中5失点KOとまたもや背信投球でとうとう10敗目を喫してしまった。

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August 09, 2008 22:26

◆セ選抜11−2日本代表◆
セ・リーグ選抜の先発・内海(巨人)に対して、日本代表は初回、西岡(ロッテ)のヒットで作ったチャンスに新井(阪神)の犠飛で1点を先制。先発の和田(ソフトバンク)は3回を投げて、1安打5三振無失点の快投を展開するが、2番手の人斬り抜刀斎(中日)が大乱調。本来ならば日本代表に選ばれても然るべき世界屈指の技術を持つ川相(中日)が不在である事への憤りと不安を抱えている状態でいきなり平野(阪神)のセカンドゴロを処理した西岡が一塁へヘッポコ悪送球。これで川相不在に対する不安が一気に爆発したのか、ここから内川(横浜)に同点二塁打を浴びると、栗原(広島),鳥谷(阪神)に連続被弾。更に、吉村(横浜)を歩かせた後、金城(横浜),亀井(巨人),石原(広島),東出(広島)と4連打を浴びて、失意のKO。予定を繰り上げての登板となった田中(楽天)も二死後、栗原,鳥谷と連続二塁打を浴びて、この回、悪夢の10失点。田中は5回にも1点を失い、2回2失点で降板となった。6回からは昨日に続いて、藤川(阪神)−岩瀬(中日)−上原(巨人)のリレーが決まったが、打線は散発4安打と沈黙し、2点を奪うのがやっとの大惨敗に終わった。

川相さえ代表に選んでいればこんな事には…と思わずにはいられない人斬り抜刀斎の大炎上は見ていて何とも憐れになった。和田は快投を見せたものの、田中も含めて、先発陣は不安要素だらけ。後ろ3枚はこの日も結果を出したものの、本戦で先発陣が早々と打ち込まれたら、この3枚看板には相応な出番すら回って来ない事を考えると、抑えばかり好投しても虚しいだけだ。打線も病み上がりの村田が一発を放ったのは明るい材料だが、この村田と西岡が2本ずつ打ったのみとあっては目も当てられない。それにしても、微妙〜なラインアップだったパ・リーグ選抜と比べて、セ・リーグ選抜は何だって、こんな充実したメンバーだったのかねぇ。

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August 08, 2008 23:51

◆日本代表6−4パ選抜◆
テロの恐怖に晒されている北京に強制拉致される事となった日本代表の強化試合第1戦の相手はパ・リーグ選抜。先発の柱として期待されるダルビッシュ(日本ハム)が先発マウンドに上ったが、2回に松田(ソフトバンク),礒?(西武)の連打でピンチを作り、ゲッツー崩れの間に先制点を失うと、3回には栗山(西武)に二塁打を浴びた後、同僚・田中賢(日本ハム)の犠飛で生還を許し、3回を2失点と不本意な内容。2点を追う日本代表はその裏、里崎(ロッテ)の一発で1点を返すと、4回には阿部(巨人)のタイムリーで同点。5回に2番手・涌井(西武)が一死満塁のピンチで大松(ロッテ)に犠飛を打ち上げられ、勝ち越しを許すが、その裏、パ・リーグ選抜5番手・甲藤(ソフトバンク)相手に川崎(ソフトバンク),西岡(ロッテ),中島(西武),青木(ヤクルト)と4連打で一気に逆転。更に、新井(阪神)の犠飛,G.G.佐藤(西武)のタイムリー二塁打でこの回、一挙4点。6回から登板の杉内(ソフトバンク)は二死走者なしから連続四球の後、フェニックス一輝(偽バファローズ)にタイムリー二塁打を浴びると言う嫌な形で失点すると、続く7回にも二死一、二塁のピンチを作ってKO。しかし、ここで代わった藤川(阪神)が代打・嶋(楽天)を空振り三振に斬って取ると、8回からは岩瀬(中日)−上原(巨人)と繋いで逃げ切った。

名手・川相もいないと言うのに、最強メンバーを無理矢理謳っている日本代表。選抜メンバーと言ってもペナントの最中とあって、微妙〜なラインアップ(特に投手陣)の面々相手に負ける訳にはいかなかったが、とりあえず、逆転勝ちで面目を保った。と言っても、二線級の甲藤を打ち込んだに過ぎないので、手放しに喜んでもいられないだろう。投手陣は後ろ3枚は無難に抑えたが、先発組はいずれも微妙〜な内容で若干不安を残した格好だ。集結当初の故障発生で騒がれた川崎,西岡はそれぞれ1安打ずつ。入院していた村田は代走から打席に入って1タコと結果は出なかった。水島の呪い真っ盛りの唐川はパ・リーグ選抜の先発として登板したが、1回を三者凡退に抑えると、呪いの影響が広がる前に早々と降板し、大事には至らなかったのは何よりだ。

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August 07, 2008 22:59

◆G6−3YB◆
初回、巨人は石川のエラーで拾ったチャンスにガッツが先制犠飛を打ち上げると、更に、寿司職人ラミレスが二塁打で続いた後、松田記者がタイムリーを放って、2点目。3回には無死二、三塁から寿司職人ラミレスが犠飛を打ち上げ、1点を追加。3点を追う横浜は4回、ガッツな貴公子・仁志,内川の連続二塁打で1点を返すと、二死後、大西が四球を選ぶと、武山のタイムリー二塁打で1点差。更に、ガッツのタイムリーエラーで同点に追い着いた。しかし、その裏、巨人は一死二塁から鈴木尚のタイムリーですかさず勝ち越すと、更に、キムタクがヒットで繋いだ後、ガッツ,寿司職人ラミレスと連続タイムリーを浴びせて、この回3点。横浜は6回、二死満塁と絶好のチャンスを掴むも、野中がピッチャーゴロに倒れて、三者残塁。最後のチャンスを逸した横浜は7回以降は沈黙し、連勝がストップした。

真田が古巣相手に恩返し…どころか、無惨に返り討ち。一方、交換相手の鶴岡も4タコに終わったが、好リードでリリーフ陣の好投に一役買った。阪神との差を8と詰めた巨人は先発・バーンサイドが4回降板となったものの、5回以降登板した4人のリリーフが無失点投球。昨日は大炎上となった豊田も3人でピシャリと抑え、雪辱を果たした。

◆S1−2D
ヤクルトは初回、一死から川島慶が二塁打で出ると、続く飯原がライト前へ先制タイムリー。川相不在の中日はこの日も打線が繋がらず、ヤクルト先発・館山の前に5回まで散発3安打と沈黙。6回も簡単に二死を取られたが、ここから小池,ピンキー井上の連続二塁打でようやく同点。更に、T.ウッズが歩いて、チャンスを拡大させるも、ベンちゃんはサードへのファールフライに倒れて、勝ち越しならず。しかし、続く7回、一死からデラロサが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに4号ソロを放り込み、勝ち越しに成功。土壇場9回、岩瀬が拉致されている中日は抑え役として浅尾を投入。一死から連打を浴び、一打同点のピンチを作った浅尾だが、最後は代打・川端をゲッツーに仕留めて、プロ初セーブ。

相変わらず、中日は川相不在を象徴するかの様な試合運びで、危うく好投の佐藤充を見殺しにする所だったが、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに飛び出したデラロサのアーチに救われ、薄氷を踏む様な白星を掴んだ。佐藤充は2006年8月13日以来約2年ぶりの白星となった。ヤクルトは中日を上回る9安打を放ちながら、2併殺8残塁の拙攻に泣いた。

◆T3−4C◆
よもやの連敗ロードに突入している阪神はこの日も3回に小窪の2号ソロで先制されるが、その裏、二死一塁から鳥谷,キュラソ星人の連続アーチで3点を奪い、一気に逆転。3−1の儘、迎えた7回、広島は栗原のタイムリー二塁打で1点差と詰め寄ると、嶋が歩いて一、二塁となった所でシーボルが同点タイムリー二塁打。更に、石原が犠飛を打ち上げて、勝ち越しに成功。その裏から、4番手・横山が2回をパーフェクトに抑えると、最後は永川が3人で締めて、今季初の3タテで4連勝。一方、阪神は今季初の4連敗となった。

阪神が広島相手によもやの3タテ。連夜のリリーフ崩壊で下柳を7回まで引っ張ったのが裏目に出てしまった。投球数が多かった訳ではないが、7回の下柳は突然制球を乱して、自滅した格好だ。広島は先発・宮崎がまたまた背信投球で3回KOとなったが、リリーフ陣が踏ん張って、逆転を呼び込んだ。またもベンチに軟禁された求道者・前田は逆転直後の7回二死一、二塁で代打起用されたが、下柳が勝手にボールを連発しての四球と言うつまらない結果に終わってしまった。

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August 06, 2008 22:46

◆G7−11YB◆
初回に内川の8号ソロで先制された巨人だが、2回一死一、二塁から約2ヶ月ぶりのスタメンマスクとなった加藤のタイムリーで追い着くと、更に、坂本,春風亭半ケツと連続タイムリー二塁打を浴びせて、一気に3点を勝ち越し。4回にはまたも加藤が今季初アーチを叩き込み、5点目。5回まで散発2安打の好投を続けてきた春風亭半ケツだが、6回、先頭の代打・呉本に死球を食らわせると、石川にタイムリー三塁打の後、巨人に敵愾心を燃やすガッツな貴公子・仁志に9号2ランを浴びて、KO。更に、代わった越智が内川にこの日2本目となる9号ソロを被弾し、試合は振り出しに。7回。、巨人は2四球で作った二死一、二塁のチャンスに松田記者が勝ち越しタイムリーを浴びせると、溜め込んだインケツパワーを解放したあの男にもタイムリー二塁打が飛び出して、この回2点。しかし、直後の8回、この回から登板の豊田が大乱調。いきなり3連打で1点を失い、更に、一死満塁のピンチで大西に同点タイムリー,代打・メカゴジラに勝ち越し2点タイムリーを浴び、4失点KO。横浜は9回にもダメ押しの2点を加え、試合を決定付けた。

楽勝ムードと思われた巨人だが、春風亭半ケツの突如の変調と、豊田の大乱調で逆転負け。折角、自力優勝が復活し、しかも、この日も阪神が負けてくれたと言うのにお付き合いしてしまっては仕方ない。横浜は吉村がブレーキだったが、2発含む3安打で転落しかけていた首位打者争いから再び這い上がった内川の他、ガッツな貴公子・仁志,大西も3安打と爆発。一時は勝ち越し点を献上した5番手・石井裕は移籍初白星を飾った。

◆S2−2D
名手・川相の今季中の現役復帰がなくなった絶望感を山本昌の200勝で相殺される事を期待するしかない中日だったが、そうは問屋が卸さず、初回から無死一塁のチャンスを逃す嫌な立ち上がり。すると、その裏、先発・小笠原が一死二塁から飯原にタイムリー二塁打を浴びて、先制点を献上。5回には一死一、三塁のピンチでまたも飯原にタイムリーを許して、2点目を失った。6回まで散発2安打と沈黙していた中日は7回、絶不調のT.ウッズが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに31打席ぶりのヒットとなる22号ソロを叩き込み、1点差。更に、ベンちゃんもヒットで続いたが、後続3人があえなく凡退し、1点止まり。しかし、続く8回、レフトフライと思われた代打・立浪の打球を飯原が見失い、幸運な二塁打となった後、小池にタイムリーが飛び出し、ついに同点。試合はその儘、延長に突入したが、両軍共に決め手に欠き、結局、延長12回規定で引き分けに終わった。

川相不在の絶望感を山本昌の200勝で相殺すると言うよりも、むしろ山本昌の200勝が川相不在の絶望感で打ち消されてしまった感じで、折角のメモリアルゲームも全くチームを好転に導く事なく、引き分けに持ち込むのが精一杯。とりあえず、不振のT.ウッズに快音が聞かれたのは何よりだが、それが川相不在では一発に賭けるしかないと言う極めて不健全な精神状態からもたらされたものである事を考えると、あまり手放しで喜んでもいられないだろう。

◆T2−5C◆
3回までにノーヒットに抑えていたボーグルソンだったが、4回、先頭の小窪に初安打となる二塁打を浴びた事でリズムが狂ったか、連続四死球で無死満塁のピンチ。ここから嶋,シーボルと連続三振に斬って取り、二死まで持ち込んだものの、天谷に押し出し四球を与えて、先制点を献上。更に、倉の打席で痛恨の暴投を犯して、この回、2失点。毎回安打を浴びせながら、攻めあぐねていた阪神はその裏、キュラソ星人,高橋光の連続二塁打で1点を返すと、続く5回には内野安打のシャア少佐を関本が送った所で鳥谷が同点タイムリー。2−2で迎えた7回、広島はシーボルの9号ソロで勝ち越しに成功。続く8回には二死三塁からオチョア,嶋の連続タイムリーで貴重な2点を追加。その裏から、ブラウワー,永川と繋いで、3連勝を飾った。

4失点と炎上した久保田が見せしめの様に登録抹消となってしまった翌日、今度は五輪期間中のストッパー候補として期待された新助っ人・リーソップが3点を失って敗戦投手。あれだけ層の厚かったリリーフ陣が徐々に崩壊に向かっている様は何とも不気味だ。負担の増したウィリアムスまでおかしくならない事を祈るばかりだ。求道者・前田がまたもやフル欠場に追い込まれた広島だが、タナボタの2点先制に始まり、本人自ら「意外」と称したシーボルの決勝弾,阪神の相次ぐ拙攻等、何となくツキに恵まれた印象だった。

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August 05, 2008 22:51

「やっぱり凄い人だ」(唐川)
「相変わらず山田は凄い」(瓢箪)
「やっぱり凄いバッターだよ、山田は」(微笑)

 山田の迫力に気圧されながらも、山田を倒す為に投手になった決意を思い出し、気を取り直した唐川は瓢箪のサインを覗き込む。瓢箪は山田はストレートを待っていないと睨み、打たれても二塁打と外角低めのストレートを要求。初球のストレートに山田はまさかと思いつつも、想定範囲内ではあったらしく、踏み込んでこれを激打。最悪でも二塁打のつもりで投げた球がレフトポールを僅かに左に切れる大ファールとなり、唐川は愕然とする。瓢箪は続いて内角低めのストレートを要求。山田はこれも意表つかれながら、掬い上げて、ライトポール際への大ファール。岩鬼は三振前のバカ当たりに過ぎないとケチをつけ、3度目の正直でスタンドへ放り込んだら脱帽すると宣言。微笑の本当に脱帽するのか?と言うツッコミに、それくらいの気持ちで讃えると言う事だ…と受け流そうとした岩鬼だが、口だけなら何とでも讃えられると微笑に失笑されると引くに引けなくなり、本当に脱帽する事を宣言。この話が聞こえたのか、山田も瓢箪も主審までもが東京ベンチに注目する始末で、山田が打つか否かよりも、岩鬼が帽子を脱ぐか否かかに焦点が絞られた雰囲気になりつつあったが、勿論、唐川にはそんな余裕はなかった。山田は3球目を投げようとしている唐川がグラブの中でボールを握り直している動きを見て、フォークと察知するが、実際にはこれがど真ん中のストレート。唐川の動きはフォークを予想させる為のフェイクに過ぎず、読みを外された山田はあえなく三球三振。脱帽せずに済んだ岩鬼は内心ホッとするのだった。

 岩鬼のよもやの脱帽宣言により「ドカパロ」史上最も盛り上がった…かもしれない今回だが、この発言が飛び出した段階で、岩鬼に脱帽させたくない水島氏が山田を三振させる事がほぼ確定したも同然だった訳で、高まった盛り上がりはほんの一瞬の煌めきに終わってしまった。流石、「期待は裏切り予想は裏切らない」を地で行く水島氏である。大体、読者は未見だが、微笑も山田も里中が中退(未遂)した時に岩鬼の脱帽姿は拝んでいる訳だから、劇中であそこまで注目する様な話でもないと思うのだが…。山田を三振に斬って取った唐川だが、勿論、これは唐川の球威や制球,キレが素晴らしかったからでも何でもなく、瓢箪が山田の読みを悉くかわしたからに過ぎない。特に、明示された箇所はなかったが、フォークの握りのフェイクも恐らくは瓢箪の指示だろう。どいつもこいつも山田に対して「凄い」を連発していたが、どれ程の大ファールを放とうと、所詮、読みを外されれば、ヒットすらロクに打てないのがジャンケン野球の申し子・山田であり、岩鬼が脱帽を賭けてまで山田を罵倒したのは、ある意味当然の話なのだ。唐川はなまじここで抑えてしまっただけに、最終的に試合を決定付けられる一発を叩き込まれる展開が見えて、そこでまたもや「凄い」と吐かされてしまうんだろうなぁと思うだに憂鬱になるばかりである。

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◆T1−6C◆
広島は初回一死一、三塁のチャンスを作ると、栗原のサードゴロが野選を誘い、先制点をゲット。更に、二死後、シーボルが死球を食らって満塁となったが、石原は三振に倒れて三者残塁。先制を許した阪神は1,2回と立て続けに二死一、二塁のチャンスを逸すると、3,4回も先頭打者を出しながら後が続かない拙攻三昧。広島も4回に満塁のチャンスを潰すなど、2回以降ゼロ行進が続いていたが、6回、5者連続出塁ながら、小窪のタイムリーによる1点しか取れない有様ながらも、ともあれ貴重な1点を追加。その裏、阪神は先頭のキュラソ星人が17号ソロを叩き込み、1点差と迫ったが、直後の7回、2番手・久保田が制球難から無死満塁のピンチを作ると、嶋,石原にタイムリーを浴びて、4失点の大炎上。広島はその裏から、ブラウワー−横山−上野がそれぞれ3人ずつで斬って取るパーフェクトリリーフを見せ、逃げ切った。

ブラウン監督は昨夜の殊勲の一打も全く評価しようとはせず、またもや求道者・前田をベンチに軟禁する嫌がらせ。相変わらず、チームの士気を下げる事ばかりに躍起になっている指揮官に辟易とし、14個もの残塁を量産しながら、広島が何とか白星を拾った。求道者・前田は5点差ついてから、とってつけた様に代打で登場したが、ここで打った所で何ら次に繋がらない事を分かっている求道者・前田のモチベーションが上がる筈もなかった。阪神は先発・岩田が粘り強く投げていたが、久保田が全てを台無しに…。この連敗で巨人の自力優勝が復活し、阪神のマジックが消滅。藤川が拉致され、しっかりしなければいけない立場である久保田がこの有様では五輪期間中、阪神が独走体勢を保てるかアヤしくなってきたかも…。

◆Bs6−2H◆
2回に小久保,大村の連続アーチで2点を先制された偽バファローズだが、怨敵・パウエル相手にその裏、無死満塁から濱中の犠飛でまず1点。3回にはカブレラのタイムリーで同点とすると、続く4回には内野安打2本で作ったチャンスにフェニックス一輝のタイムリーで勝ち越しに成功。パウエルはこの回限りで降板となった。更に、5回には二死満塁から濱中が押し出し四球を選んで、4点目を追加。2点を追うソフトバンクは6回、大村のヒット,長谷川の二塁打で二死二、三塁と一打同点のチャンスを掴んだが、松田が三振に倒れて、二者残塁。偽バファローズは8回にルーキー・小瀬のプロ初アーチとなる2ランでダメ押し。最後は加藤が締めて、先発・小松に8勝目がついた。

怨敵・パウエルを攻略した偽バファローズがソフトバンクの3タテを阻止。8回にまたまた代打で登場した破戒僧・清原はセンターフライと凡退。どうせなら「お金君」呼ばわりしたパウエルとの対決が見たかった所だが、破戒僧・清原が出てくるであろう終盤までパウエルが持ち堪えられる可能性が低い事を考えると、結局、今季の直接対決は実現しないのかもしれない…。ソフトバンクは連続アーチで先制した時にはどれくらい爆発するのかと期待させたが、結局、この2点のみ。じわじわと加点する偽バファローズの攻撃に焦りばかりが募っていった印象だ。

◆E2−7F
前回の2回KOから中1日で登板となったグスマンだったが、2回、糸井に2号先制2ランを被弾すると、続く3回には連続四死球で作った挙げ句、小谷野,高橋と連続タイムリーで3点を失い、あえなくKO。大量5点を追う楽天は4回、フェルナンデスの10号2ランで2点を返すと、二死後、中島のヒット,渡辺直の四球で一、二塁とした所で藤井がセンター返し。セカンド田中がグラブを弾かれ、ボールが転がる間に一気に本塁を狙った中島だったが、間一髪アウトとなり2点止まり。すると直後の5回、ヒットの小田を暴投とフェルナンデスのエラーとむざむざ生還させてしまい、4点差。日本ハムは7回にも内野ゴロの間にダメ押しの7点目を追加。8回からは5点差がありながら、武田久−MICHEALと繋ぐ万全のリレーを展開し、この3連戦を勝ち越した。

予告先発の片山が扁桃炎と胃腸炎で登板回避した所為もあり、中1日で奇襲登板となったグスマンだが、またもや早期降板の背信投球。これならまた中1日で投げられそうだ。流石に投げないだろうが…。楽天はこれで自力Vが消滅した。対するスウィーニーはパッとはしないが、そこそこ抑えるいつものパターンでいつの間にやら9勝目と初の2桁勝利へリーチ。呪われた男・ボッツはスタメンを外され、大局が決まってからの9回二死から代打で起用されたが、あえなく凡退と相変わらずの呪われぶりだった。

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August 04, 2008 22:27

山本昌200勝◆D5−1G◆
200勝へ王手をかけた山本昌だったが、初回、先頭の鈴木尚にいきなり二塁打を浴びると、一死後、ガッツに犠飛を許して、先制点を献上。1点を追う中日は2回、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにデラロサの3号ソロで追い着くと、3回には中村紀のタイムリーで勝ち越し。更に、5回には川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに井端が4号ソロをぶち込んで、巨人先発・木佐貫をKO。2番手・西村健は一死一、三塁のピンチを作ると、ベンちゃんにタイムリーを浴び、更に、二死後、ボークを犯して、5点目を献上。山本昌は2回以降、巨人打線に付け入る隙を許さず、8回までゼロを並べる好投を展開。9回のマウンドにも上ると、一死から代打・マッスル千代の富士にポテンヒットを許したものの、ガッツ,寿司職人ラミレスと打ち取って、史上24人目となる通算200勝を飾った

王手即200勝を達成した山本昌を真っ先に駆け寄った立浪を初めとするナインが歓喜の胴上げ。後半戦最初の登板は当然、現役復帰した川相をバックに投げられると思っていたであろう山本昌は無惨にその期待は裏切られながらも、いつまでも引きずっている訳にもいかないと開き直った投球で巨人打線を翻弄。岩瀬が北京に拉致された状況で、最後までマウンドに上り続け、見事に今季初完投で快挙を達成。42歳11ヶ月での達成は史上最年長だ。打線も川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにデラロサ,井端と言った短距離打者にやぶれかぶれの一発が飛び出し、何とか援護を果たした。

◆YB6−3T
初回からいきなり関本の5号3ランで3点ビハインドとなった横浜だが、その裏、二死から振り逃げで出た内川を吉村のタイムリー三塁打で返すと、2回には石井タクローの2号ソロで1点差。5回には二死一、三塁から内川,吉村,ビグビーのクリーンアップが3連続タイムリーを浴びせて、一気に逆転。阪神は2回以降、二塁を踏む事すら出来ず、反撃の糸口を掴めない儘、ゲームセット。横浜先発・ハマのチンピラは8回3失点で4勝目。

伊集院光の弟子・金村は初回から3点のリードを貰いながら、5回もたずに6失点KOの体たらくでまたも移籍初白星ならず。昨日はあれだけ爆発した打線も僅かに5安打と沈黙。連続打席安打の期待も懸かったキュラソ星人も連続安打どころかあえなく4タコに終わった。横浜は村田不在のクリーンアップが5打点と活躍。故障あがりの石井タクローが一発を放てば、ハマのチンピラも8回を投げて勝利投手とベテラン勢も奮起した。

◆C12−11S◆
初回、オチョア,栗原の連続タイムリーで2点を許したヤクルトだが、直後の2回、福地の2点タイムリーで一気に追い着くと、続く3回には田中がタイムリーを放って、勝ち越しに成功。1点を追う広島はその裏、畠山のエラーをきっかけに石原が同点タイムリーを浴びせると、続く5回にはオチョア,シーボルのタイムリーで2点を勝ち越し。それも束の間、ヤクルトはシーボルのエラーで無死一塁となった所でガイエルが11号同点2ラン。続く6回には二死二、三塁から田中がこの日4安打目となる2点タイムリーを浴びせると、続く野口がタイムリー三塁打を放って、3点を勝ち越し。7回には飯原,ガイエルのタイムリーで10点目。これで決まったかと思いきや、広島は8回、死球を挟んで6連打で5点を返し、一気に同点。なおも無死一、三塁の場面で登場した求道者・前田が8球粘って右中間を深々と破る怒りのタイムリーエンタイトル二塁打を放って、ついに勝ち越し。更に、東出がスクイズを決めて、この回一挙7点。ヤクルトは9回、守護神・永川から飯原のタイムリーで1点差まで詰め寄ったものの、反撃もここまでだった。

山本昌の200勝さえなければ、間違いなく見出しに持ってきたであろう試合。両軍合わせて39安打23点の大乱打戦となったが、とにもかくにも5点差を跳ね返した8回の広島の猛攻が凄かった。しかも、勝ち越し点を叩き出したのが、粘りに粘った求道者・前田の怒りのタイムリー二塁打であった辺り、実に熱い。ブラウン監督はこれで求道者・前田はやはりスタメンでなく代打の方が使えるな…などと都合のいい勘違い…と言うか、意図的に誤った解釈でまた長期に渡ってスタメンから外すのではないか…と言う危険が高まったのは非常に心配ではあるのだが…。

◆Bs3−4H◆
南海は初回、先頭の本多がヒットで出ると、仲沢の犠打,松中のセカンドゴロで三進。ここで小久保がタイムリーを放って、1点を先制。3回には一死から仲沢が二塁打を浴びせると、続く松中がレフト前へ弾き返して、2点目を追加。南海先発・ホールトンの前に4回までノーヒットと沈黙していた偽バファローズは5回、先頭の日高がチーム初安打となる10号ソロを放り込み、ようやく1点。7回には2番手・三瀬に対して、一死一塁から代打で登場した破戒僧・清原がセンター前に復帰初安打。ここで代わった高橋秀から代打・相川が同点タイムリー二塁打を浴びせると、続く坂口がスクイズを決めて、勝ち越しに成功。追いかける立場となった南海は直後の8回、二死二塁から小久保のタイムリー二塁打ですかさず同点。3−3で迎えた土壇場9回、南海は一死から辻が三塁打で出ると、代打・長谷川のセカンドゴロの間に勝ち越しのホームイン。その裏、守護神・馬原が3人でピシャリと締め、逃げ切った。

破戒僧・清原が待望の初安打を放ち、それを生かして、見事に逆転を果たした偽バファローズだったが、リリーフ陣が粘り切れずに白星に結び付ける事は出来ず仕舞い。クリーンアップトリオが11タコとブレーキだったのも痛かった。対照的に南海は松中が2安打1打点,小久保が2安打2打点と主軸がきっちり仕事を果たした。先発・ホールトンは三瀬に白星を消されたものの、6回を2安打1失点の好投で試合を作ったのも大きかった。

◆E2−6F
今度こそプロ初勝利を掴みたいルーキー・長谷部は2回まで無失点とまずまずの立ち上がりを見せたが、3回、金子誠,劇団ひちょりの連打を浴びた所であえなくKO。代わった青山に対して、日本ハムは陽が送った後、田中の犠飛,小谷野のタイムリーで2点を先制。2点を追う楽天は5回、先頭の中島が5号ソロを叩き込み、1点差と詰め寄ると、二死二塁から高須がタイムリーを放って、試合は振り出しに。しかし、直後の6回、一死三塁からフェルナンデスが痛恨のタイムリーエラーを犯し、勝ち越しを許すと、更に、高須のダブルエラーで一、三塁となった所で金子誠に犠飛を打ち上げられて、この回2失点。日本ハムは8回には劇団ひちょり,9回には糸井にタイムリーが飛び出し、ダメ押し。最後はセーブのつかない場面ながらも、守護神・MICHEALが3人でピシャリと締め括った。

またも長谷部が背信投球でプロ初白星ならず。相変わらず、惜しくも何ともない内容だったが、とは言え、3回途中まで(4安打浴びたものの)無四球無失点の段階での交代はあまりにも早過ぎた気がする。何か故障でも発生したのだろうか? 日本ハムはここ6打席で5三振と大ブレーキの呪われた助っ人・ボッツがスタメン出場し、久々のヒットを放ったが、全く得点には絡まず。第3打席でフェルナンデスの勝ち越しタイムリーエラーを呼び込んだが、勿論、ボッツが貢献した事にはならない。

◆L16−2M◆
西武打線が序盤から大爆発。初回、ボカチカの14号3ラン等で4点を先制すると、続く2回には無死満塁からまたもボカチカが2打席連続の15号グランドスラムをぶち込んで、ロッテ先発・清水は早くもKO。止まらない西武打線は3回には礒?の4号ソロ等で2点,4回には中村が25号2ランを叩き込むと、更に、5回には代打・平尾の今季初アーチ等で2点を追加。8回には中村がこの日2本目となる26号2ランを放って、ダメ押し。投げては先発・岸が8回まで散発2安打無失点の好投。9回二死から新里を歩かせた後、竹原に2号2ランを放り込まれて、完封は逃したものの、今季3度目の完投で8勝目。

西武がリーグタイ記録の5イニング連続アーチを叩き込むなど、ロッテ投手陣を粉砕。昨日は中島,G.G.佐藤の不在を感じさせたが、この日は二人の不在を補って余りある大爆発だった。特に、2回にして7打点をあげたボカチカは圧巻だったが、それにしても清水があまりにも酷過ぎた。打線も途中出場の竹原が2安打2打点気を吐いた以外はチームトータルで僅かに1安打に抑え込まれる完敗だった。

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August 03, 2008 22:54

◆D2−4G◆
主力が5人も北京に拉致されたと言うのに、名手・川相を現役復帰させなかった辺り、逆転優勝を完全に諦め、アジアシリーズ出場権を掠め取る事しか考えていないらしい後ろ向きな中日に対して、巨人は初回、鈴木尚の内野安打,ガッツの死球で一死一、二塁とすると、寿司職人ラミレスが先制タイムリー。更に、マッスル千代の富士が死球を食らって満塁となったが、あの男は空振り三振と怒濤のチャンスブレイカーぶりを遺憾なく発揮すると、続く坂本も三振に倒れて、1点止まり。その裏、中日は二死から中村紀が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに20号ソロを叩き込み、同点。巨人は2回二死一、三塁,3回一死一、二塁のチャンスを逃す等、6回までゼロ行進。一方、中日も2回以降、散発2安打と沈黙。1−1の儘、迎えた7回、巨人は一死から鈴木尚が二塁打で出ると、続くキムタクのタイムリーでついに勝ち越し。更に、ガッツに21号2ランが飛び出して、この回、3点。土壇場9回、クルーンを投入し、逃げ切り体勢の巨人に対して、中日は代打・立浪の四球,中村紀のヒットで無死一、三塁と一発で同点の大チャンス。しかし、ここで不振のT.ウッズが簡単に打ってショートゴロゲッツーに倒れる最悪の展開。この間に1点を返したもの、最後はベンちゃんが三振に倒れて、万事休す。巨人先発・グライシンガーは8回1失点の好投でハーラートップタイの11勝目。

とうとう戦力補強の期限が過ぎてしまい、今季中の名手・川相の現役復帰が絶望的となった中日。その上、荒木,森野が不在でT.ウッズが絶不調とあって、今まで以上に川相不在では一発に賭けるしかない試合をせざるを得ない様だが、こんなザマでは逆転優勝など夢のまた夢で、アジアシリーズ連覇しか眼中にないと思われても仕方ない。一方、巨人はこれまでいなかったも同然の上原,李の不在は殆ど影響なく、阿部の代替要員としてトレードで獲得した鶴岡が2安打の活躍と、五輪期間中の不安を感じさせない試合運びだった。

◆YB2−19T
制球に苦しむ横浜先発・真田に対して、初回から二死満塁とした阪神は葛城イクローの走者一掃タイムリー二塁打で3点を先制。その裏、横浜は北京に拉致された村田に代わり、4番に入った吉村のタイムリー二塁打で1点を返したが、阪神は3回、キュラソ星人,庄田のタイムリー二塁打で3点を奪い、点差は5点と拡大。阪神は終盤戦に入っても猛打を爆発させ、圧勝を収めた。

北京に拉致された藤川どころか、勝ちゲームでのリリーフ要員をアテにする必要の全くない超ワンサイドゲームで阪神が好発進。今季最多の21安打19得点と猛攻を見せたが、特に、キュラソ星人は5打数5安打6打点の大当たりだった。矢野の代役・ジュビロ野口はスタメン野手で唯一ノーヒットに終わったが、好リードで安藤の2年ぶりの2桁勝利を導くと、第2捕手候補として昇格させた5年目の小宮山が待望のプロ初安打初打点と結果を出した。横浜は投手陣が悉く大炎上で村田不在を嘆くどころではなかった。オールスターで大爆発の内川は4タコに終わり、自ら青木との差を広げてしまった。

◆C0−2S◆
後半戦に入っても求道者・前田をシメ倒すと言う方針を覆す気のないブラウン監督は早速、求道者・前田をベンチに軟禁。失意のどん底に叩き落とされた広島はヤクルト先発・川島亮の前に4回まで僅かに1安打と沈黙。広島先発・牧野も4回まで毎回走者を出しながらも無失点と踏ん張っていたものの、5回、自らのエラー等でピンチを作った挙げ句に福地に先制2点三塁打を浴びて、無念のKO。川島亮は6回まで無失点で降板すると、7回からは松岡−押本−林と1イニングずつ繋いで完封リレーを達成した。

求道者・前田がフル欠場に追い込まれ、散発3安打の完封負けと目も当てられない最悪の後半戦スタートとなった広島。牧野は粘り強く投げていたものの、踏ん張り切れずに移籍初白星。5番手として登板した謎の新助っ人・ブラウワーは1回を1安打無失点と、無難なデビューとなった。ヤクルトは求道者・前田不在の広島が相手とは言え、4人の投手がきっちり仕事を果たしての完封で球団通算3500勝。一軍に復帰したガイエルは4タコと相変わらずのブレーキでついに打率は2割を割ってしまった。

◆Bs2−4H◆
2回に大村のタイムリー二塁打で先制された偽バファローズは3回、阿部,カブレラの連続タイムリーで一気に逆転。しかし、直後の4回、南海は連打で一死二、三塁のチャンスを作ると、中西のセカンドゴロの間に三塁走者・松田が同点のホームイン。2−2の儘、迎えた8回、偽バファローズは阿部のヒット,カブレラの四球で無死一、二塁と勝ち越しのチャンス。しかし、後続3人があえなく凡退し、二者残塁。土壇場9回、南海は二死二塁から本多のタイムリー三塁打でついに均衡を破ると、続く仲沢もタイムリーを放って、ダメ押し。最後は守護神・馬原が3人でピシャリと締め括った。

パ・リーグで唯一、誰も拉致されなかった偽バファローズ。5連勝中の先発・金子が8回まで2失点と踏ん張っていたが、立ち上がり不安だった大隣を打線が捉えきれなかったのが響き、大石監督の監督就任初戦を白星で飾れなかった。今季限りの現役引退を示唆しながらも、695日ぶりの一軍復帰となった破戒僧・清原は7回に先頭打者として代打出場したが、あえなく空振り三振。南海は杉内,和田が拉致され、現有戦力で唯一完投能力のある先発・大隣が8回2失点で初の10勝目。川崎の代役・仲沢も見事にダメ押しタイムリーを放ち、会心の後半戦スタートを切った。

◆E11−4F
初回に田中の犠飛で先制した日本ハムは続く2回には糸井の三塁打,鶴岡の二塁打で2点を追加。しかし、その裏、楽天は鉄平の4号3ランで一気に同点。追い着かれた日本ハムは直後の3回、無死満塁と絶好のチャンスに小谷野が最悪のサードゴロゲッツー。続く高橋も凡退し、結局、無得点。これで流れは再び楽天へ。4回、一死二、三塁から藤井の犠飛で勝ち越すと、5回には高須の4号ソロ,山崎武のタイムリーで2点を追加。更に、7回には山崎武の15号2ラン,8回にはショートの8号2ラン等一発攻勢で試合を決定付けた。

グスマンが3回もたずにKOとなったが、無死満塁の大ピンチを見事に切り抜けた2番手・朝井が5回まてを無失点のロングリリーフをこなして、7勝目。日本ハムは北京に拉致された稲葉に代わって4番に入ったスレッジが3タコ。唐川が呪われているうちに突き放しておきたいスーパーさぶ・多田野だったが、5回6失点KOとなってしまった。また、呪われた助っ人・ボッツは今日も代打であえなく三振の体たらくだった。

◆L3−4M◆
2回にブラゼルの25号ソロで先制した西武は3回には栗山のタイムリーで1点追加。ロッテが5回に根元の2点タイムリーで追い着いたのも束の間、その裏、西武は黒瀬のタイムリーで再び勝ち越し。1点を追うロッテは6回無死一、二塁のチャンスは逃したものの、続く7回、一死満塁からサブローの2点タイムリーで逆転に成功。先発・渡辺俊は8回、一死三塁のピンチを迎えた所でKOとなるが、ここで代わった川崎が代打・佐藤,ボカチカと連続三振に斬って取り、切り抜けると、最後は荻野が締めて、逃げ切った。

ロッテが接戦を制して、4位浮上。最終選考から漏れ、北京拉致を免れた渡辺俊が8回途中まで3失点と粘りの投球を見せれば、ピンチで登板の川崎も連続三振で見事に切り抜ける好リリーフ。北京に拉致された西岡の代役・塀内は今季初安打で同点のホームを踏んだ。西武はG.G.佐藤,中島の代わりにクリーンアップを務めたボカチカ,後藤がいずれもノーヒット。中島に代わってショートに入った黒瀬は2安打1打点と結果を残した。2番手として登板したルーキー・平野は無死満塁のピンチを作ってプロ初黒星。

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August 02, 2008 21:58

◆全イ8−3全ウ◆
全ウ先発・鶴(阪神)に対して、全イは初回、先頭の聖沢(楽天)がヒットで出ると、二盗,三盗と決めて、一死三塁のチャンス。ここで上田(ヤクルト)がライトへ犠飛を打ち上げ、1点を先制。2回には二死走者なしから佐藤(ロッテ)が歩くと、黒羽根(湘南)がヒットで繋いだ所で原(西武)が3ランを叩き込んだ。3回には一死一塁から中井(巨人)のタイムリー二塁打で5点目を追加。全ウは4回、吉良(サーパス)の一発でようやく1点を返すが、その裏、聖沢のタイムリーで突き放され、5回も岩崎(中日)の犠飛で1点を返すも、その裏、中井の2ランでまたも突き放された。全ウは7回に長谷川(ソフトバンク)のタイムリーで3点目を返すが、反撃もそこまで。全イを上回る13安打を放ちながら、10残塁の拙攻が響いた。全イ先発・唐川(ロッテ)は水島の呪いに苛まれている最中ではあるが、流石に二軍相手では格の違いを見せて、2回無失点で勝利投手にMVPは3ランを含む2安打を放った原が選ばれた

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August 01, 2008 23:46

◆全セ11−6全パ◆
初回は両軍三者凡退と静かな立ち上がりとなったが、続く2回、全セ先発・人斬り抜刀斎(中日)から松中(ソフトバンク)が一発を叩き込み、全パが先制。しかし、その裏、全セは全パ先発・岩隈(楽天)から、寿司職人ラミレス(巨人)がライト線へ二塁打を浴びせると、ベンちゃん(中日)のセンターフライで三進。ここで村田(横浜)が犠飛を打ち上げ、寿司職人ラミレスが同点のホームイン。すかさず3回に球宴通算350号となる大松(ロッテ)の一発で勝ち越した全パだが、その裏、全セは青木(ヤクルト),井端(中日)の連続二塁打で追い着くと、更に、片岡(西武)のタイムリーエラーで勝ち越しに成功。続く4回には全パ3番手・成瀬(ロッテ)に対し、一死満塁から荒木(中日)が2点タイムリー。直後の5回、全パは大松の2打線連続アーチと山崎武(楽天)のタイムリーで1点差と詰め寄るが、その裏、全セは川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにT.ウッズ(中日)が一発を叩き込むなど、7長短打を集中し、一挙6点を獲得。次に登板が予定されていたのが故障あがりの田中(楽天)と言う事で早めの降板をさせて貰えなかった成瀬は2回を投げて11安打8失点と被安打,失点共にオールスターワースト記録となる大炎上となった。逃げ切り体勢に入った全セは6回には昨日、サヨナラ打を浴びた久保田(阪神)が無難に抑えて、雪辱を果たすと、7回にはーちゅん(横浜)を挟み、8回からクルーン(巨人)が登場。いきなり松中に痛打されたクルーンは続く日高(偽バファローズ)に対して、球宴最速となる161kmの快速球を投げ込むが、日高はこれを見事にスタンドへ叩き込む2ランホーマー。しかし、大差が僅かに縮まったに過ぎず、最後は昨日に続いて登板の藤川(阪神)が締めて、全セが1勝1敗のタイに持ち込み、得失点差で上回った事により、今秋のドラフト優先権を獲得した。MVPは3安打3打点の荒木が初受賞。ベストバッター賞は4安打1打点の内川,ベストピッチャー賞は最後を締めた藤川,ベストプレー賞は2ホーマーの大松がそれぞれ受賞。2試合またがっての5打数連続安打を記録した内川は2試合通じて活躍した選手に贈られるマツダビアンテ賞にも選ばれた

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