August 2008
August 31, 2008 22:02
◆T1−6G◆
1,2回と得点圏に走者を進めながら、先制出来ずにいた巨人だが、3回、四球の鈴木尚を古城の犠打とガッツのライトフライで三塁へ進めると、寿司職人ラミレスが三遊間真っ二つのタイムリーを放ち、先制。1点を追う阪神は4回、一死から四球と2つの内野安打で満塁とすると、二死後、バルディリスが押し出し四球を選んで同点。1−1の儘、迎えた8回、巨人はこの回から代わった3番手・ウィリアムスに対して、ガッツ,寿司職人ラミレスと連打を浴びせると、一死後、代打・松田記者が歩いて満塁。ここで阿部が押し出し四球を選んで、ついに勝ち越し。更に、二死後、代打・大道が走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、この回一挙4点。9回にも李のタイムリーで1点を加え、試合を決定付けた。
大道の代打起用がまたもや的中。3タテこそ失敗した巨人だが、何とか3連戦勝ち越しを果たし、逆転Vへ僅かに望みを繋いだ。阪神はクリーンアップトリオが内野安打1本と沈黙。先発・安藤は6回1失点と責任を果たし、2番手・アッチソンは三者三振の快投を見せたが、3番手・ウィリアムスがよももやの4失点と大誤算。せめて押し出し四球を与えた所で下ろせば良かったものを一体、何故続投させたのか、不可解である。
◆D7−3C◆
またまた借金生活突入の危機に陥った中日は初回、先頭の森野が二塁打で出ると、一死後、李が先制タイムリー。更に、T.ウッズが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに27号2ランを放ち、この回、3点。2回には一死満塁からまたもT.ウッズがタイムリーを放ち、2点を追加。6回まで2安打と沈黙していた広島は7回、一死から嶋,シーボル,石原の3連打で1点を返すと、二死二、三塁となった所で代打に起用された求道者・前田が怒りの2点タイムリーを放ち、2点差。しかし、その裏、中日はまたもT.ウッズが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにこの日2本目となる28号ソロを叩き込むと、続く8回には森野が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに12号ソロをぶち込んでダメ押し、借金生活を免れた。
中日が川相不在を補填する苦肉の策・一発依存野球で広島を下し、辛くも広島に並ばれる事態を回避。先発・小林昭は7回途中まで3失点で凌いで、プロ初勝利を飾った。広島はまたもや求道者・前田をスタメンから外した事が大きく響き、3位浮上のチャンスをみすみす棒に振った。流石に、求道者・前田の状態を綿密にチェックしているブラウン監督だけあって、この日は打つと睨んだのか、タイムリーが出ても大局に影響しない4点ビハインドの場面で起用。だから、チームに勝利に繋がる場面で打てる状態にある求道者・前田をしっかり使ってくれと!
◆YB5−17S◆
ヤクルトは初回、四球と内野安打で一死一、三塁とした所で畠山が8号3ランを放り込み、3点を先制。3回にはヒットの福地が宮本の犠打,青木のセカンドゴロで三進すると、畠山のタイムリーで生還し、1点を追加。4点を追う横浜は3回に相川の6号ソロ,4回には村田の32号ソロと一発攻勢で応戦。しかし、直後の5回、ヤクルトは5長短打を集中して一気に6点を追加すると、この後も着々と加点し、圧勝を収めた。
ヤクルトが先発野手全員22安打17点の猛攻を見せ、快勝。特に、畠山は4安打5打点の大爆発。一時は内川に2分以上離された青木も内野安打2本を含む4安打の大当たりであっと言う間に1分差まで詰め寄った。横浜は7回までに放った4安打がいずれもソロアーチと言う淡泊な攻め。まぁ、それ以前に出る投手出る投手、悉く大炎上しているので問題外なのだが…。
◆H0−0L◆
2試合連続ドローで迎えた第3戦。西武が初回から一死満塁のチャンスをゲッツーで潰せば、その裏、ソフトバンクも二死満塁のチャンスに大村がサードゴロに倒れて、無得点。その後も、西武が2回二死一、二塁,3回二死二塁のチャンスを逃し、ソフトバンクも4回一死一、二塁,6回二死一、二塁のチャンスを潰す拙攻合戦。ソフトバンクは7回、先頭の吉川が二塁打で出ると、高谷の犠打が野選を誘い、無死一、三塁。しかし、本多,代打・本間と内野ゴロに仕留められると、二死二、三塁で一塁が空いた事で松中が敬遠気味に歩かれ、満塁となった所で小久保はセカンドへの凡フライに倒れて、またもや無得点。小久保は9回二死満塁のチャンスでもショートゴロに倒れてしまい、3戦連続の延長に突入した。延長に入ってからも12回まで西武に得点を許さず、負けはなくなったソフトバンクだが、結局、勝ち越す事が出来ず、3戦連続のドローとなってしまった。
9回で171球を投げた岸も、10回で143球を投げた和田も、打線が見殺し。特に、ソフトバンクは14残塁と大拙攻。2打席続けて満塁のチャンスを潰してしまった小久保のブレーキが痛かった。小久保は第1打席でも一死一、二塁のチャンスに凡退と怒濤のチャンスブレイク。松中は4度も出塁したが小久保の方が分がいいとばかりに歩かされまくった感があるだけに小久保には何とか意地を見せて欲しかった。それにしても、よもや3戦連続ドローとは…。西武にとっては1つも負けなかったのだから、万々歳だろうが、ソフトバンクは1つも勝てなかったと言うダメージだけが残る結果となった。
◆Bs5−1F◆
4位転落は免れたい日本ハムは初回から一死一、三塁と絶好のチャンスを掴むも、稲葉,小谷野と倒れて二者残塁。2回はゲッツーでチャンスを潰すと、3回も先頭打者を出しながら、後が続かないなど攻めあぐねていたが、4回、先頭の稲葉が14号ソロを叩き込み、ようやく待望の先制点。更に、二死一、二塁と追加点のチャンスを築くが、鶴岡がピッチャーゴロに倒れて1点止まり。先発のスーパーさぶ・多田野は毎回安打を浴びながらも耐えていたが、5回二死一、二塁のピンチで下山に同点タイムリーを浴びると、続くカブレラに3戦連発となる31号3ランを叩き込まれて、一気に3点のビハインド。続く6回には大引にタイムリーを許し、多田野はこの回限りで降板となった。土壇場9回、セーブのつかない場面ながらもマウンドに上がった守護神・加藤に対して、日本ハムは一死からスレッジ,ボッツと連打を浴びせるも、金子誠が最悪のショートゴロゲッツーに倒れて、4連敗となった。
日本ハムが逆転負けでついに4位転落。対偽バファローズは9連敗の体たらく。立ち上がりおぼつかなかった金子を攻めきれず、立ち直らせてしまったのが大きく響く格好となった。4月1日以来の5割復帰となった偽バファローズはこれで単独3位。金子は尻上がりに調子を上げ、5回以降はノーヒットの好投で9勝目。決勝アーチのカブレラはこの3連戦3発8打点の大当たりだった。
◆E2−4M◆
2回、ロッテがサブローの4号ソロで先制すれば、その裏、楽天も鉄平,嶋の連続二塁打ですかさず応戦。1−1の儘、迎えた6回、ロッテはオーティズの8号ソロで勝ち越し。更に、続く今江が二塁打を浴びせると、一死後、大松のタイムリーでこの回2点。その裏、楽天は連打と田中雅のエラーで無死満塁のチャンス。ここで草野が犠飛を打ち上げるが、鉄平,嶋と内野ゴロに打ち取られ、1点止まり。ロッテは8回にオーティズの2打席連続アーチで再び点差を2点に拡大。その裏から、シコースキー−荻野と繋いで、逃げ切った。
小林宏が7回2失点の好投で7月29日以来となる4勝目。打ってはオーティズが2打席連続アーチを叩き込み、ロッテは3連勝。楽天は3戦連続して相手を上回る安打数を放ちながら、拙攻三昧で悉く星を落とす有様で4連敗。5位ロッテ相手の痛い連敗でその差は5ゲームと広がり、いよいよ最下位独走体勢に入ってきた。
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1回裏、ホーネッツは3,4番が連続四球を選ぶなど、一死満塁のチャンス。ここで打順が回ってきたマードックだが、先発・レイノルズが制球に苦しんでいるにも拘わらず、簡単に初球を打って、最悪のショートゴロゲッツー。先制のチャンスを逃したホーネッツはその後、ゼロ行進。吾郎も相手に先制を許さず、試合は0−0の儘、終盤6回へ突入。二死走者なしで打席に入ったマードックはここまで2タコといい所がなかったが、ここでレイノルズは死球を食らわせてしまう。また乱闘騒ぎを起こすのでは…と、ホーネッツベンチに緊張が走ったが、トレード初戦とあってか、マードックは黙々と一塁へ歩いていった。ここでダンストンがライト線へ二塁打。マードックは三塁コーチの制止もきかず、本塁へ突入。タイミングはアウトだったが、悪送球となった事に救われ、マードックは先制のホームイン。暴走気味のマードックに対して、二死だった事もあり、ああいう走塁は嫌いじゃないとハイタッチを交わす吾郎だったが、マードックはぶつけられた報復を吾郎に強いるのだった。
何だかんだで大人しくしていたかに見えたマードック。無謀に本塁へ突入して、キャッチャーにぶちかましでもするのかと思ったら、ミスで悠々ホームインの拍子抜けの展開。しかし、よもやこの後になってから、吾郎にとばっちりが来ようとは…。茂治を頭部死球で亡くしている経緯から、配球の一環として、のけぞらせる事を前提としたブラッシュボールを投げる事すらも拒否した吾郎がここで報復投球に同意する筈はなく、マードックからの指令を無視する事は間違いない訳だが、投げる前から拒否するのか、とくにリアクションを起こさないまま、投げずにイニングを終える事で拒否の意を示すのかで、トラブルの起こり方が変わってくるだろう。あの程度の死球の報復として、胸元やら頭部を狙うのはやり過ぎではあるものの、メジャー流でいくならば、報復指令そのものは無茶苦茶な事ではない訳で、とりあえず、無難な所にぶつけてお茶を濁す可能性もなくはないか…。まぁ、それでマードックが納得する訳はないので、どう考えても吾郎とマードックの衝突は避けられないのだろう。
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August 30, 2008 23:02
◆T2−3G◆
伊集院光の弟子・金村に対して、巨人は初回、亀井のヒット,ガッツの四球で二死一、三塁とすると、李のタイムリーで先制。3回には二死一、二塁のチャンスに松田記者がレフト前へ弾き返すが、一気に三塁を蹴った二塁走者・ガッツは本塁寸前タッチアウト。1点を追う阪神は5回、二死一、二塁と一打同点のチャンス。しかし、伊集院光の弟子・金村を引っ込めて投入した悠久の若虎・桧山がサードへのファールフライに倒れて、同点ならず。直後の6回、2番手・江草に対して、巨人はヒットの李を松田記者が送った所で阿部,坂本と連続タイムリー二塁打が飛び出し、2点を追加。その裏、阪神は鳥谷のタイムリー三塁打でようやく1点を返すが、なおも一死三塁のチャンスにキュラソ星人,林と倒れて1点止まり。土壇場9回、巨人守護神・クルーンに対して、阪神は一死からキュラソ星人,林と連打を浴びせると、関本が歩いて、満塁。ここで葛城イクローはファーストゴロに倒れるも、ホームゲッツーを狙った阿部が一塁へ悪送球を犯す間に二塁走者の代走・藤本が一気に生還。なおも一、三塁と一打同点の場面だったが、矢野が空振り三振に倒れて、試合終了となった。
クルーンはあわやサヨナラと言うヒヤヒヤものの投球ながら、巨人が辛くも逃げ切り。グライシンガーの中4日登板を回避して初戦を落としてバッシングを受けた若大将・原監督だけに、中5日で万全のグライシンガーは負けられない試合だったが、8回1失点と期待に応える好投でハーラー単独トップの13勝目。打っては李が先制タイムリー含む3安打。昨日の2安打に続くマルチ安打でようやく復調の気配が見えてきた。
◆D3−4C◆
広島は初回、一死から小窪が二塁打で出ると、続くオチョアがライトスタンドへ12号2ランを叩き込み、2点を先制。2点を追う中日は3回二死二塁,4回一死一、二塁,5回無死一、二塁と再三チャンスを掴みながら、残塁を量産するばかりの拙攻三昧。一方、2回以降1安打と沈黙していた広島だが、6回、栗原のゲッツー崩れの間に1点を追加。その裏、中日は李,ベンちゃんのタイムリーで1点差と迫り、なおも無死一、二塁のチャンスだったが、中村紀がセンターへ打ち上げると、デラロサ,谷繁と連続三振に倒れて、2点止まり。広島は8回、二死満塁から石原が押し出し四球を選んで貴重な1点を追加。その裏、広島はデラロサの併殺崩れの間に1点を返したが、最後は守護神・永川の前に3人で打ち取られ、またまた貯金が消滅した。
井端の右膝は思いの外、重傷だった。診断の結果、右膝靱帯断裂寸前でついに登録抹消。だから、名手・川相を現役復帰させておけば良かったのだ。相変わらずの拙攻三昧で山本昌を見殺し、再び広島に1差と詰め寄られてしまった。広島は今季初登板となった偽ハンカチ王子・齋藤が5回無失点で2年ぶりの白星。求道者・前田は8回一死満塁の場面で代打で登場し、無念の三振。あの局面で出したと言う事はブラウン監督はこの所、神懸かっていた求道者・前田の調子がもうピークを過ぎた事を見抜いていたのだろう。それ程までに求道者・前田の調子を把握出来るのなら、もっと効率良く使えば、幾らでも勝てそうなものを、何でこう真逆の使い方をして陥れる事に躍起になるのやら…。
◆YB6−7S◆
高校BIG3の一角・由規がついに一軍デビュー。何とか援護したいヤクルト打線は初回から畠山,田中のタイムリーで3点を先制。折角リードを貰った由規だが、その裏、村田に31号2ランを被弾。続く2回には金城に同点二塁打を浴びると、更に、一死一、三塁から石川に勝ち越し犠飛を許し、ガッツな貴公子・仁志,内川と連続タイムリーを浴びた所であえなくKO。3回に2点ずつ取り合って迎えた4回、ヤクルトは青木,畠山の連続タイムリーで1点差と詰め寄ると、5回には福川の3号2ランで一気に逆転。試合は7回途中に雨が強くなり中断の末、コールドとなり、ヤクルトが逃げ切った。
トンガに続き、唐川までが水島の呪いに苦しんでいる中、高校BIG3で唯一、魔の手から免れている由規が長きに渡る潜伏期間を経て、ようやく初登板となったが、6失点で2回もたずにKOとなるホロ苦いデビューとなった。それでも打線の踏ん張りでブロ初黒星は回避したが、果たして、二軍に落ちずに2度目の登板は貰えるのかどうか…。
◆H2−2L◆
2回に中村のリーグ独走の35号ソロでまたも西武が先制。しかし、ソフトバンクは3回、二塁打の荒金を高谷の犠打で三塁へ進めると、本多がセンター前へ同点タイムリー。6回には一死から小久保が二塁打を浴びせると、続く松田のタイムリーで勝ち越しに成功。4回を除いて毎回安打を浴びながらも踏ん張っていた先発・ホールトンだが、8回、片岡にヒット,中島に四球を許して、一死一、三塁のピンチを迎えた所でKO。ここで代わった篠原が平尾にタイムリー内野安打を許して、試合は振り出しに。昨日に続いて突入した延長戦では両軍共に1本もヒットが出ず、2試合連続のドローとなった。
ソフトバンクは是が非でも勝たなくてはならない試合でまたもや引き分けに持ち込むのが精一杯。先発・ホールトンは粘り強く投げていたが、流石に内容的にも投球数的にも、8回までは引っ張り過ぎた。それでも引っ張らざるをえなかった辺り、首脳陣のリリーフ陣に対する不安感がにじみ出てしまった感じだ。いっその事、馬原を2イニング投げさせるとか言うのはダメなのだろうか。この3連戦はそこまでしてでも勝ちに行く必要のあるカードだと思うのだが…。
◆Bs7−2F◆
下山の先頭打者アーチで先制した偽バファローズは3回には二死二塁から坂口,カブレラの連続タイムリーの後、ローズも32号2ランで続いて、一気に4点を追加。5回には四球の下山を一塁に置いて、カブレラの2年ぶりとなる30号2ランで7点目。山本の前に6回まで無得点に抑え込まれていた日本ハムは7回、高橋,金子誠のタイムリーで2点を返し、山本をKOするが、代わった香月の前に劇団ひちょりが三振に倒れて、2点止まり。8回から登板の3番手・山口はいきなり三者三振の快投を見せると、9回も3人で締め、日本ハムと並ぶ3位タイに浮上した。
偽バファローズはカブレラ&ローズが10度目のアベック弾を放つなど、連日の一発攻勢で対日本ハム8連勝。八木が7失点KOの背信投球で日本ハムは3連敗。ついに借金生活に突入し、偽バファローズに並ばれてしまった。明日の第3戦で意地を見せられるか!?
◆E6−8M◆
1点ずつ取り合って迎えた3回、楽天はショート,青波の長瀬の連続タイムリーで2点を勝ち越し。4回に大松のタイムリー二塁打で1点差とされるも、5回に青波の長瀬の3号ソロで再び2点差。直後の6回、ロッテは一死満塁のチャンスにサブローが3号グランドスラムをぶち込んで、一気に逆転。その裏、楽天も二死満塁のチャンスを掴み、成瀬をKOするも、代わったゴーグルの前に代打・高須が打ち取られ、三者残塁。4−6の儘、迎えた土壇場9回、抑えの荻野を投入し、逃げ切りに入ったロッテだが、一死一塁から青波の長瀬にこの日2本目となる同点4号2ランを浴び、試合は延長にもつれ込んだ。10回、ロッテは一死一、三塁のチャンスにサブローが二盗を仕掛けると、これが嶋の悪送球を誘って、三塁走者・里崎が勝ち越しのホームイン。更に、早川がタイムリー三塁打を放って、試合を決定付けた。
成瀬,田中の五輪帰り組の直接対決は成瀬が6回途中4失点KO,田中が6回6失点KOとしょっぱい展開に…。ロッテは成瀬が攻略され、荻野が攻略されながらも辛くも勝利。サブローが打ってはグランドスラム,走っては決勝点を呼び込む盗塁と活躍した。楽天は青波の長瀬の2発等で食い下がったが、10残塁の拙攻であと一歩及ばず。
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August 29, 2008 23:39
◆T7−5G◆
3タテすれば逆転優勝の可能性も見えてくる巨人だったが、先発・金刃が大乱調。初回から制球に苦しみ、二死一、二塁のピンチを背負うと、キュラソ星人,林と連続タイムリーを浴び、いきなりの3失点。3回にも林にタイムリー三塁打を浴びると、4回にはシャア少佐にタイムリーを許し、5失点KO。代わった林も5回に関本のタイムリー二塁打,6回にはバルディリスの2号ソロで1点ずつ失い、点差は7点に拡大。下柳の前に6回まで2安打と沈黙していた巨人は7回も簡単に二死を取られるが、ここから5連打で3点を返し、下柳をKO。9回にはウィリアムスに対して、代打・マッスル千代の富士のタイムリー等で2点差と詰め寄り、なおも一、二塁と一発逆転の場面を作ったが、最後はガッツがライトフライに倒れて、ゲームセット。
3タテすれば、一気に4ゲーム差まで縮まり、逆転優勝の可能性も大いに見えてくる巨人だったが、大事な初戦を今季未勝利の金刃では荷重だったか、いきなり痛い黒星。打線も下柳との相性は良かった筈が、中盤まで完璧に抑え込まれた。終盤猛追したものの、あまりにも反撃が遅過ぎた。阪神はこれで4度目の点灯となるマジック25。それにしても、9回、あそこまで追い上げられながら、藤川が最後まで出て来なかったのが少々気がかりだ。前日、打たれた事が原因なのか、単に左打者が続くからなのか、はたまた故障なのか…。
◆D4−3C◆
借金生活,Bクラス転落の危機に苛まれる中日が眼下の敵・広島と直接対決。2回、中日は川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにT.ウッズの26号ソロで先制すると、更に、栗原のタイムリーエラーでタナボタの2点目。名手・川相を現役復帰させなかった事で不信感を抱かれている首脳陣はまたもや川井を先発起用する事でお茶を濁しにかかっていたが、所詮、カワイであって川相ではない川井では拙攻三昧を繰り広げるチームの空気を変える事が出来ず、3回には無死一、二塁の場面で中村紀は三振,森野はショートゴロゲッツー。5回にも二死一、三塁のチャンスに中村紀が倒れて、二者残塁と一向に追加点を奪えない。5回まで無失点と踏ん張っていた川井も不甲斐ない打線に苛立ちを隠せなくなってきた6回、赤松,オチョア,栗原,嶋と4連打で追い着かれ、失意のKO。追い着かれた中日は7回、李のタイムリー二塁打で再び勝ち越し。しかし、直後の8回、広島はオチョア,栗原の連打でチャンスを作り、石原のタイムリーでまたもや同点。なおも一、二塁のチャンスだったが、梵,代打・緒方と連続三振に倒れて、勝ち越しならず。その裏、中日は2四球で二死一、二塁とすると、デラロサのタイムリーで三たび勝ち越し。最後は守護神・岩瀬が無死二塁のピンチを凌いで、辛くも借金生活を免れた。
中日は井端が右膝を捻って退場するアクシデントに見舞われたが、代わって守備に入ったデラロサが勝負を決めた。相変わらずの拙攻三昧を続けていたが、ブラウン暗黒采配に救われる形で白星を拾ったと言ってもいいだろう。どうやらブラウン監督は意地でも求道者・前田をお立ち台に上げたくないらしい。この試合展開で8,9回のチャンスに求道者・前田を代打起用しないのは、どう考えてもおかしい。左対左なんて要素は最早、建て前てしてすら通用しない。きっとコンディションがどん底状態の求道者・前田なら失敗を見越して起用し、戦犯に仕立てたのだろうが、今の求道者・前田では、逆の展開になる確率は高いのだから、そりゃ使いたがらない訳だ。そんな理由でみすみす3位浮上のチャンスを逃されてはたまったものではない。
◆YB4−2S◆
初回、内野ゴロの間に先制された横浜はその裏、好調・内川のタイムリーであっさり同点。直後の2回、ヤクルトはエラーをきっかけに掴んだチャンスに福川のタイムリーですかさず勝ち越し。1点を追う横浜は3回、内川のヒットと2四球で無死満塁のチャンス。吉村は倒れたものの、続くメカゴジラがタイムリーを放って、同点。なおも満塁のチャンスだったが、金城,相川と倒れて、三者残塁。ヤクルトは5回二死満塁に続き、6回二死一、二塁のチャンスも逃す拙攻続き。その裏、横浜は川端のエラーで出た相川を石井タクローが送ると、二死後、ガッツな貴公子・仁志のセンター前タイムリーでついに勝ち越し。7回には相川のタイムリー内野安打でダメ押し。最後ははーちゅんが3人でピシャリと締め、連敗を4で止めた。
◆H3−3L◆
五輪帰りの杉内,涌井の投げ合いとなったこの試合、先手を取ったのは西武。3回、二死一塁から栗山がタイムリー二塁打を放つと、中島が歩いた後、ブラゼルが2点タイムリー二塁打を浴びせて、3点を先制。しかし、その裏、ソフトバンクは松中の史上34人目の通算300号となる23号2ランで1点差と迫ると、続く4回には二死一、二塁から森本が同点タイムリー。7回には一死満塁と絶好のチャンスを掴むが、ここで松田がショートゴロゲッツーに倒れる最悪の展開。一方、6,7,8回と3人ずつで打ち取られていた西武は土壇場9回、一死二、三塁のチャンスを作るが、ボカチカ,片岡と倒れて、二者残塁。試合はその儘、延長へ突入した。西武は11回、一死から細川の14号ソロでついに均衡を破るが、粘るソフトバンクはその裏、代打・吉川の今季初アーチが飛び出し、またも試合は振り出しに。ソフトバンクはラストイニングとなった12回にも2人の走者を出して、一打サヨナラの場面を作ったが、最後は代打・金子がセカンドライナーに倒れて、結局、ドローに終わった。
劣勢からよく粘ったソフトバンクだったが、相手がマジック点灯中の首位・西武とあっては引き分けに持ち込んだと言うより、勝てなかったと言う印象が残ってしまった。12回のチャンスもそうだが、7回の松田のゲッツーも痛かった。あと一押し出来れば、勝てた試合だけに実に勿体ない。川崎の復帰がしばらく望めない以上、早い所、ハマのスペランカーに戻って来て欲しいものだが、復帰か…と思えば延期の繰り返しには困ったものである。
◆Bs7−4F◆
3タテで3位浮上を狙う偽バファローズは初回、小谷野のタイムリー二塁打で2点を先制されるが、その裏、二死一、二塁から濱中の9号3ランで一気に逆転すると、続く後藤も9号ソロを叩き込み、4点目。日本ハムは3回、糸井,田中の連打で一、三塁とするが、稲葉のゲッツーの間に1点を返すのが精一杯。突き放したい偽バファローズは5回、カブレラの29号2ランで2点をあげると、6回には北川の10号ソロで7点目。日本ハムは8回、一死から呪われた助っ人・ボッツの4号ソロで1点を返すと、高橋もヒットで続いたが反撃もここまで、続く高口がゲッツーに倒れると、9回は守護神・加藤の前に3人で打ち取られ、万事休す。
4発のアーチを叩き込む一発攻勢で初戦を取った偽バファローズが3位浮上,借金完済へ大きく前進。逆転3ランの濱中は3安打の大当たりだった。2点を先制しながら、あっさり逆転を許した日本ハムはこれで対偽バファローズ戦7連敗。上位打線はそこそこにヒットが出るが、6番以降は僅か2安打と下位打線の弱さが目立った。2ヶ月連続の負け越しも決まってしまい、偽バファローズとは逆にBクラス転落,借金生活突入の危機である。
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August 28, 2008 23:52
◆G7−1YB◆
久々の先発登板となった上原たが、初回、いきなり内川のタイムリー二塁打で先制点を献上。しかし、その裏、巨人は一死二塁からガッツの26号2ランであっと言う間に逆転すると、更に、寿司職人ラミレス,松田記者とクリーンアップトリオの3連続アーチが飛び出し、横浜先発・ウィリアムスはこの回で早くもKO。リードを貰った上原は危なっかしいながらも、5回まで追加点を許さず、この回限りでお役御免。2回以降も再三チャンスを掴みながら、あと一本が出ずにいた巨人だったが、5回、阿部のタイムリー等で2点を奪うと、6回にはガッツのタイムリー二塁打で7点目。6回以降、東野−山口−林と繋いで、4連勝を果たした。
星野監督に媚びる必要もなくなった事で、4ヶ月ぶりに先発に復帰した上原がフラフラの投球ながら、打線の援護にも恵まれて、実に693日ぶりの先発勝利。上原を復活させるとほたえていた星野監督だが、北京に拉致される直前の5試合で無失点と既に、復調の兆しが見えていた事を考えると、五輪が転換期になった訳でも何でもなく、星野監督が復活させたかの様な的外れな報道がない事を祈りたい。それにしても、結局、五輪では2試合しか使って貰えず、星野監督に媚びた甲斐は皆無だったな…。五輪と言えば、低打率に喘いでいたにも拘わらず、たまたま一発が飛び出しただけで復調扱いされた李がバーンサイドを差し置いて、この日から復帰したが、その復帰初打席がクリーンアップ揃い踏みアーチの直後とは気の毒な限り。4連発を大いに期待される中、しみったれたセカンドゴロに倒れた事でケチがつき、この日3タコ1死球と結果を出せなかった。横浜は内川が4安打の大当たりで久々に打率を3割7分台に乗せたが、続く村田が悉く凡退とブレーキだったのが痛かった。
◆T5−4D◆
初回から一死一、二塁のチャンスを逃した中日はその裏、キュラソ星人のタイムリーで先制を許してしまう。1点を追う中日は3回、鳥谷のエラー,中村紀の四球で一、二塁とタナボタのチャンスで李が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに11号3ランを叩き込み、逆転に成功。しかし、その裏、阪神はまたもキュラソ星人が21号3ランを放って、一気に逆転。再び1点を追う展開となった中日は6回、先頭のT.ウッズが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに同点25号ソロ。更に、ヒットの森野を平田が送ったが、ピンキー井上,谷繁と倒れて、勝ち越しならず。阪神は7回、関本のタイムリーで勝ち越すと、8回からウィリアムス,9回から藤川と繋ぐ必勝リレーを展開。しかし、北京で星野監督にプライドを踏みにじられた事を引きずっているのか、中村紀に同点タイムリーを浴びてしまう。しかし、その裏、阪神は6番手・高橋を攻め立て、一死一、三塁とすると、林が犠飛を打ち上げ、サヨナラ勝ちを果たした。
昨日、怒りの投球で復活をアピールした岩瀬に対し、藤川は復帰初登板でいきなりリリーフ失敗。結果的に白星は転がり込んでは来たが、少々心配である。最後を決めたのは林だが、打のヒーローはやはり、先制打&逆転弾で4打点のキュラソ星人だろう。最終打席でもヒットを放ち、サヨナラの場面を演出。中日は相変わらずの一発依存症,タイムリー欠乏症を露呈し、勝てるゲームを落とし、またまた貯金が消滅した。
◆S3−2C◆
出戻り助っ人・ダグラスが古巣相手に先発マウンドに上ったが、初回からエラー絡みで1失点。直後の2回、ヤクルトは飯原,川端のダブルスチールで追い着くと、4回には畠山の7号ソロで勝ち越し。しかし、その裏、広島は梵のタイムリー二塁打で同点とすると、6回には先頭の栗原が17号ソロを叩き込み、勝ち越し。更に、二死二塁から小久保がレフト前に弾き返すが、一気に三塁を蹴った二塁走者・嶋が本塁憤死で1点止まり。土壇場9回、守護神・永川を投入し、逃げ切りを図る広島に対し、ヤクルトは先頭の飯原がヒットで出ると、田中が送って一死二塁と一打同点のチャンス。しかし、川端はレフトへ打ち上げると、代打・武内は三振に斬って取られて、ゲームセット。
かつての同僚・ダグラスを返り討ちにした広島が再び3位・中日を射程に捉えた。最近、代打でも調子の上がってきている事で、下手に接戦で起用すると、勝利の立役者になりかねない事を恐れたブラウン監督の陰謀により、求道者・前田は悪夢のフル欠場に終わったが、先発・大竹の踏ん張りと、栗原の一発で辛くも白星を拾った。
◆H3−2Bs◆
偽バファローズ先発・近藤が4回をノーヒットに抑えれば、ソフトバンク先発・新垣も負けじと4回までパーフェクトの快投。5回も簡単に二死を取った新垣だが、ここで後藤に初安打となる8号先制ソロを被弾。8回には二死一、三塁から伝家の宝刀・ワイルドピッチが炸裂し、2点目を献上。ここまで1安打と沈黙していたソフトバンクはその裏、中西,代打・吉川のヒットで二死二、三塁のチャンスを掴み、近藤をKOすると、代わった清水から本多がタイムリーを浴びせて、1点差。更に、3番手・川越に対して、本多が二盗を決めた後、代打・本間が2点タイムリーを放って、逆転に成功。9回は守護神・馬原が締め、新垣はようやく今季初白星を飾った。
暴投王子・新垣が8度目の登板で何とか今季初勝利。8回で10三振を奪い、3安打2失点と申し分のない内容ながら、2失点目が必殺の暴投だった事で何とも印象が悪かったのだが、その直後に逆転して貰えるとはツイている。昨日はリリーフに失敗した馬原もこの日はきっちり抑えて、雪辱を果たし、チームも2位に再浮上。偽バファローズ2番手・清水は1球で敗戦投手となった。
◆M0−3F◆
日本ハム先発・藤井に対して、ロッテは初回、田中雅,オーティズの連打で無死一、三塁のチャンス。一死後、ズレータがセンター前へ弾き返して、田中雅が先制のホームイン。続く2回には里崎が13号ソロを放り込むと、5回には二死から今江の11号ソロで3点目。ロッテ先発・清水は6回までノーヒットの素晴らしい投球を展開。7回二死から小谷野にヒットを浴び、快挙は逃すも、動揺する事なく、後続を断ち切った。土壇場9回、一死から四球とヒットで一、二塁と一発で同点のピンチを迎えるが、稲葉,小谷野と打ち取って、今季2度目の完封をマークした。
水島の呪いにより、壊滅的不振に陥っている根元がついにスタメンを外されたが、代わって1番に入った田中雅がいきなりのヒットと盗塁で先制ホームをゲット。その後、ソロ2発で2点を取るに留まったが、今日の清水にはそれで十二分だった。あわやノーヒットノーランの散発2安打完封で、2年ぶりの10勝目をマークし、チームの連敗を3で止めた。
◆L5−4E◆
西武は初回、中島の19号ソロで先制。3回に聖沢のタイムリーで追い着かれるも、その裏、ボカチカの19号ソロですかさず勝ち越し。4回には細川,5回には栗山にタイムリーが飛び出し、着々と加点。7回に渡辺直のタイムリー三塁打で1点を返されるも、その裏、ボカチカのこの日2本目となる20号ソロですかさず突き放す。しかし、8回から登板の3番手・小野寺が大乱調。いきなりショートに二塁打を浴びた後、連続四球で満塁とすると、山崎武に2点タイムリーを浴び、あえなくKO。代わったミッチーもいきなり四球で再び無死満塁とするが、続く礒部を空振り三振に斬って取ると、5番手・大沼は藤井にライトフライを打ち上げられるが、タッチアップで本塁を狙ったフェルナンデスをG.G.佐藤が好返球で刺し、同点を阻止。9回にはグラマンが二死満塁の大ピンチを背負ったが、山崎武をライトフライに仕留めて、辛くも逃げ切った。
昨日に続いての一発攻勢で着々と加点した西武が、楽天の猛追を振り切り、マジックを22と減らした。先発・オツはコーナーワークが冴えて、7回途中まで2失点で3連勝の7勝目。3年ぶりの2桁勝利の可能性も見えてきた。楽天は今季初先発の木谷が5回もたずに4失点KO。打線も西武を上回る12安打を放ちながら、9回の満塁のチャンスを逃すなど、11残塁の拙攻が響き、60敗目。
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August 27, 2008 23:57
◆G3−2YB◆
2回に先頭の村田を死球で出した横浜は続く吉村の25号2ランで先制。2点を追う巨人は4回、ガッツの25号ソロで1点を返すと、6回には連打で作った一、二塁のチャンスに1番スタメンに抜擢された亀井が同点タイムリー。続くキムタクが送って、二、三塁と勝ち越しのチャンスを作ったが、ガッツ,寿司職人ラミレスと倒れて、同点止まり。2−2の儘、迎えた8回、この回から代わった2番手・小山田に対して、一死から代打・大道が2号ソロを叩き込み、ついに勝ち越し。最後はクルーンが3人でピシャリと締めて、逃げ切った。
大道の会心の代打決勝アーチで3連勝を果たした巨人が自力優勝を復活させた。投げては先発・バーンサイドが6回を3安打2失点と好投。リリーフ陣もヒットを許さず、最後を締めたクルーンは2年連続の30セーブ目をマーク。横浜はハマのチンピラが良く投げたが、いかんせん打線が3安打では如何ともし難かった。
◆T1−4D◆
2回一死一、二塁のチャンスをゲッツーで潰し、3回には一死一、三塁のチャンスを逃し、4回には一死からヒットで出た中村紀が盗塁死と、怒濤の拙攻三昧を繰り広げていた中日だが、5回、一死満塁から荒木のタイムリーでようやく2点を先制。なおも一、二塁のチャンスだったが、李がゲッツーに倒れて、2点止まり。その裏、阪神は高橋光のタイムリー二塁で1点を返すと、続く6回には一死満塁と一打逆転のチャンスを掴むが、ここで林が最悪のピッチャーゴロゲッツーに倒れて、無得点。8回から登板の久保田は二死満塁から押し出し四球と暴投で痛恨の2失点。最後は五輪で失意のどん底に叩き落とされ、怒り心頭の岩瀬の前に3人で抑え込まれて、連勝は5でストップした。
阪神のシニアディレクターに北京に拉致され、訳の分からない起用法で振り回されて、最大級の戦犯扱いされるなど、心に深い傷を負った岩瀬がその阪神相手に敵愾心を燃やし、溜まった鬱憤を晴らす怒りの投球で阪神のマジックを消滅させた。どうなる事やら心配だったが、復帰最初の登板が阪神戦と、ウサを晴らすには絶好の相手だったと言うのは僥倖だった。打線の方は3併殺を食らうなど、相変わらず、無様な攻撃を繰り広げていたが、とにかく今回は岩瀬の復活が見られて何よりだ。
◆S4−1C◆
広島先発・高橋に対して、ヤクルトは2回、先頭の飯原が6号ソロを叩き込んで、先制すると、5回にはオチョアのタイムリーエラーで2点目を追加。3,4回とチャンスを逃した広島だが、その裏、二死三塁から東出がタイムリー二塁打を浴びせて、1点差。7回には二死から小窪が振り逃げで出ると、代打で登場の求道者・前田が怒りのライト前ヒットで続いたが、東出は三振に倒れて、二者残塁。直後の8回、ヤクルトは武内のタイムリーでダメ押しの2点を追加。その裏から、五十嵐−林と繋ぎ、連敗を5で止めた。
5割復帰と3位浮上が懸かっていた広島だが、求道者・前田がまたもやベンチに軟禁された事が大きく響き、僅か1点と沈黙し、痛い黒星。代打で起用された求道者・前田はまたもや怒りのヒットを放ち、これで4打数連続ヒット(5打席連続出塁)。だが、求道者・前田は代打の神様なんて位置付けを目指している訳ではない。折角、調子が上がって来ているのだから、いい加減、スタメン起用を図って欲しいものだ。3位浮上のチャンスだと言う事を分かっているのか!?
◆H2−3Bs◆
ソフトバンクは2回、一死満塁と絶好のチャンスを掴むも、辻,高谷と倒れて三者残塁。続く3回にも二死から松中の二塁打,小久保の四球で一、二塁とするが、松田が打ち上げて二者残塁。すると、直後の4回、偽バファローズは無死一、二塁のチャンスにローズが最悪のゲッツー。しかし、続く濱中が歩くと、濱中が一、二塁間で挟まれている隙に三塁走者・坂口が本塁を陥れ、1点を先制。続く5回には下山が8号ソロを放ち、2点目。その裏、ソフトバンクは二死から松中がヒットで出ると、続く小久保が20号2ランを叩き込み、一気に同点。更に、6回には一死二塁から連続四球で満塁とし、偽バファローズ先発・小松をKOするが、本多,代打・本間と打ち取られ、三者残塁。同点の儘、迎えた土壇場9回、ソフトバンクは好投の大隣を下げ、早くも守護神・馬原を投入するが、これが裏目。一死から連打で一、三塁のピンチを背負うと、小瀬にスクイズを決められ、勝ち越し点を献上。その裏、加藤の前に三者凡退を喫し、3位転落となった。
五輪前に既に壊れかけていた川崎が五輪で完全に壊されてしまい、疲労骨折で今季絶望の危機に…。五輪の結果が結果だけに川崎の頑張りは何一つ報われなかった事になり、実に不憫だが、WBCの時と言い、国際大会に行く度にケガして帰ってきて長期離脱するのも考えものだ。五輪野球の暫定ラストイヤーでメダルを掠め取る事よりも、王さんのラストイヤー(?)でペナントを勝ち取る事に邁進してくれよ。川崎の復帰を心待ちにしていただけに、この離脱はやはり痛過ぎる。2試合で9安打と爆発していた本多も雨天中止で勢いが止まってしまい、5タコ。松中,小久保の両主砲は気を聞いたが、10残塁の拙攻も大きく響き、好投の大隣を見殺しに…。折角、戻ってきたのに、全然セーブのつく場面を作って貰えない馬原が同点の場面で上がってみれば、今季初黒星と、どうにも明るい材料が見えて来ないソフトバンクである。
◆M0−1F◆
両軍共に走者を出しながら、あと一本が出ず、0−0の儘、中盤へ突入。迎えた5回、日本ハムは二死走者なしから稲田の四球,田中のヒットで一、二塁とすると、稲葉がライト前へ弾き返して、稲田が先制のホームイン。1点を追うロッテは7回、2本のヒットで一死一、三塁とするも、代打・早川,根元と倒れて、二者残塁。9回にも守護神・MICHEALからサブローの四球,ベニー松山のヒットで長打が出れば一気に逆転サヨナラと言う場面を作ったが、最後は田中雅が三振に倒れて、完封負けとなった。
日本ハムが最少得点を守りきる完封リレーで2位浮上。先発・グリンは7回零封の好投で対ロッテ14イニング連続無失点と相性の良さを見せつけた。ロッテはベニー松山が3安打でいずれも大きなチャンスを築いたが、全て報われず仕舞いで3連敗。水島の呪いに取り憑かれている根元はこの日も3タコ。これで最近27打席で僅かに1安打と不振は深刻を極め、今週中にも3割を割りそうな勢いだ。
◆L7−2E◆
3回に渡辺直のタイムリーで先制を許した西武だが、4回、四球のG.G.佐藤を一塁に置いて、中村が逆転の33号2ラン。中村は続く5回にも二死一、二塁のチャンスに2打席連続の34号3ランをぶち込んで、一気に4点差。直後の6回、併殺の間に1点を返されるも、その裏、すかさず細川の13号ソロで突き放す。8回には栗山のタイムリーでダメ押しの8点目。土壇場9回、楽天は二死満塁と粘りを見せ、守護神・グラマンを引っ張り出したが、最後は代打・高須がショートゴロに倒れて、万事休す。
西武が一発攻勢で逆転勝ちを収め、マジックを23と減らした。中村は2発5打点の大活躍。ローズに3差の34号とホームランキング争いで独走体勢に入りつつある。五輪で計り知れない精神的ダメージを受けたG.G.佐藤も本職のライトを守っているうちにほぐれてきたのか、この日は2安打1四球て勝利に貢献。先発の石井一は6回を2失点で切り抜け、2年ぶりの2桁勝利をマークした。
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3回、唐川は山岡,サル,岩鬼と三者三振に斬って取るも、岩鬼相手に6球も費やした他、28球も投げてしまい、今江から守備のリズムが狂うと苦言を呈される。一方、里中は4回、里崎にヒットを許すも、後続を断ち、この回も無失点。その裏、唐川は殿馬をサードライナーに打ち取るも、8球粘られ、続く微笑にも8球粘られ、最後はシンカーと見紛う程おじぎする力ないストレートが奏功し、三振に斬って取るが、4回途中にして78球も投げて山田を迎える事に。瓢箪は1,2球と明らかなボール球を要求し、3球目もインコースへのボールくさい球を投げさせるが、ライトスタンドの看板を直撃する特大アーチを被弾し、試合は振り出しに。歩かせと見せかけて実は勝負と言う瓢箪のリードは山田にまんまと見抜かれていたのだった。かつて小野が山田に被弾したのを見て、山田を抑える為に投手を目指した唐川だが、自分も返り討ちに遭ってしまった事でマウンド上で悔しさを露わにする。これを見た球道は唐川がハナから山田に打たれるとは思っておらず、気持ちでは負けていないと分析し、第3打席の対決に期待を寄せるのだった。
やはり、配球を読みさえすれば、100%近い確率でスタンドへ放り込む山田。流石はジャンケン野球の申し子だ。とにもかくにも読み至上主義なので、唐川に力があるとかないとか、球数を投げ過ぎて疲れているとかいないとか、そういう要素が副次的にすら感じられない辺りが、この漫画のダメな所である。確かに読みと言う要素は野球の醍醐味の一つではあるのだが、読み合いが結果の全てに結びついてしまう訳がない。ましてや、「作者が双方の心理を完全支配している出来レースの駆け引き」である様にしか感じられない描き方なものだから、逆に読みと言う要素に嫌気がさしてしまう。しかし、水島氏はこの出来レースに自己陶酔してしまっている為、残念ながら今後もこの読み至上主義は続いてしまうのだろう。それにしても気になるのが、岩鬼に6球も投げたと言う件。普通に考えれば、そんな事は殆どあり得ない。三振している訳だから、余計に3球投げている訳だが、ボール球は打ち込まれる訳だから、3球ファールされたと考えるしかない(あるいは岩鬼をもってしても到底届かない程の大暴投か)。しかし、岩鬼が3球もファールを打つ事もかなりレアケース。こういう所を広げないで、今や読者が何の関心も示さない山田の読み合いにページを割いてしまう辺りがこの漫画のダメな所である。
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August 26, 2008 23:12
◆G7−3YB◆
初回、二死一、三塁のピンチを切り抜けた巨人はその裏、連打と四球で無死満塁とすると、寿司職人ラミレスのタイムリーで2点を先制。一死後、五輪から復帰したばかりの阿部が14号3ランを叩き込むと、更に、二死一、二塁から鈴木尚のタイムリーが飛び出し、この回、大量6点のビッグイニングを形成。横浜は5回、吉村のタイムリー二塁打等で2点を返すと、5回には村田のタイムリーで3点差。しかし、6回、内海からバトンを受けた2番手・越智が三者三振の快投を見せると、その裏、坂本が6号ソロを叩き込み、7点目。横浜は6回以降ノーヒットに終わり、早くも今季の対巨人負け越しが決まった。
阿部が五輪で溜め込んだストレスを復帰早々に爆発させるなど、巨人が初回の猛攻で一気に試合を決めた。ジワジワと差を詰める横浜の勢いを断ち切った越智の快投も大きかった。直後の坂本の一発で息の根を止められた横浜打線は以降、完全に沈黙。内海は大量リードを貰いながら、ピリッとしない投球で5回3失点で降板となったが、リリーフ陣の援護を仰いで、9勝目。3年連続2桁勝利へリーチをかけた。
◆T4−0D◆
0−0で迎えた4回、阪神は先頭のキュラソ星人が内野安打で出ると、続く林がライトスタンドへ2号2ランを叩き込み、2点を先制。先発・岩田は6回まで散発5安打無失点の好投。7回に2四死球で二死二、三塁のピンチを背負ったが、井端をサードフライに仕留めて、ここも0点で切り抜けた。阪神は8回、キュラソ星人のタイムリー二塁打でダメ押しの2点を追加。8回から久保田−ウィリアムスと繋いで完封リレーを達成した。
阪神が今季5度目の5連勝。岩田は7回を5安打無失点の好投で中日・吉見に並ぶ8勝目をあげ、新人王に大きく前進。今季9度目の完封を食らった中日は李が一人で3安打と気を吐いたが、チーム全体ではいずれも単打の散発5安打と沈黙し、好投の佐藤充を見殺し。連敗でまたまた貯金が消滅し、広島との差は僅かに1となってしまった。
◆C5−1S◆
ヤクルト先発・ゴンザレスの前に3回までパーフェクトと抑え込まれていた広島だが、4回、東出,オチョアのヒットで一死一、三塁とチャンスを作ると、栗原がレフト前へ先制タイムリー。直後の5回、併殺崩れの間に追い着かれるも、6回、栗原,喜田のタイムリーで2点を勝ち越し。続く7回には代打・森笠がタイムリー二塁打を放って、4点目。7回には3四死球で無死満塁のチャンス。石原,小窪と倒れて、二死となったが、ここで登場した代打・求道者・前田が不条理な起用法に怒りを漲らせ、そのド迫力にびびった西崎から押し出し四球を選んで、ダメ押し。ヤクルトは8回一死満塁のチャンスもゲッツーで潰すと、9回はあえなく三者凡退に終わり、5連敗となった。
ルイスが7回1失点の好投で7月4日以来となるハーラートップタイの12勝目。同点タイムリーの栗原はこれで8試合連続打点と好調をキープ。求道者・前田はこれで4打席連続出塁。ここ8打席で4安打3四球と徐々に代打と言う仕事にアジャストしてきた様だが、これではブラウン暗黒采配の思うツボだ。代打で結果を出せば代打が適職,出さなければとてもスタメンでは使えない…などと解釈されては、一体どうすればスタメンで使って貰えるのか…。今後も苦悩の日々が続きそうだ。
◆L2−7E◆
3回に片岡,中島のタイムリーで2点を先制された楽天だが、直後の4回、山崎武の17号ソロで1点を返すと、続く5回には3連打で無死満塁のチャンス。代打・高須は三振に倒れたが、ショートが2点タイムリー二塁打を浴びせて、逆転に成功。更に、青波の長瀬が犠飛を打ち上げると、続くフェルナンデスがタイムリーを放ち、この回4点。7回には二死一塁から山崎武がこの日2本目となる18号2ランを叩き込み、試合を決定付けた。
最下位・楽天が首位いじめ。山崎武が2発3打点の活躍を見せるなど、中盤に着々と加点し、突き放した。スライド登板となった岩隈は先制を許すなど、中盤まではピンチの連続だったが、粘りの投球で西武の反撃を断ちきった。五輪で失意のどん底に叩き落とされたG.G.佐藤はこの日から戦列復帰。不慣れなレフトなど、勿論守らされる筈もなく、ライトで2つのフライを無難に捌いた。
◆M2−3F◆
2回、ロッテは先頭の里崎がヒットで出ると、続く大松のタイムリー二塁打で先制のホームイン。二死後、今江もタイムリーを放って、この回2点。しかし、ロッテはこれ以降完全に沈黙。先発・渡辺俊は5回まで無失点の好投を見せていたが、6回、一死一塁から田中,稲葉の連続タイムリー二塁打で追い着くと、更に、続く小谷野もタイムリーを放って、勝ち越しに成功。7回、二死二、三塁のチャンスを掴んだロッテだが、代打・ベニー松山がサードゴロに倒れて、二者残塁。土壇場9回には守護神・MICHEALに対して、大松,サブローと連打を浴びせ、無死一、二塁。橋本,今江と倒れた後、代打・堀が三遊間を破るも、当たりが良過ぎたのが災いし、二塁走者の代走・竹原は三塁でストップ。満塁と一打サヨナラの場面となったが、最後は根元がショートゴロに倒れて、あと一歩及ばなかった。
日本ハムがワンチャンスを生かして、辛勝。立ち上がりは苦しんだスウィーニーが尻上がりに調子を上げて、11勝目。一方、渡辺俊は突然、崩れて自身の連勝は6でストップ。MICHEALを追い詰めた9回はサブローの内野安打で竹原が三塁へ進めなかったのが痛かった。水島の呪いに取り憑かれている根元は今日もブレーキ。隠れ首位打者どころか、3割キープもあやしくなってきた。
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後半戦10勝2敗と好調をキープするホーネッツは首位に2差と肉迫し、25年ぶりのリーグ優勝が視界に入ってきた。キーンによると、球団はDL入りしたグリーンの穴埋めとして、トレード期限ギリギリでマードックなる選手を獲得したと言う。しかし、そのマードックは「荒くれマードック」と称される様に気性が荒く、グラウンドの内外で乱闘騒ぎが絶えないトラブルメーカーで、高い長打力を持ちながら、各球団を転々としている男だった。なりふり構わぬ球団の補強策に不安を覚えるサンダースだったが、自分も大概、問題児扱いされてきたと自覚している吾郎は案外ウマが合うのではないかと楽観的に考えていた。トレード初日とあって、黙々と試合前の練習を取り込み、大人しくしていたマードックは即スタメン起用。先発の吾郎は先頭打者をファースト左へのゴロに打ち取ると、一塁へのベースカバーに走るが、マードックは自らベースを踏みに行き、交錯した吾郎は転倒。あわや大怪我と言うプレーにも、マードックはトスをすれば落球のリスクがある為、間に合うと判断すれば自分でベースタッチに行く主義だから気をつけろと憮然とするばかりで、吾郎はカチンと来るのだが…。
新展開への繋ぎとしての清水のエピソードは巻頭カラーで全く本編に関係のない清水の水着姿を無理矢理ねじ込む為の伏線だったのか? それはさておき、新展開と言うから、もっと話が飛ぶのかと思ったが、時間としては全然飛んでおらず、この儘、普通にメジャーで優勝を目指す展開なのだろうか。マードックの参戦はさほどのインパクトもなく、クライマックスでギブソン親子が絡んできそうではあるが、これまでの展開の焼き直しみたいにならない事を期待したい…。
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August 25, 2008 23:38
◆G6−5D◆
中日は初回、先頭の井端が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドにこそ届かなかったものの、センターオーバー。一気に三塁まで到達した井端は川相不在では一か八かに賭けるしかないとばかりに本塁まで狙ったが、これは完全に暴走でタッチアウト。2回も先頭打者を出しながらゲッツーで潰し、4回も二死二塁のチャンスを逸するなど怒濤の拙攻三昧。しかし、5回、2四球と内野安打で二死満塁とすると、五輪帰りの荒木が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドにこそ届かなかったものの、左中間を深々と破る走者一掃のタイムリー二塁打となり、3点を先制。更に、李もタイムリーで続いて、この回4点。巨人は6回、一死一、二塁から古城のタイムリー二塁打で1点を返すと、二死後、坂本が2点タイムリーを浴びせて、中田をKO。続く7回には一死か亀井,ガッツの連打で一、三塁と一打同点のチャンス。しかし、寿司職人ラミレスはセカンドへ打ち上げると、マッスル千代の富士もショートゴロに倒れて、二者残塁。中日は9回、一死二、三塁から荒木の内野ゴロの間に貴重な1点を追加。これがダメ押しになるかと思いきや、そ粘る巨人はその裏、連打で無死一、二塁とすると、亀井のタイムリー二塁打で1点差。続くガッツが歩かされ、満塁となったが、寿司職人ラミレスが最悪のホームゲッツー。一塁が空いた事で今度はマッスル千代の富士が敬遠されて、再び満塁となった所で古城が右中間突破のタイムリー二塁打を放ち、逆転サヨナラ勝ちを収めた。
あの男を外して、古城をスタメンに抜擢した若大将・原采配が見事に的中。今季2度目のサヨナラタイムリーを含む3安打3打点の大活躍だった。寿司職人ラミレスが5タコとチャンスに悉く凡退していただけに古城の活躍は大きかった。浅尾の炎上で敗れた中日はやはり、岩瀬不在が響いたと言えるだろう。同じく五輪帰りの荒木は早速、スタメン復帰となったが、岩瀬は星野監督にトラウマを植え付けられたショックが尾を引いているのか、一軍登録はお預けとなっていた。
◆S0−3T◆
阪神先発・安藤に対して、ヤクルトは6回まで毎回の6安打4四死球と攻め立てながら、一向に得点を奪えない。一方、ヤクルト先発・石川も6回まで5安打を浴びながら無失点と踏ん張っていたが、7回、連打と犠打で一死二、三塁のピンチを迎えると、安藤の代打・桜井にタイムリー内野安打を許し、ついに先制点を献上。更に、続くシャア少佐には犠飛を打ち上げられ、この回2失点。その裏、ヤクルトは先頭の飯原がエラーで出るも、畠山の打球に当たってしまう守備妨害。この後、武内,田中と連打を浴びせ、満塁とするが、ガイエルが最悪のゲッツーに倒れて無得点。すると、直後の8回、阪神は鳥谷の10号ソロでダメ押し。その裏から久保田−ウィリアムスと繋いで完封リレーを達成。
ヤクルト打線が14残塁の大拙攻で完封を食らい、石川を見殺しに…。特に、4回,7回の満塁のチャンスを逃したのが痛かった。逆に粘りに粘った安藤は6回無失点でいつの間にやらハーラートップタイの12勝目で初の最多勝も視界に入ってきた。間もなく五輪組が戦線復帰すると言うタイミングで調子を取り戻しつつある阪神はこれで4連勝。
◆YB2−3C◆
初回、ゲッツーでチャンスを潰した広島だが、続く2回に小窪のタイムリーで先制。2回まで4安打を浴びせながら、攻めあぐねていた横浜だが、3回、ヒットの石川を二塁に置いて、内川が同点タイムリー。1−1で迎えた6回、横浜は一死満塁のチャンスに大西が犠飛を打ち上げ、勝ち越しに成功。しかし、直後の7回、広島は一死一、三塁から東出のタイムリーで追い着くと、二死満塁となった所で栗原が押し出し四球を選んで勝ち越しに成功。その裏から、シュルツ−ブラウワーと繋ぎ、最後は守護神・永川が無難に締めて、逃げ切った。
序盤はピンチの連続だった前田健だったが、尻上がりに調子を上げていき、6回2失点で5勝目。広島は連敗をあでストップさせた。またもベンチに幽閉されていた求道者・前田は8回に代打で登場し、怒りのライト前ヒットで出塁したが、怒りの盗塁を敢行して憤死し、怒りの形相でベンチへ戻ってきた。もっと求道者・前田に健全な精神状態で野球をさせて欲しいものである。横浜は北京で不振を極めた村田が戦列復帰早々、2安打と活躍。北京で打てなかったのは不振ではなく、川相不在のチームで金メダルなど取れるのか?と言う不安が影響していたのではあるまいか。
◆E−H◆
降雨中止。
◆F3−4L◆
初回から小谷野の2試合連続4号2ランで先制された西武だが、2回に後藤が10号ソロで応戦。4回に鶴岡のスクイズで突き放されるが、直後の5回、後藤が2打席連続の11号ソロを叩き込み、再び1点差。3−2の儘、迎えた8回、この回から代わった武田久に対して、先頭の中村が32号ソロをぶち込んで、ついに同点。土壇場9回には一死から佐藤の二塁打,ボカチカの死球で一、二塁とすると、江藤はサードゴロに倒れるが、ボカチカのスライディングで足下を取られた田中が一塁へ痛恨の悪送球。ボールが転々とする間に佐藤が生還し、これが決勝点となった。
西武が一発攻勢の末、タナボタのエラーを呼び込んで辛勝を収め、マジックを25と減らした。先発・岸が7回を前に股関節痛でリタイアするアクシデントに見舞われたが、後を継いだ3人のリリーフがきっちり抑えたのも大きかった。日本ハム打線は序盤、毎回得点圏に走者を送りながら、攻めきれず、終盤は沈黙。最後はまたも武田久が攻略されての粘り負けで貯金が消滅。
◆M2−6Bs◆
初回、カブレラのタイムリー二塁打で先制した偽バファローズは3回にまたもカブレラが28号2ラン。更に、続くローズにも2戦連続の31号ソロが飛び出して、この回、3点。その裏、塀内の2号ソロで1点を返したロッテは7回には二死から塀内,根元,フクーラの3連打で2点差と詰め寄る。しかし、直後の8回、偽バファローズは後藤のタイムリー二塁打,日高のスクイズでダメ押しの2点を追加。最後は加藤が無死一、二塁のピンチを背負いながらも、後続を断ち切った。
投打噛み合っての快勝を収めた偽バファローズが再びロッテと入れ替わりで4位に浮上。打ってはカブレラ,ローズの助っ人コンビが2発4安打4打点と活躍。投げては先発・金子が7回途中まで2失点の好投で8勝目をあげ、初の2桁勝利も現実的になってきた。一方、水島の呪いに苛まれている小野は5回4失点KOの背信投球だった。
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August 24, 2008 21:51
◆G1−9D◆
元監督にエースと守護神を強制拉致され、潰されてしまった上、川相不在のチームがいかに脆いかをまざまざと見せつけられてしまった中日は初回、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにT.ウッズが24号2ランを叩き込み、2点を先制。その裏、ガッツの24号ソロで1点を返されるが、3回、中村紀のタイムリーで1点を追加すると、4回には小池が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに2号ソロをぶち込んで4点目。9回には5長短打を集中し、ダメ押しの5点を追加。先発・山本昌は完投で10勝目をマークした。
この日は何と言っても山本昌の快投に尽きるだろう。初回にガッツに被弾した以降は8回一死まで無四球無安打と完璧な投球で到達した2年ぶりの2桁勝利は史上最年長記録。完投勝利も自身の記録を更新する最年長記録となった。打線は川相不在を補填する一発攻勢で主導権を握り、巨人が山本昌のあまりの付け入る隙のなさに戦意喪失気味となった9回に一気に突き放しての快勝。一方、グライシンガーは立ち上がりからピリッとせず、5回4失点KOとなったが、こうも打てなければ、最早、先発がどうこう言う問題ではなかった。
◆S−T◆
降雨中止。
◆YB−C◆
降雨中止。
◆E−H◆
降雨中止。
◆F9−3L◆
日本ハムは2回、先頭の小谷野が3号先制ソロを放り込むと、一死後、高橋,金子誠,鶴岡の3連打で2点目。更に、二死後、劇団ヒチョリ,高口,田中と3連続タイムリーが飛び出して、この回、一挙6点を獲得。直後の3回、西武はブラゼルの犠飛で1点を返すが、4回、日本ハムは田中のタイムリーで再び6点差と突き放す。西武はこの後、栗山の9号ロソ,ブラゼルの犠飛で1点ずつ返していくが、その度に1点ずつ返されて、一向に6点差を縮める事が出来なかった。
対西武5連敗中の日本ハムだったが、帆足キラー・小谷野の先制アーチを皮切りに畳み掛ける攻撃でゲットした2回の6点が大きくものを言い、快勝を収めた。先発のスーパーさぶ・多田野は6回2失点で7勝目をマーク。一方、帆足は7回6失点KO。5番以下は僅かに2安打に抑え込まれ、得点力が働かなかった。
◆M9−4Bs◆
「週刊少年チャンピオン」の発売が合併号で2週間空いた後、発売が再開されるや否やいきなり山田に被弾と早速、水島の呪いをかけられてしまった唐川は初回から3四死球の大荒れ投球。それでも2回まで無失点で粘っていたが、3回、二死一塁からローズに27号2ランをぶち込まれ、2点を献上。その裏、ロッテは一死満塁からズレータのタイムリー二塁打で追い着くと、竹原が歩いた後、ベニー松山のタイムリー二塁打で2点を勝ち越し。更に、続く大塚がスクイズを決めて、この回5点。折角、逆転して貰った唐川だが、直後の4回、いきなり4連打を浴びて、失意のKO。更に、代わったゴーグルがタイムリーエラーを犯して、1点差。しかし、続くカブレラをゲッツーに仕留めると、ローズも打ち取って、同点を阻止。ロッテは6回に田中雅のタイムリー二塁打で2点をあげると、8回には橋本の6号2ランで試合を決定付けた。ロッテはこれで偽バファローズと入れ替わりで4位に浮上。
黒星こそつかなかったとは言え、唐川がまたもや水島の呪いを受けて、4回もたずにKO。これで4戦連続KOと呪いの影響は留まる所を知らない。この儘では再び二軍落ちの日も遠くないかもしれない。そんな唐川の尻拭いで登場したベテラン・ゴーグルは自らのエラーで1点を失ったものの、4回を投げてノーヒットと申し分ない内容で2勝目をゲット。敗れた偽バファローズだが、ローズが王さん,門田に続いて史上3人目の40代30号を達成した。
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August 23, 2008 23:07
◆アメリカ8−4日本◆
金メダルを逃したものの、せめて銅メダルだけでも掠め取りたい日本は初回、荒木(中日)が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドへソロアーチを叩き込み、先制。2回にラポータの一発で追い着かれるも、直後の3回、2四球で二死一、二塁とした所で青木(ヤクルト)が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに3ランをぶち込んで、一気に3点を勝ち越し。しかし、その裏、先頭のバーデンのレフトフライを昨日に続いてG.G.佐藤(西武)がヘッポコエラー。動揺した先発・和田(ソフトバンク)は続くニックスを歩かせると、一死後、ブラウンに同点3ランを被弾し、KO。4−4の儘、迎えた5回、3回途中から登板の2番手・人斬り抜刀斎(中日)が二死一、二塁のピンチでティーガーデンに走者一掃のタイムリー二塁打を浴び、2点を勝ち越されると、続くドナルドに2ランを叩き込まれて、悪夢の4失点。日本は4回以降、1盗塁死2併殺と悉くチャンスを潰す有様で4点ビハインドの儘、土壇場9回へ突入。青木の四球,中島(西武)のヒットで二死二、三塁と粘りを見せたものの、最後は阿部(巨人)がファーストゴロに終わり、ゲームセット。日本は4位に終わり、メダル獲得に失敗した。
「金以外いらない」とかほざいてたんだから、銅が取れなかった事に改めて落ち込む必要は全くない筈だよな、星野監督。まぁ、名手・川相をメンバーに選ばなかった段階で、ある程度、この展開は覚悟しておくべきだったのだが、それにしても、今大会敗れた試合は、たまたま敗れたと言うより、敗れるべくして敗れた感が拭えず、何とも後味の悪さが残った。この日は4点取ったものの、僅かに6安打。川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに飛び出した、本来、ホームランバッターではない荒木や青木の一発など、宝くじに当たった様なもので、想定外の外。4回以降は単打4本が単発で出ただけで得点が入る気配すら見えなかった。守っては不慣れなレフトを強いられたG.G.佐藤が昨日に続いての手痛いエラー。折角、3点リードした矢先の凡プレーで上昇ムードをぶち壊し。人斬り抜刀斎は昨日はサッサと引っ込めたくせに、連投の今日は3イニング目まで引っ張って失敗。ダルビッシュに至っては、4点ビハインドの8回から登板と最早、何の為に出したのか分からず、モチベーションも上がらないのか失点こそ免れたものの暴投を連発する冴えない投球。上原はまたも出番すら回って来なかった。もういっその事、インケツ続きの岩瀬を投入して最後の最後で好投させて終わらせた方が何らかの救いがあった様な気がするくらいだ(無論、抑えたとは限らないが)。やはり、日本シリーズで負けまくっている星野監督を短期決戦の指揮官として選ぶべきではなかったのかもしれない。選手もそうだが、監督自体、テンパっていた様な采配が目立ったし…。短期決戦では無用な拘りは自らの首を絞めるだけだ。WBCの監督としても候補に挙がっているそうだけど、そんな安直に決めずに適性を熟慮して決めて欲しいものだ。その星野監督はストライクゾーンに関する戸惑いを敗因に挙げ、「選手が可哀想」などとぬかしている様だが、(川相を選ばなかったと言う致命的要因はさておいたとしても)敗因はそんな単純な事ではあるまい。国際大会におけるストライクゾーンの違いなど、初めから分かり切っていた事。仮に、それが敗因だと言うならば、対策を取らなかったにしろ、取れなかったにしろ、首脳陣の責任であり、それこそが敗因なのではないか? それを「選手が可哀想」なんて、指揮官がそんな事言ってちゃダメだろう…。昨日の宮本の「金メダルへの思いの強さで負けた」みたいなコメントも釈然としなかった(むしろ、韓国ナインは金メダルより兵役免除に燃えていた気がするぞ)。まだ稲葉の様に「力がなかった」と言う方が納得がいくと言うものだ。ともあれ、アテネの様な1球団から2人ずつと言う制限もなく、好き放題選んでのオールプロで臨んでおきながら、金メダルどころか、銅メダルすら取れない屈辱的展開で野球最後(?)の五輪は終了。下手に引きずらず、サッサと気持ちを切り替えて、ペナントレースに戻って欲しい所。特に、トラウマになりかねない傷を負った岩瀬とG.G.佐藤が心配だ。いい意味で糧になってくれればいいのだが…。
◆キューバ2−3韓国◆
前日、「日本を沈没させた」と国をあげて無駄騒ぎしていたらしい韓国はその儘、調子ぶっこいて金メダル獲りへ邁進。初回に李(巨人)の2試合連続となる2ランで先制した韓国に対し、キューバはその裏、すかさずエンリケスのソロアーチで応戦。2回以降膠着状態となったが、7回に韓国が貴重な1点を追加。その裏、キューバはベルのソロアーチで再び1点差と詰め寄ると、土壇場9回には一死満塁と一打サヨナラのチャンスを作ったが、グリエルが痛恨のゲッツーに打ち取られ、韓国が初の金メダルに輝いた。
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August 22, 2008 23:45
◆韓国6−2日本◆
日本は初回、内野安打の西岡(ロッテ)が李(巨人)の走塁妨害,荒木(中日)の犠打で三進。青木(ヤクルト)が歩いて、一、三塁となった所で新井(阪神)のピッチャーゴロ併殺崩れの間に西岡が先制のホームイン。3回にはまたも西岡が四球で出ると、荒木の犠打と暴投で三進した所で青木がタイムリーを放ち、2点目。3回までノーヒットの好投を見せていた先発・杉内(ソフトバンク)だったが、4回、連打で無死一、三塁のピンチ。ここで李をゲッツーに打ち取る間に1点を返されると、四球で一、二塁となった所で星野監督は早くも杉内を下ろし、人斬り抜刀斎(中日)にスイッチ。総力戦を掲げる星野監督は6回からは成瀬(ロッテ)を投入すると、7回からは藤川(阪神)を送り込むが、これが誤算。藤川は二死一、二塁のピンチを背負うと、李晋暎のどん詰まりの当たりがポトリと落ちるタイムリーとなり、試合は振り出しに。8回には今大会絶不調の岩瀬(中日)を起用するが、一死一塁から李にライトスタンドへ叩き込まれて、勝ち越しの2点を献上。更に、6番手・涌井(西武)が同僚のG.G.佐藤(西武)のエラーで足を引っ張られた上、タイムリー二塁打まで浴びて、致命的な2失点。9回の攻撃に最後の望みを託すも、あえなく3人で打ち取られ、万事休す。この瞬間、日本の金メダルの可能性は消滅。銅メダルを懸けて3位決定戦に臨む事となった。
またもや岩瀬が背信投球。よりにもよって、あそこまで2三振1併殺1走塁妨害1失策と攻守に渡って大ブレーキの李に打たれるとは…。この日の日本の継投はあまりにも釈然としないものだった。あそこまで無理矢理総力戦を「演じる」必要があったのだろうか? 先発・杉内の交代からして早かった様に思うし、そこは百歩譲っても、人斬り抜刀斎,成瀬は輪をかけて早過ぎた。あれだけ早く杉内を下ろしたならば、とりあえず、人斬り抜刀斎にはロングリリーフをさせても良かったのではないか。成瀬だって、もう少し引っ張れた筈だ。おかげで藤川が7回にして登場。今大会、明らかに調子の上がっていない岩瀬を8回にして使わざるをえない様な状況を早過ぎる継投によってむざむざ作り上げてしまった印象なのだが、あの流れでは藤川が0点に抑えていても、8回からは岩瀬を予定していた様にも思う。あのタイトな展開で今の岩瀬を使うと言うのは酷ではなかろうか。「本当の」総力戦になって使わざるをえない状況に追い込まれたのならば、仕方ないが、岩瀬を使わずに済むなら越した事はない…と言うのが予選リーグを終えた日本の決勝トーナメントの流れだった。これで岩瀬は今大会3敗目だが、岩瀬ばかり責めるのは気の毒と言うもの。岩瀬は川相不在で金メダルなど本当に狙えるのか?と言う不安で一杯だったに違いない。つまり、川相を選ばなかった星野監督…、あるいは、(星野監督が川相が現役復帰していなかった為に現役選手のプライドを考えて選出に二の足を踏ませたのだとすれば)現役復帰に踏み切らなかった落合監督に責任があると言っても過言ではあるまい。川相不在の弊害は岩瀬だけではなく、打線にも影響していた。この日も僅かに2得点。序盤で2点を取ったはいいが、4回以降ゼロ行進で投手陣にプレッシャーをかける事になってしまった。長打は1本も出ず、その上、連打も出ないピストル打線ぶりでは如何ともしがたい。ともあれ、最後になるかもしれない五輪での野球で金メダルを獲得する可能性が完全消滅した事実は受け止めるしかなく、あとは何とかアメリカを倒して銅メダルを掠め取って面目を保つしかないのだが、この調子では銅メダル獲得にも大いに不安が残ると言わざるをえない。
◆キューバ10−2アメリカ◆
中盤までは1点を争う展開だったが、キューバが8回に2発の3ランで一挙に6点を奪い、試合を決定付けた。
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August 21, 2008 23:49
◆S−G◆
金刃,石川の両左腕の先発で始まったが、大雨により、2回裏途中で中断となり、その儘、ノーゲームとなった。
◆YB−D◆
小笠原が初回から四球連発で満塁のピンチを作ると、大西,相川と連続タイムリー二塁打で4失点の大炎上。中日は2回、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにベンちゃんが2ランを叩き込むと、3回には中村紀の犠飛で1点差。しかし、4回の中日の攻撃が終わった所で降雨ノーゲーム。果たして、救われたのはリードされていた中日か、追い上げられていた横浜か…!?
◆C4−7T◆
広島先発・大竹に対し、阪神は初回、四球のシャア少佐を平野が送った所で鳥谷がライトスタンドへ先制の9号2ラン。。3回には2四球で二死一、二塁とした所でキュラソ星人がライトスタンドへ20号3ランを叩き込み、5点のリード。その裏、内野ゴロの間に1点を返した広島は5回には東出,栗原のタイムリーで2点を追加。そして、6回には一死一、三塁から登場した求道者・前田が怒りのタイムリーを放ち、1点差。8回には二死二塁から東出がレフト前ヒット。一気に同点のホームを狙った二塁走者・梵だが、間一髪タッチアウト。判定に不服を漏らしたリブジー監督代行は暴言を吐いて、退場処分。ブラウン監督の退場試合は不敗神話を誇っているが、リブジーではダメだったらしく、9回に負けいる場面ながら登板した永川が鳥谷にダメ押しタイムリーを許し、息の根を止められた。
求道者・前田の怒りのタイムリーも及ばず、この3連戦3連敗。リブジー監督代行が退場し、セキリー小早川コーチが代行で指揮を執ったが、既に、求道者・前田は使い切ってしまっていた。どうせ退場するなら、もっと序盤にしてくれりゃいいものを…。下柳は5回降板ながらも、40歳では史上5人目となる2桁勝利に到達。キュラソ星人も5年連続の20本塁打と、40歳コンビが活躍が光った阪神は7月8日以来の3連勝となった。
◆L4−9H◆
何とか一矢報いたいソフトバンクは初回、松田,吉川のタイムリーで3点を先制。その裏、ブラゼルの27号2ランで1点差と詰め寄られるが、2回には金子,3回には大村,4回には松中,5回には本多がタイムリーを浴びせて、着々と加点。7回、ボカチカのタイムリー二塁打で2点差まで追い上げられるが、直後の8回、松田が14号2ランを叩き込んで、ダメ押し。最後はセーブがつかないながらも登板した守護神・馬原が3人でピシャリと抑え、3タテを免れた。
昨日の4安打に続いて、この日は5安打と本多が大当たり。昨日は一度もホームを踏めなかったが、この日3得点とリードオフマンとしての働きが報われた。先発・パウエルは7回途中5失点と揮わなかったが、打線の援護に恵まれ、4月15日以来、実に4ヶ月ぶりとなる2勝目。一方、今季初先発となった岡本篤は5失点で3回もたずにKOの背信投球で連勝ストップ。西武のマジックは26の儘となった。
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◆日本2−4アメリカ◆
2回をパーフェクトの好投を見せた先発・ダルビッシュ(日本ハム)が早々と降板。2番手・田中(楽天)も5回を無失点と素晴らしい投球を見せると、3番手・人斬り抜刀斎も2回を無失点に抑え、アメリカ打線を9回まで零封。しかし、肝心の打線は初回先頭打者として四球を選んだ西岡(ロッテ)が牽制で刺される大チョンボをかますと、4回までノーヒットと沈黙。6回一死一、二塁,7回二死二塁のチャンスも生かせず、こちらも9回まで無得点で試合は延長に突入。10回から登板の岩瀬(中日)はいきなり連続三振に斬って取るなど、3人でピシャリ。その裏、二死から川崎(ソフトバンク)が足の痛みを堪えながらヒットで出るも、里崎(ロッテ)は三振に倒れて、無得点。無死一、二塁から始まるタイブレークとなった11回、岩瀬はいきなりタイムリーを浴び、先制を許すと、更に、連打で悪夢の4失点。その裏、日本も稲葉(日本ハム),中島(西武)の連続タイムリーで2点を返し、なおも満塁のチャンスを作ったものの、最後は代打・阿部(巨人)がファーストへのファールフライに倒れて、万事休す。4勝3敗で予選リーグ4位となった日本は準決勝で韓国と対決する事になった。
準決勝進出を決めている事で、負けてもいい試合とあって、ダルビッシュの早期降板は決勝トーナメント用の調整に当てたのだろうか。その後も田中,人斬り抜刀斎と完璧に抑えたが、相変わらず、打線が全く打てないのは困りもの。抑え3本柱で唯一、ピリッとしない岩瀬がタイブレークとは言え、3連打で4失点とまたもや打ち込まれてしまい、不安を残してしまったのも気がかりだ。負けてもいい試合でわざわざケガ人の川崎を注ぎ込んだのもイマイチ解せない。ソフトバンクが大ピンチなんだから、こんな所で無理をしないでくれ、川崎…。さて、準決勝の相手は全勝の韓国となった訳だが、キューバにならなかった事が果たしてどう明暗を分けるのか…。とにもかくにも、幾ら投手陣が頑張っても、得点が入らない事には今日の様にタイブレークに持ち込まれてしまう訳で、何とか打線に奮起して貰いたい所だ。
◆キューバ17−1−中国◆
アストロ球団との実戦経験がある男・ラフィーバー監督(元ロッテ)率いる中国だが、アストロ魂継承率の差を本場・日本戦で目の当たりにしたショックが尾を引いているのか、キューバ打線に20安打17失点と火だるまに遭い、7回コールドの大惨敗となった。
◆オランダ0−10韓国◆
無傷の6連勝中の韓国はオランダ相手に10点を奪う猛攻を見せ、8回コールドの快勝を飾り、全勝で予選を突破した。
◆カナダ5−6台湾◆
3点のビハインドをカナダがジワジワと追い上げ、延長に突入。タイブレークとなった11回は両軍無得点に終わったが、12回に台湾が勝ち越した。
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August 20, 2008 23:42
◆S0−5G◆
初回、3四死球で一死満塁のチャンスを掴んだ巨人は松田記者の走者一掃タイムリー二塁打で一気に3点を先制。4回には先頭の坂本が2試合連続の5号ソロを叩き込むと、二死後、寺内,ガッツの連続二塁打で5点目を追加。先発・バーンサイドは7回まで散発2安打無失点と素晴らしい投球を展開。8回からは越智−山口と繋いで、完封リレーを達成した。
村中が立ち上がりから四球連発で自滅し、逆ハーラートップタイとなる11敗目。打線も散発3安打で二塁すら踏めない有様。ヤクルトはこれで対巨人7連敗と完全にカモにされている。ここ3試合5回もたずにKOと、1ヶ月以上白星から遠ざかっていたバーンサイドは久々の好投で5勝目。投打噛み合っての快勝を飾った巨人は貯金10とした。
◆YB7−4D◆
一向に好転しない戦局を打開したい中日だが、名手・川相を現役復帰させなかった事を悔やむばかり。首脳陣は苦し紛れに川井を先発させると、川井は4回まで無失点の好投。しかし、所詮、カワイであって川相ではない川井ではチームの空気を変える事が出来ず、中日打線は4回無死一、二塁のチャンスを逃すなどゼロ行進を続けるばかり。耐えかねた川井は5回、先頭の相川に先制被弾すると、一死後、3連打で2点目を失い、あえなくKO。代わった金剛も5本のヒットを集中されて、この回、悪夢の7失点。その後、中日は川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに飛び出した西川のプロ初アーチ等で4点を返したものの、5回の7点が最後まで重くのしかかる結果となった。
もういい加減、川相の代わりに川井でお茶を濁すのはやめて貰いたい。素直に川相を復帰させろと…。まぁ、今季はもう手遅れな訳で今更言っても仕方ないのだが…。川井は前回に続いて、突如の変調で序盤の好投を台無しにしてしまった。いずれも打線が全く援護点をくれない点で共通しており、何とも不憫である。横浜はワンチャンスを生かして快勝。ハマのチンピラは4失点ながらも今季2度目の完投で4連勝となった。
◆C3−4T◆
阪神先発・岩田の前に5回まで1安打と抑え込まれていた広島は6回、内野安打の小窪を二塁へ進めると、東出のタイムリーでついに先制。しかし、直後の7回、この回から登板の3番手・ブラウワーが3連打であっさり追い着かれると、一死後、代打・悠久の若虎・桧山,シャア少佐,平野と3連続タイムリーを浴び、失意のKO。土壇場9回、先頭打者として登場した代打・求道者・前田が怒りのライト前ヒットで出ると、一死満塁から栗原の2点タイムリーで1点差まで詰め寄り、なおも二、三塁とサヨナラのチャンス。しかし、嶋,石原と打ち取られ、あと一歩及ばなかった。
岩田が7月8日以来、5試合ぶりの7勝目をマーク。6回1失点でも見殺しにされてしまうのか…と心配されたが、岩田の代打・悠久の若虎・桧山が逆転への狼煙を上げてくれた。新人王争いのライバル・吉見の復帰が近いとあって、この1勝は大きいだろう。一方、広島は救世主・ルイスが7月4日以来の登板。6回二死まで1安打無失点との好投を見せていたと言うのに、ここで謎の降板。単に球数制限による既定路線だったのか、故障発生なのか気になる所だが、ルイス降板が致命的となったのは間違いない。致命的と言えば、折角、ブラウン監督がいないのに求道者・前田がスタメンを外された事も問題だ。ようやく登場した9回に怒りのヒットで反撃の口火を切ったが、あまりにも遅過ぎた。
◆L7−1H◆
勝っても自力Vが復活する訳ではないが、これ以上、西鉄に離される訳にはいかないソフトバンクの先発・新垣は2回まで無失点とまずまずの立ち上がり。しかし、3回、十八番の暴投でピンチを作り、ボカチカにタイムリーを浴びて、先制点を献上。続く4回には一死二、三塁から細川のサードゴロを捌いた松田のバックホームが三塁走者に当たるツキのなさで一気に2点を失うと、更に、またも暴投でピンチを広げた後、片岡のタイムリー内野安打が本多の悪送球を誘い、この後、またまた暴投をかまして、この回4失点。6回に大村の一発でようやく1点を返したソフトバンクだが、西鉄はその裏、すかさず片岡のタイムリーで5点差に戻すと、7回には中村のタイムリーでダメを押した。
暴投王子・新垣がプロ野球新記録となる怒濤の5暴投(4回の1イニング3暴投はタイ記録)と遺憾なく真価を発揮し、6回6失点KO。打っては西鉄と同じ9安打を浴びせながら、12残塁の大拙攻で1点しか奪えない体たらくで、今季9度目の3連敗を喫してしまった。西鉄のマジックは2つ減って26。貯金は今季最大の18となった。西鉄先発・オツは6回1失点で6勝目。
◆F3−6M◆
初回に内野ゴロの間に先制された日本ハムは2回、金子誠の2点タイムリー二塁打で逆転に成功。しかし、直後の3回、ロッテは先頭の今江が9号ソロを叩き込み、あっさり追い着くと、更に、サブローがヒットで続いた後、竹原が3号2ランを放り込み、勝ち越しに成功。3回以降立ち直った清水は7回まで無失点の好投を見せるが、8回にエラーでピンチを作り、降板。二死後、2番手・川崎が小谷野にタイムリーを浴び、1点差となるが、土壇場9回、ロッテは塀内の今季初アーチ,今江のこの日2本目となる10号ソロと2発のアーチが飛び出し、試合を決定付けた。
今江の2発を初め、要所で飛び出した一発が効き、ロッテが逃げ切り。勝ったり負けたりを繰り返してきた清水だが、何だかんだで2桁勝利にリーチをかけた。日本ハムは藤井が3回もたずにKOとなったのも誤算だが、武田久が2被弾し、ダメ押しを許したのも気がかり。2試合続けて無失点で切り抜け、一時の不振を脱したかに思われたが、まだまだ完全復調とは言えない様だ。注目のボッツは3打数1安打。呪われている事がステータスだっただけに、調子を上げてくると、逆に注目する要素が薄れていくと言うのは皮肉なものだ。
◆Bs5−4E◆
初回、死球にエラーとノーヒットで先制した偽バファローズは3回には坂口の2号ソロで1点を追加。5回には無死三塁から小瀬の犠飛で3点目。楽天は6回、無死満塁からショートの2点タイムリーで1点差と詰め寄り、なおも一、二塁のチャンスだったが、後続3人が打ち取られ、同点ならず。すると、その裏、偽バファローズはカブレラの27号ソロで4点目。8回に1点ずつ取って迎えた土壇場9回、偽バファローズは守護神・加藤を投入。加藤は二死一、二塁から鉄平にこの日4安打目となるタイムリーを浴び、1点差まで詰め寄られるが、最後はショートをライトフライに仕留めて、辛くも逃げ切った。
小刻みに1点ずつ加えていた偽バファローズが楽天の追い上げをかわして、この2連戦を1勝1敗のタイに持ち込んだ。先発・小松は粘りの投球で7回を2失点で切り抜け、自己初の2桁勝利に到達。中押しアーチのカブレラはこれが史上最速934試合目での通算300号(史上33人目)となった。楽天は鉄平が4安打1四球の5打席5出塁と気を吐いたが、なかなか得点に絡めなかった。
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August 19, 2008 23:50
◆日本10−0中国◆
準決勝進出へ王手をかけた日本の相手はアストロ球団との実戦経験がある男・ラフィーバー監督(元ロッテ)率いる中国。初回は三者凡退に終わるも、続く2回、二死一塁からG.G.佐藤(西武),矢野(阪神),西岡(ロッテ)の3連続タイムリーで先制すると、続く3回には今大会勝負強さを発揮している稲葉(日本ハム)がタイムリー二塁打。6回には二死走者なしから矢野が歩いた後、西岡が2ランを叩き込むと、更に、青木(ヤクルト)の四球の後、4連打で4点を奪い、10点目。投げては先発・涌井(西武)が7回を散発2安打無四球無失点と、二塁すら踏ませぬ快投を展開。日本は7回コールドの圧勝で準決勝進出を決定させた。
◆オランダ0−4カナダ◆
カナダが4投手によるリレーでオランダに付け入る隙を許さず、2安打完封を果たしたが、日本,アメリカも勝ってしまい、準決勝進出の道は断たれてしまった。
◆韓国7−4キューバ◆
全勝同士の対決となったこのカード。2回に3点を先制された韓国だが、4回に一挙5点を奪って、逆転すると、その後も着々と加点し、逃げ切り。全勝を守って、予選1位が確定した。敗れたキューバは2位が確定。
◆アメリカ4−2台湾◆
勝てば準決勝進出のアメリカだったが、4回までゼロ行進と大苦戦。5回には先制点を許してしまうが、その裏、すかさず追い着くと、6回には2点を奪って、勝ち越し。その儘、逃げ切って、準決勝進出を果たした。
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◆S4−7G◆
2回に寿司職人ラミレスの33号ソロで先制した巨人は3回に飯原のタイムリー内野安打で追い着かれるも、直後の4回、マッスル千代の富士の13号ソロで勝ち越し。続く5回にはガッツが23号2ランを叩き込むと、6回には坂本が4号ソロ,7回には亀井が5号2ランと怒濤の一発攻勢で加点。ヤクルトは8回に畠山の6号ソロで1点を返すと、9回には川本,福地の連続タイムリー二塁打で3点差。なおも一、二塁と一発で同点のチャンスを作って、クルーンを引きずり出したものの、最後は飯原が三振に倒れて、あと一歩及ばなかった。
巨人が5発のアーチを叩き込む得意の空中戦で快勝。守備でも好プレーが次々に飛び出し、ピリッとしない先発・内海を盛り立てた。特に、3回の鈴木尚のダイビングキャッチは圧巻。しかし、9回のキムタクのヘッポコ落球はいただけなかった。てっきりゲームセットかと思い込んだ林が連続二塁打でKOされたのは何とも気の毒な話である。
◆YB2−4D◆
いきなり井端,ピンキー井上の連打で二、三塁のチャンスを作った中日は中村紀のタイムリーで先制。ピンキー井上も一気に本塁を狙ったが憤死。二死後、ベンちゃんが歩いて、一、二塁とチャンスを拡大させるも、李が三振に倒れて1点止まり。2回にも一死二塁のチャンスを逃した中日は3回も先頭のピンキー井上が四球で出ながら、牽制で刺される大チョンボ。その裏、藤田に今季初アーチを被弾し、追い着かれた中日は5回、二死一、二塁からベンちゃん,李の連続タイムリーで2点を勝ち越し。その裏、横浜は一死一、三塁から代打・鈴木なおのりのファーストゴロが野選を誘って、1点差。なおも一、二塁のチャンスだったが、石川は最悪のサードゴロゲッツーに倒れ、同点ならず。何とか突き放したい中日はベンちゃんのタイムリーで貴重な1点を追加。土壇場9回、横浜は一死から連打で一、二塁とし、一発が出ればサヨナラのチャンスを掴むが、ここで代わった小林の前に代打・武山,石川と打ち取られ、万事休す。小林はプロ初セーブをマークした。
中日は1併殺11残塁と相変わらずの拙攻三昧ながら、3連敗中の先発・中田が7回2失点と踏ん張ると、小刻みに繋いだリリーフ陣も何とか凌ぎ、辛勝。中田は先発としては約2ヶ月ぶりの白星となった。開幕からローテを守っているが、守っているだけのウッドはとうとう10敗目。横浜の連勝は3でストップした。
◆C5−14T◆
初回に鳥谷のタイムリーで先制した阪神は続く2回、林の今季初アーチなど、5長短打を集中し、一気に5点を追加。大量6点を追う広島は4回、一死一、二塁から嶋が7号3ランを叩き込むと、続く5回には天谷がタイムリーを放って、2点差。しかし、直後の6回、阪神は一死から3連続四球満塁とすると、林,葛城イクローと連続タイムリーを浴びせた後、関本には6号グランドスラム。更に、二死一塁から平野にタイムリー二塁打を浴びて、この回一挙7点を奪い、試合を決定付けた。
実母の葬儀参列の為、ブラウン監督が一時帰国。5割到達を目前にした広島はこの隙に求道者・前田のスタメン起用で一気に連勝街道を驀進したい所だったが、監督代行に指名されたのはブラウン監督の同胞・リブジーコーチ。その為、求道者・前田を軟禁してシメ倒すと言う暗黒采配も継承されてしまっていた。おかげで求道者・前田はフル欠場に追い込まれ、失意のどん底に叩き落とされた宮崎が2回途中KO。リリーフ陣も炎上する投壊ぶりで惨敗を喫し、5割が遠のいてしまった。
◆L12−3H◆
3タテしない限り、自力Vが消滅してしまうソフトバンクは先発・ホールトンが3回まで無失点と上々の立ち上がり。しかし、4回、いきなり栗山,ボカチカ,ブラゼルと3連打を浴び、先制を許すと、一死後、中村に犠飛を打ち上げられて、2点目を献上。更に、礒?,細川,黒瀬と3連打を浴びるなど、5点を失い、あえなくKO。これで主導権を握った西鉄は続く5回にブラゼルの26号ソロで1点を追加すると、6回にはボカチカのタイムリー二塁打,後藤の9号2ランで3点を追加。更に、7回には一死満塁から栗山が走者一掃のタイムリー三塁打を放ち、12点目。ソフトバンクは9回に松田の13号2ラン等で3点を返し、完封を免れるも、焼け石に水だった。
崖っ淵に立たされながら、巻き返しを図るどころか、昨日に続いての大惨敗を喫してしまったソフトバンクはとうとう自力Vが消滅。西鉄との差は7.5差まで拡大。ここ3試合安定した投球を見せていたホールトンが4回もたずに5失点KOとは大誤算だった。3タテどころか、いきなり第1戦でこのザマとはガックリである。これで西鉄に優勝マジック28が点灯した。
◆F4−0M◆
日本ハムは初回、先頭の劇団ひちょりが内野安打で出ると、工藤が送った後、田中,小谷野と連続四球を選んで満塁のチャンス。ここで水島の呪いが薄れつつあるボッツがセンターへ犠飛を打ち上げ、1点を先制。4回には工藤のタイムリー内野安打で1点を追加すると、続く5回にはまたもボッツが3号ソロを叩き込み、3点目。更に、7回には一死一、二塁から糸井のタイムリーでダメ押し。8回からは武田久−MICHEALと繋ぐ必勝パターンで完封リレーを達成した。
パ・リーグ逆ハーラーダービーを争うグリンと小林宏が直接対決となったが、大きく明暗を分ける事に。グリンは7回を散発5安打無失点、3つの併殺を奪うなど三塁も踏ませぬ安定した投球を見せたが、小林宏は制球に苦しみ、5回3失点KOで11敗目を喫した。徐々に水島の呪いを克服しつつあるボッツは先制犠飛,中押し弾に2四球と4打席全てに結果を残し、打率もようやく2割台へと乗せた。
◆Bs5−12E◆
楽天は初回、ショートの10号ソロで先制すると、2回には二死満塁から鉄平が押し出し四球を選んで2点目。初回に満塁のチャンスを逃した偽バファローズだが、続く2回、小瀬のタイムリー二塁打で1点を返すと、坂口が死球を食らった後、阿部,ローズのタイムリーで逆転に成功。3回にはまたも阿部がタイムリーを放って、4点目。2点を追う楽天は直後の4回、内野ゴロの間に1点を返すと、続く5回には無死一、二塁からフェルナンデスが12号3ランを叩き込んで、一気に逆転。更に、この後、一死満塁から内村,鉄平と連続タイムリーを放ち、大量7点のビッグイニングを形成。楽天は終盤にも加点し、ダメ押し。2回途中から登板した長谷部は最後まで投げきり、プロ初勝利を飾った。
先発で背信投球を続けていた長谷部がリリーフで自己最長の7回1/3を2失点で切り抜け、待望のプロ初白星。打線も17安打12点の猛攻で偽バファローズを圧倒した。偽バファローズ先発・コロンカは折角、逆転して貰いながら、4回もたず、前回に続いての早期KO。2番手・本柳も6失点の大乱調で試合をぶち壊してしまった。
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August 18, 2008 23:46
◆カナダ0−1日本◆
2敗を喫し、メダルどころか予選突破も危うくなってきた日本はこの日もカナダ相手に4回まで無失点に抑え込まれる大苦戦。しかし、5回、先頭の稲葉(日本ハム)がライトスタンドへ一発を叩き込み、ついに待望の1点を先制。先発・成瀬(ロッテ)はその裏、一死から連打を浴びて、二、三塁のピンチを背負ったが、ここからソーマン,ウェグラーズの4,5番を連続三振に斬って取り、ピンチ脱出。結局、成瀬が出した走者はこの回の二人だけで7回まで2安打無四球無失点の快投。8回からは藤川(阪神)−上原(巨人)がそれぞれ1回を3人ずつで片付けての完封リレーで1点のリードを守りきった。
韓国とキューバが準決勝進出を果たし、残り2枠をアメリカ,カナダと争う展開が見えてきた日本だが、まずは眼下の敵・カナダを辛くも撃破し、予選突破へ大きく前進した。正に、薄氷を踏む様な展開だったが、成瀬の快投に救われた。折角の快投も危うく打線に見殺しにされる所だったが、稲葉に値千金の一発が飛び出して何より。それにしても、相変わらず、打線がパッとしないのが気がかり。9回も無死三塁のチャンスを生かせないなど、川相を代表に選ばなかったツケが出ている様だ。
◆台湾8−9韓国◆
初回に大量7点を先制した韓国は台湾の猛反撃に遭い、6回には追い着かれてしまうが、辛くも勝ち越し、無傷の5連勝で準決勝進出一番乗り。
◆オランダ3−14キューバ◆
キューバ打線が14点を奪う猛攻で8回コールド勝ち。韓国と同じく5戦全勝で準決勝進出を決めた。
◆アメリカ9−0中国◆
アストロ球団との実戦経験がある男・ラフィーバー監督(元ロッテ)率いる中国は紙一重の試合を続けて、予選突破の可能性も僅かに見えてきた所だったが、アメリカ相手に格の違いを見せつけられて完敗。予選突破の可能性は大きく遠のいた。
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◆中国0−1韓国◆
0−0の儘、6回降雨サスペンデッドゲームとなり、中断した状態から再開された試合は10回まで両軍ゼロ行進となったが、タイブレークとなった11回、韓国はついに均衡を破る1点をあげ、これが決勝点となった。
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◆H0−7F◆
0−0で迎えた3回、日本ハムは一死満塁のチャンスを掴むと、田中がライト前へ先制2点タイムリーを浴びせ、ソフトバンク先発・星野は早くもKO。3回には糸井がレフトスタンドへ3号ソロを放り込み、1点を追加。8回には6本の単打を集中し、一気に4点を奪い、試合を決定付けた。先発・スウィーニーは7回まで2安打の快投。8回二死満塁,9回二死一、二塁と立て続けのピンチも凌ぎ切って、今季初完封。
日本ハムがまたまた得意のソフトバンク相手に完勝。3カードぶりの勝ち越しで5割に復帰。西武に負けまくっておきながら、ソフトバンクに勝ちまくると言う西武独走体勢サポーターぶりは相変わらずである。スウィーニーは今季初完投を来日初完封で飾り、初の2桁勝利に到達した。投打に精彩を欠き、今季6度目の完封を食らったソフトバンクは早くも対日本ハムの負け越しが決定。
◆M5−2E◆
2回、ロッテはサブロー,竹原,ベニー松山の3連打で2点を先制。更に、フェルナンデスのエラーで一死一、三塁となった所で渡辺正がスクイズを空振りするも、井野がボールを弾いた隙にベニー松山が本塁を陥れ、3点目。その後、膠着状態に陥り、3−0の儘、試合は終盤へ突入。迎えた7回、ロッテは二死から田中雅,堀と連打を浴びせると、鉄平のエラーが重なって、1点を追加。8回には二死からベニー松山,橋本と連続二塁打でダメ押しの5点目。先発・渡辺俊は8回まで散発5安打無失点の好投を展開。完封まであと二人と言う所でフェルナンデスにタイムリー二塁打を浴び、無念の降板となったが、代わった荻野が後続を断ち切った。
完封も完投も逃してしまったものの、8回までは危なげない投球を見せた渡辺俊が6連勝で11勝目。楽天はフェルナンデスが3安打と気を吐いたが、3併殺を食らうなど、チグハグな攻撃が響いた。守っても失点に繋がるエラーを連発するなど、敗れるべくして敗れた格好だ。
◆L4−7Bs◆
偽バファローズは2回、北川,日高の連続二塁打で先制すると、5回には小瀬のタイムリーで1点を追加。2点を追う西武はその裏、中村の31号ソロでようやく1点。6回、ローズのタイムリーで突き放されるも、その裏、後藤,中村の連続二塁打で再び1点差。続く7回には一死二塁から片岡が同点タイムリー三塁打を浴びせて、偽バファローズ先発・金子をKO。更に、代わった吉野から栗山が犠飛を打ち上げ、ついに勝ち越し。この後、連打と死球で満塁としたものの、中村はセカンドライナーに倒れて、三者残塁。追いかける展開となった偽バファローズは直後の8回、無死二、三塁のチャンスを掴むと、後藤がスクイズを仕掛けるも、三塁走者・森山が本塁憤死。続く下山もファーストゴロに倒れるが、ブラゼルがお手玉している間に三塁走者・鈴木が同点のホームイン。更に、小瀬の打席で小野寺が暴投を犯し、タナボタの勝ち越し点をゲット。9回にはカブレラの26号2ランでダメ押し。最後は守護神・加藤が締め括った。
金子が踏ん張りきれず、一時は3点差を跳ね返された偽バファローズだが、再逆転で西武の3タテを阻止。西武はリリーフ陣の炎上と、守備のミスで自滅した。試合後、破戒僧・清原は突然「自分にとって最後のシーズンの誕生日を西武吹き抜けドームで迎える事が出来て、本当に感謝しています」などと、今季限りでの引退を改めて示唆する発言をかましたそうだ。
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August 17, 2008 23:52
◆G3−5C◆
栗原が一発含む2安打4打点の活躍。投げては前田健が6回途中降板ながらも、4勝目をあげ、広島は借金完済へリーチ。巨人は8回二死満塁のチャンスにあの男がどん詰まりのショートゴロと恐怖の残塁量産マシンぶりを遺憾なく見せつけた事が大きく響いた。
◆D5−1S◆
右肘手術とリハビリを乗り越え、約2年ぶりのマウンドとなったゴンザレスだが、5回4失点KOで復帰登板を飾れず。中日は川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに飛び出したT.ウッズ,中村紀の一発で4点を勝ち越し、連敗脱出。山本昌は7回2失点の好投で2桁勝利へ王手をかけた。
◆T1−5YB◆
横浜先発・吉見が8回1失点の好投で今季初勝利。打っても先制タイムリー含む3安打の大活躍だった。横浜は今季初の3連戦3連勝。阪神は先発・杉山が4失点で4回もたずにKO。打線も4安打と沈黙し、今季3度目の3連敗を喫した。
◆H2−1F◆
ソフトバンクが松中の犠飛で掴んだ決勝点を最後まで守りきった。先発・大隣は8回を1失点に抑えて、11勝目。呪われた助っ人・ボッツはチーム唯一の得点となる2号ソロ含む2安打と昨日に続いてのマルチ安打。そろそろ水島の呪いも解けてきた頃合いか!?
◆M−E◆
降雨中止。
◆L4−1Bs◆
西武先発・岸が3安打1失点完投と素晴らしい投球で2年連続の10勝目。先制二塁打の細川は4安打3打点の活躍だった。偽バファローズは先発・山本が立ち上がりに失敗し、この3連戦負け越しが決定した。
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◆日本3−5韓国◆
6回に日本は新井の2ランで先制するが、ここまで無失点で踏ん張ってきた和田が7回に李大浩に同点2ランを浴びてKO。8回途中から登板の岩瀬が9回によもやの3失点。その裏、1点を返し、なおも無死二、三塁と一打同点のチャンスを作りながら、後続3人が倒れて、痛い2敗目を喫した。
◆アメリカ5−4カナダ◆
4回までに4点ビハインドと苦しんだアメリカだが、ジワジワと追い上げ、7回に逆転。1点差で逃げ切った。
◆キューバ1−0台湾◆
0−0で迎えた7回にキューバが待望の1点を先制。これを完封で守りきって、連勝を4に伸ばした。
◆中国4−6オランダ◆
アストロ球団との実戦経験がある男・ラフィーバー監督(元ロッテ)率いる中国は悲願の初勝利を果たした勢いに乗って、ここまで1点も取れずに全敗中のオランダも叩きにかかったが、6点を奪われ、無念の黒星。
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August 16, 2008 23:05
◆G4−1C◆
1−1の同点から巨人が寿司職人ラミレス,松田記者,キムタクと3イニング連続のソロアーチで3点を勝ち越し。広島は8回に求道者・前田が怒りの二塁打を放つなど、一、三塁のチャンスを作ったが実らず、借金完済はならなかった。
◆D0−2S◆
川相不在の弊害に苛まれる中日が散発4安打と沈黙し、3試合連続完封負け。好投の佐藤充を見殺しにする34イニング連続無得点の体たらくでとうとう貯金消滅。ヤクルトは出戻り助っ人・ダグラスが復帰初登板で5回無失点とまずまずの投球だった。
◆T0−4YB◆
横浜のルーキー・桑原謙が7安打2四球を与えながらも要所を締めて、プロ初完投を初完封で飾った。阪神は今季9度目の完封負け。キュラソ星人の2000試合出場を飾れなかった。
◆H1−5F◆
今季初登板の八木が6回途中まで1失点と粘りを見せての今季初白星でチームの連敗を6でストップした。呪われた助っ人・ボッツは何と2安打3出塁と奇跡的活躍を見せたが、果たして、呪いの効果が薄れつつあるのか?
◆M0−2E◆
岩隈が8回無失点の好投を見せると、謎の新助っ人・グウィンも残り1回を無難に抑えて、完封リレーを達成。岩隈はハーラートップ自己最多の16勝目。グウィンは来日初セーブとなった。
◆L8−7Bs◆
3点ビハインドで迎えた土壇場9回、西武はボカチカの起死回生の3ランで同点。延長に入って代打・平尾の一発でサヨナラ勝ち。
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◆日本6−0オランダ◆
杉内が7回無失点の好投を見せると、田中,人斬り抜刀斎と繋いで完封リレー。打っては今大会ブレーキだった新井が2点三塁打を放つなど2安打と復調の兆しを見せた。オランダは3戦連続完封負け。
◆中国8−7台湾◆
アストロ球団との実戦経験がある男・ラフィーバー監督(元ロッテ)率いる中国だが、サスペンデッドとは言え、韓国と互角の戦いを演じた自信か、延長に持ち込むと、12回に大量4点のビハインドを一気に跳ね返して、サヨナラ勝ち。
◆アメリカ4−5キューバ◆
タイブレークとなった11回、キューバが2点を勝ち越し。その裏、1点を返されたが何とか逃げ切って、無傷の3連勝。
◆カナダ0−1韓国◆
韓国が3回に奪った虎の子の1点を完封で守りきり、2連勝。
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August 15, 2008 23:24
◆G4−5C◆
対巨人6連勝中の高橋が3回KOとなったが、序盤の打ち合いを制した広島が逃げ切り、3連勝。借金完済まであと1つと迫った。
◆D0−4S◆
川相不在の弊害に苛まれる中日が再三再四の拙攻を繰り広げ、2試合連続完封負け。25イニング連続無得点の体たらくで貯金消滅の危機。
◆T4−11YB◆
中盤までは1点を争う展開だったが、7回にリーソップ,渡辺らの大炎上で大きく突き放された阪神が惨敗。安打数は横浜と同じなのに7点差をつけられる拙攻ぶりも響いた。
◆M6−10H◆
容態を心配された王さんが無事に復帰し、ソフトバンクが先発全員の14安打10得点で快勝を収めた。水島の呪いに苛まれる唐川は黒星こそ免れたが、5回5失点KOと炎上した。
◆F3−5Bs◆
昨日に続いての延長となったが、MICHEALがカブレラに2点タイムリー二塁打を浴び、日本ハムは今季ワーストの6連敗。偽バファローズは3連勝で4位に浮上。
◆E9−4L◆
2発3安打5打点と爆発した青波の長瀬の活躍で楽天がこの3連戦勝ち越し。先発・朝井は6回途中KOながら、打線の援護に恵まれ、自己最多タイの8勝目。
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◆台湾1−6日本◆
昨日、足の痛みを堪えながら3安打と気を吐いた川崎(ソフトバンク)が骨膜炎を悪化させて欠場。代わりに中島(西武)をショートに起用。また、昨日2併殺を食らった宮本(ヤクルト),ヘッポコバントをかました里崎(ロッテ)を引っ込めて、村田(横浜),G.G.佐藤(西武)をスタメン起用する打撃重視のオーダーで臨んだ日本だが、台湾先発・許文雄の前に4回まで僅かに1安打と沈黙。先発・涌井(西武)は3回まで無失点と踏ん張っていたが、4回、無死一、二塁のピンチを迎えると、林智勝に犠打を許した後、ショウ智賢にセンター前にポトリと落ちるタイムリーを浴びて、先制点を献上。なおもピンチが続いたが、羅国輝の痛烈なライナーがファースト正面に飛ぶゲッツーとなるツキに救われた。すると直後の5回、日本は一死から阿部(巨人)が右中間スタンドへソロアーチを叩き込み、同点。二死後、中島がセンターフェンス直撃の二塁打でチャンスを作ったが、西岡(ロッテ)がサードへのファールフライに倒れて、勝ち越しならず。続く6回には先頭の青木(ヤクルト)がヒットで出ると、森野(中日)が送って、一死二塁とし、2番手・倪福徳をKO。ここで代わった元西武・張誌家の前に新井(阪神)は空振り三振に倒れるも、続く稲葉(日本ハム)がセンター前に弾き返して、西岡が勝ち越しのホームイン。9回には相手の制球難に付け込み、中島,西岡の連続タイムリー等でダメ押しの4点を追加。7回からは岩瀬(中日)−藤川(阪神)−上原(巨人)と繋ぐ必勝パターンが決まり、日本は北京五輪初勝利を飾った。
初戦に敗れただけに、中盤までのタイトな試合展開がこの上なく重苦しかったが、今大会初のリードを奪ってから、ようやくペースを掴んだ。村田,G.G.佐藤と言ったテコ入れは奏功したとは言いがたいが、川崎の代役・中島は2安打2打点と活躍。川崎が出られないのは残念だが、くれぐれも無理をしないで欲しい訳で補填出来るなら中島に頑張って貰いたい所。投手陣は涌井が苦しみながらも6回1失点で切りぬけ、後ろ3枚に繋ぐ理想的展開。特に、藤川の三者三振は圧巻だった。それにしても、気になるのは新井の不振。3度走者のいる場面で悉く凡退するブレーキぶりで、負けていたら、間違いなくA級戦犯だった。不調と言うよりも、故障上がりの新井に4番の重責を負わせ続けるのはいささか酷ではなかろうか。新井の状態がいつまでもこの儘だったとして、果たして、どこで新井を見限るのか。最後まで新井と心中するのか。その辺りの決断が命運を分ける事になる…かもしれない。
◆オランダ0−7アメリカ◆(8回降雨コールド)
昨日は韓国相手に不覚を取ったアメリカだが、この日はオランダ相手に格の違いを見せ、8回降雨コールドながら、完封勝ち。先発・ストラスバーグは7回二死までノーヒットの快投だった。
◆韓国0−0中国◆(6回途中サスペンデッドゲーム)
アストロ球団との実戦経験がある男・ラフィーバー監督(元ロッテ)率いる中国が韓国相手に食らい付き、6回表まで0−0とがっぷり四つの戦いを見せたが、6回裏に激しくなった雨の影響により、サスペンデッドゲームで17日に順延となった。
◆キューバ7−6カナダ◆
一時は3点ビハインドを跳ね返し、2点のリードを奪ったカナダだが、キューバが集中打で一挙4点を返して逆転し、2連勝を飾った。
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August 14, 2008 22:20
◆C−D◆
名手・川相を現役復帰させなかった大失態に中日首脳陣への風当たりは強くなる一方。そんな逆風を少しでも和らげようと、川井を先発に起用。川井は5回まで散発2安打無失点の好投を見せていたが、所詮、カワイであって川相ではない川井ではチームの士気を高める事が出来ず、中日打線は相変わらずのタイムリー欠乏症を露呈するばかり。迎えた6回、川井は一死から東出をセカンド横へのゴロに打ち取るも、打球から目を切ったデラロサがイレギュラーに対応出来ずにヒットとしてしまうと、川相不在の弊害を痛感した川井は続く赤松に7号2ランを叩き込まれて、先制点を献上。更に、オチョア,栗原と連打を許すも、嶋をセカンドゴロゲッツーに仕留めてチェンジ…と思いきや、またもデラロサがエラーを犯し、川井は失意のKO。代わった金剛もシーボルに犠飛を打ち上げられて、この回3失点。広島は続く7回にも赤松のタイムリー三塁打で1点を追加。広島先発・大竹は5回以降ノーヒットと完璧な投球を展開し、今季初完封で6勝目を飾った。
川相の代わりに川井でお茶を濁そうと言う姑息な手段に打って出た中日だが、折角、好投していた川井の足を拙攻拙守で引っ張っての完敗。散発3安打で三塁も踏めない有様ではどうしようもないだろう。中村紀を2番に入れると言う訳の分からないオーダーもいつまで続けるつもりなのか? 精彩を欠く中日が相手とは言え、大竹の投球は素晴らしかった。あまりにも付け入る隙がないもんだから、終盤に求道者・前田の出番を作れなかったが、そこで文句を言う訳にもいくまい。
◆YB1−6S◆
ヤクルト先発・石川に対して、横浜は5回まで毎回安打を浴びせながら、一向に先制点を奪えない。横浜先発・小林も援護を待ちながら、7回を無失点の好投を展開。その裏、横浜は死球で出た石井タクローを相川が送った所で好投の小林に代打・呉本を投入するが、あえなく三振。続く石川もファーストゴロに倒れて、結局、無得点。8回、代打を送られた小林に代わって石井裕がマウンドに上がるが、代わりばな福地に三塁打を浴びると、代打・川島慶を歩かせて一、三塁となった所で飯原に犠飛を許して、先制点を献上。しかし、その裏、横浜はガッツな貴公子・仁志がヒットで出ると、内川の犠打が石川のエラーを誘い、一、二塁となった所で吉村が同点タイムリーを放って、石川をKO。なおも一、二塁のチャンスだったが、ビグビーは最悪のセカンドゴロゲッツーに倒れると、大西もセカンドゴロに倒れて、勝ち越しならず。1−1で迎えた土壇場9回、ヤクルトはノーヒットで一死満塁とタナボタのチャンスを拾うと、福地が走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、3点を勝ち越し。更に、続く川島慶が3号2ランを叩き込み、試合を決定付けた。
逆転新人王を狙う小林が7回3安打無失点と申し分のない投球を見せたが、打線が10残塁の拙攻で見殺し。また、9回同点の場面で牛田−山北と繋ぐ辺りが意味不明だ。はーちゅん投入は早いにしても、他にいなかったのか? ヤクルトも石川を見殺しにしてしまったものの、横浜が勝手に動いて小林を下げてくれた事に救われ、辛くも白星を拾った。
◆M12−6H◆
王さんが食事を腹部に詰まらせた影響で休養を余儀なくされると言う衝撃的な事態に見舞われ、秋山コーチが代行監督を務める事となったソフトバンクは3回に明石のタイムリーで1点を先制。しかし、3回までパーフェクトの好投を見せていた新垣が4回、自らのエラーで初の走者を出してからおかしくなり、続く根元に逆転3号2ランを被弾。更に、一死満塁から橋本にタイムリー,ベニー松山に押し出し四球を許すと、二死後、早川には4号グランドスラムを叩き込まれて、この回、悪夢の8失点。大量7点を追うソフトバンクは6回、一死から4連打で3点を返し、なおも二塁に走者を送ったが、荒金,高谷と連続三振に倒れて、3点止まり。楽天は7回、サブローのタイムリー,大松の19号3ランで一気に4点を追加し、ダメ押し。ソフトバンクは9回、2点を返して粘りを見せたものの、反撃もそこまでだった。
王さんの欠場で少なからず動揺もあったであろうソフトバンクだが、だからと言って、いや、だからこそこの試合はきっちり勝っておきたかった。未だに白星のない新垣は素晴らしい立ち上がりで今度こそ初勝利…と期待させたが、自らのエラーをきっかけに大崩れし、終わってみれば8失点KOの背信投球。打線もロッテを4本も上回る14安打を放っておきながら、11残塁の拙攻で逆に6点もの差を付けられる有様だった。
◆F0−2Bs◆
近藤,藤井の両先発がいずれも走者を出しながら、あと一本を許さない粘りの投球で先制点を許さない。近藤は7回,藤井は8回限りで降板となったが、リリーフ陣も踏ん張って、0−0の儘、延長にもつれ込んだ。迎えた11回、この回から代わった武田久に対して、偽バファローズは1安打2四球で二死満塁とすると、ここまで4タコだった坂口がレフト前へタイムリーを放って、ついに2点を先制。その裏、日本ハムは二死走者なしから四球とヒットで一、二塁と粘りを見せたものの、最後は代打の代打・高口がレフトへ打ち上げ、完封負けとなった。
10回までゼロ行進と言っても、両軍11残塁の拙攻戦。一昨日、MICHEALを使いそびれて、敗れた事を反省したのか、この日の日本ハムは9回同点の場面で武田久を使う前にいきなりMICHEALを投入し、MICHEALは期待に応えて、2回をパーフェクト。しかし、援護がなくては如何ともしがたく、結局、またもや武田久が打たれて負けてしまうと言う歯痒い展開で5連敗。とうとう貯金が消滅してしまった。陽だの、ボッツだの1割打者を代打に使いまくるくらいなら、小田を使い続ければいいのに…。左対左に拘ると、まったくロクな事がない…。
◆E2−8L◆
0−0で迎えた4回、西武は一死から後藤が二塁打で出ると、続く中村が30号2ランを叩き込み、先制。二死後、細川にも11号ソロが飛び出し、この回3点。その裏、楽天はフェルナンデスの11号2ランで2点を返すが、直後の5回、西武は江藤,礒?のタイムリーで2点を追加し、再び3点差。更に、7回にはボカチカの17号2ランでダメ押しの2点を追加。8回には細川にこの日2本目となる12号ソロが飛び出し、ダメ押し。投げては先発・オツが8回2失点の好投で5勝目をマークした。
昨日は敗れたとは言え、打線は当たっていた西武がまたも打線爆発で快勝。もう1ヶ月近く連敗をしていない事が、下位の追随を許さずに独走体勢を固めつつある何よりの要因だろう。ここ4試合白星が遠ざかっていたオツが今季最長の8回を投げて白星を掴んだのも大きい。楽天は背信投球が続いていた長谷部がついに敗戦処理に降格。細川にダメ押し弾を浴びるなど、依然として心許ない投球が続いているが、ノムさんは二軍に落とす気はないのだろうか…。
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2回、里中は里崎,大松,瓢箪と三者三振に斬って取る快投。さとるボールの切れ味に感嘆する唐川だが、球道からは決め球に驚くよりも2ストライクまで追い込む投球を学び取れと諭される。その裏、マウンドに上がった唐川は瓢箪から完投する事など期待されていないのだし、いける所までいくつもりで来いと言葉をかけられて気楽になったか、星王を一球で仕留めると、義経には痛打されるも根元の美技に救われ、続く土井垣は三振に斬って取り、三者凡退。3回、サブローは会心の打球を放つも、サード正面のライナー。大塚は甘い球を空振り三振に倒れるが、ここで隠れ首位打者・根元がライトスタンドへ同点ホーマーを叩き込むのだった。
「現在、規定打席数に少し足りないが、足りたら西武の中島を抜いて、一躍首位打者に躍り出る3割4分8厘を打ってるんだから」
根元をナメるなと岩鬼に言われて、実は最も警戒していた…と言い訳する山田の台詞な訳だが、何じゃ、この超説明的台詞は〜っ! 俺は新聞の打率ランキングに載ってなくて、ファンが気付かない様な凄い情報も知ってるんだぜ〜!てな自慢をしたいのか?(勿論、山田ではなく水島氏が)。いやいや、根元が隠れ首位打者候補なんて事はみんな知ってるっての…。移籍情報とか成績の数値と言ったデータベース的な台詞を実況のアナウンサーが言うなら分かるが、毎度、選手に言わせる辺りが「ドカパロ」ワールドの凄く変な所。選手が現場でいちいちそんな事を口に出したりしないだろ…。大体、隠れ首位打者なんだから、3安打くらいされて、こういう台詞になるならともかく、出会い頭気味に一発かまされる辺りが極度の一発依存漫画の真骨頂。根元の高打率は警戒しても、(リアルワールドではここまで2本しか打っていない)一発は普通、警戒しないよな…。最も警戒していたと言いながら、短距離打者の根元にヒットどころか一発かまされるってのは、やはり山田にのリードに落ち度があるんじゃなかろうか。因みに、リアルワールドの根元はこれ以来、10打席ノーヒット(この号が出るより前も含めると、15打席ノーヒット)で打率が急降下するなど、正に、水島の呪いに取り憑かれてしまったかの様だ。
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August 13, 2008 23:58
◆キューバ−日本◆
初回から一死二、三塁と先制のチャンスを掴んだ日本だが、新井(阪神),稲葉(日本ハム)と連続三振に倒れて、無得点。制球に苦しむ先発・ダルビッシュ(日本ハム)は2回一死からベルに三塁打を浴びると、続くA・ロドリゲスにタイムリーを許し、先制点を献上。更に、この後、満塁とピンチを広げたが、何とか後続を断ち切った。すると、3回、日本は川崎(ソフトバンク),西岡(ロッテ)の連打で二、三塁とした所で青木(ヤクルト)が犠飛を打ち上げ、同点。しかし、その裏、キューバは一死三塁からセペタのタイムリーで再び勝ち越し。直後の4回、日本は稲葉のヒット,グリエルのエラーで一、二塁のチャンス。ここで里崎(ロッテ)がヘッポコバントをかまして、三塁で封殺されると、続く宮本(ヤクルト)は最悪のゲッツーに倒れて、無得点。その裏、満塁のピンチを辛くも切り抜けた日本は直後の5回、一死満塁から新井が犠飛を打ち上げ、同点。なおも二、三塁のチャンスだったが、稲葉はセンターフライに倒れて、勝ち越しならず。すると、その裏、無死二、三塁のピンチを作ってダルビッシュがKOとなると、2番手・成瀬(ロッテ)もいきなりA・ロドリゲスにレフトへ弾き返され、勝ち越しの2点を献上。直後の6回、日本は一死から里崎が内野安打で出るも、またも宮本がゲッツー。7回には先頭の川崎がこの日3本目のヒットを放つも、西岡がゲッツー。土壇場9回には先頭の阿部(巨人)がヒットで出るも、里崎の止めたバットがスイングと判定され、三振。ここで抗議に出ようとした星野監督が主審に拒絶され、今度は代打を送るべく近付こうとした所、再抗議に出たと勘違いした主審が退場をコール。誤解と分かり、退場を免れた星野監督だが、それを見て今度はパチェコ監督が確認の為に登場。余計な所でバタバタとして流れを止められた所為か、代打・村田(横浜)はライトへ打ち上げると、中島(西武)は三振に倒れて、阿部は一塁に釘付け。予選とは言え、日本はいきなり黒星の不吉な立ち上がりとなってしまった。
宮本,西岡で3併殺を食らうわ、里崎がヘッポコバントをかますわ、川相さえ代表に選んでおけば…と思わずにはいられない無様な攻撃を繰り返しての黒星スタート。キューバ相手の黒星なら、予選突破の支障にはならないだろうが、何とも嫌な負け方だった。5回途中にして投球数が100を越えるなど、ダルビッシュは明らかなボール球を連発するなど制球が定まらず、あえなくKO。セ・リーグ相手に大炎上で心配された成瀬が(決勝タイムリーを浴びたものの)そこそこの投球を見せたのは救いではあるが…。心配なのは歩く事すらおぼつかない川崎の足の状態だ。初戦からこんな全てを投げ打つ様なプレーを続けていて、この後、もつのか…。いや、むしろ心配なのは五輪後である。王さんのラストイヤー(?)を飾ろうと言うペナント終盤に五輪の後遺症で出られない…なんて事にならない事を祈るばかり。それにしても、主審の先走った退場コールは間抜けの一言に尽きる。あんな簡単に退場なのかよ…。もう一切の抗議は許さないって事なんだろうか。それならちゃんとジャッジしてくれよって話だが、また変な誤審とか起きないか不安だね。
◆台湾5−0オランダ◆
先発のウッチャン(中日)が7回を無失点に抑える好投を見せるなど、台湾が完封リレーで完勝を収めた。しかし、張泰山からドーピング検査で陽性反応が出てしまった。
◆中国0−10カナダ◆
アストロ球団との実戦経験がある男・ラフィーバー監督(元ロッテ)率いる中国だが、早速、8回コールドの大惨敗。野球後進国である中国に、いきなりあの死闘の経験を伝えようと言うのはあまりにも早過ぎたと言わざるをえない。
◆韓国8−7アメリカ◆
2点ビハインドで迎えた9回にアメリカが3点を奪って逆転するも、その裏、韓国が2点を返して、逆転サヨナラ勝ちを果たした。
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◆G2−4T◆
何とか連敗を止めたい阪神だが、先発・岩田が初回、いきなり先頭の鈴木尚に痛打されると、キムタクに犠打を決められた後、暴投で三進を許した所でガッツにタイムリーを浴び、あっと言う間に先制点を献上。直後の2回、先頭のキュラソ星人がヒットで出るも、続く高橋光が最悪のゲッツーを食らい、結局、3人で攻撃終了。0−1の儘、迎えた4回、阪神は先頭のシャア少佐のサードへのゴロがあの男のヘッポコ悪送球を誘って、一気に三塁を陥れると、関本のサードゴロの間に同点のホームイン。更に、鳥谷がヒットで続いたが、キュラソ星人がセカンドゴロゲッツーを食らい、1点止まり。続く5回には一死から林が四球を選ぶも、今度はバルディリスがゲッツーに倒れて、追加点ならず。巨人も7回二死一、二塁のチャンスを逃すと、9回には一死一塁から松田記者が空振り三振に倒れ、スタートを切っていたガッツが憤死する三振ゲッツーを食らって、延長にもつれ込んだ。10回、巨人は早くも守護神・クルーンを投入するが、全くストライクが入らず、関本,鳥谷と連続四球を与えると、若大将・原監督はあっさり藤田にスイッチ。しかし、これが大誤算。いきなりキュラソ星人にライトスタンドへ19号3ランを放り込まれて、一瞬にして3点のビハインド。その裏、巨人はあの男が同点に繋がるヘッポコラーで溜まりに溜まったインケツパワーを吐き出して、今季初アーチを叩き込むが、走者を溜めなければいけない状況でソロ一発では気勢も上がらず、後続3人が倒れて、万事休す。阪神の連敗はようやく5でストップ。マジック36が再点灯した。
膝の悪いガッツを走らせて三振ゲッツー食らったり、失点してもいないクルーンを早々引っ込めたら藤田がいきなり被弾したりと、若大将の采配が悉く裏目に…。あの男のヘッポコ悪送球さえなければ、完封していたかもしれない辺り、内海も気の毒な事この上ない。阪神としてはキュラソ星人の劇的弾で勝つと言う最高の形で連敗脱出となり、これで一気に息を吹き返すかもしれない。悉く炎上しているリリーフ陣の中で、最後の砦とも言えるウィリアムスがいきなり被弾した上、続く鶴岡にもカウント0−3となった時にはどうなる事かと思ったが、そこから3球あっさりストライクを見逃した鶴岡の消極的姿勢に救われた。
◆C11−5D◆
中日は初回、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに飛び出した井端の先頭打者アーチで先制すると、更に、ピンキー井上のタイムリー等で2点を追加。2回には何と2番で起用された中村紀が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに21号2ランを叩き込み、早くも5点のリード。しかし、先発・中田はその裏、石原の犠飛で1点を返されると、3回には5本の単打を集中されて、3点を失い、1点差。そして、5回、二死走者なしから嶋にヒットを浴びると、続くシーボルに10号2ランを被弾し、ついに形勢逆転。広島は8回、無死一塁からついに求道者・前田が代打で登場。ブラウン暗黒采配により、コンディションはどん底に叩き落とされている状態ながら、鋭い眼光で浅尾を威圧し、四球を勝ち取ると、これで意気上がる広島は木村のバントが浅尾のエラーを誘って、満塁となった所で東出がスクイズに成功。更に、代打・赤松が2点タイムリーを浴びせると、一死後、栗原が走者一掃のタイムリー二塁打を放って、試合を決定付けた。2番手・宮崎は2回無失点で今季初白星。
2回で5点もリードしておきながら、それを中田が守りきれず、浅尾がエラーをきっかけに致命的な大量失点。打っては2併殺3走塁死7残塁の大拙攻と最悪の試合運びで中日が川相不在の弊害を大露呈。川相を現役復帰させなかった事を今更、後悔しても遅いと言うしかない。広島は求道者・前田の執念の四球がビッグイニング形成を呼び込んだ。代打などではなく、スタメンで使うべきなのは言うまでもないが、だからと言って、フル欠場に追い込むくらいなら、代打ででも使うべきなのもまた言うまでもない。だが、ブラウン監督はそんな所には目もくれず、逆転アーチを含む3安打3打点の同胞・シーボルの活躍に大喜びなのは想像に難くなく、今後も求道者・前田の積極的起用は期待出来そうもない。
◆YB12−8S◆
初回、村中の暴投連発で労せずして先制した横浜は続く2回には二死二、三塁から石川,ガッツな貴公子・仁志,内川と3連続タイムリーを浴びせて、3点を追加。再三チャンスを逃してきたヤクルトは5回、川端のタイムリー二塁打でようやく1点を返すが、その裏、ガッツな貴公子・仁志に10号ソロを浴びて、再び4点差。勢い付く横浜は続く6回にはハマのチンピラにタイムリーが飛び出すと、なおも二死一、二塁の場面でガッツな貴公子・仁志が2打席連続の11号3ランをぶち込んで、この回4点。更に、7回にも4長短打を集中して、3点を追加。粘るヤクルトはジワジワと1点ずつ返していくと、9回には飯原の5号2ラン等で一気に5点を返し、4点差まで追い上げたが、ここで力尽きた。
ここ2試合白星が続いていた村中だったが、4回4失点KO。リリーフ陣も総崩れの投壊ぶりでヤクルトが惨敗。終盤追い上げただけにリリーフ陣が踏ん張れなかったのが大きく響いた。横浜は吉見の5失点が余計だったが、先発・ハマのチンピラは8回3失点とまずまずの投球で5勝目。打ってはガッツな貴公子・仁志が2発含む3安打5打点の大活躍だった。
◆M2−4H◆
自力優勝消滅の危機に立たされ、負けられないソフトバンクだが、先発・ホールトンが初回一死から根元に痛打されると、橋本には四球を許して、一、二塁のピンチ。しかし、サブロー,大松と打ち取って、ここを切り抜けると、2回以降はすっかり立ち直り、全く走者を許さない完璧な投球を展開。何とか援護したいソフトバンク打線はロッテ先発・清水の前に5回までゼロ行進を続けていたが、6回、先頭の明石が三塁打を浴びせると、続く松中がセンター前に弾き返して、ついに1点を先制。7回には一死一、三塁から本多の併殺崩れの間に2点目。更に、8回には大村のタイムリー二塁打で3点目を追加。ロッテはその裏、二死から神戸が7イニングぶりの走者となるヒットを放つと、金沢,フクーラの代打攻勢で連打を重ねて、ようやく1点を返し、ホールトンをKO。なおも一、二塁のチャンスだったが、代わった篠原の前に代打・竹原がセカンドゴロに倒れて、二者残塁。最後は馬原の前に反撃を断ち切られた。
西武との差を5.5に縮め、マジック点灯を阻止したソフトバンク。何と言ってもこの日はホールトンの好投に尽きるだろう。2〜7回までに8三振を奪ってのパーフェクト投球は圧巻だった。清水も7回2失点と先発としての責任は果たしたが、打線に見殺しにされてしまった。
◆F2−4Bs◆
偽バファローズ先発・小松に対して、日本ハムは初回、二死一、二塁から小田のタイムリーで先制。直後の2回、偽バファローズは先頭のローズが27号同点ソロを叩き込むと、一死後、日高の三塁打に続き、後藤がタイムリー二塁打を放って、勝ち越しに成功。その後、しばらく膠着状態となったが、1−2の儘、迎えた7回、偽バファローズは二死走者なしから後藤が7号ソロを放って、3点目を追加。8回に田中のタイムリー二塁打で1点差と迫られるが、土壇場9回、ローズにこの日2本目となる28号ソロが飛び出して、貴重な1点を追加。最後は守護神・加藤が3人で締めて、逃げ切った。
西武に3タテを食らって自力Vが消滅した事を引きずっているのか、この日も日本ハムは打線が精彩を欠き、4連敗。貯金も残す所、僅かに1つとなってしまい、逆転Vどころか、Aクラス死守すら危うくなってきた。グリンは好投虚しく、13敗目。一方、小松は8回2失点で9勝目と初の2桁勝利へリーチをかけた。
◆E11−7L◆
今日にもマジックが点灯となる西武に対して、楽天は初回、フェルナンデスのタイムリー等で2点を先制。2回に後藤,中村の連続アーチであっさり追い着かれるも、3回、ショートの9号ソロ等で2点を勝ち越し。続く4回にはショート,山崎武のタイムリー等で一気に4点を追加。6点を追う西武は5回、栗山の8号2ランで2点を返すと、7回にはボカチカのタイムリー等で2点を追加し、2点差まで接近。しかし、その裏、楽天は二死一、三塁からショートが走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、10点目。西武は8回に後藤のこの日2発目となる7号ソロで応戦するも、その裏、代打・礒部のタイムリーでダメを押された。
楽天がノーガードの打ち合いを制して、西武の連勝を阻止。ショート,フェルナンデスの両助っ人がいずれも3安打を放ったのに加え、出戻り助っ人・青波の長瀬も初スタメンで2安打2死球1打点と健在ぶりを見せつけた。渡辺直も2四球3安打の5連続出塁に2盗塁とリードオフマンとして貢献。西武は4発のアーチが飛び出したが、ソロ3発,2ラン1発と走者を溜まっていなかったのが悔やまれる。
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