July 2008

July 06, 2008 23:24

◆D3−7G◆
これ以上、阪神に離される訳にはいかない中日だが、この日も初回から拙攻の連続で3回までゼロ行進。4回も一死一塁から中村紀が最悪のセカンドゴロゲッツーと思いきや、これを岩舘が痛恨のエラー。タナボタのチャンスを貰った中日は二死後、谷繁が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドにこそ届かなかったものの、レフトオーバーの走者一掃タイムリー二塁打となり、2点を先制。続く5回には小池が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに移籍初アーチを叩き込み、3点目。ウッチャンの前に5回まで散発2安打と沈黙していた巨人は6回、寿司職人ラミレスの23号ソロでようやく1点。続く6回には2番手・吉見に対して、二死走者なしから坂本,代打・清水,マッスル千代の富士の3連打で1点差とすると、岩舘が歩いた後、ガッツが15号グランドスラムをぶち込んで、一気に逆転。9回には鈴木尚の犠飛でダメ押しの7点目を追加。投げては7回から上原−豊田−クルーンとパーフェクトリレーを展開し、この3連戦勝ち越しを飾った。

序盤は拙攻、終盤は沈黙と言う淡泊な攻撃で攻めきれなかった中日が逆転負けで首位との差は11.5に拡大。吉見が5失点と言うのは誤算中の誤算ではあるだろうが、寿司職人ラミレスに被弾と言うタイミングでウッチャンを引っ込めた落合監督の継投は何とも意味不明。巨人は小笠原が連日の値千金打だったが、そこに至るまでの坂本,清水,岩舘ら脇役陣のお膳立てが見事だった。で、上原はいつまで中継ぎモードなのか? 星野監督に媚びる為に北京に拉致されるまでこの儘なのか?

◆C3−5S
ブラウン監督の暗黒采配により、この日も求道者・前田がベンチに軟禁されてしまった広島は増渕の前に2回までノーヒットに抑え込まれて、3回も連続三振で二死と追い込まれるが、ここから東出,赤松,オチョアと3連打を放ち、1点を先制。しかし、直後の4回、ヤクルトは一死満塁から川島慶が犠飛を打ち上げ、あっさり同点。6回には青木に11号ソロが飛び出して、勝ち越しに成功。1点を追う広島は7回、二死二塁から東出が同点タイムリー。しかし、8回、ヤクルトは2四球で二死一、二塁とした所で福地が走者一掃のタイムリー三塁打で2点を勝ち越し。更に、続く宮本にもタイムリーが出て、3点差。その裏、広島はオチョアのタイムリーで1点を返すも、なおも一死一塁の場面でシーボルが最悪のゲッツー。9回は林の前に3人で打ち取られ、広島はまたも5割到達に失敗した。

またも接戦を逃して、5割到達に失敗。9回無死一塁の場面で代打起用された求道者・前田は最悪のゲッツーに倒れた訳だが、結果を出せないのは、単に、適性に欠ける代打起用や暗黒采配によるコンディション低下だけが原因ではないのかもしれない。何せたとえ求道者・前田のおかげであっても5割越えでシーズンを終えるとブラウン監督の続投の可能性が高まってしまうのだから、直接、勝利に繋がる一打など打ってしまっては自分の首を絞める事になる…とあっては、迂闊に結果を出す訳にもいかないと言うものだ。ただ、その心理状態をブラウン監督に見透かされてしまうと、代打ですら起用して貰えない危険性も出てくる。この二人の不毛なせめぎ合いは一体いつまで続くのか!?

◆YB7−8T◆
何とか一矢報いたい横浜は初回から村田のタイムリーで先制。なおも一、二塁のチャンスだったが、ビグビーがゲッツーを食らって、1点止まり。すると直後の2回、阪神は無死一、二塁からジュビロ野口の今季初アーチとなる3ランが飛び出して、あっと言う間に逆転に成功。4回にはバルディリスに来日初アーチが飛び出し、4点目。3点を追う横浜はその裏、内川,村田と連打を浴びせると、ここでまたもビグビーがゲッツーに倒れるが、この間に内川が返って、2点差。6回にはビグビー,吉村の連続タイムリー二塁打でついに同点。更に、8回に4番手・ウィリアムス相手に、またもビグビーのタイムリー二塁打で勝ち越し。更に、代打・大西にも2点タイムリー二塁打が飛び出し、この回3点。これで試合は決まったかに思われたが、土壇場9回、横浜守護神・はーちゅんに対して、阪神は一死から矢野がヒットで出ると、二死後、関本,新井と連続タイムリー二塁打を放ち、1点差。そして、続くキュラソ星人がレフトスタンドへ15号2ランを叩き込み、逆転に成功。その裏、藤川が三者凡退に斬って取り、これで阪神は6連勝。

折角、渡辺もウィリアムスも攻略し、3点ビハインドから3点リードまで奪ったと言うのに、はーちゅんが9回に悪夢の4失点で逆転を許すと言う展開は果たして、阪神が凄過ぎるのか、水島の呪いが凄過ぎるのか! 打たれても打ち返す阪神の破竹の連勝はまたも止められず、中日との差は開く一方だ。

◆M6−7H◆
今日こそ連敗を止めたソフトバンクは初回、ヒットで出た本多が二盗を決めると、川崎のタイムリーで先制のホームイン。この後、川崎が二盗を仕掛けて憤死。続いて四球で出た大村も二盗を仕掛けて憤死。更に、松中も四球と4人連続出塁を果たしながら、1点しか奪えずに5人で攻撃終了と嫌な立ち上がり。しかも、2,3回と三者凡退に抑え込まれているうちに、その裏、フクーラのタイムリー二塁打で追い着かれると言う重苦しい展開となったが、直後の4回、一死満塁からレストピッチのタイムリー,明石の犠飛で2点を勝ち越し。しかし、ロッテは5回、オーティズ,里崎のタイムリーで追い着くと、更に、サブローの犠飛,ベニー松山のタイムリー二塁打で2点を勝ち越し。しかし、粘るソフトバンクは8回、二死走者なしから長谷川がヒットで出ると、代打・柴原が3号2ランを放り込み、ついに同点。土壇場9回には一死から本多,川崎の連打で二、三塁とした後、大村のショートゴロが野選とエラーを誘って、一気に2点を勝ち越し。しかし、粘るロッテはその裏、先頭の西岡が四球で出ると、一死後、フクーラのタイムリー二塁打で1点差。更に、4番手・久米から2つの四球を選んで、二死満塁と一打サヨナラのチャンスを作ったが、最後はベニー松山がレフトへ打ち上げて、あと一歩及ばなかった。ソフトバンクの連敗は7でストップ。

最後の最後まで苦しみ続けた試合を何とか逃げ切り、ソフトバンクがようやく連敗地獄を抜け出した。スタメン復帰のレストピッチがタイムリーを放ったり、柴原が代打で2ランを放ったりと、松中がサードゴロでヘッドスライディングを見せてチームを鼓舞したりと、ナイン総出で必死に戦った結果だが、たった1勝の何と遠い事か…。あそこで久米がベニー松山に打たれていたら…と思うとゾッとする。一方、ロッテは連勝が3でストップし、最下位の逆戻り。小林宏が5回KOとまたも背信投球だった。

◆F5−8Bs
両軍2回までノーヒットと静かな立ち上がりとなったが、3回、偽バファローズはフェニックス一輝の2号ソロで先制すると、続く4回にはローズの22号ソロで2点目。その裏、併殺崩れの間に1点を返されるが、直後の5回、フェニックス一輝,ローズがいずれも2打席連続アーチを叩き込み、2点を追加。日本ハムは6回、稲葉,スレッジと連続アーチをぶち込み、偽バファローズ先発・金子をKO。追い上げられた偽バファローズは直後の7回、北川が7号3ランを叩き込み、一気に突き放す。粘る日本ハムはその裏、3四死球で掴んだ二死満塁のチャンスに小谷野が2点タイムリーを放って、2点差。しかし、偽バファローズは9回、カブレラの16号ソロでダメ押しの8点目。最後は守護神・加藤がピシャリと締めて、逃げ切った。

偽バファローズが6発のアーチで全得点を上げる怒濤の一発攻勢で1日で最下位を脱出。決勝3ランの北川も見事だっだが、2打席連発を含む4安打のフェニックス一輝の活躍が光っていた。先発の金子は6回途中で降板となったが、打線の援護にも恵まれて、先発復帰後2連勝。内容は微妙でも白星がついてくる事で調子に乗っていければいいのだが…。

◆L5−7E◆
初回から2つの四球を出すなど制球が不安定な西鉄先発・オツは2回にも2四球等で二死満塁のピンチを迎えると、高須にタイムリー二塁打を浴びて、2点を献上。岩隈の前に3回まで無得点に抑え込まれていた西鉄だが、4回、無死一、二塁から後藤,中村,礒?の3連続タイムリーで逆転すると、一死後、ボカチカも犠飛を打ち上げ、4点目。続く5回には中村のタイムリーで1点を追加。3点を追う楽天は6回、四球のショートを一塁に置いて、横川が4号2ランを叩き込み、1点差と詰め寄ると、7回には無死満塁から山崎武がゲッツーに倒れる間に1点を返して、試合は振り出しに。押せ押せの楽天は続く8回には一死満塁からフェルナンデスのタイムリーで2点を勝ち越し。最後は川岸が無難に抑えて、プロ初セーブをマークした。

ハーラーダービー独走中の岩隈が5回5失点KO。オツも6回途中で4失点KOと、実績抜群の両先発が打ち崩されたが、明暗を分けたのはリリーフ陣の差だった。大沼と言い、ミャオと言い、炎上したと言うよりは四球で自滅した格好。岩隈を攻略しておきながら、試合を落としてしまうとは西鉄には何とも悔やまれる展開だろう。

ランキング投票にご協力下さい→ 人気blogランキング



 無死満塁でシルヴァを迎える大ピンチに、マウンドへ駆け寄るキーン。100マイルを出した事で何かきっかけがあったのか尋ねるが、吾郎は100マイルを出した事にも気付かない程、ゲームに集中していた。まっすぐの抑えが効かないなら変化球でカウントを稼げと言うキーンの助言に対しても、シルヴァに小細工は通用しないと、力尽くで抑える事を宣言。それが出来ない様なら未来はないと、試合が壊れる前に自らマウンドを降りると言い放つ吾郎に何かを感じたキーンは吾郎の意向を容認する。初球、いきなりの100マイルがど真ん中に炸裂し、シルヴァは前回マイナーで当たった時の吾郎とは明らかに違う事を察知。2球目もファールにするのが精一杯で簡単に追い込まれるが、これこそがW杯の時の吾郎の球であり、これを打ってこそ雪辱を果たせると闘志を燃やすシルヴァ。しかし、3球目は102マイルを計時し、シルヴァはあえなく三球三振。この時、吾郎の帽子が落ちたのを見たキーンは、ようやく吾郎が長いトンネルを脱した事を確信するのだった。

 やはり、完全復活の目印は帽子が落ちる事だった。これにて、吾郎は長きに渡る不振から抜け出した訳だが、緻密な制球力,相手打者との駆け引き,配球の妙,ジャイロフォーク等の変化球と言った数々のステップアップがないがしろにされて、結局、ただの球速至上主義に収まってしまうと言うのは、いかがなものなんだろうね。ストッパーならまだしも、先発投手はそんな球ばかり投げ続けていては長いイニングもたない訳で結局、色々なスキルが必要になってくる訳なんだが…。それにしても、シルヴァはつくづく噛ませ犬なんだなぁ…(T_T)。

ランキング投票にご協力下さい→ 人気blogランキング



July 05, 2008 23:21

◆D2−7G◆
中日先発・小笠原がいきなり3連打で先制を許すと、一死満塁となった所で阿部,岩舘と連続タイムリーを浴びて、4失点。その裏、中村紀のタイムリー等で2点を返して貰うも、直後の2回、ガッツに14号2ランを叩き込まれて、この回限りであえなくKO。巨人は3回にも初回に痛恨のスクイズ失敗をやらかした坂本が汚名返上のタイムリーを放ち、7点目。中日はその裏、一死一、二塁のチャンスに中村紀が最悪のゲッツー。4回一死一塁,5回一死二塁のチャンスも逃した中日は6回にも二死一、三塁のチャンスを掴み、春風亭半ケツをKO。しかし、ここで代わった上原の前に代打・立浪がファーストファールフライに倒れて、二者残塁。8回には3番手・豊田から先頭の中村紀がヒットで出るも、後続3人があえなく凡退。巨人も4回以降は拙攻続きだったが、序盤の猛攻がモノを言い、最後は山口が締めて、逃げ切った。

巨人が先発全員安打の猛攻で快勝。春風亭半ケツは苦しい投球内容だったが、打線の援護と中日の大拙攻に助けられ、4月24日以来となる3勝目を飾った。前回は背信投球を展開してしまった上原もピンチを切り抜けるなど、1回1/3を無失点。果たして、いつまでリリーフ登板を余儀なくされるのか気になる所だ。中日は森野,井端が一軍に復帰。井端はベンチだったが、スタメン復帰の森野は早速2安打と復調をアピール。しかし、チーム全体では11個の残塁を量産する相変わらずのタイムリー欠乏症を露呈。リリーフ陣はよく粘ったが、打線がこんなでは粘り甲斐もないと言うものだ。

◆C5−5S
広島は初回、オチョアの内野ゴロの間に先制すると、二死後、嶋,シーボル,梵と3連打を浴びせて、この回3点。2回に福川のタイムリー内野安打で1点を返されるも、その裏、オチョアの8号ソロで再び3点差とすると、3回には前田健の犠飛で5点目を追加。しかし、ヤクルトは5回、一死から3連打とエラーで1点を返すと、宮本が歩いて満塁となった所で青木の内野ゴロの間に3点目。更に、続く畠山が2点タイムリーを浴びせて、一気に同点。追い着かれた広島は7回、二死満塁と絶好の勝ち越しのチャンス。ここでようやく起用された求道者・前田だが、ただでさえスタメンで使われてこそ真価を発揮するタイプの上、ブラウン暗黒采配によりコンディションもどん底とあっては結果を出す事が出来ず、無念の三振。試合はその儘、延長に突入したが、両軍共に決め手に欠き、12回規定により引き分けに終わった。

求道者・前田抜きで5割到達にリーチと言う苦境に追い込まれた広島だが、勝利投手の権利を獲得目前の前田健の突如の乱調で追い着かれ、5割は明日にお預け。またまた軟禁された求道者・前田は珍しく真っ当な場面で代打起用された訳だが、ブラウン監督の意図は、度重なる暗黒采配によりコンディションもモチベーションもどん底に落ちきって結果を出せないであろう事を見越し、求道者・前田は重要な場面では使えないと言う既成事実をでっち上げる為であった事は想像に難くない。それだけに何としても結果を出したい求道者・前田だったが、まんまとブラウン監督の術中にハマってしまった。そもそも、真っ当な起用と言っても、スタメンでなく代打な段階で既に真っ当ではないのだ…。

◆YB4−9T◆
連勝街道を走り続ける阪神は2回二死走者なしから鳥谷がヒットで出ると、続く矢野が2試合連続3号2ランを叩き込み、2点を先制。3回の二死一、三塁のチャンスは逃したものの、続く4回には那須野の3連続四球で無死満塁とタナボタのチャンス。ここで代わった桑原謙の前に安藤,代打・葛城イクローと連続三振に倒れるも、関本が走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、一気に3点を追加。更に、5回には矢野のタイムリー,バルディリスの犠飛で2点を追加。終盤も攻撃の手を緩めない阪神は7回にバルディリスのタイムリー,8回に新井の犠飛で1点ずつ追加。横浜は終盤,ビグビー,小関の一発等で4点を返したものの、大量失点を跳ね返すには至らなかった。

水島の呪いに苛まれている横浜では勢いを止めようがなく、阪神は破竹の5連勝。打線は一発含む4安打3打点の大爆発だった矢野を筆頭に14安打9得点の猛攻。連日の大勝でJFKを3枚とも2試合連続温存する事に成功した。投げては先発・安藤が5回無失点の好投で7勝目。いよいよ中日の差は10.5にまで広がったが、これだけ開くと、2位以下のチームも優勝を早々と諦め、アジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦とやらに照準を絞りやしないかと心配だ。ぶっちぎりの大差でシーズンを制覇した阪神が、下手すると5割にも満たないチーム相手にアジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦とやらのたかだか数試合に不覚を取っただけで日本シリーズ出場辞退に追い込まれる様な展開になったら、シャレにならんよなぁ

◆M12−6H◆
連敗ストッパーを託された大場だが、初回から一死満塁の大ピンチ。しかし、ここで昨日、グランドスラムを叩き込んだ大松,サブローと連続三振。2回の二死一、二塁のピンチも凌ぎ切ると、3回、ソフトバンクは本多の2号2ラン,松中のタイムリーで3点を先制。4回にも松田の8号ソロで1点を追加。しかし、食い下がるロッテはその裏、里崎がタイムリー。5回に松中の14号2ランで突き放されても、その裏、ベニー松山の2点三塁打で再び3点差に詰め寄り、大場をKO。続く6回には二死走者なしからヒットと2四死球で満塁とすると、大松の走者一掃タイムリー二塁打で一気に同点。更に、サブローが歩いた後、ベニー松山がタイムリー三塁打を浴びせて、2点を勝ち越し。7回には西岡の8号ソロ,大松の13号3ランで一気に4点を加え、ダメを押し、最下位を脱出した。

左手首負傷の小久保を欠きながらも、一時は5点差をつけ、今日こそ連敗脱出と思われたソフトバンクだが、終わってみれば、6点差つけられての大逆転負けで9年ぶりの7連敗。大場もイマイチだったが、高橋秀,小椋が酷過ぎた。一方、ロッテは渡辺俊が6失点KOを食らいながらも、4人のリリーバーが無失点の好投で逆転を呼び込んだ。フクーラは4安打,大松は6打点の大当たりだった。

◆F4−3Bs
日本ハム先発のスーパーさぶ・多田野はいきなり先頭の坂口を空振り三振に斬って取るも、振り逃げで生かしてしまうと、二死後、ローズ,下山と連続タイムリーを浴びて2点を献上。2回に金子誠のタイムリー内野安打で1点を返した日本ハムは3回には稲葉のタイムリーで同点。そして、5回には無死一、二塁からまたも稲葉が走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、2点を勝ち越し。リードを許した偽バファローズは6回、ローズが21号ソロを叩き込み、1点差。更に、下山も二塁打で続いたが、日高は空振り三振に倒れて同点ならず。最後のピンチを凌いだ日本ハムは7回から建山−武田久−MICHEALとパーフェクトリレーを展開し、偽バファローズの反撃を断ちきった。

不敗神話が途切れてから連敗中の多田野だったが、粘りの投球で何とか3点に食い止め、打線とリリーフの援護を仰いで、23日ぶりの白星。打っては上位打線が稲葉の前にきっちりチャンスを作り、その期待に稲葉がきっちり応える理想的な展開だった。偽バファローズの1〜3番がノーヒットで好調・ローズの前にチャンスを作れなかったのとは対照的だった。

◆L3−2E◆
立ち上がりから制球の定まらない楽天先発・田中は初回、一死から栗山に二塁打を浴びると、2つの四球で二死満塁とした所で中村にも四球を与えて、押し出しで先制を許す体たらく。4回には一死から中村に18号ソロを被弾し、2点目を献上。西鉄先発・岸の前に攻めあぐねていた楽天だが、7回、一死一塁から高須がタイムリー二塁打を放ち、1点差。その裏、田中だが、一死二塁のピンチを迎えた所で無念の降板。その後、二死満塁となった所で3番手・小山が江藤に痛恨の押し出し四球。再び2点差としてしまった楽天は8回、嶋,中村,渡辺直と3連打で無死満塁のチャンスを掴むが、草野のセカンドゴロの間に1点を返すのが精一杯。9回も守護神・グラマン相手に先頭のショートがヒットで出塁。高須が送って、一死二塁としたものの、後続を断たれて、あと一歩及ばなかった。

楽天は3失点中2点が押し出しと完全に自滅。ヒットは西鉄を6本も上回る12本を放ちながら、2点しか取れなかった。1番に抜擢された中村は先頭打者として3度出塁するなど、4打数4安打とバッティングでは見事に期待に応えたが、1回には牽制死,6回には盗塁死と走塁面で相次ぐチョンボ。7回の高須の走塁死も痛かった。

ランキング投票にご協力下さい→ 人気blogランキング



July 04, 2008 23:37

◆D4−2G◆
今季、極端に中日を苦手にしている内海だが、タイムリー欠乏症を露呈する中日の相次ぐ拙攻に助けられ、5回まで無失点。一方、人斬り抜刀斎も不甲斐ない打線に辟易としながらも、6回まで毎回10個の三振を奪う快投を展開。中日は6回、一死から連続四球で貰ったチャンスにベンちゃんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドにこそ届かなかったものの、レフトフェンスょ直撃するタイムリー二塁打となり、ついに1点を先制。更に、二死後、平田のどん詰まりの打球がポトリと落ちる幸運な2点タイムリー二塁打となり、内海をKO。8回にはまたもベンちゃんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに9号ソロを叩き込み、ダメ押しの4点目。巨人は9回、セーブがつかない場面ながら引っ張り出された岩瀬相手に寿司職人ラミレス,代打・大道のタイムリーで2点を返し、なおも一、二塁と一発逆転の場面を作ったが、反撃もここまで。最後は坂本がサードゴロに倒れて、ゲームセット。

中盤までよく粘っていた内海だが、結局、四球で自滅。ここまで対中日3連敗で防御率も7点台後半と言う相性の悪さを拭い去る事が出来なかった。とは言え、中日はもっと得点出来ていても不思議ではない試合内容。川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振したベンちゃんと、人斬り抜刀斎の力投に救われたに過ぎず、連敗を脱したからと言って、楽観してはいられないだろう。

◆C5−3S
初回に青木の10号2ランで先制された広島だが、その裏、ウィルソンのエラーの後、オチョアのタイムリー二塁打でまず1点。更に、栗原がヒットで繋いだ後、シーボルが6号3ランを叩き込み、一気に逆転。2点を追うヤクルトは直後の2回、福川のタイムリーで1点差。その裏、二死満塁のチャンスを逃した広島だが、4回に宮本のエラーで1点を追加し、再び点差は2点と拡大。ヤクルトは7回、二死からガイエル,福地と連打を浴びせて、ここまで2安打の宮本に回したが、セカンドゴロに倒れて、得点ならず。最後は永川の前に三者三振で締められ、3連敗となった。

前回はオールスターファン投票中間発表1位に浮かれきって、KOされたルイスだが、岩田に抜かれて正気を取り戻したのか、立ち上がりこそ苦しんだものの、粘りの投球でハーラートップの11勝目を手にした。しかし、気がかりなのは、やはり求道者・前田の不当な起用方法。相変わらず、スタメンから外され、終盤に申し訳程度に適性のない代打で使われる有様だが、結果的に勝ってしまった上、同胞のシーボル,オチョア,ルイスが活躍したとあって、ブラウン監督的にはご満悦この上ない展開。またまた5割にリーチをかけてしまった広島だが、ブラウン監督の黒い野望は実現へと向かってしまうのか!?

◆YB0−7T◆
2回までに阪神が4残塁,横浜も3残塁と拙攻合戦を繰り広げていたが、4回、阪神は矢野の2号ソロであっさり先制。更に、この後、2四死球で一、二塁としたものの、関本がショートフライに倒れて、二者残塁。しかし、続く5回、新井,キュラソ星人と連打を浴びせると、一死後、鳥谷がタイムリーを放って、2点目。9回にはキュラソ星人は史上26人目の350二塁打を達成するなど、6長短打を集中して、一挙5点を奪い、試合を決定付けた。投げては先発・下柳が7回を2安打無失点の好投。8回からは渡辺−江草と繋ぐ完封リレーを達成。

投打で圧倒して4連勝した阪神。8回まで13残塁と川相不在の中日顔負けの大拙攻を繰り広げてい鬱憤を一気に9回に吐き出した。しぶとく粘っていた横浜だが、マットホワイト,小山田が大炎上で試合をぶち壊し。11日ぶりに復帰した石井タクローも3タコといい所なしだった。

◆M10−1H◆
何とか連敗地獄を脱したいソフトバンクは成瀬相手に初回から一死満塁とするも、大村がショートゴロゲッツーに倒れて、一瞬でチャンス消滅。すると、その裏、いきなり川崎のエラーで足を引っ張られた大隣がサブロー,ベニー松山と連続二塁打を浴びて、2失点。続く2回にも二死三塁から西岡にタイムリー内野安打を許し、3点目を献上。ソフトバンクは4回、初回のチャンスを潰した大村のタイムリー二塁打でようやく1点。3回以降、立ち直りかけていた大隣だったが、6回、サブロー,ベニー松山,オーティズと3連打で1点を失った所でKO。代わった久米も今江のバントを処理して、三塁へ痛恨の悪送球を犯し、満塁とすると、3番手・三瀬が代打・大松にグランドスラムをぶち込まれ、この回、悪夢の5失点。ロッテは8回にも里崎の一発でダメ押しの10点目。成瀬は7回1失点の好投で5勝目。

攻守に精彩を欠いたソフトバンクは2年ぶりの6連敗で借金生活に突入。またも初回のチャンスを生かしきれなかった事が響いてしまった。小久保は2回の守備で左手首を痛めて早々と退場と踏んだり蹴ったりの展開だ。こんな事で王さんのラストイヤー(?)に花を添える事が出来るのか? ソフトバンクの目標はアジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦出場権の獲得などではなく、パ・リーグ制覇,日本シリーズ出場なだけにこんな所でもたついている場合ではない筈だ。

ランキング投票にご協力下さい→ 人気blogランキング



July 03, 2008 23:37

今日は時間がないので、簡潔に…

◆G6−1S◆
久々の登板となるルーキー・加藤相手に初回にゲッツー崩れで先制した巨人は5回にはガッツの13号ソロ。6回には4連打で2点を追加。8回にはマッスル千代の富士に10号2ランが飛び出して、ダメ押し。先発・グライシンガーは8回を無失点とようやく本来の持ち味を発揮し、1ヶ月ぶりの7勝目。ヤクルトは9回に2番手・豊田から1点を取り、完封を免れるのが精一杯で早くも自力Vが消滅した。

永久欠番シリーズの王さん編と言う事で王さん信奉者としては行かねばなるまいと、今季初のプロ野球観戦。奮発してS席を買ったのだが、S席の中でも、かなり後ろの方で、位置も列のど真ん中で一切移動する気になれないと言う費用対効果の低〜い席でありましたよ。永久欠番シリーズとか銘打っている割には、どこが違うの?と言う程度のパッとしない催しだったしなぁ。収穫は王さんのカードを貰えたくらいか。これって、1,2日はまた違うカードだったんかなぁ。気になる…。巨人ファン休業中の私ではあるけれど、別にヤクルトを応援する義理もなく、とりあえず、さる事情につき勝って貰う必要があるグライシンガーが先発だったので、一応、巨人を応援。そのグライシンガーが好投,坂本が3安打,代走から出場の鈴木尚も盗塁はしてくれなかったが、ヒット1本と、清水も代打でヒットと贔屓の選手が揃って活躍してくれたので満足だ。それにしても、相変わらず、牽制する度にいちいちブーイングをあげるとヤクルトファンがこの上なく低脳で鬱陶しい。生で体験すると、更に、ムカつくね。見苦しいので、この応援スタイルはいい加減やめて貰えないか…。大体、お前らんトコの萩原は鈴木尚相手に何回牽制すりゃ気が済むんだよ!と。そんなに牽制されたくなかったら、盗塁すんな! 俊足選手をズラリと並べておいて、いちいち牽制に文句つけるって、図々しいにも程がある。

◆T4−1D
初回から新井のタイムリーで先制を許した中日は3回、小池のタイムリーで同点とするが、以降は全くチャンスらしいチャンスを掴めない。同点の儘、迎えた8回、阪神は矢野の2点タイムリーで勝ち越し。更に、ウッチャンのエラーと清水昭のボークでダメ押しの4点目。移籍初登板となる伊集院光の弟子・金村は6回を自責点0の好投で今季初勝利を飾った。

◆Bs6−5H◆
初回にクリーンアップの3連打で先制された偽バファローズだが、後藤,カブレラ,ローズの一発攻勢等で6回までに4点のリード。ソフトバンクは7回、小久保,柴原のタイムリー等で3点を返し、1点差まで詰め寄るが、8回は川越,9回は加藤の前に3人ずつで打ち取られ、今季初の5連敗。対偽バファローズ戦の3連戦3連敗は7年ぶりの屈辱となった。

◆F6−4L
3回に1点ずつ取り合って迎えた4回、西武は中村のタイムリーで勝ち越し。6回には中島のタイムリー二塁打で3点目。しかし、その裏、帆足が自らのダブルエラー等で追い着かれ、KO。日本ハムはこの後、劇団ひちょりの2点タイムリー,田中のタイムリーで一気に3点を勝ち越し。最後はMICHEALが1点を失いながらも、何とか逃げ切った。

◆E1−3M◆
ロッテは初回、根元の三塁打等で2点を先制。5回にはまたも根元のタイムリーで3点目。「ドカパロ」への登場予告をされた途端に壊滅的不振に陥り、二軍落ちしていた唐川は毎回走者を出しながら、あと1本を許さない粘りの投球で7回まで無失点の好投。8回に嶋に痛打された所で降板となったが、51日ぶりの白星を飾った。

ランキング投票にご協力下さい→ 人気blogランキング



July 02, 2008 23:50

◆G7−5S◆
0−0で迎えた4回、巨人は先頭の寿司職人ラミレスが二塁打を浴びせると、松田記者の犠打で三進。岩舘が死球を食らった所で、移籍初スタメンに起用された鶴岡が先制タイムリー。更に、続く坂本もタイムリーを放ち、2点目。ようやく援護を貰ったバーンサイドだが、直後の5回、ウィルソンに来日初アーチを被弾。続く6回にはキムタクのエラーをきっかけにピンチを作ると、畠山に同点犠飛を許して、この回限りで無念の降板。続く7回には復帰後2度目のリリーフ登板となった上原がいきなりウィルソンに二塁打を浴びるも、続く川本のバントを素早く処理して三塁でウィルソンを刺す好プレー。続く代打・ユウイチを空振り三振に取り、ピンチは脱したかに思われたが、川島慶を歩かせると、続く宮本にタイムリーを浴びて勝ち越し点を献上。その裏、表の攻撃で代打を出された村中に代わって登板の松岡に対して、巨人は先頭の代打・マッスル千代の富士がライト前ヒット。ここでキムタクがフェアゾーンに転がせないヘッポコバントを連発した挙げ句の強攻策でレフト前にポトリと落ちるヒットを放ち、一、二塁。ここで今度は古城がキャッチャー前へ打ち上げるヘッポコバントをかますと、続く寿司職人ラミレスのライト前ヒットで三塁を蹴ったマッスル千代の富士が川島慶の好返球の前に楽々タッチアウト。続く松田記者は投手前の凡ゴロに倒れて、二者残塁…と思いきや、松岡が一塁へ痛恨の悪送球。この間にキムタクの生還を許して、村中の白星を無惨にも粉砕。追い付かれたヤクルトは直後の8回、一死一、三塁から飯原のタイムリーで勝ち越すと、更に、上原の暴投で5点目。これで決まったかと思いきや、その裏、巨人は一死一、三塁からマッスル千代の富士のタイムリー,キムタクの犠飛で追い付くと、更に、古城が3号2ランを叩き込んで、勝ち越しに成功。土壇場9回、守護神・クルーンに対して、ヤクルトは2本のヒットで一死一、三塁とチャンスを掴んだものの、代打・ガイエル,田中と打ち取られ、あと一歩及ばなかった。

2回3失点と不甲斐ない投球だった上原だが、まさかこんな形で今季初白星を手にする事になろうとは…。あれだけヘッポコバントを繰り返していて勝てたのは正に僥倖と言う他ない。村中の白星を悪送球でぶっ潰した松岡には大いに猛省して貰いたい。横浜から移籍の鶴岡は2安打1打点と上々の巨人デビュー。この所、打率が落ちる一方だった坂本も久々の猛打賞と奮起。あの男が一軍復帰間近と言う事だが、万が一にもショートの座を渡す事のない様、踏ん張って欲しいものである。

◆T4−3D
初回、キュラソ星人のタイムリーで先制した阪神は続く2回には関本のタイムリーで1点を追加。3回に荒木の2点タイムリーで追い付いた中日だが、その裏、二死一、三塁のピンチで岩田のセカンドゴロを荒木が自らの同点打を帳消しにするタイムリーエラーを犯し、勝ち越し点を献上。1点を追う中日は4回二死一、二塁,5回二死満塁のチャンスを悉く逃すタイムリー欠乏症を露呈。しかし、6回、相次ぐ拙攻に川相不在では一発に賭けるしかないと言う思いを強くしたデラロサが2号ソロを叩き込み、再び同点。中日は8回に二死一、二塁,9回にも二死一、二塁のチャンスを掴みながら、あと一本が出ない拙攻三昧。すると、その裏、阪神はT.ウッズのエラーで二死一塁のチャンスを作ると、代打・葛城イクローのタイムリー二塁打で劇的なサヨナラ勝ちを飾った。

今日も今日とて怒濤の拙攻拙守で大惨敗を喫した中日。阪神との差は8.5と開く一方だ。また優勝もしてないくせに、アジアシリーズ出場権だけはかっさらって、日本一とアジア代表を履き違える様な展開を狙ってるんじゃあるまいな。まだ優勝する気があるならば、今からでも名手・川相の現役復帰を真剣に考えて欲しいものである。一方、実は14残塁と中日以上の拙攻だったが、サヨナラ勝ちで帳消しにした阪神。新人王を狙う岩田の白星は無惨に潰されてしまったのは残念だが、とりあえず、吉見が初黒星を喫してくれたのは不幸中の幸いだ。、

◆YB4−3C◆
5割にリーチをかけていると言うのに、ブラウン監督はまたも求道者・前田をベンチに軟禁。落胆の色を隠せない広島に対して、横浜は初回、二死走者なしから内川の二塁打,村田の四球の後、ビグビーのタイムリーで先制すると、続く金城はライトスタンドへ6号3ランを叩き込み、早くも4点のリード。1,2回とチャンスを潰してきた広島だが、3回、オチョアのタイムリーで1点を返すと、続く4回には東出の犠飛,代打・緒方のタイムリーで2点を返し、1点差。5回には先頭の嶋が二塁打で出るも、後続3人が凡退。以降、チャンスらしいチャンスを掴めずに1点差で敗れた広島は借金完済のチャンスを逃した。

求道者・前田幽閉策に反発する長谷川が高橋のごとく意図的な背信投球で5割到達阻止を図ったが、あっと言う間に見抜かれて、1回限りで降板させられてしまった。しかし、1点差まで詰め寄ったものの、初回の4点が大きくモノを言い、何とか5割到達阻止には成功。求道者・前田をスタメンで起用せずに借金完済を狙おうなど虫のいい話である。一方、入団前から名手・川相を崇拝していたナイスガイ・・真田は横浜3番手として登板し、移籍初白星を飾った。ところで、先発で起用する話はどうなったのか?

◆Bs7−6H◆
初回、ソフトバンクは四球で出た本多が川崎のサードゴロで二進すると、続く松中のセンター前ヒットで先制のホームイン。18度目の登板にして、来日初先発となったホールトンは5回まで無失点の好投を見せていたが、6回、突如崩れて、一死から坂口,カブレラ,ローズと3連打で一瞬にして逆転を許すと、続く北川を歩かせた所で無念のKO。代わった久米も二死後、フェニックス一輝,後藤と連続二塁打を浴び、この回大量5失点。偽バファローズは続く7回にもカブレラの14号ソロで1点を追加。5点を追うソフトバンクは直後の8回、怒濤の5連打で4点を返し、1点差まで詰め寄ると、土壇場9回には川崎が同点犠飛を打ち上げ、延長に持ち込んだ。迎えた10回、ソフトバンクは無死一、二塁と絶好の勝ち越しのチャンスを作るが、的山がセカンドゴロゲッツーに倒れる最悪の展開。続く長谷川もセカンドゴロに倒れて、勝ち越しならず。すると、その裏、偽バファローズは一死一、二塁から下山がレフト前へタイムリーを放ち、サヨナラ勝ちを収めた。

折角、土壇場で5点差を追い付いたソフトバンクだが、あと少し踏ん張りきれず、無念のサヨナラ負け。2回から7回まで僅かに1安打と打線にエンジンがかかるのがあまりにも遅過ぎた。偽バファローズ戦にはやはり、パウエルを投入して欲しいものなのだが、突如、先発に抜擢されたホールトンは6回でKOながらも、5回まではまずまずの好投で次回にも期待がかけられそうな内容だったのは収穫だ。

◆F6−8L
初回に1点ずつ取り合って迎えた2回、西武は四球2つに犠打と犠飛でノーヒットで勝ち越しに成功。更に、続く片岡のタイムリーの後、栗山が6号2ランを叩き込み、一輝に4点のリード。日本ハムは3回に田中の2点二塁打で応戦するが、西武は5回、G.G.佐藤,細川のタイムリーで2点を奪い、再び4点差。続く6回にも中島のこの日2本目となる15号ソロで1点を追加。その裏、スレッジのタイムリーで1点を返した日本ハムは8回には暴投にエラーと西武の守備の乱れに乗じて2点差まで詰め寄り、なおも一死一、二塁と一発逆転のチャンスを作ったが、反撃もここまで。鶴岡,金子誠と連続三振に倒れて、チャンスを逸すると、9回もあえなく3人で倒れて、万事休す。

日本ハムは連夜の粘り及ばず、痛い連敗で奪首どころか首位・西武との差は3にまで開いてしまった。グリンは両リーグトップ独走の11敗目だ。復帰2戦目の劇団ひちょりはまだ覚醒には至らず、4タコ。田中が4安打の大爆発だっただけに、悔やまれるブレーキだ。交流戦で調子を落としていた西武だが、効果的な一発が飛び出すなど、打線はすっかり復調。投手陣はまだピリッとしないが、それを補って余りある打線の勢いがチームを立ち直らせている。

◆E4−0M◆
楽天先発・片山は荒れ球が幸いして、的を絞らせず、7回まで2安打無失点の好投を展開。一方、ロッテ先発・大嶺も負けじと6回を2安打無失点に抑えていたが、7回、フェルナンデス,山崎武と連打を浴びると、ショートに犠打を許して、二、三塁のピンチ。ここで高須にタイムリーを浴び、ついに先制点を献上すると、これでガックリきたか、続く横川に3号3ランを叩き込まれて、無念のKO。一気に4点のリードを貰った片山は残り2回も無難に抑え、プロ初勝利を完封で飾った。

ノムさんの秘蔵っ子・片山が2度目の先発登板で散発3安打完封と言う見事な内容で花を開かせ、貯金消滅の危機を救った。今季初先発の大嶺もよく投げたが、あと一歩粘りきれずにプロ初勝利を掴むどころか、初黒星を喫する事に…。なまじ拮抗状態が続いていたので、交代機を失ってしまった感じだが、今回の片山と当たってしまったのが不運と言うしかない。この内容ならば、次の先発のチャンスも貰えそうなので、今度こそ白星を掴んで欲しいものだ。

ランキング投票にご協力下さい→ 人気blogランキング



July 01, 2008 23:35

◆G4−7S◆
序盤から点の取り合いとなったこの試合、先手を取ったのはヤクルト。まず初回に青木のタイムリー三塁打等で2点を奪うと、続く2回には川本が犠飛を打ち上げ、3点目。その裏、寿司職人ラミレスの21号ソロで1点を返されるも、直後の3回、青木が9号ソロを叩き込んで、再び3点差。追いかける巨人は4回、無死一、二塁のチャンスでまたも寿司職人ラミレスが2打席連続となる22号3ランを放ち、一気に同点。しかし、それも束の間、ヤクルトは5回に武内のタイムリー三塁打で再び勝ち越し。更に、二、三塁となった所でウィルソンが2点タイムリーを浴びせて、またまた点差は3点に拡大。以降、膠着状態に陥り、4−7の儘、土壇場9回に突入。ヤクルト守護神・林に対して、巨人は一死から寿司職人ラミレスがこの日4本目のヒットで出たものの、続く阿部がピッチャーゴロゲッツーに倒れる最悪の展開で一瞬にしてゲームセットとなった。

上原を中継ぎなんぞで恐る恐る使っている為に出来てしまった穴を埋めるべく起用された野間口はあえなく3回KO。打ってはマッスル千代の富士が4打席4三振の大ブレーキ。寿司職人ラミレスの2発4安打4打点と言う孤軍奮闘は全く報われず、またまた貯金が消滅してしまった。

◆T8−3D
2回にデラロサのタイムリーで先制した中日だが、3回、二死一塁から先発・中田が連続四球で満塁のピンチ。ここで林をファーストゴロに打ち取るも、これをT.ウッズがエラーし、同点とされる体たらく。川相不在の重さを痛感し、落胆の色を隠せない中田は続く4回にも二死満塁のピンチを迎えると、新井にタイムリーを浴び、2点を献上。しかし、直後の5回、中日は四球と連打で無死満塁とするとT.ウッズが汚名返上の2点タイムリーを放ち、同点。なおも勝ち越しのチャンスだったが、ベンちゃん,李と凡退。デラロサが歩いて再び満塁としたものの、谷繁が打ち上げて、三者残塁。すると、その裏、阪神は一死二、三塁から藤本のセカンドゴロが野選を誘い、勝ち越し。更に、代打・葛城イクローの犠飛で1点を追加。続く6回には新井のタイムリー三塁打,キュラソ星人の14号2ランで3点を加え、ダメ押し。6回から登板の久保田が2回をピシャリと抑えると、8回からはウィリアムス−藤川と繋ぐJFK揃い踏みで中日の反撃を断ちきった。

阪神と同じ10安打を放ちながら、結果は5点もの差をつけられての大惨敗。一発なしで3点取ったからと言っても、1併殺11残塁の拙攻を展開している辺り、タイムリー欠乏症に苛まれて続けている事に変わりはない様だ。守っても3失策と攻守に渡って川相不在の弊害を大露呈。これで阪神との差は7.5と拡大。この絶体絶命の状況を打破する為にも名手・川相の現役復帰が大いに待たれる所だ。

◆YB2−3C◆
案の定、求道者・前田がベンチに軟禁され、試合前から逆境に立たされた広島は先発・大竹が初回からビクビー,金城と連続タイムリーを浴びて、2点を献上。しかし、直後の2回、石原のタイムリーで1点を返した広島は4回に栗原の9号ソロで同点。そして、7回にはシーボルにタイムリー二塁打が飛び出して、ついに勝ち越しに成功。その裏、横浜は一死から石川が内野安打で出るも、痛恨の牽制死。続く相川も内野安打を放ち、大竹をKOするが、代わったシュルツの前に代打・メカゴジラが打ち取られ、同点ならず。広島は8回から横山−永川と繋ぐ必勝リレーを展開し、1点差を守りきった。

栗原の活躍や大竹の粘りの投球で広島が逆転勝ち。前回、大炎上の永川も今回はきっちり締めた。水島の呪いに苛まれている横浜相手とは言え、求道者・前田がフル欠場だと言うのに、借金完済へリーチをかけてしまった事は果たして、喜んでいいものか…。まったく松田オーナーもシーズン半ばに余計な事を言ってくれたもんだ。

◆Bs4−1H◆
ソフトバンクは初回、一死満塁と絶好のチャンスを掴むも、大村,長谷川と連続三振に倒れて、先制ならず。すると、その裏、偽バファローズは一死から阿部,カブレラと連打を浴びせると、ローズが19号3ランを叩き込み、3点を先制。2回以降、立ち直りを見せていた杉内だったが、6回、濱中に7号ソロを被弾し、4点目を献上。偽バファローズ先発・小松は走者を出しながらもあと一本を許さず、7回まで無失点の好投。8回に菊地原が松中に被弾し、更に、一死一、二塁のピンチを迎えたものの、松田をゲッツーに仕留めて、凌ぎきると、9回には守護神・加藤が三者三振の快投で締め括った。

プロ入り以来、対偽バファローズ戦無傷の8連勝中だった杉内が立ち上がりをつかれて、ついに初黒星。ソフトバンクは初回の満塁のチャンスを生かせなかった事で流れを掴みきれなかった。偽バファローズは2回以降僅かに3安打で初回の3点が大きくモノを言った。久々の先発登板となった小松も好投で1ヶ月半ぶりの5勝目。結局、しばらく中継ぎに回されていたのは交流戦仕様だったのだろうか…。明らかに、後ろに回す先発要員のチョイスを間違えていた気がするのだが…。

◆F7−12L
西武は日本ハム先発・スウィーニーの立ち上がりをつき、初回にブラゼルの20号2ランで先制すると、2回には4連打と栗山の犠飛で3点を追加し、早くも5点のリード。しかし、その裏、日本ハムが猛反撃。まず先頭の高橋が5号ソロで反撃の狼煙を上げると、スレッジが死球を食らった後、小谷野は三振に倒れるも、鶴岡,金子誠と連打を浴びせて2点目。更に、一軍復帰の劇団ひちょりが四球を選んだ後、高口が2点タイムリーを放ち、1点差。二死後、稲葉にも2点タイムリーが飛び出し、この回一挙6点を奪って逆転に成功。6−5の儘、迎えた6回、西武は二死一塁から中島のタイムリー二塁打で同点とすると、ブラゼルが歩いて一、二塁となった所でG.G.佐藤が19号3ランを叩き込み、一気に3点を勝ち越し。8回には2点,9回にも1点を加え、試合を決定付けた。

日本ハムは折角、5点差を跳ね返したと言うのに、出る投手出る投手悉く火だるまで終わってみれば、再び5点差をつけられての黒星。石井一が2回もたずにKOとなりながら、小刻みに投入されたリリーフ陣がきっちり抑えた西武とは対照的だった。劇団ひちょりは水島の呪いによる骨折から約1ヶ月ぶりに戻ってきたが、4の1と復帰初戦は地味な結果に終わった。

◆E2−7M◆
楽天先発・朝井に対して、ロッテは初回、フクーラのタイムリーで先制すると、続く2回には西岡の犠飛で2点目。更に、3回にはベニー松山,サブローと連続タイムリーを浴びせて、3点を追加。5回にはまたもサブローにタイムリーが飛び出すと、今江も犠飛を打ち上げ、7点目。朝井はこの回限りで降板となった。立ち上がりは不安定だった清水だが、尻上がりに調子を上げていき、楽天打線を翻弄。6回に無死二、三塁から2つの内野ゴロで2点を返されたものの、落ち着きを失う事なく、投げ続け、完投で6勝目をマークした。

今季唯一となる盛岡での公式戦。先日の大地震の被災者を励ますべく「頑張ろう!東北」と「がんばろう神戸」のパクリステッカーをヘルメットに貼って臨んだ楽天だったが、結果は朝井の背信投球で無念の惨敗。一方、前回7失点と打ち込まれた清水だが、今季5度目の完投を初の無四球で飾り、汚名を返上。打っては効率のいい攻撃で着々と加点し、楽天のモチベーションを奪い取った。

ランキング投票にご協力下さい→ 人気blogランキング



Amazon Search
サーチ:
キーワード:
Amazon.co.jp のロゴ
Clock Link
プロ野球Freak
Recent Comments
Amazon.co.jpロゴ
  • ライブドアブログ