April 2008
April 03, 2008 22:25
◆G6−5D◆
泥沼の連敗ロードから抜け出せない巨人はこの日も劣勢。先発・金刃が2回に森野の犠飛,3回に李のタイムリー二塁打で序盤から2失点。4回にガッツの今季初アーチで1点差に追い上げたのも束の間、直後の5回、ベンちゃんに川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに移籍初アーチとなる3ランを叩き込まれて、この回限りで失意のKO。敗色濃厚に見えた巨人だが、7回に異変が起きる。阿部,坂本の連打の後、脇谷,代打・キムタクと倒れ、二死。またもチャンスは潰えるかと思われた矢先、マッスル千代の富士が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに今季初アーチとなる3ランを叩き込むと、続く亀井も川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへ運び、一気に同点。更に、ガッツが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに2打席連続となる勝ち越しアーチを放ち、中日先発・人斬り抜刀斎をKO。ようやく勝ちゲームで出番が回ってきた豊田とクルーンでこの1点のリードを守り抜いた巨人は辛くも今季初勝利を手にした。
恐るべき一発依存野球。裏で水島新司が演出でもしているのだろうか? 両軍揃って一発が出ないと如何ともし難い野球なので、川相不在を痛感するばかり何とも欝である事よ…。待望の初勝利となった巨人だが、沈黙していたガッツが2発含む4安打とようやく覚醒したのは大きい。今季初スタメンとなった亀井があそこで一発放つとは、起用した若大将も嬉しい誤算だろう。
◆C4−2T◆
スタメンから下げる事がいかに愚行かを痛感したのか、ブラウン監督は求道者・前田をスタメン起用。先発・ルイスが3回までに2失点と苦しい立ち上がりとなったが、その裏、石原のタイムリーで1点差とした広島は5回、またも石原が2点タイムリー二塁打を放ち、逆転に成功。更に、この後、理不尽なスタメン落ちの鬱憤を晴らすがごとく、求道者・前田にもタイムリーが飛び出して、4点目。リードを貰ったルイスは中盤以降立ち直り、7回まで投げきると、横山−コズロースキーと繋いで、阪神の反撃を断ちきり、ようやく今季初勝利。ルイスも来日初白星,コズロースキーは来日初セーブをマーク。阪神の開幕からの連勝は5でストップした。
やはり、求道者・前田がいるかいないかでは打線の迫力が違う。スタメン復帰できっちり2安打放つ辺りは流石だが、折角、打撃好調なのにブラウン監督の気紛れでチョロチョロと外されて、調子を崩したらと思うと気が気でない。ともあれ好調の阪神を止める形で白星を掴んだのは大きい。ここから何とか巻き返しを果たして貰いたいものだ。敗れた阪神だが、アポリー中尉が2回無失点と地味にアピールしたのが嬉しい。杉山がこのザマだし、もう少しアピールを続ければ、先発ローテに食い込めるチャンスは十分ある筈だ。
◆YB3−6S◆
壊滅的に相性の悪い開幕戦を突発的勤続疲労と言う訳の分からない理由で回避したハマのチンピラがようやく今季初登板。4回までは0点に抑えていたが、先制して貰った直後の5回に飯原に同点被弾。7回には四球でピンチを作った挙げ句、福川に2点タイムリーを許し、KO。8回にはガイエルの2号2ランで突き放された横浜は村田の2号2ランで追い上げるも、9回に武内のタイムリーで試合を決定付けられた。ヤクルト先発・石川は7回1失点で開幕2連勝。横浜はヤクルトを3本も上回る12安打を放ちながら、拙攻に泣いた。
金城が2安打,村田が3安打,メカゴジラに吉村も2安打と中軸にこれだけヒットが出ていながら、僅か3点しか取れないとは…。吉村の後ろの小関もこういう時に打てばいいものを肝心な時にノーヒット。どうでもいいい場面にヒットを無駄打ちしているだけで全く活躍している感がない。ともあれ、苦しんでいた村田,吉村に当たりが出てきたのは救いだ。
◆H2−6F◆
ニコースキーにストッパーとしてのメドが立ち、スタンドリッジが先発ローテ落ちとなった事で、ガトームソンがようやく本来の先発マウンドに復帰。2回までは無難に抑えていたが、3回、四球2つでピンチを作り、田中に走者一掃の三塁打を浴びるなど、3失点。6回には糸井にタイムリーを許し、4失点KO。一方、ダルビッシュは5回までノーヒットの快投を展開。ソフトバンクは7回に4連打で2点を奪い、開幕から続いていたダルビッシュの連続無失点記録を24でストップさせたが、9回にニコースキーが自らの拙守でダメ押しの2点を許し、首位陥落となった。
昨日、爆発したソフトバンク打線だが、その勢いを簡単に止められた。ダルビッシュ相手じゃ仕方ないが…。7回無死満塁から2点を取って、その後、続かなかったのが勿体なかった。折角、先発に戻ったガトームソンはやはり、養毛剤パワーがないとダメなのだろうか。
◆E9−1M◆
楽天の勢いが止まらない。0−0で迎えた3回、フェルナンデス,山崎武の連続アーチ等で一挙に5点を先制し、先発・久保を早々とKO。5回には「プロ失格だから頭を丸める」とかほたえていたくせに丸めず、顰蹙を買いまくったゴーグルの性根を叩き直すべく山崎武が2打席連続となる3ラン。6回にはフェルナンデスの犠飛でダメ押しの9点目。投げては先発・岩隈が7回を散発2安打無失点の好投。吉崎を挟んで、9回にグスマンが9試合ぶりに登場したが、不要人材として散々にシメ倒された上、しょーもない場面で引っ張り出されて不機嫌この上ないグスマンはボークをかましてピンチを作った挙げ句、絶不調のフクーラにタイムリーを許して、完封リレーを粉砕。だが、大局には全く影響なく、楽天は球団記録を更新する7連勝でついに単独首位に躍り出た。
楽天の投打の噛み合いっぷりが凄まじい。通算300号を含む2連発と山崎武もいよいよエンジンがかかってきたが、最後の最後で水を差すグスマンのいじけた投球には笑わせて貰った。散々言っているが、グスマンは先発に戻した方がいいのではなかろうか。まぁ、先発の駒もだんだん揃ってきたもんだから、先発ローテにも居場所があるか微妙ではあるのだが、それでも今よりはマシな筈だ。それにしても、バレンタインの伊藤,アブレイユの使い方が相変わらず、訳が分からない。何で8点比せハインドで伊藤,9点ビハインドでアブレイユを使う必要があるのか? ついでに言えば、高木も出す必要は全くなかった。今日は禊ぎを果たさなかったゴーグルを最後まで晒し者にするお仕置き登板で良かったんじゃないかね…。
◆Bs3−4L◆
すっかりエース格に成長した金子が涌井相手に互角の投手戦。しかし、4回までパーフェクトに抑えていた金子が5回に細川に2点二塁打を許し、ついに先制点を献上。2点を追う偽バファローズは7回、一死二、三塁のチャンスを作り、涌井をKO。更に、2番手・小野寺を攻め立て、木元の2点タイムリーで追いつくと、全く役に立っていなかったラロッカが打てないならばと決死の押し出し死球を食らい、勝ち越しに成功。しかし、何を血迷ったのか、コリンズ監督は8回から金子を下げてしまうと、2番手・本柳が連続二塁打であっと言う間に追いつかれ、3番手・菊地原もブラゼルに勝ち越し二塁打を許して、その儘、逃げ切られた。
今日のビッグボーイズのコーナー♪ ラロッカ3タコ,ローズ4タコ,カブレラ3タコで締めて10タコ…。酷い、酷過ぎるぜ、ビッグボーイズ! ホント、冗談でなくラロッカの押し出し死球は打てないから死球で貢献しようとした様に思えてしまう。それにしても、何であそこで金子代えちゃうかなぁ。涌井は涌井で2失点ながらまたも勝てず、こちらも何とも不憫だ…。
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April 02, 2008 22:26
◆G0−3D◆
表ローテになっても連敗が止まらない巨人は昨年の勝ち頭・内海に全てを託す。一方、中日の先発はあと7勝と迫る200勝を目指す山本昌。今季中の200勝を達成する為にも初戦は勝っておきたい山本昌だが、2回、寿司職人ラミレスを打ち取った所で背中に張りを訴え、あえなく降板。早くも今季中の200勝に赤信号が灯ってしまった。しかし、中日にとってはこれが僥倖。緊急登板となったウッチャンが巨人打線に付け入る隙を与えない完璧な投球を展開。内海も4回まで僅かに1安打。5回もベンちゃん,中村紀と連続三振に斬ってとったが、ここから森野に痛打されると、谷繁に痛恨のタイムリー二塁打を許して、先制点を献上。6回にもベンちゃんに犠飛を許し、この回限りでKOとなった。終盤には連敗地獄で一向に出番のなかった豊田,クルーンが負け試合にも拘わらず、ようやく登場したが、移籍初登板のクルーンは谷繁にダメ押しタイムリーを浴びる始末。中日はウッチャンが5回2/3を1安打の見事なリリーフを見せた後、鈴木−岩瀬と繋いで完封リレー。ウッチャンは4年目で悲願の来日初勝利をゲット。巨人は球団ワーストの開幕5連敗となった。
山本昌離脱の穴はウッチャンで埋まる事が確定か? ケガの具合も気になるが、戻ってきてもウッチャンの台頭により、出番が抑えられたりしたら、いよいよ200勝は難しくなってくる。とにもかくにも早期復帰を願うばかりだ。それにしても散発2安打と相変わらず、打てない巨人打線。クルーンもあっさりダメ押し点を許すなど、、巨人の金満大補強はたとえバランスのいい補強であろうとも、空回りする宿命なのか?
◆C2−4T◆
何とか初勝利をあげたい広島だが、ブラウン監督は依然として懲りていないのか、求道者・前田をまたもやスタメンから外す暴挙に打って出た。初回、シーボルのタイムリーで先制したものの、直後の2回に先発・宮崎が鳥谷に2ランを被弾し、あっさり形勢逆転。この後、阪神は矢野の犠飛等で中盤に2点を追加。相変わらず、JFKに繋ぐ気満々の阪神先発・下柳は7回2失点と先発の責任を果たすと、久保田−藤川と繋ぐ必勝リレーで開幕5連勝をマークした。
昨年は中継ぎに適性があるなどと、誤った評価をされてしまった宮崎が今季は開幕から先発と言う事で期待していたのだが、苦い結果に…。それにしても、何故、ブラウン監督は求道者・前田を外すのか? 左の下柳だから…って、代わりに左の嶋を出してる辺り、訳が分からない。そもそも、求道者・前田に相手投手の右も左も関係ないっちゅーねん! 求道者・前田を外して、得点力を落として負ける…と言うパターンはもう勘弁願いたい。一方、5連勝と快進撃の阪神だが、久保田も藤川も早くも4試合目。今年は100試合登板でも目指しているのか?(北京に拉致されるから、それは無理か…)
◆YB4−8S◆
好調・ヤクルト打線が序盤から爆発。ガイエルの1号2ラン等で早くも4点をゲットすると、3回にも宮本の犠飛等で2点を追加。新人王を狙う増渕は大量援護を貰った矢先に村田に3ランを叩き込まれるが、何とか後続を断ち切り、5回まで投げきって、リリーフ陣にバトンタッチ。ヤクルトは6回から萩原−押本と繋いで、最後は林が締めて逃げ切った。
増渕、5回3失点と微妙な内容ながらも、とにかく白星を掴み、新人王獲りへ大事な一歩を踏み出した。対する横浜先発・土肥は2回4失点KOと相変わらず、巨人戦限定好投手ぶりを遺憾なく発揮。だからと言って、巨人戦しか使わない訳にもいかないのだが…。尚、狂い咲きしながら、チームの勝利には全く貢献していなかった為、誰にも気付いて貰えずにいた小関は虚しくなったのか、3タコに終わった。
◆H9−0F◆
デーゲームで楽天が勝利し、負ければ、首位陥落となるソフトバンクだが、いきなり飛び出したハマのスペランカーの先制3ランで主導権を握ると、3回には2点、4回には4点と打線が繋がり、日本ハムを圧倒。投げては先発・大隣が安定した制球で日本ハム打線を翻弄し、結局、散発2安打でプロ初完封を達成した。
不振だった川崎,松中がマルチ安打を放てば、伏兵・井手が猛打賞など、ようやく目覚めたソフトバンク打線。まぁ、日本ハム先発が吉川なので、手放しで喜べるものでもないのだが…。そんな中、松田は5タコ4三振と一人沈黙。復帰間近の小久保は当面、DHの予定らしいが、このままではサードの定位置も奪われかねないので、奮起を期待したい。それにしても、今季の大隣は素晴らしい。
◆E6−3M◆
連勝の火付け役となった永井がまたまた好投。3回を除く毎回走者を出しながらも、要所を締める粘りの投球で8回まで1失点。完投目前の9回に橋本に被弾した後、あと一人と言う所で内野安打を連発されて、無念のKOとなったが、新ストッパー候補の青山が最後を締めて、球団初の6連勝。打っては清水相手に初回から4長短打で4点を奪うなど、常に主導権を握り続ける投打の噛み合った試合運びだった。
破竹の連勝が止まらない。開幕4連敗した日にゃ、また常連の指定席に居座り続けるシーズンか?と思われたが、いらぬ心配だった。安定した先発投手が3人いると、連敗も少なく、それなりの勝率をキープ出来るだろうし、今後もパ・リーグの台風の目になりそうな予感。とりあえず、あまり躍進すると、水島氏に目をつけられるので、終盤までは首位を背走するくらいに留めておく方が無難かも…。で、いい加減、グスマンを見たいんだが…。ところで、9回一死一塁の場面で竹原が二盗を決めたのだが、嶋が投げる意思を見せなかった為に、「大量得点差があって、守備側が阻止行動を見せなかった時の盗塁は記録されない」イカれルールが初適用された模様。4点差が大量リードなのか? 逆転を狙うべく攻撃を繋げる為、ゲッツー阻止の状況を作りたかったから(竹原談)と言う明らかに大局に影響を及ぼす狙いのある盗塁ですら記録されないとなれば、今後もこのイカれルールは適用されまくるのかもしれないと思うと欝になった。また、ゴーグルは結局、頭を丸めず「プロ失格」などとぬかした自戒の覚悟は大した事がなかったらしく、大いに幻滅させられた。
◆Bs1−5L◆
初回に中島のタイムリーで先制した西武は2回には内野ゴロの間に2点目。更に、3回にはブラゼル,4回には中村に一発が飛び出し、4イニング連続得点。中村は6回にも2打席連続アーチを叩き込み、試合を決定付けた。投げては先発・岸が7回を1失点の好投で2勝目をマークした。
あまりにもビッグボーイズが打てないので、最近、いかに打てなかったかをチェックするのが楽しみになってきた。今日はローズは2安打を放ったが、ラロッカは4タコ,カブレラも2三振含む4タコと全く復調の気配を見せない。それでもクリーンアップに置くしかないので、得点力が一向に上がらないと言う負のスパイラルが止まらない。昨日、劇的なグランドスラムを放った浜中も4の1と微妙な結果。日高が頼りになってしまう辺り、どれだけ偽バファローズ打線が打てないか分かると言うものだ。
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April 01, 2008 23:05
◆G3−4D◆
対中日3連戦に照準を合わせる為、ヤクルトをナメくさって裏ローテをぶつけてみれば、悪夢の3連敗。もうこれ以上連敗を伸ばせない状況でエース・上原を先発マウンドに送り込んだ巨人は初回にガッツ,阿部のタイムリー,2回にはマッスル千代の富士の犠飛で早々と3点をリード。川相不在で全く元気のない中日打線だったが、4回、ガッツのエラーに乗じて1点を返すと、6回には川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに李が2ランを叩き込み、ついに同点。巨人が3回以降、内野安打1本と完全に沈黙している隙に、土壇場9回、中村紀が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに2号ソロをぶち込んで、中日が勝ち越しに成功。待望のリードを奪った中日は守護神・岩瀬を投入し、逃げ切りに成功。巨人は球団ワーストタイの開幕4連敗となった。
相変わらず、一発依存野球しか打つ手のない中日にもうんざりだが、そんな野球に脆くも敗れてしまうこれまた一発依存野球の巨人にもうんざり。川相を失ったチームと言うのは、こうも淡泊で脆いものなのか…。表ローテをぶつけて置きながら、いきなり黒星。そこに至るまでに3連敗と言うのは完全に誤算なのだろうが、それが故にこの逆転負けは巨人にはかなりショックだろう。一体、いつになったらクルーンの出番が来るのか? 早いトコ、クルーンが使い物になるのか否か見極めたいものである。
◆C3−5T◆
求道者・前田をスタメンから外すと言う暴挙で惨敗を喫した事をブラウン監督も反省したのか、この日は求道者・前田がスタメン復帰。いきなり先発・高橋がキュラソ星人に被弾するなど、3点を先制されたが、その裏、求道者・前田はスタメン落ちの鬱憤を晴らすタイムリー。立ち直りかけていた高橋だったが、5回に4連打で2点を失い、失意のKO。この後、広島はオチョア,栗原のアーチで追い上げたが、最後は藤川の前に三者三振を喫して、開幕3連敗。
求道者・前田が2安打,不振の栗原に待望の一発と明るい材料はあったが、高橋がダメ過ぎた。果たして、巨人とどちらが先に勝てるのか? 阪神はキュラソ星人があわやサイクルの大活躍で2000安打まであと6本。2安打2四球とキュラソ星人をアシストした新井も1000安打までこれまたあと6本と迫った。藤川は相変わらず、安定しているが、2試合続けて被弾の久保田は少々心配だ。
◆YB9−6S◆
恨み骨髄の巨人を3タテし、息巻くヤクルトはこの日も巨人憎けりゃ、元巨人まで憎いとばかりにカリメロ相手に4回までに4得点。経歴が似ているからとグライシンガー級の期待をされている新助っ人・リオスが4回まで無失点の好投を展開していたが、確か開幕第2戦のグライシンガーは6回3失点で勝敗つかずに降板だった筈…などといらぬ事を思い出してしまい、5回に6連打を浴び、4失点。6回にもボーク絡みで勝ち越し点を許し、結局、6回5失点で降板と言うグライシンガー以下の結果に終わった。青木の2ランで再びリードを奪ったヤクルトだが、8回、3番手・花田が5連打で4点を失う大乱調で逆転負け。横浜新ストッパー・ヒューズはようやく来日初セーブ。
ノムさんを上回る実働27年と言う日本新記録を達成したカリメロだが、5回4失点と言う苦い結果に。中盤まで完全に主導権を握っていたヤクルトはリオスの余計な微調整が裏目に…。再び奪ったリードを守りきれないなど、やはり、後ろの投手への不安は拭いきれないのが心配だ。それにしても、3戦連続マルチ安打中の小関は今度は足を生かした内野安打2本含む3安打。一体、この狂い咲きぶりはどうなっているのか? あまりにも好調過ぎるので、そろそろ三塁ベース辺りを踏み外しやしないかと気になって仕方がない。
◆H0−6F◆
武田勝,新垣の両先発が互いに譲らず、6回無失点の好投を展開。均衡が破れたのは7回。日本ハムは一死三塁から稲田のタイムリーでついに先制。これで流れを引き寄せた日本ハムは続く8回には稲葉がタイムリー三塁打。4番に抜擢された高橋が2号2ラン。9回には田中に走者一掃のタイムリー三塁打が飛び出して、ダメ押し。最後は武田久−MICHEALと繋ぐ必勝パターンで完封リレーを達成。日本ハムは西武と入れ替わりで最下位を脱出した。
この日は伝家の宝刀・暴投も犯さず、粘り強く投げていた新垣だが、打線に見殺されているうちに、ボーク2つと新たな必殺技を完成させてしまい、無念のKO。ソフトバンク打線も散発3安打では如何ともしがたいだろう。川崎と松中に当たりが出てこないと、やはり厳しい。そろそろと思われる小久保の復帰が待ち遠しいものだ。一方、日本ハムは5回から8回までに5犠打を集中させるなど、徹底したスモールベースボールでプレッシャーをかけ、新垣を打ち崩した。4番を下ろされたスレッジが意地の2安打。新4番の高橋が2ランと打線組み替えも奏功。今年の高橋は当たっているので、4番固定でもいいかもしれない。
◆E7−4M◆
何故か平日の真っ昼間から行われたこの試合。例によって、グスマンを使いたくないオーラを漂わせるノムさんのプレッシャーに苛まれる一場さまは3回、連打でピンチを作って、先制点を献上。しかし、連勝モードで勢いに乗る楽天は4回に礒部の犠飛で追いつくと、5回には藤井のタイムリー,高須の2ランで3点を勝ち越し。4回に三者三振を奪うなど、立ち直りの兆しが見えていた一場さまだったが、6回に4本の集中打で同点を許し、あえなくKO。同点で迎えた7回、楽天はフェルナンデスの3ランで一気に勝ち越し。あくまでグスマンを使いたくないノムさんは小山−青山と繋いで逃げ切り、5連勝。楽天は球団創設時の開幕戦で勝って以来、1102日ぶりの貯金をゲットした。
一場さまは期待を裏切ったが、追いつかれても突き放しての連勝は今季の楽天の地力の高さが窺える。それにしても、徹底してグスマンを使わんなぁ〜。小山が使えないからグスマンを抑えにした筈なのに、その小山を使ってでもグスマンは使わない。先発再転向の話とか出ているのだろうか? 一方、バレンタインは伊藤とアブレイユの使い方が相変わらず、意味不明。勝負所に出てきては、悉く勝敗を決定付けられるゴーグルは自分こそが「プロ失格」である事を自覚し、頭を丸める事を決意した模様。
◆Bs10−6L◆
偽バファローズ先発・光原が一死も取れずに5失点KO。壊滅的貧打を誇る偽バファローズ打線とあって、早くも勝負は決したかと思われた。しかし、こちらもピリッとしない西武先発・オツに対して、偽バファローズはジワジワと追い上げる。そして、3点差で迎えた5回に飛び出した浜中の待望の移籍初アーチが価値ある逆転グランドスラムとなって、オツをKO。更に、偽バファローズは8回には4長短打で4点を奪い、大量10点をゲット。初回は猛攻を見せた西武だが、これで気が緩んだか、2回以降はさっぱりだった。
ようやく爆発した偽バファローズ打線。不振のラロッカも3安打と気を吐いたが、ローズは2三振含む4タコ,スタメン復帰のカブレラもタイムリー1本出たものの、2三振とまだまだ復調したとは言いきれない。前回2回もたなかった光原は今度は1回すらもたずにKOでローテ落ちの危機。緊急登板となった山本が5回無失点と見事なロングリリーフで先発ローテへ殴り込みか? オツも前回7失点、今回6失点と立て続けの乱調ぶりは気がかりだ。
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