October 2007

October 03, 2007 21:14

◆G1−3YB◆
昨夜に優勝を決めた事により、巨人の先発マウンドには当初、登板予定だった春風亭半ケツではなく、新人王を狙う金刃が上がった。しかし、若大将・原監督には金刃の新人王を全面支援する気はなかった様で、ガッツ,松田記者をスタメンから外し、ゴンザレス,李,ホリンズと言う助っ人クリーンアップを構成。初回に一死一、二塁から李のタイムリーで1点を先制した巨人はなおも、二死後、矢野が歩いて満塁としたものの、脇谷はサードゴロに倒れて、三者残塁。2回以降は横浜先発・那須野の前に一人の走者も出せない体たらく。それでも新人王へ執念を燃やす金刃は立ち上がりから落ち着いた投球で7回まで散発4安打無失点の好投を展開。しかし、若大将・原監督は何の嫌がらせか、8回から久保にスイッチするも、これが大誤算。いきなり先頭の代打・藤田を歩かせると、一死後、相川に痛打され、一、二塁。ここで金城をセカンドゴロゲッツーに打ち取り、チェンジ…と思いきや、守備固めで入っていた筈の古城が一塁へ悪送球をかまし、攻撃続行。すると、ここで村田に左中間スタンドへ34号逆転3ランを放り込まれて、金刃の8勝目は消滅。結局、巨人は横浜の継投の前に2回以降パーフェクトに抑え込まれる不甲斐なさで最終戦を黒星で終える事となった。肩を並べていた上園が8勝目をあげた事を考えると、金刃の新人王は大きく遠のいたと見ていいだろう。

◆S0−3T◆
ヤクルトの先発は金村(日本ハム)の師匠・伊集院光が「合体変形ロボみたいな名前で凄ぇかっこいいから」と言う理由で一押しの新助っ人・グライシンガー。春風亭半ケツが登板を回避した事により、7回2/3を無失点で切り抜ければ、防御率トップに立つ所だったが、2回、ゼブラ今岡に4号ソロを痛恨被弾。続く3回には四球で出したジュビロ野口を二塁に進められた所で桜井にタイムリー二塁打を浴び、2点目を献上。更に、田中浩のタイムリーエラーで自責点はつかないものの、3点目を献上。一方、新人王を狙う阪神先発・上園は荒れ球が奏功し、走者を出しながらも、バッタバッタと三振の山を築き、7回まで無失点。8回からは久保田−藤川と繋ぐ完封リレーで上園はルーキートップとなる8勝目をあげ、新人王へ大きく前進した。藤川はプロ野球タイ記録の46セーブ目。

◆M7−5H◆
負ければ3位が確定するソフトバンクだが、優勝を逃した以上、アジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦などと言うエキシビジョンマッチをどこの球場で開催する事になろうが、知った事ではないのか、先発・大隣が初回から竹原のタイムリー,里崎の14号2ランでいきなりの3失点。防御率1点台の成瀬相手に絶望的な点差をつけられたかと思いきや、2回に柴原の犠飛で1点を返すと、4回には田上が9号ソロ、5回にはハマのスペランカーが13号ソロを叩き込んで、同点。下手に投げ続けると涌井に並ぶ最多勝どころか、防御率のタイトルすら逃しかねないと慌てふためいたバレンタイン監督はこの回限りで成瀬を降板させる。その裏、今江に一発が飛び出して、成瀬の最多勝の可能性は残ったが、8回一死から登板した4番手・荻野が連打でピンチを作った挙げ句、アダム,大村と連続タイムリーで逆転を許し、成瀬の白星は消滅。しかし、その裏、ロッテは一死満塁からサブローが走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、逆転に成功。8回途中から登板の薮田が9回もきっちり抑え、ロッテは2位が確定した。

◆E5−1F◆
稲葉がスタメン復帰したものの、今度は青波の長瀬がスタメンから外れるなど、ただでさえ貧弱な打線をより弱体化させるオーダーが続く日本ハム。これ幸いと、新人王を狙う悪の温床・楽天先発・田中は3回まで無失点と上々の立ち上がり。悪の温床・楽天は3回、フェルナンデスの走者一掃タイムリー二塁打で待望の2点を先制。リードを貰った田中だが、5回、ミスタースナイパー・坪井,高口と連続三振に取りながら、金子誠に痛打されると、劇団ひちょりを歩かせ、一、二塁となった所で田中賢にタイムリーを浴び、1点を献上。しかし、これで目が覚めたか田中は6回一死から5連続三振と気迫の投球を展開。何とか田中を援護したい悪の温床・楽天は7回、2つの死球で貰ったタナボタのチャンスにプロ初スタメンとなる枡田がプロ初打点となる走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、貴重な2点を追加。更に、この後、フェルナンデスにも犠飛が飛び出して、5点目をゲット。これで一気に楽になった田中は13三振1失点完投で11勝目をあげ、ライバル・岸に1差をつけた。悪の温床・楽天は球団史上初の4位が確定。

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October 02, 2007 21:23

◆G5−4S◆
名手・川相を無為に引退に追い込んだツケが回って、中日が痛い黒星を喫した事により、5年ぶりのV奪回へ王手を懸けた巨人。まずまずの立ち上がりを見せていた先発・内海だが、3回、簡単に二死を取ってから、青木,田中浩と連打を浴びると、ここで史上初の3ヶ月連続月間MVPに輝いた寿司職人ラミレスに29号3ランを被弾。3点を追う巨人はその裏、当ブログ推奨助っ人・ゴンザレスが12球粘っての3号ソロで1点を返すと、続く4回には一死二塁から李が同点30号2ランをぶち込んで、史上初の左打者30発カルテットが完成。しかし、直後の5回、ヤクルトは川本の二塁打の後、ガッツの走塁妨害,青木の四球で無死満塁とすると、田中浩はショートゴロゲッツーに倒れるも、この間に川本が勝ち越しのホームイン。その後、両軍必死の継投策を展開し、3−4の儘、土壇場9回へ突入。この回からマウンドに上がった館山に対して、先頭のガッツが死球で出塁。しかし、代走・鈴木尚が牽制に引っかかって憤死する大チョンボ。この後、李が四球を選び、打席にはニックン。恐怖のゲッツー量産マシンぶりを極度に恐れた若大将・原監督はここで何と犠打を指示。この状況でアウト1つを潰してまで図ったこの作戦が結果的に奏功する事になった。一塁が空いた事で阿部は敬遠されて一、二塁。ここで代打・矢野の何もしなければセカンドゴロだったかもしれない打球を館山がグラブを伸ばして弾いてしまい、矢野は一塁へ執念のヘッドスライディングで内野安打を勝ち取り、館山をKO。二死満塁でマウンドに上がった花田に対して、清水はセカンドベース付近への高く弾んだゴロ。清水も執念のヘッドスライディングを敢行するが、その必要はなかった。守備には定評のある宮本がよもやの一塁悪送球を犯し、ボールが転々とする間に二塁走者・阿部が一気に本塁を陥れ、5年ぶり31度目のリーグ優勝を5年前と同じサヨナラゲームで飾った

◆YB5−0T◆
優勝が消え、Aクラスが確定した事で張り合いがなくなってしまった阪神に対し、Bクラス確定ながらも戦闘意欲を失わない横浜は初回、金城のタイムリーで先制すると、続く2回には高崎のタイムリーの後、一死満塁からまたも金城が犠飛。更に、田中シュータのタイムリーエラーでこの回、3点を追加。その後、しばらく拙攻が続いたが、6回、この日大当たりの金城がライトスタンドへ14号ソロを放り込み、5点目。先発のルーキー・高崎は7回を投げて、ジュビロ野口に2安打されただけの無失点と言う素晴らしい投球を展開。8回からは横山−マットホワイトと繋ぐ完封リレーを達成し、高崎は待望のプロ初勝利を手にした。

◆Bs1−2H◆
偽バファローズ先発・加藤康に対して、ソフトバンクは初回、一死から川崎が歩くと、ハマのスペランカーがヒットで繋ぎ、一、二塁。ここでブキャナンがタイムリー二塁打を放ち、先制すると、更に、井手の内野ゴロの間に2点目を追加。2回以降は全く得点の入る気配がなかったが、投手陣が粘りを見せた。先発・スタンドリッジが5回を除いて毎回走者を出しながらも、7回まで無失点で切り抜けると、8回から登板の水田も先頭打者を出しながら、ゲッツーでピンチを脱出。9回からマウンドに上がった守護神・馬原は二死から迎に今季初アーチを浴び、更に、木元,大引と連打され、一打同点のピンチを迎えたものの、最後は代打・平下を三振に斬ってとり、辛くも逃げ切った。

◆M2−1L◆
ジョニー黒木が戦力外通告されると言う衝撃に見舞われたこの日、成瀬の最多勝を援護する為にも涌井を叩いておきたいロッテは3回、一死からTSUYOSHI,早川の連打でチャンスを作ると、フクーラがきっちり犠飛を打ち上げ、1点を先制。6回には二死満塁と絶好のチャンスを掴んだものの、ワトソン博士がサードゴロに倒れて三者残塁。すると、直後の7回、ここまで3安打無四球に抑える好投を展開してきた先発・小林宏が先頭のベンちゃんを歩かせると、二死二塁となった所でG.G.佐藤にタイムリーを浴び、ついに同点。しかし、それも束の間、ロッテはその裏、先頭の今江がレフトスタンドへ8号ソロを放り込み、すかさず勝ち越しに成功。この1点リードを荻野,薮田と繋いで守りきり、7回1失点の小林宏は13勝目。涌井は2失点完投ながら援護がなく、18勝目ならず。

◆E3−11F◆
スタメンの合計本塁打が3本と言う史上最弱打線で武田勝の初の10勝を無惨に打ち砕いてしまった事を反省したのか、とりあえず、田中賢,青波の長瀬をスタメンに復帰させた日本ハム。それでも5人がノーアーチのスタメンだったが、この小粒な打線が爆発。初回から5本の単打で2点を先制すると、飯山に走者一掃のタイムリー二塁打が飛び出して、いきなり5得点。続く2回には工藤,青波の長瀬の連続タイムリーで2点を加えると、5回には飯山が2点タイムリー。7回には途中出場の稲田にタイムリー三塁打が飛び出して、11点目。先発・八木は4回に連続四死球の後、フェルナンデスに被弾して3点を失ったものの、5回を散発2安打で切り抜けると、6回からは大量リードとあって、菊地−山本と言う余裕のリレーで悪の温床・楽天の反撃を断ちきった。

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 最早、ウチの恒例行事となってきたこの時期のプレーオフ批判。当然、今年も徹底批判だ。実態は「アジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦」でしかないこのダメ企画に、今年からセ・リーグまでが愚かにも便乗してしまったのには、本当に頭が痛い。毎年、不要だ不要だと騒いでいる私だが、今年も不要であると改めて思わずにはいられない展開だったと言っていい。このプレーオフの最大存在意義は消化試合の削減に他ならない。3位以内に出場権がある為、下位に甘んじている球団にもギリギリまでチャンスが与えられる可能性が生まれるからだ。例年は3位チームが2位チームと離れ過ぎて、さして強くもない(下手をすれば勝率5割以下の)3位チームがまかり間違って、勝ち上がってしまう危険性に日本シリーズの価値が大きく下落しかねないと言う欝展開なのだが、今季は別の意味でプレーオフに疑問符が打たれる展開になった。両リーグ共々、3強3弱がくっきりと分かれてしまい(ここに来て、阪神がちょっともたつきはしたが)、最下位争いが無駄に盛り上がっている一方で、プレーオフ進出チームは早々と内定してしまった感がある。そして、その3強がシーズン終了ギリギリまで優勝の可能性を残す三つ巴状態を形成し、消化試合が殆ど発生しないと言う非常に盛り上がる展開であるにも拘わらず、それをプレーオフの存在が全て帳消しにしてしまうのだ。両リーグ揃い踏みとなったプレーオフは「クライマックスシリーズ」などと銘打っているが、今季のデッドヒートを見て、本当にクライマックスシリーズが今季のクライマックスだと言えるのか? セ・リーグが強く主張した事により、レギュラーシーズン1位チームを「優勝」とする事になった所に救いはある。しかし、それは同時に日本シリーズに優勝チームでないチームが出るかもしれない事を意味する。昨年のパ・リーグはたとえレギュラーシーズンで2,3位に甘んじてもプレーオフを制覇したチームが優勝扱いだったので、実質上はともかく、名目上の優勝チームが日本シリーズに出場する形だったが、今年からは名実共に優勝チームでないチーム同士の対決になりうるのだ。それはもう「日本一決定戦」である筈がなく、「アジアシリーズ出場権争奪戦」以外の何物でもない。選手達は優勝を目指して頑張っている。日本ハムは見事に連覇を遂げた。ダルビッシュは防御率のタイトルの可能性を捨てて、残り試合に投げる事なく、クライマックスシリーズに照準を合わせる方針らしいが、これはレギュラーシーズンを制覇した以上、日本シリーズの出場を阻まれる様な事があっては断じてならないと言う決意の表れであり、クライマックスシリーズを重視している訳ではないだろう。先日のお立ち台で上原(巨人)も「あれ(クライマックスシリーズ)はおまけみたいなもんですから」と言っていた。しかし、結局の所、レギュラーシーズンで胴上げするより、アジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦を勝ち上がったチームの方がシーズンオフでは勝ち組扱いになってしまうであろう事は否めない。もし、今、中日がどうせクライマックスシリーズには出られるから…と、下手に鞭を入れる事なく、無理して優勝を狙いに行かない様な戦いをしたならば、ファンはそれを許せるのか? 大凡のファンは決してそんな戦いを見たくはない筈だ。それだけに、レギュラーシーズンで無理に優勝を狙いに行ったツケがクライマックスシリーズに回ってきて、敗退してしまう可能性を生んでしまう制度には首をかしげずにはいられない。そもそも、代表チームならまだしも、単体チームとしてはアジア諸国とのレベル格差がまだ大きい現状で、日本シリーズよりアジアシリーズの方が先のステージ扱いなのが間違っている(単に、日程の都合ではあるのだが)。現段階ではアジアシリーズは日本にとってエキシビジョンマッチの様なものであると言っても過言ではない(その為、格下相手に絶対負けられないと言う別の意味でのプレッシャーも発生するのだが)。故に、日本シリーズはきっちり両リーグの優勝同士が戦って正真正銘の日本一を決め、その後でアジアシリーズ出場権争奪戦としてのクライマックスシリーズを開催すればいいのではなかろうか…。因みに、私が今季最も優勝を願っていたチームはソフトバンクであった為、今季はもう終戦。アジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦で必死こいてソフトバンクを応援する理由は残念ながらなくなってしまった。あとは日本シリーズが「日本一決定戦」として成立する事を祈願し、両リーグの優勝チームを応援する事になるだろう。

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October 01, 2007 21:34

◆C5−3D◆
崖っ淵に立たされている中日だが、初回からゲッツーでチャンスを潰すなど、相変わらずの拙攻モード。人斬り抜刀斎,朝倉らが予想された中、起用された先発・小笠原は2回に梵,嶋と連続二塁打を浴びて、先手を許してしまう。最早、川相不在では一発に賭けるしかないと改めて痛感した谷繁は直後の3回、ライトスタンドへ同点6号ソロ。続いて小笠原の打席を迎えると、落合監督は一死走者なしと言う場面ながら、早くも代打・清水将を投入するスクランブル采配を展開。清水将は凡退したものの、荒木が二塁打で繋ぐと、井端がライト前へタイムリーを放ち、勝ち越しに成功。その裏からは朝倉がスクランブル登板。3回はピシャリと3人で抑えた朝倉だが、続く4回、新井に痛打されると、続く求道者・前田にタイムリー二塁打を浴びて、同点。更に、梵に内野安打を許すと、一死後、倉に犠飛を打ち上げられて、勝ち越し点を献上。リードを奪われた中日は6回、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに井端が5号ソロを放り込み、またも振り出しに戻す。3−3で迎えた8回裏、中日4番手・鈴木は一死から求道者前田に二塁打を浴びせると、梵を歩かせ、一、二塁のピンチ。ここで嶋に右中間突破の走者一掃タイムリー三塁打を許して、痛恨の2点を献上。土壇場9回、広島守護神・永川に対して、中日は二死一、三塁のチャンス。ここで代打・新井弟が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はレフト頭上を襲ったものの、ルパン広瀬に好捕され、万事休す。小笠原の降板と、朝倉の登板を焦り過ぎた落合監督の継投ミスと、川相不在を象徴付ける様なタイムリー欠乏症が響き、中日は無念の逆転負け。これで巨人のマジックは1となったが、これから2日間試合のない中日は巨人が連敗してくれる事をただ祈るしかなくなった

◆YB7−9T◆
優勝を逃しながら、アジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦などと言うエキシビジョンマッチ出場へ未練を残し、眼下の敵・横浜の息の根を止めたい阪神は初回、関本,キュラソ星人のヒットでチャンスを作ると、ゼブラ今岡がレフトスタンドへ3号先制3ラン。5回には二死二塁から連続四球で満塁とすると、またもゼブラ今岡がセカンドへのタイムリー内野安打を放ち、2点を追加。しかし、その裏、関本の野選,田中シュータのエラー等、拙守でピンチを作り、1点を返されてから流れは横浜へ。6回からマウンドに上がった横浜3番手・ゲーリー川村が2イニングで5三振を奪う快投を展開すると、7回裏、横浜は防御率0点台のウィリアムス相手に2本の内野安打でチャンスを作ると金城が13号3ランを叩き込み、1点差。何とか突き放したい阪神は9回、二死一、二塁から関本,シーツ,キュラソ星人の3連続タイムリーが飛び出し、決定的な4点を追加。その裏、阪神はなまじ点差が開いた事で藤川ではなくダーウィンを投入するが、鈴木なおのり,ガッツな貴公子・仁志,相川と3連打で2点を失い、あえなくKO。結局、引っ張り出された藤川は金城をセカンドゴロゲッツーに仕留めると、続く村田には33号ソロを被弾するも、吉村をセンターフライに打ち取り、辛くも逃げ切った。これで阪神はAクラスを確定。先発・下柳は3年連続の10勝目

◆Bs4−0L◆
悪の温床・楽天の後塵を拝する事が確定している偽バファローズは西武も屈辱の道連れにせんと、やる気満々。これに対して、2年ぶりの2桁勝利へ2度足踏みしている西武先発・オツは3回まで無失点投球を見せていたが、4回、木元にタイムリーを浴びて、先制点を献上すると、何故か5回を終わった所で降板させられ、2桁勝利ならず。2番手・岡本に対して、偽バファローズは二死満塁から迎がタイムリーを放ち、2点を追加。更に、7回には3番手・ミャオから北川がタイムリーを浴びせて、ダメ押しの4点目。偽バファローズ先発の金子は西武打線に全く付け入る隙を許さず、三塁も踏ませぬ投球で今季2度目の完封で6勝目を飾った。

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 辞めた筈の大垣が東京との3連戦初戦によもやのスタメンマスク。何故か、それを予め知っていたかの様にレフトスタンドには蔵前北高校ナインが大垣の名前入りボードを掲げて大盛り上がり。前日、大垣は和島親方によって、突然、蔵前北高校のグラウンドに連れて来られていた。小次郎は今回試す事が身を結ばなかった場合に正式に解雇とすると言う約束を親方と交わしていたのだ。大垣には解雇と思わせ、野球を完全に諦めさせた上で壊れた肩の周辺の筋肉を鍛える鉄砲稽古に専念させる…と言う逆療法が小次郎の最後の賭けだった。グラウンドでキャッチボールをする様に命じられた大垣は徐々に距離を広げて行き、80mの遠投でも、全く肩に痛みが走らず、野球に逆戻りする事が決定。守備練習で復活した強肩を存分に奮う大垣に東京ナインは警戒心を強めるのだった。

 大垣偽装解雇の経緯については、先週の予想がほぼ的中。しかし、幾ら何でも鉄砲×200回×7日程度で再起不能と思われた肩が治ってしまうなんて、ミラクルにも程があるだろう。こんなんで治ったら、世の故障選手達はみんな相撲部屋に入門し、ジョーブ博士は商売あがったりになっちまうよ。里中が高校時代に腕立て伏せ1つ出来ずに苦しんでいたのがバカみたいに思えてくる。まぁ、あの時(1年の秋)の里中も相当苦しんだ様に見えて、たった2ヶ月程度で完治しているし、2年の夏は4ヶ月弱で完治,一番苦しんでない印象の3年の春が意外にも一番長い5ヶ月弱で完治と、実は大して苦しんでいなかったりするのだが…(2年半で故障状態が11ヶ月弱もあれば、十分苦しんでると言えなくもないが)。水島氏の故障描写は一見苦しそうに見えて、その回復への経緯はかなり手温い事が分かる。プロに入ってからとなると、入団当初に里中がちょっと故障した程度であとはもう誰も彼もが大きな故障には一切見舞われない鉄人ぶり。手術でメスを入れ、長期のリハビリなんて展開には誰一人なりそうもない。そろそろ里中辺り、再起不能の危機に立たされて、2年くらい棒に振ってもいいんじゃないのか? スランプもなく、故障もなく、成長も衰えもないと来ては、こいつらの野球生活には山も谷もあったもんじゃないね。ひたすら機械的に安定した数字を残し続けるマシンと言っていいだろう。それにしても、肩以外取り柄がなかった筈の大垣がそれ程、重要な戦力になりうるのか? 所詮、岩鬼と山田の一発に依存するしかない東京にとって、機動力を封じられる事がそれ程、脅威になるとは思えないのだが…。とりあえず、リードは雲竜よりはマシな様だが、今度はインサイドワークとかバッティングが四股効果で新たなパワーアップを遂げていたりするのかね? そんなバカな!?

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