August 2007
August 07, 2007 21:52
◆G3−2T◆
約4ヶ月ぶりの先発となるアゴくらだったが、初回、いきなりシーツに8号ソロを叩き込まれて、先制点を献上。しかし、その後も立て続けにピンチを背負いながら、何とか凌ぎ続けていると、4回、巨人は一死一、二塁から阿部がライトスタンドへ25号3ランを放ち、一気に逆転に成功。アゴくらは4回以降はノーヒットと立ち直りを見せると、7回は西村,8回は豊田が3人ずつ斬って取る好投を展開。9回は満を持して登場した上原がゲッツー崩れの間に1点差と詰め寄られたものの、矢野の痛烈なライナーがレフトの守備範囲に収まり、巨人は6連勝。上原はセーブのつく場面では失敗なしの20セーブ目。アゴくらはようやく移籍初勝利をマークしたものの、福田,アゴくらの台頭により、金刃の新人王への道が閉ざされはしないか心配である。敗れた阪神は4位転落。
◆D6−3C◆
山井,青木高の両先発が序盤は無難に凌ぎ、3回まで両軍無得点。迎えた4回、突如、制球を乱した山井から1安打2四球で無死満塁のチャンスを掴んだ広島はオチョアのタイムリーで均衡を破る1点を先制。なおも無死満塁のチャンスが続いたが、後続3人があえなく凡退し、三者残塁。すると、その裏、李のタイムリー二塁打であっさり同点とされる嫌な展開となったが、直後の5回、二死走者なしから栗原,新井の連続二塁打で勝ち越し。続く6回にはヒットの石原が犠打と捕逸で三塁へ進んだ所で東出がきっちり犠飛を打ち上げ、3点目。2点を追う中日は7回、谷繁,ピンキー井上,堂上剛の3連打で1点を返すと、更に、荒木が送った後、一死二、三塁となった所で新井が痛恨のタイムリーエラーを犯して、ついに同点。むざむざ流れを手放してしまった広島はこの後、T.ウッズにタイムリー,森野に犠飛,中村にタイムリーを浴びて、悪夢の5失点。一気に3点を勝ち越し中日は岡本−岩瀬と繋いで、逃げ切りに成功。広島は悪夢の逆転負けで4連敗。
◆S2−3YB◆
横浜先発・はーちゅんは初回から三者三振を奪うなど、2回までパーフェクトの素晴らしい立ち上がり。しかし、3回、先頭の飯原に二塁打を浴びると、二死三塁となった所で青木にタイムリーを許し、先制点を献上。金村(日本ハム)の師匠・伊集院光が「合体変形ロボみたいな名前で凄ぇかっこいいから」と言う理由で一押しの新助っ人・グライシンガーの前に4回まで1安打と沈黙していた横浜だが、5回、一死から吉村が15号同点アーチ。この後、二死二、三塁のチャンスは逃したものの、7回にまたも吉村が2打席連続の16号ソロを叩き込み、勝ち越しに成功。更に、二死後、相川,はーちゅん,ガッツな貴公子・仁志の3連打が飛び出して、3点目を追加。2点を追うヤクルトは8回、リグスのタイムリーで1点差と詰め寄ったが、最後はクルーンの前に三者三振を喫して、万事休す。頼みのグライシンガーまで攻略されてしまったヤクルトはこれで5連敗。勝った横浜は3位に浮上した。
◆L5−3H◆
初回、ソフトバンクが川崎のタイムリー三塁打と松中の犠飛で2点を先制すれば、その裏、西武はカブレラが18号同点2ラン。2回にソフトバンクが本多のタイムリー二塁打で勝ち越せば、その裏、西武は片岡のタイムリーでまたも同点。突き放しても追いつかれる展開に焦ったか、3回は三者三振を喫してしまったソフトバンクは4回二死二、三塁,5回一死二塁のチャンスを悉く逃してしまう。すると、その裏、西武はまたもカブレラにタイムリーが飛び出して、この試合、初めてリードを奪う。カブレラは7回にもこの日2本目となる19号ソロをぶち込んで、ダメ押し。先発・岸は6回3失点で8勝目をあげた。
◆F2−5E◆
1ヶ月白星から遠ざかっている日本ハム先発・グリンは3回まで無失点に抑えていたが、4回、鉄平に10号ソロを被弾し、先制点を献上。5回に小谷野,金子誠のタイムリーで逆転して貰ったのも束の間、直後の6回、山崎武にタイムリーを浴びて、同点。2−2で迎えた8回、グリンに代わってマウンドに上がった武田久だが、一死一、二塁からショートに走者一掃の勝ち越しタイムリー二塁打を浴び、あえなくKO。更に、3番手・歌藤が連続四球で満塁とピンチを拡大させた末、嶋にはタイムリー内野安打を許して、この回、3失点。岩隈は8回まで2失点で切り抜けると、最後は小山が3人で締めて、逃げ切った。敗れた日本ハムはこれで4連敗。
◆Bs3−0M◆
0−0で迎えた4回、牛込氏に「無理に決まってますよ! 夢よ、もう一度って事だろうけど、そんな選手が通用するほど、日本の野球は甘くないですよ」と酷評されたローズが山崎武に並ぶトップタイとなる36号ソロを叩き込み、ついに1点を先制。ローズはこれで通算3000塁打を達成。これで主導権を握った偽バファローズは5回には平野恵のタイムリー二塁打,6回には大引のタイムリーで着々と加点。1番にベニー松山を入れると言う訳の分からないロッテ打線に対し、立ち上がりはおぼつかない投球だった先発・平野佳だが、3回以降は二塁すら踏ませない完璧な投球を展開し、今季2度目の完封で7勝目。ロッテの連勝は4でストップ。
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August 06, 2007 21:38
山田を初めとする全パの面々から、アッパースイングで藤川の球を捉える事自体がまるで宝くじの当たる確率の様な散々な事を言われながらも、坂田は初球を激打。高々と上がった打球はマウンド上の天井を直撃。落ちてくる球に対して、栗原(似ていない),ガッッな貴公子・仁志(勿論、似ていない),ガッツ(全く似ていない)らが身構えるが、最終的には阿部(誰だか分からない)が処理する事に。捕れば連続三振記録が断たれるとあって、悲鳴を上げるファンとは対照的に、藤川は記録の事など気にせずに捕れる打球は捕ってくれと願っていたが、阿部は地上ギリギリまで見極めた結果、これを見送ると、打球はラインをギリギリで外に外れるファールに。藤川は捕ってくれと言っていたくせに、阿部のプレーに対して、非難も感謝もせずに淡々と投げ続け、結局、坂田を三振に斬って取るのだった。続いて打順を迎えたストーカー女はいけしゃあしゃあと殿馬にアドバイスを求めるが、さげまん女に協力する気など皆無の殿馬は「夏のソナタづら」などと適当な事をぬかして煙に巻く。全セのブルペンでは相川(微塵も似ていない)が「ストーカー女が一番嫌だな」などと言い出していた。財力に任せたストーキング行為をされ、拉致軟禁状態に遭っている殿馬の姿を目の当たりにしているだけに、こんなヤツに下手に関わりたくない…と言う意味かと思いきや、単に、セーフティバントを恐れているだけの話だった。ストーカー女は殿馬から適当な有難い訓辞を頂いたにも拘わらず、簡単に追い込まれると、3球目は図々しい事甚だしくも「くるみ割り人形 秘打花のワルツ」などとほたえて、セーフティバントを敢行するが、バットは粉々に砕かれ、「ああ〜、バット割り人形〜」などと、訳の分からない事をぬかして、あえなく三振。かくして、既定路線の8連続三振で殿馬を迎える事になった。
相も変わらず、一挙手一投足、神経を逆撫でするばかりのストーカー女。ソナタと助言されながら、何でワルツやねん! 大体、あれのどこが「花のワルツ」なのか。図々しくも殿馬の秘打を拝借しようと言うなら、ちゃんと真上からバットを叩き付ける打法をしろよ! 藤川もストーカー女のバットを砕くぐらいなら、肋骨でも砕いて欲しかったものだ。さて、山崎武から自分ならどうするかと問われた山田は記録よりも勝利を優先すると返答。山田の行動パターンから行けば、絶対見送ると思うが…。こいつはオールスターは勿論、公式戦でも見送りそうなだけに、意外な反応だった。それにしても、マッスル千代の富士の先制弾と言い、阿部の好判断と言い、一体、いつから水島氏は巨人贔屓になったのか。「さすが、阿部様。谷繁や矢野じゃ、この判断は無理だ」とは、幾ら何でも谷繁や矢野に失礼極まりないだろう。むしろ、こういう判断は谷繁や矢野に出来ても、阿部にこそ無理そうな気がするんだがなぁ…。さて、結局、試合開始前からバレバレの展開に至った訳だが、果たして、殿馬はストーカー女のさげまんパワーを打ち破る事が出来るのか!?
屈折愛―あなたの隣りのストーカー (文春文庫)
チャイコフスキー : バレエ音楽<くるみ割り人形>作品71 全曲
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August 05, 2007 22:23
◆S2−9G◆
昨日に続いて、松田記者が欠場の巨人。この日は左の石井一が相手とあって、清水ではなく、矢野が2番に入ったが、これが的中。初回、マッスル千代の富士がヒットで出た後、矢野が5号2ランを叩き込み、2点を先制。3回にはまたも矢野が二塁打で口火を切ると、続くニックンが15号2ラン。ニックンは6回にも2打席連続のアーチを浴びせると、更に、李にも20号ソロが飛び出し、ここまで全て一発による6点目を奪い、石井一をKO。更に、7回にはまたまた矢野がタイムリーを放ち、2点を追加すれば、9回には代打・大道に移籍初アーチが生まれ、9点目。ヤクルトは毎回の様に得点圏に走者を送りながら、残塁の山を量産するばかり。巨人を上回る12安打を放ちながら、11残塁の拙攻で2点しか奪えず、3タテを食らった。巨人はこれで今季3度目の5連勝。圧勝の為、出番のなかった上原の連続日数セーブは4でストップした。先発・福田は6回途中でKOされたが、1失点に留める粘りの投球で5勝目。
◆YB6−4D◆
中日先発・中田に対し、横浜は初回、村田のタイムリー二塁打で先制。2回の無死一、二塁のチャンスは逃したものの、続く3回にはまたも村田が2試合連続となる18号2ランを叩き込み、2点を追加。3回までに早くも4残塁と相変わらずの拙攻モードを展開してきた中日だが、4回、一死から李,堂上剛,谷繁の3連打で2点を返し、1点差。その裏、金城の一発で突き放されるも、直後の5回、堂上剛のタイムリー等で2点を奪い、ついに同点。4−4で迎えた7回、横浜は二死二、三塁から吉村が走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、2点を勝ち越し。最後はクルーンが締めて、逃げ切った。
◆C2−4T◆
3タテを阻止を託されたエース・黒田だが、3回一死から鳥谷に6号ソロを被弾し、先制点を許すと、更に、連打を浴びた後、自らのエラーで2点目を献上。更に、林にもタイムリーを浴びると、満塁となった所で矢野のセカンドゴロの間にも1点を失い、この回、悪夢の4失点。一方、阪神先発・岩田は3回まで無失点投球を見せていたが、4回一死から4連続シングルヒットで1点を失い、KO。更に、ここで代わった2番手・渡辺も代打・喜田に押し出し四球を与えて、2点差まで詰め寄られたが、続く代打・嶋をゲッツーに仕留めて、ピンチ脱出。5回からは杉山が2回をパーフェクトの好投を見せると、7回からはJFKに繋ぐ必勝パターンで2点差を守りきって、4連勝。広島は頼みの黒田が4回降板となり、3連敗。
◆E0−2H◆
2年越しの7連敗と言う鬼門突破へプロ入り以来、8月には1敗しかしていないエース・斉藤和を立てたソフトバンクは初回、本多の二塁打の後、川崎がタイムリーを浴びせる、電光石火の先制攻撃を展開。悪の温床・楽天先発・永井はこの後、クリーンアップを退けてから立ち直りを見せるが、4回、突如、制球を乱し、2四死球を出すなど満塁のピンチを迎えると、1割バッターの山崎には押し出し死球を与えて、やらずもがなの2点目を献上。この後、ソフトバンクは再三のチャンスを潰しまくり、13個もの残塁を築いたが、斉藤和が8回途中まで無失点で切り抜けると、藤岡−馬原と繋ぐ完封リレーを達成し、宮城での連敗をストップさせると同時に単独首位へと浮上した。
◆M5−4F◆
0−0で迎えた4回、日本ハムは一死満塁からジョーンズのタイムリーで1点を先制。なおも満塁のチャンスだったが、鶴岡,金子誠と倒れて三者残塁。すると、その裏、ロッテは一死二、三塁から里崎のタイムリーで追いつくと、続く堀が走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、2点を勝ち越し。6回には早川のタイムリー三塁打で2点を追加。4点を追う日本ハムは7回、無死二、三塁から稲葉のセカンドゴロの間に返すと、青波の長瀬が18号2ランを叩き込み、1点差にまで詰め寄ったが、反撃もここまで。薮田−小林雅と繋ぐ必勝リレーの前に後続を断たれて、3連敗で首位転落となった。
◆L5−2Bs◆
偽バファローズ先発・ユウキは初回、先頭の福地をショートゴロに打ち取るも、これを大引がいきなりエラー。これでリズムを崩したか、片岡,中島と連続タイムリー二塁打を浴びると、更に、カブレラにはレフトスタンドへ17号2ランを放り込まれて、大量4失点。一方、西武先発・涌井は3回に日高,5回に下山と被弾するも、いずれも単発のソロで偽バファローズ打線を寸断。そろそろ突き放しておきたい西武は6回、片岡のタイムリー内野安打でダメ押しの5点目をあげた。これで西武は再び5割復帰。涌井は2失点完投でハーラー単独トップとなる14勝目をマークした。クリーンアップが揃ってノーヒットと抑え込まれた偽バファローズの連勝は3でストップ。
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吾郎がJr.にポール直撃の満塁弾を浴び、サヨナラ負けを喫した日本。ダイヤモンドを一周してきたJr.が歓喜のナインに迎えられるのとは対照的に、その場にうずくまり、ナインから慰められる吾郎の姿に桃子を初め、吾郎を応援に来ていた面々もショックを隠せない。その夜、解散会が行われたが、吾郎は姿を現さない。試合後、一言も喋らずにいた吾郎の様子を気に病んでいた寿也は吾郎がホテルから出ていった事をロビーで知らされ、探しに行こうとするが、丁度、そのタイミングで吾郎が帰ってきた。吾郎はギブソンの病院へ訪ねていたのだった。面会はかなわなかったものの、手術は無事、成功に終わった事を確認し、ひとまず戻ってきたとの事。日本球界の面々は明日の飛行機で帰国予定とあって、名残を惜しむ寿也。今回の敗戦について気休めに過ぎないと分かりつつも、慰めると共に、次こそ世界一を目指そうと言う寿也の言葉に微笑みながら、部屋に戻る吾郎。その笑みに安心する寿也だったが、吾郎の本当に異変には、この時は全く気付いていないのだった
吾郎の本当の異変って何じゃ〜っ!? 単なる燃え尽き症候群とかじゃあるまいな。当初、これがラストシリーズと思われたW杯だが、どうも全然終わりそうな気配がない。これから沢村の伏線を消化する為に延々1年程、費やすに違いない…訳はないのだが、やはり、メジャーのマウンドに立つまでやるのかな。まさか次のW杯でリベンジするまで続くんじゃあるまいな…。そこまで続けるなら、小森もプロの舞台に引き上げて貰いたいもんだが、結局、寿也とポジションかぶりだからなぁ。それにしても、寿也にギブソンの手術成功を告げた時の吾郎の皮肉がなかなかキツいね。やっぱり長い付き合いだから、黒寿也化の可能性は十分想定範囲内だったのかね?
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August 04, 2007 22:16
◆S6−8G◆
左膝痛のガッツが3試合ぶりにスタメン復帰となったものの、6戦連続無安打の松田記者が今季初のスタメン落ちとなり、2番には久々に清水が入る事となった。復帰2度目の登板となるパウエルは2回に自らのタイムリーで先制点を叩き出しながら、その裏、ガイエルを歩かせた後、3連打を浴びて、あっさり逆転を許してしまう。直後の3回、ガイエルのタイムリーエラーで同点となったのも束の間、その裏、先頭の寿司職人ラミレスに被弾し、勝ち越し点を献上。更に、一死二、三塁のピンチで宮出に犠飛を許して、4点目を失ったパウエルはこの回限りであえなく降板。2点を追う巨人は直後の4回、無死一、二塁と絶好のチャンスを作るも、鈴木尚が最悪のゲッツー。代打・ホリンズは死球で歩いたものの、マッスル千代の富士が見逃し三振に倒れて、二者残塁。その裏、ガイエルの一発で3点差と突き放された巨人だが、5回、エラーで掴んだチャンスにガッツの犠飛で1点を返すと、続く6回にはまたもエラーで貰ったチャンスに清水が今季初アーチとなる3ランを叩き込み、逆転に成功。更に、この後、ガッツにも25号2ランが出て、この回、大量5点のビッグイニングを形成。パウエルは早々と降板したものの、4回以降、リリーフ陣が踏ん張りを見せ、9回からは守護神・上原が4日連続の登板。リグスにタイムリーを浴び、1点を許したものの、後続を断ち切り、19セーブ目。育成枠あがりの2番手・山口には2勝目がついた。巨人は8月に入ってから未だ無傷の4連勝。
◆YB5−0D◆
昨夜は珍しく爆発した中日打線だが、この日は初回から一死一、三塁のチャンスを逃すいつもの拙攻モードが復活。いきなり川相不在の重さを痛感し、落胆の色を隠せない先発・小笠原はその裏、一死二塁から金城にタイムリー二塁打を浴びて、先制点を献上。1点を追う中日だが、横浜先発・秦ののらりくらりとした投球に翻弄され、打線が繋がらず、一向に点を奪えない。好投を見せていた秦だが、大矢監督は6回からスパッと吉見にスイッチする継投策へ。これを機に流れを引き寄せたい中日だったが、あえなく三者凡退に打ち取られると、その裏、村田に17号ソロで痛恨被弾。7回には何故か引っ張り出された先発要員の朝倉が金城にタイムリーを浴びると、8回には鈴木,久本が2点を失い、ダメを押された。横浜は早めの継投策が奏功し、完封リレーを達成。連敗を3で止め、貯金消滅を免れた。秦は今季初勝利。
◆C0−7T◆
広島先発・高橋に対して、2回、桜井のタイムリー二塁打で先制した阪神は更に、ジュビロ野口のタイムリーで1点を追加。続く3回にはシーツに7号2ランが飛び出して4点目。中盤はあと一本が出ずにいたが、7回、キュラソ星人が24号2ランを叩き込むと、8回には藤本がダメ押しのタイムリー。投げては先発のルーキー・上園が6回を無失点の好投。7回からは江草、9回からは桟原とJFKを完全に温存しての完封リレーで3連勝。上園は4勝目をマークした。
◆E4−3H◆
今季5戦全敗と鬼門となりつつあるFC宮城で何とか白星をあげたいソフトバンクは3回、川崎のタイムリーで先制。しかし、毎回安打を浴びるなど、この日は調子がイマイチの先発・杉内が4回、一死一、二塁のピンチから3試合ノーヒットで6番に降格させられた上、今季10タコと抑え込んでいるカモの山崎武に36号3ランを叩き込まれて、一気に形勢逆転。直後の5回、ソフトバンクは一死一、二塁から本多のタイムリー二塁打で1点差と詰め寄ると、川崎のセカンドゴロの間にも1点を加えて、同点。3−3の儘、迎えた8回、依然として一人で投げ続ける杉内は一死から連続四球で自らピンチを作ると、吉岡にタイムリーを浴び、ついに勝ち越し点を献上。土壇場9回、小山に対して、ソフトバンクは2つの四球で一打同点のチャンスを掴んだものの、最後は川崎が打ち取られ、3連敗。またも鬼門突破を果たせなかった。
◆M18−3F◆
7月の月間MVPに輝くなど、絶好調の成瀬に対して、稲葉を外すなど、ズラリと7人もの右打者(うちスイッチの青波の長瀬含む)を並べた日本ハムだが、初回はあえなく三者凡退。一方、ロッテ先発・伊集院光の弟子・金村に対して、ロッテは二死走者なしからフクーラが6月13日以来となる4号ソロを叩き込み、先制すると、更に、サブローが歩いた後、オーティズにも5号2ランが飛び出し、この回、3点。続く2回にはフクーラ,サブローの連続タイムリーでまたも3点,更に、3回に今江,4回にはサブローがそれぞれ犠飛を打ち上げ、着々と加点すると、5回にも4長短打で4点を加え、試合を決定付けた。日本ハムは打線改造も実らず、5回までゼロ行進。6回に稲葉に代わって3番に入った高橋に2ランが出るも、あまりにも遅過ぎた。ロッテは17安打で今季最多の18点を奪う猛攻を見せ、3連勝。大量リードと言う事で6回でお役御免となった成瀬は余裕の10勝目を飾った。一方、伊集院光の弟子・金村は12点を失うまで投げさせられる屈辱を味わわされ、試合終了前に早々と球場を去るなど、ヒルマン監督との確執が再燃しないか心配される所だ。
◆L5−6Bs◆
序盤から両軍激しい点の取り合い。初回に西武がカブレラのタイムリーで先制すれば、直後の2回、偽バファローズは礒?のエラーで同点とした後、前田のタイムリーで勝ち越し。しかし、その裏、西武も細川のタイムリー二塁打ですかさず同点とすると、続く中村が6号2ランを叩き込み、再び勝ち越し。3回、牛込氏に「無理に決まってますよ! 夢よ、もう一度って事だろうけど、そんな選手が通用するほど、日本の野球は甘くないですよ」と酷評されたローズが3試合連続の34号ソロで1点を加えた偽バファローズは再び2点差とされた5回にはまたもローズが2打席連続となる2ランを叩き込み、ついに同点。試合はその儘、延長に突入した。迎えた10回、偽バファローズは一死からラロッカ,ローズの連打で一、三塁とした所で北川が犠飛を打ち上げ、ついに均衡を破る6点目をゲット。あとは加藤大が締めて、逃げ切った。
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正念場が続く桑田だが、地元でのカージナルス戦に登板。3−3の同点で迎えた6回に2番手としてマウンドに上がった桑田は先頭のラドウィックを簡単に追い込み、見逃し三振に斬って取るも、続くモリーナにはファールで粘られた末に二塁打を浴びてしまう。マイルスをショートゴロに打ち取り、二死三塁となった所で、代打・エドモンズに敬遠を指示されると、続くエクスタインも歩かせて、満塁のピンチで打席にはハイツ田口。いつもなら、右対右で代打を送られるケースながら、日本球界のベテランである為、データを持っているだろうと、その儘、起用されたハイツ田口だが、リーグの違った桑田との対戦経験はオープン戦での僅か14打席(12打数3安打2犠打)に過ぎず、最後に対戦したのは9年も前の事とあっては、ハイツ田口の持つデータなど、さして効率的に働く筈もなかった。これまで日本人選手を悉く退けてきた自信か、徹底したカーブ攻めで立て続けに空振りを奪い、あっと言う間に2−0と追い込んだ桑田だが、メジャーでは先輩のハイツ田口はここからファールを連発して食い下がる意地を見せる。そして、カウント2−2からの7球目、桑田は一転して内角へストレートを投げ込むと、ハイツ田口は食い込まれ気味のスイングでライトへのフライを打ち上げ、三者残塁。その裏、パイレーツはポリーノに勝ち越しアーチが飛び出し、この瞬間、桑田にメジャー初勝利の権利が生まれたが、7回から桑田に代わって登板した3番手・チャコンが代わりばなプホルスに被弾し、悲願の初勝利の権利は僅か6分足らずで粉砕されてしまった。チームは延長の末、サヨナラ勝ち。桑田は「大ピンチでも楽しく自分の投球が出来た。もしかして(初勝利)と言うのはあったけど、まだ先でしょう。今日はその日じゃなかった」と苦笑いしながらも、重要な場面を無失点で切り抜けた事に満足した様子。一方、チャンスに凡退したハイツ田口は「(桑田さんのデータは)よく知らないと、監督にも一応、言ってあったんですが…」と、必要以上の期待に応えられず、ガックリしていたが、「自分を高めてくれる様な感覚はある。日本人投手の繊細さを感じる」と、桑田の投球を評価していた。
桑田真澄―ピッチャーズバイブル18
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August 03, 2007 22:18
◆S2−3G◆
ヤクルト先発・藤井に対して、巨人は2回、先頭の阿部がバックスクリーン直撃の23号ソロを叩き込み、1点を先制。ヤクルトは巨人先発・内海を攻めあぐねていたが、4回、ヒットの青木を田中浩が送ると、寿司職人ラミレスが左中間突破のタイムリー二塁打を放ち、同点。6回にはまたも青木が二塁打を放って、口火を切ると、田中浩のタイムリーで勝ち越しのホームイン。阿部の一発以降、僅か1安打と沈黙していた巨人は8回、二死から内海の代打・大道が二塁打を放つと、マッスル千代の富士が敬遠で歩き、藤井をKO。しかし、代わった木田画伯の前に松田記者がサードゴロに倒れて、二者残塁。そして、迎えた土壇場9回、ヤクルト守護神・高津に対して、ここまで走者のいる場面で悉く凡退してインケツパワーを充電したニックンが二塁打を浴びせると、一死後、阿部がライトスタンドへこの日2本目となる24号2ランをぶち込んで、一気に逆転。その裏は上原が3人でピシャリと締めて、逃げ切りに成功。8回に1つアウトを取っただけの姜に2勝目が転がり込んだ。
◆YB5−13D◆
7月の月間MVP・ハマのチンピラに対して、初回から二死一、二塁のチャンスを逃す嫌な立ち上がりとなった中日だが、2回、谷繁のタイムリーで先制すると、更に、二死二塁から井端が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに4号2ラン。更に、3連打で1点を加えた後、ミスター3ラン・森野が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに12号3ランを叩き込み、この回、大量7点のビッグイニングを形成。これで主導権を握った中日は中盤以降も着々と加点し、計17安打13点。投げては先発・人斬り抜刀斎が大量リードをバックに7回を2失点で切り抜け、史上124人目となる通算100勝目をマークした。敗れた横浜は4位転落。
◆C2−6T◆
0−0で迎えた3回、阪神が関本の2号ソロで先制すれば、その裏、広島も梵の6号ソロですかさず同点。1−1の儘、迎えた6回、広島は一死二塁から喜田のタイムリーで勝ち越しに成功。一気に畳み掛けたい所だったが、喜田が二盗を仕掛けて憤死した後に石原が二塁打を放つチグハグな展開。梵が歩かされた所で代打・森笠を投入するも凡退し、結局、1点止まりとなったのは痛かった。阪神は8回、代打・浜中が今季初アーチを叩き込んで、同点とすると、上野の暴投で労せずして勝ち越しに成功。更に、この後、キュラソ星人のタイムリー,桜井の犠飛,関本のタイムリーで、この回、一挙5点を獲得。8回からはウィリアムス−久保田と繋いで、藤川を温存した儘、逃げ切り、今季最多の貯金3で3位浮上。2番手の渡辺は今季26試合目の登板にして、プロ初勝利を手にした。
◆E7−5H◆
すっかりホークスキラーとなっている田中に対して、ソフトバンクは初回、松中の13号2ランで先制すると、3回にはエラー絡みで1点を追加。そして、4回にはブキャナンが11号2ランを叩き込み、5点目。ようやく田中に雪辱を果たせると思われたのも束の間、その裏、先発・ガトームソンが二死走者なしから突如、5連打を浴びて、よもやの4失点KO。更に、5回には2番手・柳瀬が憲史に同点タイムリー二塁打を浴びると、3番手・佐藤がフェルナンデスに14号2ランを叩き込まれて、2点を勝ち越される始末。序盤で5点を失いながら、逆転して貰った田中は6回でマウンドを降りたものの、10個の三振を奪う力投。7回以降はリリーフ陣が踏ん張って、田中はいよいよ2桁勝利へリーチをかけた。
◆M2−0F◆
約1ヶ月ぶりの先発となるスウィーニーが毎回四死球を出すなど、制球に苦しみながらも、6回まで散発2安打無失点の粘りの投球を展開。一方、ロッテ先発・小林宏も7回まで僅かに1安打、四球を2つ出しても、いずれも併殺で切り抜ける快投で付け入る隙を許さない。粘っていたスウィーニーだが、7回についに捕まり、二死走者なしから早川に三塁打を浴びると、続くフクーラに通算300二塁打となるタイムリーを許して、先制点を献上。更に、サブローにもライト前へタイムリーを打たれ、2失点。待望の援護を貰った小林宏は8,9回といずれも二人の走者を出すピンチを迎えながら、あと1本を許さず、今季初完封で3年連続の10勝目に到達した。
◆L5−7Bs◆
0−0で迎えた3回、アレンの犠飛で先制された西武はその裏、カブレラの16号3ランで一気に逆転すると、更に、G.G.佐藤のタイムリー内野安打でこの回4点。3点を追う偽バファローズは4回に平野恵のタイムリー,5回には北川の犠飛とジワジワ追い上げると、6回には村松のタイムリー三塁打でついに同点。更に、小野寺の暴投でタナボタの勝ち越し点をゲット。その裏、片岡のタイムリーで追いつかれるも、直後の7回、牛込氏に「無理に決まってますよ! 夢よ、もう一度って事だろうけど、そんな選手が通用するほど、日本の野球は甘くないですよ」と酷評されたローズに2試合連続の33号ソロが飛び出して、再び勝ち越し。8回にもラロッカのタイムリーでダメを押すと、最後は加藤大が珍しく3人でピシャリと締めて、逃げ切った。
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August 02, 2007 22:26
◆YB0−2G◆
「ホワイト」とすると、ソフトバンクからクレームが来るかもしれないと恐れたのか、登録名をフルネームにされた謎の新助っ人・マットホワイトに対して、巨人は昨日に続いてニックンが初回に先制アーチ。1点を貰った春風亭半ケツは2回一死二塁,4回二死二塁に続き、5回にも一死一、二塁と再三のピンチを背負いながら、あと1本を許さない粘りの投球。一方、マットホワイトも2回以降は二死までは走者を許さない安定した投球を展開。迎えた6回裏、横浜は先頭の野中がヒットで出ると、ここで何とメカゴジラが犠打を敢行。一塁が空いた事で村田が歩かされると、続く金城も粘って四球を選び、一死満塁の大チャンス。ここで吉村の打球がピッチャー前へ高く跳ね上がると、これを春風亭半ケツが素早く処理して、本塁へ送球。タッチプレーならば確実にセーフのタイミングだったが、フォースプレーだった為に、三塁走者・野中は間一髪アウトとなると、続く下窪は三振に倒れて、三者残塁。続く7回にも二死一、二塁のチャンスを掴むと、メカゴジラが一塁右へ火の出る様当たり。李が打球の勢いに弾いている間に激走し、執念のヘッドスライディングを見せたメカゴジラだが、素早くベースカバーに入った春風亭半ケツの足が僅かに早く、ここも無得点。8回には巨人2番手・豊田から二死三塁とするも、代打・鈴木なおのりが凡退と、どうしても1点が届かない。0−1の儘、迎えた土壇場9回、横浜4番手・木塚はよりにもよって第1打席で既にインケツパワーを使い果たしているニックンに四球を与えて、ただで出塁させてしまう大失態を犯し、失意のKO。5番手・那須野は続く李も歩かせると、阿部からは三振を奪ったものの、スタメンを外れていた代打・ガッツにセンター前へのタイムリーを浴び、痛恨の2点目を献上。最後は守護神・上原の前に3人で締められ、完封負け。春風亭半ケツは7回無失点でハーラー単独トップとなる12勝目を飾った。
◆C−D◆
台風接近の為、中止。
◆T6−5S◆
0−0で迎えた3回、阪神は四球の関本をボーグルソンが送った所で鳥谷が先制タイムリー二塁打。5回にはシャア少佐のタイムリー内野安打とキュラソ星人の犠飛で2点を追加。3点を追うヤクルトは6回、先頭の青木が二塁打を放つと、その後、2四死球で一死満塁のチャンス。ここでリグスが2号グランドスラムを叩き込み、一気に逆転に成功。しかし、その裏、阪神は二死満塁からシャア少佐が走者一掃のタイムリー二塁打を浴びせて、再逆転。こうなれば、あとはJFKに繋ぐだけ。久保田−ウィリアムスから、9回にバトンを受けた守護神・藤川は代わりばな、いきなりの連打で1点差とされると、なおも二死三塁のピンチ。ここで田中浩に対して、カウント2−1からハーフスイングの空振り三振を取るも、これを矢野が後逸。振り逃げで同点…と思われたが、田中浩は自分がスイングを取られていた事に気付かず、ただの暴投だと勘違いして、しばらく打席上で立ち尽くす大チョンボ。三塁走者・福川がホームに到達してから、ようやく事態に気付き、スタートを切ったが、時既に遅く、一塁でアウトとなり、福川は幻の同点ホームインとなった。
◆H−Bs◆
先週は西武ナインの搭乗予定飛行機のトラブルで中止となった福岡ドームでの試合だが、今度は台風が迫っている事で来場者の安全を考慮すべく、ドーム球場であるにも拘わらず、僅か7日の間に異なる理由で2度目の中止となった。
◆L2−3F◆
日本ハムは初回、劇団ひちょりの2号先頭打者アーチで1点を先制。ダルビッシュの前に4回まで2安打と沈黙していた西武だが、5回、一死一、二塁のチャンスを迎えると、福地がセンター前へタイムリーを放ち、同点。1−1で迎えた7回、日本ハムは一死一塁からジョーンズのタイムリー三塁打に続き、工藤にもタイムリーが飛び出し、2点を勝ち越し。土壇場9回、西武は守護神・MICHEALから中島のタイムリーで1点差にまで詰め寄ったが、反撃もそこまで。日本ハムを4本も上回る11安打を放ちながら、11残塁の拙攻が響いた。ソフトバンクの試合が中止となった為、日本ハムはこれで単独首位に浮上。先発・ダルビッシュは7回1失点で9勝目をあげた。
◆M12−1E◆
未だに白星のない悪の温床・楽天先発・一場だが、初回からフクーラ,オーティズにタイムリーを浴びて、3点を失うと、2回には早川のタイムリーで4点目を許し、あえなくKO。ロッテは更に、4回にも二死満塁からサブロー,オーティズの連続タイムリーで3点を加えると、6回にはまたもサブローのタイムリー二塁打,オーティズの2ランで3点を追加し、10点目。8回にもダメ押しの2点を加え、ここまで一発含む4安打5打点の大当たりで三塁打が出ればサイクルヒットのオーティズに回ったが、気負ってしまったか、セカンドフライに倒れて、サイクルならず。ロッテは15安打12点の猛攻で快勝。投げては先発・清水が憲史に一発を浴びただけの7回1失点で4勝目をマークした。
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August 01, 2007 22:05
◆YB2−5G◆
首位陥落となり、開幕からローテを守ってきた新人王レース驀進中の金刃が二軍降格となるなど、重苦しいムードの巨人だが、この日は初回からニックン,ガッツの連続アーチで早々と3点を先取。その裏、横浜は先頭のガッツな貴公子・仁志が死球を選ぶも、二盗を仕掛けて憤死。この後、金城に一発が出ると言う何とも勿体ない展開に…。2回にも先頭打者を出しながら、ゲッツーで潰してしまうチグハグな攻撃で巨人先発・木佐貫を立ち直らせてしまう。一方、横浜先発・はーちゅんも2回以降、立ち直りを見せていたが、6回、よりにもよって第1打席で既にインケツパワーを使い果たしているニックンに死球を食らわせて、ただで出塁させてしまう大失態を犯し、これで動揺したか、ガッツ,李にも連打を許して、無死満塁の大ピンチを迎えると、阿部の犠飛,清水のタイムリー二塁打で手痛い2点を献上。8回に2番手・豊田から内野ゴロの間に1点を返したものの、最後は守護神・上原の前に反撃を断たれた。巨人は毎回の12三振を奪われながら、効率のいい攻めで快勝し、一夜で首位に返り咲き。木佐貫は7回1失点で9勝目。
◆C5−4D◆
初回、中日がT.ウッズのタイムリーで先制すれば、広島は2回、喜田の3号ソロで同点。3回に中日が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに森野が11号2ランを放ち、勝ち越すも、その裏、広島は栗原に6試合ぶりとなる17号3ランが飛び出して、一気に逆転。中盤以降はすっかり膠着状態となり、4−3の儘、土壇場9回へ突入。逃げ切りを図るべく最後のマウンドを託された守護神・永川だったが、いきなり先頭の代打・立浪に痛打されると、代走・藤井に二盗を許した所で代打・ピンキー井上にもライト前へ弾き返され、石原のエラーも重なって、同点とされる昨日に続いての背信投球を犯し、試合は2夜連続の延長に突入。迎えた10回、ブラウン監督は何を血迷ったか、はたまた明日が雨だと確信したのか、明日の先発が予想されていた青木高をプロ入り初のリリーフで起用。これに対して、中日は先頭の中村紀がヒットで出塁。ここで堂上剛がヘッポコバントを連発した末の結果オーライのヒットでチャンスを広げるも、藤井はヘッポコバントをかました挙げ句にクソボールを空振り三振。更に、続く谷繁はゲッツーに倒れる最悪の展開で川相不在の弊害を大露呈し、実況のアナウンサーからは名手・川相の現役復帰待望論が声高らかに叫ばれるのだった。すると、その裏、広島は中日5番手・平井に対し、二死から四球で歩いた栗原が暴投で二塁を陥れると、ここで4番・新井がセンター前へタイムリーを放ち、劇的なサヨナラ勝ち。10敗一番乗りの気配も漂っていた青木高だったが、久々の2勝目が転がり込んだ。11個もの残塁を量産するわ、勝負所でバント失敗を連発するわと、川相不在の弊害を露呈しまくり、敗れるべくして敗れた中日は一夜で首位陥落となった。
◆T3−11S◆
初回に1点ずつ取り合って迎えた3回、ヤクルトはガイエルのタイムリー内野安打で勝ち越すと、更に、満塁とした所で宮出がタイムリーを放ち、2点を追加。そして、5回には二死走者なしから、連打とガイエルの死球で満塁のチャンス。しかし、ここで金村(日本ハム)の師匠・伊集院光が「合体変形ロボみたいな名前で凄ぇかっこいいから」と言う理由で一押しの新助っ人・グライシンガーがどん詰まりのピッチャーゴロに倒れて、三者残塁…と思いきや、下柳が一塁へよもやの悪送球。ボールが転々とする間に満塁の走者が一気に生還。これで完全に流れを引き寄せたヤクルトは青木が歩いた後、田中浩が走者一掃のタイムリー二塁打を浴びせて、下柳をKO。更に、2番手・岩田から寿司職人ラミレスがタイムリー。続くガイエルが鉄人・衣笠以来、31年ぶり史上2人目となる1イニング2個目の死球を食らい、あわや乱闘モードとなった後、リグスのサードゴロを今度はシーツがタイムリーエラーを犯し、この回、大量7点で10点差。阪神はグライシンガーが降板した後に2点を返したが焼け石に水だった。完敗の阪神だが、5回のリグスの併殺を処理した関本が二塁手として立浪の記録を破る714回連続守備機会無失策のセ・リーグ新記録を達成したのが明るい材料だった。グライシンガーは1失点の好投で春風亭半ケツに並ぶハーラートップタイの11勝目。
◆H3−7Bs◆
7連勝中ながら、ローテの谷間を迎えたソフトバンク。先発・西山を援護すべく、2回に小久保が23号先制2ランを放つも、直後の3回、牛込氏に「無理に決まってますよ! 夢よ、もう一度って事だろうけど、そんな選手が通用するほど、日本の野球は甘くないですよ」と酷評されたローズに32号2ランを叩き込まれて、あっさり試合は振り出しに。その後ものらりくらりと何とか粘っていた西山だが、6回、無死一、二塁のピンチを作って、ついに降板。代わったニコースキーは全く制球が定まらず、代わりばな大引を四球で歩かせると、続く日高には押し出し死球をかまして、勝ち越し点を献上し、何をしに出てきたのか分からない儘、あえなくKO。更に、3番手・柳瀬も村松,アレンにそれぞれ2点タイムリーを許して、この回、悪夢の5失点。この大量失点が大きく響き、ソフトバンクの連勝はついに7でストップ。
◆L5−3F◆
西武先発・松永はいきなり劇団ひちょり,田中賢を連続三振に斬って取ると、続く稲葉もファーストゴロに打ち取る上々の立ち上がり…と思いきや、これをカブレラがエラー。これでリズムを崩したか、青波の長瀬,高橋と連続タイムリー二塁打を浴びて、2点を献上。しかし、その裏、西武はエラーの汚名返上とばかりにカブレラが約1ヶ月ぶりとなる15号同点2ランを叩き込むと、2回にはG.G.佐藤が19号ソロを放り込み、勝ち越しに成功。4回に二死満塁のチャンスを逃した日本ハムだが、5回、小谷野のタイムリーで同点。この後、二死満塁とチャンスを拡大させたが、陽が倒れて、またも三者残塁で勝ち越しならず。3−3で迎えた7回、西武は一死二塁から細川が勝ち越し10号2ランを叩き込み、武田勝をKO。このリードをミッチー,グラマンと繋いで逃げ切った。
◆M0−1E◆
悪の温床・楽天先発・朝井が4回を2安打無失点に抑えれば、ロッテ先発・渡辺俊も負けじと4回を1安打無失点の好投。しかし、5回、渡辺俊は先頭のフェルナンデスにレフトスタンドへ13号ソロを被弾し、ついに先制点を献上。渡辺俊は6回以降も付け入る隙を許さずにいたが、朝井の好投の前に二塁を踏む事すらままならず、5回の1点が重くのしかかる。結局、朝井は9回も3人で打ち取り、最小リードを守りきるプロ初完封で5勝目をマークした。渡辺俊は1失点完投も打線に見殺しにされ、6敗目。
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