June 2007

June 30, 2007 18:21

◆G6−8C◆
あえてフェルナンデスを初戦に回して、GG佐藤相手にエース・黒田をぶつけてくる大人げない起用をしてまで、1勝を取りに来た広島は初回、案の定、ピリッとしないGG佐藤から栗原,新井の連続タイムリー二塁打で2点を先制すると、3回には一死一、三塁から新井の投手後方のゴロを取りに行ったニックンと脇谷と交錯している隙に1点を奪い、3点目。巨人は4回、連打で無死一、二塁と初のチャンスを掴むも、ここで恐怖のゲッツー量産マシン・ニックンがショートゴロゲッツーに倒れる相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮すると、続く李はショートへ打ち上げて、結局、無得点。しかし、6回、マッスル千代の富士,ガッツといずれも18号ソロを放ち、1点差に詰め寄ると、更に、阿部が歩いた所で攻守に渡るインケツぶりインケツパワーが充電されたニックンが9号2ランを叩き込み、怒濤の一発攻勢で一気に逆転に成功。黒田を立てながら、GG佐藤に敗れる様な事は断じてあってはならないとばかりに広島はその裏、一死一、二塁として、GG佐藤をKOすると、代わった会田から代打・森笠がヒットを放ち、満塁。ここで代打で登場した求道者・前田は13日以来、19打席ノーヒットと言う深刻な不振ながらも、鋭い眼光と威圧感で3番手・林を圧倒し、フルカウントから押し出し四球を選んで、試合は振り出しに。ヒットを打てなくても価値ある得点を叩き出す求道者・前田の気迫で流れを引き寄せた広島はこの後、梵の2点タイムリー二塁打,栗原の2点タイムリーで一気に4点を勝ち越し。しかし、これでも試合を決定付けるには至らない。巨人は7回に松田さん,8回に代打・亀井といずれも犠飛で1点ずつ返すと、土壇場9回には広島守護神・永川を攻め立て、一死満塁の大チャンス。しかし、ここで好調・阿部がよもやのセカンドゴロゲッツーに倒れる最悪の展開で結局、無得点に終わり、広島が辛くも逃げ切った。

◆D3−7S◆
中日先発・人斬り抜刀斎に対し、ヤクルトが序盤から猛攻。初回、二死一、二塁から宮出の走者一掃タイムリー二塁打で先制すると、続く宮本にもタイムリーが飛び出し、この回、3点。2回には青木がタイムリー二塁打,4回には福川が2号ソロを叩き込み、人斬り抜刀斎は5回5失点KO。金村(日本ハム)の師匠・伊集院光が「合体変形ロボみたいな名前で凄ぇかっこいいから」と言う理由で一押しの新助っ人・グライシンガーの前に5回まで僅かに1安打と沈黙していた中日打線だが、6回、李のタイムリー三塁打,井端のタイムリーで2点を返し、反撃開始…と思いきや、その裏、ヤクルトは福川が2打席連続の3号ソロを放つと、中村紀のヘッポコエラーの後、寿司職人ラミレスがタイムリーを浴びせて、再び点差は5点。この後、中日は7回に一死二塁,8回二死満塁のチャンスを悉く逃す大拙攻を展開。9回も無死から3連打を浴びせながら、点差があるにも拘わらず、中村紀が暴走をかますなど、チグハグな攻撃で1点しか奪えず、完敗。グライシンガーは7回2失点の好投で9勝目を飾った。

◆T8−2YB◆
阪神は2回、ガッツな貴公子・仁志のエラーを皮切りに、ゼブラ今岡,林の連打で無死満塁とした所で矢野がタイムリー二塁打を放ち、2点を先制。更に、一死後、下柳のセカンドゴロの間に1点を加え、この回、3点。下柳の前に5回まで残塁の山を量産してきた横浜は6回、二死から吉村の8号ソロでようやく1点を返すと、続く石井タクローもヒットを放ち、下柳をKO。更に、代わった久保田から相川もヒットで続き、一発が出れば同点と言うチャンスを作るも、代打・古木は三振に倒れ、二者残塁。ピンチを脱した阪神は直後の7回、代打・桜井のタイムリーで1点を加えると、8回にはシーツの犠飛の後、キュラソ星人,林に一発が飛び出し、ダメ押しの4点を追加。久保田は5連投となったが、ウィリアムス,藤川を7試合ぶりに使わずに済んだ阪神は10日ぶりの白星となった。横浜の連勝は6でストップ。

◆H6−6M◆
初回から川崎の今季初アーチが飛び出し、幸先のいいスタートを切ったソフトバンクだが、直後の2回、先発・ガトームソンが捕まり、無死満塁のピンチを迎えると、青野のショートゴロの間にまず同点。更に、堀,渡辺正と連続タイムリーを浴びた後、田中雅にはスクイズを決められ、4失点。4回にも堀にタイムリーを許し、5点目を献上。4点を追うソフトバンクは6回に続いて、8回にも川崎がタイムリーを浴びせると、続く松中もタイムリー二塁打を放ち、1点差。なおも無死二塁とワンヒットで同点の場面だったが、小久保,柴原が連続三振。更に、ハマのスペランカーの大飛球を早川が好捕し、2点止まり。土壇場9回、4番手・水田がサブローにタイムリーを浴びたものの、この後、水島の呪いを軽減したのではないかと見られている謎の新助っ人・スタンドリッジが後続を断ちきると、その裏、ロッテ守護神・小林雅に対して、いきなり代打・ブキャナンがレフト前ヒット。続く松田が左中間を深々と破るタイムリー二塁打を放ち、1点差。大村の一、二塁間へのゴロは青野のダイビングキャッチに阻まれたものの、続く本多は一、二塁間を突破し、松田が返って、ついに同点。更に、川崎もヒットで続き、一、三塁としたものの、松中はバットを折られて、ライトへの浅いフライに倒れ、本多は釘付け。小久保もサードゴロに終わり、試合は延長に突入。この後、両軍共に決め手に欠き、結局、12回規定でドローに終わった。

◆Bs3−4F◆
今季初登板初先発となる近藤に対して、日本ハムは2回、無死二、三塁と絶好のチャンス。ここで謎の新助っ人・ジョーンズ,工藤と連続三振に倒れるも、小谷野がセンター前へ弾き返して、2点わ先制。その裏、アレンの一発で1点を返されるも、直後の3回、稲葉がタイムリー,4回にはジョーンズに来日初安打となるタイムリー二塁打が飛び出して、4点目。その裏、偽バファローズは二死から大引が歩くと、的山のタイムリー二塁打が1点を返し、2点差。土壇場9回、守護神・MICHEALを投入して、逃げ切りを図る日本ハムだが、粘る偽バファローズは二死一、二塁からローズのタイムリーで1点差とし、なおも一、二塁と長打が出ればサヨナラの場面。しかし、最後は北川がレフトへ打ち上げて、あと一歩及ばず。42日ぶりの登板となった先発・八木は4回途中でKOとなったものの、2回1/3を無失点と言う好リリーフを見せた2番手・スウィーニーに2勝目がついた。

◆L6−4E◆
初回、西武は中島,ベンちゃんのタイムリーで2点を先制。4回に山崎武の28号ソロで1点差と詰め寄られたのも束の間、その裏、すかさず礒?の犠飛で再び2点差と突き放す。更に、7回にはベンちゃんのタイムリーで貴重な4点目を追加。しかし、粘る悪の温床・楽天は8回に鉄平が5号ソロを放つと、土壇場9回には守護神・小野寺から草野が4号2ランを叩き込み、ついに同点。何とか延長に持ち込みたい悪の温床・楽天だが、その裏、4番手・小倉が一死からベンちゃんに痛打されると、ここで代わったナベコーが代打・高山にレフトスタンドへ2号2ランを放り込まれて、悪夢のサヨナラ負け新人王を狙う岸の勝利を粉砕した小野寺はタナボタの2勝目をマーク。

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 昨日に続いて、桑田がマーリンズ戦に登板。2度目の連投となる今回は7回一死から4番手として登場。まず、キャロルに初球を打たせて、ライトフライに仕留めると、続くトレナーも3球揺さぶりをかけた後の4球目にセンターフライに打ち取り、僅か5球で被弾した前日の雪辱を果たした。試合は両軍合わせて27安打の乱打戦の末、マーリンズが勝利。桑田の好投がなかなかチームの白星に繋がらないのは少々気がかりではある。チームもそうだが、何より桑田自身に全く白星がつかない。リリーフでの起用が続く限り、日米通算200勝は苦しいと言わざるをえないだろう。トレーシー監督は「短いイニングの方が、彼の持ち味である緩急が生きてくる筈だ」と、今の桑田の適性をリリーフ要員と見ている様だが、パイレーツの不安定な先発陣を見るに、あながち桑田に先発のチャンスがないとは言いきれない。桑田には長いイニングも行けると言う所をアピールし、是非とも、先発起用のチャンスを掴んで欲しいものだ。

桑田真澄―ピッチャーズバイブル18

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June 29, 2007 21:53

◆G12−6C◆
悪夢の交流戦が終わり、再び始まった同一リーグとの戦いで心機一転、巻き返しを図りたい広島は期待の出戻り助っ人・オチョアを早速、スタメン起用。先発の魅惑のナックルボーラー・フェルナンデスも3回まで1安打無失点と上々の滑り出しを見せたが、4回、無死一、二塁のピンチを迎えると、阿部に17号3ランを叩き込まれて、先制点を献上。続く5回には二死走者なしから怒濤の6連打で4点を失った所でKO。巨人は7回にも阿部のタイムリー二塁打で1点を加え、8点目。投げては先発・金刃が6回まで二塁も踏ませぬ素晴らしい投球を展開し、ワンサイドゲームの様相を呈してきたが、7回裏、栗原のショートゴロを小坂がよもやのエラーをかましてから、事態は急変。続く新井が狭い広島市民球場のライトスタンドポール際へ飛び込む最短距離アーチを放つと、更に、二死二、三塁とした所で代打・ルパン広瀬がレフトスタンドへ3ランを叩き込み、あっと言う間の3点差。これで勝敗の行方は分からなくなったかと思いきや、直後の8回、広島4番手・広池が試合をぶち壊す。松田記者にタイムリー二塁打,阿部にこの日2本目となる18号3ランを浴びて、4失点。この後、広島は豊田,上原相手に粘りを見せたが、焼け石に水だった。金刃は5失点ながらも、6勝目をあげ、新人王へまた一歩前進した

◆T−YB◆
降雨中止。

◆H1−0M◆
長らくスタメンを外れていた主砲・松中が復帰するなど、謎の新助っ人・スタンドリッジの登場により、水島の呪いを打破したかに思われたソフトバンクだが、呪いはまだ解けた訳ではないのか、単にロッテ先発・渡辺俊の調子がいいのか、ソフトバンク打線は8回まで一向に得点を奪えない。点を取れないなら取られなければいいとばかりに先発・杉内も4回までノーヒットの素晴らしい立ち上がりを見せると、5回一死二、三塁,8回二死一、三塁のピンチも何とか凌いで、9回まで無失点投球を展開。その裏、ソフトバンクは簡単に二死を取られ、いよいよ延長突入か…と思われたが、ここで柴原がライトスタンドへ6号ソロを叩き込み、劇的なサヨナラ勝ち。杉内はリーグ一番乗りとなる10勝目を完封で飾った。

◆Bs4−1F◆
交流戦優勝を果たした日本ハムは先発・ダルビッシュが偽バファローズ打線に付け入る隙を許さない好投を見せるも、偽バファローズ先発・デイビーも負けじと日本ハム打線を抑え込み、0−0の均衡が破れない。迎えた6回、日本ハムは先頭の劇団ひちょりが二塁打を浴びせると、田中賢の犠打で三進。ここで稲葉がセンター前へ弾き返して、ついに1点を先制。7回まで僅かに1安打と完封ペースの投球を展開していたダルビッシュだが、8回、一死から、ついこの間まで同僚だった代打・木元にレフト前へ弾き返されると、二死後、平野恵,村松と連打を浴びて、ついに同点。更に、ラロッカに死球を食らわせて、満塁とされた所で、牛込氏に「無理に決まってますよ! 夢よ、もう一度って事だろうけど、そんな選手が通用するほど、日本の野球は甘くないですよ」と酷評されたローズに走者一掃のタイムリー二塁打を浴び、この回、悪夢の4失点。一気に勝ち越した偽バファローズは守護神・加藤がきっちり締めて、連敗を4でストップさせた。8回から登板し、3人で抑えた菊地原は今季初白星。

◆L6−2E◆
立ち上がり、制球に苦しむ西武先発・涌井に対して、悪の温床・楽天は1回無死二塁,2回二死満塁のチャンスを立て続けに逃したものの、3回、ショートの走者一掃のタイムリー二塁打により、2点を先制。2点を追う西武は4回にカブレラの14号ソロで反撃の狼煙を上げると、5回にはまたもカブレラがタイムリーを放ち、同点。続く6回には二死一、三塁のチャンスを作って、悪の温床・楽天先発・永井をKOすると、2番手・青山から福地が四球を選んで満塁となった所で代打・栗山のタイムリー内野安打に高須のエラーが重なり、2点を勝ち越し。更に、続く中島も2点タイムリーを放ち、この回、一挙4点。悪の温床・楽天は8回、二死一、三塁とし、涌井をKOするも、代わったミッチーの前に代打・憲史が空振り三振に倒れて、二者残塁。土壇場9回には抑えの小野寺から、無死一、二塁としながら、後続3人があえなく凡退し、万事休す。涌井は2失点の好投で杉内と並ぶハーラートップタイの10勝目をマークした。

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 桑田がマーリンズ戦で7度目の登板。5−3と2点リードで迎えた7回、3番手としてマウンドに上がった桑田だが、「どういう意味か分からないですね。僕はレインボーが好きなんです。なぜなら虹の先には幸せがあるって言うでしょ? カーブを投げた先に、抑える幸せがある訳だからね」と、得意のカーブが「スシ・ボール」などと名付けられてしまった事にショックを隠せないのか、昨年の新人王・ラミレスに対して、ボールになってもいいつもりで投げた筈のカーブが真ん中に入ってしまい、レフトスタンドへ運ばれた。しかし、これで気持ちを切る事なく、続くアグラをサードゴロ,カブレラをライトフライに打ち取り、3ホールド目をマーク。デビュー戦以来、6試合ぶりの失点,被弾に「本当に初歩的なミス。何年やってもこういうミスをするんだな」と反省しきりの桑田はトレーシー監督に頭を下げたが、トレーシー監督は「彼らしいね。謝る必要なんかないのに。その後、非常にいい打者に対して、2アウトを取った。スペシャルな事だよ。簡単な事ではなかった」と語り、桑田への信頼感が揺らぐ事はなかった。この日は息子のミドルネームに「クワタ」と名付けた事で有名な元巨人・ガリクソンが家族を引き連れ、観戦。今回は失点してしまったが「こっちも緊張した。2点差のいい打順と言う場面で起用されていると言う事が素晴らしいし、嬉しい」と、かつての盟友の活躍に喜びを表した。

こぼれ落ちた一球―桑田真澄、明日へのダイビング

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June 28, 2007 06:28

「野球の神がいるなら…、野球に命を捧げたこのバカな男を勝たせてやってくれ…」

 寿也をピッチャーゴロに打ち取りながら、折れたバットが左胸を直撃し、昏倒するギブソン。一度は三塁へ戻りかけた今夜の松尾さんだが、これを見て、本塁へ突入。しかし、ギブソンは倒れながらも、ボールを拾い、雄叫びをあげて本塁へ必死の送球すると、大黒柱・ボルテックの堅固なブロックに阻まれて、松尾さんはあえなく憤死。なかなか立ち上がれないギブソンに場内に戦慄が走るが、ようやく立ち上がったギブソンは「こんな素晴らしい試合で途中降板などありえない」と、そのまま、マウンドへ戻る。監督に交代を促すアレックスだが、ギブソンに殴り殺される勇気があるなら自分で説得しろと返され、ぐうの音も出ず。ギブソンの行動に狂気を感じ、最早、何があっても父を止める事は出来ないと悟ったJr.は野球の神にギブソンの勝利を懇願しつつ、岩岡のスタンドへ入ろうかと言うファールフライを見事にキャッチし、日本はこの回も無得点に終わるのだった。

 白目を剥いて、ゴゴゴゴゴと轟音をあげながら立ち上がり、突然、狂った様に笑い出すギブソンが怖い。何だか別の漫画みたいになってきたよ。とりあえず、寿也に新たなトラウマが生まれる展開は免れた様だが「大事にいたらなかったのか」などと安堵するのはまだ早いぞ。「あしたのジョー」のジョーが力石に放ったテンプルのごとく、後になって、これが原因で死んだとか言われる事もありうるので、予断は許さない。茂治が死んだ時も、現場では平気だったしなぁ…。覚醒アレックスはすっかりいいヤツだが、監督は何だか情けないね。あれじゃ、まるでギブソンに殴り殺されたくないから続投させてるみたいだ。自分は殴り殺されたくないが、ギブソンを見殺しにするのはいいって事? 人の上に立つ者として、そんなんでいいのか? ところで、松尾さんはとんだ暴走で憤死し、チャンスを潰す大失態を犯すなど相変わらず、冷遇されている様で…と、考えると欝になるばかりなので、ここは、流石、ボルテック! あの好ブロックでなければ、生還を許していたところだぜ!…と考える事にしよう。それにしても、もしかすると、日本は負けるのかもしれない…と言う気になってきた。とは言え、またJr.に打たれるのも芸がない訳で、アメリカが勝つならば、やはり、主砲・ボルテックか覚醒アレックスの一発に期待したい。

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June 27, 2007 05:28

 オールスターゲームの人気投票最終中間発表が行われた。名手・川相にも桑田にも票を入れられないので、個人的にはすっかり冷め切っていた今回の人気投票なのだが、それにしても、悪の温床・楽天が7人がトップ、外野手部門2位の鉄平を含めれば、8人が当選圏内。更に、3人が2位、ショートが外野部門で5位と、下手すると、全ポジション制覇の可能性も大いに考えられる結果となった事には呆れ果てるばかりだ
 人気投票はベストナインを選ぶものではないのだから、多少、実力が伴わずとも、人気先行で当選する事があっても、まぁいいか…と許せる事もあるにはある。田中などはそれに該当するケースと言えよう。素材は一級品であっても、まだまだ発展途上を窺わせる田中は現状では監督推薦も微妙なラインにいるが、「ゴールデンルーキー」と呼ばれる最初で最後の年だからこそ、是非、オールスターで投げさせたい存在…と言われれば、それなりには納得もいくと言うものだ。一方、シーズン57発ペースと言う驚異の狂い咲きを見せている山崎武がぶっちぎりトップなのは実績,話題性共に文句なしだろう。他に福盛,礒部辺りは監督推薦圏内と言えなくもないので許容範囲としても、残りの面々に関しては当選にふさわしい成績とは言えないし、かと言って人気や話題性が高い訳でもなく、明らかに組織票による無為な票の積み上げでしかない。
 中継ぎ投手部門の松本は防御率6,11の体たらくで今は二軍暮らし。28試合に投げているとは言え、下手すりゃ名前すら聞いた事がない…なんて人も多いんじゃなかろうか。本命不在の捕手部門だが、だからと言って幾ら何でも嶋はないだろう…。ルーキーと言っても、田中とは事情が違う。一塁手部門は辛くも松中が死守しているが、2位につけているウィットとの差は殆どなく、逆転の可能性は十二分にある。貧弱打線の悪の温床・楽天においてすら、レギュラーどころか一軍ベンチ入りすらままならないヘッポコ助っ人が松中を差し置いてトップに立つなどと言う事があって許されるのか? 打率最下位&エラー王のフェルナンデス,準レギュラー止まりの草野と言った不振組も小久保,川崎のソフトバンク勢が僅差で抑えているが、予断を許さない状況。外野手部門でも不振の鉄平が2位と言うのも不可解極まりない。鉄平なら、まだ(現在5位の)ショートの方が納得がいくと言うものだ…。二塁手部門は小粒揃いでトータルの数字は物足りないものの、勝負強い打撃を見せている高須が上位を争う事は分かるが、だからと言って、2位に28万票差をつける程、突出すると言うのは考えられない展開だ。
 組織票の悪い傾向に、とにもかくにもノミネート選手を最重視すると言う要素がある。大量に投票するにあたって、ノミネートと違う選手やポジションで入れる煩わしさは極力、排除したいと言う所だろうが、悪の温床・楽天の最近のスタメンを考えてみれば、ノミネート組で揃えるのは明らかにおかしい。中島や渡辺直が頑張っており、ショートは外野ではなく三塁を守っている。ウィットは二軍、フェルナンデス,草野,鉄平らはスタメンもままならない。中継ぎなど、松本に入れる暇があったら、ナベコーに入れてやれよ!と声を大にして言いたい。悪の温床・楽天の選手をロクに知らないならまだしも、当の悪の温床・楽天ファンなら、それくらい当然分かる筈だ。もし、地元開催に乗じた地元民の仕業なのだとすれば、面倒がってノミネート組に入れまくるのではなく、今、きっちり活躍している選手を指定して入れるくらいの労力は裂いて欲しいものである。あるいは、ノムさんが疑っている様に、お手の物であるインターネットを駆使した悪の温床・楽天の社員どもがただ作業的に入れているのだけなのだろうか…。どうせ組織票をかますなら、ショートを遊撃手部門で入れると言うロッテ時代にも行われたお遊びを再現して欲しい所だが、いかんせん登録名を「リック」などとしてしまった悪の温床・楽天フロントの大失態は致命的と言えるか…。嶋が「他の選手に迷惑がかかりますし、(当選しても)辞退しますよ」とコメントしている様に、結局の所、一番困るのは分不相応な成績で選ばれてしまった選手本人であり、いき過ぎた組織票は不幸な結果しか生まないと言う事を果たして、分かってやっているのかねぇ。とにかく最低でも松本とウィットの当選は阻止して貰いたい所だが、どうなる事やら…。

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June 26, 2007 21:52

◆E10−6G◆
巨人先発・木佐貫は初回こそ3人で無難に抑えたものの、続く2回、四球と連打で二死満塁のピンチを迎えると、嶋,渡辺直と連続タイムリーを浴びて、3点を献上。交流戦最終戦の相手が巨人と言う事でノムさんからファンサービスとして予告先発をかまされた田中だが、直後の3回、マッスル千代の富士に16号2ランを被弾。1点差として貰い、立ち直ったかに見えた木佐貫だったが、5回、高須,山崎武とタイムリーを許して、無念のKO。巨人は6回に李の併殺崩れの間に1点を返すも、その裏、リリーフ陣が捕まり、2失点と点差を広げられる始末。7回もマッスル千代の富士のこの日2本目のアーチが飛び出すも、その裏、素行の悪さが露呈し始めた新助っ人GG佐藤が鉄平に2ランを浴び、8回には6番手・深田も1点を失い、10点目を献上。9回に粘りを見せたものの、焼け石に水だった。田中は7回4失点ながら、打線に援護に恵まれ、5勝目をマークした。

◆YB3−2F◆
交流戦の優勝を決めても、ペナントレースにおいて消化試合になった訳ではないと手綱を緩める事のない日本ハムは初回、横浜先発・吉見に対して、一死一、二塁から高橋のタイムリー二塁打で先制すると、更に、小谷野が犠飛を打ち上げ、この回、2点。横浜もその裏、日本ハム先発・武田勝からガッツな貴公子・仁志が7号先頭打者アーチを叩き込み、1点差とすると、続く下窪が二塁打を放ち、一打同点のチャンス。しかし、ここからクリーンアップトリオがあえなく打ち取られ、同点ならず。このピンチを逃れた武田勝は調子づき、追加点を許さない。一方、横浜も吉見が5回途中でKOされるなど、毎回走者を背負う苦しい展開ながらあと1本を許さず、試合は1−2の儘、終盤へ突入。迎えた7回裏、横浜は先頭の石井タクローがライトスタンドへ2号ソロを放り込み、ついに同点。追いつかれた日本ハムは直後の8回、この回から代わった加藤に対して、3連打で無死満塁の大チャンス。しかし、ここから突如、気合いが入った加藤の前に稲田,飯山が連続三振。力投を続けていた武田勝に代わる代打・小田もショートゴロに倒れて、三者残塁に終わり、武田勝はまたも力投報われず。これで流れを引き寄せた横浜は、その裏から代わった江尻から四球と盗塁で二死二塁とすると、金城のライト前タイムリーで勝ち越しに成功。すると9回はクルーンが三者三振で締め括り、横浜は6連勝を飾った

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 桑田がエンゼルス戦で6度目の登板。2−3と1点ビハインドで迎えた7回にマウンドに上がった桑田だが、この日の主審はストライクゾーンが狭い事に定評のあるマルクスとあって、得意のコーナーワークを駆使しきれず、またデビュー戦以来となるデーゲームに苦しんだ。前回のデーゲームは曇天だったが、この日は晴天。「光の関係か、練習の時から高めにしかいかなくて、アジャストするのに時間がかかった」と言う桑田はいきなり先頭のフィギンズを歩かせると、続くカブレラにはセンター前へ弾き返された。ゲレロをサードへのファールフライに打ち取った後、クインランに対しては0−2とボールが先行し、この間に二盗を許して、一塁が空いた為に敬遠を指示され、一死満塁の大ピンチ。しかし、ここからが逆境に強い桑田の真骨頂。敬遠を指示された際に投げた2球のボールに「感覚を取り戻そうと、凄く集中した」と、フォームや制球をアジャストさせた桑田は「コーナーは取ってくれないから、スピードの変化しかない」と、奥行きを使った揺さぶりでケンドリックをあっさり2−0と追い込み、最後はツーシームで空振りの三球三振。続くモラレスも低めに決まるカーブでセカンドゴロに打ち取り、見事にピンチを切り抜けた。続く8回も簡単に二死を取り、お役御免。敬遠のボールすら無駄にしない仕事人ぶりを見せつけ、5試合連続の無失点投球だ。盟友の破戒僧・清原が左膝の検査の為、渡米したばかりだが、桑田の投球に励まされたと言う破戒僧・清原に対して、桑田は「青春時代の楽しい時、辛い時を共に過ごした仲間。僕が頑張ってる限り、彼は大丈夫。苦しんでいると思うが、いい方向に進んでいて貰いたい。とにかくもう一度だけ背に立つ姿を見たい。頑張って欲しい」と熱いエールを送った。ところで、桑田のカーブは虹の様な軌道を描くとして「レインボーボール」→「レインボール」と呼ばれていた筈だが、地元紙ピッツバーグ・ポストガゼットのデジャン・コパセビック記者が「どう見てもあれは普通のカーブじゃない。鈴木一朗が三振した特別な球。名前が必要だ」として、何を血迷ったか「スシ・ボール」などと命名。26日付の紙面で特集記事を組み、これを発表する意向を示したとか…。アメリカ人の日本人に対するこういう発想は何とかならんものか…。寿司とあのカーブの関連性が一体どこにあるのやら…。「レインボール」だと「虹球」ではなく「雨球」じゃないのか?といつもひっかかるので、普通に「レインボーカーブ」とかでいいと思うのだがなぁ…。あるいは「レインボースパークボール」でも可…って、童夢くんか!

桑田真澄―ピッチャーズバイブル18

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June 25, 2007 21:29

カリメロ勝◆M2−4YB◆
ロッテ先発・久保に対し、横浜は2回、先頭の金城がライトスタンドへ6号ソロを放り込み、1点を先制。続く3回には下窪,メカゴジラと連打を浴びせると、一死後、またも金城が走者一掃のタイムリー三塁打。更に、続く吉村がきっちりライトへ犠飛を打ち上げ、4点目。投げては先発・カリメロが7回まで4安打無失点の好投を展開。完封の可能性も見えてきた8回、ヒットと四球で無死一、二塁のピンチ。ここから早川,堀と外野フライに打ち取り、二死まで持ち込んだものの、フクーラにセンター前へ弾き返されて、ついに1点を許した所で降板。更に、代わった木塚もサブローにタイムリー内野安打を浴び、2点差。なおも一、二塁と長打が出れば同点の場面となったが、里崎をライトフライに打ち取り、辛くもピンチ脱出。9回は守護神・クルーンが先頭打者を出しながらも、後続を断ち、逃げ切った。カリメロは7回2/3を2失点で5月23日以来となる2勝目。横浜はこれで5連勝となった。一方、敗れたロッテは日本ハムに首位を明け渡す事に…。

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June 24, 2007 17:46

◆G3−4L◆
西武先発・オツにとって、96年以来白星から見離されている鬼門中の鬼門・東京ドーム。今年は何故か偽バファローズ戦が東京ドームで行われる不可解な事態に巻き込まれながら、先発予定を腰痛だと騒いで巧みに回避したものの、交流戦と言う嫌な企画により、結局、忌み嫌っているマウンドに上がる機会が今年も訪れてしまった。初回から一死三塁と言うピンチを迎えながら、何とか切り抜けたオツは2回も二死からキムタクに痛打されるも、怒濤のチャンブレイカー・ニックンに回る幸運に恵まれ、ここも無失点で凌ぎきる。何とかオツを楽にしたい西武は巨人先発・内海に対して、3回、中島がレフトスタンドへ7号ソロを放り込み、先制すると、続く4回にはベンちゃん,江藤の連続二塁打で2点目を追加。東京ドーム11年ぶりの白星の権利まであと1回と迫ったオツだが、やはり、鬼門を打ち破るのは容易ではないのか、キムタクに二塁打を浴びた後、よりにもよって、怒濤のチャンスブレイカー・ニックンを歩かせてしまい、一、二塁のピンチ。内海にスリーバントを失敗させたものの、マッスル千代の富士も歩かせて、満塁となった所で、松田記者にレフト前へタイムリーを浴び、1点差。なおも一死満塁でクリーンアップを迎える大ピンチとなったが、ここでガッツをショートゴロゲッツーに打ち取り、勝利投手の権利を獲得。オツは続く6回も三者凡退で切り抜けると、7回には代打を送られ、リリーフ陣に全てを託す事に…。8回、西武は巨人2番手・西村に対して、無死一、二塁とするも、ベンちゃんが最悪のゲッツー。なおも二死三塁の場面で江藤が一、二塁間へ痛打するも、キムタクのスーパープレイに阻まれてしまう。これで流れが変わるかと思いきや、その裏、1番からの攻撃を3番手・ミッチーが3人でピシャリと締める。土壇場9回、西武は二死から代打・上本が四球を選ぶと、代打・栗山を投入。これに対し、巨人が林にスイッチすると、代打の代打で投入した高山がレフトスタンドへ今季初アーチを叩き込み、貴重な2点を追加。結果として、この2点が大きく効いた。その裏、満を持して登板した守護神・小野寺がいきなり先頭の阿部に被弾した上、キムタク,ニックンの連続二塁打で1点差と詰め寄られるも、最後は代打・矢野を打ち取って、辛くも逃げ切り。オツは東京ドームで11年ぶりとなる白星を手にした。巨人の連勝は6でストップ。

◆D2−9H◆
謎の新助っ人・スタンドリッジの来日初登板により、水島の呪いを打ち破るきっかけを掴みつつあるソフトバンクはナゴヤドームでは無類の強さを発揮する中日先発・中田を相手に小久保が2回に16号ソロを叩き込み、1点を先制。小久保は続く3回にも2打席連続の17号3ラン。完全に主導権を握ったソフトバンクは5回には川崎がタイムリー、6回にはルーキー・高谷が2点タイムリー二塁打を放ち、着々と加点。その裏、2点を失ったものの、直後の7回、松田のタイムリー二塁打ですかさず2点を取り返す。投げては和田が6回を2失点で切り抜けると、7回からは柳瀬−ニコースキー−甲藤がパーフェクトリリーフを展開し、久々の快勝を収めた。

◆C1−8E◆
広島は初回、内野安打の東出を二塁に置いて、新井がセンター前へ先制タイムリー。依然として、水島の呪いによる打線沈黙に苛まれている悪の温床・楽天は魅惑のナックルボーラー・フェルナンデス相手に攻めあぐねていたが、3回、中島のタイムリーでようやく追いつくと、4回には山崎武が2試合連続の27号ソロを放ち、勝ち越し。1−3の儘、迎えた8回、広島は5番手として、梅津を投入。前回の登板で1回5失点と大炎上した梅津は水島の呪いを受けている悪の温床・楽天打線すら抑える事が出来ず、3安打2四球で4点を失う炎上ぶりで、試合を決定付けられた。悪の温床・楽天の連敗は3でストップ。

◆T1−3F◆
交流戦Vを果たした日本ハムに対して、太陽の子エステバン・ジャンは初回から田中賢,稲葉の連続二塁打で先制を許すと、2回には持病のボークをかましてピンチを作り、稲田の犠飛で2点目を献上。2点を追う阪神は3回、ジュビロ野口が4年ぶりのアーチを放ち、1点差とするも、5回、この日4番に入った高橋の犠飛で再び2点差と突き放される。阪神は負けている状態ながらも、他の投手を信頼出来ないのか、またまたまたまたJFKを全て注ぎ込み、日本ハムの追加点を阻止するも、グリンの前に一向に得点を返す事が出来ず、最後はMICHEALに3人で締められ、今季の対日本ハム4戦全敗。8回1失点のグリンは交流戦5戦5勝でMVPへ大きく前進した

◆S4−6M◆
0−0で迎えた3回、ロッテは青野のヒット,石井一のエラーで一死一、二塁とすると、早川がレフト前に弾き返して、1点を先制。毎回安打を放ちながら、あと1本が出ずにいたヤクルトだが、4回、先頭のガイエルが3戦連続の16号ソロを放り込み、試合は振り出しに。続く5回には二死から青木が内野安打で出ると、田中浩,寿司職人ラミレスと連続タイムリー二塁打を浴びせて、2点を勝ち越し。2点を追うロッテは8回、一死満塁のチャンスを掴み、石井一をKOすると、2番手・シコースキーから二死後、里崎がレフトスタンド最前列に飛び込む5号グランドスラムを放ち、一気に逆転に成功。9回には代打・ワトソン博士に3号ソロが飛び出し、ダメ押し。その裏、守護神・小林雅が青木に被弾したものの、大事には至らず、連敗を4でストップさせた。3番手として、打者1人を2球で打ち取っただけの荻野は幸運なプロ初白星

◆YB5−4Bs◆
横浜は初回、偽バファローズ先発・川越に対し、ラロッカのエラーをきっかけに満塁のチャンスを掴むと、金城の併殺崩れで先制した後、吉村に2点タイムリー二塁打が飛び出し、この回、3点。3回にはメカゴジラ,金城と一発攻勢で2点を追加。横浜先発・三橋は3回まで無失点とまずまずの滑り出しだったが、何故か4回からは高宮がマウンドへ上がると、いきなりラロッカを歩かせた後、牛込氏に「無理に決まってますよ! 夢よ、もう一度って事だろうけど、そんな選手が通用するほど、日本の野球は甘くないですよ」と酷評されたローズに23号2ランを浴び、3点差。その後、しばらく膠着状態となったが、5−2の儘、迎えた8回、偽バファローズはエラー絡みで貰ったチャンスに代打・下山,大引のタイムリーで2点を返し、1点差。しかし、偽バファローズの反撃もここまで。最後はクルーンに締められ、あと1点が届かず、4連敗。一方、横浜はこれで4連勝となった。

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 96年、右肘のリハビリ中に訪れた思い出の地・アナハイムのエンゼルスタジアムで桑田がメジャー初となる連投。4−0とエンゼルスをリードしていたパイレーツだが、6回、先発・デュークが一発を浴び、なおも、一死一、二塁のピンチを迎えた所で桑田にお呼びがかかった。「まさかここでメジャーの選手として投げられるとは想像もつかなかった」と感激もひとしおの桑田はまずケンドリックをインハイの直球でレフトフライに仕留めると、続くヒレンブランドは得意のカーブで空振り三振に斬って取り、僅か7球でこのピンチを脱出。4戦連続無失点で2個目のホールドをマークした。試合は3番手以降が捕まり、延長の末、サヨナラ負けを喫したが、「1点を取られた後で流れを切りたい所。1点もやれない場面でいい結果を出せた」と自分の仕事をきっちり果たした桑田は満足気。この日の試合前、ミミズ食い男として名を馳せた元ヤクルトのハドラーと再会。エンゼルスの専属解説者を務めているハドラーは「あのカーブがあれば、メジャーでもやっていける。巨人戦は桑田のカーブと斎藤雅のスライダーが苦手で、2人が投げる時はノムさんに『休ませてくれ』とお願いしたくらいだ」とジョークを交えつつ、桑田のカーブにお墨付きを与えた。ハドラーの評価がどれほどアテになるかはともかくとして、この日の桑田の投球に対し、トレーシー監督は「取った2つのアウトは大きかった。(抑えのキャップスの出場停止処分が解けたが)桑田を重要な場面で使っていく事に変わりはない」と大きな信頼を寄せている。

投手・桑田真澄の青春

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June 23, 2007 20:53

◆G5−2L◆
共に5連勝同士の対決となったこの試合。21日に亡くなったばかりの実父に白星を誓った巨人先発・春風亭半ケツは初回、いきなり二死満塁の大ピンチを背負うも、ここでG.G.佐藤を空振り三振。続く2回も先頭打者を出しながら、ゲッツーで切り抜ける粘りの投球を展開。すると、その裏、巨人は一死から3連打で満塁とすると、分相応の8番に降格させられた怒濤のチャンスブレイカー・ニックンが長らく続いている不振により充電されたインケツパワーで犠飛を打ち上げ、先制。更に、春風亭半ケツが自らを助けるタイムリーを浴びせると、マッスル千代の富士にもタイムリー内野安打が飛び出して、この回、3点。3回、ガッツのエラーをきっかけに1点を返されるも、その裏、ニックンがまだまだ吐き出しきっていないインケツパワーで2点タイムリーを放ち、5点目。春風亭半ケツは5回にも3連打で無死満塁と言うピンチを迎えるも、カブレラ,ベンちゃんとショートフライに仕留めると、G.G.佐藤もセンターフライに打ち取って、三者残塁。巨人は8回から豊田,9回からは上原を投入する必勝リレーを展開。上原は一死満塁と一発が出れば同点のピンチを作ったが、中島の犠飛による1点に留めて、逃げ切りに成功。春風亭半ケツは7回1失点の好投で両リーグ一番乗りとなる10勝目をマーク。巨人はこれで今季初の6連勝となり、西武の連勝は5でストップした。

◆D4−6H◆
主砲・松中に続き、自打球を受けたハマのスペランカーのスタメン落ちの可能性も噂されていたが、ただでさえ水島の呪いにより落ちている攻撃力を下げる訳にはいかなかった。それでも人斬り抜刀斎の前に5回までゼロを並べる湿りっぷりは変わらず。打線がアテにならない以上、頼みの綱はハーラートップの先発・杉内だったが、2回、谷繁のタイムリーで先制を許すと、3回には福留,森野のタイムリーを浴び、2点を献上。更に、4回にはプロ初スタメンに起用され、第1打席で早速プロ初安打と気を良くしている柳田にプロ初アーチを許し、4失点KOとなる背信投球。しかし、5回に来日初登板となる謎の新助っ人・スタンドリッジが2四球を出しながらも無失点で切り抜け、水島鎖国政権に抗った事で流れが変わったのか、直後の6回、沈黙していたソフトバンク打線が突如、覚醒。先頭の本多の内野安打を皮切りに5長短打で一気に同点に追いつくと、更に、松田が今季初アーチとなる2ランを叩き込み、勝ち越しに成功。2点を追う中日は7回一死一、二塁,8回二死二、三塁と立て続けにチャンスを作るも、ソフトバンクの小刻みな継投の前に後続を断たれ、得点ならず。最後は馬原が締めて、連敗は4でストップした。スタンドリッジは来日初登板初白星

◆C4−1E◆
地獄の連敗ロードに陥っている広島と水島の呪いに苛まれている悪の温床・楽天のネガティブ対決は悪の温床・楽天が山崎武の先制26号ソロで26イニングぶりの得点をあげるも、所詮、アウトカウント稼ぎ要員としてしか見られていない呪いを受けている打線はこれ以降、広島先発・黒田の前に完全に沈黙。悪の温床・楽天先発・有銘は点を取れない以上、完封するしかないと言う意気込みで5回まで無失点投球を展開していたが、6回、突如、制球を乱して、一死満塁のピンチを背負うと、ここで出てきた代打の求道者・前田の鋭い眼光にビビったか、押し出し死球を食らわせて、ついに同点。一気に畳み掛ける広島はこの後、代打・喜田,東出の連続タイムリーで3点を勝ち越し。黒田は1失点完投で7勝目を飾り、チームの連敗を6で止めた

◆T4−6F◆
32イニング連続無失点中の阪神投手陣だったが、この日は先発・福原が初回から青波の長瀬のタイムリー二塁打であっさり先制点を失ったばかりか、続く小谷野に頭部死球を食らわせて、危険球退場となる体たらく。緊急登板となった江草も工藤,金子誠と連打を浴び、この回、3失点。いきなり3点のビハインドとなった阪神だが、その裏、日本ハム先発・ダルビッシュに対して、猛反撃。無死二、三塁から林のタイムリーで1点を返すと、続くキュラソ星人が15号3ランを叩き込み、打者4人であっさり逆転に成功。1点を追う日本ハムは5回、金子誠にこの日2本目となるタイムリーを放ち、同点。日本ハムが立ち直ったダルビッシュ一人で阪神打線を抑え込むのに対し、阪神は小刻みな継投を展開し、6回から早くもウイリアムスを投入するJFKリレーモードで互いに譲らず、試合は4−4の儘、延長に突入。迎えた11回、既に2回を投げた藤川がマウンドを降りてしまい、7番手として橋本健がマウンドに上がったが、二死一塁から小谷野にレフトスタンドへ痛恨被弾。その裏、武田久が一死から鳥谷に二塁打を浴びた所でようやく守護神・MICHEALが登場。MICHEALは代わりばな矢野にレフトへの大飛球を浴びるも、フェンス手前で失速。続く藤本は空振りの三振に斬ってとり、4連勝で交流戦初優勝を飾った。

◆S17−3M◆
ヤクルト打線が大爆発。ロッテ先発・小林宏に対して、初回、ガイエルの15号3ラン等でいきなり4点を先制すると、4−1で迎えた4回には田中浩が2点タイムリー二塁打を浴びせて、小林宏をKO。続く5回には2番手・ゴーグルに対し、田中浩の2点タイムリー三塁打やロッテ内野陣の乱れに乗じて、4点を加え、10点目。終盤にも藤田をつるべ打ちにするなど、今季最多の20安打17得点金村(日本ハム)の師匠・伊集院光が「合体変形ロボみたいな名前で凄ぇかっこいいから」と言う理由で一押しの新助っ人・グライシンガーは打つ方では4打数4三振と完全に野手任せだったが、本業の投げる方では8回を6安打3失点に抑え、8勝目をマーク。チームの連敗を3でストップさせた。敗れたロッテは今季初の4連敗

◆YB5−1Bs◆
偽バファローズ先発・平野佳に対し、横浜は初回、ガッツ名貴公子・仁志の先頭打者アーチで先制すると、3回にはメカゴジラのタイムリー三塁打,村田の11号2ランで3点を追加。村田は8回にもこの日2本目となる12号ソロを叩き込み、ダメ押しの5点目。投げては先発・ハマのチンピラが序盤こそ制球に苦しんだものの、徐々に立ち直り、8回まで散発3安打無失点。9回も簡単に二死を取り、完封目前と言う所で後藤に被弾したものの、完投で5勝目をマーク。チームは3連勝で約1ヶ月ぶりの貯金1となった。

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 桑田が前回に続いて、マリナーズ戦に中継ぎ登板。0−3と3点ビハインドで迎えた6回、2番手としてマウンドに上がった桑田はまずは先頭のベルトレからメジャー初の空振り三振を奪うと、続くセクソンも簡単に2−0と追い込んだ末にショートゴロに打ち取る。ピドロにはショートへの内野安打を許したものの、続きベタンコートは低めに集める丁寧な投球でまたも空振り三振。そして、2イニング目となった7回、前回はお預けとなった鈴木一朗とのメジャー初対決がいよいよ実現。95年のオープン戦以来、実に12年ぶりの対戦だ。「色々駆使しないと打ち取れないですよ。一番いいバッターだから」と鈴木一朗を警戒する桑田は、幸いにも6回を9番で終わらせた事により、7回の攻撃中に捕手のドーミットと配球の打ち合わせを済ませ、ポンポンと小気味良く投げ込んだ。初球は内角高めのボールで体を起こすと、2球目はチェンジアップを対角線上の外角低めに決める。3球目はきわどく内に外れるスライダーで空振りを奪い、2−1と追い込むと、4球目は得意のカーブを外角低めへ。大きく緩急をつけられた鈴木一朗はボールコースに外れるこの球に振らされ、そのバットは空を切った。「(前回は抑えて欲しいと言う気持ちがどこかにあったが)打ち取って頂こうなんて全く思っていない。打つ気満々でいった」と感傷を捨てて勝負に臨んだ鈴木一朗だが、巧みなコーナーワークに翻弄され、ボール球を立て続けに振らされての完敗。「参りました。どのボールにも意図がある。それは感じました。昔の(全盛期の)自分ではない受け入れている。それはなかなか出来る事ではない」と、桑田の投球に脱帽した。桑田はこの後、ロペスを外角低めのスライダーで見逃し三振に斬ってとり、これで3者連続三振。そして、続くイパネスをピッチャーゴロに仕留めて、2回を4三振無失点の好投でお役御免。全26球中21球がストライクと、「ストライク・スローイングマシーン」の異名に恥じない素晴らしい制球力だった。コルボーン投手コーチも「今後、投球機会は増えていくだろう」と桑田の評価は高まる一方で、状況次第では先発登板のチャンスもあるのではないかと囁かれているとの事だ。

こぼれ落ちた一球―桑田真澄、明日へのダイビング

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June 22, 2007 23:08

 初回はストレート,2回はフォーク,3回はカーブと、イニング毎に同じ球種を続けるリードを見せてきた一球だが、4回からそのリードは一変。岩鬼に対しては初球はど真ん中ストレートと芸のない攻めを見せ、またこの回もストレート1本なのかと思いきや、2球目はフォーク,3球目はカーブ(いずれもど真ん中)3種類の球種を交えて、岩鬼を三球三振に斬って取る。続く殿馬は左打席に入ってリズムを崩そうとするが、岩鬼同様にストレート,フォーク,カーブの順で攻められて、ファーストゴロに倒れてしまう。これを見た微笑は自分にもストレート,フォーク,カーブの順で来ると睨み、初球のストレートを待つが、裏をかかれたカーブにあえなく凡退。ここまでしてやられながら、依然として読みに頼る野球を変えようとしない味方打線に怒りを隠せないでかせぎ君は一球以外はアウトカウント稼ぎ要員でしかない悪の温床・楽天打線を苦もなく3人で仕留める。その裏、2度目の打席に入った山田に対して、一球はついにこの試合初めてのスライダーを要求。しかし、山田をこれを読み切って、ライトスタンドへ豪快なアーチを叩き込み、2000安打を達成。一球はどんな球でも対応出来る筈の山田がスライダーが1球も来なければ三振してもいいかの様な待ちをしていた事に唖然とするのだった。

 大方の予想通り、山田が田中からの一発で2000本安打を達成………したのだが、ただの追撃アーチ扱いで2000本目である事に全く触れないとはどうした事か。水島氏は一球の忍法野球に夢中で2000本の事など、すっかり忘れてしまっているのだろうか。ところで、どんな球でも対応出来るのに、三振覚悟のヤマを張るとは…などと驚いている一球の山田観は勘違いも甚だしいだろう。山田がヤマにしろ、読みにしろ、事前に球種やコースを絞って、それを的中させられない限り、まるで打てない打者に落ちぶれてしまっている事なんて第一打席でモロ分かりなのに…。それにしても、今回も上位打線3人の扱いが極めて酷く、泣けてくる。悪球打ちの岩鬼に対して、変化球は厳禁な筈…。たとえ収まる所がど真ん中だからと言って、あの岩鬼がフォークやカーブをああも簡単に空振りするなんて事が果たして、ありうるだろうか(あと、ストレートばかりか変化球も確実にど真ん中に決められる田中の制球力は凄まじいね)。殿馬もかなり無体な扱い…。リズムなど関係ない山田の様な読み一辺倒バッティングになっているではないか。ストーカー女のさげまん効果による錆び付き具合は予想以上に凄まじい事になっている様で、ソフトバンク戦と言い、今季の殿馬はひたすらに精彩を欠いている。今まで全く描かれた事のない殿馬の長期スランプと言う斬新な展開の為の布石を着々と進めている最中で、「やはり、ストーカー女こそが最大の弊害なのだ」と言う事で破局する方向に向かうのならば、この体たらくにも我慢出来ると言うものだが、恐らくそうはなるまいて…。微笑も相変わらずのかませ犬っぷり…。第一打席同様、一球のリードを完全に読み切ったつもりで意気揚々と打席に向かい、あえなく裏をかかれる無様さに涙が止まらないよ…。そして、とどめが悪の温床・楽天実在選手軍団のアウトカウント稼ぎっぷり…。こんな調子では確実にパ・リーグ、いや、日本プロ野球は崩壊するので、メジャー編でも描いて、アメリカ全土に呪いをかけてくれんかな…。そうすりゃ、今夜の松井さんや鈴木一朗達も日本に戻ってくるよ、きっと…。どうでもいいけど、山田も土井垣も敵対している田中を「マー君」呼ばわりするのは何とかならんかな…。特に、指揮官の土井垣…。凄ぇ緊張感削がれるんだが…。

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June 21, 2007 21:53

 スクイズを読まれて、ウエストされた寿也だが、辛くもパットに当てて、ファールとし、生き長らえる。吾郎はキャッチャーの捕れる範囲でウエストした事から、ギブソンは最初からスクイズを見破っていたのではなく、モーションに入ってから、スクイズに気付き、咄嗟に外したのだと分析。左投手のセットポジションでは背後になる松尾さんの動きを察知出来たのは、20年間一線で投げ続けてきたが故の何かがギブソンにあるからだと言う吾郎の言葉に眉村は驚愕する。一方、ウエストされたとは言え、バットの届く範囲に来た以上、フェアに出来なかったのは自分のミスだと責任を感じていた寿也は必死にファールで粘りを見せると、ついにレフト線の飛球を打ち上げる。捕球体勢に入ったボルトンだったが、、ギブソンに捕るなと叫ばれ、咄嗟に打球を見送ると、これがラインギリギリで左へ切れるファール。捕る事により、松尾さんのタッチアップを許せば、吾郎の調子を考えれば、致命的な1点になりかねないと言うギブソンの機転だった。ギブソンは寿也の事をいい打者だと認めながらも、負ける訳にはいかないと渾身のストレートを投げ込むと、寿也のバットを叩き折って、ついにピッチャーゴロに仕留める。しかし、これを捕りに行ったギブソンの左胸に折れたバットが直撃してしまうのだった。

 吾郎はスクイズを見抜いたのはギブソンだとぬかしているが、ウエストしきれなかったから…と言うのは「投げる前ではなく、モーションに入ってから見抜いた」と言う根拠であって、「ボルテックではなくギブソンが見抜いた」根拠にはならないだろう。いち早く動きに気付いたボルテックが突然、立ち上がった事により、スクイズだと認識したギブソンが咄嗟に切り替えたが外しきれなかった…と言う流れでも全く違和感がない訳であり、今後、新しい要素が出ない限り、当ブログでは「スクイズを見抜いたのはあくまでボルテック」説を通す方針だ。まぁ、大半の人はこんな事はどうでもいい話だろうが…。それにしても、寿也はまたえらい事に巻き込まれちまったねぇ。よりにもよって、ギブソンの心臓へのダメージがまさかこんな形で与えられようとは、流石に、全く予想出来なかった。これが原因でギブソンが命を落とし、Jr.に「ぼくのおとさんを返してよ〜!」と泣かれでもした日にゃ…………気持ち悪いだけだが………、折角、家族離散のトラウマが回復しつつあるのに、人殺しと言う更なる重い十字架を一生背負う事になりかねないぞ。実際の所、寿也の不注意でも何でもなく、完全な事故なので、そこまで思い詰める必要もないとは思うが、すぐ暗黒フォースに囚われるメンタリティの弱い寿也なだけに心配だね。

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 日を追う毎に評価を上げている桑田が鈴木一朗,J.マッケンジーらを擁するマリナーズ戦でメジャー3度目の登板。敗戦処理的な登板が続いていたが、信頼を高めたおかげで、この日は2点リードで迎えた8回二死一、二塁のピンチと言う重要な場面でのマウンドとなった。前触れもなく、いきなり登板指令を受けながらも、ピンチでの起用に意気に感じた桑田は代打・ブロサードと対峙。ネクストバッターズサークルにいる鈴木一朗から「立っているだけでも重圧を感じる。見えない力で攻撃してるんだな。それで崩れる投手もいるんだな、と考えながら投げていた」とプレッシャーを感じつつも、得意のコーナーワークで揺さぶりをかけると、4球目のツーシームでファーストゴロに仕留め、見事にピンチを脱出。日米通じて初のホールドをマークした。これを間近に見ていた鈴木一朗は「桑田さんがブルペンから走ってきた時、いいもんだなと思いました。僕らは勝つ為にあそこで打たないといけなかったですけど、どこかで抑えて欲しいと言う気持ちがあった。あの場面で丁寧に投げるのは当然でしょうけど、周りにいる人はたくさん学ぶ事があるでしょう」とコメント。自分の仕事にクールに徹する鈴木一朗をして、勝敗を越えた想いを抱かせる桑田のプレーはやはり熱い。トレーシー監督も「キーポイントの場面でいい仕事をしてくれた。制球力には完全に自信を持っているね」と、セットアッパーとしての仕事を果たした桑田に高い評価を下しており、今後も大事な場面での起用が増えそうだ。

桑田真澄―ピッチャーズバイブル18

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June 20, 2007 22:18

◆G8−4M◆
この日は金刃の先発が予想されていたが、ロッテが右打者中心のオーダーを組むと睨んだか、若大将・原監督はGG佐藤を先発起用。しかし、若大将・原監督がこういう姑息な手段に走った時は大抵、裏目に出るパターン。案の定、GG佐藤は初回から3イニング連続で1点ずつ失い、あえなくKOとなる背信投球。ロッテ先発・渡辺俊の前に3回まで2併殺と拙攻を繰り広げていた巨人だが、4回、一死から連打を浴びせた後、この日、突如、5番に抜擢された亀井のセカンドゴロの間にまず1点。更に、続く李が14号2ランを叩き込み、一気に同点。直後の5回から、先発要員の金刃がリリーフで登板。若大将の不思議采配に戸惑いながらも、金刃はきっちり抑えると、その裏、一死からの3連打で勝ち越し、更に、亀井が歩いて満塁となった所で渡辺俊はKO。代わった高木に対し、前の打席で一発を放っている李が空振り三振に倒れると、続くキムタクの三塁線への痛烈なゴロも青野のダイビングキャッチに阻まれて、三者残塁。思わぬ形で白星の権利が転がり込んだ金刃は続く6回も3人で抑える好投を見せるも、7回から代わった林がいきなり先頭の早川にレフトスタンドへ放り込まれて、金刃の白星を粉砕。しかし、その裏、巨人は無死二塁から阿部のタイムリーで勝ち越すと、更に、キムタクの2点二塁打等で、一挙4点を獲得。8回から登板の豊田はいきなり連打を浴びるも、後続を断ち切ると、9回は上原が3人で締め括り、5連勝で交流戦優勝へ望みを繋いだ。

◆D5−2Bs◆
デイビー,小笠原の両先発の投げ合いが続き、0−0の儘、試合は中盤へ突入。迎えた5回、中日は井端のタイムリーでようやく均衡を破ると、続く福留の犠飛で2点目を追加。しかし、直後の6回、偽バファローズは一死から4連続長短打を浴びせて、一気に同点とし、小笠原をKO。追いつかれた中日はその裏、ヒットの谷繁をピンキー井上が送った所で代打・立浪がセンター前へタイムリーを放ち、勝ち越しに成功。続く7回には川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに福留に12号2ランが飛び出して、5点目。最後は守護神・岩瀬が2安打を浴びながらも、何とか凌いで、逃げ切った。3番手の平井は今季初白星

◆YB4−3H◆
水島の呪いを解く為に、逆に水島鎖国政策を講じてみたが裏目に出てしまったソフトバンク。後悔した所で一度登録抹消した以上、10日間は昇格出来ない訳で、アダム,ブキャナン抜きで何とか凌ぎきるしかない状況だ。この日は水島鎖国政策に抗う為の最後の砦・ガトームソンを先発起用し、呪い打破を図るも、初回、いきなり押し出し四球で先制点を許してしまう。2回にハマのスペランカーが自打球で退場する恒例行事をかましたものの、立ち直ったガトームソンを何とか援護したいソフトバンク打線は5回、はーちゅんの暴投で20イニングぶりの得点をあげ、追いつくと、大村のタイムリーで勝ち越しに成功。しかし、その裏、石井タクローに今季初アーチを許し、同点。直後の6回、柴原のタイムリーで勝ち越すも、その裏、金城に被弾し、またも追いつかれてしまう。そして、3−3で迎えた土壇場9回、3イニング目となる2番手・水田が一死から小池にレフトスタンドへ今季初アーチをぶち込まれ、悪夢のサヨナラ負け。ハマのスペランカーのリタイアは呪いとは無関係にせよ、この何とも嫌な負け方での4連敗は呪いの影響を感じずにはいられない。一体、いつになったら水島の呪いから解放されるのだろうか!?

◆C1−7F◆
吉川,青木高のルーキー対決となったこの試合、先手を取ったのは日本ハム。2回、青波の長瀬,高橋の連打で一、二塁とした所でミスタースナイパー・坪井がタイムリー二塁打を放ち、1点を先制。一方、立ち上がりからピリッとしない吉川は毎回、ピンチを背負い、4回に無死二、三塁のピンチを迎えた所でついに降板。しかし、代わった押本が大須賀,青木高と連続三振に斬ってとるなど、後続を断ち切ると、直後の5回、日本ハムは高橋のタイムリーで2点目を追加。攻めても攻めても一向に得点を奪えない広島はその裏も二死満塁のチャンスにスタメンを外れていた求道者・前田が代打で登場するも、センターフライに倒れて、三者残塁。タイムリーが出ないならと、8回にルパン広瀬の2号ソロでようやく1点を返すも、直後の9回、日本ハムは稲葉,高橋と一発攻勢で大量5点を奪い、一気に突き放した。広島はこれで6連敗となり、交流戦単独最下位が確定した。

◆T5−0E◆
先週同様、水島の呪いの影響が最も薄まる水曜に田中を起用したノムさんだが、同じ手は何度も津通用しなかった。初回、連続試合出場で今夜の松井さんを抜いて単独2位に立ったキュラソ星人のタイムリーで先制を許した田中は続く2回にも庄田のタイムリー等で2点を失い、結局、5回3失点で降板と、昨夏の早実との決勝以来の甲子園のマウンドでまたも悔しい思いをする羽目に…。アウトカウントを稼ぐ事しか能がない無体な扱いを受ける水島の呪いに苛まれている悪の温床・楽天打線はこの日も全く精彩を欠き、阪神先発のルーキー・上園の前に6回まで1安打と沈黙。その裏、阪神は完璧な投球を見せていた上園に惜しげもなく代打を送り、7回からウィリアムスを投入する継投モードに移行。その裏、キュラソ星人のタイムリー、8回には藤原の押し出し死球でで1点ずつを加えると、久保田−藤川と繋ぐ完封リレーを達成し、これで32イニング連続無失点。上園はプロ初白星となった。一方、敗れた悪の温床・楽天は24イニング連続無得点で5位転落と水島の呪いの影響は深刻を極めてきた

◆S4−7L◆
初回一死二塁,2回一死一、二塁と立て続けにチャンスを逃した西武だが、3回、福地,片岡の連打で一、三塁とした所で中島がゲッツーに倒れる間に1点を先制。6回にはG.G.佐藤のタイムリーで2点を追加。終盤に入ってからチャンスを掴みながら、あと一本が出ずにいたヤクルトだが、8回、田中浩,寿司職人ラミレスの連打の後、ガイエルが起死回生の14号3ランを叩き込み、一気に同点。試合は延長にもつれ込んだ。迎えた10回、西武は一死一塁からカブレラが13号2ランを放ち、勝ち越しに成功すると、更に、途中出場の栗山がダメ押しの一発。その裏、ヤクルトは守護神・小野寺に対して、ガイエルが2打席連続アーチを放り込み、更に、2本のヒットで一発が出ればサヨナラと言う場面を作ったものの、最後は福川がゲッツーに倒れて、3連敗。一方、西武は6連勝で単独4位となった。

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June 19, 2007 21:53

◆G5−2M◆
加藤哲信者や、後ろ向き極まりないロッテファンから「巨人はロッテより弱い」などと、いつまでもウダウダ言われ続ける事に業を煮やしたか、若大将・原監督は江川氏が二軍に落とせ!と叫んでやまない怒濤のチャンスブレイカー・ニックンをスタメンから外し、目の前でガッツを敬遠されまくるなど、敵軍からナメられきっている李を6番に落とすテコ入れを敢行。それが奏功したかはともかく、マッスル千代の富士の先頭打者アーチで先制すると、2回にはキムタクがタイムリーを放ち、1点を追加。6回には4番に復帰した阿部とホリンズの連続アーチが飛び出して、4点目。先発・木佐貫は6回まで4安打無失点の好投を見せていたが、7回、根元にプロ初アーチとなる2ランを被弾した所でKO。しかし、その裏、松田記者の8号ソロで突き放すと、8回からは豊田,9回からは上原と繋ぐ必勝リレーが決まり、対ロッテ3年越しの連敗は9でストップした。

◆D1−0Bs◆
井端を5番に入れる新オーダーで臨む中日に対して、偽バファローズ先発・カーターは2回、3安打で一死満塁のピンチを迎えた上、谷繁の打球を顎に食らって、文字通りのKO。しかし、代わった高木が後続を見事に断ち切る。3回も併殺でピンチを切り抜けた高木だが、4回、2つの四球で迎えたピンチで谷繁にタイムリーを許し、ついに先制点を献上。中日先発・朝倉の前に4回までパーフェクトと沈黙していた偽バファローズは5回、先頭のローズがチーム初安打となる二塁打を放つと、続く北川のヒットで本塁を狙うも憤死。二死後、後藤がヒットで繋いだものの、日高が三振に倒れて、二者残塁。以降、両軍、全くチャンスを掴めない儘、土壇場9回へ突入。この回から代わった守護神・岩瀬に対して、偽バファローズは一死からラロッカ,ローズの連打で一、二塁とするも、北川,下山と倒れて、結局、完封負け。朝倉は8回無失点の好投で4勝目。

◆YB5−0H◆
水島の呪いからの脱却へ必死のソフトバンクは毒をもって毒を制そうとでも言うのか、アダム,ブキャナンの両助っ人を登録抹消する水島鎖国政策を再現。しかし、この毒はあまりにも劇薬だった。地獄ワールドの再現が事態の好転に繋がる事はなく、4回まで毎回の5残塁1走塁死1併殺と拙攻三昧。投げては先発・新垣が2回に投手の吉見に先制タイムリーを許すと、3回には金城に3ランを浴びて、4失点。十八番の暴投こそかまさなかったものの、4回限りであえなく降板となる体たらく。横浜は5回にも内野ゴロの間に5点目を追加。ソフトバンクは8回に無死一、二塁とするも、ハマのスペランカー,小久保,大村のクリーンアップがあえなく凡退。結局、これが最後のチャンスとなり、吉見の前に無惨な完封負けで3連敗。一向に衰えを知らない水島の呪いから、果たして、解放される日は来るのだろうか!?

◆C6−10F◆
序盤から両4番のバットが火を噴いた。まず、青波の長瀬が初回に先制のタイムリー二塁打を浴びせると、その裏、新井が16号逆転2ラン。3回に青波の長瀬が左打席で14号逆転2ランを放てば、その裏。新井も負けじと同点タイムリー二塁打を放ち、日本ハム先発・木下は今季最短のKO。3−3で迎えた6回、青波の長瀬が今度は右打席で2打席連続の15号ソロを放ち、日本ハムが3たびリードを奪う。青波の長瀬のスイッチアーチはこれで史上最多の7度目。日本ハムはこの後も高橋,稲葉とアーチ攻勢で加点し、青波の長瀬は3打席連続16号ソロを叩き込む。8回には金子誠のタイムリーでダメ押しの10点目。9回に謎の温存が続いていたMICHEALが13日ぶりのマウンドに上がり、嶋に3ランを浴びたものの、大局には響かなかった。2番手の武田勝は5回を2安打無失点に抑える好リリーフを見せ、3勝目。敗れた広島は5連敗となった。

◆T1−0E◆
アウトカウントを稼ぐ事しか能がない無体な扱いを受ける水島の呪いに苛まれている悪の温床・楽天打線はこの日もさっぱり打てず、阪神先発・下柳の前にゼロ行進。全く期待出来ない打線に辟易としながらも、3回まで何とか阪神打線を抑えてきた悪の温床・楽天先発・永井だが、4回、2四球で一死一、二塁のピンチを迎えると、ゼブラ今岡にタイムリーを許し、先制点を献上。阪神は7回から久保田−ウィリアムスと繋いで、藤川が締める必勝パターンで完封リレーを果たし、虎の子の1点を守りきった。

◆S2−9L◆
地獄の10連敗から、一転4連勝と本来の力を取り戻してきた西武は初回こそ二死満塁のチャンスを逃したが、2回に細川の6号2ランで先制。その裏、ヤクルトは二塁打のガイエルが牽制悪送球で三進すると、宮出のショートゴロの間に生還。更に、この後、二死満塁で青木に回す絶好の場面を迎えたが、青木は空振り三振に倒れて、三者残塁。突き放したい西武は4回、G.G.佐藤に16号ソロが飛び出し、3点目。8回に1点ずつ取り合って迎えた9回、西武は中継ぎ降格の5番手・石川に対し、江藤の満塁弾等、5長短打で試合を決定付ける5点を奪い、5連勝。先発・涌井は22日ぶりの白星でハーラートップに並ぶ9勝目

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June 18, 2007 23:03

 一球は対山田の為、初回は田中の切り札・スライダーを隠していたのかと思われたが、初球はフォークでストライク。次のストライクはスライダーで取りに来ると読み、2球目と3球目のどちらに来るかで迷っていた山田だが、2球目もフォークでストライクを取られてしまう。これで3球目はストレートでボールにし、4球目でフォーク勝負と睨んだ山田だが、またも読みを外され、3球連続のフォークに中途半端なスイングの空振り三振。この後、一球は義経,土井垣とオールフォークを指示して打ち取ると、3回には山岡,星王,サルとオールカーブで三者凡退に仕留める。一人で東京を手玉に取る一球は4回の第2打席でもバックスクリーンに叩き込み、2−0。その裏、東京ベンチは円陣を組むが、これを見た一球は狙い球を1つに絞ろうとしているのは余計に助かるとばかりにほくそ笑むのだった。

 読みが合えば殆どホームラン,外れれば殆ど三振と言うジャンケン野球に頼りきっている山田の脆さが全面に出た。読みを外されるだけでこうもあっさり三振する山田は実に無様。何度も触れている事だが、所詮、両陣営の読みを作者が全て握っている以上、一方の読みを外すのは、他方に逆をつかせればいいだけの至極、簡単な作業。だからこそ、その逆のつき方が見事なものでなければ、「いいリード」としての説得力はそうそう持ち得ない筈なのだが、水島氏は打ち損じや力負けと言った要素を排除して、読みに頼った駆け引きばかり描きたがるくせに、逆のつき方にうならされる事は少なく、その上、読み勝った方を「凄い」「考えられない」などと大袈裟に持ち上げまくるものだから、ただただ白けるばかりなのである。悪の温床・楽天打線は相変わらず、水島キャラの一球以外はでくの棒揃いの様でひたすらアウトカウントを稼ぐだけの要員と化しており、そのアウトカウントを稼ぐシーンすらも省かれる始末で非常に哀れ…。実際の田中は呪いを受けた日(木曜)から極力遠い日(水曜)に登板させると言うノムさんの深慮遠謀と、呪いに対する敵愾心から執念のプロ初完封を見せた訳だが、本作では3回までパーフェクトと言う好投も全て一球のリードのおかげにしか見えず、田中の凄さはカスリとも伝わってこない。この実在選手シメ倒しモードは何とかならんものかね…。

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June 17, 2007 20:04

◆H1−2G◆
0−0で迎えた3回、巨人は二死走者なしからマッスル千代の富士,松田記者,ガッツの3連打で1点を先制。その裏、ソフトバンクも一死一、二塁から小久保がタイムリーを放ち、同点。巨人は5回,7回と二死二塁のチャンスにいずれもガッツが敬遠され、勝負された李が悉くチャンスを潰し、勝ち越し点を奪えない。一方、ソフトバンクは8回から内海に代わってマウンドに上がった林を攻め、無死満塁の大チャンス。大村が空振り三振に倒れた所で巨人が林から豊田にスイッチすると、これを見た王さんは切り札の主砲・松中を代打に投入。期待を一身に背負って打席に入ったものの、水島の呪いに苛まれている松中は豊田の渾身のストレートの前にあえなく空振り三振に倒れると、続く柴原も三振を喫して、三者残塁。ピンチを逃れた巨人は土壇場9回、和田に代わる2番手・ニコースキーから先頭の代打・大道が二塁打を浴びせると、一死後、3番手・水田に対して、松田記者がタイムリー二塁打を放ち、ついに均衡を破る勝ち越し点をゲット。最後は上原が3人で締めて、今季の対ソフトバンクは4戦全勝となった。

◆F1−0D◆
中日は初回、二死一、二塁のチャンスを逃した事で日本ハム先発・グリンを調子づかせてしまい、以降もゼロを並べるばかり。一方、中日先発・中田も川相不在の重さを痛感し、制球に苦しみながらも、ひたすら援護を待って、8回まで無失点に抑え、試合は0−0の儘、土壇場9回へ突入。中日は二死からピンキー井上がレフト前へ弾き返し、ついにグリンをKOするも、代わった武田久の前に中村公があえなく三球三振に倒れて、結局、無得点。すると、その裏、日本ハムは四球で歩いた高橋をミスタースナイパー・坪井が送った所で稲田がセンター前へタイムリーを浴びせて、劇的なサヨナラ勝ち。武田久は僅か3球で3勝目が転がり込んだ。中田は申し分ない投球で完投したものの、打線に見殺しにされ、4敗目。

◆L5−4C◆
江藤のタイムリーエラーで先制された西武は2回に細川の2ランで逆転するも、それも束の間、直後の3回、石原にタイムリーを許して、同点。6回にG.G.佐藤の15号2ランで勝ち越すも、広島もすかさず7回に嶋が2点タイムリー二塁打を放ち、再び試合は振り出しに。4−4で迎えた土壇場9回、広島は同点の場面ながらも守護神・永川を投入するが、これが誤算。いきなり先頭野代打・栗山に二塁打を浴びると、続く福地の犠打を三塁へ野選。ここで片岡にライト前へ運ばれ、サヨナラ負け。これで広島は4連敗。一方、西武は4連勝となった。

◆M0−0T◆
屈辱の二軍落ちから復帰後、調子を上げてきている阪神先発・太陽の子エステバン・ジャンがこの日も6回を投げて無失点と好投を展開。しかし、肝心の味方打線はロッテ先発・成瀬の快投の前に手も足も出ず、一向に先制点を奪えない。1点も奪えないなら、1点も与える訳にはいかないとばかりに阪神は万全を期して、無失点投球のジャンを6回で退け、7回からウィリアムスを投入。9回からは久保田を注ぎ込み、試合は延長に突入。依然として続投の成瀬は10回も3人で退け、この回でお役御免。その裏のサヨナラを期待したが、一死から二塁打を放った渡辺を返す事が出来ず、成瀬の白星はお預けに。ロッテは11回から薮田,12回から小林雅と、前日、炎上したリリーフ陣が汚名返上の好投で抑えたものの、11回から登板した藤川の前に決勝点を奪う事が出来ず、結局、両軍無得点の儘、12回規定で引き分けに終わった。

◆Bs6−5S◆
立ち上がりからピリッとしない偽バファローズ先発・川越に対し、初回のチャンスは逃したヤクルトだが、続く2回に一死満塁と攻め立てると、青木がライトスタンドへ先制10号グランドスラム。4回には寿司職人ラミレスのタイムリーで1点を加え、川越をKO。投げては先発・石井一が5回まで散発2安打無失点の好投を見せており、ヤクルトの楽勝ペースと思われた。しかし、6回、石井一が突如制球を乱して、3連続四球で無死満塁とすると、宮本のタイムリーエラーで1点を献上。更に、この後、北川,下山のタイムリーで3点を失い、KO。これで勢いづいた偽バファローズは8回には代打・後藤のタイムリーでついに同点とし、延長に持ち込むと、迎えた10回、先頭のアレンが来日初アーチとなるサヨナラ弾を叩き込み、逆転勝ちを収めた。

◆E3−2YB◆
初回、メカゴジラのタイムリーで先制された悪の温床・楽天だが、2回、二死一、二塁から3年ぶりの一軍出場となる中島が2点タイムリー二塁打を放ち、逆転に成功。更に、嶋が内野安打で繋いだ所で渡辺直にもタイムリーが飛び出し、この回、3点。悪の温床・楽天先発・朝井は逆転して貰った直後の3回にガッツな貴公子・仁志の犠飛で1点差と詰め寄られるも、以降は落ち着いた投球で横浜打線を翻弄。完投目前となった9回、一死からメカゴジラを歩かせた所で降板となったが、守護神・福盛が後続を断ち、1点差を守りきった。敗れた横浜の連勝は5でストップ

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June 16, 2007 20:34

◆H2−3G◆
春風亭半ケツと杉内、両リーグの最多勝同士の対決は下馬評通りの息詰まる投手戦となった。杉内が7回まで散発2安打無失点と言う完璧な投球を展開するのに対し、春風亭半ケツは走者を出しながらも粘って抑える持ち味を発揮し、同じく7回まで無失点。0−0の儘、迎えた8回、杉内はこの回も簡単に二死を取るも、ここで矢野に死球を食らわせてからおかしくなり、続くキムタクにセンター前へ弾き返されると、マッスル千代の富士にはライトスタンドへ放り込まれて、一気に3点を献上。しかし、その裏、ソフトバンクは二死二塁から代打・柴原のタイムリー二塁打で春風亭半ケツをKO。ここで代わった上原も「期間限定ストッパー」の「期間」が大凡の予想通り「今季一杯」であった事が明らかになり、指揮官に騙された事でモチベーションが上がらないのか、続く大村にタイムリーを浴びて、1点差。しかし、水島の呪いに苛まれ続けているソフトバンクの反撃はこれが精一杯。続く田上はライトフライに倒れると、9回も3人で攻撃終了し、連勝は3でストップ。杉内は前回に続いて好投しながら、打線に見殺しにされる形でまたも10勝目はお預け。一方、春風亭半ケツは2位に2差をつける9勝目を飾った

◆F2−3D◆
中日は初回、制球に苦しむダルビッシュから一死一、二塁のチャンスを掴むと、福留のタイムリー二塁打で先制。更に、四球で二死満塁となった所で谷繁も四球を選んで、押し出しの2点目をゲット。徐々に制球が定まりだしたダルビッシュだが、4回に二死一、二塁から井端にタイムリー内野安打を許し、3点目を献上。一方、中日先発・人斬り抜刀斎は初回のピンチを切り抜けてからは立ち直りを見せ、6回まで無失点投球を展開していたが、7回、先頭の小谷野に痛打されると、続く高橋に3号2ランを叩き込まれて、1点差。更に、一死一、三塁のピンチを作った所でついにKO。しかし、代わった平井が辛くも後続を断ち切ると、8回からは岡本,9回からは岩瀬と繋ぐ必勝リレーを展開し、何とか逃げ切った。日本ハムは引き分け1つを挟んで3連敗。

◆L12−2C◆
3回に梵の犠飛で先制した広島だが、4回、先発・黒田が突如の大乱調。いきなりの4連打で3点を奪われると、更に、細川にタイムリーを浴び、この回、4失点。続く5回にはベンちゃんにバックスクリーンへ7号3ランを叩き込まれて、悪夢の7失点KO。西武は6回にも中島の6号3ランの後、ベンちゃんに2打席連続アーチが飛び出して、4点を追加し、試合を決定付けた。西武は17安打12点の猛攻で3連勝。先発・オツは8回2失点の好投で、自らの連敗を5でストップさせた。2試合連続の2桁失点の広島は3連敗で借金10となり、西武と入れ替わりで交流戦最下位に転落した。

◆M7−11T◆ 
初回、林の10号ソロで先制を許したロッテだが、3回に早川の2点タイムリー二塁打で逆転すると、その後も着々と加点。7回にはサブロー,里崎の連続アーチが飛び出して、これがダメ押しとなったと思われた。しかし、土壇場9回、阪神が怒濤の猛反撃を開始。8回からマウンドに上がっていた4番手・藤田を3連打でKO。無死満塁の場面でマウンドに上がった守護神・小林雅に対して、桜井がライトフェンス直撃の2点タイムリー二塁打を浴びせると、続く浅井のショートゴロを渡辺正がタイムリーエラー。続く関本が送った所で狩野,シャア少佐の連続タイムリーで一気に同点。なおも二、三塁の場面で林が敬遠されて満塁となった所で小林雅をKO。代わった薮田に対して、打者一巡で回ってきたキュラソ星人がライト前へ2点タイムリーを放ち、勝ち越しに成功すると、更に、二死後、鳥谷,桜井の連続タイムリーで2点を加え、この回、大量9点のビッグイニングを形成。その裏、藤川が3人でピシャリと締めて、連敗を3でストップ。敗戦処理で登板した筈の4番手・桟原に今季初白星が転がり込んだ。

◆Bs1−7S◆
偽バファローズ先発は無傷の3連勝中のユウキ。2回まで無難に抑えたが、3回、一死二、三塁のピンチを迎えると、寿司職人ラミレスにセンター前へ弾き返され、2点を献上。5回には青木に9号ソロを被弾し、この回限りで降板。一方、金村(日本ハム)の師匠・伊集院光が「合体変形ロボみたいな名前で凄ぇかっこいいから」と言う理由で一押しの新助っ人・グライシンガーの前に6回まで僅かに3安打と沈黙していた偽バファローズ打線は7回に二死満塁から代打・水口のタイムリーでようやく1点。なおも満塁と一打同点のチャンスだったが、村松がファーストゴロに倒れて、三者残塁。ピンチを逃れたヤクルトは直後の8回、代打・度会のタイムリーで2点をあげると、9回にも寿司職人ラミレスのタイムリー二塁打でダメ押しの2点を追加。グライシンガー7回1失点の好投で7勝目をマークした。

◆E0−9YB◆
横浜は2回、一死一、二塁から下窪,相川の連続タイムリーで2点を先制すると、更に、石井タクローが送った所で悪の温床・楽天先発・松崎をKO。代わった青山からガッツな貴公子・仁志も2点タイムリーを浴びせて、この回、4点。青山は6回まで無失点に抑える好リリーフを見せたものの、7回に3番手・吉崎に代わると、二死二、三塁のピンチを作ってKO。更に、4番手・戸部は連続四球で押し出しの1点を与えると、続く吉村には走者一掃のタイムリー三塁打を浴びて、8点目を献上。横浜は8回にも小池のタイムリー二塁打でダメ押し。悪の温床・楽天打線はアウトカウントを稼ぐ事しか能のない扱いを受けた水島の呪いの影響か、ハマのチンピラ相手に8回まで無得点に抑え込まれる戸、9回もホセロに3人で捻られ、完封負け。横浜は今季2度目の5連勝となった。

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 悲願のメジャーデビューを果たした桑田がレンジャース戦で3番手として2度目のマウンドに上がった。クローザーとしての起用も噂されながら、この日は0−6での9回と言う敗戦処理ではあったが、「子どもの頃は、勝ってても負けてても出番が来たら嬉しい。『よし、俺の出番だ』と言う気持ちだった」と言う桑田は見事、三者凡退に斬って取る好投を展開。11球中9球がストライクで、2球のボールのうち1つは意図的に外した球と、持ち味の制球力の高さをまざまざと見せつけられたトレーシー監督は「素晴らしい仕事。ピンポイントの制球力だった。ストライク・スローイングマシンだ」と絶賛した。桑田の制球力に対する高評価を見る度に、3球連続ど真ん中へ投げ込む事など地区大会レベルの高校生ですら容易く出来るかの様に描く水島ワールドがいかに非現実的かを思い知らされる。
 桑田は投げるだけでなく、バッティング,フィールディングでも高い評価を受け、若手の生きた手本として敬意を表されていると言う。3AではDH制だった為、バットを握る事はなかったが、昇格後、初のバント練習では巧みなバントを次々に決め、バッティングコーチからは「(バント)チャンピオン」の称号も貰った。巨人時代も世界に君臨するバントの神様・川相を除けば、投手ながらチームで最もバントの上手かった男なのだから、このくらいは当然だろう。桑田の走攻守に渡る総合力の高さ,センスの高さは海を渡っても健在。今後も投げるだけでなく、様々なプレーで魅了して欲しいものだ。

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June 15, 2007 23:26

 前の打席で一発かまされたJr.も難なく退けた吾郎だが、続く覚醒アレックスにセカンドフライを打ち上げられ、連続三振はストップ。とは言え、以降もアメリカ打線に全く付け入る隙を許さない力投を展開。一方、ギブソンも心臓への負担を考えてか、打たせて取る老獪な投球で日本打線を翻弄。両軍延々とゼロを並べるばかりで、試合はついに16回表に突入。18回で同点の儘ならば、引き分け再試合のルールとあって、その可能性も見えてきた矢先、日本は先頭の今夜の松井さんがライト線へ二塁打を浴びせると、続くハマのスペランカーのセカンドゴロの間に三進し、一死三塁で寿也が打席に入った。吾郎はそろそろギブソンの余力もなくなり、決着の時が来た様だ…とタカを括っていたが、ギブソンは寿也に対して、松尾さんに打たれたのは手を抜いていたから…と言わんばかりにこの日最速の153kmのストレートを決める。勝負所での快速球を見せられた事で大木さんは意表をついてスクイズを指示するが、アメリカの大黒柱・ボルテックはこの作戦を見抜いており、ギブソンは大きくウエスト。何とか当てようとバットを伸ばす寿也だが…。

 満田氏に忌み嫌われている松尾さんがまさかの二塁打!…と思いきや、全力投球には程遠いボールだったので、別に松尾さんが凄い訳ではないよ…と言いたいらしい。この前、ホームランを放った時も、チェンジアップにヤマを張られたか…とか言われたりしてるし、松尾さんは打つ度に何かしらネガティブな要素を付け足されてしまう相変わらず、無体な扱いだね。それにしても、寿也のスクイズを見破るとは、流石、ボルテック! 好守に渡って、魅せる男だぜ! 覚醒アレックスも吾郎の連続三振を止める(セカンドフライだが)など、地味に活躍(?)。やはり、アメリカのキーマンはこの二人か!? ところで、延長16回とはまたえらい長期戦になったもんだ。まだ打たれていない状況でギブソンが心臓に異変を起こして苦しむシーンがある気がしてならないんだが、そうなると、このスクイズがあっさり決まる訳にはいかんよなぁ。

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June 14, 2007 23:12

◆Bs4−10G◆
謎の新助っ人・GG佐藤がついに来日初登板初先発。初回から阿部の球団史上200本目となる満塁弾で4点の援護を貰ったGG佐藤は3回まで無失点とまずまずの立ち上がりを見せたものの、4回、一死二塁から牛込氏に「無理に決まってますよ! 夢よ、もう一度って事だろうけど、そんな選手が通用するほど、日本の野球は甘くないですよ」と酷評されたローズから対巨人4戦連発5本目となる22号2ランを被弾。続く5回には連続四球で作ったピンチにガッツのタイムリーエラー等で2点を失い、同点とされてしまう。しかし、直後の6回、巨人は阿部の2打席連続となる14号ソロで勝ち越すと、更に、マッスル千代の富士の2点タイムリー二塁打でこの回、3点。巨人はこの後も加点し、計16安打10点。GG佐藤は6回でマウンドを退いたが、打線とリリーフの援護を仰いで、来日初登板初勝利を飾った。

◆E1−1D◆
悪の温床・楽天先発・有銘に対して、中日は初回、T.ウッズが腰痛で欠場した事により、突如として4番に指名された中村公のタイムリーで1点を先制。悪の温床・楽天打線はアウトカウントを稼ぐ事しか能がない無体な扱いを受ける水島の呪いにより、6回まで僅かに1安打の体たらく。しかし、7回、年に3本打つかどうかのショートが水島ワールドでは毛唐扱いされて存在を隠蔽されているが事に怒りを燃やして、レフトスタンドへ起死回生の同点アーチ。試合はその儘、延長に突入した。中日は10回、二死満塁と絶好のチャンスを作るも、ここで打席に入った中村公は4番を任せて貰い上がっていたテンションが、前の打席ではバントをさせられた事でガタ落ちしたのか空振り三振に倒れて三者残塁。11回も一、二塁のチャンスを逃して、11個目の残塁。その裏、二死からヒットで出た山崎武が牽制で刺された所で雨が強くなり、結局、降雨コールドでドローとなった。

◆H3−2S◆
主砲・松中が右ふくらはぎ痛でスタメン落ちを余儀なくされるなど、依然として猛威を奮う水島の呪い。重苦しい空気の中、始まった試合はいきなり先発・ガトームソンがガイエルに2ランを浴びる苦しい展開に…。ヤクルト先発・館山の前に4回まで攻めあぐねていたソフトバンク打線だが、5回、エラー絡みで掴んだチャンスに川崎のタイムリーで1点差と詰め寄ると、更に、ハマのスペランカーに走者一掃のタイムリー二塁打が飛び出して、逆転に成功。ガトームソンは2回以降、丁寧な投球でヤクルト打線を翻弄し、7回まで追加点を許さず、8回からはニコースキー,水田と繋いで、最後は守護神・馬原が締めて、1点差を守りきった。

◆M14−4C◆
初回、サブローのタイムリー二塁打で先制を許した広島は3回に新井が同点タイムリー。しかし、その裏、ロッテはTSUYOSHI,早川,フクーラの3連打であっさり勝ち越すと、更に、里崎の2点三塁打,ベニー松山の2ラン,青野のタイムリーでこの回、大量6点のビッグイニング。4回にも里崎のタイムリー二塁打で1点を加えたロッテは7,8回にも3点ずつ加えて、今季最多タイの14得点。先発・小林宏は6回1失点で8勝目。一方、3回7失点KOの青木高は逆ハーラートップタイの7敗目となった。

◆L4−3T◆
地獄の連敗ロードを抜け出した西武は糖尿病助っ人・ジョンソンが3月25日以来の先発登板。初回、いきなりキュラソ星人のタイムリーで先制を許したジョンソンだが、その裏、カブレラのタイムリーですかさず同点として貰うと、2回以降は立ち直り、阪神に追加点を与えない。一方、阪神先発のルーキー・上園も2回以降は西武打線を封じてきたが、6回にカブレラの12号ソロ,7回には江藤に今季初アーチと手痛い一発を浴びて、降板。2点を追う阪神はこの回から代わったミッチーに対し、キュラソ星人のタイムリー三塁打,ゼブラ今岡の犠飛で一気に同点。しかし、それも束の間、その裏、2番手・久保田が捕まり、一死満塁のピンチを迎えると、ベンちゃんの併殺崩れの間に勝ち越し点を献上。土壇場9回、守護神・小野寺に対して、一死から連打でチャンスを作り、クリーンアップに繋いだ阪神だが、期待の林,キュラソ星人が連続三振に斬ってとられ、あと一歩及ばなかった。これで西武は最下位を脱出。

◆F6−6YB◆
3回に1点を先制された日本ハムだが、その裏、一死満塁のチャンスに稲葉,青波の長瀬の連続タイムリーで3点を奪い、逆転に成功。2点を追う横浜は6回、一死満塁から下窪のタイムリー,押本のボークで同点に追いつくと、更に、二死満塁となった所でガッツな貴公子・仁志が押し出し四球を選んで勝ち越し。その裏、日本ハムは一死一、二塁の場面で代打・田中幸がセカンドへのゴロ。これを一塁走者・川島と交錯した事でガッツな貴公子・仁志が処理出来ず、同点タイムリーとなってしまうと、大矢監督は守備妨害ではないかと8分に渡る猛抗議をかまし、遅延行為で退場に…。その後も7回に横浜がメカゴジラのタイムリーで勝ち越せば、その裏、日本ハムが稲葉,高橋のタイムリーで逆転。すかさず8回には横浜が代打・古木の犠飛で同点とシーソーゲームを展開。試合は延長にもつれ込んだが、延長に入った途端、ピタリと当たりが止まってしまう。日本ハムは11回、四球で出た青波の長瀬に代走として、さすらいの賭博師・須永を送り込むミラクル采配を見せたが実を結ばず、結局、6−6の儘、12回規定で引き分けに終わった。

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June 13, 2007 21:56

◆Bs6−3G◆
偽バファローズは2回、牛込氏に「無理に決まってますよ! 夢よ、もう一度って事だろうけど、そんな選手が通用するほど、日本の野球は甘くないですよ」と酷評されたローズがの20号ソロで先制すると、更に、後藤のタイムリー二塁打でこの回、2点。続く3回には北川のタイムリーで1点を加え、巨人先発・福田を早々とKO。4回に内野ゴロの間に1点を返されるも、5回には古巣・巨人に恨み骨髄のローズにこの日2本目となる21号2ランをバックスクリーンへ叩き込むと、6回にはラロッカの犠飛で6点目。大量5点ビハインドとなった巨人は7回、マッスル千代の富士にタイムリー二塁打、8回には李の13号ソロとジリジリと追い上げたものの、及ばなかった。偽バファローズ先発・デイビーは7回途中2失点で5勝目をマーク。

◆E4−0D◆
恐怖のパ・リーグ撲滅漫画「ドカパロSS 地獄変」にて、水島キャラ信者にでっち上げられる屈辱を受けた田中がその怒りをぶつけるかの様な投球で中日打線を8回まで4安打無失点と抑え込む好投を展開。一方、中日先発・朝倉の前に7回まで僅かに2安打と沈黙していた悪の温床・楽天打線だが、8回、朝倉が突如の制球を乱した事に乗じて、一死満塁のチャンスを掴むと、代打・草野のタイムリーでついに均衡を破る先制点をゲット。更に、鉄平のタイムリー,渡辺直の犠飛,礒部のタイムリーで3点を加え、この回、4点。ようやく援護を貰った田中は9回、二死満塁の大ピンチを迎えるも、最後は井端を空振り三振に斬って取り、プロ初完封で4勝目を飾った。

◆H9−5S◆
初回、ガイエルの11号2ランで先制されたソフトバンクだが、その裏、内野安打にエラーに四球と、まともな当たりは皆無ながらも満塁のチャンスを掴むと、小久保が2点タイムリーを放ち、一気に同点。更に、二死後、大村,ブキャナンに連続タイムリーが飛び出して、2点を勝ち越し。2回には松中がタイムリーを放ち、5点目を追加。先発・新垣は2回以降立ち直り、5回までノーヒットに抑えていたが、6回一死から田中浩に三塁打を浴びた所で寿司職人ラミレスに犠飛を許して、3点目を献上。その裏、ソフトバンクはこの日からスタメン復帰のハマのスペランカーのタイムリーで再び3点差と突き放す。しかし、直後の7回、新垣はパ・リーグ新記録となる今季18個目の暴投をかますなど、一死二、三塁のピンチを作り、KO。一気に畳み掛けたいヤクルトだたが、ここで代わったニコースキーの前に代打・小野のショートゴロの間に1点を返すのが精一杯。すると、その裏、ソフトバンクは本多,ハマのスペランカーの連続タイムリーで3点を加え、試合を決定付けた。川崎が復帰し、ハマのスペランカーが復帰し、打線にも当たりが出てくるなど、水島の呪いは薄らいできているかの様に見えるが、この日は主砲・松中が右ふくらはぎを痛めて、途中交代しており、明日からまたベストオーダーが組めない可能性を残すなど、依然として水島の呪いは衰えていない様だ。

◆M7−3C◆
魅惑のナックルボーラー・フェルナンデスに対して、ロッテが初回から怒濤の猛攻。TSUYOSHIのヒット,早川の四球の後、フクーラの3号3ランであっと言う間に3点を先制すると、更に、この後、3長短打を浴びせて、この回、大量6点のビッグイニングを形成。フェルナンデスはこの回限りで早くも降板となったが、2番手・長谷川は4イニングを無失点に抑える好リリーフを展開。すると、6回、広島は二死走者なしから4連打で3点を奪い、3点差。しかし、広島の反撃はここまで。8回に青木勇の暴投でダメ押しの1点を追加したロッテは薮田−小林雅と繋いで逃げ切り、連敗を3でストップさせた。尚、この日、広島は昨年まで中日でプレーしていたオチョアの獲得が内定している事を発表。早ければ、来週にも正式契約を交わす見込みだ。

◆L7−0T◆
地獄の連敗ロードに喘いでいる西武だが、連敗中沈黙しきっていた打線が序盤から爆発。岡田監督の不可思議采配で調子を狂わされている中村泰の制球難につけ込み、初回にカブレラのタイムリー等で2点を先制。2回には3四球で満塁となった所で中村泰はあえなく降板。代わったダーウィンに対して、片岡の犠飛,中島のタイムリーで2点を追加。3回にも併殺崩れの間に1点を加えると、5回には中村のタイムリー,6回には中島の5号ソロと着々と加点。投げては先発・岸が大量援護を背に悠々と投げ込み、プロ初完封で5勝目を飾り、チームの連敗を10でストップさせた

◆F1−2YB◆
遅ればせながら新人王レースに食い込んできた木下がこの日も好投。3回に満塁のピンチを凌ぐと、7回まで4安打無失点と横浜打線を翻弄。一方、横浜先発・はーちゅんも「忘れた頃に見せる凄い投球」で7回まで散発3安打と付け入る隙を許さない。0−0の儘、迎えた8回、横浜は二死走者なしから古木,ガッツな貴公子・仁志の連打で二、三塁とすると、ここで代打・マイケルが走者一掃の先制タイムリー二塁打を放ち、木下をKO。2点を追う日本ハムはその裏、一死から田中賢,稲葉の連打ではーちゅんをKOするも、那須野−木塚と繋ぐリレーの前に後続を断たれて、二者残塁。土壇場9回には守護神・クルーンに対して、いきなり小谷野,代打・高橋の連打で1点差と詰め寄ると、更に、稲田の犠打でワンヒットで同点のチャンス。しかし、金子,劇団ひちょりと打ち取られて、あと一歩及ばず。木下は好投報われず、今季初黒星。横浜はこれで4連勝となった。

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June 12, 2007 20:13

 ギブソンが覚悟を決めてマウンドに上った以上、最早、余計な事を気にしても無駄と開き直った吾郎はギブソンと最高の投げ合いを演じようと心に決める。アメリカは3番からの好打順だったが、吾郎はいとも簡単にクリーンアップを三者三振に斬ってとり、これで前の回から6者連続三振。一方、ギブソンは11回、今夜の松尾さん,ハマのスペランカー,寿也と打たせて取る老獪な投球で退け、長期戦の様相を呈してきた。その裏、先頭打者として打席に入ったJr.はギブソンを止める事が出来ないならば、自分がさっさと試合を終わらせるのが最善の選択と意気込むも、吾郎の速球の前にあっと言う間に2−0と追い込まれる。前の打席で一発かましていると言うのに、さしたる警戒もされずにポンポンと投げ込まれる事に苛立ちを覚えるJr.だったが、3球目のジャイロフォークにあえなく空振り三振に倒れるのだった。

 次回は覚醒アレックスないしは主砲・ボルテックの一発でアメリカのサヨナラ勝ち…だったら燃えるのだが、絶対そうはならないだろう。Jr.は先の一発などなかった事にされているかの様な無体な扱いで、日本のメンバーも満田氏に忌み嫌われている松尾さんは勿論の事、満田氏のお気に入りとしか思えないハマのスペランカーも、マイキャラの寿也も至極あっさり凡退する有様。最早、吾郎とギブソン以外は完全に蚊帳の外と言った状態で。この儘だと、本当に吾郎が打席に立つ強引な展開が待ち受けているんじゃないかと心配になってくる。あるいは長く投げ過ぎたギブソンがぶっ倒れるのが先か…。

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June 11, 2007 23:18

 実質上、巨人に捨てられ、分をわきまえない悪の温床・楽天にまで無体な言われようで突っぱねられ、日本球界に居場所を失った事で、海を渡り、かねてよりの夢に邁進する事となった桑田がついに悲願のメジャー初登板を果たした。39歳2ヶ月でのデビューは勿論、日本人最年長だ。審判3人制と言う人外魔境ルールにより、三塁のバックアップに行ったら、主審に激突すると言う訳の分からない事故に巻き込まれ、開幕メジャーを逃した桑田。しかし、これはメジャーデビューを背番号「18」で飾る為にもたらした神のいたずらだったのか!? しかも、相手はかつての盟友・今夜の松井さん擁するヤンキースときたもんだ…。
 2点ビハインドで迎えた5回裏からリリーフ登板した桑田は持ち味のコーナーワークが冴えて、三者凡退に斬って取る上々の滑り出し。続投となった6回も簡単に二死を取ったが、ここでアブレイユを歩かせ、初の走者を許すと、ロドリゲスには甘く入ったスライダーをライトスタンドに放り込まれ、2失点。そして、ファン待望の今夜の松井さんとの対決は意識し過ぎたのか、ストレートの四球と拍子抜けの結果となったが、続くカノーを打ち取って、ここでお役御免。記念すべき初登板は2回1安打2四球2失点と言う内容に終わった。
 手放しで誉められる内容ではなかったが、ケガをする以前から、とうに限界でメジャーなど無理だと叩かれ、ましてやケガをした際にはこれで選手生命は終わったとまで言われた事を考えれば、僅か2ヶ月でここまで這い上がってきた桑田の逆境パワーには感服するしかない。「85マイルでも成功した投手はいる。コントロールが大事。20年の経験があるし、やるべき事は分かっている」(トレーシー監督),「急な昇格で「なかなか話す機会がなかったが、相手の情報があればもっと良くなる」(コルボーン投手コーチ)と首脳陣も桑田の投球に手応えを感じており、以降も積極的に起用されると見て良さそうだ。今後の桑田の活躍に大いに期待したい。

投手・桑田真澄の青春
オールド・ルーキー 特別版

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◆G1−0F◆
阿部が左足首の捻挫でスタメンを外れ、李が4番に復帰した巨人は初回、日本ハム先発・武田勝の立ち上がりを捉え、初回から一死満塁の大チャンス。しかし、ここで怒濤のチャンスブレイカー・ニックンは空振り三振に倒れる相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮。続くホリンズも三振に倒れて、三者残塁。巨人は3回にも二死一、二塁と先制のチャンスを掴みながら、恐怖の残塁量産マシン・ニックンがセンターへの凡フライに倒れる相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮。ニックンがチャンスを潰しまくっているうちに武田勝はすっかり立ち直り、7回まで無失点。一方、巨人先発・金刃も負けじと7回を散発3安打の無失点に抑える好投を展開していたが、8回、二死から田中賢に二塁打を浴びると、続く稲葉を歩かせた所で無念の降板。ここで代わった林の甘い球を青波の長瀬が痛打するも、これがサードの真正面に飛び、二者残塁。すると、その裏、巨人は前夜、謎のセーフティスクイズで悔しい思いをした代打・矢野がレフトスタンドへ値千金の4号ソロを叩き込み、ついに均衡を破る先制点をゲット。こうなれば、最終回は上原が3人で締め括り、完封リレーを達成。今季の対日本ハム全敗を辛くも免れた。

◆D7−2M◆
初回、サブローのタイムリー等で2点を先制された中日だが、2回、谷繁の2点タイムリー二塁打で同点とすると、更に、井端にタイムリー内野安打,T,ウッズに2点タイムリーが飛び出し、この回、大量5点。3回には投手の浅尾が自らを楽にするタイムリーを放ち、ロッテ先発・渡辺俊をKOすると、4回には福留が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに11号ソロを叩き込み、7点目。中日先発・浅尾は走者を出しながらも大崩れせずに5回まで凌ぐと、6回からはS.ラミレス−久本−鈴木−グラセスキと1回ずつ繋いでいく継投で逃げ切り、4連勝。敗れたロッテは3連敗となった。

◆T0−1H◆
虚弱投手・里中にパーフェクトに抑え込まれた呪いから依然として解放されず、打線が効果的に機能しないソフトバンク。初回から走者を出しまくりながら、あと1本が出ない詰めの甘い攻撃でスコアボードにはゼロを連ねるばかり。不甲斐ない打線に辟易としながらも、先発・和田は粘り強い投球で阪神に先制点を与えない。阪神は7回から久保田−ウィリアムスと繋ぎ、9回には同点の場面ながらも藤川を投入。これに対して、ソフトバンクは先頭の田上がヒットで出ると、犠打と内野ゴロで三進。ここで川崎がセンター前へタイムリーを放ち、ついに1点を先制。その裏、守護神・馬原に対して、阪神は鳥谷,藤本がヒットを浴びせ、追い詰めたものの、最後はシャア少佐が空振り三振に倒れて、完封負け。8回無失点の和田は5勝目、馬原は両リーグ一番乗りの20セーブ目をマークした。

◆C7−6Bs◆
初回、栗原の12号3ラン,嶋の5号ソロと電光石火の一発攻勢で4点を先制した広島だったが、先発・大竹がピリッとせず、直後の2回、後藤の一発等で2失点。3,4回と三者凡退に抑えて、立ち直ったかと思いきや、5回一死満塁からローズ,アレンの連続タイムリーで逆転を許し、あえなくKO。更に、代わった長谷川も日高にタイムリーを浴びて、6点目を献上。しかし、偽バファローズは5,6回と立て続けにエラー絡みで1点ずつ失い、試合は振り出しに。6−6で迎えた土壇場9回、偽バファローズ5番手・岸田に対して、広島は二死一、三塁のチャンスを掴むと、ここで喜田がレフト前へタイムリーを浴びせて、サヨナラ勝ち。これで広島の連敗は5でストップ。9回途中からリリーフし、打者一人を抑えただけの魅惑のナックルボーラー・フェルナンデスに3勝目が転がり込んだ。

◆S7−5E◆
0−0で迎えた5回裏、ヤクルトは一死満塁からガイエルの犠飛で先制すると、更に、宮出に走者一掃のタイムリー三塁打が飛び出し、2点を追加。3点を追う悪の温床・楽天は直後の6回、山崎武,フェルナンデスの連続タイムリー,礒部の犠飛で一気に同点とすると、続く7回には高須のタイムリー二塁打で勝ち越しに成功。しかし、その裏、ヤクルトは一死二塁から寿司職人ラミレスの三塁打で追いつくと、またもガイエルの犠飛で再び勝ち越し。直後の8回、代打・草野のタイムリー二塁打で同点となったのも束の間、その裏、ヤクルトは二死満塁から田中浩がセンター前へタイムリーを放ち、2点を勝ち越し。最後は高津が締めて、逃げ切り、3連勝。一方、敗れた悪の温床・楽天は4連敗。つい先日まで夢の貯金生活などと期待されていたのが、今や借金5。水島の呪いの影響か、単なる地力の弱さか…?

◆YB5−2L◆
何とか地獄の連敗ロードを抜け出したい西武はエース・涌井に全てを託すが、2回にベンちゃんの一発で先制して貰いながら、その裏、制球を乱して満塁のピンチを作った挙げ句、ガッツな貴公子・仁志,藤田と連続タイムリーで3点を失い、あっさり逆転を許すと、3回には吉村に7号2ランを浴び、5点目を献上。4点を追う西武は5回に細川の一発で1点を返すも、あとが続かない。7回以降、小刻みにリリーフを注ぎ込む継投の前に反撃を断たれ、結局、ソロ2発による2点のみの10残塁と言う拙攻でゲームを落とし、これでとうとう10連敗

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June 10, 2007 17:41

◆G2−3F◆
連勝は止まった日本ハムだが、巨人先発・木佐貫に対して、2回、ミスタースナイパー・坪井のタイムリーで1点を先制。6回には先頭の劇団ひちょりがヒットで出ると、続く田中賢が送りバント。これを処理した阿部が左足首を捻って、負傷退場。その後、二死三塁となった所で青波の長瀬がライトスタンドへ13号2ランを放り込み、3点目。日本ハム先発・グリンの前に6回まで無得点の巨人は7回、二死からホリンズがヒットで出塁。しかし、怒濤のチャンスブレイカー・ニックンは打ち上げて凡退する相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮し、チェンジ…と思いきや、この時、グリンがボークを犯しており、二死二塁で試合再開。打ち直しとなったニックンは先の凡退でインケツパワーが充電されたのか、センター前へタイムリーを放ち、ホリンズが生還。続く脇谷もヒットを浴びせ、一、三塁とするも、代打・大道はサードゴロに倒れて、二者残塁。土壇場9回裏、日本ハムはMICHEALに故障でも発生したのか、8回途中から登板の武田久が続投するも、一死から3連打で1点差とされ、KO。なおも一死一、三塁の場面で代わった江尻に対して、矢野が謎のバントを敢行。三塁走者・鈴木尚がスクイズのサインを見逃したとしか考えられないプレーで矢野は無駄死に。一塁が空いた為、マッスル千代の富士は敬遠され、二死満塁。ここで打席に回ってきたのは、8回に2人目の捕手・加藤に送った代打・キムタクを守備につかせて、松田記者を引っ込めてしまった事により、2番に入っていた実松。今季ノーヒットの実松はサードへの凡ゴロに倒れて、ゲームセット。

◆D4−2M◆
初回、満塁のピンチを逃れた中日はその裏、二死から福留,T.ウッズ,森野,ピンキー井上と4連打を浴びせて3点を先制。中日先発・中田の前に4回まで6残塁の拙攻を繰り広げていたロッテは5回にサブローのタイムリーでようやく1点を返すと、7回にはフクーラにタイムリーが飛び出し、1点差。しかし、その裏、中日は英智,谷繁の連続二塁打で突き放し、再び2点差に。8回からは岡本−岩瀬と繋ぐ必勝リレーで逃げ切った中日はこれで3連勝。中田は6回1失点10三振の好投で7勝目をマークした。

◆T3−1H◆
雨の為、30分遅らせて始まったこの試合。二軍から這い上がってきた太陽の子エステバン・ジャンは再調整の成果を見せる様に3回まで4つの三振を奪ってのパーフェクトと言う好投を展開。しかし、4回、2つの四球でピンチを迎えた所で小久保にタイムリーを浴び、先制点を献上。一方、ソフトバンク先発・杉内の前に阪神打線は4回まで1安打と沈黙。5回も簡単に二死を取られた後、トップバッターに起用された桜井が四球を選んだ所でだんだん強くなっていた雨が滝の様に降り出し、試合は1時間11分と言う長期中断。この長い中断の影響が心配された杉内だったが、関本をレフトフライに打ち取り、この回も無失点。0−1の儘、迎えた土壇場9回、依然として続投の杉内に対して、阪神は千棟の鳥谷が左中間突破の二塁打を浴びせると、浅井がきっちり送って一死三塁。ここでジュビロ野口がレフトへ犠飛を打ち上げ、ついに同点。延長に入った所でソフトバンクは杉内から篠原にスイッチし、雨にも負けず力投したにも拘わらず、打線に見殺しに遭った杉内の2桁勝利はお預けに。しかも、代わった篠原は一死から関本に二塁打を浴びた後、林にライトスタンドへ9号2ランを放り込まれて、悪夢のサヨナラ負け。川崎復帰で薄れてきたかに見えた水島の呪いの後遺症はまだ残っているのか!?

◆C1−2Bs◆
求道者・前田がスタメンを外れた広島は2回に新井の15号ソロで1点を先制。新井は3安打,喜田は2安打と4,5番は気を吐くも、前後の打者が完全に沈黙し、一向に追加点を奪えない。一方、偽バファローズは9回まで4併殺10残塁の大拙攻で、奪った得点は6回に代打・ラロッカの押し出し死球による1点のみ。拙攻 vs 貧打の体たらくで試合は延長に突入した。迎えた10回、偽バファローズはいくら走者を溜めてもタイムリーが出ないならと、北川が6号ソロを放り込み、勝ち越しに成功。広島はその裏、抑えの加藤大から先頭の中東が内野安打で出塁。続く倉が送ったものの、梵,東出とセカンドゴロに仕留められ、ゲームセット。またも貧打に泣いた広島は5連敗。偽バファローズは西武と入れ替わりで最下位を脱出した。

◆S5−4E◆
悪の温床・楽天先発・朝井に対して、ヤクルトは初回、いきなり二塁打を浴びせた青木を田中浩が送った所で寿司職人ラミレスがセンター前へ弾き返して、1点を先制。6回には代打・小野の犠飛で2点目を追加。金村(日本ハム)の師匠・伊集院光が「合体変形ロボみたいな名前で凄ぇかっこいいから」と言う理由で一押しの新助っ人・グライシンガーの前に6回まで0点に抑え込まれていた悪の温床・楽天は7回、高須のタイムリー,礒部の犠飛で一気に同点。しかし、それも束の間、その裏、ヤクルトは宮出の3号3ランで3点を勝ち越し。5−2で迎えた土壇場9回、粘る悪の温床・楽天は守護神・高津の代わりばな、鉄平が3号ソロを浴びせると、二死後、山崎武に4試合連続25号ソロが飛び出して、1点差。更に、フェルナンデスが内野安打で出たものの、最後はショートがレフトフライに打ち取られ、あと一歩及ばず3連敗。

◆YB7−3L◆
初回、高山,片岡の連打で僅か5球で先制された横浜だが、2回、メカゴジラ,金城の連続タイムリーで逆転すると、更に、一死満塁からガッツな貴公子・仁志が2点タイムリーを浴びせて、この回、4点。5回には村田のタイムリー等で3点を追加し、一気に突き放した。先発・土肥は8回に2点を失い、降板したものの、リリーフ陣の援護を仰いで、6勝目。敗れた西武は28年ぶりとなる9連敗で最下位転落となった。

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June 09, 2007 21:36

◆G12−1E◆
巨人は開幕から4番を打ち続けてきた李をついに6番に落とし、怒濤のチャンスブレイカー・ニックンも7番に降格,好調・ホリンズを5番に上げて、4番には阿部を起用するなど、打線のテコ入れを図ると、これが大成功。新4番・阿部が早速、第1打席で11号先制2ランを叩き込むと、3回には松田記者が7号2ラン。阿部は5回の第3打席でもこの日2本目となる12号3ラン。終盤にはガッツが7回にソロ,8回に満塁弾と2打席連続アーチでダメ押し。12点を奪いながら、全得点が本塁打と言う怒濤の一発攻勢で巨人が圧勝を収めた。また、6番に降格の李は全く得点に絡む事はなかったが、猛打賞で7試合ぶりのマルチ安打。投げては先発・内海が8回を投げて、山崎武の一発による1点のみに抑える好投で7勝目をマークした。

◆D3−2L◆
西武先発・オツに対して、中日は初回二死満塁のチャンスを逃すと、2回にも二死二塁のチャンスをものに出来ない拙攻ぶり。一方、2回までパーフェクトに抑えていた人斬り抜刀斎だが、味方打線のあまりの不甲斐なさに川相不在を痛感して、落胆したか、二死満塁のピンチを背負うと、中島に2点タイムリー二塁打を浴びて、先制点を献上。2点を追う中日は3,4回もチャンスを逸する有様だったが、5回二死一、二塁から暇さえあれば3ランを放つ男・森野川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへ叩き込み、一気に逆転に成功。人斬り抜刀斎は8回まで10三振の2失点と好投すると、昨日、リリーフに失敗した守護神・岩瀬が2人の走者を出しながら、辛くも切り抜けた。西武は2試合連続の1点差負けで8連敗となった。

◆C3−6H◆
水島の呪いに倒れた川崎の復帰で光明が見えてきたソフトバンクはルーキー・大隣がついにプロ初登板初先発。初回、松中のタイムリー二塁打で先制して貰った大隣だが、その裏、いきなり梵に先頭打者アーチを浴びて、あっさり追いつかれると、更に、求道者・前田にタイムリーを浴びて、勝ち越し点を献上。2回以降は立ち直り、5回までノーヒットに抑えたものの、6回には栗原に被弾し、3点目を失う。ハマのスペランカーが初回の走塁で左太腿裏の筋膜炎でリタイアする定例行事を開催し、攻撃力の落ちたソフトバンクは広島先発・黒田の前に2回以降、追加点をあげられずにいたが、8回、大隣の代打・ブキャナンのヒットを皮切りに、本多の犠飛,松中の11号3ランで一気に4点を奪い、逆転に成功。9回には永川の暴投でダメ押しの6点目。最後は馬原が締めて逃げ切りに成功。代打を出された回に逆転して貰った大隣は初登板でプロ初白星をマークした。敗れた広島は4連敗。

◆T1−4Bs◆
1−1で迎えた3回、偽バファローズは北川のタイムリー二塁打で勝ち越しに成功。6回にはアレンの三塁打等で1点を追加。2点を追う阪神はその裏、二死から3連打で満塁とするも、ここで代わった岸田の前にシーツが見逃し三振に倒れて、三者残塁。すると、直後の7回、偽バファローズは連続四球等で貰ったタナボタのチャンスでアレンのゲッツー崩れの間にダメ押しの4点目。岸田は8回まで無失点に抑える好リリーフを見せると、最後は昨日、醜態を晒した加藤大が汚名返上の三者三振斬りを見せ、逃げ切った。先発・ユウキは6回途中で降板ながらも、無傷の3勝目。阪神は14三振を喫するなど、攻撃陣に精彩を欠いた。

◆S3−2F◆
破竹の連勝街道をひた走る日本ハムはダルビッシュを先発マウンドに送り、更なる連勝更新を目指すも、初回、田中賢のタイムリーエラーで先制点を献上。ヤクルト先発・藤井に対して、5回まで無得点に抑え込まれていた日本ハム打線だったが、6回、無死二、三塁のチャンスに青波の長瀬が犠飛を打ち上げ、ついに同点。更に、二死後、ミスタースナイパー・坪井のタイムリーで勝ち越しに成功。しかし、その裏、ダルビッシュが寿司職人ラミレスに被弾し、あっと言う間に試合は振り出しに。その後、両軍決め手に欠き、3−3の儘、延長へ突入。10回裏、日本ハムはここまで散発4安打と好投していたダルビッシュから武田久にスイッチ。これに対して、ヤクルトは四球の飯原をバントで送った所で今季未だにノーヒットの代打・金村弟がライト前へタイムリーを放ち、サヨナラ勝ち。日本ハムの連勝はついに14でストップした。

◆YB2−0M◆
打線好調のロッテだが、この日はハマのチンピラに対して、4回まで6残塁の拙攻で先制点を奪えない。一方、開幕7連勝を狙う成瀬は3回まで無失点に抑えていたものの、4回、吉村に痛恨の6号2ランを浴び、先制点を献上。5回も二死一、二塁のチャンスを逃したロッテは、6回二死から根元が歩いた所で早くも成瀬に代打・橋本を起用。橋本も四球を選んで、ハマのチンピラをKOし、チャンスを拡大させたが、ここまで2安打を放っていたTSUYOSHIが、肝心な時にショートゴロに倒れて、二者残塁。以降、横浜は小刻みな継投でロッテの反撃をかわし、最後はクルーンが3人で締めて、完封リレーを達成。ロッテは11残塁の大拙攻で連勝は4で止まり、成瀬は9度目の先発でついに今季初黒星を喫した。

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