October 2006

October 09, 2006 11:11

「親父が体を張って見せたかった野球の母国アメリカの誇りを
世界に示せないままゲームセットはねぇ!!」

見事な投球でシルヴァを退け、大ピンチを脱したギブソン。Jr.は父の容態が気になって仕方のない様子だが、ギブソンは病に冒されている様子など微塵も見せず、9回の先頭打者であるJr.に支度を促すのだった。ベネズエラの守護神・バレンズエラを前にして、打席に立ったJr.に対して、熱い声援が飛ぶ。ファンに火をつけ、最早、ベンチにもすかした雰囲気はなくなっていた。この空気をギブソンが呼び込んだ事を肌で感じ、ようやく目覚めたJr.はこのままでは逐われない ライト線へ二塁打。続くバッターもショートへの内野安打で出ると、ボルテックが右中間突破のタイムリー二塁打を放ち、1点差。デービスが歩いて、満塁となった所で、シーザーがきっちり犠飛を打ち上げ、ついに同点。更に、アレックスも四球を選んで、再び満塁とすると、4番バーンズがバックスクリーン直撃のグランドスラムをぶち込んで、一気に勝ち越しに成功。アメリカはこの後、いつの間にやら、3点を加えたらしく、終わってみれば、9−2の圧勝でアメリカが決勝進出を果たすのだった。

 Jr.がようやく父の想いに応える。他のアメリカナインも意気に感じて活躍。しかし、アレックスは四球。何だか松尾さんの様な扱いだ。こいつはギブソンの影響を受けて改心したんだかしてないんだか、はっきりしないんだが、多分、まだなんだろうなぁ。それにしても、またもやボルテックが大活躍。満田氏はボルテック、お気に入りなのか? 私も気に入ってきたが…。一番可哀想なのは、言うまでもなくバレンズエラ。仮にも、メジャー屈指のクローザーだろう? 公式戦でも常に本気のメジャーリーガー相手に修羅場を潜り抜けてきた投手じゃないの? なのに、いきなり6失点(流石に満塁弾浴びてKOだよな? あの儘、9点取られてたら晒し者以外の何物でもない)って、そりゃ、あまりにもアメリカに都合が良過ぎるよ。「MAJOR」ワールドでは、公式戦でもアメリカ人はベネズエラ人をバカにして、いつも手を抜いてるんじゃないのか?

Major―Dramatic baseball comic (53)

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October 08, 2006 17:44

◆T1−5G
川相不在と言う甚大無比のハンデを勝手に背負うナメきった高いを続ける中日を走らせる訳にはいかないと怒り心頭の阪神。デーゲームで横浜のヘッポコエラーにより、中日がタナボタの白星を掠め取ったとあって、絶対負けられない状況下、先発・井川が初回から李にタイムリー二塁打を浴びて、先制点を献上。1点を追う阪神はその裏、一死満塁のチャンスに浜中が最悪のゲッツー。2回以降も毎回走者を出しながら、あと1本がどうしても出ない。6回にはキュラソ星人の二塁打を皮切りに再び満塁のチャンスを掴むも、井川を下げてまで起用した代打・林がどん詰まりのピッチャーゴロに倒れて、三者残塁。しかし、7回、四球のシャア少佐を二塁へ進め、シーツのタイムリーでついに同点。押せ押せの阪神は8回にも一死二塁のチャンスを掴むも、秀太,中村豊と連続三振。9回には二死満塁とサヨナラのチャンスで藤川に打席が回ると、延長の事は考えずにここでゼブラ今岡を投入して、勝負に出るも、ライトフライに倒れて、試合は延長へ。迎えた10回、既にウィリアムス,藤川を使い果たし、最後の砦となった久保田がマウンドに上がるも、これが大誤算。一死から鈴木,ニックン,李と3連打で勝ち越しを許すと、更に、マッスル千代の富士,阿部,斉藤と立て続けにタイムリーを浴びる大炎上で悪夢の4失点。阪神の執念を持ってしても、この4点のビハインドはあまりにも大きく、無念の黒星。久保田の乱調は痛かったが、それ以前に16人もの走者を繰り出しながら、13残塁2併殺で僅かに1点しか取れない大拙攻が痛かった。これでは勝ちようもない。これで中日との差は再び3と開き、絶体絶命の状況に追い込まれたが、川相不在の中日はいつ連敗ロードに陥るとも知れないだけに、まだまだ諦めるには早いだろう。

◆YB3−4D
川相不在が故のタイムリー欠乏症は深刻を極め、攻めあぐねているうちに悪夢の逆転負けを喫したと言うのに、全く反省の色が見えない落合監督はこの日も名手・川相を一軍に引き上げないオレ流超特大チョンボ采配を敢行。阪神に2差と迫られる非常事態に、流石に、川相を昇格させざるをえないだろうと言う期待を無惨に裏切られた中日は初回、ボークで貰った二死二塁のタナボタチャンスをいきなり逃す不安な立ち上がりとなったが、続く2回にピンキー井上の実にチーム28イニングぶりとなるタイムリーで先制。4回には上田の犠飛で2点目を追加。6回まで無失点で凌いできた先発・朝倉だが、川相不在と言う絶望的な状況で序盤から持ちうる気力を全て注ぎ込んでいた影響からか、既に、限界寸前。迎えた7回、無死一、二塁のピンチを迎えると、桑原の送りバントを無理して三塁へ転送し、これが野選となると、更に、森野が一塁へ大悪送球をかまし、ボールが転々とする間に二塁走者・吉村がホームイン。川相不在の重さを改めて痛感し、茫然自失の朝倉は続く鶴岡に同点タイムリーを浴びると、更に、石井タクローのセカンドゴロの間にも生還を許して、一気に形勢逆転。しかし、直後の8回、無死一塁から森野のセカンドゴロを藤田が二塁へヘッポコ悪送球。この後、一死満塁となった所で代打・立浪のサードゴロを今度は村田が間に合いもしない本塁へヘッポコ悪送球をかまし、更に、カバーに入った加藤がクッションボールの処理を誤り、一気に二者が返って、中日が再逆転。最後は守護神・岩瀬が締めて、史上初となる2年連続40セーブを達成。敗色濃厚の中、横浜の相次ぐ守乱に助けられ、中日はタナボタの白星をゲット。しかし、元々、川相不在の横浜がヘッポコ守備を露呈するの仕方のない事だが、川相がいるにも拘わらず、無為に使わずにヘッポコ守備を露呈するなど、不用意極まりないとナインの首脳陣への不信感は強まる一方。この日もタイムリーは1本出たに過ぎず、12残塁と怒濤の拙攻三昧でタイムリー欠乏症が解消されたとはとても言えない状況であり、いつ連敗ロードに陥るか分からない。最悪の事態に陥る前に一刻も早い名手・川相の一軍昇格が待たれる所だ

◆S3−7C◆
広島は初回、ヒットの松本,四球の求道者・前田が何と重盗を仕掛けて、二死二、三塁のチャンスを作ると、森笠のタイムリーで2点を先制。5回には石原に3号ソロが飛び出して、3点目。また当初の予定通りだったのかは不明だが、先発・ダグラスは無失点ながら2回投げただけで謎の降板。2番手・広池が4イニングをピシャリと抑えるも、3番手・横山が宮出に3ランを浴び、一気に試合は振り出しに。しかし、直後の8回、無死満塁のチャンスに森笠のタイムリー二塁打で2点を勝ち越し。更に、代打・緒方のタイムリー等で2点を追加。この後、高橋−梅津と繋いで逃げ切った。

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◆L3−11H◆
既に、日本一の夢は断たれている上、この日、敗れれば、アジアシリーズ出場への望みも潰えてしまうソフトバンクだが、この日も先発・和田が初回に中島に被弾し、先制点を奪われる苦しい展開。初戦を取って余裕ぶっこいている西武にルーキー・松永を送り込まれて、3回まで攻めあぐねているソフトバンクだったが、4回、川崎,大村と連打を浴びせて、無死一、二塁のチャンス。ここで大道,松中と打ち上げて、二死一、三塁となり、嫌なムードが漂ったが、ズレータ,ホルベルトと連続四球を選んで、押し出しで労せずして同点。なおも満塁の場面で仲沢が右中間突破の走者一掃タイムリー二塁打を放ち、一気に3点を勝ち越し。3点を追う西武は5回、片岡のタイムリー二塁打で1点を返し、なおも一死二、三塁と一打同点のチャンス。ここでソフトバンクは何と早くも和田を引っ込め、柳瀬を投入すると、これが奏功。中島には犠飛を許したものの、これで二死とし、続くカブレラを空振り三振に斬って取り、ピンチを脱出。直後の6回、一死二塁の場面で4回のチャンスに凡退した主砲・松中が汚名返上のタイムリーを放つと、8回にはタイムリー二塁打。9回には大道のタイムリーの後、松中の3ラン,ズレータのソロと連続アーチが飛び出して、ダメ押し。最後は8点差ながらもマウンドに上がった馬原がピシャリと締めて、ゲームセット。攻撃力不足に泣かされ続けてきたソフトバンク打線が火を噴き、アジアシリーズ出場へ望みを繋いだ。5回途中で思い切って和田を降板させたのも結果的に成功だった。個人成績の関係ない「アジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦」だからこそ迷わず行けた継投策だった様に思う。伊集院光の弟子・金村みたいに造反されちゃかなわんからのぅ。今まで鬼門だった「アジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦」で一発含む3安打5打点と正に主砲の面目躍如と言える大爆発を見せた松中は感極まったか、お立ち台で涙を流した。だが、まだ五分に戻したに過ぎない。この日も一線級投手を打ち砕いた訳ではないし、そうそう浮かれてばかりもいられないが、このいいムードを明日にも繋げて欲しい所だ。

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October 07, 2006 21:09

◆T5−3G
川相不在と言う計り知れないハンデを勝手に背負うナメきった戦いを続ける中日を走らせる訳にはいかないと怒り心頭の阪神は2回にキュラソ星人の会心の一発で先制すると、4回には浜中にもアーチが飛び出し、2点のリード。巨人は5回,6回と続けて無死満塁のチャンスを潰すなど、拙攻三昧だったが、8回、二死一塁からマッスル千代の富士に2ランが飛び出して、ついに同点。しかし、それも束の間、その裏、阪神はシーツのタイムリーですかさず勝ち越すと、更に、キュラソ星人にこの日2本目となる2ランが飛び出して、ダメ押し。最後は藤川が清水に被弾するも、キュラソ星人のとどめの一発が大きくものを言った形で事なきを得て、逃げ切った。中日が敗れた事でその差は2と肉迫。川相不在の中日はいつ連敗ロードに陥るとも知れないだけに、最後まで諦めず、逆転Vへ意欲を燃やして欲しい所だ。敗れた巨人は球団史上初となる2年連続のBクラスが確定した。

◆YB3−2D
川相不在でタイムリー欠乏症は深刻を極めているにも拘わらず、全く意に介さない落合監督はこの日も名手・川相を一軍に引き上げないオレ流超特大チョンボ采配を敢行。失意のどん底に叩き落とされた中日は初回から二死一、二塁と言う絶好のチャンスを逃すと、2回には二死一塁のチャンスを逸し、3回にも先頭の荒木がヒットで出るも井端がゲッツーで潰すなど、川相不在が故のタイムリー欠乏症を大露呈。たまりかねたか、4回にT.ウッズが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに44号ソロをぶち込んで、ようやく1点を先制するも、5回には一死一塁のチャンスで今度は荒木がゲッツー。しかし、6回、連打で一、三塁のチャンスに森野の犠飛でようやく2点目。川相不在と言う計り知れない逆境下において、必死の継投で凌いできた中日だったが、8回二死一塁の場面でマウンドに上がった岡本がいきなり内川を歩かせると、村田に痛恨の3ランを叩き込まれて、僅か5球で一気に逆転される有様。最後は横浜守護神・クルーンの前に三者凡退に終わり、万事休す。これで中日は4日の立浪のサヨナラヒットを最後に26イニングタイムリーなしと言う川相不在の弊害を大露呈。ついに阪神に2差と迫られ、いつまでも不十分な戦力で戦っている場合ではないのは誰の目にも明らかだ。最悪の事態を迎える前に一刻も早い名手・川相の一軍昇格が待たれる所だ。尚、10勝が懸かっていた為に引っ張れるだけ引っ張って貰い、やむなく代打を出された回に逆転して貰うと言うツキに恵まれたアゴくらは2年連続の2桁勝利となった。

◆S4−3C◆
昨日は怨敵・落合監督のオレ流超特大チョンボ采配に無駄に対抗心を燃やして、求道者・前田を外すなどと言う愚行に走ってしまったブラウン監督だが、落合監督との対決が終わった事で平常心を取り戻したのか、この日は求道者・前田を3番スタメンに起用。くだらない理由で外され、怒りを燃やす求道者・前田の火の出る様なヒット等で初回から二死満塁のチャンスを作った広島はルパン広瀬のタイムリーで2点を先制すると、3回には一死二塁から求道者・前田が鬱憤を晴らすがごとく会心のタイムリーを放ち、3点目。鮮烈デビューを飾った偽ハンカチ王子こと斉藤は2回まで無失点で凌いできたが、3回、リグスに被弾し、ついにプロ初失点。斉藤は6回途中で降板となった後、小刻みな継投でヤクルトの反撃をかわし続ける。何とか突き放したい広島は8回に怒りに燃える求道者・前田がこの日3本目となるヒットを放つなど、二死一、二塁のチャンスを掴むも、ここで先制打を放ったルパン広瀬が空振り三振。ここで1点を追加出来なかったのが痛かった。その裏、4番手・河内が8回に連続四球でピンチ。ここで代わった林は寿司職人ラミレスをキャッチャーフライに打ち取った…筈が、これを倉が痛恨の落球。すると打ち直しとなった寿司職人ラミレスが神宮箱庭球場の利を生かした左中間スタンドギリギリに3ランを放り込んで、一気に形勢逆転。9回からマウンドに上がったヤクルト守護神・高津は一死一、二塁のピンチを迎えながらも、後続を断ち切って、日米通算300セーブを達成。ヤクルトはこれで単独3位が確定した。

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◆L1−0H◆
日本ハムに25年ぶりのリーグ制覇を許した西武とソフトバンク。既に、日本一の夢は断たれた両軍だが、アジアシリーズ出場権争奪戦の出場権を賭けて激突する事となった。西武は今季17勝の霊感投手・松坂,ソフトバンクは18勝の斉藤和と図抜けた成績を残したリーグ屈指のエースを初戦から投入。斉藤和は6回まで内野安打1本と西武打線に付け入る隙を許さない完璧な投球を展開。この斉藤和を何とか援護したいソフトバンクだが、初回にゲッツーでチャンスを潰したのを皮切りに、2回には無死一、二塁のチャンスを逃し、4回もゲッツーを食らい、7回には二死から連打と死球で満塁と追い詰めながら、大村がファーストゴロに倒れて、三者残塁と一向に点を奪えない。そうこうしているうちに流れは西武へ。7回裏、中島,カブレラの連打で一、二塁とした所でベンちゃんがレフト線へタイムリー二塁打を放ち、ついに1点を先制。続くリーファーのセカンドゴロで三塁走者・カブレラが不覚にもスタートを切れず、この後、中村,片岡が連続三振。カブレラの走塁ミスが痛恨のプレイとなるか…と思いきや、霊感投手・松坂は直後の8回、ホルベルト,松中,ズレータのクリーンアップを三者三振。9回も無難に締めて完封勝ち。投球内容は、むしろ斉藤和の方が上だったとも言えるが、ソフトバンクは幾らでも得点を奪えるチャンスを悉く逸したのが悔やまれる。4つの死球を食らわせる霊感投手・松坂の殺人投球に肝心な所でびびってしまったか? 7回にクリーンアップの3連打でワンチャンスを生かした西武に対し、ソフトバンクは直後の8回にクリーンアップが三者連続三振。正に、この試合を象徴していたかの様な対照的な攻撃だった。

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October 06, 2006 21:35

◆D5−2C
ブラウン監督への嫌がらせに固執するあまり、屈辱的大惨敗を喫したばかりだと言うのに、全く懲りていないのか、この日も落合監督は名手・川相を一軍に引き上げないオレ流超特大チョンボ采配を敢行。勝敗度外視の乱心采配に落胆の色を隠せない中日だったが、ブラウン監督も何を血迷ったのか、求道者・前田をスタメンから外す理解不能のミステリアスオーダーを展開。更に、中日にとって、僥倖だったのは、広島の先発がセ・リーグ借金王の大竹だった事。相変わらず、白星に縁遠い大竹に対して、2回に3連打を浴びせた後、英智の犠飛で1点を先制すると、よりにもよって投手の山本昌に押し出し四球と言う大きなおまけを貰って、この回2点。5回には福留が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに30号2ランを叩き込み、4点のリード。6回まで無失点投球を続けてきた先発・山本昌は7回に一死満塁のピンチを迎え、緒方の犠飛,東出のサード強襲のタイムリーで2点差と詰め寄られるも、8回、T.ウッズが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに43号ソロを放り込み、ダメ押し。最後は守護神・岩瀬がきっちり締めて、マジックを4とした。川相不在と言う計り知れない大ハンデを勝手に背負った事に対して、求道者・前田不在と言う計り知れない大ハンデを勝手に背負うと言う全く意味のない形でブラウン監督が対抗心を燃やしてしまった事に救われ、辛くも白星を拾った中日。しかし、相変わらず、川相不在が故の完全無策一発依存野球を展開しており、山本昌の力投がなければ、どうなっていたか分からない。この儘では、いつ阪神に抜かれてもおかしくないだけに、最悪の事態を迎える前に一刻も早い名手・川相の一軍昇格が待たれる所だ。尚、敗れた広島はこれで9年連続のBクラスが確定した。

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October 05, 2006 21:18

◆G9−1YB
巨人キラーと言うか、巨人以外の相手には如何ともし難い土肥が久々に巨人戦に先発登板となるも、立ち上がりから全くストライクが入らず、3四球を与えての押し出しで先制点を許すと、阿部の犠飛で2失点。以降も土肥は全く立ち直りの気配を見せず、3回には阿部に3ランを叩き込まれ、5回には投手の上原に2点タイムリー二塁打を許した上、脇谷にプロ初アーチを浴びて、9失点KOと惨憺たる結果に終わった。一方、巨人先発・上原は立ち上がりから快調なピッチングで横浜打線に三塁すら含ませず、8回まで3安打無失点。ようやく今季初完封なるか…と思われたが、9回先頭の石井タクローに二塁打を浴びるなど、一死三塁のピンチ。大量リードとあって、普通なら前進守備など敷かない場面だが、巨人内野陣は何としても上原に完封させてやりたいと異例のバックホーム体勢。しかし、そのシフトも虚しく、内川にレフトへの犠飛を許して、またも完封ならず。最後の最後での詰めの甘さは今季の上原を象徴している様だった。

◆D1−4C
意図的に不十分な戦力で戦い、無駄に接戦を演じる半ば作為的と言っても過言ではない形で劇的勝利を収めているものの、一歩間違えば、全て黒星に繋がっていた事を考えるだにナインの不信感不安感は募る一方だが、そんな事などお構いなしの落合監督はこの日も名手・川相を一軍に引き上げないオレ流超特大チョンボ采配を敢行。ナメきった戦力で戦うのは、確執のあるブラウン監督に対する挑発とも見られているが、そんなくだらない私怨の為に、理不尽な逆境を強いられたのか?と、中日先発・人斬り抜刀斎は茫然自失。これに対して、ナメられて怒り心頭の広島は2回、新井,求道者・前田が立て続けに痛打を浴びせると、ここでルパン広瀬が会心の3ランを叩き込み、3点を先制。その裏、英智のセカンドゴロの間に1点を返されるも、4回、ルパン広瀬,倉,松本と3連打を浴びせて、再び3点差と突き放す。この後、中日は4回二死満塁,8回一死一、二塁のチャンスを悉く逃すなど、川相不在の弊害を大露呈。最後は広島守護神・永川の前に反撃を断たれた。川相不在が故の大拙攻で屈辱的大惨敗を喫し、阪神との差は2.5と接近。最悪の事態に陥る前に一刻も早い名手・川相の一軍昇格が待たれる所だ

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October 04, 2006 21:28

◆G3−4YB
巨人の先発はグローバー。この所、中継ぎ登板が続いていた為、来季残留が危ぶまれていたが、ここに来ての先発起用はまだ残留の可能性が残されているに他ならない。今オフ、日本語習得プロジェクトを画策しているだけに残留へ意欲を燃やすグローバーだったが、気負い過ぎたか、自らの暴投でピンチを作り、内川に先制タイムリーを許してしまう。しかし、却って、これで落ち着いたのか、ここで内川を牽制で刺すと、村田を空振り三振に仕留め、1点で切り抜ける。すると、その裏、すかさずマッスル千代の富士の犠飛で同点。この後、満塁のチャンスに阿部がゲッツー,2回もグローバーのヘッポコバントでゲッツーと拙攻が続いたが、3回、李のタイムリーで勝ち越しに成功。4回も満塁のチャンスを逃すなど、川相不在の弊害を露呈しながらも、グローバーが粘りの投球で5回まで追加点を与えない。6回からは林−西村と繋ぎ、8回二死一、二塁のピンチも春風亭半ケツが後続を断ち切った。その裏、李に9試合ぶりの一発が飛び出して、ダメ押し…と思われたが、9回、二死満塁のピンチを背負った春風亭半ケツが鶴岡に走者一掃のタイムリー三塁打を浴びて、一気に形勢逆転。その裏はクルーンに3人で締められ、万事休す。終わってみれば、序盤の大拙攻であと1点を取りきれなかったツケが最後に回ってきた格好だ。グローバーの6勝目は無惨にも粉砕され、日本語習得プロジェクト実施へ黄信号。これで春風亭半ケツは2試合続けてのリリーフ失敗。そろそろ豊田に本来の役目を譲る頃ではなかろうか…。

◆D3−2
ただでさえ、川相不在のナメきった布陣を敷いている上、昨日は完封目前の朝倉を下ろしての嫌がらせ継投をかまされ、怒り爆発のブラウン監督。そんな犬猿の仲の落合監督はまたもあてつけるかの様に名手・川相を一軍に引き上げないオレ流超特大チョンボ采配を敢行し、ブラウン監督の腸は煮えくり返る一方。そんなくだらない事の為に川相を外されて、失意のどん底に叩き落とされた中日は好調・T.ウッズの2本のタイムリーで2点のリードを奪うも、川相不在が故にあと一歩攻めきれず、大きく突き放す事が出来ない。一方、中日先発・中田の前に再三チャンスを掴みながら、ものに出来ずにいた広島だったが、8回、二塁打で出た山田を2本のセカンドゴロでホームへ迎え入れると、ここで不完全燃焼野球など言語道断と気迫を漲らせる求道者・前田がライトスタンドへ怒りの21号ソロを叩き込み、ついに試合は振り出し。しかし、土壇場9回、一死一、二塁の場面で代打・立浪がタイムリー二塁打を放ち、中日がサヨナラ勝ち。結果的に土壇場での劇的に見える勝利が続いている中日だが、楽に勝てる試合を川相不在が故に無駄に追いつかれて、やっとの事で逃げ切っているのが実情であり、そんな事は誰から言われるまでもなく痛感している中日ナインには劇的勝利には程遠い重苦しいムードが漂うばかり。いつチームが崩壊してもおかしくない崖っ淵状態が続いているだけに、最悪の事態が訪れる前に一刻も早い名手・川相の一軍昇格が待たれる所だ

◆S2−4T◆
この期に及んで、不十分な戦力で優勝をかっらおうなどと言うナメた姿勢の中日に怒りを燃やす阪神は2回、矢野の通算100号となる3ランで主導権を握ると、4回には浜中のタイムリーで4点目。9月の月間MVPに輝いた先発・安藤はその裏、リグスに2点タイムリー二塁打を許したものの、4,5,6回と3人ずつで斬って取る安定した投球を展開。しかし、7回一死から宮本,代打・真中と連打を浴びた所で、岡田監督は何と早くも藤川を投入。まかり間違っても追いつかれる訳にはいかないと言う執念の起用に藤川は見事に応え、後続2人を打ち取って、ピンチ脱出。藤川は8回もピシャリと抑えると、最後はウィリアムスが3人で打ち取り、完勝。川相不在の中日はいつ連敗ロードに陥るとも知れないだけに、最後まで諦めず、逆転Vへ意欲を燃やして欲しい所だ。

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October 03, 2006 22:07

◆G5−1YB
8月2日以来白星のないハマのチンピラがこの日も序盤から捕まった。初回にマッスル千代の富士にタイムリーを浴びると、3回には、またもマッスル千代の富士に一発に浴びるなど2失点。4回にも満塁のピンチを迎えるなど、フラフラした投球が続く。一方、巨人先発・パウエルは4回までノーヒットに抑えるなど、横浜打線を翻弄していたが、6回に内野ゴロで1点を失うと、7回に一死三塁のピンチを迎えた所で早くも降板。しかし、このピンチを2番手・林が切り抜けると、その裏、ニックンのタイムリー内野安打で4点目を奪い、ハマのチンピラをKO。8回には村田のタイムリーエラーでダメ押しの1点を追加。8回からマウンドに上がった豊田は9回も投げきって、9月10以来となる13セーブ目。巨人の連敗はようやく6でストップした。パウエルは今頃になってようやく10勝か。序盤の快投ぶりは下手すると前半戦で到達しそうな勢いだったのに…。

◆D8−0C
どこまで他球団をナメきれば気が済むのか、この日も落合監督は名手・川相を一軍に引き上げないオレ流超特大チョンボ采配を敢行。失意のどん底に叩き落とされた中日だったが、幸い、この日は広島先発・長谷川が大乱調。川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振した井端が2打席連続でタイムリーとなる長打を浴びせ、2回までに3点を奪うと、5回にはT.ウッズが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに42号3ランを叩き込み、長谷川をKO。この後、7回にもエラーで貰ったチャンスにつけ込み、ダメ押しの2点を追加。投げては先発・朝倉が8回まで10三振を奪う力投で無失点投球を展開。これだけワンサイドゲームであるにも拘わらず、落合監督は完封目前の朝倉に代打を送り、9回には小林−鈴木−久本と一人一殺と言う無駄に慎重な継投で完封リレーを達成。阪神戦に3連敗した事で挙がっていた落合監督への嫌からせ疑惑をとりあえず、否定しておきたかったのか否かは分からないが、広島の投打に渡る覇気のない戦いに救われ、とりあえず、勝ちを拾った中日だが、阪神もしっかり追ってきており、まだまだ安穏とはしていられない。最悪の事態が訪れる前に一刻も早い名手・川相の一軍昇格が待たれる所だ。尚、落合監督の嫌がらせの様な余裕ぶっこいた継投策にブラウン監督は「あんなにたくさんの投手を出す必要があったのだろうか。落合監督にしか分からない事だが」と不快感を露わにし、二人の遺恨はより一層深まった模様だ。

◆S0−4T◆
いつまでも川相不在の手抜きモードを続ける中日を走らせる訳にはいかないと怒り心頭の阪神だが、この日はヤクルト先発・石川の前に5回まで散発3安打の無得点と大苦戦。しかし、阪神先発・井川も負けじとヤクルト打線に付け入る隙を与えない。0−0の均衡が破れたのは6回。阪神は関本,シーツの連打で二死一、二塁のチャンスを作ると、浜中のタイムリーでついに1点を先制。さらに、鳥谷が歩いて満塁となった所で矢野が2点タイムリーを浴びせて、この回、3点。9回には関本のタイムリーでダメ押しの4点目。井川は最後まで安定した投球を見せ、2試合連続の完投勝利を完封で飾った。ここに来て、ようやくエースらしい働きを見せ始めた井川の力投は心強い。川相不在の中日はいつ連敗ロードに陥るとも知れないだけに、残り試合を全て勝つつもりで逆転Vに意欲を燃やして貰いたい所だ。

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October 02, 2006 19:26

 岩鬼紛いの悪球打ちで同点弾を放った劇団ひちょりに続いて打席に入ったのは、3年ぶりの一軍出場となる神山。所詮、ヒット打者だと侮るわびすけに対して、相変わらず、下手の考え休むに似たりを地で行く山田は「歩はヒット打者でも、と金になると言う事はホームラン狙いかもしれない」などと訳の分からない事をぬかして、無駄に警戒を強め、初球から変化球のボール球を要求。わびすけの投じたスライダーは山田の要求とは裏腹にストライクコースに入ってくるも、神山はピクリとも動かずに見送り。ストレート「を待っている気配を感じた山田はカーブを要求するが、神山は立て続けに見送って、簡単に2−0と追い込まれる。ここで山田は意表をついて、ど真ん中のストレートを指示すると、流石にこれには手を出してきた神山は真後ろへのファールを放ち、タイミングが合っている所を見せる。投手が投げる可能性のある球種の多さに呆れながら、自分も将棋で数々の駒を操って来たと言う自負から対抗出来る自信があるのか、神山はここから執拗にファールで粘り、いつの間にやらフルカウントまで持ち込んでいた。打てる球を投げてもファールしてくる辺り、神山の狙いはヒットではなく、ファールする事にあると察知した山田は、ならば尚更歩かせる訳にはいかないとわびすけにアイコンタクトを送るも、16球目もカットされてしまう。ここでわびすけは何を思ったか、グラブを右手にはめ替え、右打者の神山に対して、左投げにスイッチすると、これを見た神山も、左対左は不利と言うセオリーを無視して、左打席にスイッチ。神山の左打ちなど見た事もない日本ハムベンチは唖然とするばかり。左に代えてから初球となる17球目だが、結局、低めに外れるボール球となり、わびすけが根負けした形で神山は四球を勝ち取る事に…。「いつからスイッチになったんだ?」と問う山田に対して、神山の答えは「今だよ」。初の左打席には少々びびっていたとの事だが、相手の思わぬ手を打つ事が必殺の手にもなると不敵な笑みを浮かべるのだった。無死一塁となった所でいよいよSHINJOが登場する。

 四球狙いのファール連発は水島作品に限らず、野球漫画では度々使い回される定番ネタ。実際に故意にファールを打ち続けると言うのはかなり凄いと思うのだが(もし、こんな事をスタメン全員にやられたら、先発投手は打順が一回りした辺りで潰れてしまうだろう)、「MAJOR」では小学生の岡村一郎が「地獄のバックファイヤーピッチャー殺し」と称してやっていたくらいだし、あまりにも定番ネタなので、その凄さに対する感覚が麻痺している部分はあるな。とりあえず、わびすけが自分の不利な左投げに代え、更に、神山も自分に不利な左打ちに代えて、動揺を誘うと言う形はちょっとだけ新鮮味はあった気がする(新鮮味がある=面白い…とは限らないが)。まぁ、両投げの投手の絶対数が極端に少ないだけに、こういうシチュエーションに至る事も殆どなく、使い回しネタの権化・水島氏にもそれを回避出来た模様だ。ところで、と金になったらホームランとか、そういう発想は一体どこから出てくるのだ?>山田。棋士出身だからって、普通の人間はそんな発想には決して至らないだろうに…。神山も神山で将棋の色々な戦略のある駒を使い分けてきたから、多彩な変化球を使い分けられても対応出来る…って訳分からんよ…。それにしても、SHINJO、3番かよ。水島鎖国体制で青波の長瀬が存在を隠蔽されている事から、ガッツが4番に繰り上がっている影響な訳だが…。

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October 01, 2006 20:37

◆G0−3C
広島の先発マウンドに上がったのは何と「さいとうゆうき」。と言っても、ハンカチ王子こと「斉藤祐樹」の事では勿論なく、プロ初登板となるルーキーの「斉藤悠葵」。広島に「斉藤」は一人しかいないのに、ハンカチ王子にかこつけて、実況ではやたらとフルネームで呼ばれるのが妙におかしい。この偽ハンカチ王子が巨人相手に5回まで散発3安打無失点と言う素晴らしい投球を展開。5回限りで降板する事が決まっていたルーキーの好投に何とか報いたい広島打線も巨人先発・姜の前に無失点に抑え込まれていたが、6回、姜が痛恨のボークを犯して、一死二塁のチャンスを貰うと、新井のタイムリーでついに1点を先制。ようやくリードを奪った広島は斉藤の白星を潰す訳にはいかないと、河内−小山田−高橋と必死のリレーを見せると、9回には森笠,倉と2本のアーチを叩き込み、ダメ押し。最後は守護神・永川がきっちり抑えて、完封リレーを達成し、斉藤にプロ初勝利をプレゼント。高卒ルーキーの初登板初先発初勝利はドラフト制以後、球団史上初の快挙となった。好投の姜を見殺しにする格好で敗れた巨人は6連敗となり、広島との差は僅かに1ゲーム差と5位転落の危機に瀕している。

◆YB4−9S◆
ヤクルトが序盤から集中攻撃で主導権を握り、快勝を収めた。初回に岩村,田中浩のタイムリー等、5本の単打で3点を奪うと、2回には城石が2号ソロ。5回には米野,青木に2点タイムリーが飛び出し、横浜先発・那須野は8失点KOとなった。一方、ヤクルト先発・川島は6回を無失点に抑えて、ようやく今季初勝利。横浜は終盤、粘りを見せて、4点を返したものの、及ばなかった。

◆E1−3M◆
悪の温床・楽天は今季限りでの引退を表明した飯田とボン野村がスタメン出場。何とか二人の引退に花を添えたい所だが、先発・岩隈が右手中指に違和感を訴え、3回途中で降板といきなり水を差す。緊急登板となった2番手・ナベコーは4回、この日、来季の契約更新を済ませてウキウキのベニー松山に先制被弾。5回にボン野村が自らのヒットで口火を切るも、飯田がチャンスを潰してしまう皮肉な展開。6回にショートの併殺崩れの間にようやく同点に追いつくも、それも束の間、4番手・青山がサブローに被弾し、勝ち越し点を献上。9回にもダメ押しの1点を失った悪の温床・楽天は結局、ロッテ先発・清水に6度目の完投での5年連続の10勝目を許してしまった。ヒット数ではロッテの5本を上回る8本を放ちながら、拙攻と一発攻勢の差が出た格好だ。それにしても、幾らフリーパスだからって、6盗塁とはロッテも容赦ないにも程がある。限界感じて辞めるヤツに鞭打つ事もあるまいに…。パ・リーグはこれで全日程を終了した。

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