August 2006
August 06, 2006 22:49
◆G4−1YB◆
一夜で最下位を脱出したとは言え、この日に敗れれば、再び最下位へ逆戻りとなる状況の巨人だが、初回からマッスル千代の富士,阿部の連続アーチでいきなり4点を先制。巨人の先発は中4日の上原。本来なら、この4点で楽勝の筈だが、何せ前々回の投球で初回に5点貰って、追いつかれてしまう前科持ちなだけに、まだまだ楽観とはしていられない。上原本人もその辺は重々に承知していたのか、慎重な投球で6回まで無失点の好投。7回に村田に一発を浴び、なおもピンチを作り、KOされたのは頂けないが、この日は林,久保,春風亭半ケツとリリーフ陣が頑張り、横浜の後続を断ち切った。巨人は2回以降、ほぼ毎回ヒットを放ちながら、拙攻の連続で追加点を奪えなかったものの、最後まで初回の4点がものを言い、これでしばらくは最下位の危機から脱する事となった。
◆S4−5D◆
連日連夜の危なっかしい展開にも拘わらず、落合監督は依然として名手・川相を一軍へ引き上げないオレ流超特大チョンボ采配を敢行。失意のどん底に叩き落とされた中日はT.ウッズの犠飛で先制するも、リグスの一発であっさり追いつかれ、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに荒木の今季初アーチで勝ち越すも、米野,リグスと一発を浴びて、あっさり逆転される始末。7回には宮出にも被弾し、2点差をつけられるが、8回にエラーによるタナボタのチャンスを貰い、T.ウッズ,ピンキー井上のタイムリーでようやく逆転に成功。最後はこの所、打たれている守護神・岩瀬がきっちり締めて逃げ切った。勝ったとは言え、ラロッカのエラーがなければ、どうなっていた事か分からず、とても安穏とはしていられない状況が続いている。がっちり首位を固める為にも落合監督には一刻も早く川相を昇格させて貰いたいものである。
◆T9−4C◆
新井,求道者・前田の連続タイムリーで2点を先制した広島の先発は前日、サプライズ代打で起用された広池。この日の先発予定であれば、昨日投げられなかったのは当然であったか。2回までは無失点で来ていた広池だが、2点を貰った直後の3回に2四球でピンチを作った挙げ句、4連続タイムリーで逆転を許し、この回限りで降板。広島も食らいつき、1点差で終盤までもつれ込んだものの、阪神は8回にキュラソ星人がとどめのグランドスラムを放り込み、一気に突き放した。キュラソ星人はこれで3安打6打点の大爆発。打線の援護に恵まれた能見には久々の白星がついた。しかし、中日も勝ってしまい、依然として、その差は縮まらない。
◆M1−0H◆
先発投手見殺しローテーションも一回りし、前回も見殺された成瀬に出番が回ってきた。成瀬は7回を5安打無失点と申し分のない好投を見せたが、この日も見殺しモードのロッテ打線はソフトバンク4度も得点圏に走者を進めながら、あと一本が出ず、無失点に抑え込まれる有様で、結局、成瀬に白星をつけてやる事は出来なかった。3安打しか浴びていない杉内を6回で降ろすなど、早めの継投モードに入ったソフトバンクは9回、同点ながらも早くも守護神・馬原を投入。これに対して、ロッテは前夜のヒーロー・パスクチが二塁打で口火を切ると、敬遠2つで一死満塁のチャンスを迎え、打席にはサブロー。しかし、決着は意外な形でついてしまった。カウント2−1まで追い込んでいた馬原の投じた4球目が暴投となり、ボールが転々とする間に代走・平下が返って、サヨナラ勝ち。
◆E2−6Bs◆
2回に北川の一発で3点を貰うなど、打線の援護に恵まれた川越。初回に一死一、二塁のピンチを連続三振で切り抜けたのを初め、2回も無死一塁のピンチをゲッツーで脱出。3回も無死一、二塁のピンチをしのぐと、4,5回も無死一塁のピンチをゲッツーでかわし、6回も一死一塁の場面で連続三振と驚異的な粘投を展開。川越が凄いのか、悪の温床・楽天が酷いのか分からんが、そんな粘りの投球を見せていた川越も7回二死満塁の場面でついに降板。代わった前川が押し出し四球をかまして、即降板と何しに出てきたのか分からない醜態を晒したものの、大事には至らず、最後は大久保が締めて、逃げ切った。弱い者いじめで調子が上がってきた偽バファローズは5月27日以来となる3連勝。一方、悪の温床・楽天は5連敗となった。
◆L9−3F◆
日本ハムの先発はプロ初登板となるルーキー・木下。ガッツの先制アーチで2点を先制して貰ったと言うのに、その裏、カブレラ2ランを浴び、あっさり同点とされると、3回に礒?のタイムリー二塁打で勝ち越し点を献上。その後も粘り強く投げていたが、6回にリーファーに2ランを浴びて、5失点KOとプロの洗礼を受けてしまった。いくら薄幸と言っても、ルーキー相手に投げ負ける訳にはいかない西武先発・オツは久々に打線の援護にも恵まれて、7回途中3失点で6勝目。日本ハムは青波の長瀬の状態の悪さが気になる。今日も3タコでこれで5試合ノーヒット。一時の壊滅的な状態に逆戻りしてしまったかの様だ。果たして、故障が尾を引いているのか、単なる不調なのか。
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August 05, 2006 21:43
◆G8−5YB◆
直輸入助っ人コンビの活躍も虚しく最下位に転落した巨人だが、一夜にして悪夢の座から這い上がる為にも何とか勝ちたい所。昨日からタイムリーが一向に出ないとあって、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに初回にニックンが17号先制アーチを浴びせると、6回には李が35号ソロを放ち、2点目を追加。先発・パウエルは6回まで1安打と完璧な投球を見せていたが、7回、古木,吉村と連続タイムリーで一気に3点を失い、形勢逆転。その裏、李の2点タイムリーで逆転に成功たのも束の間、8回に久保が小池に同点弾を浴びて、5月21日以来勝っていないパウエルの白星を無惨に粉砕。重苦しいムードが漂う中、その裏、吉川のプロ9年目にして初の安打が会心の2点タイムリー二塁打となり、勝ち越しに成功。春風亭半ケツは吉村に一発を浴びるなど、粘られながらも、何とか逃げ切り、巨人は一夜で最下位から脱出に成功。吉川の一打は明るい材料だが、またもやパウエルが勝てなかったのは何とも気の毒。そろそろ勝たせてやってくれ。
◆S4−5D◆
首位をキープしているとは言え、一向に波に乗れない中日。その原因はひとえに名手・川相が幽閉され続けている事に他ならない訳だが、それを理解していないのか、はたまた理解しながら、川相をシメる事を最優先に考えているのか、福嗣君の弱みを茂雄に握られているのか、落合監督はこの日も名手・川相を一軍に引き上げないオレ流超特大チョンボ采配を敢行。失意のどん底に叩き落とされた中日だが、ヤクルト先発・ゴンザレスの不調に付け込み、初回から福留のタイムリー等で3点を先制。しかし、理不尽な指揮官の采配にモチベーションの上がらないマルティネスがすかさず2点を返されてしまう。再び2点を取り返すなど、タイムリー欠乏症は解消されたかに見えた中日だが、毎回の様に残塁を量産する川相不在が故の拙攻三昧は相変わらずで不気味に食らいつくヤクルトを突き放せない。満を持して登板した岩瀬もいきなり田中浩に一発を浴びるなど、昨日に続いての失点(昨日は厳密には岩瀬の失点ではないが)。何とか1点差で逃げ切りはしたが、決して誉められた内容ではない。万全の戦いで首位固めをする為にも落合監督には早く今の異常事態の原因に気付いて貰いたいものである。
◆T11−7C◆
序盤から壮絶な打撃戦となったこの試合。驚愕のシーンを迎えたのは、7−4と広島3点リードの5回表。既に、先発・大竹は3回途中4失点KOでまたも白星がつかず、2番手として長谷川が投げていた。その長谷川に無死一塁の場面で打席が回ってきたのだが、ブラウン監督が長谷川に代える代打として送り込んだ男の名は何と広池! 野手を使い果たした終盤に投手が代打で出る事は稀にあるが、こんな中盤に投手を代打に送るとは、相変わらず、驚かせてくれる。まぁ、代打と言っても、ピンチバンターだった様だが、結局、三球三振。その裏からマウンドに上がる訳でもなく、この代打だけで引っ込んでしまった。真っ当にバント出来る野手の控えはいないのか? 落合監督の嫌がらせで干されている川相を貰って来い! こんな所で投手を一人無駄に使ってしまった事が運の尽き? その裏、横山,佐竹がつるべ打ちで4点を失い、逆転されると、以降も佐竹,林が打ち込まれ、4点ビハインドなのに永川まで引っ張り出される有様で、代打・広池が無駄に流れを変えてしまった格好となった。毎回得点まであと一歩の打線爆発で勝った阪神だが、中日も勝ってしまい、その差は縮まらず。シャア少佐がスタメン復帰したものの、4タコと元気がなかったのも気になる所だ。
◆M3−2H◆
成瀬を見殺し、清水を見殺し、小野を見殺し、渡辺俊を見殺しにしてきたロッテ打線。この日は延長の末、代打・パスクチの一発でサヨナラ勝ちを収めたが、粘りの投球を続けていた先発の久保を見殺しにした事には変わりなかった。藤田−薮田−神田と繋いだリリーフ陣が好投し、持ち堪えてくれたのが大きかったと言えよう。一方、あと一本が出ずに敗れたソフトバンクは一夜にて首位陥落。先発・はーちゅんは7回途中までに10三振と力強い投球だったが、9安打は打たれ過ぎたか。
◆E4−12Bs◆
悪の温床・楽天は山崎武の通算250号等で初回から大量4点を先制。先発・一場は3回まで1安打無失点と上々の立ち上がりで、ここまでは楽勝ペース。しかし、4回から事態は急変。中村のタイムリー二塁打でまず1点を返した偽バファローズは5回には塩崎のタイムリー等で3点を返し、一気に同点。そして、6回に日高のタイムリーで勝ち越し、一場をKO。7回には後藤がタイムリー三塁打で1点を加えると、8回には破戒僧・清原の3ラン等で大量5点を奪い、ダメ押し。悪の温床・楽天は2回以降、チャンスらしいチャンスもなく、終わってみれば、トリプルスコアの大差で偽バファローズの圧勝だった。
◆L6−1F◆
先日、新人王を争う平野佳が完封勝利を飾り、対抗馬として這い上がってきたとあって、一足先に2桁勝利をマークしておきたかった八木だが、初回にカブレラに先制犠飛を許したばかりか、5安打を集中されて、いきなり3失点。2回は0点に抑えたものの、安易に四球を出すなど、不安定な内容にぶち切れたヒルマン監督は何とこの回限りで降板指令を下し、プロ最短のKO劇となった。一方、西武の先発も自己初の2桁勝利を狙う涌井。6月27日に王手をかけながら、4度足踏みしていたが、この日はいきなり3点を貰った事で気を良くしたか、走者を出しながらも要所を抑える粘りの投球で8回まで無失点。9回に高橋に不覚の一発を浴びて、完封こそ逃したものの、完投で念願の10勝目を飾った。この後、ソフトバンクがロッテにサヨナラ負けを喫し、西武は一夜で首位返り咲き。
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August 04, 2006 20:56
◆G1−2YB◆
ディロンとグローバー、世間の風当たりが強い今季の巨人直輸入助っ人の2人。「素行の悪くない巨人直輸入助っ人をとりあえず応援してみる会」会員を自称する当サイトではあまりキツい事は言わずにこの2人を暖かく見守ってきた訳だが、今日の試合で頑張ったのは紛れもなく、この2人のみだった。今季未勝利の吉見相手に巨人打線は4回までパーフェクトに抑え込まれる体たらく。そんな不甲斐ない打線の援護を懸命に待ちながら、粘り強い投球を続けていたグローバーだったが、5回に吉村に一発を浴びて、ついに先制点を許してしまう。その裏も李,マッスル千代の富士と連続三振に斬ってとられたものの、ここてディロンがレフトスタンドへチーム初安打となる同点2号ソロ。しかし、チーム初安打が飛び出しても、流れを引き寄せる事は出来ず、後続は吉見の前に手も足も出ない。1−1の儘、迎えた8回表、グローバーは一死から石井タクロー,小池と連打を浴びるも、ここでレフトからの送球を受けたディロンが素晴らしい判断で一塁をオーバーランしていた小池を刺す好返球。これで何とかこの回を凌ぎたい所だったが、完全に打ち取った金城の打球が不運にもセカンド後方にポトリと落ちるタイムリーとなり、勝ち越し点を献上。リードされた巨人は9回にはクルーンの前に三者三振に斬ってとられて、ついに最下位転落。ディロンの一発以外、誰一人としてヒットを打てない有様で、今季最長の8回を投げたグローバーを完全に見殺し。しかし、負けはしたものの、今まで散々叩かれ続けてきたディロンとグローバーの活躍が見られて、個人的にはちょっと嬉しい今日の試合であった。次回の登板では何とか白星を掴んでくれ!>グローバー
◆S9−7D◆
全く事態の重さを分かっていないらしく、依然として名手・川相を一軍に引き上げようとしない落合監督のオレ流超特大チョンボ采配がこの日も炸裂。あまりのやり口に失意のどん底に叩き落とされたか、ここまで87回2/3を投げて、僅かに3被本塁打の佐藤充が何と6回投げて4発も被弾し、今季最多の6失点KOで今季初黒星。打線も川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに飛び出した福留×2,ピンキー井上の一発攻勢で計7点を取ったものの、タイムリーは1本も出ず>相変わらずのタイムリー欠乏症ぶりは川相不在を痛感させるばかりだ。果たして、落合監督は一体いつになったら事態の重さに気付いてくれるのか!?
◆M0−1H◆
成瀬を見殺し、清水を見殺し、小野を見殺しにしたロッテ打線が今度は渡辺俊を見殺しに…。スコアだけ見れば、斉藤和,渡辺俊の両先発の息詰まる投手戦だった。しかし、ロッテは4回までに6安打を浴びせながら、1点も取れない大拙攻。一方、ソフトバンクは3回まで無安打ながら、4回にズレータのタイムリーで1点を先制。この1点がロッテにとって、最後まで重くのしかかる。尻上がりに調子を上げていく斉藤和の前にロッテ打線は徐々に快音が消えていった。9回に無死一、二塁と久々のチャンスを掴み、青野の犠打で一打サヨナラの場面を作るも、ここで大塚,辻が連続三振と最後の最後まで拙攻を展開しての完封負け。渡辺俊は散発3安打完投と申し分のない投球だったが、またも白星から見離されてしまった。尚、西武が敗れた為、ソフトバンクはついに首位に返り咲いた。
◆L5−9F◆
一発の打ち合いとなったが、序盤から主導権を握り続けた日本ハムが最後までリードを許さずに逃げ切った。中でもガッツは一発含む4安打3打点の大爆発。前夜はスタメンから外され、心配された青波の長瀬は即スタメン復帰となったが、3タコで4打席目にはミスタースナイパーに代打を送られるなど、元気がなく、不安が残る所だ。一方、6失点KOと言うグラマンの乱調が大きく響いた西武は1ヶ月以上守り抜いてきた首位の座から陥落する事となった。
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August 03, 2006 21:38
◆G1−5T◆
この所の阪神にとって「魔の木曜」となる原因を作っている恐怖のプロ野球撲滅漫画「ドカパロSS」。中でも、その最たる犠牲者が下柳だ。運の悪い事に木曜登板が多いと言う天中殺の様な巡り合わせで水島の呪いと戦う日々が続いている下柳だが、果たして、今日の阪神の先発もまた下柳であった。ただ、今週は淡々とイニングを重ねただけだった為に、あまり呪いの影響を受けなかったのか、はたまた巨人に3連敗する訳にはいかないと言う執念が呪いの力を上回ったのか、阪神が序盤から試合を優位に進めていく。首を痛めているだけでなく、岡田監督との確執も噂されるシャア少佐がまたもスタメンから外されて、1番に浜中,5番に矢野を入れるなど、大幅な打線のテコ入れが奏功したかどうかはともかく、またもやらかしたキムタクのヘッポコエラーで貰ったチャンスにキュラソ星人のタイムリー二塁打と矢野に犠飛で初回から2点を先制すれば、3回にはスペンサー先生の6号2ランで4点目。一方、巨人は初回から走者を出しまくりながら、4回までに1併殺6残塁の大拙攻。5回も怒濤のチャンスブレイカー・ニックンが3たび走者を置いての打席であわやゲッツーと言う相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮。この後、李,マッスル千代の富士の連打でようやく1点を返すも、1点止まり。流れを掴みきれないでいるうちに8回に真田が痛恨の押し出し四球でダメ押し点を献上。阪神は最後に藤川を投入する必勝リレーを展開し、逆3タテを回避した。阪神は6安打で5点,巨人は10安打で僅かに1点と、巨人の拙攻ぶりが際立つ展開だったが、やはり、このチーム、李が打ってくれないと如何ともしがたいのだろうか…。
◆YB7−9D◆
最下位・横浜相手に立て続けに屈辱的大惨敗を喫しながら、全く事態の重さを分かっていないのか、分かっていながら、嫌がらせに徹したいのか、はたまた茂雄に福嗣君の弱みを握られているのか、この日も落合監督は名手・川相を一軍に昇格させようとはしなかった。阪神が躓いているからいいものの、勝つ気の全く感じられない指揮官にぶち切れた中日は川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに、T.ウッズ,ピンキー井上,森野とヤケクソ一発攻勢で3回までに6点を獲得。しかし、3連続四死球で満塁のチャンスを貰っても、荒木が凡退して、三者残塁となるなど、正に、一発に頼るしかない大味な試合展開。川相不在のバックを強いられた人斬り抜刀斎は怒り狂って序盤から強引に三振を奪いに行き、4回で早くも8三振。これが史上120人目の通算1000奪三振だ。しかし、飛ばし過ぎの影響か、5回に9年目の新沼にプロ初アーチを叩き込まれると、6回には切り抜けたとは言え、無死満塁の大ピンチを背負い、そして、7回も無死二、三塁のピンチを作った挙げ句、金城に3ランを浴びて、1点差。この後、中日は川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにT.ウッズがこの日2本目のアーチを放つなどして、4点差と突き放す。最後は守護神・岩瀬が村田にタイムリー三塁打を浴びて、2点差まで詰め寄られる冷や汗モノの展開となったが、辛くも逃げ切り、逆3タテを回避。ワンサイドゲームで勝たなければならない展開でここまで追い詰められる辺り、川相不在の不安感を痛感させられるばかり。果たして、落合監督はいつになったら事態の重さに気付いてくれるのか!?
◆C2−1S◆
広島の先発は7月の月間MVPを獲得し、その好調を持続している黒田だったが、この日は毎回の様にヒットを浴びるなどピンチの連続。森笠,東出のタイムリーで2点を貰った事で気を良くしたか、3,4回と併殺でピンチを切り抜けるなど、要所を巧みに抑える粘りの投球でヤクルト打線を翻弄。8回に岩村の一発で1点差と詰め寄られ、9回も先頭のラロッカにヒットを許したものの、またもゲッツーでピンチを切り抜けて、完投で2年連続の10勝目をマーク。2戦無安打とブレーキだった求道者・前田は第1打席で先制点を呼び込む二塁打。以降はヒットが出なかったが、3割には一歩近付いた。
◆M2−6L◆
成瀬を見殺し、清水を見殺しているロッテ打線がこの日は小野を見殺しに…。初回からサブローの犠飛で先制する幸先のいい立ち上がりとなったが、良かったのはここまで。2回には無死一、二塁から大塚,パスクチ,青野が三者連続三振。3回にも二死一、二塁で今江が空振り三振に倒れるなど、好投の小野を全く援護出来ない。味方の拙攻ぶりに耐えかねた小野は7回にリーファー,中村に連続タイムリーを浴びて、ついに逆転されてしまう。これで完全に流れを奪われ、8回には藤田,ジョニー黒木が打ち込まれて、4失点。この期に及んで豊田泰光氏にプロ失格者呼ばわりされている黒騎士が打者5人を相手に4三振を奪う鬼神のごとき投球を見せたが、全く戦局には影響なく、西武先発のルーキー・松永にプロ初勝利を献上してしまった。
◆Bs3−0F◆
ユウキに「勝ち運○」のパラメータが削除されてしまい、継投では勝ち目がないと悟ったか、この日の先発・平野佳が立ち上がりから好投を見せ、3回をノーヒット。1,2回と得点圏に走者を置きながら、無得点に終わっていた偽バファローズだが、3回に破戒僧・清原が6月7日以来、実に52打席ぶりとなる3ランを叩き込み、先制。リードして貰った途端、毎回の様にピンチを背負った平野佳だが、あと一本を許さず、終わってみれば、今季4度目の完封で6月3日以来となる7勝目をマーク。若干、水を空けられてしまった八木との新人王レースに何とかしがついた格好だ。一方、敗れた日本ハムだが、昨日、田中幸にピンチバンターを送られてしまった青波の長瀬がスタメン落ち。どうやり左手首を痛めていたらしい。首位戦線に留まる為にも早期の復帰&復調が待たれる所だ。
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August 02, 2006 21:24
◆G3−2T◆
これだけ壊滅的な戦局を展開しながら、このチームは何故、阪神には強いのか? そのくせ、中日には激弱…。正に、連覇を期待する阪神ファンにとっては嫌がらせ以外の何物でもないだろう。今日もそんな阪神ファンの恨めしい顔が目に浮かぶ展開。リリーフでないと結果が出ない西村が久々の好投を展開していたが、何とか1点を先制した阪神。しかし、鳥谷のエラーで同点とされる相変わらずの自滅モード。巨人はこの後、西村がスクイズを仕掛けるも空振りする大チョンボ。西村はこれを帳消しにすべく執念の内野安打を放つも、矢野が倒れて、1点止まり。やはり、まっとうな攻撃では点が取れないのか!? となれば、最早、活路を見出すにはこのパターンしかない。そう、李の一発である。バックスクリーンへ豪快に叩き込む2試合連続の34号2ランで勝ち越しに成功。阪神は昨日、あんな負け方をしながら、またも李に打たれてしまうとは、悔やんでも悔やみきれないだろう。この後、浜中の一発で追い上げを見せたが、最後は春風亭半ケツの前に後続を断たれて、この3連戦負け越しが決定。川相不在の中日が敗れるべくして敗れた事は不幸中の幸いと言うしかないだろう。ところで、何故、今日、シャア少佐はスタメンから外されたのか!? 何やら真相はきな臭いと言う噂だが…。
◆YB8−4D◆
これまで全勝だった横浜相手に大惨敗を喫したにも拘わらず、落合監督はまだ事態の重さを理解していないのか、この日も名手・川相を一軍に上げようとはしなかった。失意のどん底に叩き落とされた山本昌はマイケルに先制タイムリーを浴びるなど、3回途中5失点KOと惨憺たる内容。霊感投手・落合,長峰らリリーフ陣も打ち込まれ、4点を返したとは言え、ハマのチンピラに完投を許して、連夜の大惨敗。いい加減、落合監督には何が問題なのか気付いて欲しいものだが、果たして!?
◆C3−3S◆
序盤は点の取り合い。米野の捕逸で先制されたヤクルトはすかさず、寿司職人ラミレスの17号ソロで追いつき、佐々岡のエラーで勝ち越し。しかし、その裏、広島は栗原,森笠の連続アーチであっさり逆転に成功。中盤は膠着状態となったが、6回にラロッカのタイムリーでついに試合は振り出しに。結局、この後、7回表の攻撃中に突然、豪雨に見舞われ、中断の末、コールドとなりドロー。3割陥落で気になる求道者・前田はこの日も3タコで3割復帰はまたまた遠のいてしまった。どうした!?
◆H4−1E◆
王さんが予定通りに無事退院。10kgと激やせした王さんだが、早くも現場復帰への熱い意欲を見せてくれた。王さんの退院祝いといきたい所で、和田がいきなり初回に先制点を許してしまう。早くも追う展開となったソフトバンクは1,2回と拙攻続きだったが、3回に松中のセカンドゴロの間に追いつくと、田上が勝ち越しの2点タイムリー二塁打。6回には川崎のタイムリーでダメ押しの4点目。和田は2回以降は悪の温床・楽天打線を全く寄せ付けず、終わってみれば4安打1失点完投と言う素晴らしい内容。4年連続の2桁勝利をマークし、王さんの退院に花を添えた。これで西武とのゲーム差も0と肉迫し、首位返り咲きへの準備は万端だ。
◆M3−1L◆
王さん退院効果で意気上がるソフトバンクの猛追が気になる西武。この日は初回からベンちゃんのタイムリー内野安打で先制する上々の立ち上がりとなったが、先発の霊感投手・松坂が立ち上がりから制球難に苦しむピリッとしない投球。それでも3回までは粘っていたが、4回に里崎,5回にサブローに一発を浴びて、勝ち越されると、8回には堀にタイムリー二塁打を浴びて、ダメ押し点を献上。一方、ロッテ先発・小林宏は終盤にいくに連れて、ピンチの連続。神田を挟んで、最後は…………、やはり、小林雅。この儘では、マジでジョニー黒木にとって代わられかねない…と、崖っ淵に立たされている事を自覚していたのか、この日は3人でピシャリと締める守護神らしい投球を見せ、今季30セーブ目をマークした。
◆Bs4−6F◆
昨日、あのタイミングで引っ込められた事でユウキの「勝ち運○」は消えてしまったのか。同点の場面でリリーフし、稲葉に2点タイムリーを浴びて、2日で2敗を喫してしまった。さて、勝った日本ハムだが、田中賢が4の4と爆発し、ガッツの3打点を呼び込む活躍。ところで、8回無死一、二塁のチャンスに青波の長瀬に代わって田中幸が何とピンチバンターとして起用された事には驚かされた。こういう起用で田中幸を指名したのも意外だったが、こういう代えられ方をされる青波の長瀬の状態も少々心配である。それ程、壊滅的な不振と言う訳でもない訳で、果たして、ケガでもしたのだろうか?
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August 01, 2006 20:53
◆G4−2T◆
「巨人戦に強い」=「巨人を相手した時に強い」なのに、巨人に入れれば「全てが巨人戦」だから7月からでも30本は固いな…などと、変な勘違いをしてしまったのか、過度に期待されていたアリアスだったが、得意とする筈の巨人が味方である為に対戦する事が出来ず、まるで役立たずに終わり、ついに二軍降格。入れ替わりで、二軍で一発かましたばかりのディロンがまたまた復帰を果たした。しかし、二軍での一発が一軍での活躍を期待するにあたって参考になるかと言うと、そうはいかず、今日のディロンは2三振に、ファーストファールフライとさっぱりであった。さて、そんな頼りにならない助っ人達を尻目に唯一人、気を吐いている李が初回に日韓通算400号となる2ランを放ち、先制。いきなり2点を貰った上原だったが、鳥谷に被弾する一発病が顔を出すと、7回には藤本に同点犠飛を許して、結局、白星がつかない儘に8回限りで無念の降板。一方、巨人は2回以降、井川の前に放った安打は上原の1本のみと、野手陣は完璧に抑え込まれる始末。また、この儘、逆転されてしまうのか…と思われたが、土壇場9回に四球のキムタクを一塁に置いて、李がこの日2本目となる2ランをぶち込んで、サヨナラ勝ち。正に、李で始まり、李で終わった試合だった。しかし、これでセ・リーグの灯は更にか細くなってしまったのは言うまでもない。中日に3タテ食らって、阪神を倒すなんて何と傍迷惑な事か…。死のロード初戦から嫌な負け方をしてしまった阪神はこの儘、ズルズルと転落の一途を辿ってしまうのか!?
◆YB4−3D◆
まったくいつになったら落合監督は川相を昇格させるのか。阪神が自滅モードで転落し、この日からはここまで全勝の横浜が相手だからとナメきっているのか? そんな相手を見下した一試合不完全燃焼モードの中日…と言うか落合采配でそうそういつまでもうまく事が運ぶと思ったら大間違いだ。この日はアゴくらの前に5回まで無得点に抑え込まれる大苦戦。川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに飛び出したT.ウッズの2ランで先制するも、中田が村田のアーチ,金城のタイムリーで追いつかれてしまう。更に、2番手・平井が8回には吉村に被弾し、勝ち越し点を献上。守護神・クルーン相手にT.ウッズが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに起死回生の同点アーチをぶち込んだまでは良かったが、その裏、一死一、二塁のピンチで出てきた4番手・デニーが村田にタイムリーを浴びて、サヨナラ負け。連勝は7でストップしてしまった。川相不在が故のタイムリー欠乏症が再発し、重苦しいムードが漂う中日だが、果たして、落合監督はこれで川相を昇格させなければまずい事になると気付いてくれるか!?
◆C3−8S◆
連夜のマルチ安打でチームを引っ張っていた求道者・前田が4タコで一夜にして3割陥落。頼れるチームリーダーのブレーキに引きずられる様に、チームもヤクルト相手に大苦戦。先発で4回無失点なのに代えられると言う訳の分からない使い方をされた事で調子がおかしくなったのか、ここで0点台と言う驚異の防御率をマークしていたベイルが岩村の先制2ランを皮切りに5回を13安打5失点と火だるま。2番手・横山もかつての同僚・ラロッカに3ランをぶち込まれ、試合を決定付けられてしまった。
◆H8−4E◆
王さんの退院が明日に決まり、意気上がるソフトバンクは4回に大村のタイムリー等で3点を勝ち越すと、6回にはホルベルト,松中の連続タイムリーでダメ押し。ズレータは4打席4三振と大ブレーキだったが、城所,本間の7,8番コンビが猛打賞と下位打線が奮起し、14安打で8点を獲得。投げては、新垣が8回途中まで3点に抑え、9勝目をマーク。王さんはご機嫌な気分で退院出来る事となった。
◆M1−6L◆
中島を骨折を失った西武相手に清水は2回に3安打を集中されて先制こそ許したものの、この回以外は8回まで一人の走者も出さない快投を展開。しかし、味方打線は8回まで9残塁1併殺の拙攻三昧で橋本のタイムリーで1点を返すのがやっと。かくして、1−1で迎えた土壇場9回、清水が一死一、二塁のピンチを迎えて降板。ここでバレンタインは何と早くも小林雅を起用。この所、安定感に欠ける小林雅をここで使うとは随分と思い切った事をしたものだが、不安視された通りに、小林雅はいきなりカブレラに痛打されると、ベンちゃんのサードゴロが野選となって、勝ち越し点を献上。そして、続く栗山にはよりにもよって満塁弾をぶち込まれ、試合を完全にぶち壊してしまった。ここ4試合で3回8失点とは深刻極まりない。ジョニー黒木が暫定ストッパーとなる日も近いか!?
◆Bs1−2F◆
2回に1点ずつ取り合い、以降はゼロ行進の儘、9回へ突入。偽バファローズは8回途中から「勝ち運○」のユウキを投入しており、またまた白星を転がり込ませようと画策していた筈が、9回一死一、三塁となった所で菊地原にスイッチしてしまったのが運の尽き。菊地原は田中賢を打ち取り、二死まで行ったものの、続くガッツの打席で痛恨のワイルドピッチをかまし、決勝点を献上。「勝ち運○」の男を引っ込めてしまった代償がこれだった。因みに、その裏、偽バファローズは中村がハーフスイングの判定に抗議した挙げ句に、審判の胸を突いて退場といらん事をして、士気を下げる。この後、二死満塁と絶好のチャンスを作ったが、塩崎が倒れて、三者残塁でゲームセット。
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