February 2006

February 28, 2006 21:40

 この所、すっかりアンチバレンタインな私である。「アンチバレンタイン」と検索エンジンで調べると、バレンタインデーは菓子メーカーやデパート等の陰謀であるとか、ホワイトデーでのお返しの方が高くつくから厄介とか、チョコが嫌いな男には困りものだとか、貰えるアテのない男や渡すアテのない女のネガティブな発言とか、主にそんな感じのネタが引っかかってくる。そもそもの起源を無視して、日本人の無宗教ぶりにつけ込んだ節操のない催しであり、クリスマス同様に恋愛イベントにでっち上げれば、儲けられると言うやり口には私も結構、うんざりしている方だ。あと、日頃からチョコレートケーキを好み、色々な店で買ってきたりしてる身としては、同じ時期に集中されて特別な品を売られまくっても、手が回りきらないし、しかも、その時期に男が買いに行くと変な誤解をされかねないので買いづらくて困る、と言う意味でも厄介なイベントなのだが…………って、違〜う! ここで言う「アンチバレンタイン」とは、「聖バレンタインデー」のイベント批判ではなく、ロッテのバレンタイン監督が気にくわないぜ〜!と言う話である。以下、バレンタイン監督を盲信している人は読まない様に…。

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February 27, 2006 21:27

 昨年、不動の2番を務めた井端だが、落合監督は今季、3番で起用する構想を抱いていると言う。12球団トップの得点圏打率をマークした勝負強さを生かしたい模様で、オープン戦初戦で3番スタメンで起用された井端は会心のタイムリー二塁打を放ち、期待に応えた。さて、注目すべきは高代コーチの発言だ。

「2番次第だよ。2番を打てるバッターが出るかどうかだ」

 1番が荒木で、3番に井端が入るとすれば、最早、2番はあの人しか…、いや、元々、こんな消去法の仮定などするまでもなく、史上最高の2番打者が中日にはいるではないか。改めて言うまでもないが、名手・川相の事である。「3番・井端」構想の真の狙いは川相を2番で使う事にある…と言っている様なものなのだ。荒木,川相,井端と続くとなれば、中日の初回の攻撃は12球団一、相手に嫌がられるものとなるのは間違いない。まさか、荒木,井端以外の選手を使ってまで、川相の2番固定を阻止するなんて血迷った事はやるまいな…。もし、そんな愚行を犯す様な事があるならば、「落合監督は茂雄によって福嗣君の弱みを握られている」と言う仮説がより確信に近付くと言っていいだろう。。

落合博満の超野球学〈1〉バッティングの理屈

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February 26, 2006 22:01

 買った本の報告をする時は本当に報告したい場合と、ネタがない,ネタがあり過ぎて収拾がつかない,忙しいと言った時の苦肉の策の場合とあるのだが、今回はそのどちらにも該当する様な気が…。それはさておき、まず、こちらから…

R.O.D 第十一巻

帯に「読子『再』完全復活」などと書かれているが、別に、主人公が死んでた訳でも、どっか行ってた訳でもなく、単に、長々と発刊されなかっただけの事。10巻が出てから、1年7ヶ月…。私が第1巻を買ったのは、10巻発売間もない頃であり、そこから各巻毎のブランクなしで一気に読破したものだから、この10巻と11巻のブランクは本当に長く感じたなぁ。まだ後書きを読んだだけなので、中身には触れられないが、どうやら次巻で完結の模様。えっ、もう!? まだまだ読み続けたい作品なのだが…。で、続いてはこれ…。

SEVEN COLORS of the WIND―七瀬葵画集

画集を買ったのは何年ぶりだろう? 昔はちょくちょく買ったものだが、もうどれが一番最後に買った画集なのかよく分からない。多分、今世紀に入ってからは初めてな気がする。七瀬葵と言うと3年前に出た画集は迷った末、購入に踏み切れなかったのだが、「気象精霊記」好きなので、今回は迷わず即買い…と言っても、なかなか発売されていた事に気付かず、実際には1ヶ月弱遅れを取っていた模様。この人のモノクロイラストは普通〜に好きな程度なのだが、カラーイラストは素晴らしいねぇ。色使いがとても好き。ボリュームも申し分なく、2,100円と言う価格もそう高くは感じなかったのだが、不満があると言えば、イラストに関するコメントが皆無な事か。まぁ、そういう所までしっかりフォローしてある画集の方が圧倒的に少ない訳だが…。初出一覧の所にそれぞれ一言添えてくれるだけでも、かなり満足度がアップするのに…。ところで、「気象精霊記」は編集部のまずい対応により、無期休載と言う噂があるそうで…。何とか問題解消してくれる事を祈りたいが…。他社に移る事になるだけならともかく、挿絵の描き手が変わるのだけは勘弁願いたいなぁ。

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February 25, 2006 23:18

pb2nd_06.jpg 二死でセンターオーバーの打球が飛びながら、二塁から本塁でタッチアウトと言う大失態を演じた倉橋。相手捕手・西田への抑止力や主審への注意力を促す為に挑発めいた発言をしていたのは分かるが、その意図を味方に隠すと言うか、あえて言わない理由が分からない。3点ビハインドで、身を持って分からせないとダメ…なんて事を悠長に言ってられる状況でもなかろうに、チームに不和を引き起こしかねない行為は理解に苦しむなぁ。ちゃんと伝えていれば、中山がマスクを蹴り飛ばす事もなかったのでは? 松川に対する甘えを許さない厳しい言動など、確かに倉橋は計算した上で動いている事が多い。下手な弁解はせずに、自らのプレーで皆を引っ張ろうとする考え方も決して悪い事ではないが、試合中にそれがプラスに働くとは限らないし、何となく都合よく事が運んでいる様に思えてしまう…と言うのは、ひねくれた見方だろうか。一方、まずいプレー,弱気なプレーに対して、内心では文句を言いながら、上辺では、にこやかな態度の聖陵・西田。思った事をはっきり口にして、決してお茶を濁さない倉橋とは正反対。倉橋がナインからだんだん理解を得ていくのに対して、西田がナインからだんだん信頼感を失いつつある展開も対照的で面白い。今回の試合、勝利への支障となるものが「西田の妨害行為」だったり、「倉橋と三年生の不和」だったり、ストーリー上、間違いなく試合中に解決するだろう…と言うものばかりで、シード校相手に序盤から大劣勢…と言う苦しい試合展開とはあまり感じられず、何となく緊迫感に欠ける気がするなぁ…。それにしても、一塁ベンチ付近へのファールフライを右手でダイビングキャッチし、その儘、空中で反転し、一塁へストライク送球でゲッツーを取ると言う倉橋の超ファインプレー(しかも頭っからベンチに飛び込み、全くの無傷)はアストロ超人もびっくりの神業だな。あまりにもありえないスーパープレーはこの作品でだけはやっちゃいけないと思うぞ…。ところで、聖陵のピッチャー・岩本がずっと誰かに似てる気がすると気になっていたのだが、ようやく分かった。こいつ、キュラソ星人だよ…(^^;)。

プレイボール 第1巻 野球への決意の巻 (1)

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February 24, 2006 23:11

 文明の利器・飛行機に頼るなど、すっかり落ちぶれた義経が到着し、空気が一変する紅白戦。白組は2番手として、130kmを140kmに見せるなど緩急自在のドラフト5位・飯島が登場。飯島曰く「ボケとツッコミの『お笑い緩急』」と言う訳の分からない投球に翻弄される紅組。緩急をつけられる事は、ストライクが悪球に見える事には繋がらないらしく、岩鬼もピッチャーゴロに打ち取られる。この後、紅組2番手には坂崎,白組3番手には宮野と言った新戦力が次々に登板。紅組のベンチには誰が言ったのか「ストッパー候補」らしいチョビヒゲ面の池田なる投手が悠然と構えていたが、7回までやる予定の紅白戦が、義経と早く交渉したくてたまらない土井垣の意向により、勝手に5回に短縮されてしまった事にショックを受ける。全く肩を作っていなかったので、急遽、準備を始めようとするが、試合は短縮されても、投げる順番には一切、変更がないらしく、5回にはわびすけが投げてしまい、結局、池田は出番が貰えずガックリ。最早、紅白戦の内容などどうでもよくなっている土井垣は試合が終了すると、即、山田を引き連れ、義経との交渉へ。ここへ来て、断られるのではないかと言う一抹の不安を抱いていた土井垣だったが、義経の返事は「お世話になります」。土井垣が山伏道場へ指名挨拶に来た際、開口一番、入団拒否を伝えていた義経。過酷な修行により、体力に自信はあっても、投手としての自分は明訓戦で終わっており、あれから投手としての鍛錬を全くしていないのに通用する程、プロは甘くはないと悟っていたのだ。しかし、「八艘飛びは投手のものではない。投手ではなくセンターとして指名した」と言う土井垣の言葉に結論を保留。考えた末に、入団する事を決意したのだった。土井垣はこの時を信じ、既に、義経に対して背番号「3」のユニフォームを用意していた。それを見ていた山田は一体何が凄いのかよく分からんが、「すごい」と驚愕。ユニフォームに袖を通した義経の姿に土井垣は「似合う!」、山田は「かっこいいー!」と大喜びするのだった。

 今回も新人ラッシュで覚えるのが大変。宮野,坂崎は全く投球内容が分からず、捨てキャラ決定か!? 自称・ストッパー候補の池田もこんな惨い扱いの儘、消えたりして…。ヒゲメガネ大好きの水島氏だけに飯島はしぶとく生き残るやも…。それにしても、勝手に試合を短縮するなんて、土井垣も酷いヤツだぜ。そんなに早く交渉したいなら、自分だけサッサと行って、選手にはしっかり調整させてやれよ! で、結局、義経は入団か。背番号について、土井垣も立浪の「3」とか言っておけばいいものの、よりにもよって、茂雄の「3」などと言ってしまうとは…。今時、茂雄の「3」とか言われて喜ぶ新人がいるか? どうせなら、茂雄ばりのオーバーランを見せる恭兵に「3」をくれてやれよ。契約前から選手生命を縮む様な呪いをかけられ、義経は顔面蒼白…。そして、山田の「すごい」は全く意味が分からない。センターとして指名と言うのは、なかなか意表をつかれたが、これにより、サルに続いて、チョロも干される事が内定か。野手になってしまった事で、義経がアウトカウント稼ぎ要員と化す事は時間の問題。たまにセンターで八艘飛びによるジャンピングキャッチをかますくらいしか見せ場はなくなるんだろうなぁ。可哀想に…。


 

Story
水島新司原作の国民的人気を誇るスポ根TVアニメシリーズの第10巻。準決勝まで勝ち進んだ明訓高校は、殺人野球を仕掛ける土佐丸高校に苦戦する。第46話「準決勝!里中対土佐丸作戦」から第50話「雨!里中復調決勝のマ...(詳細こちら

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February 23, 2006 21:58

 ファミレスでぶつかった少女が寿也の知り合いと聞き、「寿也の彼女」なのかと勘繰る清水だったが、あっさり否定される。小野寺和香と名乗る高校一年生のその少女は、「寿君」呼ばわりする清水が寿也と近しい人物だと察知。実際、吾郎と共に幼馴染みである事を聞かされた和香は昨日、アメリカに着いたばかりで心細いと言う事もあり、次のドミニカ戦を一緒に観戦しないかと清水を誘うのだった。
 一方、日本代表は天童がリタイアし、岩井,木村が風邪気味とあって、投手陣のやりくりに四苦八苦。とりあえず、先発は霊感投手・松若に託すしかない模様だが、クローザーが不在状態。2試合連続で50球以上投げた吾郎は茂野からノースロー調整を言い渡され、不服を漏らす。次の試合でも登板する気満々だったが、大会規定により、同じ投手の3連投は禁止されている為、ドミニカ戦には出られない事に気付いていなかったのだ。この大事な局面でルールの前に打ちのめされた吾郎は激しく落胆する。結局、ベネズエラは韓国相手に3連投禁止ルールにより登板出来ない守護神・バレンズエラに代わり、サンチェスが最後を締め、6−0の完封勝ちを収め、日本は2点以上取られて負けたら、予選落ちと言う恐れていた一番苦しい展開に…。ベストメンバーで臨めば勝てると睨みながらも、日本のスモールベースボールは決して侮れないと気を引き締めてきていたドミニカに対して、先発マウンドに上がった霊感投手・松若だが、先頭打者・ヒメネスにいきなり痛打されてしまう。

 とりあえず、謎の少女の正体は綾音にあらず。16歳と言う事から考えても、やはり、寿也の妹説が確信に近付いてきたのではなかろうか。表情に憂いが見えるのも、ああいう事情で生き別れたからで、清水を誘ったのもアメリカに来たばかりと言う不安より、寿也に会う事への不安の方が大きいから…と考えると自然。しかし、甲子園で全国制覇,プロ野球で新人王と、名前はとっくの昔に知れ渡っている寿也に何故、国内ではなく、このタイミングでわざわざアメリカまで会いに来るのかが謎だ。先週の段階では妹説だった場合、紆余曲折あって、今はアメリカに在住しているのでは?と思っていたのだが、昨日、来たばかりとか言ってるしなぁ。まぁ、この言葉を信じればの話だが…。清水は一人で勝手に勘違いモード暴走中。吾郎とくっついてから、すっかりダメキャラになってしまったなぁ。こんな事なら、つかず離れずでウジウジしてた方が良かったかも…?(^^;) さて、W杯の方だが、予想通り、ベネズエラは完封勝ち。ちゃっかり活躍しているサンチェスがイカす。しかし、3連投禁止ルールとは、またえらい隠し球を持ってきたねぇ。吾郎至上主義の展開よりはずっといいが、その代わりに、寿也至上主義になる可能性は大か…。それにしても、ベネズエラ戦で先発し、メッタ打ちを食らって失点数を増やし、日本を窮地に追いつめている張本人の霊感投手・松若に頼らなくてはならない日本代表って一体…。そして、この期に及んでも未だにお呼びのかからない眉村って一体…。ところで、日本代表メンバーから漏れたヤムチャ薬師寺だが、顔に靴墨を塗ってドミニカ人になりすましてまで、世界の舞台に立ちたいのか!?…と思ったら、ヒメネスとか言うヤツだった。よく考えたら、ヤムチャ薬師寺じゃ、下手すると松尾よりも作者にシメられまくってる霊感投手・松若の球すら打てそうもないもんなぁ(^^;)。

Major―Dramatic baseball comic (6)

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February 22, 2006 06:54

 カネやんが訪問してきた際、「300勝くらいの金村さん」呼ばわりしてしまうと言うありえない事件を起こし、若大将・原監督や広岡氏から大目玉を食らった内海だが、この日はフォークの神様・杉下茂氏,元祖スピードガンの申し子・小松辰雄氏が訪問。若大将・原監督はOBの勉強をしているか試すべく、あえて人物確認を試みたが、前回の失敗で迂闊な事は言えないと内海は言葉に詰まってしまったそうな。…そりゃ、カネやんを分からん様なヤツは杉下氏,小松氏の事も分からなくて不思議はないだろう。やっぱりか…と苦笑するばかりの若大将・原監督に対して、杉下氏は特に気を悪くする事もなく「まぁ、いいじゃないか」と大らかにたしなめた様だが、小松氏は「同じ北陸にいたのに名前も知らないなんて、あいつはたわけか! 評論家の名鑑でも見せないといかんな」と、お怒りの様子。内海本人は「もうOBの方の前は通れませんよ」とへこみまくっていたとか…。カネやん事件後、内海は球団から配られた巨人軍OB名簿で毎晩、必死に勉強したそうだが、中日OBには手が回らなかった模様(杉下氏はコーチとしてのみ巨人OBなので、名簿には載ってなかったとの事)。分からないであろう事くらい想像がつくだろうに、わざわざ対面させてそんな事を聞くなんて、内海に精神的ダメージを与える以上に、OBの人達に失礼なんじゃないか?>若大将。この時期にそんな事で無駄な神経使わせるより、しっかり開幕に向けて調整させてやって欲しいものだなぁ。指揮官のいじめ行為に自棄になった内海には野球そっちのけでOBの勉強を始め、全球団の名球会組から一軍経験もない儘、解雇された様な選手に至るまで完璧な知識を習得するOBマニアと化す事を期待したい(笑)。実際の所、OBって、どの程度の人まで把握してないと失礼なんだろうか。最低でも自軍の名球会選手くらいは確かに知っておいた方がいいとは思うけど…。その点、悪の温床・楽天は楽でいいよなぁ。全OBと同僚だった訳だし、新人も昨年、クビきられた人達だけ覚えとけばいい訳だから…

幻のメジャーリーガーとフォークボール―50年以上前、私は野球の本場アメリカからスカウトされた

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February 21, 2006 23:07

 本館の掲示板の方で名手・川相の特集記事が載っていると情報提供して頂き、「Number」を買ってきた。今号、基本的にはサッカーの欧州チャンピオンズリーグ特集であり、Jリーグはおろか、ワールドカップすらカスリとも関心のない私にとっては、知ってるどころか聞いた事もない連中が延々と取り上げられる苦痛この上ない内容だったが、全136ページ中、たった7ページしか占めない川相特集「考える葦3」だけで、十二分に満足出来た。因みに、この企画、第1回目の時はしっかりチェックしたのだが、今回が「3」と言う事で、一体いつの間に「2」があったのだ〜と、今更ながらに大ダメージを受けた次第。
 まずショックを受けたのが、8月24日の試合で川相がぎっくり腰に見舞われていたと言う事。更に、「このチームを日本一にすることができたら引退してもいいと、こころに秘めていた」とか「疲れがとれにくくなっている」なんて言葉が続き、ドキッとさせられる事しきりだ。徐々に体力,回復力が衰えていき、現役生活が残り少なくなってきた事を痛感しながらも、まだやり残している事,やらなければならない事がある…。コーチではなく、現役だからこそ後に続く者達に伝えられるものがある…。川相のそんな想いが伝わってくる熱い内容だ。巨人で暫定的に引退後、中日で復帰した事に関して「原監督を解任し、暴言としか思えぬ言動を平気でくりかえすようなオーナーのもとなどで現役生活をやめてなるものかと思ったからだ」なんてくだりがある。川相の言葉とは書いていないし、書き手が勝手に川相の気持ちを代弁しただけかもしれないが、少なからず、そういう想いがあったのも確かだろう。巨人での晩年に感じていたのは「よそのチームから力のある選手ばかりとってきたから、なんとかしてやろうという気持ちが湧かなくなっていた」との事。しかし、中日と言うチームは違った。荒木も井端も川相から多くのものを受け取ったに違いないし、これからも多くのものを学んでいく事だろう。それに引き替え、巨人のあの男は5年間もチームを共にしながら川相から一体、何を学んだと言うのか…。川相から聖域のポジションを奪ったのは自分だと勘違いしているんじゃないかとすら思えてしまう。実際に川相からポジションを奪ったのは茂雄に他ならないと言うのに…。そんなあの男とは対照的に、川相に憧れ、敬いながら、常に近くで接して行動する事で、着実に川相の経験を吸収していこうとする荒木の姿勢に好感を抱いた。世の川相ファンは皆、荒木が羨ましくて仕方ない事だろう。その荒木が「あと6年は現役つづけてくださいよ」と言ってくれたのも嬉しかった。「6年」と言う数字の根拠はよく分からないが、日本球界史上初の現役親子鷹実現に望みを繋ぐ為にも、それくらいはやって貰わないと…。川相が自慢出来る事は通算犠打の世界記録などではなく、茂雄の陰謀により、何年にも渡ってベンチウォーマーを強いられながらも、23年も現役でいられた事だと言う。「随分、謙虚な自慢」と言われて返した答えが「だから、野球選手達に限りなく夢をあたえている数少ないプロ野球選手のひとりですよ、自分は」。謙虚どころか、凄い自慢じゃなかろうか。でも、実際、その通りだし、全然嫌味じゃないよなぁ。遠路、山奥まで野球教室に訪れ、時間を惜しむ事なく真摯な態度で接するなど、これからプロを目指す野球少年達に夢を与えるだけでなく、二軍でくすぶっている選手達にも希望の光を照らし続ける川相の勇姿を今季も1試合でも多く見せて貰いたい。その為にも落合監督には茂雄の陰謀に屈する事なく、オレ流大チョンボ采配を炸裂させない様に祈るばかりだ。結構、ネタばらししてしまったが、今号の「Number」は川相ファンなら必読モノ。是非とも、抑えておくべき一品だろう。

PS.原稿書き上げたのが、昨年末らしく、川相はコーチ兼任になる様に書かれているが、実際はメンタルアドバイザー兼任で実質上、選手専任の筈。本文はともかく、タイトル下の見出しは修正しておかんとあかんやろ…。

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February 20, 2006 00:18

 ランディ・ジョンソンを迎えた前回のあまりの舞い上がりっぷりを反省会と称して振り返りっただけで4分の3くらいの時間を費やす手抜きモードだった今回(折角、良純が来てるのに勿体ない!)。反省会の締めに至るに当たって、中井監督から衝撃の一言が飛び出した。

「あの僕、思うんですけど…、貧乏くさい、そのナントカごはん、あれもう…、あれやめよ」

自分のタレントとしてのダメっぷりをまざまざと見せつけられた事で自己嫌悪に陥った所為か分からんが、思いっきり企画打ち切り発言である。続いて勝俣コーチも…

「まぁ、確かにもうゴールだよね」

などと返すが、ゴールは「ジャイアンツ野手陣に勝つ事」だろ! 負けるどころか対戦すらしてないやんけ! 明らかにエキジビジョンマッチでしかないランディ戦なんぞで満足してるなよ! 大体、勝俣コーチは結局「なめ茸空きビンごはん」による名誉挽回を果たさず仕舞いの儘でいいのか!?

「でもずいぶん言ってたじゃん。前はねぇ、お酢ごはんとか水かけごはんにすごい愛情をもって」(良純)
「その当時は本気で言ってたけども、あのね、去年の秋ぐらいからそんなに思ってなかったよ」(中井監督)

そんなに愛情持ってないのに、ランディ相手にあの調子かよ! 説得力ゼロだな。今後の方針について聞かれると…

「生姜焼きとか、トンカツとかさ、シャケとかさ…
シャケとか食べるでしょ。食べてさ、皮残るでしょ。あれ、皮ごはん巻いて食うとうまいね」(中井監督)
「また、だんだんそっちの方向へ…」(良純)
「白菜の漬け物あるじゃん。あの葉っぱのところで飯を巻いたのがうまいね」(勝俣コーチ)
「また貧乏くせぇ〜な」(中井監督)
「あれうまいよね〜」(勝俣コーチ)
「うまいけど…、けどさ、おいしいもんさ、食べよ。フランス料理とかイタリアンとかじゃなくて
もう『白いごはんに何が一番合うのかおかず』」(中井監督)

……………そんな普通〜の企画、わざわざ「黒バラ」でやって楽しいか? B級どころか、C級グルメ…、いや、もうグルメと言っていいのか分からん所がこの企画の良さだったのに…。小学生から一気に巨人OBに飛んだ段階で、この企画の終結が迫っているのは予感していたが、投手陣とやる所まで行っておきながら、現役野手戦がお預けの儘、打ち切りなんてのは許しがたい展開だ。果たして、本当にこの儘、終わってしまうのか!? 是非とも、ジャイアンツ野手陣とのラストバトルは実現に持ち込んで欲しいものである。

ごはん食の基本レシピ―ニッポンの粗食

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February 19, 2006 20:01

 超大物ゲスト・ランディ・ジョンソンを迎えての八回戦。7打数1安打と言う極度の不振により、下位に落とされていながら、四番に返り咲いた「お酢ごはん」との対決がいよいよ始まった。世界公式レシピのディスペンパックは使わず、自ら入魂の「お酢ごはん」調理にかかる中井監督。試合前から寿司は嫌いだと聞いていた事で酢やわざびの料を減らした方がいいのでは?と危惧するハイレグさんだが…

「信用しろって、お酢ごはんを! 何年、四番やってると思ってるんだ」(勝俣コーチ)
「これ(わさび少なめ)だったら、お酢ごはんのプライドがどうすんの?」(中井監督)
「監督のやらしたいようにやれよ!」(勝俣コーチ)
「これでうまくいかんかったら、なめ茸いかれへんけどいいの?」(ハイレグさん)
「『うまくいかなかったら』って、うまくいくに決まってんじゃねぇか」(勝俣コーチ)
「そうだよ!」(中井監督)
「気持ちで負けんな、気持ちで。監督が(わさび)入れろつってんだから入れろって」(勝俣コーチ)
「知らんで、あたしもう知らんからな。あたしは知らんしな〜」(ハイレグさん)
「今までミラクル起こしてきたろ〜」(勝俣コーチ)
「起こしてきたか?」(ハイレグさん)
「Stop fighting!(ケンカはやめて)」(ランディ)

すっかり放置されたランディに制止される有様。笑ってるけど、内心呆れ果ててるんだろうなぁ。大体、ここで凡退した所でまだ二死であり、「なめ茸空きビンごはん」には回る。ハイレグさんの「なめ茸」絡みの偽証発言はもうウンザリだ! 大体、ハイレグさんは生放送同然の状況にも拘わらず、難癖をつけて進行を妨げ過ぎである。どのみち、「お酢ごはん」はどう加減した所で寿司嫌いのランディに対して、アウトは免れないんだから(笑)、中井監督の気に済む様にやらせて、無惨に散らせてやれと言いたい。「四番キャッチャー・お酢ごはん」と高らかにアナウンスする中井監督。「お酢ごはん」はファーストの筈だが、いつの間にキャッチャーに? 酢飯嫌いのランディはまず一嗅ぎして、「ウッ」と拒絶反応。そして、一口食べるも、二口目にはいく事なく、すぐに茶碗を置いてしまった。結果は言うまでもなくアウト。しかも…

「Bad. Strike out.(まずい。三振)」

と、酷評されてしまい、中井監督は呆然自失。二死となり、あとがなくなった場面で控えるは伍番「なめ茸空きビンごはん」……の筈だったが、ここでまたまた「なめ茸空きビンごはん」を忌み嫌うハイレグさんの嫌がらせが始まる。

「ね〜、ちょっと待って」(ハイレグさん)
「なんだよ、ちょっと待ってって」(勝俣コーチ)
「あの〜、あの〜(中井監督に何やら進言しようとする)」(ハイレグさん)
「ふざけんなよ〜、ふざけんなよ〜  俺だってランディと戦いたいんだよ〜(勝俣コーチ)
「うるさい」(ハイレグさん)
「ふざけんな お前、打順変えようとしてんだろ」(勝俣コーチ)
「だって次、ラストチャンスやで。あとワンアウトしか残ってないんやで」(ハイレグさん)
「なんだラストチャンスって」(勝俣コーチ)
「ランディさんと会えるのがラストチャンス…」(ハイレグさん)
「塁に出ればいいんだろ、塁に出れば! もう負けたようなこと言いやがって」(勝俣コーチ)
「塁に出たことないやろ」(ハイレグさん)
「てめぇ〜」(勝俣コーチ)

またも炸裂するハイレグさんの偽証発言に怒りの平手打ちをかます勝俣コーチ。「なめ茸空きビンごはん」は2度も出塁(練習試合含む)してるっつーの! どれだけでまかせをぬかせば気が済むのか、この女は! ここで仲裁に入ったかに見えた中井監督の取った行動は…

「じゃ、伍番…、サード………、水かけごはん」

おいっ! 中井監督のあまりのちゃっかりぶりに当然、勝俣コーチもハイレグさんも非難囂々だ。ここで勝俣コーチの「とりあえず、作りましょうよ。各自で作っていけると思ったら…」と言う提案に乗っかり、勝俣コーチは「なめ茸空きビンごはん」,ハイレグさんは「ゴマ」,中井監督は「水かけごはん」の調理に取りかかる。ここで、時間がないから早いモン勝ちと突然、主張し始めた中井監督はごはんを盛って、水をかけるだけの「水かけごはん」をあっと言う間に完成させ、持っていこうとするが、当然、阻止される。一方、なめ茸の空きビンにごはんを詰め込み、ビンを振ると言う技を久々に披露する勝俣コーチ。中井監督やハイレグさんからは「貧乏くさい」と連呼されるが、元々、この企画はそういうコンセプトであり、「なめ茸空きビンごはん」がいかにこの企画の王道を走っているかを改めて知らしめる格好となった。勝俣コーチのアヤしげな動きに一体何を作っているのか理解に苦しむランディから質問が飛び、説明する勝俣コーチだったが、ここでランディから衝撃の発言が飛び出すのだった。

「I don't like mushrooms(キノコは嫌い)」

ガーン! 持っていく前に釘を刺されてしまった勝俣コーチは愕然。しかし、下手に凡退して、打率を下げるより、ここは素直に退いておく方が賢明と悟ったか、勝俣コーチは大人しく引き下がり、「ゴマ」に後を託す事に…。あくまでハイレグさんの陰謀に負けたのではない! ランディとの相性が悪かっただけなのだ! 完成した「ゴマ」を持って行くハイレグさんのアナウンスは「伍番セカンド・ゴマ」。セカンドは「レトルトハンバーグ残り汁かけごはん」じゃなかったのか!? このチームは一体何人セカンドがいるのか? 今回は一応、二口食べたランディ。とりあえず、お酢ごはんよりはいい反応。しかし、ここでショーマンシップを発揮するランディはホームランやヒットの札をチラつかせて、じらした末、アウトの判定を下すのだった。

「Too plain. Cinnamon and rice?(味が素朴すぎる。シナモンと米?)」

ゴマ油とニンニクのコンビネーションが何故かシナモンと勘違いされた事も重なり、無惨な結果で試合終了。結局、僅か5人でスリーアウトと言う大惨敗となった。ここで折角作った事もあって、どうしても勝負させたい中井監督が練習試合扱いで「水かけごはん」を食べさせる事に…。これを食べた時にいかに貧乏だったかを切々と語り、情に訴えようとする中井監督の作戦が成功したのか否か、何とランディの判定は「ホームラン」。

「It was good. Very good. I used to eat that one when I was little.」
(おいしかった。とてもおいしい。私が小さい頃にはこれを良く食べたものですよ)

これは幾ら何でもありえない。間違いなくランディのサービス精神の表れだろう。「ゴマ」や「なめ茸空きビンごはん」は言わずもがな、「お酢ごはん」でも色々と問題もあっただろうが、「水かけごはん」なら、シャレで済む話だよな。練習試合だし…。すっかり興奮しきる中井監督は「伍番にいれば、3ランだったんだよ」などと言っているが、そのタイミングだったら、ホームランにしてくれたかアヤしいぞ。また、ランディの発言をよく聞き取れていないハイレグさんは

「水が飲みたかったんやて。ちょっと飲みたかったんや、水が…。なぁ、そんな理由(でホームラン)?」

などと、適当な通訳をかましているが、これが今後の方針に影響しない事を祈るばかりだ。そして、ランディから「黒ワザごはんオールスターズ」についての総評が…。

「Smooth and good. I struck out a lot of the hitters not to meet homeruns.」
(スムーズな流れで良いチームでした。ホームランを出さないようにたくさん三振にしたよ)

流石に、上手くまとめるねぇ。アウトはやっぱり「三振」クラスの不満な味だったのかと首脳陣は改めてショックを受けるのだった。「ゴマ」のダメっぷりに勝俣コーチのツッコミがもっと炸裂して欲しい所だったが、そんな事にかけている余裕がまるでなかったのが残念無念。

ヤンキース―世界最強の「野球」に迫る

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February 18, 2006 22:37

 このしょーもない番組が「黒ワザごはんオールスターズ」と対決させる為だけにランディ・ジョンソンを日本に呼ぶ…と言う快挙を達成した訳だが、今回の連中のテンパリっぷりは、全然笑えなくてまいったね。マジでテンパってるのか、作ってるのか知らんが、もう見ていてイライラして仕方なかった。遠路はるばる来て、長い事放置されるわ、喧嘩見せられるわ、変なごはん食わされるわで、ランディもお気の毒な事だなぁ。勝俣とハイレグさんのがなり合いは出来レースでなかったとしたら、ランディに凄く失礼だと思うので、出来レースだと信じたい。
 さて、皮肉な事に、初めて2試合連続同じオーダーで個々のレベルアップを図る…と言う方針に水を差される形になってしまった八回戦。対ランディ用の緊急オーダーが組まれ、以下の様になった。

壱番:バターごはん
弐番:レトルトハンバーグ残り汁かけごはん
参番:天カス
四番:お酢ごはん
伍番:なめ茸空きビンごはん
六番:マナカナ
七番:ゴマ
八番:水かけごはん
九番:シュガー
投手:トチジ

 今回はたった一人が相手なので、「アウト」「ヒット」「ホームラン」の3つの選択肢しか用意されない特別ルール。前回のトップは「なめ茸空きビンごはん」だったが、アメリカ人はバターライス好きと言う単純な発想により、トップバッターに起用されたのは「バターごはん」。ランディはあと29分しかスタジオにいられないと言うのに、史上初めて、全ごはん生調理と言う形で出す事になった。中井監督が「完璧」と称する出来映えとなり、自ら茶碗をランディの元へ。ここで手渡す時に「壱番センター・バターごはん」などと、ポジションをソラで覚えていないくせに、自分で勝手にアナウンスを始めた事から、後続バッターがおかしい事になるのはあとの話。日本食を食べ慣れているのか、無難に箸を使いこなしているランディは、まずはヒットの判定。

「Plain , but good (素朴だけど、おいしい)」

と、まずまずの言葉を貰って意気上がる首脳陣は続いて勝俣コーチが弐番「レトルトハンバーグ残り汁かけごはん」の調理に取りかかる。これまた勝俣コーチが「弐番セカンド・ハンバーグ」とアナウンスして、テーブルへ。日本の子供達を魅了するデミグラスソースはアメリカ人の舌にも合うのか、またもやヒットの判定。

「Good. hamburger good.(美味しいですね。ハンバーガーは良いです)」

と、上々の反応を貰い、一、二塁のチャンス。ここでコンセプト完全無視の邪道ごはん「天カス」の調理にかかる。「天カス」の調理の仕方を忘れて、テンパリまくり、だんだんと不穏な空気が流れ始める。大体、これを「ゴマ」の味加減しか掌握していないハイレグさんに作らせる事自体おかしいだろ。ウダウダとモメているうちにすっかり放置されるランディはちょっと不機嫌そうだ。最後に天カスを入れる際、スプーンを持った右手を左手で叩きながら入れる…と言うフレンチの職人チックな入れ方を試みる中井監督だが、この入れ方に酔いしれてしまい、調子ぶっこいて繰り返した事が後に致命傷になるとは予想出来なかった模様。かくして出来上がった「天カス」をハイレグさんが持っていき「参番ライト・天カス」とアナウンス。ライトは永遠のライパチ「水かけごはん」だっつーの。ここまで10割の成績を残してきた「天カス」だったが、判定はアウトで初の凡退。その原因は…

「Too much a Tempra.Too much in the rice.(ご飯に対して、天ぷらが多すぎ)」

何と中井監督が調子ぶっこいて天カスを入れまくった事がアウトの判定に繋がってしまったのだ。当然のごとく、コーチ陣からは非難囂々だ。ここで七番にまで格下げされていた筈が、この大勝負にはやはり四番と言う事で再び返り咲いた「お酢ごはん」が登場。果たして、中井家の主砲はランディに通用するのか?

<続く>

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February 17, 2006 21:48

pb2nd_05.jpg 相変わらず、倉橋の毒舌が冴え渡る。エースナンバーをつけながら、全然ピッチャーをやらせて貰えず、前回はサード,今回はレフトとすっかり便利屋と化してしまった中山はおかんむりの様子。しかし、谷口なら倉橋が言わんとする問題点くらい、事前に気付けるだろうし、倉橋のキツい発言が飛び出す前に自らやんわり指摘してやるべきではなかろうか。上級生だから、気を使っているのだろうが、今の谷口は下級生であろうともキャプテンなのだ。前回でも分かる様に、谷口は言うべき時にはどんなにキツい事でも言える男なのだし、その言葉には否が応でも従わなければならない気にさせる説得力もあるのだから…。1,2年生には谷口&倉橋のアメとムチ的な接し方でいいと思うが、最早、3年生は倉橋の指摘を理性的に受け止められない状態な訳で…。もう1年も一緒にやってるんだから、いい加減、雨降って地固まれよ!って感じだけどなぁ。田所のリーゼント七三分けが爽やかかどうかはともかくとして、イマイチ、ピンと来なかった「昨年と比べて墨高ナインがどれくらい成長してるのか?」と言う点を分からせるには一役買った様だ。谷口はいつの間にかシュートなんか覚えてる様だが、結局の所、フォークはどうなったのか、気になる。ところで、谷口はどうやってシュート打ちの練習したんだろう?
 さて、聖陵戦。攻守を間違えて応援する田所&谷口の父ちゃんがイタ過ぎてまいった。応援団の連中も長い事、放置し過ぎ…。1フレーズ目で教えてやれよな(^^;)。倉橋の本塁生還阻止へ、聖陵の捕手・西田は走塁ライン上にマスクを落とすと言うあざとい事をかましてきたが、それ以前に二死でセンターオーバーの打球が飛んだのに、二塁走者が本塁でクロスプレーって、どういう事よ? (1)無死ないしは一死だと勘違いしていた→(2)その上でセンターに捕られるかもしれないと言う判断ミスによりギリギリまでタッチアップの構えでいた…なんて事でもない限りはあり得ない。はっきり言って、中山達は今までの恨みとばかりに、倉橋に対して大いに文句を言っていい! 実際の所は製作スタッフがしっかりしろよ!って話なんだろうけどね。センター前ヒットでいいものを、何故、わざわざセンターオーバーにするかねぇ。

プレイボール O.S.T. 2005

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February 16, 2006 20:25

 遅くて微妙に変化する球をいきなり岩鬼に一発かまされた有野だが、岩鬼だからこそ打たれた事を認識しているのか、全くめげる事なく、サル,微笑,フォアマンを遅い球で打ち取る。しかし、山田は「2回り目には火だるまになる」などと、冷酷な事を喜色満面で土井垣に申告するのだった。一方、有野と違い、土井垣から、真に期待されている本領は得意のシンカーが冴え渡り、まずは打っているシーンなど、ついぞ描かれた事はないが、「ヒットマン」と呼ばれているらしい一将を打ち取り、まず一死。続いて打席に入った殿馬は、いつになく大きな構えから「秘打オーバー・ザ・レインボー)」を繰り出すも、非力に泣き、レフトフライ止まり。ここで謎のグラサン男・恭兵がセンター前に弾き返すと、茂雄ばりのオーバーランを見せたが、すっかり油断しきって、ボールから目を切って、のんびり帰塁しようとした隙に、足利からの好返球でタッチアウトとなる大チョンボ。2回表、有野は奥村,武市,吉野と立て続けに痛打されるも、全て野手の正面に飛ぶライナーとなり、三者凡退。会心の当たりは正面に飛ぶ様に守備位置は決められていると言う嫌と言う程、使い回された水島理論を振りかざしながら、ヘラヘラとしている有野だが、山田は3回が限界の投手だと、またまた冷酷な評価を下すのだった。その裏、先頭打者として打席に入った山田は本領に対して、自分のプライドを重視するなら初球まっすぐ,チームの勝利を重視するなら決め球のシンカーから入ると分析。まっすぐを読んだ山田だが、本領の初球はシンカーで山田はあえなくサードゴロに倒れるのだった。これを見た土井垣は何が何でも試合に勝ちたい…と言うタイプの本領が将来のエース候補となる事を予感し、ほくそ笑む。一方、山田は本領を持ち上げる事で自らの失態をうやむやにしようとしていたが、ベンチに戻りかけた際、バックネットにいた義経の姿を見つけ、驚愕。大喜びの土井垣は脱兎のごとく飛び出すが、果たして、義経の意図は…!?

 新キャラのオンパレードで立ち読み派には辛い内容だった。名前覚えるだけで一苦労だよ。こんなに新キャラ出しまくって、大丈夫なのかねぇ? 結局、チーム結成時の新入団組って、2年経っても全く活躍してないよなぁ。賀間なんかプレーしてるシーンすら見た記憶がないんだが…。この儘、新キャラに取って変わられたりしたら、哀れよのぅ。あんな不自然な形で同じ年に全員入れて、雑魚キャラ扱いするくらいなら、最初っから、この新キャラども出しておいた方がマシだった気がする。義経も間もなくして、そういう扱いになるかと思うと不憫でならない。ここは意表をついて、わざわざ入団拒否を告げに来た展開に期待。ところで、殿馬の秘打はどこが秘打なのかさっぱり分からない上、たかだか紅白戦で秘打を出して、非力だから凡退…って、とてつもなく惨い扱い。殿馬はリズムが完璧に合えば、福岡ドームでもスタンドにぶち込めるだけの技術がある…と言う設定は忘れ去られているのだろうか。今更、殿馬を非力扱いして貶めるのは、勘弁して欲しいものだ。恭兵に対して「人気が出そう」と言う土井垣はともかく、「マスクが甘い」とと言う山田は訳が分からない。本領ならまだ分かるが、あのグラサン男の一体どこが甘いマスクなのか? 「会心の打球は全て正面に飛ぶ」水島理論によると、ホームランは例外にしても、ライト線,レフト線,一塁線,三塁線,一、二塁間,二遊間,三遊間,左中間,右中間に飛んだ打球は全て会心ではない事になる。そんなバカな!? それにしても、読みが外れた時の山田はあまりにも脆い。脆過ぎる! 流石、読みが全てな「ジャンケン野球」の申し子だけの事はあるなぁ。


 

Story
水島新司原作の国民的人気を誇るスポ根TVアニメシリーズの第9巻。合宿も終わり意気込みも新たな明訓高校野球部は、野球の聖地・甲子園へと乗り込む。第41話「明訓ナイン甲子園へレッツゴー!」から第45話「殿馬走っ...(詳細こちら

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February 15, 2006 22:44

 「中日スポーツ」辺りでリアルタイムに紹介されていたのか分からないが、今週の「週ベ」にこんな記事が載っていたので、抜粋しよう。


中日が”バント王国”確立へ、特別練習を編み出した。通常の本塁だけでなく、一、二、三の各塁にも打撃ケージを設置。4ヵ所一斉のバント練習を行った。打撃投手やマシンの球をあっちでコツン、こっちもコロリ…。地味ながら効率よい”特バン”だった。「個別じゃなくみんなでやると、他の選手のやり方を見られるからね」と発案者の高代野手総合チーフコーチ。4ヵ所を巡回して指導した世界記録保持者の川相昌弘内野手は「時間を割いてやるって事は、監督、コーチがバントの重要性を考えているってことだと思います」。昨年の85犠打はリーグ5位。数はともかく、質(成功率)を追求する。

流石に、川相を擁するチームはひと味違うぜ!…って、昨年、チーム犠打数が5位だったとは驚きだ。それもこれも落合監督が川相を無為に干すオレ流大チョンボ采配を連発したからに他ならない訳だが…。ホント、川相をピンチバンターとして使わず、その儘、打席に送られた選手にヘッポコバントを見せられる事ほど腸の煮えくり返る事はないので、しっかり技術向上を図って欲しいものだ。しかし、いかに川相が職人技のコツを直伝してくれた所で、バント技術は一朝一夕に掴めるものではない。名手・川相とて、若い頃にあくなき努力を重ねた事で技を磨き続けたのだし、世界のトップレベルに君臨した今もなお、毎日欠かさずバント練習を続けているくらいなのだから…。地味なバント練習をコツコツと積み重ねるのは精神的な強さも求められる気がする。一過性の特訓に終わらない様、頑張って貰いたい。まぁ、実の所、要所で川相を徹底して使いまくれば、こうも大がかりなバント特訓は必要ないんだけどなぁ………などと言うと、身も蓋もないか。だが、特訓効果により、いかにチーム全体の成功率が上がったとしても、川相以上に成功を期待出来る選手がいないのは、紛れもない事実だ。文字通り、世界で最も信頼出来る職人技を身につけ、バントだけでなく多彩な作戦に対応出来る適応力の高さも持ち、バントを成功しただけで球場全体をヒートアップさせる唯一と言ってもいい存在である上、同時にナインの士気をも大いに高める男・川相はここぞと言う場面でもっと使われて然るべきだと思う。2年ぶりのV奪回へ最大のキーマンたる川相だが、果たして、落合監督はどれだけ使いこなしてくれるのか、気になる所である。

明日への送りバント―一つ一つの積み重ねが人生の宝物になる

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 ドミニカがベネズエラに敗れ、場合によっては、2勝1敗で3チームが並ぶ可能性が出てきた予選リーグ。3チームが並んだ場合は、1イニング当たりの失点数が少ない順から上位扱いされるとあって、ベネズエラが韓国に完封勝ちした場合、日本はドミニカに2点以上取られて負けると、決勝トーナメント進出の道が断たれる事になる(現在までの勝敗表は以下の通り)。

  勝敗 失点
日本 −−−   8−7
1−0
2勝0敗
ドミニカ   −−− 0−2
×
9−0
1勝1敗
ベネズエラ 7−8
×
2−0
−−−   1勝1敗
韓国 0−1
×
0−9
×
  −−− 0勝2敗 10

細かい皮算用を始める選手達だが、要はドミニカに勝てばいいだけの事だと吠える吾郎。因みに、ドミニカがベネズエラ戦で主力を温存したのはチーム内に風邪が蔓延して体調不良者が続出した為との事。ベネズエラで強行出場するより、ベストの状態で日本と戦う方が楽と見られた様だ。一方、清水はアメリカでの滞在費が底を尽きつつあり、母親からも早く帰ってこいと怒鳴られる始末。流石に、吾郎に金を借りてまでアメリカに居座り続ける訳にもいかず、ファミレスで途方に暮れていた矢先、うっかり日本人の少女とぶつかってしまう。奇しくも、清水同様、日本代表を応援に来ていると言うその少女は寿也の知り合いだと言うが…。

寿也の知り合い…って、この娘は友ノ浦中の後輩・綾音なのか、それともポッと出の新キャラなのか、微妙な所。もし、綾音だとしたら、よくもまぁ、こんな使い捨てと思われたキャラを引っ張り出してきたもんだが、アニメの第2シリーズで優遇されている影響だろうか? ホント、この作品は一旦、消えたヤツの再登場の可能性は極めて低いからのぅ。前原が三船東中の壮行試合で出てきた時は感激したものだ。ちょっと顔が違う様な気もするのだが、綾音は中学以来出てないから違うとも断定しかねる所…。とりあえず、清水のリアクションはどうせ早とちりに終わるので、「寿也の彼女」と言うポジションに落ち着いている娘でない事はほぼ確定か? 綾音以外で寿也絡みの既出の女性キャラで相応の年齢となると、横浜リトルの同僚・涼子か、綾音の同級生・由美,あとは寿也を置いて夜逃げした両親が一緒に連れて行った妹くらいか。涼子は清水と面識があるし、性格ももっと明朗な感じなので除外。由美は顔が違い過ぎなので論外。妹は何歳下なのか不明だし、顔も出てなかった気がするので、不確定要素が多く予測不能…。かなり唐突な話だし、ちと深読みし過ぎかねぇ。やはり、新キャラなのか? さて、謎だったドミニカの手抜きオーダーだが、風邪などと言うショボい理由とは、ある意味、衝撃的だ。案の定、3ヶ国が並ぶかもしれない状況があつらえられた訳だが、並んだ場合の順位付けが得失点差ではなく、失点数とは思わなんだ。こうなると、まず、ベネズエラが韓国に完封勝ち。日本はドミニカにいきなり2点を先制され、最早、この試合に勝つしか道はない…と言う展開になるのかねぇ。で、ベネズエラは逆転でトーナメント進出を果たしながら、アメリカの強さを知らしめる為の噛ませ犬になる訳だな。

Major―Dramatic baseball comic (5)

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February 14, 2006 19:59

夕刊フジにこんな記事が…
FA、外国人よりも小坂がキーマン、二岡は外野で!

全くもって同感である(ただし、「日本一のショート」は名手・川相だけどな!)。今週の「週刊現代」でも、小坂のセカンドコンバート案に関して、ガッツな貴公子・仁志が「俺への嫌がらせかよ!」とぼやいている旨、書かれていたが、確かにこれでは仁志を干す為に小坂を獲ったと思われても仕方がない。そもそも、パ・リーグ最高のショートだった小坂をわざわざ不慣れなセカンドへ回して、仁志と競わせるなんて、あまりにも作為的で違和感ありまくりではないか。小坂を獲る事で刺激を与えるべき人材は仁志ではなく、あの男だろうに…。こと守備力に関して言えば、仁志,小坂の二遊間が最高の選択肢である事は誰の目にも明らか。…にも拘わらず、これをやらなかったとしたら、つまり若大将・原監督が重視するポイントは守備力じゃないって事になる。しかし、攻撃力を重視した際、小坂が仁志にとって変わる事に大きな意味は感じられず、わざわざ獲ってきた甲斐もないと言うもの…。こうなると、小坂をセカンドに起用する理由として「私怨」以外、説得力のあるものがないではないか。いくら前政権からの犬猿の仲だからと言って、露骨な嫌がらせなどかましている場合ではないのだよ、若大将。嫌がらせに執心して、チームを崩壊させた男を何年も間近で見てきたくせに、反面教師とせずに同じ過ちを犯す気か? どうしても仁志を干したいなら、小坂をショート確定とし、弾き出されたあの男と仁志をセカンドで競わせる方がまだ説得力があると言うものだが、あの男のセカンドってのも、やっぱりちょっと考えられない。堅実とか器用とかクレバーとか、そういう言葉とは無縁のプレイスタイルで、身体能力の高さだけで無理矢理ショートをこなしているあの男はサードか(この場合、小久保がファーストへ)、この記事の通り、外野に移すのが妥当な様に思う。記事の方でも「他球団が嫌がる小坂を使うのか。それとも喜ぶ二岡を使ってしまうのか」とまで書かれてしまう始末だが、果たして、若大将・原監督はこの期に及んでも、大幅に出遅れた男をショートで使い、日本屈指のショートをセカンドに回し、反乱分子をベンチに干す道を選んでしまうのか!? 幸か不幸か、あの男はキャンプ前から故障で離脱する相変わらずのインケツぶりで、未だに二軍でリハビリ暮らし。この隙にショートで不動の地位を…といきたかった小坂だが、右太腿裏に強い張りを訴えて、別メニュー調整だとか。心配だ…。

巨人軍からのメッセージ レベルアップBASEBALL チームプレー・守備編

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February 13, 2006 06:26

 予想以上に早く出版された気がする今季の「週ベ」選手名鑑号。いつもこんなモンだったっけ? さて、ここ数年は名手・川相の項を真っ先に探している私だが、密かに期待していた事が実現していて、ちょっと嬉しかった。そう、肩書きとして「メンタルアドバイザー兼内野手」と書かれていたのである。勿論、史上初の快挙(笑)。備考に記される可能性はあっても、区分としてはただ「内野手」と書かれてしまうかも…と心配していたので、思わずニヤリとしてしまった。これから続々と出るであろう選手名鑑では、果たして、どう書かれるか注目したい所である。

川相がルーキー時の選手名鑑がAmazonで扱われてるのを発見してビックリ!
プロ野球選手名鑑 (’83年度版) …………と思ったら、在庫切れやんけ!

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February 12, 2006 00:15

pb2nd_04.jpg 三年生が慢心しまくって、先制を許す嫌な立ち上がり。谷口の厳しい叱咤により、2回表にして早くも正気に返ったと言うのに、0−1の儘、あっと言う間に9回まで引っ張るとは予想外の展開。早々と気の緩みを取っ払った事で、地力の差を見せつけてコールド勝ちを収めた原作とは、もう完全に別物だ。それにしても、たかだか三回戦進出くらいであんなに慢心するかねぇ? そんなダメ三年生に対しての谷口の叱咤が熱い!

「負けますよ! この儘では…、確実に負けます。去年、僕達が三回戦まで残れたのは勝ちたいと思って力を尽くしたからです。墨高なんかに負ける訳がないと思っていた強豪校相手に一つ一つ必死に点を取ってきたんじゃありませんか! 勝ったのはまぐれなんかじゃありません。今の言問は去年の僕達と同じです!(中略)僕達にとって、今一番の敵は気の緩みです。半田の偵察を無駄にしない様にしましょう!」

 どんなに劣勢でも勝利を諦めない谷口にして「負けますよ」と言わしめた事が事態の深刻さを物語っている。しかし、これは偵察結果報告会の時に言っておくべきだったな、谷口よ…。あそこまで初回の1点が重くのしかかるなら、三年生の慢心ぶりは試合中盤以降まで引っ張っても良かったんじゃなかろうか。おかげで、折角の谷口の叱咤が効果覿面に感じられなくて、ちょっと勿体なかった。あれでは初めからまっとうな精神状態で戦っていたとしても、それなりに互角の展開になっていた気がするし…。そんな中、地味に半田がフィーチャーされてるのが、これまた熱い展開。半田の偵察報告は悉く的を射ており、谷口もそれを分かっている所がいい。土壇場でナインが諦めかけている中、まるで谷口の様に試合を捨てずに、相手を冷静に分析出来る半田は果たして、こちらの道に進むべきなのか? さて、今回のサブタイトルは「緊迫のスクイズサイン」な訳だが、それにも拘わらず、スクイズやらないとは思わなんだ…。スクイズ読んでるんだったら、サードにダッシュさせるより、とりあえず、ウエストしろよな>言問バッテリー。最終的にナイン全員が勝てたのは半田のおかげと素直に認める展開もグッときた。ところで、指の手術後、フォーク一辺倒ではなくなった筈なのに、未だに谷口がエース扱いされてる事に何となく理由付けが足りない気がする。それでいて、エースナンバーはしっかり中山が付けてるんだよねぇ…。

プレイボール vol.4

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February 11, 2006 09:24

 昨日限りでイオカードによる自動改札機通過が封印された。最終日と言う事でカードにこの日を記録しておこうかとも思ったが、用もないのに、無理矢理、イオカードで改札を潜る程、マニアでもないので、結局、何もしなかったが…。アンチSuicaの私は昨年、3月末のイオカード発売停止に備えて、事前に買い溜めしたり(しかし、買い溜め分は横浜の腐れゲーセンのバイト店員によって、不用意にアカの他人に譲渡された上、その保証を一切しようとしない腐れ店長の外道行為に遭わされ、2度と返ってくる事はなかった。知人の検事に言わせると、法的手段に持ち込めば、ほぼ回収可能だったくらい向こうに非のある状況だったそうだが、そこまでするのもバカバカしかったので)、発売停止以降も遠方のチケットショップまで遠征し、わざわざイオカードを購入し、使っていたのだが、ついに来るべき時が来てしまった。まぁ、自動券売機や精算機には使用出来るので、厳密にはまだ使えるし、残額は手数料ゼロで換金してくれるらしいのは良心的だとは思うが、それでもイオカード本来の使い方が封印された事に変わりはない。流石に、この状況でなお、イオカードの新規購入に走る事はしないが、換金はせずに、券売機,精算機で使いきるくらいの拘りは持ちたいと思う。年内かかっても使いきれないかも…。何の記念グッズでもないカードでも、未使用の儘、残しておいた方が果たして、プレミアついたりするんだろうか? それにしても、私鉄乗り換えがあって、JR分と一体となっている定期券もSuica定期券に強制的に移行され、Suica以外は絶対に通れない改札機になる…と言う事ならともかく、そうではないのに、イオカードだけ使えなくする理由がよく分からないなぁ。

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February 10, 2006 21:34

 藤田元司氏が心不全により、74年の人生の幕を閉じた。藤田氏と言えば、私にとっては、日本プロ野球界最高の指揮官である。第一次政権も良かったが、特に、第二次政権の藤田巨人ほど、心から愛せるチームは先にも後にも出てこないと思う。そりゃ、川相ファンならそうだろう…と思われるかもしれないが、そうではない。あのチームの一員だったからこそ、川相ファンとなるに至ったのだ。藤田巨人の魅力は決して川相の存在だけに留まるものではない。第一次政権の初っぱなで自ら当選クジを引き当て獲得した若大将・原が第二次政権では文字通り、主砲として君臨。ノミの心臓と酷評され、伸び悩んでいた所をサイドスローに転向させて、開花させた斎藤雅を初め、桑田,槇原と3人合わせて通算500勝を突破した高卒先発三本柱を形成。他にも無為に補強に頼らず、吉村,駒田,岡崎,緒方,村田ら、自前の選手をしっかり育成した上での好チームを作り上げた。藤田政権の素晴らしい点は、生え抜きの選手を叩き上げ、長期に渡って、第一線で活躍出来る選手に育て上げた事に尽きる(茂雄暗黒政権でそんな野球人生を送れた選手が果たして、何人いただろう? 最初から凄い新人や実績のある余所の選手ばかり引き抜いてくる行為ばかりで構築したチームになど何の魅力も感じない。しかも、茂雄暗黒政権はそれをやりまくっていたにも拘わらず、チームを強く出来ず、生え抜きの芽を摘みまくっただけと来るからタチが悪かった)。
 そして、藤田政権を語るにおいて、やはり、触れなくてはならないのが、名手・川相の存在だ。2番ショートの聖域で不動の地位を築いた川相だが、あの様な偉大な選手に成長出来たのは、藤田氏の存在なくしては考えられない。万一、あの時代に茂雄が監督だったなら、川相は10年もたずに首を切られていた可能性だってあるのではなかろうか。「誰だって怒られるよりは褒められた方が嬉しい。選手だって同じだ」と選手を褒めて伸ばそうとした藤田監督。一軍二軍に拘わらず、コーチ陣の意見には耳を傾ける柔軟性を持ち、誰もが何かしらの長所を持っている筈だと言う見方で選手とコミュニケーションを取り、選手にやる気を起こさせていた(ただし、その一方で怠慢プレーに関しては決して看過せず、しっかりとカミナリを落としていた)。今や、バントと守備の達人として誰からも一目置かれている川相だが、その頃から図抜けた技術を持っていた訳ではない。藤田監督に引き上げられ、こなすべき役割を明示された事により、川相は自分なりの活路を見出し、磨くべき技術のレベルアップに邁進出来たのだ。
 藤田氏の愛弟子と言うと、私はどうしても川相を真っ先に思い出すのだが、立場的な問題もあるのか、報道では揃って若大将・原監督にスポットが当たっており、川相のコメントが全く取れないのが残念。確かに原監督も妥当な人物である事には違いないのだが…。原監督が藤田氏から得たものは大きい筈で、第一次政権では茂雄野球を継承する…と口では言いながら、実際には、藤田野球の後継者たる片鱗を見せていた。しかし、第二次政権を迎える今季、ここまでは完全に茂雄暗黒政権的流れであり、非常に気に病まれる所。「恩師と言う言葉以上の恩人」と言う藤田氏の死に報いる為にもまっとうな巨人野球を取り戻して欲しいものだ。故人の弔い合戦を美談にしたてあげまくる報道はあまり好ましいとは思わないが、藤田氏の遺志を継ぐ若大将・原監督,名手・川相,桑田らには是非とも奮起して貰いたい。
 あれ程、夢中に応援出来たチームを築いてくれ、野球にのめりこませてくれた藤田氏には心から感謝すると同時に、ご冥福をお祈りしたい。

「情」のリーダー論

二番打者組織論―チーム、集団のキーマンは、三番でも四番でもない

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February 09, 2006 19:46

 いよいよ春季キャンプが始まり、土井垣は新戦力の力を図るべく早速、紅白戦を開始する。紅組に名を連ねたのは、岩鬼,サル,微笑,フォアマン,足利,本領ら…。一方、白組は殿馬,山田,星王,山岡,桜木,有野らで編成された。岩鬼と敵になってしまった為、三遊間を組めず落胆する桜木だったが、殿馬との二遊間でも満足している模様。せめてキャッチボールくらいはしてやると言う岩鬼だったが、最終的に100mの遠投と言われた事で肩に自信のない桜木は内野手100mの肩がなくても、40m投げられれば十分と言うストーカー女理論を展開し、これを拒否。これに同感した殿馬とキャッチボールを始める事になったが、この会話を聞いていた土井垣は三遊間の深い位置から刺せない様では三遊間ヒット消滅と言う奇蹟を起こす構想に支障を来すとばかりに不安顔。殿馬とのキャッチボールの際、桜木はグローブをはめず、「これが自分のキャッチボール」とバットを手にして、バントの構えで的確に打ち返す。すると、殿馬もこれに対抗し、バットを取り出し、二人でバントの打ち合いを行うと、観客は大喜び。自主トレ時、桜木の打撃を見て、プロの球が速い遅い以前にプロに通用するスイングではないとがっくり来ていた土井垣だが、バントは天才的と分析。総合的にプロの力を持っていなくとも、苦悩の末、バントと守備を磨く事で生き残った桜木を評価するのだった。また、この紅白戦は桜木だけでなく、大学生・社会人ドラフトで上位指名した本領の決め球・シンカーと、出し入れ自在の有野の変則投法ががどれだけプロに通用するかにも注目していた。しかし、白組先発・有野は変則であるが故に紅組トップバッター・岩鬼との相性は最悪でいきなりスタンドに放り込まれてしまうのだった。そして、球場の外には義経の姿が…。

 名前だけで消えると思われた本領と有野を取り上げているのが意外な展開でちょっと評価出来る。そもそも、2年間も全く同じメンバーで全くポジション争いとかがなかっただけに、少しくらいはこういう事をやって貰わないとリアル感に欠ける訳だが、果たして、いつまで背景キャラにならずにいられる事やら…。桜木が高校時代に守備要員だった謎もほぼ解消。打率5割は殆どセーフティバントによる内野安打なのだろうか。あとは、「出塁数=盗塁数」が証明する脚力がどれくらいあるかだ。しかし、なまじ速過ぎると、サルばかりか足利の存在意義まで薄くなるなぁ。ただでさえ、薄いのに…。そして、文明の利器に頼るなど、すっかり落ちぶれてしまった義経も、とうとう現場に到着。果たして、この儘、入団してしまうのか? もう2度と関わらないでくれと断りに来たのか?


 

Story
水島新司原作の国民的人気を誇るスポ根TVアニメシリーズの第8巻。明訓高校の甲子園強化合宿中、練習時間が足りないドカベンを気遣い、意外な助っ人が現れる。第36話「小さな巨人対大きな巨人」から第40話「ああ、友...(詳細こちら

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February 08, 2006 21:17

 天童に後を託された吾郎は9回も韓国の反撃を軽く退け、日本は2連勝を飾った。足の方はただの打撲で済んだ天童だが、肘の方は手術が必要との事。38歳と言う年齢を考えると今更手術を受けても無駄だろうし、これが最後の花道になったかもしれないと後ろ向きな天童に、吾郎は年齢のせいにして諦めるより、くすぶった夢があるなら治してまた挑めばいいと手術を受ける様に勧める。ギブソンの様にメジャーでは40歳を越えてもバリバリに投げている選手もいるのだと…。これに対して、背を向けて、立ち去った天童は「生意気言うな、若造」と涙を浮かべながら、呟くのだった。続いて、1勝のドミニカと1敗のベネズエラの試合が始まり、吾郎達は観戦モード。ベネズエラが勝てば、2勝1敗で3チームが並ぶ可能性を残すが、ドミニカが勝てば、日本の2位以内…、つまり、血漿トーナメント進出が確定するとあって、ドミニカを応援する吾郎。ドミニカはエース・モンタナを立て、ベネズエラ打線を翻弄するが、打線の方は主軸が悉くベンチに下がっており、終盤になっても、一向に起用する気配なし。そうこうしているうちに、シルヴァの決勝2ランが飛び出して、べネズエラが勝利を収める。果たして、主力を温存したドミニカの意図はどこにあるのか!?

 やっぱりと言うか、吾郎はあっさり9回を締めて、勝利。結局、安清源の存在意義って、何だったんだ? 一応、寿也のソロだけに抑えてるのだから、それなりに力は発揮してるんだが、もうこいつの名前すら忘れてる読者が大半なんじゃないか?と言うくらい影が薄くなってしまった。天童ははっきり答えなかったものの、この後、手術を決意するんかねぇ。まぁ、どっちにしろ、今作ではもうお役御免だろう。ドミニカ戦に緊張感を持たせるべく、案の定、三つ巴の可能性を残した訳だが、ドミニカの狙いがよく分からない。ベネズエラ同様にアジア人種へ偏見を抱き、日本の決勝トーナメント進出なんて展開はあってはならない…とばかりに日本潰しを図るなら、主力打者だけでなく、エースも温存して、日本にぶつければいいものを野手だけ温存するのが謎だ。この儘いくと、日本がドミニカに勝ち、ベネズエラが韓国に勝ち、日本とベネズエラが決勝トーナメント進出となりそうな予感。ただし、決勝トーナメントでは、ベネズエラがアメリカに敗れる展開は必至だから、シルヴァとの再戦は期待するだけ無駄だろうなぁ。

Major―Dramatic baseball comic (8)

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February 07, 2006 23:56

 前半戦としては、それなりに楽しめた第一部の後、どうやって収拾をつけるのかと期待していた第二部だが、何とも凄い超展開だった。勿論、悪い意味で…。色々な意味で中途半端だったねぇ。第一部の展開からして、伊庭隊と嶋村隊が東西に分かれ、自衛隊同士の直接対決と言う展開になるのかと思っていたのだが、とにもかくにも伊庭隊が日和見過ぎた。伊庭は部下ほっぽって単独行動取り過ぎ,小早川以上に日和見し過ぎ,弾薬限られてるのに威嚇で無駄弾打ち過ぎの三拍子揃っていて、あまり感情移入出来なかったなぁ。歴史には絶対介入してはならない…と言う確固たる信念も感じられなかった。おりん惨殺と言う展開で小早川軍を言葉責めしまくった末、東軍につけとか進言してるのも何だかなぁ。それでいながら、「嶋村隊を助ける!」とか言って、東軍殺しまくり。で、折角、助けられる状況までこぎつけたのに、「生きろ!生きるんだ」と、ほっぽって行っちゃうし…。あんな所に置いてかれたら、生きたくても助かりっこないよ、嶋村…。「現代に帰ろう」とか言ってる割にはどうやって帰るのかに関しては全くの無策。元祖の映画では(これまた根拠はないものの)歴史を狂わせば、揺り返しが起こって現代に戻れる筈…と考えていたし、リメイクの「〜1549」に至っては意図的に時空震を引き起こす術があったのに…。「根拠はないけど、きっとまたプラズマが起こって帰れるさ」的な運任せかよ! なら、とりあえず、生き残る事を最優先事項に最前線から離れろよ! 結局、ヤツは何がしたかったのだろうか。小早川も徳川の動きに気付いたのなら、たくさん兵士連れて来いよ! 一人で来るにしても、せめて馬で来いよ! ちんたら走ってくるから、全然手遅れなんだよ! おまけにあそこで死んだ必要性もさっぱり訳が分からない。短銃と刀だけで敵を全く寄せ付けない無敵ぶりを発揮していた伊庭もここに来てあっさり死亡。あと5秒車の後ろに隠れていれば良かったものを、完全に小早川は犬死にとなってしまった。まぁ、神社で死亡フラグを立てていたから、伊庭が生還出来ない事は予想出来たが…。プラズマが再び起こった時、深見だけ現代に帰還したが、あの近辺にいた徳川兵達は何でタイムスリップしないのだろう? 折角帰ってきたのに、深見はすっかりカミーユ=ビダン状態だし、町中で悟り開いちゃったりして、さっぱり訳が分からない。あれじゃ、戦国時代で全滅した方がずっと良かった。結局、妻子にいびられまくってた現代を捨て、戦国時代で暖かい家庭を築く道を選んだ宮下だけが勝ち組だった様だ
 伊庭に比べると、嶋村の方が遙かに信念は感じられた。余命一年で現代に帰れる保証もないとなれば、ああいうイっちゃった行為に走るのも分からないでもない。しかし、「生きた証を残す!」と張り切っていた割に、戦略が滅茶苦茶。三成をぶった斬った後、圧倒的な説得力で西軍諸将を抱き込むのかと思ったら、誰一人抱き込まず(抱き込めなかったのではなく、ハナから抱き込もうとしてないし)、引き連れてるのは最後まで自衛隊の数人の部下だけ。知将・左近も無駄に殺しちゃうし…。小隊長のくせに実戦での指揮が行き届かず、ヘリも戦車も非常にあっさり撃破される体たらく(あんなヘッポコな有様で「これが戦国時代か」の名台詞を言わせるなよ〜)。補給車近辺に見張りくらいつけとけよな。よく知らないけど、現代戦車はあんなに耐火性ないもんなのだろうか? あと、小早川が裏切るのは歴史が証明してるんだから、伊庭が乱入してきたからと言って、あんな中途半端な脅し方で寝返りを期待するより、むしろあそこで強引に討っておくべきだったのではなかろうか。小早川の存在が関ヶ原の雌雄を決したとするならば、伊庭が「おりんを殺ったのは家康だ!」と小早川を抱き込み、嶋村と結託すれば、西軍を勝利に導けた訳で、その方がみんな救われた気がしてならんのだが…。当然、歴史は変わってしまうが、家康が古狸と言うより、あまりにもゲス野郎過ぎて、太平の世を築いてくれるなどと言う夢をとても託せないよ。それにしても、向こうの連中は弓も銃もかなり的確に当ててくるねぇ。凄ぇや! それに比べて、自衛隊はすぐ激情に駆られて、不用意に体を剥き出しにして、撃たれまくり。いくら多勢に無勢とは言え、果たして、本物の自衛隊はあんなに脆いものなんだろうか。やっぱり第一部で、たっくんがファイズに変身する間もなく無駄死にしてしまったのが悔やまれるね。あえて良かった所を挙げると…

・「おい…、全然似とらんぞ!
・「freeze…」

以上。とりあえず、この2つには大笑いさせて貰った。あとは、家康が嶋村に撃たれたと見せて影武者だった…と言う展開の所を、実は津川雅彦が影武者で、長門裕之が真の家康と言う超展開にしてくれたら面白かったのに…。わざわざこの二人をこういう形で使ったのは、そういう意図があるんじゃないかと期待していたのに、残念。まぁ、酷い展開ではあったが、別の意味で一応、楽しめる作品ではあったかもしれない。

戦国自衛隊
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February 05, 2006 22:07

 映画監督になりたいと上京してきたウッチャンの悲願の初監督作品。役者・内村光良にベタ惚れの上、しかも、野球映画とあれば、もう見るしかないってモンだ。公開初日に行く予定だったが、今日までずれ込んでしまった。渋谷での舞台挨拶の回は電話が一向に繋がらないまま、早々とチケット完売で確保失敗。舞台挨拶が見られないなら、わざわざ渋谷まで遠征するより、近場の新高島の方が楽だと言う事で、「フライトプラン」とのはしご計画を立てた訳だが、何と上映2時間半前の段階で満席。次の回は21時過ぎでこれを見ると連れが当日中に帰宅出来ないと言うので、後日延期を余儀なくされてしまった。そもそも、1日に2回上映って少な過ぎるんだよ!>109シネマズMM。その上、関東で5館でしか上映してないから(1/28現在)、客が集中しちゃうんだろうねぇ。あんなにプロモーションしまくってるのに、何でそんな、どマイナー作品扱いなのさ。そんな事があったもんだから、今回は渋谷で9時頃からチケット確保に行ってしまったよ。さて、前置きはここまでにして、この辺であらすじを紹介。

 かつて甲州最強と言われた草野球チーム「富士沢ピーナッツ」だったが、主力が次々と離れ、今や9人揃える事すら一苦労と言う凋落ぶり。そんな中、10年前、一人トリプルプレーを完成させ、優勝に導いた”伝説のサード”秋吉が帰ってきた。10年前の優勝を取り上げたエッセイで高い評価を得て以来、スポーツライターとしての活躍する秋吉の号令で徐々にメンバーが集まり出す。一方、商店街の会長も務める草野監督は東和ニュータウンから都市再開発の圧力をかけられていた。その計画が実行されると、住民の立ち退きだけでなく、思い出深い野球場までが取り壊されてしまう。札束攻勢の前に再開発賛成派も増えていき、追い詰められた草野は社会人野球最強と言われる「東和ニュータウンズ」相手の草野球で賭け試合を提案。勝ったら再開発は中止,負けたら全面協力…。果たして、富士沢商店街の運命は!?(公式サイトはこちら

 役者本人のイメージを大事にした適材適所のキャスティング。芝居は素人のお笑い芸人ばかり集めた仲良し企画映画などと思うなかれ…。「内P」ファンは勿論の事、野球ファンなら十分に楽しめる作品だと断言しよう。そして、両方共好きな私の様な人なら、もう言う事なしだろう。笑いあり涙あり感動あり。大筋は結構、ベタなので、新鮮味はないかもしれないけれど、主要キャラにそれぞれのドラマがあり、行き過ぎたご都合主義の展開もなし(社会人野球最強チームと互角なのはご都合主義…と思うかもしれないが、阪神がたけし軍団に負けた事でも分かる様に、軟式では往々にして実力差が縮まる事はあるのだ)。何より野球シーンが十分見応えあると言う点で野球映画として高く評価したい。スタントマンによる吹き替えもCGも全くなし。相手チームは全員野球経験者と言う徹底ぶりだ。「ピーナッツ」は最初、チャールズ・M・シュルツの「ピーナッツ」(スヌーピーの漫画と言った方が分かりやすいだろうか?)からの引用なのかなぁと思ったのだが(あの作品も結構、野球ネタが多いしね)、単に、元々予定していた舞台が千葉だったからだそうで…。ユニフォームが思いっきり「がんばれ!ベアーズ」がモデルなのも、同作品のファンでもある私は嬉しかった。ウッチャンが初めて映画館で2回続けて観た映画なんだそうで…。「うちのテイタム・オニールになってくれ」なんて台詞にはニヤリとさせられるのだけど、20歳の女の子がテイタム・オニールとか言われても、果たして、理解出来るのだろうか?(^^;)。この辺で(主に芸人キャストの)登場人物語りをしてみるの事。

これ以降は後日談の事など、ネタバレ満載なので注意。そう、エンディングのスタッフロールではスタッフロールを悠長に見ていられない後日談が流れるのだ。なので、間違っても本編が終わったからと、すぐに席を立ったりしない様に!

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February 04, 2006 20:30

 現役ジャイアンツ投手陣に無惨にも敗れ去った「黒ワザごはんオールスターズ」。ここで新コーチの座を狙っている(?)土田が勝俣コーチ失脚へ向けて、良からぬ事を言い出した。

「僕、思うんですけど、コーチをクビにした方がいいと思いますよ。
生え抜きの選手をやっぱもっとね、かわいがって使うべきだと思いますよ」

 勝俣コーチ不要論と生え抜き重視論を同時に説くと言うのは完全に矛盾している。何故なら、勝俣コーチ子飼いの選手は殆ど「生え抜き」だからだ。生え抜きを重視するならば、除外されるべき対象は「天カス」「マナカナ」「シュガー」「ゴマ」「トチジ」等であって、勝俣コーチの存在は必要不可欠なものとなる。勝俣コーチ不要論を唱えるならば、「切羽詰まった感」など無視して、どんどん新型メニューを開発すべきだ…と言う言い回しになるのが妥当な筈だ。今こそ、「梅干し残り汁かけごはん」「らっきょう残り汁かけごはん」「福神漬け残り汁かけごはん」らを復活させるべきではなかろうか。子供との戦いが続いた事で無惨に斬首されたものの、大人相手には通用しそうな気がする。さて、そんな土田の意見に対して、中井監督は…

「勝俣コーチを信じてしまった僕がいけなかった訳ですから…。ほんとになめ茸に関してはクビにしたい」

と、無情なコメントを発し「なめ茸空きビンごはん」は絶対絶命の窮地に追い詰められる。しかし、修羅場を潜り抜けてきた「なめ茸空きビンごはん」は運も持っていた。ここで打順が回らなかった選手達が打席に入っていたらどうなっていたか…と言うネタに話が逸れたのだ。かくして、前回同様、練習試合扱いとして、残り4選手が打席に立つ事になった。まず、4番の座を追われた7番「お酢ごはん」が登場。公式レシピに基づいたディスペンバック採用で一見華やかな「お酢ごはん」だが、分量は合っていても、混ぜ方は人それぞれと言うのが致命的な欠陥である事が発覚。わさびの固まりを食べてしまい鼻にきたり、醤油だけの部分を食べたりと、本来の力を発揮させて貰えず、林,チョコ0点,久保1点の計1点と言う無惨な結果に終わり、これで4試合連続の凡退。

「これダメです」(林)
「これダメだよな」(チョコ)
「まず、このオリジナルソースのわさびがダメです」(林)
「もう食べるものが無くてどうしようもないとき…」(チョコ)
「なめ茸ごはんにしますね。どうしようも無かったらなめ茸ごはんがいいです」(林)

と、徹底的に酷評される。しかも、期待の「お酢ごはん」より、散々、クビにしたいと糾弾していた「なめ茸空きビンごはん」の方がマシとまで言われてしまい、中井監督はすっかりヘコみ気味。続いて、八番「バターごはん」だが…

「ちょっと薄いですね」(久保)
「これはちょっと期待外れだな」(林)
「ちょっと、お〜っとって、スベった感じだな。期待が大きかっただけに」(チョコ)

と、これまた厳しいコメントで心配されたが、「期待外れ」とぬかしていた林が何故か3点で、チョコ1点,久保2点の計6点となり、辛くもシングルヒットで出塁に成功。そして、永遠のライパチから格下げとなり、9番となった「水かけごはん」は…

「食いもんじゃないな、これ」(林)
「よく思い出して下さい、子供の頃…。もしかしたら1回か2回くらい食べたことあるかも」(林)
「いや食べてるよ、多分。食べてると思うよ。あまり思い出したくない記憶だよ。子供の頃の水かけごはんなんてさ」(チョコ)

またまた子供の頃の思い出話に花が咲いたものの、全員0点と言う最悪の結果に…。

「ワザでも何でもないっすよね、これ」

と、またまた林に酷評されてしまい、中井監督の怒りのボルテージは急上昇だ。ここで「なめ茸空きビンごはん」の成績を詐称し、引退に追い込もうとする卑劣なハイレグさん子飼いの「ゴマ」の引退を賭けた打席に入る。

「これいけるんじゃないですか。これ、正直いけますよね?」(林)
「………」(チョコ,久保)
「下手したら、ゴマ油とニンニクいらないんじゃないかって言う。ごはんに塩だけで…」(久保)
「ああ、それはねうまいよ、確かに」(チョコ)

珍しく林がなかなかの好反応だが、他の2人の反応はイマイチ。しかも、久保は「ゴマ」のアイディンティティーを崩壊させる様な発言が飛び出す始末。結果は林3点,久保0点とコメント通りの評価だったが、何故か、イマイチな反応だったチョコが3点をあげ、計6点でシングルヒット。辛うじて「ゴマ」の首は繋がり、ハイレグさんは得意顔。

「やりましたよ、ゴマ」(ハイレグさん)
「引退はこれでないとは思いますけど」(中井監督)
「そんなレベル? お宅のお酢ごはん、あんな事になってますけど」(ハイレグさん)

練習試合前まで、槍玉に挙がっていたのは「なめ茸空きビンごはん」だったが、あまりの無様な展開にその対象はすっかり「お酢ごはん」へと移ってしまった。しかし、理不尽であろうとも子飼いの「お酢ごはん」を守りたくて仕方ない中井監督は…

「華のあるアウトなんですよ」(中井監督)
「さっき華あった?」(ハイレグさん)
「…ありました」(土田)
「内容のあるアウト」(中井監督)
「ありました」(伊集院)
「自分らお金もろてんの?」(ハイレグさん)

と、無理矢理、「お酢ごはん」のアウトを正当化する力技に打って出るのだった。新コーチの座を狙う(?)土田,伊集院も抱き込まれ、すっかり孤立無援のハイレグさんは反論の余地を奪われてしまうのだった。しかも、この後、中井監督が発した言葉はこの展開が「なめ茸空きビンごはん」にとって、追い風となる。

「監督っていうのはその時その時の自分の采配って言うのは信じてやってるんですよ。
ですから、次回どういう対戦かはわからないですけれども、もう1回この打順でいきます」

引退確定と思われた「なめ茸空きビンごはん」だが、次回もトップバッターとしてスタメン出場出来る事になったのだ。正に恐るべし、強運!(と言うか、今までが不運なんだが…)

「素晴らしい。要するにこのメンバーはいじらずに
個人の能力をちゃんと見直してあげてくれってことですね」

と言う伊集院の言葉巧みなフォローが入り、「個々のレベルアップ」と言う大義名分の下、この企画始まって以来、初めて2試合続けての同オーダーで臨む事になったのだった。さて、次回予告では謎の大物ゲストが登場し、「黒ワザごはんオールスターズ」に挑戦…って、これって一人9点の持ち点で…とか言う特別ルールなのか? 顔は隠されていたが、ランディ・ジョンソンと予想。果たして!?

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February 03, 2006 21:53

 トップバッターに抜擢された勝俣コーチ子飼いの「なめ茸空きびんごはん」が倒れ、一死走者なしで迎えた弐番は、育ちはいいが酒に呑まれる良純が開発した「トチジ」。

「なんか(箸を)入れた感じが嫌ですもんね」(林)
「ちょっとクドいよね」(チョコ)
「さきいかのカスはいらないですよね。味を引き出してないですよね、多分」(林)
「歯の間に詰まっちゃうもんな」(チョコ)
「マヨネーズ好きじゃないですね」(林)

ネガティブな発言連発の林とチョコ。「マヨネーズは神の食い物だぞ」と言う金村暁の師匠・伊集院光の発言も虚しく凡退か…と思いきや、林1点,チョコ・久保2点の計5点で辛くも出塁に成功。「牽制で刺しましょう」などと訳の分からないコメントを発する久保はさておき、ここで登場するは参番「切羽詰まった感が大事」と言うコンセプトを完全無視した邪道ごはん「天カス」。出来合いの天つゆをかけると言う何の捻りもない邪道っぷりを発揮し、ここまで4の4、2ホーマーと爆発している「天カス」に対して、「今夜の松井さんクラスか」と警戒する3選手は…

「結構うまい」(久保)
「普通にうまい」(林)
「これだったらねぇ、『おかわり』って言えるよ」(チョコ)

と、上々の反応。この際、この企画の為に昼飯を抜いてきた事が明らかになると…

「なめ茸、昼飯食ってないのに、この評価?」(伊集院)
「やっぱ、なめ茸はね、引退ですね」(土田)
「引退だね」(中井監督)

と、何故か引退話に飛び火し、「なめ茸空きビンごはん」はますます崖っ淵に追い込まれる。それはさておき、3人共完食で3点×3=9点の評価を貰った「天カス」は通算3本目のアーチを放ち、2点をゲット。

「認めたくないけど、今夜の松井さんを抑えろっていうようなもんだよな」

と、チョコは大絶賛だが、松井さんをこんな邪道ごはん扱いしてはいかんだろ。続いて打席に入ったのは6の6、4ホーマーと「天カス」をも上回る実績を持つ「レトルトハンバーグ残り汁かけごはん」。前回は「お酢ごはん」を押しのけ、初の4番に昇格するも、巨人OB相手に初の単打に終わる結果に。子供相手には無類の強さを誇ったが、大人の味覚には子供過ぎる味だった訳だが、今回も大人相手と言う事で一抹の不安がよぎる。

「懐かしい。僕、ミートボールでよくやってました」(久保)
「こんなの給食に出てきましたよね」(林)
「やっぱ、子供の頃のぶっかけ気味のごはんって、結構、食べただろ?」(チョコ)

と、懐かしさは感じているものの、美味しいと言うコメントは一切発せられず、林2点,チョコ1点,久保3点の計6点で、2試合連続シングルヒット止まり。

「四番っていうよりも中距離やろ」(チョコ)
「だから、ロッテのサブローなんだよ」(中井監督)
「僕的には土橋さんですね」(久保)
「うちで言ったらマッスル千代の富士まではいかないもんな」(チョコ)
「…………」(久保・林)
「……………うちの選手にたとえるのはあまりよくないからやめとこう」(チョコ)

と、見事に食い違う「レトルトハンバーグ残り汁かけごはん」評。しかし、今までの実績を分かっている中井監督から、サブロー扱いされるのは釈然としないものがあるなぁ。サブローはせいぜい「バターごはん」ってトコだろ。あと、身内の選手に例えて、後輩から全くノーリアクションでコメントを引っ込めるチョコが可愛い。さて、続いてOBからは大絶賛でいきなりホームランデビューを飾った伍番「シュガー」が登場。「これは多分ホームラン打たれます」と久保は警戒していたが…

「思ったほど、インパクないね」(チョコ)
「ちょっと違った」(久保)
「においほど、こないよね、ガーンて」(チョコ)
「伍番バッターですよ」(久保)
「たいした事ねぇな」(チョコ)

と、冷たいコメントを浴びせられ、結局、林2点,チョコ・久保1点の計4点で凡退。ホームランも打つが、凡退もする辺り、伊集院からは「やっぱり、イ・スンヨプだね」などと言われてしまう有様。二死と追い込まれた所で、三倉茉奈・佳菜開発の期待の関西人ルーキー「マナカナ」が注目の初打席。しかし、濃い味が続いた所為か、なかなか箸が進まない久保とチョコ。

「おいしいけどヒトクチ…でしょ」(久保)
「フタクチだな。たこ焼きみたいに丸くなってたら、2つ3つくらいかかっと食えるんだけどな」(チョコ)

結局、全員1点ずつの計3点で無惨に凡退し、ゲームセット。箸は進んでいた様だが、マヨネーズ嫌いの林が1点しかくれないのも当然の展開だろう。僅か6人で2点しか取れない大惨敗となり、中井家三本柱&引退のかかった「ゴマ」には打席回らず。

「多分、これは打順組み間違えたかなって」(久保)
「それはあるかもしれないな」(チョコ)
「伍番にバター来た方が良かったかもしれませんね」(久保)
「伍番にバター来たら完全にお前、3ランホームランぐらい打たれるぞ」(チョコ)

と、打順編成の欠陥を指摘されてしまった中井監督。果たして、こんな状態で重量打線のジャイアンツ野手陣に立ち向かえるのか!?

<続く>

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February 02, 2006 21:15

 桜木の真の守備力を感じ取った土井垣はそれを確信に近付けるべく、岩鬼をショートに回し、三遊間へ強烈なゴロを放つ。完全にヒット性の当たりに飛びついた岩鬼だが、触れる事も出来ない。続いて、桜木にも同じ打球を浴びせると、桜木はグラブに当てるのが精一杯。これを見た土井垣は「凄い!」と大喜び。桜木は身長,リーチで遙かに勝る岩鬼が触れる事すら出来なかった打球に追いつける程、広大な守備範囲の持ち主だったのだ。守備固め要員にも拘わらず、エラーが多いと言う実績を見た事でこの結果を予感し、ダメ元の8位でとりあえず確保する事に踏み切った事を明かした土井垣は「あの打球を捕って一塁で刺す事が出来れば、三遊間ヒットが消える奇蹟が起きる」と興奮冷めやらない。練習も終わり、風呂につかる一同。桜木にある程度の目処が立ったとは言え、やはり、義経の事が気にかかる様子の土井垣。再び説得に向かう事も考えたが、山田は1巡目で指名した事で誠意を見せているので、その必要はないだろうと語る。所詮、才能があっても、やる気がなければ伸びようもないと、土井垣も山田の意見を聞き入れるのだった。そして、いよいよ春季キャンプが開始。飛行機で飛び立った義経の向かう先は果たして…!?

 桜木の守備に関する先週の予想は完全に的中。飛びつかないとグラブに当てられない様な打球に触れただけで、悉くエラーと記録する様な記録員の目は相当、節穴だな。あとは、打率5割にも拘わらず、スタメンで出られなかった理由が未だにベールに包まれていおり、個人的にはむしろこちらの方が気になる。風呂場で背中を流しに行くだの茶化した岩鬼に対して、何人もの声色を使って、大勢入っている様に見せかけるサチ子の態度が妙に思わせぶりなのだが、非常にどうでもいいシーン。一人で大勢を演じているとバレない程、多彩な声を巧みに使い分けられるなんて、松島みのりにそこまで声のバリエーションがあったとは驚きだ。結局、サチ子の友人とやらは一向に姿を見せず、そもそも嘘だったのか、単に来られなくなっただけなのか、誰も追及しないので真相は謎の儘だ。また、里中がサチ子とのツーショットを狙っていた筈なのに、それも完全にスルーのスカシネタ。何やねん! あと、今回、一番ショックなのが、義経が飛行機に乗っていた事。交通機関を一切使わず、わざわざ徒歩で来るのが義経だろ! まして、高校時よりも過酷な修行を積んでいる筈なのに、そんな文明の利器に頼るなんて…。それにしても、義経の顔のショボい事、ショボい事。義経と言い、武蔵坊と言い、ついでに仙人も含めて、弁慶キャラを今の水島氏の絵で見せられると、本当に愕然とする。かくも水島氏の絵は衰えてしまったのだなと、まざまざと痛感させられるばかりだ。実は、入りたてのアシスタントが描いているのでは?と勘繰ってしまうくらい、今回の義経は酷かった。頼むから、もう弁慶キャラはそっとしておいてくれ。


 

Story
水島新司原作の国民的人気を誇るスポ根TVアニメシリーズの第7巻。二回戦出場を果たした明訓高校は、ついに宿敵・雲竜のいる東海高校と激突する。第31話「二死満塁・バッター山田!」から第35話「甲子園かけたプレイ...(詳細こちら

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February 01, 2006 19:30

 自らの足で打球を止め、降板を余儀なくされた天童は入れ替わりでマウンドに向かおうとする吾郎に対して、「高卒即渡米する様なアメリカかぶれの自己中小僧」と毒づく。しかし、今の時代に自分がルーキーだったら、吾郎の様に世界へ飛び出していたかもしれないと、メジャー挑戦も当たり前になった時代の変化に羨ましさを覚えつつ、大木ジャパンの勝利を願って、吾郎に檄を飛ばすのだった。かくして、マウンドに上がった吾郎に対し、韓国は太腿痛でスタメンを外れていた左キラー・イ・スンナムを代打に投入する。東京シャイアンズに所属しているイ・スンナムは日本野球を熟知し、まっすぐにも滅法強い。しかも、ベネズエラ戦とは違い、フォークがあると言う情報も事前にバレているとあって、警戒する寿也だが、「俺は日本人ピッチャーだが、日本のピッチャーじゃない。まっすぐに強いと言って、まともに打ち返したヤツは数える程しかいねぇ」と不適な笑みを浮かべる。韓国側は暴投の許されない場面とあって、フォークの連投ではなくストレート主体の投球と睨み、二塁走者が寿也の構えたミットの位置をサインで送る作戦を敢行するも、イ・スンナムは初球、外角のストレートを空振り。すぐさま韓国の動きに気付いた大木監督だが、コースが分かっていながら空振りした上、寿也もそれを気付いている事を察し、まるで問題視せず。続く2球目も内角のストレートと言うサインを受けながらファールとなかなか捉えきれないイ・スンナム。追い込まれた事でフォークに怯えるイ・スンナムだったが、吾郎の握りは二塁走者に丸見えのストレート。ストレートと分かり、浮かれ気味の二塁走者は内角のストレートとサインを送るが、寿也はすかさず外角に移動。まんまとフェイクにひっかかったイ・スンナムはあえなく見逃し三振に倒れ、三者残塁。相手の策を逆手に取って、苦もなく大ピンチを切り抜けた若きバッテリーに天童は目を見張るのだった。

 イ・スンナムの所属球団が東京シャイアンズな事に苦笑。ロッテもどきにいた…と言う記述はなかったと思うが、こいつ、この試合の開始時には絶対、ロッテもどき所属だったよ(笑)。試合中にトレードされたんだ、凄ぇ〜!これは明らかに、先日の李の巨人電撃移籍の影響に他ならないだろう。移籍発表が先月の20日だった事を考えると、凄いスピード対応だ。それにしても、このイ・スンナムも実在モデルなだけに案の定、ヘタレキャラ(しかも、シャイアンズ入りした事でアンチ巨人の満田氏から怒りを買った可能性大)。まっすぐだけではいくら四隅を自在につける制球力を持っていてもダメ…と言う結論にようやく達したこの作品だが、フォークを持っていると言う先入観を抱かせる事は、打者の迷いを誘い、まっすぐをより速く思わせる効果に繋がるとは思う。しかし、球種もコースも分かってて、あのザマじゃなぁ。全然まっすぐに強くないやんか…。シャイアンズと言えば、今夜の松井さんモデルと思われる松居(松尾は、はなわモデルなので別人)はどうなったのか気になるなぁ。

Major―Dramatic baseball comic (4)

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