April 12, 2005 23:59
恐るべき水島新司の野望
今週の「週刊現代」によると、どうも水島氏は野球漫画を描き続けた貢献を評価して貰っての野球殿堂入りを目論んでいるらしい事が明らかになった。「ドカベン」が今の30歳後半のプロ選手達に心酔され、多大な影響をもたらしているのは事実で、ああいう作品を描き続けていれば、殿堂入り(無論、競技者表彰ではなく特別表彰の方だが)の可能性もあながちゼロではなかったかもしれない。しかし、「ドカパロ」や近年の「あぶさん」は全て実在選手をかませ犬にした水島キャラ礼賛パ・リーグ撲滅漫画でしかなく、とてもじゃないが、殿堂入りの可能性などある筈もない。
同誌では「ドカパロ」連載開始の経緯についても触れられていたが、毎度出てくるのが、破戒僧・清原が「山田になら4番を譲ってもいい」と言ったとか、鈴木一朗が「殿馬と一、二番を組みたい」と言ったとかの自慢話。しかし、現実を見つめ直してみると、破戒僧・清原はセ・リーグの巨人へ移籍、鈴木一朗に至っては国外脱出といずれもパ・リーグから逃げ出しているのだ。水島キャラにシメられまくる日々に嫌気がさしたのが最大の原因である事は言うまでもない。二人共、まさか「ドカパロ」があんなダメ漫画になるとは思わずに口走ってしまったのだろうが、とんだ失言だった。
それから、例によって、あぶさんより年上の自分が草野球でショートを守れているから、あぶさんもまだまだやれると言う無茶苦茶な事をまたもやほたえているのだが、草野球レベルの話をプロに持ち込まれても説得力は皆無に等しいと言う事に一体いつになったら気付いてくれるのだろうか?
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1. 『ドカベン』水島新司 [ 22世紀に残したいマンガの殿堂 ] April 24, 2005 15:12
『ドカベン』
水島新司
【初めてのマンガ】
前回に引き続き、
今回も“初めて”読んだ(そしてぼくの場合は買った)
マンガの話です。
ぼくが初めて読んだのは、この『ドカベン』でした。
小学2年生のとき、遊びに行った友だちの家で