March 23, 2005 22:56
吾郎×清水、ついに進展の兆し! / 今週の「MAJOR」
格闘マンガにありがちな強さのインフレが止められず、脇キャラがどんどん使い捨てにされているにも拘わらず、主人公にはそれ程、感情移入出来ない…………割には結構、面白いのが不思議な作品「MAJOR」。チームメートの存在感のなさに要所以外でのテンションを持続しづらかった3A編がようやく終わり、いよいよ待望の清水とのラブコメ編(?)に突入だ。野球マンガとしては横浜リトル戦がピークだった印象は否めない「MAJOR」だが、清水×吾郎の話は三船リトル時代から毎度ワクワクさせられる。惰性的になりがちな長期連載にあって、このテーマに限っては、終始高いテンションで読める辺り、「MAJOR」は野球マンガではなく、恋愛マンガなのでは?と錯覚してしまう。無論、ストーリーの比率は圧倒的に野球だけど…。吾郎がギブソンに投げ勝つ話よりも、清水の長きに渡る吾郎への想いが報われる話の方が遙かに期待が大きいもんなぁ(^^;)。
そんな期待がいよいよ現実のものとなりそうな気配だ。吾郎との気持ちの温度差に愕然とした清水は100がダメだったら0しかないと言うのは悲しすぎると、吾郎への恋慕を捨て去り、今後もずっと幼なじみの関係でいようと決意。清水に対して、幼い頃から野球を愛してきた同志,ダチとしての感情しか持っていなかった吾郎だったが、この一件でようやく異性として意識する事に…。NPB所属でないからと日本代表候補から除外された事を父から聞かされても、清水の事で頭が一杯で上の空の吾郎だが…。
何だかんだで日本代表入りしてしまいそうな匂いがプンプンするのだが、その前に清水の件にケリがついてしまうのか? 野球の件を後回しにする吾郎はらしくないと言う清水の発言でまた引き延ばしになってしまうのか? まぁ、これまでの事を考えれば、吾郎が清水を意識し出したのはとてつもなく大きなステップアップなので、ある程度の決着はつくと思うのだが…。
Major―Dramatic baseball comic (18)
↑特に、意味はないが、清水表紙の18巻。最新刊は画像がなく、文字だけだと何か寂しいので…。