July 20, 2005 21:06

 崩壊しかけたバッテリーの信頼感は世にも珍しいヤムチャ薬師寺の活躍により、いともあっさりと修復されたが、依然として、苦しい状況には変わりない。ここで打席に入ったの3番・光中。ジャイロフォークに不安が残るせいか、ストレート一本で押すバッテリーだが、カウント2−0から決めに行ったアウトローも簡単に合わされてしまい(結果はあわやタイムリー二塁打と言うレフト線へのファール)、吾郎は日本代表クラスのレベルの高さに狼狽する。
 塁上でこの様子を見守っていたコジローは悶々と独り言モードに浸っていた。吾郎に対しての忠告の意味は決して変化球を覚えろと言う訳ではなく、まだストレートでやれる事があるとの事。春先の未調整段階のストレートや、先の打席で不安に駆られて置きにきたストレートは簡単に弾き返したが「悔しいかな、所詮、ヒット止まりだ」などとほたえている。これって、どう考えても、アベレージヒッターのコジローじゃなく、ホームランバッターの松尾さんに言わせるべき台詞とちゃうの? そりゃ、コジローはコジローであって、鈴木一朗ではないし、いきなり先頭打者アーチとか打ってるけど、折角、松尾さんがいるのに、あえてコジローに言わせるって事は、やはり、恐れていた通り、松尾さんは噛ませ犬確定って事だよな…(T_T)。「3Aでもストレートだけで抑えられる投手はそうはいない」「ヒットは打ててもホームランは簡単に打てない力のあるストレートを投げる投手だからこそ、この舞台に推薦した」などと、何だかんだ言いながら、吾郎の事をかなりチェックし、評価しているコジロー。そして、現状で吾郎が気付くべき点は急ごしらえのジャイロフォークの欠陥などではなく、磨き上げたコントロールに依存し、過信している事だと言う。
 期せずして、このタイミングで寿也もそれに気付いたらしい。光中相手に遊び球なしの3球勝負に出た吾郎に対して、吾郎のストレートを信じるから、自分のリードを信じて、ミットを構えた所に投げてくれと言い放つ。元々、無駄球を放る様な性格ではない吾郎。それでも高校時代は今ほどの制球力がなかった為に適度に荒れて、四死球も出していたが、今や150km超の速球でも確実に四隅をつけるだけの制球力を身につけている。しかも、合宿中、打撃投手を務めた事により、吾郎の制球力の高さを認知している日本代表の面々にとって、吾郎はいかに球が速かろうが死球の危険性を気にせず、恐怖心を抱く事なく外角球にも積極的に踏み込んで打っていける投手だったのだ。アウトローを簡単に弾き返された事でそれを痛感した寿也はまず高めのツリ球で気を逸らすと、続く5球目には大人しいイメージを払拭させるべく、光中の胸元へミットを構える。打者にギリギリ当たりそうなコースであっても、決して当たらない様に投げられると吾郎の制球力の高さを信じているからこそのリードなのだが、ここで吾郎の脳裏には頭部死球でこの世を去った父・茂治の悪夢がよぎるのだった。
 胸元をつく事で打者に恐怖心を持たせて、ヒッティングゾーンを狭め、逆に投球の幅を広げると言う策は久々に説得力があってよし。ところで、三船リトル以来となる父のトラウマネタだが、今更、これ? もう完全に克服したんじゃなかったの? 「ヤツは死ぬために代打に転向した訳じゃない! お前に野球の素晴らしさと勇気を残しておきたかったからだろ!」と、横浜リトル・樫本監督に諭されてさ…。この流れだと、光中に対してはトラウマの影響で死球ないしは四球で歩かせてしまい、満塁と言う絶体絶命の場面でトラウマを克服し、松尾さんを空振り三振と言う匂いがプンプンするので、非常に心配だ。勿論、松尾さん的に…。この儘では松尾さんが可哀想過ぎる…。
 それにしても、光中がぬいぐるみみたいで妙に可愛い〜。モデルの松中はもっと坊さんくさいイメージなのだが、この光中は触ったらフカフカしてそうで、何だか和むねぇ。悪人ヅラのコジローとはえらい違いだ。今後も光中には全日本の癒し系選手として頑張って貰いたいので、「ちっ」とか似合わない台詞は言わせないで欲しい。
 


メジャー 4th.Inning

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July 19, 2005 22:53

 勝俣コーチの真価が問われる新オーダーを引っさげて黒ワザごはんオールスターズ゛乗り込んだ地は神奈川県足柄上郡中井町にある中井中央公園野球場。そして、対戦相手は中井リトルシニアと、正に、中井尽くし。中井監督 vs 中井リトルシニアの中井対決実現に、「『井』の字が違う」と毎週うるさい中井監督も今回は許してくれるらしい。スタンドに陣取った応援団から…
 
「中井がんばれ〜」
「中井ファイト〜」
「中井いけ〜」
 
 と声援が送られ、(中井リトルシニアを応援しているに決まっているのだが)どちらを応援しているか訳の分からない奇妙な光景が展開されると、「なんかバカにされてるような気がするな」と中井監督はおかんむり。気がすると言うか、実際、バカにしてるんだと思うぞ(笑)。前回、昼食抜きの空腹状態で挑むと言う墓穴堀りで敗れ去ったブラックジャガーズの試合を研究していたのか、中井リトルシニア・高橋監督は試合直前に弁当を食べさせると言う知謀を発揮。育ち盛りの中学生の弁当箱は一際大きく、まるでダブルヘッダーの2試合目の様な状況を作られた事に中井監督,勝俣コーチの両名は動揺を隠せないのだった。
 さて、いよいよ試合開始。打者一巡が勝利条件である以上、得点経過には何ら意味がないのだが、走者を溜めての一発と言う展開に固執する中井監督の希望により、一発はないが確実に塁に出ると言う適性を認められて、一番に定着した「バターごはん」がまずは登場。「味がしねぇ」と批判めいた声が目立っていたが、徐々に好評を博してきて、「レストランに出てきてもおかしくねぇ」との評価まで貰った「バターごはん」は「○」判定7人の二塁打を勝ち取り、出塁率10割をキープ。続いて、小学生の味覚を確実にゲットした「ツナ缶詰空き容器ごはん」は中学生をも見事に制圧し、全員「○」判定で2試合ぶりの第2号2ランホーマー! 更に、コンセプト無視の邪道ごはんと勝俣コーチに批判されながら、何故か、スタメンに生き残った「天カス」も全員「○」判定の2試合連続アーチをかけて、早くも3点目。
 二者連続アーチと勢いに乗ってきた所で、その勢いを止めそうな気配を漂わせて出てきたのは悩める主砲「お酢ごはん」。正式なレシピも完成し、結果を出したい所だが、「匂いヤバイ」とお酢の酸っぱい匂いに第一印象はかなり悪い様子。果たして、結果は…!?と言う所で次回へ続くのであった。
 
<続く> 
 
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July 18, 2005 18:50

 まず初めに…。この企画で2度とボビー・オロゴンを呼ぶな!と声を大にして言いたい。別に、ボビーの事が嫌いな訳ではないが、この企画に関しては無駄に気が散って仕方がない! いつまでも企画意図を理解出来ず、ウダウダ言っているボビーに中井監督が相当、イラついていたのが目に見えて分かったし、知ちゃんもボビーの世話に手一杯で全然VTRに集中出来ずにいた感じだ。何より、視聴者である私がそうだったのが痛い…。いつものブラックマインド溢れる社長の企画なら大した問題ではないのだろうが、この企画だけはもう勘弁して欲しいものだ。と言う訳で、レビューはボビーの存在は完全無視でお送りします。
 
 さて、いよいよ迎えた四回戦。対するは(あくまで野球で)全国ベスト8の経験もある強豪である「中井リトルシニア」。小学生相手に3戦目にして、ようやく夢の打者一巡を達成し、今度は中学生にランクアップだ。今回は、勝利至上主義に走るあまり、当初のコンセプトを見失ってしまっていた中井監督に喝を入れた勝俣コーチの思惑通りの新オーダーが展開された。
 
「だってオレの考えたの何にもなくなってたんだもん。びっくりしたよ」(勝俣コーチ)
 
 愕然とさせられた前回とはうって変わって、今回のオーダーにはご満悦の勝俣コーチだが、これで結果が出ない様だとまたもや二人の間に亀裂が走りかねない状況であるらしく、まだまだ一枚岩とは言えない黒バラオールスターズの首脳陣。勝俣コーチの真価が問われる新オーダーは以下の通り…。
 
壱番レフト/バターごはん(前回壱番:2打数2安打)
出塁率10割ですっかりトップバッターに定着。
 
弐番ショート/ツナ缶詰め空き容器ごはん(前回弐番:3打数3安打1本塁打)
一発含む3安打と好調を維持。
 
参番キャッチャー/天カス(前回参番:1打数1安打1本塁打)
コンセプト無視の邪道ごはん。前回、初打席で3ランホーマー。
 
四番ファースト/お酢ごはん(前回四番:3打数1安打)
全試合出場ながら僅か1安打と悩める主砲。スランプ脱出なるか?
 
伍番セカンド/レトルトハンバーグ残り汁かけごはん(前回伍番:3打数3安打3本塁打)
史上最強の伍番。4戦連発に大いに期待がかかる。
 
六番サード/タバスコチャップ(前回ベンチ:1打数0安打)
勝俣コーチのゴリ押しで「モモ缶詰残り汁かけごはん」を追いやり、見事スタメン復帰。
 
七番センター/ゴマ(前回七番:2打数2安打1本塁打)
知ちゃんが何となく開発したごはん。デビュー以来2の2と安定したバッティング。
 
八番ライト/水かけごはん(前回八番:2打数1安打)
前回、奇跡の初安打にスタジオ中が涙した(?)不動のライパチ君。
 
九番DH/梅干し残り汁かけごはん(前回ベンチ:1打数0安打)
勝俣コーチのゴリ押しで「トチジ」を追いやり、見事スタメン復帰。
 
ピッチャー/なめ茸空きビンごはん(前回ピッチャー:1打数1安打)
勝俣家出身ごはんでは唯一、結果を残している最後の砦。
 
<続く>
 
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July 17, 2005 23:21

 造反五人衆最後の一角として、巨人を支えてきた桑田が絶体絶命の崖っぷちに立たされている。先々週は茂雄復帰暗黒Xデーと言う異常な状況に巻き込まれた挙げ句、ナベツネごときからダメ出しを食らい、先週は雨で試合が流れると、その儘、この日まで登板機会を貰えず、中13日での先発登板となるなど、無体な扱いを受け続けている桑田だが、この日は初回、簡単に3人でなで斬ると、続く2回には先頭のメカゴジラを四球で歩かせるも、素早いクイックモーションで二盗を阻止するなど、結局、3人で打ち取る上々の滑り出しを見せた。
 その裏、阿部の2ランで先制後、二死二塁の場面で打席が回ってきた桑田は持ち前の食らいつくバッティングで三遊間を痛烈に破る会心のヒットを放つも、レフトが浅めに守っていた事で二塁走者のガッツな貴公子・仁志は三塁止まり。ここで清水はショートへのポップフライを打ち上げてしまい、結局、二者残塁。ここで塁上に留まってしまった事が果たして、投球のリズムを崩す一端となってしまったのか否かは分からないが、直後の3回、いきなり、先頭の村田に被弾した桑田は二死走者なしから連打と四球で満塁のピンチを迎えると、メカゴジラに走者一掃のタイムリー二塁打を浴びて、逆転を許してしまう。悪太郎・堀内監督は早くもこの回で桑田を見限り、4回からは岡島にスイッチ。精神的支柱を失った巨人に逆転する余力はなく、結局、4−7でゲームセット。
 悪太郎・堀内監督は球宴明けの起用法については明言を避けたが、6週連続6連戦と言うハード日程の為、桑田には次の先発機会は与えられる模様だ。しかし、この登板がラストチャンスになる可能性が高いと言うのが大方の予想らしい。本当に桑田はもうダメなのか? 今季のこれまでの投球内容を見ると、好投していて、突然、1イニングたけ崩れる傾向にある印象が強いのだが、これは起用法次第でフォローしえないものだろうか…。どうあろうと桑田自身が先発完投に拘る様では如何ともしがたいのだが…。
 また、投手としては、衰えが隠せない桑田だが、野球選手としては、まだまだいける様に思う。そう、野手としてなら…。この日も会心のヒットを放っている様に、バッティングやフィールディングを見る限り、桑田のプレーはひときわ光るセンスを感じさせるものであり、また、あの全力プレーはナインの士気を大いに高めうる。少なくとも、チャンスでゲッツーを量産し、ヘッポコバントを連発する「あの男」よりは頼りになりそうな気がしてならない。ここまで20年間、投手一筋で172もの白星を積み上げてきた男が、今更になって野手転向…なんて事は極めて異例であり、恐らく、実現どころか話にすら挙がらないと思うのだが、現実問題、そんなに無茶な提案でもないのではなかろうか。投手として、限界を感じた時ないしは球団から見限られた時、現役を続ける事を諦める前に野手転向と言う選択肢を少しは考えてみて欲しいものである。流石に、今の年俸は貰えないだろうけど、同じく造反五人衆の一角だった名手・川相の生き様を目の当たりにしているだけに、桑田にも徹底して足掻いて欲しいと思う次第である。

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July 16, 2005 23:59

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 すっかりサッカー部に溶け込んだ谷口は恒例の神社特訓により、めきめきと力をつける。紅白戦でその底力をまざまざと見せつけた事により、相木,今野を初め、部員全員からレギュラー入りを賛同される事に…。心配していた丸井,イガラシにもサッカー部入部を報告するなど、野球との決別を心に誓う谷口だったが、ランニング中、少年野球に目を奪われるなど、捨てた筈の野球の影が谷口に徐々に忍び寄る。神社特訓中でもサッカーボールが野球のボールに見えてしまうなど、つきまとう野球の幻影に憤りを覚えた谷口はそれを必死に振り払うかの様にむきになってサッカーの練習に打ち込む。そんな中、荒川高との試合に向け、タイヤキ屋で算段を練る相木と今野。タイヤキ屋の主人(声:梨田昌孝・元近鉄監督)から荒川高が河川敷で練習している事を教えられ、早速、偵察に。しかし、そこで相木が目にしたのは横の野球グラウンドで少年野球の主審を楽しそうに務めていた谷口の姿だった。谷口が一番大事にしているものは、やはり野球なのだと気付いた相木は谷口に対して、サッカー部からの退部を通告。そして、もう一度野球をやる様に叱咤するのだった。

「『野球なんか』だと、谷口! 自分が一番大事にしているものに、『なんか』なんて言うな〜っ!」
「お前にはサッカー部を辞めて貰う。自分の気持ちも分からん奴は俺の方でお断りだ!」
「いい加減に目を覚ますんだ、谷口! お前は絶対野球をやるべきなんだ!」

 ええ話や〜。相木さん、カッコ良過ぎるぜ〜っ! サッカー部退部編、原作とは違うテイストでありました。先週、やってくれなくて不満だった例のシーンは今回、一応、やってくれたけど、ちょっとあっさりし過ぎたかなぁ。あそこはもう少しじっくりやって欲しかった。一瞬、野球のボールに見える→習慣とは怖いものだと思いつつ、特訓再開→しばらくしてまた野球のボールに見えて、内野手的な動きで捕球(今回のボールの捕り方では全く野球の動きに見えないので不満大)→憤って、ボールを叩き付ける→後ろで父ちゃんがそれを見ている…と言う原作の流れは絶妙だっただけに、残念。「まだ魂が浮ついている様だな」と相木に殴打されまくるシーンもカットされたので、ちょっと心配していたのだけど、最後はいいシーンでまとめられて何より。ただ、相木的にはかなり良かった話なのだが、今野が何ら動揺する事なく、やけにあっさりしていたのには大不満。相木以上に谷口を評価していた今野だけに、谷口が主審をしていた事に気付いた瞬間、大きなショックを受け、「魂が野球にいっちゃったやつをおいておいた所でしょうがありませんからね」と泣く泣く退部を認めるのが胸を打つ所だったのに…。理解があるにも程があるぜ、今野!
 丸井とイガラシは今回もスポット参戦。谷口のおごりでタイヤキ屋へ連れられた二人がサッカー部入りを聞かされて、寂しそうにする辺りや、二人と別れた後、谷口が野球との決別を決意するかの様にうつむくシーンは良かった。原作と違う部分でいい所も悪い所も出ているアニメ版だが、それはそれでいいと思う。次回はいよいよ本格的に野球編に入るので楽しみにしたい。それにしても、酒代削ってまでサッカーボールをプレゼントしたのに、あっと言う間に用済みになってしまうとは、父ちゃん、いと哀れ(笑)。


プレイボール (2)

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July 14, 2005 20:20

 単独3位を懸けて、東京との最終戦に臨む事になった西武。既に、2位が確定している四国ナインはプレーオフ第1ステージの対戦相手決定戦を高見の見物だ。お嬢と殿馬の仲は進展したのかなどと、非常にどうでもいい雑談に始まり、打線が怖いロッテが嫌(土門)だの、小技が利いて短期決戦に強い西武が嫌(不知火)だのと言っているが、西武戦を2戦続けて描く可能性は極めて低いし、水島キャラが3人も在籍している事を考えても、ロッテが出てくるのは、ほぼ間違いないだろう。ああ、ソフトバンクは水島キャラがいないも同然(亀岡なんて最早、覚えていまい)だから、ハブにされたのかもな…。そういえば、ロッテ打線が強力…って、水島鎖国政策で助っ人が全員抹殺されているのに? って事は偽雲竜とか瓢箪とかが鬼神のごとく打ちまくった事になってるんだろうな、どうせ…。まぁ、どのみち、東京 vs 四国の図式は既定路線なので、読者にとっても、東京にとっても、所詮、この試合は捨てゲームな訳だ。経過も大した展開でないだろう事が予想される上、結果まで見えてるとなっては、読む方のテンションも下がる一方だ…。
 そんなローテンションの中、いよいよプレーボール。西武の先発・獅子丸に対して、岩鬼はいきなりため息をつくなど、やる気ゼロ。西武にとっての大一番で出てきたのが霊感投手・松坂でなく獅子丸では張り合いがないと言うのだ。霊感投手・松坂は一昨日、完封したばかりだからと吼える獅子丸だが、「それでも松坂やろ」と答える岩鬼に怒り心頭。更に、バットを左手一本で構える様子に完全にぶち切れた獅子丸は初球、150kmの速球を岩鬼の頭部目掛けて投げ込むも、おあつらえむきの悪球に岩鬼はあっさりレフトスタンドへ放り込んで、これが今季10本目の先頭打者アーチとなる42号。
 いい加減、このワンパターンには飽き飽きだ。まったく何で水島界の投手は実在選手,架空キャラ含めて、こんな安い挑発にホイホイと乗ってしまうのか。しかも、こんな安い挑発程度でよりにもよって頭部目掛けて剛速球を投げ込むと言う非人道的な事ばかり、簡単にやってしまうのか。岩鬼だから一発かまされるだけで済んでいるに過ぎない。これを見た野球少年がビーンボールを投げるなど些細な事と思う様になったら、どうするのか? ただでさえ、くだらない理由で殺人に走る様なキレやすい子供が増えている今、非常に教育上、よろしくない漫画だと思うのだが、PTAから何も言われないのだろうか? それから、岩鬼は相変わらず、こんな姑息な手段で悪球を呼び込まないと如何ともしがたいらしく、結局、開幕前のど真ん中特訓は何の意味もなかった模様。あんな実のないエピソードを毎年毎年毎年毎年描き続けて、一体、何が楽しいのか分からない。もういい加減にして欲しい。
 この後、冷静さを取り戻した獅子丸は殿馬,微笑,山田を5球で仕留め、1点だけで食い止める。一方、東京は所詮、捨てゲームなので、里中を立てる様な事はせず、わびすけを先発起用。関節を自在に外すアクロバティックな投球で何とここまで9勝をマークしていると言う。これに対して、西武は先頭の礒?がショート内野安打で出ると、続く栗山が送って、一死二塁。ここで、おかわり君こと中村が登場。この中村に対して、山田は何やら秘策がある模様だが、果たして…!? 「ドカパロ」界ではここまで30ホーマー放っているとの事。試合前から中村にスープをおかわりさせるなど、話題的にタイムリーな中村ネタで注目を浴びようと言う魂胆がミエミエだが、パ・リーグの疫病神に目をつけられてしまった中村が30ホーマーどころか、故障で後半戦絶望とかスランプで二軍落ちなどと言う憂き目に遭わない事を祈るばかりだ
 
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July 13, 2005 22:56

050713kawai01.jpg 一向に川相を使おうとしない落合監督のオレ流大チョンボ采配になかなか浮上のきっかけが掴めない中日だが、札幌に来る度にメークドラマの幻想にいつまでもいつまでもしがみついている巨人を圧倒。前夜の大勝に続いて、この日も、7回までに7−1とリード。
 そして迎えた8回、2点取ってなおも二死満塁の場面で7回からサードの守備固めに入っていた名手・川相に待望の打席が回ってきた。札幌と言えば、川相がプロ初アーチを放った場所であり、メークドラマのきっかけになったと言われる9連続安打の際、満塁アーチを叩き込んだ場所でもある。そして、昨年の巨人戦でも移籍初安打に続いて初アーチまで浴びせるなど、相性抜群の地。ましてや、落合監督に出番を奪われ続けている川相の為に、日頃、世話になっているナイン達が必死こいて作ってくれたチャンス。「二死満塁と言ういい場面に繋いでくれた事が嬉しかった」と言う川相がこの場面で燃えない筈がなかった。職人技の右打ちの印象が強い川相だが、本来はプルヒッター。ここでも初球をいきなり引っ張ると、あまりの速さに小久保が少しも反応出来ない強烈な打球は三塁線を綺麗に破る走者一掃のタイムリー二塁打に! 「札幌のファンの前でいい仕事が出来て良かった」と笑顔の川相。敵ながら見事な活躍に二塁ベース上でガッツな貴公子・仁志も思わず笑顔で賞賛を送った。
 これで今季の川相は9打数3安打6打点3犠打。驚異的な活躍である。守備は勿論の事、バットでもこれだけ貢献していると言うのに、何故、落合監督は川相を積極的に使おうとしないのか!? 阪神に大差をつけられている今、大逆転優勝を狙うには優勝経験豊富な川相の活躍は不可欠である。頼むから、もっと川相を使ってくれ!

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 ジャイロフォークに盲信し、ストレートを信じてくれないかの様な寿也のリードに不信感を抱き、明らかに意図的な逆球を連発する吾郎。精神年齢は三船リトル時代から殆ど成長していない吾郎だが、これに対して、一見、大人びている様で実は結構、お子様な寿也も、所詮キャッチャーを壁としか思っていないなどと感じて、キツい返球をお見舞いするなど、すっかりぶち切れモードに突入。そんな不協和音を奏でるバッテリーの隙をついて、3球目にコジローが二盗を敢行すると、寿也の送球が何と吾郎の臀部を直撃。「あっ!」と思わぬ失態にたじろぐ寿也のこんな表情は貴重な1カットか…。
 吾郎が本来あるべき送球の軌道上にいながら、ちゃんとよけなかったとか、寿也の吾郎に対する嫌がらせとかではなく、マジで泡食った寿也の握り損ねが原因らしいが、状況が状況だけに故意にぶち当てたのでは!?と吾郎が疑いのまなざしを向けるのは当然の展開だった。カウントは2−1と追い込んでいるにも拘わらず、一塁が空いた事で樋口を敬遠する満塁策を取り、あわよくばゲッツーで松尾さんとの勝負を回避しようと提案する寿也だが、吾郎は7点差で満塁策もクソもないと反発。確率重視で保守的なビビったリードと寿也を非難する吾郎にカチンときた寿也はリード無視の投球でピンチを広げた吾郎を叱責。崩壊寸前のバッテリーに見かねたヤムチャ薬師寺が仲裁に入るも埒があかず、和解出来ぬ儘、プレイ再開となる事に…。しかし、戻り際、「キャッチャーがキレたらバッテリーは終わりだぞ。あいつの事を一番わかっているのはお前だろう。お前がヤツのいいとこを引き出してやらないでどうするんだ」などと、ヤムチャ薬師寺に説得された寿也はようやく冷静さを取り戻す。ジャイロフォークに拘り過ぎて、吾郎のモチベーションを下げてしまっていた事を反省した寿也は吾郎に気持ちよく投げさせるべく、ストレート勝負を要求し、樋口を空振り三振に斬ってとる。コジローは最後のストレートはいい球だと評価したものの、ジャイロフォークに関してはやはり、野呂の指摘した欠陥に気付いているらしく、「使えないフォーク」と見ており、この2つの球だけでこれ以降、しのぎ切れるのか?と、つぶやくのだった。
 何とまぁ、実にあっさりと不協和音解消に成功したもんだ。それにしても、よりにもよってヤムチャ薬師寺に諭されるとは、寿也もヤキが回ったな。吾郎の事を一番分かっている…なんて、「吾郎×寿也」で騒いでいる腐女子達は大喜びかもしれんが、吾郎に一番合っている恋女房は何と言っても小森だと思うがなぁ。次点で清水…。


「メジャー」 6th.Inning

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July 12, 2005 23:18

 前半戦にして、ミセリ,キャプラーと相次いで解雇となるなど、相変わらず、他球団のお古以外はロクな助っ人を獲って来ない巨人だが、懲りずに獲ってきた新助っ人・ミアディッチがついにそのベールを脱いだ。
 5点ビハインドの6回表からと言う敗戦処理紛いの場面での登板となったが、まずは先頭の荒木に粘られながらも外のスライダーで空振り三振。しかし、続く井端にライト前へ弾き返されると、簡単にモーションを盗まれて、二盗を許す有様。立浪もスライダーで三振にとるも、T.ウッズにレフト線へのタイムリー二塁打を浴び、結局、1回2安打2三振1失点と言う微妙なデビュー戦となった。
 スライダーのキレはまずまずの様だが、制球は若干、甘い印象。入団会見で「今年5月に100マイル(161km)を出した」とほたえていた自慢の速球は151km止まりだったが、1ヶ月ぶりの実戦登板らしいので、上々と見てあげるべきか…。どうも解説によると、ボールの見えやすい軌道だとかで、若干の不安を残す。ミセリと比べると、そこそこに三振は奪えそうな資質は感じたが、井端に簡単に二盗された様にクイックが甘く、走者を出した時の投球も課題となりそうだ。しかし、最近の巨人投手陣を見るにつけ、重要なのは先発投手な気がするのだが、ミアディッチがストッパーで使えそうだったら、木佐貫なり久保なりが先発に回ったりするのだろうか…。
 
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July 11, 2005 22:12

 7日にファン投票,8日に監督推薦のメンバーが決まり、オールースターゲームの出場選手が出揃った。ファン投票の結果を見ると、毎年思うのだが、ファン投票のポジション別ノミネート制はそろそろ辞めて欲しいものだ。コアなファンなら、パ・リーグの全ポジションとて、ソラで投票出来るだろうが、ライトなファンはそうはいかない為、こういう形式にしないと票が集めにくい…と言うのは重々承知している。しかし、ノミネート選手が決まった時期と実際に投票が佳境に入る時期ではそのタイムラグから、実際に守っているポジションに変更があったり、ケガや不振でレギュラーを張れないケースは毎年発生している。
 今年、特に顕著だったのが、五十嵐(ヤクルト)。不振により、守護神失格の烙印を押された五十嵐に代わり、今やヤクルトの抑えは石井である。五十嵐はしばらく二軍落ちを通告される体たらくだった。それにも拘わらず、12球団トップのSPをマークしている岩瀬(中日)や首位を走るチームの方程式を担う久保田(阪神)を差し置いての抑え投手部門で1位選出。あの成績では恥ずかしくて、出場辞退してもおかしくないくらいだが、図々しくも出るつもりの様だ。また、大局に影響はなかったが、久保(巨人)やササキ様(横浜)も同様に抑えでノミネートされた事がそぐわない状況。159kmをマークして、一躍、人気者になったクルーン(横浜)がノミネートされていたら、かなり上位に食い込んできたのではなかろうかと思わずにはいられない。
 コアなファンはノミネートを無視して思い思いの選手を好き勝手に入れているのだろうが、ライトなファンは殆どノミネート選手を入れている事だろう。知らない選手ばかりでも、白票にしたりせず、ノミネートされている中から適当に選んだりしてしまっている事も多々ある筈だ。そんな票に価値があるとは思えないのだが、結果から見れば、結局、ファン投票はライトなファンが支配していると言わざるをえない。そこまでしてライトなファンに媚びて、票を稼がなくてはならないと言うのなら、もう少し現実的な投票方法を考えられないものだろうか。インターネット投票に限って言えば、そのポジションを守った全選手の成績が瞬時に表示され、一目で数字を比較出来る様なシステムを簡単に作れると思うのだが…。ハガキ投票はどうしようもないのだが、せめてノミネートの時期をギリギリまで引っ張って欲しい。印刷の都合とか色々と事情があるのだろうが、いくら何でも今のノミネート時期は早過ぎるだろう。
 あとは監督推薦についてだが、目に見える数字がいい選手ばかり選ぶ事が果たして、正しいのだろうか。昔、川藤(阪神)が選ばれた事があるが、ああいう観点での選出は最近、殆ど見当たらない。五輪や日米野球の代表メンバーとかを選出する際にも思うのだが、代打のスペシャリスト,代走のスペシャリスト,守備のスペシャリスト,バントのスペシャリスト等、一点でも突出した技術や適性を持つ選手を選ぶ事もアリではなかろうか。中継ぎ投手部門とか出来たのは、この辺の考え方にちょっと近いのかもしれないが、代打部門や代走部門なんてのは出来る気配はまるでない。この話は結局の所、名手・川相(中日)を出せよ!と言ういつもの展開に繋がる訳だ…。川相は決してバントだけが売りの選手ではないのだが…と予め断っておくが、それにしても、代打で出てきただけで大歓声が巻き起こり、明らかにバントと警戒されている中できっちり決めた際には球場全体が川相への拍手一色に染まる様子を何度となく見せられると、ピンチバンターとして川相が球宴に出るのは大いにアリだと思えてならない。バント一つであれだけ球場を湧かせられる選手が全世界で川相をおいて他にいるだろうか。まぁ、落合監督はきっと川相を出そうとしたんだよな。茂雄の妨害工作に阻止されただけで…。監督推薦の直前に復帰する辺り、相変わらず、茂雄の川相幽閉策に対する巧妙さは恐れ入る。もっと他にやる事はないのだろうか…。
 
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July 10, 2005 21:03

 中身については、既に、レビュー済なので割愛。今回、取り上げるのは、水島氏の前書きについてだ。ぶっちぎり最下位に低迷する悪の温床・楽天だが、水島氏は他11球団が悪の温床・楽天の補強について全く協力しなかった事に関して、いたく不満らしい。まぁ、それはそれでごく一般的な意見なので特筆する事ではないのだが、この後が問題だ。
 
 しかし、「ドカパロSS」では悪の温床・楽天に、あの懐かしい真田一球こと「一球さん」と相棒の九郎さんが入団してきた。そして、この8巻目は全て一球さんの活躍で悪の温床・楽天は盛り上がっています。悪の温床・楽天ファンの皆様、心ゆくまでウサを晴らしてください。
 
 悪の温床・楽天ファンの皆様、この漫画を読んで、ウサは晴れましたか?と聞きたい。今巻は水島キャラ軍団である東京を、これまた水島キャラである一球が殆ど一人だけで敗る(8巻では決着しないが)話であって、悪の温床・楽天の実在選手がただの背景&アウトカウント稼ぎ要員でしかなく、一球がいなければ、悪の温床・楽天がいかにヘッポコなのか思い知れ…と言わんばかりなのだ。ウサを晴らして欲しいなら、礒部や吉岡らが里中をメッタ打ち,岩隈が山田を4三振に斬ってとり、軽く完封…とかやって貰わないと話にならないだろう。
 
 余談だが、ソフトバンクは本誌でレギュラーシーズン5位以下の弱体球団扱いされた途端、霊感投手・松坂に完封を食らって連勝が止まり、今日も西武打線の一発攻勢に大惨敗。やはり、水島の呪いは本当に恐ろしいと改めて思うのだった。これでソフトバンクが優勝した際には、何事もなかった様にお祝いイラストとかスポーツ新聞に寄贈したりするんだろうなぁ。数年前から思っていた事だが、水島氏をホークスファンの代名詞扱いするのは、もういい加減、辞めて欲しいものだ…。
 
 
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July 09, 2005 23:59

 
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 いよいよ始まった待望の新作アニメ「プレイボール」。オープニングがの名曲「君は何かが出来る」のリメイクとはなかなか心憎い…けど、直後に流れた「キャプテン DVD−BOX」のCMで元祖を聞かされてしまうと、どうしてもこっちになびいちゃうよねぇ。エンディングは泣けるシーンには持ってこいだった「ありがとう」と比べると軽いノリで、劇中では使いづらいかも…?
 絵の方は殆ど不安を感じていなかったのだが、やっぱり心配だったのが声。無論、同じ人が起用されるなんて期待は微塵もしていなかったけれど、前作の声のイメージは20年以上経った今もしっかり脳に刻み込まれているので、「キャプテン」からの継承キャラについてはどうしても比較してしまう事になる。谷口は意外と悪くない。両親もいい感じだ。丸井は前よりちょっと知的に聞こえる気がするが、十分許容範囲。しかし、イガラシだけはどうにもしっくり来ない。歴代キャプテンで最も知性的かつ生意気だったイガラシだが、「キャプテン」で言えば、まるで島田みたいな感じの声で違和感ありありだ。果たして、そのうち慣れるのだろうか…。劇場版「キャプテン」のイガラシはTV版より、先に見ているのに、何回見てもイマイチ慣れないんだけど…(^^;)。
 さて、そろそろ本編の話でも…。今回、随分飛ばしてるねぇ。1話でこんなに進めてしまうとは思わなんだ。谷口の伝説について、サッカー部員が知ってて、野球部の連中が全然知らないってのはどうよ?(原作では山本以外の部員は、みんな知ってる)。山本の「この指で魔球なんか投げられたりしてさ!」と言う無神経ながらも、後々の伏線にもなる台詞がなかったのも痛い。これは今後でもいいので、是非、使って欲しい所だ。丸井達や両親達が野球が出来ない谷口に気を使うシーンがふんだんに盛り込まれていたり(そういや、谷口家のチャンネルはガチャガチャ回すヤツ。時代背景は現代ではなく、連載当時の約30年前と言う事でいいのかな?)、今野が谷口をしごく経緯とか、原作と違うシーンはなかなかいい感じ。原作の様にサッカー部に勧誘されて、その日に入ってしまうのではなく、こういうエピソードの後に入部を決意する辺りは好感が持てる。しかし、谷口が野球に未練たらたらな様子が結構、ハショられているのが気にかかる。特に、サッカーの特訓をしながら、つい野球の打球の様にキャッチしてしまって、憤ってボールを叩きつけるシーンとか、絶対不可欠だと思うのだが…。多少、話が前後している部分があるので、次回にまとめてやってくれると信じたい。あと、谷口の人差し指が曲がった儘になってしまったのではなく、曲がらなくなってしまったかの様に描かれているのが、気になって仕方がない。あれだと、今後の展開に困らないか?
 まぁ、多少の不満はあれど、総じていえば、満足度は高かった。やはり、「プレイボール」はいい作品だね。タイヤキエピソードが入っているのもナイス。次回予告でもタイヤキ食ってるしなぁ。今後は丸井と谷口の間でタイヤキを巡る激しいバトルが繰り広げられる事を期待したい。ところで、丸井とイガラシはオープニングに出てはいるけれど、墨高のユニフォーム姿はなし。二人共、今回の様に原作にない顔見せ興行が続くのだろうか。多分、2クールで終了なんじゃないかと思うのだが、一体、どの辺りで完結させるのだろう。流石に、丸井入学まではやってくれると信じたいが、イガラシ入学となると、2クールでは微妙な所かも…。
 それにしても、こんな作品を深夜にやる意味が全く分からない。本来、見せるべき対象は「キャプテン」にリアルタイムでハマった大人達などではなく、今の少年世代じゃなかろうか。こういうひたむきに頑張る姿を子供達に見せるのはいい事だと思うのだが…。「ドカベン」の影響で野球を始めたと言うプロ野球選手が多いけれど、「キャプテン」で…と言う選手も結構、話に聞く。今度は「プレイボール」で…って選手が出てきて欲しいけれど、こんな時間のアニメじゃ難しいよなぁ。NHKで「MAJOR」の枠にねじ込んだ方が向いている気がするのだが…。
 


プレイボール (1)

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July 08, 2005 23:37

 球団史上最速解雇となったヘッポコ助っ人・ミセリに続き、キャプラーまでもが途中解雇となる事が決定した。昨年、ワールドシリーズを制したレッドソックスの一員と言う事で悪太郎・堀内監督が大きな期待を抱き、2億円超の大枚をはたいて獲得したキャプラー。。最多安打,首位打者候補の清水を幽閉してまで、起用され続けたが、1割台の打率から一向に抜け出せない不振が続き、期待された守備力もさほど突出したものを見せられない儘、ついに清水とすげ替えられた。その後はすっかり腐ってしまい、それまで真面目に取り組んでいた練習にも消極的になるわ、腰痛を訴えるわで、治療の名目でとうとう二軍落ち。
 結局、その腰痛も一向に良くならない為、キャプラー側から契約解除を求めてきたものを球団側が了承したとの事だが、この真偽は定かではない。レッドソックスへ復帰の噂が立っているからだ。地元紙であるボストン・グローブ電子版の8日付に記事によると、この日、レッドソックスが控え外野手のペイトンに戦力外通告を出した事に関して、キャプラーを呼び戻す為の伏線であると報じているのだ。捨てる神あれば拾う神あり。最早、巨人からは完全に見放された存在であり、腰痛が完治しても立場が回復する見込みが薄い事は言うまでもない。ならば、腰痛を理由に退団を申し出て、レッドソックスに戻る方が賢明と言うものだろう。
 諸事情により、キャプラーをある程度、擁護してきた当ブログだが、これにてジ・エンド。因みに、巨人で1年に2人の助っ人が途中解雇となったのは、1999年のヒルマン&飯塚実以来だとか…。
 
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July 07, 2005 23:37

 ああ、やはり「ドカパロ」に少しでも期待した私がバカだったのか。今まで10年以上も裏切り続けていた作品。今回とて、裏切られる事は予想しえた事態ではないか…。しかし、幾ら何でもスカシネタにも程があるだろう。
 
 二死二、三塁で破戒僧・清原を迎え、マウンドに集まり、対策を話し合う東京内野陣。一塁が空いており、里中をカモにしている破戒僧・清原だけに敬遠も考えられたが、ここで土井垣は相性は無視して、捕手のひらめきに賭けると山田に任せる方針を固めた。しかし、ここで東京ナインは気付くべきだった。土井垣のひらめきは当たった試しがないと言う事に…
 山田はカモにしている里中で勝負をしかける事は侮辱していると思われるのでは…とか、ファンが楽しみにしている打席を奪うのかと怒られるのでは…とか、試合の流れや勝算などではなく、破戒僧・清原にどう思われるのかしか考えていない壊れた精神状態であり、こんな山田に任せてしまうなど、やはり、土井垣の采配は相変わらず、ヘタレである。
 結局、勝負を選択したらしい山田のリードを受け、里中の初球は内角へえぐり込むボール球。現実の破戒僧・清原なら、間違いなく避けずに死球を拾う所だが、妙に俊敏な本作の破戒僧・清原はこれを巧みに回避。続く2球目は外に外れてカウント0−2。先の山田に対する阿部のリードとは逆に、勝負と見せて敬遠、と言う可能性も考えた破戒僧・清原だったが、山田なら敬遠するつもりなら立ち上がる筈だと判断し、勝負に来ている事を察知。すると、3球目の外角へのスライダーを見事に捉え、これが右中間スタンド上段に飛び込む逆転3ランに。
 ここで破戒僧・清原は山田に対して衝撃の発言を残す。わびすけ先発とは嘘をついた訳ではない事,里中が緊急先発で困ったであろう事を全て分かっていたなどと言うのだ。それでいて、「打つなら二塁打以上だ」などとほたえたのは、真田を援護する為の威嚇に過ぎなかったのだなどと、ぬかしやがりましたよ。嘘つけ、山田のいない所でマジ怒りしとったやんけ。大体、威嚇ならこんなに早くネタ晴らしする必要がどこにあるのか。山田が2ランを放った事で威嚇が成功してないと感じていた様だが、あれはあくまで真田の大チョンボ。いつもならチョンボなどなくとも打てた筈で間違いなく威嚇は効いていたと言うのに…。しかも、一塁ノンストップの一発を放った事に恐れ入った様な事まで言っていたが、一塁に来たら半殺しと言われりゃ、当然、長打狙いに走るわさ。全く何やってんだ、破戒僧・清原! とにもかくにも、破戒僧・清原の山田殺しネタがあっと言う間に尻すぼみした事には愕然とさせられるばかり
 結局、この試合は2回以降、真田,里中が無失点に抑え、初回の山田の2ラン、破戒僧・清原の3ランで試合は決してしまった。やはり、土井垣に任せるとロクな事はない。ひらめきの里中緊急先発も裏目に出ているし…。山田は山田で破戒僧・清原さえ元気なら、巨人は必ず上がってくるなどと、大いなる勘違い発言。一向に上がってくる気配などないんですけど、これも水島の呪いでしょうか
 悪の温床・楽天戦,巨人戦と負け試合ばかり描かれている東京だが、何故かここからまくり出したらしく、交流戦終了時には一気に首位に浮上。パ・リーグ同士の戦いになっても、東京の勢いは衰えない。現実ではまだオールスターすらやっていないと言うのに、水島キャラが殆どパ・リーグに来てしまった事で水島キャラクター祭り(オールスター)が割愛されたばかりか、一気に9月に飛んでしまった。8月終わる前に1位東京,2位四国は確定してしまっており、3位は西武とロッテが同率で並んでいると言う。最終戦で勝てば単独3位となりプレーオフ進出となる西武だが、最終戦の相手は東京。これに対して、西武はすっかり忘れ去られていた獅子丸を先発マウンドに送り込むのだった…。
 1年遅れで「1位東京,2位四国」と言う悪夢の予言をついに実現させてしまった水島氏。最早、現実の順位は完全に無視モードに突入した様だ。3位が西武,ロッテって、それってつまり…………
 
 
ソフトバンクは5位以下かよ!
 
 
ふさげるな! あんた、それでも本当にホークスファンか? 日本球界34年ぶりとなる15連勝も「ドカパロ」にかかっちゃ形無しだな…。

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July 06, 2005 23:18

 満を持して投じたジャイロフォークだが、コジローはベース前でワンバウンドしたこの球を見事に痛打。打球はライト線を僅かに切れるファールとなったが吾郎は動揺を隠せない。この後、2球連続してジャイロフォークを見逃され、逆に3ボールと追い込まれる立場に…。これを見ていた野呂は吾郎のジャイロフォークは制球以前に致命的な欠陥がある事を見抜く。どうやら、コジローが初見で当てる事に成功し、見逃す事も出来ているのは、これが原因の様だ。
 苦心の末に編み出した新球が全く通用せず、すっかり自信をなくしてしまう吾郎だったが、最早、この場面でフォークが来る事はないと見破られている事を確信する寿也は押し出しとなるかもしれないリスクを厭わずに5球連続のジャイロフォークを要求。しかし、これを嫌った吾郎はストレート勝負に出ると、いともあっさりとセンター前に弾き返され、2点を献上。
 マウンドに駆け寄った寿也はストレート勝負で打たれた事自体は責めなかったが、自分のリードを信じているのかどうかだけ聞かせて欲しいと問う。これを遠回しな嫌味と感じた吾郎は自分のストレートをそんなに信用して貰えていないとは思わなかったなどと、八つ当たり。そもそも、ストレート一本では通用しない事を自覚し、フォーク習得に走ったのは吾郎。そして、その球に磨きをかけるべく、特訓に付き合った寿也にしてみれば、そんな吾郎の態度は当然、面白くなく、二人の間に亀裂が走る。続いて迎えた樋口に対して、インローを指示した寿也だったが、吾郎の投じたボールは完全に逆球となるアウトハイ。嫌がらせと思える吾郎の投球に果たして、寿也は…?
 吾郎と言うより、寿也受難の回。野呂はともかくとして、コジローまでがあっさり見破っているジャイロフォークの欠陥を1週間散々受け続けた筈なのに全く気づけないとは、何たる体たらく。当てられたのは、ただ、コジローのバットコントロールが凄いからだと思い、恐れおののく様は何とも滑稽だ。すっかりテンパってしまったのか、ずっと「さん」付けで呼んでいたコジローをついには呼び捨て。挙げ句の果てに、吾郎には裏切られるわ、もう散々だ。このバッテリー、相変わらず、メンタル面は脆さが残るよなぁ。それにしても、この流れは非常にまずい。やはり、松尾さんがジャイロフォークの最初の餌食になってしまうのではなかろうか。

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July 05, 2005 23:32

 おかげ様で当ブログ売上No.1…などと、DHC化粧品のCMみたいな事を書いてみる。私はアフィリエイトで本格的に儲けようと言うつもりは皆無で、単に、自分の心の琴線に触れたものに共感してくれる人がいたらいいなと言う紹介感覚でAmazonの品を載せている為、売り上げとかもロクにチェックしていなかったりするのですが、先日、久々に見てみたら、発売したばかりの「シンフォニック=レイン 愛蔵版」が売り上げトップに躍り出ておりましたよ。明らかに、当ブログの本筋からは外れている一品なのですが、あろう事か「川相ファン必携4大聖書」よりも売れております。何だか複雑な気分です(^^;)。いや、でも、やっぱり喜ばしい事ですね。手数料が入るとか野暮な話ではなく、「シンフォニック=レイン 愛蔵版」の布教に微力ながらも貢献出来たと言う意味で感慨深いです。まぁ、当ブログを見たから買う気になったと言うよりは、どのみち買うつもりだったと言う人が大半だろうとは思うのですが…。ホント、いい作品なので、別にウチを通さなくてもいいから買って頂きたいものです。尚、当方、工画堂の回し者ではありませぬ(^^;)。
 私の方は、あれから、チビチビとプレイしております。とりあえず、全曲出す事を目的にしているので、シナリオは適当にスキップして、要所要所でじっくり堪能したりしながら、進めております。とりあえず、最初の3シナリオはクリアして、いよいよal fineへ突入。ところで、ミュージックパートの演出効果は良いのですが、いかんせん新しい絵が全然ないもので、これくらいだったら、最初に発売した時に入れてくれれば良かったのに…と、ちょっと恨めしく思ったりも…。それにしても、ファルシータの例のイベントを久々に見る事になりましたが、何度経験しても戦慄が走りますね。あな恐ろしや…。
 


シンフォニック=レイン愛蔵版

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July 04, 2005 22:04

 ついに一軍に戻ってきた桑田が先発登板となり、久々に巨人でも応援しようか…と思ったが、あっと言う間にうんざりして、そんな気が消え失せた。桑田が制球難から自滅してしまったからとか、そんな事が理由ではない。1年半ぶりに公の場に登場した茂雄に対する極度の偏重報道に嫌気がさしたからだ
 ファインプレーをすれば、茂雄が来て集中しているから…。一発かませば、茂雄の目の前で勝ちたいから…。何をやっても、茂雄茂雄茂雄…。全て茂雄に結びつけるのも大概にして欲しいものだ。つまり、逆に考えれば、巨人ナインは茂雄が来てない時はロクに集中も出来ないのか。好守も好打もみんなまぐれだとでも言うのか。3三振の破戒僧・清原や5回KOの桑田、無安打の清水,ソーサ元木らは茂雄復帰に関しての決意は微塵もないと言うのか(まぁ、散々シメられた桑田や清水は確かにそうかもしれないが、日本テレビがそれを肯定するのはおかしいだろう)。
 そう言われても仕方ないくらい、無闇やたらに茂雄の影響にしようとする昨日の巨人戦の実況は本当に辟易とさせられる代物だった。予想はしていたが、今日のスポーツ新聞もこぞって茂雄茂雄茂雄…。やはり、昨日の巨人は負けて良かったのだ。負けた事で茂雄効果とやらも程々で済んだ。とは言え、桑田のKOは実に残念。中盤はキレも出てきた感じで、もう少し見てみたかった。「出す投手を間違えたんじゃないか」などと、惨い事をほたえるナベツネには怒り心頭だが、即二軍落ちの地獄ローテーションは免れた様なので、次回登板では名誉挽回の力投を見せて欲しい。

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July 03, 2005 21:04

 凄ぇ楽しみだったから…と言う訳でもなく、単に、一緒に見る事になっていた相方とのスケジュールの兼ね合いにより、実に久しぶりに公開初日に映画を堪能してきた。その名も「逆境ナイン」。今回の映画化に当たり、事前の情報収集をした際、最大級にダメージを受けたのは初期メンバーで最後まで戦ってしまう事だった。これはもう、尺の都合上、如何ともしがたいのだと重々に承知しているのだが、亀谷万念(と長嶋茂)が出ないと言うのは、かなりショックだった。まぁ、こいつら出したら出したで、王さんと茂雄のそっくりさん俳優を探してくるのは至難の業だろうが…。「おまえはいわゆるひとつの王貞治ファンだった筈だ」とか「おれは王さんの精神を!!生きざまを狙う事に決めたのだッ」とか凄ぇ見たかったよ…。この亀谷が出ない事により、原作では112対3だったものが、112対0で9回を迎える事も分かっていた。112点と言う現実離れした失点に対して、得点が0点ではなく3点と言うのが、微妙にリアルさを醸し出しており、その3点を全て亀谷が叩き出したと言う点が実に渋かったのだが…。しかし、無い袖は振れぬ訳であり、いつまでも亀谷不在を嘆いていても仕方のない事と、そこは観念して見る事に…。
 基本的なストーリーは原作の地区予選決勝までをなぞっており、そういう意味では原作ファンには新鮮味がない展開となる事は予想出来たので、どちらかと言うと気になっていたのは演出面。大袈裟な原作の描写を踏襲する様に、「少林サッカー」を彷彿とさせる過度と思われる演出がたっぷりで笑える。大袈裟なのはいいのだが、いかんせん一個一個の尺が長過ぎて少々テンポが悪くなった部分も否めない。原作にない事をやるな…とは言わないけれど(サッカー部の連中の存在を最後まで引っ張ったのとか、案外、悪くない)、特に「自業自得」のくだりとかちょっと長過ぎたなぁ。小倉久寛の無駄使いもあったり、個人的にはこんな事やってる暇があったら、駄麻下商戦とか、やる気パルスのネタとかやってくれよ…、と思ってしまった。不屈が惚れる相手が桑原さんでなく、月田くんになったのは構成上、自然だったし、その後の片思い発覚描写なども良かったのだが、試合をサボった理由が腕を痛めていたからではなく、完全に恋愛に走っただけなのは不屈の男ぶりを下げてしまい、ちょっと可哀想。
 野球を分かっていると、どうしても気になるのが、イニングと得点,打順の関連性。3回を終わった所で23点取っていても、東郷に9回も打席が回る事はありえないのだが…。そもそも、全員潰される前に東郷を敬遠すりゃいいやんか…(^^;)。不屈の登場があそこからと言うのも腑に落ちない。日の出商戦前に怯えるナインについては既に描写していたのだから、初回からで良かったのではないか。あの段階で他のメンバーが殆ど瀕死状態だったのに、そこから9回までに89点しか取られずに(もう書いてて訳が分からない。これは本当に野球の試合なのか!?)、済むとはとても思えないのだが…。9回の不屈の孤軍奮闘も24点取った所でバテバテな描写はいかんせん早過ぎた感が…。9回までに殆ど体力を使っていない、と言う事もあるが、あの段階であんなに死にそうなのに、あそこから89点取るなんて無理だろ。最後は普通にバックホームすれば刺せたものを神崎がわざわざ自分でタッチに行って自滅…と言うのは、野球マンガではありがちなパターンなので容認。それにしても、透明ランナー制はやはり笑える。実況で「透明ランナー、ホームイン!」「透明ランナー、二塁を回って三塁へ!」とか叫んでるのが非常におかしい。日の出商監督の「その手があったか!」が割愛されてしまったのが実に残念。
 キャストに関しては、何と言っても秀逸なのが校長役の藤岡弘、(「、」が付くのは何?)。熱い! 熱過ぎる! 無駄に説得力がある辺りもピッタリだ。それでいて、海辺を爽やかに走る場面に大笑いした事は言うまでもない。不屈役の玉山鉄二の無駄に熱過ぎる演技も、ああいうノリの作品なのでいい感じだった。月田くんの堀北真希は原作のイメージとはやや違う気がするのだが、この映画内で見る分には好感の持てる演技だった様に思う。微妙なのは、やはり、サカキバラゴウ(映画では榊原剛)のココリコ田中。原作の大ファンらしいのだが、田中は違うだろ…と見る前から不安はあった。結果、やはり、ダンディでマッチョで説得力があり、ひたすらにシリアスな原作のイメージとは全然違ったのだが、榊原剛自体が田中に合わせるかの様にかなりアレンジされてしまった格好だ。セパタクローの日本代表と言う訳の分からない設定でいきなりマスクマン姿で現れるなど、かなりの色物キャラに…。もうこれは映画版・榊原剛を純粋に楽しもうとするしかない。そう割り切るならば、田中は一応、ハマり役だったかもしれない。鏡に映っているのにちゃんと読める板のシーンが妙にツボだった。
 あと納得がいかなかったのが、日の出商の神崎(原作では高田。名前を変える必要性が全く不明。星野が東郷になったのは分からないでもない)。もう少しイケメンな俳優の方が良かったのではなかろうか。大柄な選手ばかりの中、極端に小さい彼が常勝チームのエースを張る。「キャプテン」で言えば、脇役顔だった原作から一転してアニメでは色男になった青葉学院の佐野の様なポジション。東郷ばかりがフューチャーされた感じで、神崎はただ一人でわめいて、いきがっているだけの小物にしか見えなかったのが残念。ところで、スタッフロール見てて、驚いたのだが、関智一は一体どこで出ていたのか? もしかして、男球の声?(…と思ったら、うどん屋の主人と言う情報が…。ンなもん、気付くか!?)
 最後は「おい、お前は既に、坊主頭だろう」と、何故、誰もツッコまないんだ?と言うオチ(見てないとさっぱり分からないね)。まぁ、原作ファンからして、幻滅させられる程、悪い出来ではないので、見ておく価値はあるんじゃなかろうか。原作知らない人はどうなんだろう。私が行った時は、「どう見ても、原作読んでそうもないよなぁ」と言う感じの客ばっかりだったけど、どれくらい楽しめてたのか気になるなぁ。
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July 02, 2005 23:44

 四回戦「中井リトルシニア」戦に向けての新オーダー編成会議が開かれる。小学生から中学生へとステップアップし、味覚も変わり始めていると言う事で中井監督は「駄菓子屋よりもスーパーの一階とか地下とかにあるホットドッグ,アメリカンドッグとかそういうのを好む筈」と分析。これを聞いた勝俣コーチはここぞとばかりに
 
「あっ! じゃ、タバスコチャップいいんじゃない?」
「(タバスコチャップは)素振りは相当してましたよ、ベンチ裏で。相当してました」
 
 と、意気揚々と自分が手塩にかけて開発した「タバスコチャップ」を推挙。勝俣コーチが不在だと冷遇するが、本人を目の前にすると強い押しに負ける中井監督は、「タバスコチャップ」のスタメン復帰を検討。代わりに誰を外すかと言う話になり、10割打者の「バターごはん」「ツナ缶詰空き容器ごはん」「天カス」は論外,2度凡退と不振の主砲「お酢ごはん」も
 
「外せないんじゃなく、外さない」
 
 らしく、結局、外されたのは「モモ缶詰残り汁ごはん」。「タバスコチャップ」のスタメン復帰が決まり、気を良くした勝俣コーチは、またまた熱弁を奮い始める。黒ワザごはんオールスターズを結成する際、「それしかなくて仕方なくっていう所からスタートした」事を誇りに思っている勝俣コーチにとって、どうしてもありえない存在があると言う。そいつの名は「天カス」。元々は視聴者応募のこのごはんの内容は天カスにしょう油をかけると言う代物だった。しかし、中井監督はしょう油ではなく出来合いの天つゆをかけたものにし、天丼もどきへとアレンジしていたのだ。正に、当ブログでも再三再四訴えてきた、当初のテーマである「せっぱ詰まった感」をないがしろにし始めた中井監督への批判をズバリ、勝俣コーチが指摘してくれたのだ
 
「監督、本当、目を覚まして下さい」
「昔の監督だったら、、その天つゆをしょう油と砂糖で作ってましたよ」
「それはね、僕、すごく悲しかったですね」
 
 熱い説得に動揺する中井監督から、現メンバーから入れ替えた方がいい選手について問われた勝俣コーチは何故か、槍玉に挙げていた「天カス」ではなく、さきいか大使・良純の渾身の力作で初打席でもヒットを放った「トチジ」を指名。
 
「以前だったら、残ったさきいかのみでこれを作ってましたよ」
「そこになぜマヨネーズとしょう油を足す意味があるのかって事ですよ」
「コイツ(水かけごはん)、水のみで勝負してるんですよ」
「コイツ、家出る時もユニフォーム、帰る時もユニフォームですよ。着替えないんですよ。着替えない」
 
 「水かけごはん」を巧みにプッシュする事で中井監督の心を揺さぶる勝俣コーチは、「トチジ」の代わりに、またもや自分の子飼いである「梅干し残り汁かけごはん」を推挙する。
 
「これこそね、僕と監督がね、スタートした当時の気持ちなんですよ」
「僕は監督の水かけごはんを食って感動して、『監督、実は僕も梅干しのタレをかけてましたと!』」
 
 実際、「水かけごはん」の試食には勝俣コーチは立ち会っていないのだが、さも食ったかの様に振る舞う事で、中井監督の心を動かす事に成功。
 
「確かに俺は変わってたかもしれない。コーチが言ってくれなかったら、俺はずっとこのまま(勝利至上主義でせっぱ詰まった感をないがしろにし続けた儘)突き進んでいってたかもしれない。コーチ、ありがとう」
 
 と猛省した中井監督は勝俣コーチと固い握手を交わし、ようやく両者の確執が解消するのだった。更に、このやり取りを見て、この企画に否定的だった竹山さいとうまでが
 
「俺、やっとこのチームを応援したくなりました!」
「これだったんですよ。僕が応援し続けたのはこれだったんですよ」
 
 と叫び、首脳陣が一丸となった黒ワザごはんオールスターズは満を持して、「中井リトルシニア」との戦いに臨む事となった。しかし、次回予告によると、衝撃の展開が待ち受けている模様。勝俣コーチが悲鳴をあげていたが、折角、スタメン復帰となった「タバスコチャップ」「梅干し残り汁かけごはん」に何が起こったのか!? 再び監督とコーチの間に亀裂が走ってしまう事になるのか、気になる所である。中学生くらいなら、「タバスコチャップ」は美味しいと感じても良さそうな気がするのだが、ダメなのだろうか…。
 
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July 01, 2005 23:56

050701kawai01.jpg 首位阪神に4.5差と、これ以上離される訳にはいかない状況の中日だったが、先発・山本昌が打ち込まれ、序盤から4点ビハインドの苦しい展開。しかし、最後まで諦めない川相スピリットが注入されている中日は5回に集中打で一気に同点。
 4−4の儘、迎えた8回、中日は無死一、二塁と絶好のチャンスを掴み、ここで我らが名手・川相が満を持して登場。500%バントと警戒され、厳しいシフトを敷かれる中、名手・川相はきっちりと一塁線へ打球を転がす芸術的犠打を決め、前人未踏の世界記録を523個へと更新。バント1つで空気を大きく変える川相効果により、一死満塁から井端が走者一掃の決勝タイムリー三塁打。
 この回の猛攻により、9回にも打席が回ってきた川相は追い込まれてからのフォークを体勢を崩しながらも巧みにバットを合わせる職人技のバッティングでセンター前ヒット。やはり、川相の食らいつくバッティングと言うのは心を奮わせるものがある。打たせても、送らせても、いつも何らかの仕事を果たす。この試合を終わって、川相の成績は7打数2安打3犠打。実に5割もの確率で結果を出しているのだ。これ程の選手をここまで僅か10回しか打席に立たせていない落合監督の何と罪深い事か

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