200勝

August 04, 2008 22:27

山本昌200勝◆D5−1G◆
200勝へ王手をかけた山本昌だったが、初回、先頭の鈴木尚にいきなり二塁打を浴びると、一死後、ガッツに犠飛を許して、先制点を献上。1点を追う中日は2回、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにデラロサの3号ソロで追い着くと、3回には中村紀のタイムリーで勝ち越し。更に、5回には川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに井端が4号ソロをぶち込んで、巨人先発・木佐貫をKO。2番手・西村健は一死一、三塁のピンチを作ると、ベンちゃんにタイムリーを浴び、更に、二死後、ボークを犯して、5点目を献上。山本昌は2回以降、巨人打線に付け入る隙を許さず、8回までゼロを並べる好投を展開。9回のマウンドにも上ると、一死から代打・マッスル千代の富士にポテンヒットを許したものの、ガッツ,寿司職人ラミレスと打ち取って、史上24人目となる通算200勝を飾った

王手即200勝を達成した山本昌を真っ先に駆け寄った立浪を初めとするナインが歓喜の胴上げ。後半戦最初の登板は当然、現役復帰した川相をバックに投げられると思っていたであろう山本昌は無惨にその期待は裏切られながらも、いつまでも引きずっている訳にもいかないと開き直った投球で巨人打線を翻弄。岩瀬が北京に拉致された状況で、最後までマウンドに上り続け、見事に今季初完投で快挙を達成。42歳11ヶ月での達成は史上最年長だ。打線も川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにデラロサ,井端と言った短距離打者にやぶれかぶれの一発が飛び出し、何とか援護を果たした。

◆YB6−3T
初回からいきなり関本の5号3ランで3点ビハインドとなった横浜だが、その裏、二死から振り逃げで出た内川を吉村のタイムリー三塁打で返すと、2回には石井タクローの2号ソロで1点差。5回には二死一、三塁から内川,吉村,ビグビーのクリーンアップが3連続タイムリーを浴びせて、一気に逆転。阪神は2回以降、二塁を踏む事すら出来ず、反撃の糸口を掴めない儘、ゲームセット。横浜先発・ハマのチンピラは8回3失点で4勝目。

伊集院光の弟子・金村は初回から3点のリードを貰いながら、5回もたずに6失点KOの体たらくでまたも移籍初白星ならず。昨日はあれだけ爆発した打線も僅かに5安打と沈黙。連続打席安打の期待も懸かったキュラソ星人も連続安打どころかあえなく4タコに終わった。横浜は村田不在のクリーンアップが5打点と活躍。故障あがりの石井タクローが一発を放てば、ハマのチンピラも8回を投げて勝利投手とベテラン勢も奮起した。

◆C12−11S◆
初回、オチョア,栗原の連続タイムリーで2点を許したヤクルトだが、直後の2回、福地の2点タイムリーで一気に追い着くと、続く3回には田中がタイムリーを放って、勝ち越しに成功。1点を追う広島はその裏、畠山のエラーをきっかけに石原が同点タイムリーを浴びせると、続く5回にはオチョア,シーボルのタイムリーで2点を勝ち越し。それも束の間、ヤクルトはシーボルのエラーで無死一塁となった所でガイエルが11号同点2ラン。続く6回には二死二、三塁から田中がこの日4安打目となる2点タイムリーを浴びせると、続く野口がタイムリー三塁打を放って、3点を勝ち越し。7回には飯原,ガイエルのタイムリーで10点目。これで決まったかと思いきや、広島は8回、死球を挟んで6連打で5点を返し、一気に同点。なおも無死一、三塁の場面で登場した求道者・前田が8球粘って右中間を深々と破る怒りのタイムリーエンタイトル二塁打を放って、ついに勝ち越し。更に、東出がスクイズを決めて、この回一挙7点。ヤクルトは9回、守護神・永川から飯原のタイムリーで1点差まで詰め寄ったものの、反撃もここまでだった。

山本昌の200勝さえなければ、間違いなく見出しに持ってきたであろう試合。両軍合わせて39安打23点の大乱打戦となったが、とにもかくにも5点差を跳ね返した8回の広島の猛攻が凄かった。しかも、勝ち越し点を叩き出したのが、粘りに粘った求道者・前田の怒りのタイムリー二塁打であった辺り、実に熱い。ブラウン監督はこれで求道者・前田はやはりスタメンでなく代打の方が使えるな…などと都合のいい勘違い…と言うか、意図的に誤った解釈でまた長期に渡ってスタメンから外すのではないか…と言う危険が高まったのは非常に心配ではあるのだが…。

◆Bs3−4H◆
南海は初回、先頭の本多がヒットで出ると、仲沢の犠打,松中のセカンドゴロで三進。ここで小久保がタイムリーを放って、1点を先制。3回には一死から仲沢が二塁打を浴びせると、続く松中がレフト前へ弾き返して、2点目を追加。南海先発・ホールトンの前に4回までノーヒットと沈黙していた偽バファローズは5回、先頭の日高がチーム初安打となる10号ソロを放り込み、ようやく1点。7回には2番手・三瀬に対して、一死一塁から代打で登場した破戒僧・清原がセンター前に復帰初安打。ここで代わった高橋秀から代打・相川が同点タイムリー二塁打を浴びせると、続く坂口がスクイズを決めて、勝ち越しに成功。追いかける立場となった南海は直後の8回、二死二塁から小久保のタイムリー二塁打ですかさず同点。3−3で迎えた土壇場9回、南海は一死から辻が三塁打で出ると、代打・長谷川のセカンドゴロの間に勝ち越しのホームイン。その裏、守護神・馬原が3人でピシャリと締め、逃げ切った。

破戒僧・清原が待望の初安打を放ち、それを生かして、見事に逆転を果たした偽バファローズだったが、リリーフ陣が粘り切れずに白星に結び付ける事は出来ず仕舞い。クリーンアップトリオが11タコとブレーキだったのも痛かった。対照的に南海は松中が2安打1打点,小久保が2安打2打点と主軸がきっちり仕事を果たした。先発・ホールトンは三瀬に白星を消されたものの、6回を2安打1失点の好投で試合を作ったのも大きかった。

◆E2−6F
今度こそプロ初勝利を掴みたいルーキー・長谷部は2回まで無失点とまずまずの立ち上がりを見せたが、3回、金子誠,劇団ひちょりの連打を浴びた所であえなくKO。代わった青山に対して、日本ハムは陽が送った後、田中の犠飛,小谷野のタイムリーで2点を先制。2点を追う楽天は5回、先頭の中島が5号ソロを叩き込み、1点差と詰め寄ると、二死二塁から高須がタイムリーを放って、試合は振り出しに。しかし、直後の6回、一死三塁からフェルナンデスが痛恨のタイムリーエラーを犯し、勝ち越しを許すと、更に、高須のダブルエラーで一、三塁となった所で金子誠に犠飛を打ち上げられて、この回2失点。日本ハムは8回には劇団ひちょり,9回には糸井にタイムリーが飛び出し、ダメ押し。最後はセーブのつかない場面ながらも、守護神・MICHEALが3人でピシャリと締め括った。

またも長谷部が背信投球でプロ初白星ならず。相変わらず、惜しくも何ともない内容だったが、とは言え、3回途中まで(4安打浴びたものの)無四球無失点の段階での交代はあまりにも早過ぎた気がする。何か故障でも発生したのだろうか? 日本ハムはここ6打席で5三振と大ブレーキの呪われた助っ人・ボッツがスタメン出場し、久々のヒットを放ったが、全く得点には絡まず。第3打席でフェルナンデスの勝ち越しタイムリーエラーを呼び込んだが、勿論、ボッツが貢献した事にはならない。

◆L16−2M◆
西武打線が序盤から大爆発。初回、ボカチカの14号3ラン等で4点を先制すると、続く2回には無死満塁からまたもボカチカが2打席連続の15号グランドスラムをぶち込んで、ロッテ先発・清水は早くもKO。止まらない西武打線は3回には礒?の4号ソロ等で2点,4回には中村が25号2ランを叩き込むと、更に、5回には代打・平尾の今季初アーチ等で2点を追加。8回には中村がこの日2本目となる26号2ランを放って、ダメ押し。投げては先発・岸が8回まで散発2安打無失点の好投。9回二死から新里を歩かせた後、竹原に2号2ランを放り込まれて、完封は逃したものの、今季3度目の完投で8勝目。

西武がリーグタイ記録の5イニング連続アーチを叩き込むなど、ロッテ投手陣を粉砕。昨日は中島,G.G.佐藤の不在を感じさせたが、この日は二人の不在を補って余りある大爆発だった。特に、2回にして7打点をあげたボカチカは圧巻だったが、それにしても清水があまりにも酷過ぎた。打線も途中出場の竹原が2安打2打点気を吐いた以外はチームトータルで僅かに1安打に抑え込まれる完敗だった。

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