田中賢介.

May 18, 2008 21:46

◆G6−3C◆
求道者・前田がまたまたスタメンから外されると言う恐れていた事態が発生し、落胆の色を隠せないルイスは初回、先頭の亀井に痛打されると、坂本の犠打を処理して、一塁へ悪送球し、一、三塁のピンチ。ここからガッツに先制タイムリーを浴びると、続く寿司職人ラミレスには右中間スタンドへ3ランを放り込まれて、悪夢の4失点。しかし、直後の2回、小窪のタイムリー二塁打で1点を返すと、3回にはルイスが自ら一発を叩き込み、2点目。更に、5回には二死一、二塁からオチョアにタイムリーが飛び出し、木佐貫をKO。なおも一、三塁のチャンスだったが、代わった西村健の前に栗原がショートライナーに倒れて、同点ならず。2回以降立て直したルイスと,西村健の好投で試合は膠着状態となったが、100球越えるとやたらと代えたがるブラウン暗黒采配により、ルイスは7回で降板。すると、8回から代わった岸本が代打・松田記者にタイムリーを浴び、致命的な2点を献上。土壇場9回、マウンドに上がったクルーンは昨日の雪辱を晴らす三者三振の快投を展開し、巨人が辛くも逃げ切った。

1点を争うタイトな展開だったにも拘わらず、求道者・前田は悪夢のフル欠場。幾らでも代打で起用する機会はあった筈だが…。余力十分のルイスを8回に下ろすくらいなら、7回にルイスを打たせずに代打を送れと! あれでは何の為にルイスを引っ張ったんだか分からない。しかも、何故あの状況で2番手が岸本なのか? 4回には昨日成功したからと調子ぶっこいてダブルスチールを仕掛けて失敗するなど、ブラウン暗黒采配に歯止めがかからない。大体、昨日と違い、二塁走者がシーボルって段階が無茶ってモンだ。一方、巨人は初回に4点も貰いながら、木佐貫が勝利投手の権利まであと一人と言う所でKOとなる体たらく。リベンジを果たしたクルーンを初め、西村健,豊田とリリーフ陣の好投に救われた。

◆D6−5YB◆
川相不在の上、守護神・岩瀬が5失点の大炎上となるショックから癒えない中日に対して、横浜は2回、鶴岡のタイムリーで先制すると、3回には二死一、二塁からビグビーのタイムリー二塁打で2点目を追加。横浜先発・ウッドの前に6回まで散発2安打と沈黙していた中日だが、7回、李,T.ウッズ,ベンちゃんの3連打で一気に同点とし、ウッドをKO。代わった吉見に対して、一死一、二塁となった所で谷繁がタイムリー二塁打を浴びせて、勝ち越し。更に、代打・立浪が歩いた所で荒木が2点タイムリー二塁打を放ち、この回、一挙5点。しかし、直後の8回、横浜は二死二、三塁から吉村に10号3ランが飛び出して、一気に同点。土壇場9回、中日は同点ながら岩瀬を投入。昨日の悪夢を振り払う様に岩瀬は3人でピシャリと抑えると、その裏、ヒットの荒木が犠打と内野ゴロで三進。ここで横浜はT.ウッズを敬遠し、一塁を埋めるも、何故か、満塁策を取らずに、この日2安打のベンちゃんとの勝負を選択。しかし、これが裏目に出て、ベンちゃんのセンター前ヒットでサヨナラ負けを喫した。

背信投球が続いていた中田が久々に好投。珍しく集中打で逆転といい形で試合を進めていたが、中継ぎ陣が崩壊。あわやと言う危機を救ったのは、やはり守護神・岩瀬だった。同点の場面であえて岩瀬を起用した辺り、落合監督にも期する所があったのだろう。そもそも、川相を復帰させていれば、こんな無駄に苦しむ必要はないのだが…。横浜は吉村の起死回生の一発も空砲に。リリーフ陣の層の薄さに泣いた。岩瀬が出て来ている以上も、横浜もはーちゅんを投入するべきだったか…。

◆T2−3S◆
ついに4番からガイエルを外し、畠山を大抜擢するテコ入れを図ったヤクルトは初回、ヒットの福地を田中が送って、二死二塁。早速チャンスで回ってきた畠山だが死球を食らって一、二塁となると、5番降格となったガイエルがセンター前へ先制のタイムリー。更に、宮本が歩いて満塁となったが、武内がレフトへ打ち上げて、三者残塁。続く2回にも二死満塁のチャンスを作って畠山に回したが、ショートゴロに倒れて、またも三者残塁。拙攻続きで嫌なムードになりかけたが、続く3回、一死一、二塁から衣川にタイムリーが飛び出し、2点目を追加。増渕の前に再三走者を出しながら、攻めあぐねていた阪神だが、6回、新井,キュラソ星人の連打で二、三塁とすると、悠久の若虎・桧山の犠飛でまず1点。更に、続く鳥谷がレフト前へタイムリーを放ち、同点。なおも追加点のチャンスだったが、矢野はショートゴロゲッツーに倒れて、2点止まり。阪神は7回一死二塁,8回二死一、二塁と勝ち越しのチャンスを悉く逃し、2−2の儘、土壇場9回へ突入。阪神は5番手としてウィリアムスを投入するが、先頭の伏兵・福地によもやの一発を被弾し、勝ち越し点を献上。その裏、守護神・林に対して、先頭の関本がこの日3本目となるヒットで出るも、代打・葛城イクローはセンターフライ。続くシャア少佐は最悪のショートゴロゲッツーに倒れて、ゲームセット。阪神の連勝は4でストップした。

5連勝で交流戦を迎えたかった阪神だが、ウィリアムスが福地によもやの被弾。今季無失点のウィリアムスを責めるより、再三のチャンスを生かせなかった打線の方が問題だろう。一方、ヤクルトは4番を外されたガイエルが意地の先制タイムリー…後、4打席凡退。これでは即4番復帰とはいかないか? それにしても、いきなりの畠山大抜擢は驚いた。しかし、最終打席で二塁打を放ったものの、走者がいる場面で回ってきた4打席で3タコ(1死球)と、4番としての活躍は出来なかった。

◆H3−4F◆
2回、無死満塁のピンチを切り抜けたソフトバンクはその裏、二死から松田が二塁打で出ると、長谷川が3号2ランを放って、2点を先制。しかし、直後の3回、日本ハムは田中のタイムリーと大場の暴投であっさり同点。追いつかれたソフトバンクは3回二死一、三塁,4回一死三塁と勝ち越しのチャンスを悉く逃してしまう。すると、日本ハムは5回、ヒットの稲田を一塁に置いて、またも田中が勝ち越しタイムリー二塁打を浴びせて、大場をKO。更に、一死三塁となった所でスレッジが犠飛を打ち上げ、4点目。2点を追うソフトバンクは6回に3四死球で一死満塁とすると、長谷川のショートゴロの間に1点を返し、1点差。続く7回には一死から川崎がヒットで出ると、松中がセンターオーバーの二塁打。一気に本塁を狙った川崎だが、惜しくも本塁憤死。続く小久保が2打席連続の死球で繋いだが、柴原はショートゴロに倒れて、同点ならず。3−4の儘、迎えた土壇場9回、戦線離脱中のMICHEALに代わり、抑えを任された武田久に対し、ソフトバンクはヒットの本多を川崎が送って、一死二塁と一打同点のチャンス。しかし、松中,小久保の3,4番が倒れて、あと一歩及ばなかった。

持病の一発病は出なかったものの、制球に安定を欠き、5回もたずに4失点KOとなった大場は4敗目。開幕当初の鉄腕ぶりはすっかり陰を潜め、クオリティスタートをクリアする事すらままならなくなっている。1回だけ登板を飛ばして、二軍で再調整した方がいいんじゃないかとも思うのだが、そんな余裕もないチーム事情だけに何とか持ち直して貰いたい所だ…とか書いてたら、本当に二軍落ちらしい。入れ替わりで来るのは新垣か?

◆E3−7L◆
今季初先発となるミャオは立ち上がりから無死満塁の大ピンチを迎えると、山崎武には押し出し四球を与えて、先制点を献上。続くショートには犠飛を許して、この回2失点。3回には山崎武にタイムリー二塁打を浴び、3点目を献上。一方、3回まで1安打無失点と好投していた田中だったが、4回、中島,ブラゼル,G.G.佐藤と3連打を浴びて、1点を許すと、一死満塁となった所で銀仁朗には走者一掃の逆転タイムリー二塁打。更に、礒?,片岡にも連打を浴びて、ついにKO。西武は更に、栗山,中島も続いての5連打で、この回、一気に7点を奪うビッグイニングを形成。楽天は8回に二死一、三塁のチャンスを作り、ミャオをKOしたものの、代わった星野の前に中島が三振に倒れて、二者残塁。9回はあえなく三者凡退に終わり、3タテを逃した。

先発投手が田中とミャオとあっては、楽天の勝利は堅いと思われたが、3点のリードを貰った田中が突如の火だるま。田中は簡単に降板させられない存在ではあるとは言え、引っ張った分だけ失点を増やす事に…。5回以降、青山,松本が無失点リリーフを展開しただけに勿体ないイニングだった。ミャオは6四球の荒れ球が逆に奏功。三振ゼロの打たせて取る粘り強い投球が光った。

◆M3−11Bs◆
暴言を吐いた訳でもないのに、振り返って睨んだだけで退場させられた上、1試合出場停止処分を食らったローズを欠く偽バファローズは、初回にズレータのタイムリーで先制されるも、3回、大引がレフトスタンドへ3号ソロを放り込み、同点。続く坂口も三塁打を放って、勝ち越しのチャンスを作ったが、後続3人があえなく凡退し、坂口は三塁に釘付け。1−1の儘、迎えた7回、偽バファローズは一死から後藤,日高の連続二塁打で勝ち越しに成功。更に、大引がタイムリーを放つと、坂口が歩いた後、村松が走者一掃のタイムリー三塁打を浴びせて、清水をKO。代わった相原からカブレラも犠飛を打ち上げ、この回、一挙5点を獲得。完全に流れを引き寄せた偽バファローズは続く8回にも濱中の一発等、5長短打を集中し、4点を追加し、試合を決定付けた。

偽バファローズがローズを欠きながらも、昨日の鬱憤を晴らす打線爆発で快勝。交流戦前の最下位脱出はならなかったが、いい形で臨む事が出来そうだ。一方、心配なのはロッテ。6回まで好投していた清水も終わってみれば、6失点。渡辺俊,小野に続いての無惨なKO劇となった。先発投手陣の安定感で大崩れせずに上位をキープするチームだけに、ここに来ての先発陣の相次ぐ乱調は頭の痛い所だ。

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