片山博視下山真二

July 02, 2008 23:50

◆G7−5S◆
0−0で迎えた4回、巨人は先頭の寿司職人ラミレスが二塁打を浴びせると、松田記者の犠打で三進。岩舘が死球を食らった所で、移籍初スタメンに起用された鶴岡が先制タイムリー。更に、続く坂本もタイムリーを放ち、2点目。ようやく援護を貰ったバーンサイドだが、直後の5回、ウィルソンに来日初アーチを被弾。続く6回にはキムタクのエラーをきっかけにピンチを作ると、畠山に同点犠飛を許して、この回限りで無念の降板。続く7回には復帰後2度目のリリーフ登板となった上原がいきなりウィルソンに二塁打を浴びるも、続く川本のバントを素早く処理して三塁でウィルソンを刺す好プレー。続く代打・ユウイチを空振り三振に取り、ピンチは脱したかに思われたが、川島慶を歩かせると、続く宮本にタイムリーを浴びて勝ち越し点を献上。その裏、表の攻撃で代打を出された村中に代わって登板の松岡に対して、巨人は先頭の代打・マッスル千代の富士がライト前ヒット。ここでキムタクがフェアゾーンに転がせないヘッポコバントを連発した挙げ句の強攻策でレフト前にポトリと落ちるヒットを放ち、一、二塁。ここで今度は古城がキャッチャー前へ打ち上げるヘッポコバントをかますと、続く寿司職人ラミレスのライト前ヒットで三塁を蹴ったマッスル千代の富士が川島慶の好返球の前に楽々タッチアウト。続く松田記者は投手前の凡ゴロに倒れて、二者残塁…と思いきや、松岡が一塁へ痛恨の悪送球。この間にキムタクの生還を許して、村中の白星を無惨にも粉砕。追い付かれたヤクルトは直後の8回、一死一、三塁から飯原のタイムリーで勝ち越すと、更に、上原の暴投で5点目。これで決まったかと思いきや、その裏、巨人は一死一、三塁からマッスル千代の富士のタイムリー,キムタクの犠飛で追い付くと、更に、古城が3号2ランを叩き込んで、勝ち越しに成功。土壇場9回、守護神・クルーンに対して、ヤクルトは2本のヒットで一死一、三塁とチャンスを掴んだものの、代打・ガイエル,田中と打ち取られ、あと一歩及ばなかった。

2回3失点と不甲斐ない投球だった上原だが、まさかこんな形で今季初白星を手にする事になろうとは…。あれだけヘッポコバントを繰り返していて勝てたのは正に僥倖と言う他ない。村中の白星を悪送球でぶっ潰した松岡には大いに猛省して貰いたい。横浜から移籍の鶴岡は2安打1打点と上々の巨人デビュー。この所、打率が落ちる一方だった坂本も久々の猛打賞と奮起。あの男が一軍復帰間近と言う事だが、万が一にもショートの座を渡す事のない様、踏ん張って欲しいものである。

◆T4−3D
初回、キュラソ星人のタイムリーで先制した阪神は続く2回には関本のタイムリーで1点を追加。3回に荒木の2点タイムリーで追い付いた中日だが、その裏、二死一、三塁のピンチで岩田のセカンドゴロを荒木が自らの同点打を帳消しにするタイムリーエラーを犯し、勝ち越し点を献上。1点を追う中日は4回二死一、二塁,5回二死満塁のチャンスを悉く逃すタイムリー欠乏症を露呈。しかし、6回、相次ぐ拙攻に川相不在では一発に賭けるしかないと言う思いを強くしたデラロサが2号ソロを叩き込み、再び同点。中日は8回に二死一、二塁,9回にも二死一、二塁のチャンスを掴みながら、あと一本が出ない拙攻三昧。すると、その裏、阪神はT.ウッズのエラーで二死一塁のチャンスを作ると、代打・葛城イクローのタイムリー二塁打で劇的なサヨナラ勝ちを飾った。

今日も今日とて怒濤の拙攻拙守で大惨敗を喫した中日。阪神との差は8.5と開く一方だ。また優勝もしてないくせに、アジアシリーズ出場権だけはかっさらって、日本一とアジア代表を履き違える様な展開を狙ってるんじゃあるまいな。まだ優勝する気があるならば、今からでも名手・川相の現役復帰を真剣に考えて欲しいものである。一方、実は14残塁と中日以上の拙攻だったが、サヨナラ勝ちで帳消しにした阪神。新人王を狙う岩田の白星は無惨に潰されてしまったのは残念だが、とりあえず、吉見が初黒星を喫してくれたのは不幸中の幸いだ。、

◆YB4−3C◆
5割にリーチをかけていると言うのに、ブラウン監督はまたも求道者・前田をベンチに軟禁。落胆の色を隠せない広島に対して、横浜は初回、二死走者なしから内川の二塁打,村田の四球の後、ビグビーのタイムリーで先制すると、続く金城はライトスタンドへ6号3ランを叩き込み、早くも4点のリード。1,2回とチャンスを潰してきた広島だが、3回、オチョアのタイムリーで1点を返すと、続く4回には東出の犠飛,代打・緒方のタイムリーで2点を返し、1点差。5回には先頭の嶋が二塁打で出るも、後続3人が凡退。以降、チャンスらしいチャンスを掴めずに1点差で敗れた広島は借金完済のチャンスを逃した。

求道者・前田幽閉策に反発する長谷川が高橋のごとく意図的な背信投球で5割到達阻止を図ったが、あっと言う間に見抜かれて、1回限りで降板させられてしまった。しかし、1点差まで詰め寄ったものの、初回の4点が大きくモノを言い、何とか5割到達阻止には成功。求道者・前田をスタメンで起用せずに借金完済を狙おうなど虫のいい話である。一方、入団前から名手・川相を崇拝していたナイスガイ・・真田は横浜3番手として登板し、移籍初白星を飾った。ところで、先発で起用する話はどうなったのか?

◆Bs7−6H◆
初回、ソフトバンクは四球で出た本多が川崎のサードゴロで二進すると、続く松中のセンター前ヒットで先制のホームイン。18度目の登板にして、来日初先発となったホールトンは5回まで無失点の好投を見せていたが、6回、突如崩れて、一死から坂口,カブレラ,ローズと3連打で一瞬にして逆転を許すと、続く北川を歩かせた所で無念のKO。代わった久米も二死後、フェニックス一輝,後藤と連続二塁打を浴び、この回大量5失点。偽バファローズは続く7回にもカブレラの14号ソロで1点を追加。5点を追うソフトバンクは直後の8回、怒濤の5連打で4点を返し、1点差まで詰め寄ると、土壇場9回には川崎が同点犠飛を打ち上げ、延長に持ち込んだ。迎えた10回、ソフトバンクは無死一、二塁と絶好の勝ち越しのチャンスを作るが、的山がセカンドゴロゲッツーに倒れる最悪の展開。続く長谷川もセカンドゴロに倒れて、勝ち越しならず。すると、その裏、偽バファローズは一死一、二塁から下山がレフト前へタイムリーを放ち、サヨナラ勝ちを収めた。

折角、土壇場で5点差を追い付いたソフトバンクだが、あと少し踏ん張りきれず、無念のサヨナラ負け。2回から7回まで僅かに1安打と打線にエンジンがかかるのがあまりにも遅過ぎた。偽バファローズ戦にはやはり、パウエルを投入して欲しいものなのだが、突如、先発に抜擢されたホールトンは6回でKOながらも、5回まではまずまずの好投で次回にも期待がかけられそうな内容だったのは収穫だ。

◆F6−8L
初回に1点ずつ取り合って迎えた2回、西武は四球2つに犠打と犠飛でノーヒットで勝ち越しに成功。更に、続く片岡のタイムリーの後、栗山が6号2ランを叩き込み、一輝に4点のリード。日本ハムは3回に田中の2点二塁打で応戦するが、西武は5回、G.G.佐藤,細川のタイムリーで2点を奪い、再び4点差。続く6回にも中島のこの日2本目となる15号ソロで1点を追加。その裏、スレッジのタイムリーで1点を返した日本ハムは8回には暴投にエラーと西武の守備の乱れに乗じて2点差まで詰め寄り、なおも一死一、二塁と一発逆転のチャンスを作ったが、反撃もここまで。鶴岡,金子誠と連続三振に倒れて、チャンスを逸すると、9回もあえなく3人で倒れて、万事休す。

日本ハムは連夜の粘り及ばず、痛い連敗で奪首どころか首位・西武との差は3にまで開いてしまった。グリンは両リーグトップ独走の11敗目だ。復帰2戦目の劇団ひちょりはまだ覚醒には至らず、4タコ。田中が4安打の大爆発だっただけに、悔やまれるブレーキだ。交流戦で調子を落としていた西武だが、効果的な一発が飛び出すなど、打線はすっかり復調。投手陣はまだピリッとしないが、それを補って余りある打線の勢いがチームを立ち直らせている。

◆E4−0M◆
楽天先発・片山は荒れ球が幸いして、的を絞らせず、7回まで2安打無失点の好投を展開。一方、ロッテ先発・大嶺も負けじと6回を2安打無失点に抑えていたが、7回、フェルナンデス,山崎武と連打を浴びると、ショートに犠打を許して、二、三塁のピンチ。ここで高須にタイムリーを浴び、ついに先制点を献上すると、これでガックリきたか、続く横川に3号3ランを叩き込まれて、無念のKO。一気に4点のリードを貰った片山は残り2回も無難に抑え、プロ初勝利を完封で飾った。

ノムさんの秘蔵っ子・片山が2度目の先発登板で散発3安打完封と言う見事な内容で花を開かせ、貯金消滅の危機を救った。今季初先発の大嶺もよく投げたが、あと一歩粘りきれずにプロ初勝利を掴むどころか、初黒星を喫する事に…。なまじ拮抗状態が続いていたので、交代機を失ってしまった感じだが、今回の片山と当たってしまったのが不運と言うしかない。この内容ならば、次の先発のチャンスも貰えそうなので、今度こそ白星を掴んで欲しいものだ。

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