桑田真澄

November 01, 2010

11/1沢村 相変わらずの裏工作が決まり、沢村の一本釣りに成功した巨人。沢村は大学時代にも付けていたエースナンバー「18」を希望。巨人の「18」はここ50年で藤田元司,悪太郎・堀内,桑田真澄と一時代を築いた3人しか付けていない神聖な番号であり、桑田の退団後は見合う選手が一向に現れない為に、現在、4年間空番となっている。「18」を背負うとなれば、長期に渡って、エースとして君臨し、背番号を守り続けなければならないとあって、沢村の希望に対して、巨人がどう出るのか注目していたが、実際に提示された番号は「15」。清武代表は永久欠番となっている沢村栄治の「14」を引き合いに、「沢村栄治を1つ越えると言う意味で『15』を背負って欲しい」などと上手い事を言ったつもりの様だが、最近の巨人で「15」をつけた選手と言うと…

2010年:木村正太…「15」をつけてからは一軍登板なし。
2006〜2008年:辻内崇伸…未だに一軍出場なし。
2005年:後藤光貴…シーズン途中、河原とトレードも殆ど二軍暮らしでオフに西武に逆戻り。
1995〜2005年:河原純一…輝いた年はあったが、巨人通算25勝で西武に放出。
1992〜1994年:小原沢重頼…僅か3勝でロッテ移籍。
1979〜1990年:山倉和博…何故かMVP捕手だが、数字的には特筆すべきものはなし。
1972〜1977年:横山忠夫…僅か12勝でロッテ移籍。
1962〜1971年:城之内邦雄…1年目から24勝し、通算141勝。引退後、ロッテで現役復帰。

…と、投手で実績があるのは、約40年前の城之内くらいで、あまり大成しないイメージの番号なのである。あと、何故か、ロッテ移籍者が妙に多い…。まだ「19」とかの方がいいんじゃないかと思うのだが、結局、「沢村栄治を1つ越える」と、無理矢理こじつけたいが為に「15」にした訳だよなぁ…。その理屈で言うと、背番号がでかい程、より沢村栄治を越える期待を抱かれている事になってしまうし、こういう理由で「15」を与えると言う事は沢村には沢村栄治を越えるまで(沢村栄治は実働期間が僅か5年と短く、球団創世記のエースで故人と言う数字だけでは語れない「伝説」の存在なので、どれだけ白星を積み重ねても越えられない…つまり、実質、半永久に)「15」で頑張ってくれ…とも聞こえかねないのだが、清武代表は一応、「『18』は力で勝ち取って貰いたい」と付け加えており、実績次第で将来的に「18」を与える可能性を示唆してはいる。藤田氏も悪太郎も共に1年目は「21」で、それぞれ17勝,16勝と結果を残して、2年目から「18」を獲得しているからだ。沢村もとりあえず、来年、新人王級の働きをすれば、もしくは…と言う所だろうか。こういう話を聞くだに、1年目から「18」を貰った桑田に対する評価と期待がいかに高いものだったかを改めて思い知らされる気がする…と言う、実は桑田プッシュの記事でありましたとさ。

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March 27, 2008

 桑田が突如の現役引退表明。にわかには信じられず、しばし呆然としてしまった。最初、この報せを確認したのが、「筑紫哲也NEWS23」の番組内で引退を示唆する様なコメントを残した…と言う小さな記事だったので、本当に引退するつもりなのかは微妙と言う印象だったのだが、残念ながら、それは事実であった。再起を懸けて臨んだ今年のオープン戦では5度の登板で5回を1失点、白星も1つ手にした。それでも開幕メジャーはギリギリ当落線上ではあったが、純粋な戦力以外の面でも高評価を受けていたし、開幕メジャーがダメでも長いシーズン中に桑田が頼りにされる時は必ず来る筈だと思っていただけに、このタイミングでの引退表明は正に、青天の霹靂だった。結局、決定的だったのは開幕メジャーが果たせなかった事らしい。「今年はそういう(マイナーからの昇格を目指すと言う)気持ちはなく、メジャー一本しか考えていなかった」との事なのだが、確か開幕マイナーでも現役続行と言うコメントも発していた筈…。あれは果たしてリップサービスだったのか、それとも心変わりしてしまったのか…。「僕は自然の流れにずっと任せてきた。流れと言うものに、逆らっちゃいけない」と言っているが、開幕マイナーと言う事実を引退への天命と受け入れたと言うより、心を折られてしまった様な印象を受けた。今年の桑田はオープン戦で打ち込まれた訳ではなく、力不足を痛感させられたとも思えないのだが、これ以上、マイナーで頑張り続ける気力を断ち切られたと言う感じ。「燃え尽きた。ここまで頑張ってこれたと言う感じ。開幕メジャーを目標にしてやってきたが、マイナーは若い選手がプレーする場所。思い残す事もなく、小さい頃から野球にいっぱい幸せを貰い、いい思いをさせて貰った。ちょっとゆっくりしたい」と言う引退会見のコメントがどこまで本心なのかは分からない。オフに手術を受けてまで再起を誓い、ここまで食らい付いてきた桑田だけに徹底的に足掻き、挑み続けて欲しかったと言う気持ちで一杯なのだが、よくぞここまで頑張った、お疲れ様…と言ってあげたい。ああ、これで現役藤田チルドレンは正真正銘の全滅か…。まさか破戒僧・清原より先に引退とは…。こうなると、川相と桑田が共に手を取り、巨人を立て直す日が来るのが待ち遠しいね。それにしても、桑田クラスの投手がこういう形でユニフォームを脱ぐのは寂し過ぎる。巨人は何らかのセレモニーの場を用意してあげて欲しいものだが…。

不惑 桑田・清原と戦った男たち
試練が人を磨く 桑田真澄という生き方 (扶桑社文庫 く 8-1) (扶桑社文庫 く 8-1)
投手・桑田真澄の青春
こぼれ落ちた一球―桑田真澄、明日へのダイビング
桑田真澄―ピッチャーズバイブル18
BBM桑田真澄伝説 2007 (2007)

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August 19, 2007

 パイレーツから戦力外通告を受け、去就が注目されていた桑田だが、正式に退団する事が決定した。ウェーバー公示され、獲得を表明する球団はゼロ。パイレーツ側は桑田の若手への影響力がプラスに繋がると考え、僅か3週間後に閉幕となるにも拘わらず、傘下の3Aインディアナポリスでのマイナー契約を打診したがープン戦で痛め、完治しきっていない右足首の状態が思わしくない事もあり、桑田は「右足首がいっぱいいっぱい。痛い状態で通用する世界ではない。今年はプレーしないと決めていた」と、治療に専念したい意向を示し、これを固辞。トレーシー監督は「桑田と言う人物は、グラウンドの外でも球団にとって非常に価値のある人だと思う」と語っており、守護神マット・キャップス投手を初め、桑田をよき先輩と慕う若手投手も多い。対日本のビジネス要素も加味し、現役か引退か、いずれを選んだとしても、桑田との繋がりを断ち切りたくないパイレーツ側は桑田の退団への固い意思を尊重しつつ、シーズン終了まで保有権の残る「制限リスト」登録を打診。今季残り42試合分の年俸約1440万円を返上する事で、プレーの義務を生じないこの提案に対して、桑田は快く合意した。現在、ピッツバーグに滞在中の妻子は19日に帰国予定だが、桑田も挨拶回りや身辺整理等を済ませた上で数日遅れて、帰国する模様。来季の去就については「今は何も考えていない。焦って決断することではない。まだ8月だし、時間はたっぷりある。日本に帰ってから、自分の体に相談しながら、ゆっくり考えたい。何らかの形で野球には携わっていくだろう」と結論を保留した。日米通算2000奪三振まで、僅か8と迫っているが、「大事なのは過程。達成したら偉いとか、作れなかったらダメというものではない」と、記録の為だけに現役続行する方針はないとの事だ。

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August 15, 2007

 ついに悪夢の時がやってきた。前日、5失点の大炎上となった桑田に対して、トレーシー監督が近日中のマイナー降格を示唆する様なコメントを残していたが、この日のメッツ戦の試合開始前、戦力外通告を下されてしまった。開幕直前に審判と激突するアクシデントに見舞われ、重傷を負いながら、驚異的な回復を見せて、メジャーに這い上がった桑田はここまで全てリリーフで19試合に登板。デビュー当初は得意のカーブに加え、トレーシー監督からも「ストライク・スローイングマシン」と称される程の制球力を武器にメジャー打線を翻弄する場面も見られ、対日本人野手は無安打に抑え込んでいたが、7月以降、生命線とも言える制球力に甘さが見え始めると、連打される場面も多く、0勝1敗で防御率は9.43の成績で白星を挙げる事は出来なかった。弱体先発陣が早めに崩れる事が多いなど、登板時期が読めない。連投を強いられたかと思えば、1週間以上も登板がなかったりと、登板間隔も不規則になりがち…。ずっと先発でやってきた桑田にとって、不慣れな中継ぎを続ける事は、調整に苦しみ、想像以上に体にも負担をかける事になっていた。桑田の経験を高く評価し、かばい続けてきたトレーシー監督だが「最初の姿に戻って欲しいと思ったが、悪循環に入ってしまった」と上位進出も望めないチーム状況で若手中心に切り替えざるを得なくなった事に顔を曇らせた。また、桑田の最大の理解者と言われるコルボーン投手コーチも「桑田はチームに多くのものを与えてくれ、私も特別な思いで接していた。どんな時でも彼の存在は私の側にある」と、別れを惜しんだ。この後、桑田は10日間ウェーバーにかけられるが、時期的に優勝を争う上位球団は勿論の事、下位球団もパイレーツ同様に若手主体の構成に切り替えるタイミングである事から、獲得に乗り出す球団は恐らく出てこないと思われる。他球団から獲得の申し込みがなければ、パイレーツとマイナー契約を結ぶか、自由契約となるかを選択する事となる。会見に臨んだ桑田は「(このタイミングでの戦力外通告は)時期的に9月もすぐだし、野球界ではどこでも起こりえる事。そういう中で22年やってきたし、仕方ない。ここまで投げさせて貰えて感謝している。ケガをした事で底辺も見せて貰ったし、3Aでマイナーの経験も出来た。もう十分です。何も悔いはない。6/30に最後の打者を打ち取って勝利した瞬間が最高の思い出。あとは鈴木一朗君と対戦した時。(去就については)家族が来ているので、しばらく時間を貰って相談し、週末くらいまでに決めたい」とコメントを残しており、200勝への夢を断ち切って、現役を退く可能性を匂わせた。尚、トレーシー監督は、桑田がコーチやスカウトとして球団に残る事に関心を寄せている事を明らかにしているとの事。個人的にはもう少し現役として足掻いて欲しい所だが、将来の巨人監督候補と目される桑田だけに、アメリカでの指導者としての経験を積む事も大いに意義のある事だろう。週末の決断が注目される。

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August 14, 2007

 持ち味の制球力に陰りが見え、失点するケースが目立つなど、マイナー降格の危機に立たされている桑田が、ジャイアンツとのダブルヘッダー第2戦に登板。4点ビハインドで迎えた7回に2番手としてマウンドに上がったが、いきなり先頭のフランセンに初球を叩かれ、ライト前に弾き返されると、投手のロウリーにタイムリー二塁打を浴びて、まず1点。続くデービスにも二塁打を浴びて、無死二、三塁となった所でビスケルにはセンターへの犠飛を許して、2点目。ウィンはレフトフライに仕留めたものの、4番・フェリスにはタイムリー二塁打,そして、オートマイヤーにはライトスタンドへ2ランを叩き込まれて、この回5失点。クレスコをレフトフライに打ち取り、ようやくチェンジとしたが、ブーイングを浴びながら、マウンドを降りた桑田は「今日の敗戦は責任重大。相手に流れがある時に抑えて、流れを引き戻すのが自分の仕事だが、それが出来なかった」と、痛切な表情を浮かべた。ここまで桑田を擁護する発言が多かったトレーシー監督も「ボールが高めにいった所を打たれていた。この儘と言う訳にはいかないだろう」と、マイナー降格の可能性を示唆した。

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August 11, 2007

 桑田がサンフランシスコでのジャイアンツ戦で、3点ビハインドの7回に登板。ボンズとの対戦を楽しみにしていた桑田だが、先頭のデービスを歩かせると、続くビスケルにライト前へ弾き返され、一、二塁のピンチを迎えた所で早くも降板を命じられ、ボンズとの対決はならず。この後、代わったグラボゥがボンズに犠飛を許し、桑田の失点は1。皮肉にも、直後の8回、パイレーツ打線が大爆発し、6点を奪って逆転勝ち。この回をきっちり抑えていれば、メジャー初白星を得られた所だった

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August 04, 2007

 正念場が続く桑田だが、地元でのカージナルス戦に登板。3−3の同点で迎えた6回に2番手としてマウンドに上がった桑田は先頭のラドウィックを簡単に追い込み、見逃し三振に斬って取るも、続くモリーナにはファールで粘られた末に二塁打を浴びてしまう。マイルスをショートゴロに打ち取り、二死三塁となった所で、代打・エドモンズに敬遠を指示されると、続くエクスタインも歩かせて、満塁のピンチで打席にはハイツ田口。いつもなら、右対右で代打を送られるケースながら、日本球界のベテランである為、データを持っているだろうと、その儘、起用されたハイツ田口だが、リーグの違った桑田との対戦経験はオープン戦での僅か14打席(12打数3安打2犠打)に過ぎず、最後に対戦したのは9年も前の事とあっては、ハイツ田口の持つデータなど、さして効率的に働く筈もなかった。これまで日本人選手を悉く退けてきた自信か、徹底したカーブ攻めで立て続けに空振りを奪い、あっと言う間に2−0と追い込んだ桑田だが、メジャーでは先輩のハイツ田口はここからファールを連発して食い下がる意地を見せる。そして、カウント2−2からの7球目、桑田は一転して内角へストレートを投げ込むと、ハイツ田口は食い込まれ気味のスイングでライトへのフライを打ち上げ、三者残塁。その裏、パイレーツはポリーノに勝ち越しアーチが飛び出し、この瞬間、桑田にメジャー初勝利の権利が生まれたが、7回から桑田に代わって登板した3番手・チャコンが代わりばなプホルスに被弾し、悲願の初勝利の権利は僅か6分足らずで粉砕されてしまった。チームは延長の末、サヨナラ勝ち。桑田は「大ピンチでも楽しく自分の投球が出来た。もしかして(初勝利)と言うのはあったけど、まだ先でしょう。今日はその日じゃなかった」と苦笑いしながらも、重要な場面を無失点で切り抜けた事に満足した様子。一方、チャンスに凡退したハイツ田口は「(桑田さんのデータは)よく知らないと、監督にも一応、言ってあったんですが…」と、必要以上の期待に応えられず、ガックリしていたが、「自分を高めてくれる様な感覚はある。日本人投手の繊細さを感じる」と、桑田の投球を評価していた。

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July 29, 2007

 桑田がフィリーズ戦で15度目の登板。5−4と1点リードしているとは言え、5回無死満塁と言う大ピンチでマウンドに上がった桑田はホワイトソックスから移籍してきたばかりの井口といきなり初対戦。。「あの場面は外野フライでいい。気持ち良く打席に入った」と言う井口はカウント1−0からの2球目、センターへの同点犠飛を打ち上げら、最低限の仕事を果たした。桑田は続くコステに勝ち越しとなる3ランを被弾すると、二死後、ヒットと四球でピンチを迎えた所でロリンズには走者一掃のタイムリー三塁打を浴びて、この回、大量6点を献上。それでも続く6回には先頭打者を出しながら、2度目の対決となった井口をセカンドゴロゲッツーに仕留めるなど、無失点で切り抜けた。2回で3三振1併殺を奪ったものの、4安打3四球3失点と言う不本意な内容だった。

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July 27, 2007

 3試合連続失点でマイナー降格の噂も囁かれている桑田がメッツ戦で3番手として登板。背水の陣での連投を命じられた桑田は3点ビハインドの5回と言うまたまた負けている場面でマウンドとなったが、先頭の4番・デルガドをショートゴロ,5番・ロデューカをサードゴロとクリーンアップを次々と打ち取り、二死。続くアンダーソンは四球で歩かせ、二盗も許してしまったが、イーズリーをセンターフライに仕留めて、ピンチ脱出。1回を無安打1四球、4試合ぶりの無失点投球で何とか踏み留まった。メッツの先発はこの日で300勝にリーチをかけたグラビン。桑田は「グラビンには特別な思いがある。同じマウンドで投げられて楽しかった」と感慨にふけり、結果を残せた事もあって明るい表情を見せた。

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July 25, 2007

 桑田がニューヨークでのメッツ戦で1週間ぶりの登板。6−2の4点ビハインドとまたまた負けている場面での4番手としてマウンドに上がった桑田。いきなり先頭のロデューカにレフト前へ痛打されると、グリーンはレフトフライに打ち取るも、続くミレッジに対して「調子は一番いいぐらいだったけど、あの球は抜けてしまった。あれは自分が打者でも打つと思った」と言う真ん中高めに甘く入った失投を叩かれ、レフトスタンドへ痛恨被弾。この後、アンダーソン,レイエスと後続は内野ゴロに仕留めて、1回を2安打2失点。「調子は今までで一番良かったくらい」と語る桑田だが、制球力で勝負する桑田にとって短いイニングでの失投は微塵も許されない事を痛感させられた。シーズン真っ最中だと言うのに開催されたチャリティーゴルフに呼ばれたり、初のオフでPNCパークを遊覧船で巡ったりするなどして、緊張感が緩んでしまった訳でもないだろうが、これで3試合連続の失点。試合後、ニューヨーク在住のPL同窓生約30人から激励を受け、「励みになりますね」と笑顔を見せた桑田。マイナー降格の危機に立たされていると言っても過言ではない状況だけに、何とか気持ちを切り替えて、巻き返しを図って貰いたいものだ。

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July 19, 2007

 桑田がロッキーズ戦で13度目の登板。19日ぶりの連投となる今回は2−5と3点ビハインドで迎えた6回から2番手としてマウンドに上がった。6回はトレアルバ,ベーカーと立て続けに内野ゴロに仕留めて、簡単に二死を取ると、キャロルにはライト前に弾き返されるも、続くフォッグをサードゴロに打ち取り無失点。トップバッターからの打順となる7回には、いきなり先頭のタベラスに死球を食らわせ、無死一塁のピンチ。続くスピルバーグスは送りバントを狙ってきたが、インハイの直球でキャッチャーへの小フライを上げさせると、ホリデーをレフトフライに打ち取り、二死。4番・アトキンズの打席でタベラスに二盗を許すと、カウント1−3から内角に甘めに入ってしまった球をレフト前へのタイムリーとされ、6点目を献上。更に、この後、ヒットと四球で満塁のピンチを迎えたが、べーカーをサードゴロに抑え、何とか追加点は阻止した。エセネオエセ松井は不出場に終わり、2試合連続のPL対決は実現せず。この日は2回を3安打2四死球1失点と2試合連続の失点に桑田は「タベラスは足が速いですから…。100%打者に集中出来なかった」と、反省した。先発左腕のデュークの復帰が今月末に見込まれており、1枚加わる事で誰かが降格となるかもしれない状況。この所、ビハインドの場面での投球が続くなど、首脳陣の信頼感にやや陰りも見えるだけに、そろそろ失敗が許されない正念場を迎えていると言っても過言ではないだろう。

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July 18, 2007

 桑田の後半戦初登板はロッキーズ戦。8−9と1点ビハインドで迎えた6回、3番手としてマウンドに上がった桑田は先頭のタベラスをショートフライに打ち取るも、これをショートが落球する不運に見舞われ、無死二塁のピンチ。ここでPLの後輩であるエセネオエセ松井と初対決。試合前に対面を済ませ「年齢的には下だけど大リーグでは先輩。対戦を楽しみにしている」(桑田),「小さい頃から桑田さんに憧れてPLに入った」(エセネオエセ松井)と語り合っていた二人。フィールディングのいい桑田を相手に、エセネオエセ松井は初球のチェンジアップをいきなりセーフティーバントで揺さぶる小細工をかますが、三塁線に切れるファール。続く2球目のカーブもファールを打たせて、2−0と追い込んだ桑田は3球目を低めの速球でセカンドゴロに打ち取り、先輩後輩対決を制すも、一死三塁となった所で3番・ホリデーにセンターへ犠飛を打ち上げられ、左のヘルトンを迎えた所でお役御免。2/3回を無安打、自責点は0ながら、1失点の内容に桑田は「自分なりの投球は出来た」と納得の表情。エセネオエセ松井との対決に関しては「(打ち取られても)ああやって一塁や二塁のいい所に転がす(進塁打とした)のはいい仕事。3割以上打っているし、いつか(僕からも)打ちますよ」と、後輩にエールを送った。

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July 09, 2007

 桑田がカブス戦で11度目の登板。5試合ぶりのマウンドは1−7と6点ビハインドで迎えた8回と言う敗戦処理的な起用だったが、前回、7失点KOの大炎上となっただけに、信頼を取り戻す為にも大事なマウンドである事は桑田も十二分に承知していた。しかも、三塁塁審にはオープン戦で悪夢の衝突をかましてきた巨漢・ベル審判がいると言う不吉な状況ではあったが、桑田は意に介さず、先頭のセリオと対峙。0−2とボールが先行するも、ここから低めに集める投球で追い込むと、高めでファールを打たせてから、最後はピッチャーゴロに仕留め、まず一死。続いて、「(レオンには)プロ入りして間もない頃に声をかけて貰った事を覚えている。(その息子と対戦出来るとは)感慨深いものがあった」と言う横浜・ヤクルト時代に対戦経験のあるレオン・リーの息子デレク・リーとの対決では1−1からショートゴロに打ち取った。レオンとは力と力の勝負をした桑田だが、息子には技で勝負。してやられたデレク・リーだが「父と戦った人と対戦するなんて素敵だね」と、感激していたと言う。そして、4番・ラミレスも同じくカウント1−1からショートゴロと、全て内野ゴロに抑えての三者凡退と、汚名返上の好投を展開。試合後の会見で「悪い時は誰にでもある。うまく切り替えないといけない。またチームに貢献出来る投球をしていきたい」と語った桑田は「今日はいい投球だった」と興奮気味に何度も繰り返した。冷静な桑田のいつにないテンションの高さは今回の登板がただの敗戦処理ではない事を実感させるものだった。トレーシー監督は「速球を低めに集めていたので、高めのカーブが生きた」と桑田の投球を評価しており、今後も重要な場面を任される事が増えそうだ。

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July 04, 2007

 桑田がブルワーズ戦で10度目の登板。同点で迎えた7回、2番手としてマウンドに上がった桑田はきっちり抑えれば悲願の初白星を手にする可能性も期待出来る状況に緊張した訳でもなかろうが、自慢の制球が定まらず、ボールが高く浮き、先頭のグラファニーノにセンター前へ弾き返されると、ビヤヌエバの犠打の後、ハートに勝ち越しタイムリー二塁打,続くハーディにもタイムリーを浴び、2点を献上。続くブラウンは得意のカーブで三振に斬って取ったものの、阪神時代に対戦のあったセシル・フィルダーの息子プリンス・フィルダーに対しては敬遠を指示され、二死一、二塁。ここからホールの完全に打ち取った当たりがライト前にポトリと落ちるタイムリー二塁打となる不運に見舞われると、またも一塁が空いた為にジェンキンズには敬遠を強いられ、満塁となった所でミラーにはレフトスタンドへ叩き込まれて、KO。日本でも21年間で1度しか経験していない満塁弾を浴び、1度も経験した事のない1イニング7失点と、正に悪夢のマウンドで桑田は初めてスタンドからブーイングを浴びる事となった。結局、この7点が致命的となり、チームは敗戦。桑田は初白星どころか、逆に初黒星を喫する事に…。短いイニングしか投げられないリリーフの宿命か、一度の炎上で防御率も2.53から一気に7.94まで跳ね上がってしまった。「知らないうちにやられてしまったと言う感じ。自分ではボールは走っていたと思うが、何故か甘く甘く入ってしまった。中盤に追いついて、さぁこれからと言う時の出番だったんで、しっかり僕があそこを抑えないといけなかった。(首位との)大事な試合なので勝ちたかった」と反省する事しきりの桑田は試合終了後、ナインが全員引き上げても、一人ベンチから立ち上がる事が出来ずにいたと言う。しかし、トレーシー監督は「彼の役割は変わらない。ここまで非常に信頼出来る働きをしてきた。今日は甘い球が幾つかあり、悪い日だっただけ。こういう事は誰にでもある」と、信頼に揺らぎがない事を強調している。主審の判定が辛かった事もあり、内側へボールを集めなくてはいけなかったのも桑田にとっては逆風だった。キレやスピードだけで勝負出来る力は足りないだけにストライクゾーンが狭められると厳しいのは確かだが、それを抜きにしても、今回の桑田は悪かった。一塁が空く度に敬遠を指示されまくるのも、何だかリズムを狂わされている様な気がする。ともあれ、次回は気持ちを切り替えて、きっちり抑えて欲しいものだ。

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July 01, 2007

桑田070630 桑田がナショナルズ戦で10度目の登板。5点リードで迎えた8回一死一塁の場面で先発・ゴーゼラニーからバトンを受け取った桑田はジマーマンを初球、ピッチャーゴロに打ち取り、素早く二塁へ転送。ショートが一塁へ投げやすくなる様に二塁方向へシュート回転をかけると言う恐るべき送球で見事にゲッツーを完成させ、僅か1球でピンチを脱出。リリーフ陣の負担を軽減すべく、9回も続投となった桑田はリーグ打率3位のヤングをファーストゴロに仕留めると、続くカーンズをレフトフライに打ち取り、二死。チャーチはフルカウントからの際どい球をボールと判定され、歩かせたものの、続くロペスを空振り三振に斬って取り、ゲームセット。ホールドもセーブも、勿論、白星も付かなかったが、初めて勝ちゲームで最後まで投げきった桑田はベンチに引き上げながら、ナインと喜びを分かち合った。
 相変わらず、コーナーワークが冴える桑田。何とかうまい事、白星が転がり込んで来ないものかと、200勝を期待してしまうファンとしては思ってしまう。それにしても併殺を狙いやすい様に回転をかけた送球と言うのは、普段、あまり耳にしないのだが、プロの選手はこういう技を普通に駆使しているものなのだろうか。だとしても、妙に「桑田的」なものを感じてしまうなぁ。桑田がやると、凄ぇ!とか自然に思えてしまうと言うか…。

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June 30, 2007

 昨日に続いて、桑田がマーリンズ戦に登板。2度目の連投となる今回は7回一死から4番手として登場。まず、キャロルに初球を打たせて、ライトフライに仕留めると、続くトレナーも3球揺さぶりをかけた後の4球目にセンターフライに打ち取り、僅か5球で被弾した前日の雪辱を果たした。試合は両軍合わせて27安打の乱打戦の末、マーリンズが勝利。桑田の好投がなかなかチームの白星に繋がらないのは少々気がかりではある。チームもそうだが、何より桑田自身に全く白星がつかない。リリーフでの起用が続く限り、日米通算200勝は苦しいと言わざるをえないだろう。トレーシー監督は「短いイニングの方が、彼の持ち味である緩急が生きてくる筈だ」と、今の桑田の適性をリリーフ要員と見ている様だが、パイレーツの不安定な先発陣を見るに、あながち桑田に先発のチャンスがないとは言いきれない。桑田には長いイニングも行けると言う所をアピールし、是非とも、先発起用のチャンスを掴んで欲しいものだ。

桑田真澄―ピッチャーズバイブル18

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June 29, 2007

 桑田がマーリンズ戦で7度目の登板。5−3と2点リードで迎えた7回、3番手としてマウンドに上がった桑田だが、「どういう意味か分からないですね。僕はレインボーが好きなんです。なぜなら虹の先には幸せがあるって言うでしょ? カーブを投げた先に、抑える幸せがある訳だからね」と、得意のカーブが「スシ・ボール」などと名付けられてしまった事にショックを隠せないのか、昨年の新人王・ラミレスに対して、ボールになってもいいつもりで投げた筈のカーブが真ん中に入ってしまい、レフトスタンドへ運ばれた。しかし、これで気持ちを切る事なく、続くアグラをサードゴロ,カブレラをライトフライに打ち取り、3ホールド目をマーク。デビュー戦以来、6試合ぶりの失点,被弾に「本当に初歩的なミス。何年やってもこういうミスをするんだな」と反省しきりの桑田はトレーシー監督に頭を下げたが、トレーシー監督は「彼らしいね。謝る必要なんかないのに。その後、非常にいい打者に対して、2アウトを取った。スペシャルな事だよ。簡単な事ではなかった」と語り、桑田への信頼感が揺らぐ事はなかった。この日は息子のミドルネームに「クワタ」と名付けた事で有名な元巨人・ガリクソンが家族を引き連れ、観戦。今回は失点してしまったが「こっちも緊張した。2点差のいい打順と言う場面で起用されていると言う事が素晴らしいし、嬉しい」と、かつての盟友の活躍に喜びを表した。

こぼれ落ちた一球―桑田真澄、明日へのダイビング

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June 26, 2007

 桑田がエンゼルス戦で6度目の登板。2−3と1点ビハインドで迎えた7回にマウンドに上がった桑田だが、この日の主審はストライクゾーンが狭い事に定評のあるマルクスとあって、得意のコーナーワークを駆使しきれず、またデビュー戦以来となるデーゲームに苦しんだ。前回のデーゲームは曇天だったが、この日は晴天。「光の関係か、練習の時から高めにしかいかなくて、アジャストするのに時間がかかった」と言う桑田はいきなり先頭のフィギンズを歩かせると、続くカブレラにはセンター前へ弾き返された。ゲレロをサードへのファールフライに打ち取った後、クインランに対しては0−2とボールが先行し、この間に二盗を許して、一塁が空いた為に敬遠を指示され、一死満塁の大ピンチ。しかし、ここからが逆境に強い桑田の真骨頂。敬遠を指示された際に投げた2球のボールに「感覚を取り戻そうと、凄く集中した」と、フォームや制球をアジャストさせた桑田は「コーナーは取ってくれないから、スピードの変化しかない」と、奥行きを使った揺さぶりでケンドリックをあっさり2−0と追い込み、最後はツーシームで空振りの三球三振。続くモラレスも低めに決まるカーブでセカンドゴロに打ち取り、見事にピンチを切り抜けた。続く8回も簡単に二死を取り、お役御免。敬遠のボールすら無駄にしない仕事人ぶりを見せつけ、5試合連続の無失点投球だ。盟友の破戒僧・清原が左膝の検査の為、渡米したばかりだが、桑田の投球に励まされたと言う破戒僧・清原に対して、桑田は「青春時代の楽しい時、辛い時を共に過ごした仲間。僕が頑張ってる限り、彼は大丈夫。苦しんでいると思うが、いい方向に進んでいて貰いたい。とにかくもう一度だけ背に立つ姿を見たい。頑張って欲しい」と熱いエールを送った。ところで、桑田のカーブは虹の様な軌道を描くとして「レインボーボール」→「レインボール」と呼ばれていた筈だが、地元紙ピッツバーグ・ポストガゼットのデジャン・コパセビック記者が「どう見てもあれは普通のカーブじゃない。鈴木一朗が三振した特別な球。名前が必要だ」として、何を血迷ったか「スシ・ボール」などと命名。26日付の紙面で特集記事を組み、これを発表する意向を示したとか…。アメリカ人の日本人に対するこういう発想は何とかならんものか…。寿司とあのカーブの関連性が一体どこにあるのやら…。「レインボール」だと「虹球」ではなく「雨球」じゃないのか?といつもひっかかるので、普通に「レインボーカーブ」とかでいいと思うのだがなぁ…。あるいは「レインボースパークボール」でも可…って、童夢くんか!

桑田真澄―ピッチャーズバイブル18

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June 24, 2007

 96年、右肘のリハビリ中に訪れた思い出の地・アナハイムのエンゼルスタジアムで桑田がメジャー初となる連投。4−0とエンゼルスをリードしていたパイレーツだが、6回、先発・デュークが一発を浴び、なおも、一死一、二塁のピンチを迎えた所で桑田にお呼びがかかった。「まさかここでメジャーの選手として投げられるとは想像もつかなかった」と感激もひとしおの桑田はまずケンドリックをインハイの直球でレフトフライに仕留めると、続くヒレンブランドは得意のカーブで空振り三振に斬って取り、僅か7球でこのピンチを脱出。4戦連続無失点で2個目のホールドをマークした。試合は3番手以降が捕まり、延長の末、サヨナラ負けを喫したが、「1点を取られた後で流れを切りたい所。1点もやれない場面でいい結果を出せた」と自分の仕事をきっちり果たした桑田は満足気。この日の試合前、ミミズ食い男として名を馳せた元ヤクルトのハドラーと再会。エンゼルスの専属解説者を務めているハドラーは「あのカーブがあれば、メジャーでもやっていける。巨人戦は桑田のカーブと斎藤雅のスライダーが苦手で、2人が投げる時はノムさんに『休ませてくれ』とお願いしたくらいだ」とジョークを交えつつ、桑田のカーブにお墨付きを与えた。ハドラーの評価がどれほどアテになるかはともかくとして、この日の桑田の投球に対し、トレーシー監督は「取った2つのアウトは大きかった。(抑えのキャップスの出場停止処分が解けたが)桑田を重要な場面で使っていく事に変わりはない」と大きな信頼を寄せている。

投手・桑田真澄の青春

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June 23, 2007

 桑田が前回に続いて、マリナーズ戦に中継ぎ登板。0−3と3点ビハインドで迎えた6回、2番手としてマウンドに上がった桑田はまずは先頭のベルトレからメジャー初の空振り三振を奪うと、続くセクソンも簡単に2−0と追い込んだ末にショートゴロに打ち取る。ピドロにはショートへの内野安打を許したものの、続きベタンコートは低めに集める丁寧な投球でまたも空振り三振。そして、2イニング目となった7回、前回はお預けとなった鈴木一朗とのメジャー初対決がいよいよ実現。95年のオープン戦以来、実に12年ぶりの対戦だ。「色々駆使しないと打ち取れないですよ。一番いいバッターだから」と鈴木一朗を警戒する桑田は、幸いにも6回を9番で終わらせた事により、7回の攻撃中に捕手のドーミットと配球の打ち合わせを済ませ、ポンポンと小気味良く投げ込んだ。初球は内角高めのボールで体を起こすと、2球目はチェンジアップを対角線上の外角低めに決める。3球目はきわどく内に外れるスライダーで空振りを奪い、2−1と追い込むと、4球目は得意のカーブを外角低めへ。大きく緩急をつけられた鈴木一朗はボールコースに外れるこの球に振らされ、そのバットは空を切った。「(前回は抑えて欲しいと言う気持ちがどこかにあったが)打ち取って頂こうなんて全く思っていない。打つ気満々でいった」と感傷を捨てて勝負に臨んだ鈴木一朗だが、巧みなコーナーワークに翻弄され、ボール球を立て続けに振らされての完敗。「参りました。どのボールにも意図がある。それは感じました。昔の(全盛期の)自分ではない受け入れている。それはなかなか出来る事ではない」と、桑田の投球に脱帽した。桑田はこの後、ロペスを外角低めのスライダーで見逃し三振に斬ってとり、これで3者連続三振。そして、続くイパネスをピッチャーゴロに仕留めて、2回を4三振無失点の好投でお役御免。全26球中21球がストライクと、「ストライク・スローイングマシーン」の異名に恥じない素晴らしい制球力だった。コルボーン投手コーチも「今後、投球機会は増えていくだろう」と桑田の評価は高まる一方で、状況次第では先発登板のチャンスもあるのではないかと囁かれているとの事だ。

こぼれ落ちた一球―桑田真澄、明日へのダイビング

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June 21, 2007

 日を追う毎に評価を上げている桑田が鈴木一朗,J.マッケンジーらを擁するマリナーズ戦でメジャー3度目の登板。敗戦処理的な登板が続いていたが、信頼を高めたおかげで、この日は2点リードで迎えた8回二死一、二塁のピンチと言う重要な場面でのマウンドとなった。前触れもなく、いきなり登板指令を受けながらも、ピンチでの起用に意気に感じた桑田は代打・ブロサードと対峙。ネクストバッターズサークルにいる鈴木一朗から「立っているだけでも重圧を感じる。見えない力で攻撃してるんだな。それで崩れる投手もいるんだな、と考えながら投げていた」とプレッシャーを感じつつも、得意のコーナーワークで揺さぶりをかけると、4球目のツーシームでファーストゴロに仕留め、見事にピンチを脱出。日米通じて初のホールドをマークした。これを間近に見ていた鈴木一朗は「桑田さんがブルペンから走ってきた時、いいもんだなと思いました。僕らは勝つ為にあそこで打たないといけなかったですけど、どこかで抑えて欲しいと言う気持ちがあった。あの場面で丁寧に投げるのは当然でしょうけど、周りにいる人はたくさん学ぶ事があるでしょう」とコメント。自分の仕事にクールに徹する鈴木一朗をして、勝敗を越えた想いを抱かせる桑田のプレーはやはり熱い。トレーシー監督も「キーポイントの場面でいい仕事をしてくれた。制球力には完全に自信を持っているね」と、セットアッパーとしての仕事を果たした桑田に高い評価を下しており、今後も大事な場面での起用が増えそうだ。

桑田真澄―ピッチャーズバイブル18

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June 16, 2007

 悲願のメジャーデビューを果たした桑田がレンジャース戦で3番手として2度目のマウンドに上がった。クローザーとしての起用も噂されながら、この日は0−6での9回と言う敗戦処理ではあったが、「子どもの頃は、勝ってても負けてても出番が来たら嬉しい。『よし、俺の出番だ』と言う気持ちだった」と言う桑田は見事、三者凡退に斬って取る好投を展開。11球中9球がストライクで、2球のボールのうち1つは意図的に外した球と、持ち味の制球力の高さをまざまざと見せつけられたトレーシー監督は「素晴らしい仕事。ピンポイントの制球力だった。ストライク・スローイングマシンだ」と絶賛した。桑田の制球力に対する高評価を見る度に、3球連続ど真ん中へ投げ込む事など地区大会レベルの高校生ですら容易く出来るかの様に描く水島ワールドがいかに非現実的かを思い知らされる。
 桑田は投げるだけでなく、バッティング,フィールディングでも高い評価を受け、若手の生きた手本として敬意を表されていると言う。3AではDH制だった為、バットを握る事はなかったが、昇格後、初のバント練習では巧みなバントを次々に決め、バッティングコーチからは「(バント)チャンピオン」の称号も貰った。巨人時代も世界に君臨するバントの神様・川相を除けば、投手ながらチームで最もバントの上手かった男なのだから、このくらいは当然だろう。桑田の走攻守に渡る総合力の高さ,センスの高さは海を渡っても健在。今後も投げるだけでなく、様々なプレーで魅了して欲しいものだ。

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June 11, 2007

 実質上、巨人に捨てられ、分をわきまえない悪の温床・楽天にまで無体な言われようで突っぱねられ、日本球界に居場所を失った事で、海を渡り、かねてよりの夢に邁進する事となった桑田がついに悲願のメジャー初登板を果たした。39歳2ヶ月でのデビューは勿論、日本人最年長だ。審判3人制と言う人外魔境ルールにより、三塁のバックアップに行ったら、主審に激突すると言う訳の分からない事故に巻き込まれ、開幕メジャーを逃した桑田。しかし、これはメジャーデビューを背番号「18」で飾る為にもたらした神のいたずらだったのか!? しかも、相手はかつての盟友・今夜の松井さん擁するヤンキースときたもんだ…。
 2点ビハインドで迎えた5回裏からリリーフ登板した桑田は持ち味のコーナーワークが冴えて、三者凡退に斬って取る上々の滑り出し。続投となった6回も簡単に二死を取ったが、ここでアブレイユを歩かせ、初の走者を許すと、ロドリゲスには甘く入ったスライダーをライトスタンドに放り込まれ、2失点。そして、ファン待望の今夜の松井さんとの対決は意識し過ぎたのか、ストレートの四球と拍子抜けの結果となったが、続くカノーを打ち取って、ここでお役御免。記念すべき初登板は2回1安打2四球2失点と言う内容に終わった。
 手放しで誉められる内容ではなかったが、ケガをする以前から、とうに限界でメジャーなど無理だと叩かれ、ましてやケガをした際にはこれで選手生命は終わったとまで言われた事を考えれば、僅か2ヶ月でここまで這い上がってきた桑田の逆境パワーには感服するしかない。「85マイルでも成功した投手はいる。コントロールが大事。20年の経験があるし、やるべき事は分かっている」(トレーシー監督),「急な昇格で「なかなか話す機会がなかったが、相手の情報があればもっと良くなる」(コルボーン投手コーチ)と首脳陣も桑田の投球に手応えを感じており、以降も積極的に起用されると見て良さそうだ。今後の桑田の活躍に大いに期待したい。

投手・桑田真澄の青春
オールド・ルーキー 特別版

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March 27, 2007

 基本的に国外亡命組…いわゆる日本人メジャーと呼ばれる面々に対する日本マスコミの対応に非常に不満がある事もあって、彼らに対する報道は無関心に近い淡泊な目で見ているのだが、この男=桑田真澄だけは別だ。茂雄の陰謀に対して、反旗を翻した造反五人衆も昨年、名手・川相が世界一の技術に全く衰えを見せていないにも拘わらず、大いに余力を残しながら、理不尽にも引退に追い込まれた事により、最早、桑田を残すのみとなった。造反五人衆最後の一角と言うよりも、最後の藤田チルドレンと言った方が健全だろうか。あのチーム力でありながら、獲得を拒否すると言う悪の温床・楽天の血迷った方針により、日本での行き場を失い、かねてからの夢であり最後の希望であるメジャーに全てを懸けた桑田。亡命したからと言って…、いや、亡命したからこそ、最も好きな投手であるこの男を応援せずにいられようか。
 その桑田がこの日、ブルージェイズ戦で5度目のオープン戦登板に臨んだ。表面的な数字では桑田を上回る選手が次々とマイナー落ちしていく中、日本での素晴らしい実績と経験に加え、精密な制球,巧みな投球術,華麗な守備が評価されて、ここまで残っていた桑田にとって、開幕メジャー・最後の1枠を懸けたラストチャンスだ。ここまで全て中継ぎ登板の桑田はこの日も7回から2番手としてマウンドへ。まずは三者凡退で抑える好投を見せたが、悪夢は続く8回に起きた。一死から四球を出した桑田は次打者にセンター前へ弾き返される。センターからの好返球で一気に三塁を狙った一塁走者は刺されたものの、この際、素晴らしい動きで三塁のバックアップに走った桑田はあろう事か球審と激突して転倒すると、右足首を捻って、担架で運ばれる事となったのだ。病院でX線検査を受けた結果、骨には異常がないものの、3段階のうち最も重いとされる「グレード3」の捻挫と診断され、開幕メジャーは絶望的…。あのアクシデントがなければ、2回無失点で切り抜けた可能性も十分にあっただけに、何とも悔やまれる激突だった。
 まったく何だってあんな所に「球審」がいるんだよ!と思わずにはいられない。オープン戦と言えども、通常は審判4人制で行われるのだが、よりにもよって、この日は3人制でやっていたと言うのだから、何と不運な事か…。しかも、この審判118kgと無駄に巨漢。約30kgの体格差で桑田は重傷。審判は全くの無傷だったとは皮肉な限り…(天罰か、この後、この審判はファウルチップで骨折する事になるのだが…)。巨人での晩年も桑田は捻挫の所為でいい流れを自ら断ち切ってしまう事が度々あった訳だが、渡米してから、これで早くも2度目の捻挫(靱帯断裂らしい)。これも茂雄の呪いなんじゃないかと思いたくなるツキのなさだ。だが、開幕メジャーがならなかったからと言って全てが終わった訳ではない。シーズン途中でのメジャー昇格を目指して、マイナーで結果を出し続ける事を期待したい。ここで諦める様な桑田では決してない筈だ。きっと這い上がってくる。そう信じたい。その為にも、まずは足を完治させる事に専念して欲しいものだ。もう開幕に合わせて焦る必要はなくなったのだから…。

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