天谷宗一郎大場翔太

April 05, 2008 22:24

◆G1−3T◆
岩田,グライシンガーの投げ合いで両軍無得点の儘、中盤へ突入。迎えた5回、阪神は鳥谷の四球,フォードのヒットで無死一、三塁とこの日初めてのチャンス。ここでジュビロ野口がライトへのファールフライ。1点を争う展開とあって、あえて捕球しない手もあったが、マッスル千代の富士はこれを捕ってしまい、犠飛となって、鳥谷が先制のホームイン。続く6回にはキュラソ星人が2000安打であと2本と迫る3号2ランを叩き込み、3点目。岩田は7回まで僅か2安打の好投。8回に内野ゴロの間に1点を失ったが、9回は守護神・藤川が3人で締め、岩田に2勝目がついた。

岩田が2試合連続の好投。今日は惜しくも完投は逃したが、長いイニングわ投げられる力がある事は見せつけたので、FはともかくJとKには頼らずに済む先発として成長して欲しい所。岩田が良かった…と言っても、4安打しか打てない巨人の貧打ぶりは深刻。クリーンアップと阿部で14タコと中軸は完全に役立たずだった中、坂本が初のマルチ安打。これ程打てなくても代えられない中軸と違い、代えられ易い立場なだけにそろそろマルチが欲しかった所だ。

◆D6−3S◆
増渕,村中と同僚の新人王候補が次々と白星をあげていき、負けてはいられないルーキー・加藤。初回にリグスの一発で2点の援護を貰ったが、2回に森野,谷繁と連続タイムリーを許し、早くも追いつかれてしまう。2−2で迎えた3回、中日は井端が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに今季初アーチを叩き込み、勝ち越しに成功。続く4回には荒木が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに1号2ランを叩き込んで、加藤をKO。更に、5回にはT.ウッズが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに2号ソロをぶち込んで、ダメ押し。先発の小笠原は7回2失点で2勝目。加藤はプロ初黒星となった。

結局、この日も一発が出なければ勝てなかった中日。T.ウッズはともかくとして、昨年二人合わせて僅かに6本のアライバコンビがアベックホーマーと言う異常事態。この二人が揃って一発を狙わなければならない程、川相不在が故の一発依存症は深刻な訳だ。それにしても、同じく大学BIG3の大場が快投を連発しているのとは対照的に加藤は苦しんでるなぁ…。

◆C4−3YB◆
期待の新星・前田健がついにプロ初登板となったが、吉村に被弾するなど5回を5安打3失点で降板。石原の一発で先制した広島だったが、8回以外毎回安打を放ちながら、残塁を量産するばかり。2点ビハインドで迎えた土壇場9回、昨日、マットホワイトにセーブを掠め取られた不機嫌なヒューズに対して、またも石原がタイムリー二塁打を浴びせると、二死後、求道者・前田に起死回生のタイムリーが飛び出し、試合は延長に突入。迎えた10回、広島は天谷がタイムリーを放ち、サヨナラ勝ちを果たした。

期待の前田健のデビュー戦は何とも微妙な内容だったが、味方打線がもう少し効率のいい攻撃をしていれば、白星を献上する事が出来た筈だ。15安打放って13残塁とは…。出ればマルチ安打の求道者・前田は価値ある同点打を含む2安打とまたも活躍。石原はオーバーサイクルの4安打と大爆発。昨年の序盤も倉が狂い咲きしていたが、広島のキャッチャーはこの時期、何かに取り憑かれるのかね?

◆M0−3H◆
一昨年の9月以来、対パ・リーグ16連勝中の成瀬に対して、ソフトバンクは初回、松中のタイムリーで1点を先制。3回の満塁のチャンスは逃したが、5回にはまたも松中が走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、2点を追加。成瀬は8回に自らのエラーでピンチを背負った所でついにKO。一方、ソフトバンク先発のルーキー・大場は1回二死から7連続三振を奪うなど、ロッテ打線相手に三振の山を築き上げ、6回まで内野安打1本に抑える快投を展開。7回二死から連打を浴びたものの、このピンチを切り抜けると、最後まで投げきり、先発全員から16三振を奪っての無四球完投で2勝目。全員三振は史上3人目の快挙。チームは再び首位に返り咲いた。

ついに成瀬の不敗神話崩壊。調子が悪いなりに先発としての仕事は最低限果たしたが、とにもかくにも大場が凄過ぎた。既に、ローテの柱の風格も出てきた感じすらする。打っては松中が全打点の活躍。5番以降がノーヒットに抑え込まれていただけに、実に絶妙のタイミングで当たりを取り戻してくれた。明日はいよいよ和田が復帰。何とか勝ち越して勢いを取り戻したい所だ。

◆Bs7−2F◆
2回に小谷野の二塁打で先制された偽バファローズだが、その裏、期待度が日高以下のカブレラによもやの移籍初アーチが飛び出して、振り出しに。同点の儘、迎えた6回には期待度が日高以下のラロッカが二塁打で出た後、期待度が日高以下のローズによもやの2ランが飛び出して勝ち越しに成功。更に、期待度が日高以下のカブレラの二塁打の後、期待度が日高以下の浜中がタイムリーを放ち、4点目。8回にも3点を加えて、ダメ押し。先発・近藤は2失点完投で2勝目をマークした。

カブレラ,ローズのアベックアーチなど、夢のまた夢…としか思えない状態が続いていた偽バファローズだが、この日はビッグボーイズで2発3打点7得点の活躍。浜中も2安打2打点と不振の中軸がようやく結果を残した格好だ。近藤も落ち着いた投球で好投し、投打が噛み合った。1〜3番までがノーヒットと抑え込まれたのが響いた日本ハムだが、初スタメンとなったルーキー・村田がプロ初打席でヒットを放ったのが好材料だった。

◆L4−2E◆
連勝が止まってしまったものの、勢いは止めたくない楽天は田中投入で必勝体勢。しかし、3回に鉄平のタイムリーで先制して貰った直後、栗山に同点タイムリーを許すと、続く4回には赤田にタイムリー三塁打を浴びて、勝ち越し点を献上。6回には打撃妨害と押し出し四球で2点を失い、今季最短のKO。西武先発・石井一は8回を2失点の好投で開幕3連勝。西武はソフトバンクと並んでの首位タイに浮上した。

田中で連敗で首位陥落…。首位の座が一夜の夢で終わらない為にも、3タテだけは避けたい所だろう。一方、しばらく凋落の道を辿るかと思われた西武が早くも首位奪回。何となく勝ってる感が強いのだが、西武らしいソツのない野球をやっていると言う事だろうか…。で、9回に小野寺−星野と繋いで、最後はよりにもよって大沼を投入すると言う訳の分からない継投が炸裂したのが謎だ。グラマンに何が起きたのかは分からないが、グラマンが使えないのだとしても、あのピンチに大沼だなんて、かなり分の悪い博打だろうに…。成功したけどさ。

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